JP2010051334A - 球誘導装置およびそれを備えた入賞装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技球の流下態様の多様化を図り、転動部材の可動状態により特定入賞口への入賞率を高める球誘導装置を提供しようとする。
【解決手段】遊技球が流下する所定の経路に設けられ、特定の球受入口22へ遊技球を誘導する球誘導装置11であって、前記球誘導装置11は、所定の傾斜角を有し上面を遊技球が転動する転動部36と、該転動部36に揺動軸37により第一位置と第二位置との間で可動自在に設けられ上面を遊技球が転動する転動部材38と、前記転動部材38を可動させるための電動アクチュエータ39と、を備え前記転動部材38を前記電動アクチュエータ39により可動させ、前記転動部材38の第二位置の可動時に前記転動部36とにより前記揺動軸37に沿って遊技球を前記球受入口22に誘導する誘導路45を形成するようにした。
【選択図】 図3
【解決手段】遊技球が流下する所定の経路に設けられ、特定の球受入口22へ遊技球を誘導する球誘導装置11であって、前記球誘導装置11は、所定の傾斜角を有し上面を遊技球が転動する転動部36と、該転動部36に揺動軸37により第一位置と第二位置との間で可動自在に設けられ上面を遊技球が転動する転動部材38と、前記転動部材38を可動させるための電動アクチュエータ39と、を備え前記転動部材38を前記電動アクチュエータ39により可動させ、前記転動部材38の第二位置の可動時に前記転動部36とにより前記揺動軸37に沿って遊技球を前記球受入口22に誘導する誘導路45を形成するようにした。
【選択図】 図3
Description
本発明は、パチンコ機等に設けられる球誘導装置およびそれを備えた入賞装置に関するものである。
従来より、遊技中に大当たりになると特別遊技状態を発生させ、遊技者に多数の賞球を獲得する機会を与えるパチンコ機として、例えば、この大当たり遊技状態を発生させるために、所定の始動ロに入賞すると、可変入賞球装置に設けられた羽根部材が1回もしくは2回開いたときに、その開かれた可変入賞球装置の入球口に遊技球が入球し、かつ、入球した遊技球が内部に配設された特定入賞口(Vゾーンなど)に入賞することを条件として、特別遊技状態を発生させ、遊技者に多数の賞球を獲得する機会を与えるパチンコ機が知られている。このパチンコ機においては、可変入賞球装置内に可動部材を設けて、可変入賞球装置内に入賞した遊技球に対して変化を与え、特定入賞口に入賞し易い状態と入賞し難い状態とを出現させ、遊技の興趣を向上させようとしている(特許文献1参照。)。
また、大当たり遊技状態を発生させる他のパチンコ機として、特定入賞口(始動入賞口)に遊技球が入賞すると、図柄表示装置(液晶表示装置等)に複数種類の図柄が表示され、表示図柄が所定図柄(例えば777)で停止すると大当たりになり特別遊技状態を発生させるパチンコ機が知られている。この種のパチンコ機には、遊技盤の遊技領域を流下する遊技球の流下態様を面白くし、かつ遊技領域に配設された特定入賞口に遊技球を誘導することを目的として図柄表示装置を囲む飾り枠の底部(ステージ部)に遊技球誘導装置が設けられている。この遊技球誘導装置は、ステージ部での遊技球の挙動を多様化するために、複数の球遊動面を遊技盤の表面側に向かって順に低くなるように階段状に配置し、遊技球を複数の球遊動面を遊動させてから遊技領域の下方に流下させるようにしている(特許文献2参照。)。
しかしながら、特許文献1に記載の可変入賞球装置内に設けられる可動部材は、羽根部材の開閉サイクルが開始すると同時に遊技球が特定入賞口に入賞しやすい状態に変化し、遊技球が貯留機構に貯留されてしまうため、遊技球の動きが止まってしまい、遊技者に緊張感を与えることがなく、遊技の興趣を盛り上げることができないという問題がある。
