JP2019213653A - クッション装置及びクッションの表面部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】内部部材を変形させるための機構による内部部材の変形を外部から視認することができるクッション装置を提供する。【解決手段】クッション装置の一例であるマットレス10は、マットレス本体10Aと、マットレス本体を覆う表面部材であるカバー層60と、マットレス本体を変形させるための機構であるエアセル31と、を備え、カバー層は、マットレス本体の変形による伸長に応じて外観が変化するよう構成されている。【選択図】図3
Description
本開示は、クッション装置及びクッションの表面部材に関する。
特許文献1には、マット型のマッサージ機であって、エア袋(エアセル)を有するストレッチマットが開示されている。このストレッチマットは、複数のエアセルの膨張が独立して制御されるエア袋が膨張することによって、ストレッチマットに横たわる使用者の身体の一部を持ち上げる動作を行う。
特許文献1に示されたような従来のマットではエアセルが外部から視認可能な位置に設置されないことがある。たとえば、エアセルの表面がカバーに覆われていたり、エアセルがマットの下部に設置されていたり、マットの内部に設置されていたりすると、エアセルは外部から視認されない。そのため、エアセルの形状の変化(膨張、収縮)がわかりにくい。
ある実施の形態に従うと、クッション装置は、内部部材と、内部部材を覆う表面部材と、内部部材を変形させるための機構と、を備え、表面部材は、内部部材の変形による伸長に応じて外観が変化するよう構成されている。
他の実施の形態に従うと、クッションの表面部材は、変形させるための機構によって変形可能な内部部材を覆う表面部材であって、内部部材の変形による伸長に応じて外観が変化するよう構成されている。
更なる詳細は、後述の実施の形態として説明される。
更なる詳細は、後述の実施の形態として説明される。
[1.クッション装置及びクッションの表面部材の概要]
(1)本実施の形態に含まれるクッション装置は、内部部材と、内部部材を覆う表面部材と、内部部材を変形させるための機構と、を備え、表面部材は、内部部材の変形による伸長に応じて外観が変化するよう構成されている。
クッション装置はクッションを有する装置であって、その形態としては、たとえば、マット型、椅子型、座布団型、枕型、及び、カフ型などがある。マット型のクッション装置は、たとえば、マットレス、介護用ベッド、などである。椅子型のクッション装置は、たとえば、マッサージチェア、椅子、乗り物の座席、などである。カフ型のクッション装置は、たとえば、自動血圧測定装置などである。
内部部材は、たとえば、マットレスに含まれるマットレス本体、椅子型等のクッション装置のクッション、及び、自動血圧測定装置のカフ、などである。実施の形態において、マットレス本体は、たとえば、ウレタン層、樹脂層、及び、エアセル、などを含む。
内部部材を変形させるための機構は、たとえば、自身が変形することで接して配置された内部部材を変形させるものである。実施の形態において、変形させるための機構は、たとえば、エアセル及び樹脂層である。エアセルに替えて、アクチュエータや液体などの流体を充填するセル(流体セル)であってもよい。アクチュエータは、たとえば、モータ駆動アクチュエータ、エアシリンダ又は油圧シリンダなどの流体アクチュエータである。
内部部材を変形させるための機構は、下の4つの形態A〜Dを含む。
形態A)内部部材の下に配置されて内部部材とともに表面部材に覆われ、自身が変形することで内部部材を上に押し上げるもの
形態B)内部部材の上に配置されて内部部材とともに表面部材に覆われ、自身が変形することで内部部材を下に押し下げるとともに表面部材を上に押し上げるもの
形態C)表面部材に覆われた内部部材の内部に配置されて、自身が変形することで内部部材を上下又は左右に変形させるもの
形態D)表面部材に覆われた内部部材の下にあって、表面部材の外部に配置されて、自身が変形することで表面部材を介して内部部材を上に押し上げるもの
形態A)内部部材の下に配置されて内部部材とともに表面部材に覆われ、自身が変形することで内部部材を上に押し上げるもの
形態B)内部部材の上に配置されて内部部材とともに表面部材に覆われ、自身が変形することで内部部材を下に押し下げるとともに表面部材を上に押し上げるもの
形態C)表面部材に覆われた内部部材の内部に配置されて、自身が変形することで内部部材を上下又は左右に変形させるもの
形態D)表面部材に覆われた内部部材の下にあって、表面部材の外部に配置されて、自身が変形することで表面部材を介して内部部材を上に押し上げるもの
内部部材がマットレスに含まれるマットレス本体であり、内部部材を変形させるための機構が上記の形態Aである場合、たとえば、変形させるための機構であるエアセル及び樹脂層は、マットレス本体のうちのエアセル及び樹脂層以外のマットレス素材であるウレタン層を押し上げ、変形させる。
表面部材は、たとえば、上記の内部部材を覆うカバーである。クッション装置の一例であるマットレスは、内部部材であるマットレス本体を表面部材であるカバーで覆ったものである。