また、特許文献2に記載の球誘導路は、単純に上段の球遊動面から下段の球遊動面に順番に遊技球が流下していくだけであるために、デザインも平凡でマンネリ化し、遊技球の挙動に変化が乏しいという問題がある。また、球受入口への入賞は遊技球の流勢によるもので偶発的であり、その結果、興趣の低下を招いてしまうおそれがあるという問題がある。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、遊技球の流下態様の多様化を図り、転動部材の可動状態により特定入賞口への入賞率を高める球誘導装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1の球誘導装置は、遊技球が流下する所定の経路に設けられ、特定の球受入口へ遊技球を誘導する球誘導装置であって、前記球誘導装置は、上面を遊技球が転動する転動面を有する複数の転動部材を有し、前記転動部材の少なくとも1つを隣接する転動部材の端部に揺動軸により第一位置と第二位置との間で可動自在に設け、該転動部材を電動アクチュエータにより可動させ、前記転動部材の第二位置の可動時に前記揺動軸に沿って遊技球を前記球受入口に誘導する誘導路を形成するようにしたことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、前記電動アクチュエータの回転軸に偏心カムを設けると共に該偏心カムを前記転動部材の下方に配置し、前記電動アクチュエータの駆動により偏心カムを回転させ、該偏心カムとの接触により前記転動部材を第一位置と第二位置との間で可動するようにしたことを特徴とする。
また、請求項3の入賞装置は、枠体に開閉部材により開閉する球入口と、該球入口から受け入れた遊技球が誘導され遊技球が流下するステージと、該ステージの近傍に特定の球受入口とを備えた入賞装置であって、前記ステージに、前記請求項1または2記載の球誘導装置を備えたことを特徴とする。
この発明の球誘導装置によれば、転動部材を電動アクチュエータで可動させることにより、球受入口に誘導する誘導路を形成することができるので、球受入口に入球する確率を高くでき、遊技者に利益状態を提供する可能性を高め、興趣を増大できるとともに商品価値を高めることができる。また、転動部材は、電動アクチュエータの駆動により回転する偏心カムにより可動することで、転動部材の動きが多様化し、遊技者の興趣を増大することができる。
また、この発明の入賞装置によれば、ステージの遊技球の通路上に前記した球誘導装置を備えることにより、前記転動部材が可動して所定条件で誘導路を形成した時、転動面を転動する遊技球が誘導路を流下して、ステージ前方の球受入口に誘導し、球受入口へ入賞する可能性を高めて、遊技者が特別の利益を得る期待感を与え、興趣を増大することができる。
以下に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明に係る球誘導装置を備えた入賞装置が設けられるパチンコ機の正面図、図2は球誘導装置を備えた入賞装置、図3は入賞装置の側断面図、図4は球誘導装置の斜視図、図5はその分解斜視図である。パチンコ機1は、矩形状の機枠2の前面に遊技盤3を備えた中枠4が水平方向へ片開き自在に蝶着され、その前面に遊技盤3が視認できるように窓部5を設けた前枠6が正面左側を枢支して開閉自在に設けられている。前枠6の下部には遊技媒体としての遊技球が貯留される上受皿7が設けられ、その上受皿7の下部には上受皿7の余剰球が貯留される下受皿9が設けられている。また、下受皿9の右側方には遊技球の打力を調整する発射ハンドル10が設けられている。
遊技盤3は、所定の厚みを有する方形状に形成され、ガイドレール8により略円形の遊技領域3aが形成されている。そして、その遊技領域3aの略中央に本発明に係る球誘導装置11を備えた入賞装置12が設けられ、その下方に検知スイッチ13a,14aを備えた第1始動入賞口13および第2始動入賞口14が配設されている。また、入賞装置12の両側には検知スイッチ50aを備えた通過チャッカー50が設けられ、遊技領域3aの最下端には入賞球とならなかった遊技球がアウト球として流出するアウト口15が設けられている。
入賞装置12は、図2および図3に示すように遊技盤3に取り付けるための枠状の取付板16(枠体)を有し、取付板16のほぼ中央部には前面開口の凹室17が形成され、その凹室17の前面左右上下に二対の可動部材18,18A(開閉部材)を対向状に軸着して、それぞれの球入口21を開閉するようにしている。そして、可動部材18,18Aは、取付板16の裏側に設けられたロータリーソレノイド19を作動させることにより反復回転し、可動部材18,18Aの回転時に遊技盤3面を流下する遊技球が捕捉されることで入賞し易くなるように構成されている。また、左右の可動部材18,18A間の凹室17にはLEDが点灯表示される表示器27が遊技者から視認可能な状態に設けられている。なお、凹室17の上部に位置した取付板16の前面には上方から落下する遊技球が凹室17内に入らないようにする球受枠20を設けており、この球受枠20には赤色LEDと緑色LEDの二つの表示用ランプで構成される普通図柄表示器51を設けている。また、凹室17の底部のステージS全体に、本発明に係る球誘導装置11が設けられ、その近傍(ステージSの前部)に可動部材18によって受け入れた遊技球が球誘導装置11により導かれ入賞する特定入賞口22(特定の球受入口)と一般入賞口23とを並設している。特定入賞口22(特定の球受入口)と一般入賞口23には、それぞれ遊技球を検出する検知スイッチ22a,23aが設けられている。また、凹室17内には可動部材18が受け入れた遊技球を凹室17の奥部に導いて球誘導装置21上に落下させる傾斜板24を設けている。そして、傾斜板24の上方に位置して上部の可動部材18で受け入れた入賞球を検知するセンサ25を可動部材18に対応して設けている。また、下部の可動部材18Aに対応して入賞口26が設けられており、入賞口26に設けられる検知センサ(図示せず)の検知により表示器27の表示を変動する始動入賞口の役割をなしている。なお、実施例では可動部材18を左右に設けるようにしたが、表示器27等の大型化により片側のみ設けるようにしてもよい。
可動部材18(18A)は、取付板16に対し直交状に軸支する支軸28を備えた回動本体29と、該回動本体29に揺動自在に設けられる揺動体30とを備え構成している。回動本体29は、支軸28の軸線方向に設けられ揺動体30の上部を軸支する軸部31と、支軸28と同軸上であり軸部31と平行状に所定の間隔を離して揺動体30が所定の一方向にのみ揺動するように揺動体30の他方への揺動を規制する規制部32とを、金属棒を屈曲して前方が閉鎖した側面視略コ字状に形成されている。そして、支軸28の端部に取付けられるギアを介してロータリーソレノイド19に連係されている。揺動体30は所定の厚みを有し遊技球を受け得る板状に形成され、厚み方向に揺動すると共に自重により垂下するように軸部31に軸支する挿通孔33が幅方向に貫通して形成されている。また、揺動体30の下端は規制部32に接触する接触部30aが内方向に下傾の傾斜面状に形成されている。そして、揺動体30は軸部31に揺動自在に軸支され、可動部材18(18A)の常態時(起立時)には接触部30aが回動本体29の規制部32に当接することで回動が規制されるため、図7(ロ)鎖線に示すように軸部31を中心として一方向(入賞装置12の内方向)にのみ揺動可能となる。また、可動部材18(18A)の回転時には、回動本体29の回動に伴い支軸28を中心として傾動する。このとき、揺動体30は、接触部30aが回動本体29の規制部32に当接支持されることで、軸部31を中心として揺動することはなく、入賞装置12の内方側に位置する球受け面で確実に遊技球を受け止めて凹室17内に導くことができる。
球誘導装置11は、図4および図5に示すように上下方向に開放する枠部材35に、上面を所定の傾斜角を有する山形に形成し遊技球が転動する転動部36と、この転動部36の両端部に揺動軸37により第一位置と第二位置との間で可動自在に設けられ上面を遊技球が転動する転動部材38と、転動部材38を可動させるための電動アクチュエータと、を備えている。
転動部36は、端部が特定入賞口22の向かうように傾斜状に形成されており、平面視して前方に向うに従い幅が狭くなる三角形状をしている。山形の転動面は、遊技球が側方に流下しながら前方へ流下するように、中央奥を頂部として前方および側方に傾斜している。そして、揺動軸37が転動部36の端部に沿って端部と所定の間隙を有するように両端を支持して設けられている。
転動部材38は、平面視して後方に向うに従い幅が狭くなる三角形状をしており、転動部材38の端部に凹状の軸受40を一対設けている。そして、転動部36の揺動軸37と転動部材38の軸受40を連係することで、転動部材38が揺動軸37を中心として揺動可能に設けられ、常態では転動部材38の自由端は、軸支側より低い位置であり、転動部36の傾斜面と転動部材38の傾斜面とが略同一面となるように、凹室17の底面形状が全体山形形状となっている。なお、転動部材38の自由端は、軸支側より低い位置で枠部材35に載置支持するようにしてもよい。
電動アクチュエータは、実施例ではステッピングモータ39が使用され、駆動制御基板により駆動が制御されている。そして、ステッピングモータ39は転動部材38に対応してモータ軸41が平行となるように設けられ、そのモータ軸41に筒状接手を介してシャフト43が設けられ、その先端に転動部材38の下面と接触回転するカム部材44が偏心して取付けられている。カム部材44は、短径部と長径部を有する涙形をしている。なお、カム部材44は、短径部と長径部を有する略楕円形若しくは卵形であってもよく、左右のカム部材44を異形のものとすることで揺動周期を異ならせることができ、遊技の興趣を向上させることができる。また、短径部または長径部の長さを異ならせることで揺動範囲を変化させることも可能である。
そして、ステッピングモータ39の駆動によりカム部材44が回転し、カム部材44の接触位置により転動部材38が上下動するようにしている。具体的には、常態である第一位置では転動部材38が短径部と接触した最下位置となり、カム部材44が回転し、長径部がシャフト43の略直上となった第二位置で転動部材38が略最高位置となる。なお、電動アクチュエータはステッピングモータに限定されることなく、駆動制御基板により制御可能なロータリーソレノイドであってもよい。
上記構成の球誘導装置11は、図6(イ)に示すようにステッピングモータ39の停止時には、転動部材38がカム部材44の短径部に支持された最下位置(第一位置)にあり、転動部36の転動面が転動部材38の転動面と同傾斜で略同一面となるようにしている。そして、ステッピングモータ39が駆動すると、カム部材44が回転し、そのカム部材44の回転にともなって、図6(ロ),(ハ)に示すように転動部材38が揺動軸37を支点として揺動し、自由端が軸支側より高くなることで、転動部36と転動部材38とで揺動軸37に沿って遊技球を特定入賞口22に誘導するV字状の誘導路45を形成する。つまり、転動部材38の揺動により球誘導装置11に導かれた遊技球を特定入賞口22に入賞し易い状態と、し難い状態に変更することになる。そして、長径部がシャフト43の略直上となった時点で転動部材38が略最高位置(第二位置)となり、特定入賞口22に入賞する確率の高いものとなる。
なお、ステッピングモータ39は同周期で回転させるようにしてもよいが、左右のステッピングモータ39の回転周期を異ならせることで、図6(ロ)に示すように左右の転動部材38の揺動状態が異なり、特定入賞口22への誘導確率を変化させることができる。つまり、一方のステッピングモータ39をゆっくり回転(例えば1分間に2回転)させることで転動部材38がゆっくり上下動し(図10(イ)の位相変化を表すグラフの説明図に参照)、他方のステッピングモータ39を早く回転(例えば1分間に5〜6回転)させることで転動部材38が早く上下動し(図10(ロ)の位相変化を表すグラフの説明図に参照)、左右の誘導路45の形成タイミングが変化する。したがって、所定のタイミングでのみ左右の転動部材38が同時に第二位置(図6(ハ)参照)となることで、遊技者の興趣を向上させることができる。また、通常はステッピングモータ39が回転して転動部材38が常に揺動しているが、所定の条件によりステッピングモータ39を停止させるようにしてもよく、遊技によって転動部材38を第一位置または第二位置で停止させるかは任意に設定すればよい。例えば、通常はステッピングモータ39を停止させており、第1始動入賞口13または第2始動入賞口14に遊技球が入賞して可動部材18が可動する際にステッピングモータ39を駆動させて、転動部材38を揺動するようにしてもよい。このとき、転動部材38の第一位置または第二位置(カム部材44の短径部または長径部がシャフト43の略直上となった位置)を検出するスイッチ手段を設けることで確実に制御することができる。
次に球誘導装置11およびそれを備えた入賞装置12の動作を、パチンコ機1の作用とともに説明する。発射ハンドル10の操作に基づいて遊技領域3aに発射された遊技球が、第1始動入賞口13または第2始動入賞口14に入賞すると、図7(イ)に示すように入賞装置12の上部可動部材18が入賞口13,14の入賞に応じて1回または2回開閉動作を行う。そして、タイミングよく遊技球が可動部材18に受け入れられると傾斜板24によって凹室17の奥部に導かれ、球誘導装置11の上に落下する。このとき、転動部材38はステッピングモータ39の回転により上下動を繰り返しており、転動部材38が図6(ハ)に示す外方に下傾した状態ではほとんどの遊技球が一般入賞口23に入賞することになる。また、図6(ロ),(ハ)に示すようにタイミングよく転動部材38が上動して転動部36とでV字状の誘導路45が形成されたときに球誘導装置11の上に落下すると、遊技球は誘導路45を特定入賞口22に向かって転動する。そして、特定入賞口22に入賞すると、特別遊技状態を発生させ、可動部材18を所定回数または遊技球がセンサ25で検出されて所定個数(例えば9個)入賞するのを1サイクルとして所定サイクル(例えば15回)繰り返し、遊技者に多数の賞球を獲得する機会を与える。なお、この実施例の入賞装置12は、遊技球が図7(ロ)に示すように可動部材18が起立して球入口21を閉鎖した状態で、遊技球が揺動体30の側面に当ると、揺動体30は軸部31を支点として内方に揺動し、遊技球を凹室17内に受け入れ、球誘導装置11に導くようにしている。このように、入賞口13,14の入賞に関係なく偶発的に球入口21に入賞させて、自力で特別遊技状態を発生させることができる。
また、遊技領域3aに発射された遊技球が、通過チャッカー50を通過し検知スイッチ50aにより検知されると、普通図柄表示器51において普通図柄の変動表示が開始され、赤色LEDと緑色LEDの二つの表示用ランプが交互に点灯・消灯を繰り返し、所定の時間が経過した後、普通図柄の変動表示が停止する。この普通図柄が所定の図柄(例えば赤色LEDの点灯)で停止表示されたときには、下の可動部材18Aが傾動して閉状態から開状態となり、入賞口26に遊技球が入りやすくなる。また、可動部材18Aを開状態とした後、所定の時間が経過すると可動部材18Aを閉状態として、入賞口26に遊技球が入りにくくなる。入賞口26に遊技球が入賞すると表示器27の表示が変動(LEDが点滅)し所定時間経過後変動表示が停止する。そして、その表示態様(点灯状態)が、例えば図9(ハ)に示す縦横斜めのいずれかの1ラインの点灯で2ラウンドの「小当り」、図9(ロ)に示す複数ラインの点灯で7ラウンドの「中当たり」、図9(イ)に示す全点灯の場合は15ラウンドの「大当たり」の特別遊技状態時となり、可動部材18が所定の回数開閉し、遊技者は賞球を獲得することができる。なお、設定ラウンドは任意に変更可能である。また、下の可動部材18Aは、上の可動部材18と同様に起立した閉状態で遊技球が揺動体30の側面に当ると、揺動体30は軸部31を支点として内方に揺動し、遊技球を入賞口26内に受け入れ、球誘導装置11に導くようにしている。なお、特別遊技状態時に可動部材18Aを開閉させるようにしてもよいし、可動部材18と可動部材18Aを同時に開閉させるようにしてもよい。また、表示器27としてLEDの点滅表示としたが、7セグ等のセグメント表示や液晶・有機EL表示としてもよい。さらに、表示器27を複数設けて表示してもよいのはいうまでもない。
図8は球誘導装置11Aを図柄表示装置46(液晶表示装置等)の底部(ステージ部)に設けた実施の形態の一例を示している。この種のパチンコ機は、例えば遊技盤の中央に図柄表示装置(液晶表示装置等)が設けられ、その下方に図柄表示装置の表示図柄を変動させる始動入賞口47(特定の球受入口)が設けられ、表示図柄が所定図柄(例えば777)で停止して大当たりとなり特別遊技状態が発生すると通称アタッカーと言われる大入賞口(図示せず)の扉が開放して一度に複数の遊技球を受け入れようにしている。なお、前記実施の形態と同じ構成には同一符号を付して説明する。この球誘導装置11Aは、図8に示すように前傾斜の三角形状の転動部36の傾斜部前端に揺動軸37を介して転動部材38が揺動自在に設けられている。したがって、転動部材38がステッピングモータ39の駆動により第一位置から第二位置との間で揺動するとき、誘導路45がステージ部の中央前方に向かうように形成される。つまり、誘導路45が始動入賞口47に向かうように形成される(図8参照)。なお、転動部材38を可動させるステッピングモータ39は、転動部36及び転動部材38の下方にモータ軸41が遊技盤3面と平行状となるように背を向けて設けられている。このため、ステッピングモータ39の回転方向が同じでも、図8において左右のカム部材44の回転方向が前後方向に異なるため、カム部材44と転動部材38の接触タイミングも異なり、左右の転動部材38の揺動に変化をもたらすことになる。
この球誘導装置11Aの作用は、遊技球が、図柄表示装置46を囲む飾り枠48の底部(ステージ部)に飛び込み、タイミングよく転動部材38が上動して転動部36とで誘導路45が形成されると、遊技球は誘導路45を始動入賞口47に向かって転動する。このように、図柄表示装置46を囲む飾り枠48の底部(ステージ部)に球誘導装置11Aを設けることで、遊技領域3aでの遊技球の挙動を面白みのあるものとして興趣を高めることができる。また、左右のステッピングモータ39の回転速度を異ならせるようにして、さらに遊技球の挙動を変化あるものとしてもよい。
上記のように、本発明の球誘導装置11,11Aによれば、転動部材38をステッピングモータ39(電動アクチュエータ)で可動させることにより、特定入賞口22(球受入口)に誘導する誘導路45を形成することができるので、遊技機の設置の傾きに関わらず特定入賞口22に入球する確率を高めることができ、遊技者に利益状態を提供する可能性を高め、興趣を増大できるとともに商品価値を高めることができる。また、転動部材38は、ステッピングモータ39の駆動により回転するカム部材(偏心カム)により可動することで、転動部材38の動きが多様化し、遊技者の興趣を増大することができる。
傾斜下端に位置した取付板16側
11,11A 球誘導装置
12 入賞装置
16 取付板(枠体)
18 可動部材(開閉部材)
21 球入口
22 特定入賞口(球受入口)
36 転動部
37 揺動軸
38 転動部材
39 ステッピングモータ(電動アクチュエータ)
44 カム部材(偏心カム)
45 誘導路
47 始動入賞口(球受入口)
S ステージ
11,11A 球誘導装置
12 入賞装置
16 取付板(枠体)
18 可動部材(開閉部材)
21 球入口
22 特定入賞口(球受入口)
36 転動部
37 揺動軸
38 転動部材
39 ステッピングモータ(電動アクチュエータ)
44 カム部材(偏心カム)
45 誘導路
47 始動入賞口(球受入口)
S ステージ
Claims (3)
- 遊技球が流下する所定の経路に設けられ、特定の球受入口へ遊技球を誘導する球誘導装置であって、
前記球誘導装置は、所定の傾斜角を有し上面を遊技球が転動する転動部と、該転動部に揺動軸により第一位置と第二位置との間で可動自在に設けられ上面を遊技球が転動する転動部材と、前記転動部材を可動させるための電動アクチュエータと、を備え
前記転動部材を前記電動アクチュエータにより可動させ、前記転動部材の第二位置の可動時に前記転動部とにより前記揺動軸に沿って遊技球を前記球受入口に誘導する誘導路を形成するようにしたことを特徴とする球誘導装置。 - 前記電動アクチュエータの回転軸に長径部と短径部を備えた偏心カムを設けると共に該偏心カムを前記転動部材の下方に配置し、前記電動アクチュエータの駆動により前記偏心カムを回転させ、該偏心カムとの接触により前記転動部材を第一位置と第二位置との間で可動するようにしたことを特徴とする請求項1記載の球誘導装置。
- 枠体に開閉部材により開閉する球入口と、該球入口から受け入れた遊技球が誘導され遊技球が流下するステージと、該ステージの近傍に特定の球受入口とを備えた入賞装置であって、
前記ステージに、前記請求項1または2記載の球誘導装置を備えたことを特徴とする入賞装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008216051A JP2010051334A (ja) | 2008-08-26 | 2008-08-26 | 球誘導装置およびそれを備えた入賞装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008216051A JP2010051334A (ja) | 2008-08-26 | 2008-08-26 | 球誘導装置およびそれを備えた入賞装置 |
Publications (1)
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ID=42067901
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010051334A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019010448A (ja) * | 2017-06-30 | 2019-01-24 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
-
2008
- 2008-08-26 JP JP2008216051A patent/JP2010051334A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019010448A (ja) * | 2017-06-30 | 2019-01-24 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
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