内部部材を表面部材で覆うことは、内部部材の全周に表面部材が接することのみならず、少なくとも上面に接することも含む。なお、表面部材は、内部部材の変形に連動して変形する形態で内部部材に接する。表面部材が内部部材を覆うことは、たとえば、上記の形態A〜Dに加えて、下の形態E)を含む。
形態E)表面部材がいわゆるボックス型であって、内部部材の表面、側面、及び、底面の一部を覆い、底面の他の部分を覆わず、内部部材を変形させるための機構が、内部部材の下であって表面部材が覆っていない位置に配置されて、自身が変形することで内部部材を上に押し上げるもの
形態E)表面部材がいわゆるボックス型であって、内部部材の表面、側面、及び、底面の一部を覆い、底面の他の部分を覆わず、内部部材を変形させるための機構が、内部部材の下であって表面部材が覆っていない位置に配置されて、自身が変形することで内部部材を上に押し上げるもの
このような表面部材を用いることによって、内部部材を変形させるための機構による内部部材の変形の有無が視覚的に示されるとともに、変形量や変形した位置及び範囲が視覚的に示される。これにより、展示やデモンストレーション等において、変形量や変形した位置及び範囲をクッション装置と直接接触しなくても認識させることができる。これによって販売促進の効果が期待される。
(2)好ましくは、外観の変化は、色彩の変化、模様の変化、形状の変化、及び、表面部材から到来する光量の変化の少なくとも1つを含む。これにより、変形する機構による内部部材の変形が視覚的に示され、変形が効果的に使用者の身体に伝えられることを視覚的に確認できる。
(3)好ましくは、外観が変化することは、伸長の度合いに応じた変化を含む。これにより、伸長度合い、つまり、内部部材の変形度合を視覚的に確認することができる。内部部材の変形度合は、たとえば、マットレス素材の押し上げ度合である。
(4)好ましくは、表面部材は、上面側の第1層と、下面側の第2層とが積層してなり、第1層は開口を有し、外観の変化は、開口が伸長に応じて変化することで、開口を介して視認される第2層の範囲が変化することを含む。この構成により、マットレスが押し上げられた箇所は表面部材が引っ張られ、第1層は開口が広がる。そのため、開口を介して視認される第2層の範囲が大きくなる。その結果、開口が広がる前の第2層の視認される範囲と開口が広がった後の視認される範囲とが異なり、外観の変化が生じる。
(5)好ましくは、内部部材の表面部材に接する箇所が凹凸に成形されている。内部部材を変形させるための機構によって内部部材が変形すると、凹凸が表面部材に押し付けられ、凹凸の形で表面部材が引っ張られる。これにより、凹凸の形が表面部材の表面に現れ、押し上げられた箇所がより明確に視覚的に示される。
(6)好ましくは、凹凸は、複数の溝を有する。
(7)また、好ましくは、凹凸の凸部は、前記溝の延長方向に直交する断面が三角形状である。これにより、表面部材が引っ張られた箇所にライン状の外観の変化が生じ、意匠性も高めることができる。
(7)また、好ましくは、凹凸の凸部は、前記溝の延長方向に直交する断面が三角形状である。これにより、表面部材が引っ張られた箇所にライン状の外観の変化が生じ、意匠性も高めることができる。
(8)本実施の形態に含まれるクッションの表面部材は(1)〜(7)のいずれか1つに記載のクッション装置に含まれるクッションの表面部材である。そのため、クッションの表面部材は、(1)〜(7)に記載のクッション装置と同様の効果を奏する。
[2.クッション装置及びクッションの表面部材の例]
[第1の実施の形態]
<睡眠装置の構成>
図1は、本実施の形態にかかる睡眠装置100の構成の概略を示す斜視図である。図2は、睡眠装置100の構成の概略を示すブロック図である。なお、鉛直方向(上下方向)をZ方向とし、Z方向に垂直な一方向(左右方向)をX方向とし、Z方向及びX方向に垂直な方向(前後方向)をY方向とする。各方向において+側に向かう向きを+向き、−側に向かう向きを−向きと称する。
[第1の実施の形態]
<睡眠装置の構成>
図1は、本実施の形態にかかる睡眠装置100の構成の概略を示す斜視図である。図2は、睡眠装置100の構成の概略を示すブロック図である。なお、鉛直方向(上下方向)をZ方向とし、Z方向に垂直な一方向(左右方向)をX方向とし、Z方向及びX方向に垂直な方向(前後方向)をY方向とする。各方向において+側に向かう向きを+向き、−側に向かう向きを−向きと称する。
図を参照して、睡眠装置100は、身体支持部であるマットレス10と、睡眠装置100を制御する制御ユニット40と、を含む。図3は、マットレス10の分解斜視図である。マットレス10は、クッション装置の一例である。
マットレス10は、上下面が水平となり、長手方向がY方向と一致するように床面などに設置される。+Z向きの面を上面、その裏面(−Z向きの面)を下面とする。マットレス10は、上面に横臥する使用者Pを支持する。マットレス10は、ウレタン層17と、エアセル31と、ウレタン層17およびエアセル31の支持部材である樹脂層16と、表面部材である生地カバー層60と、を有し、それらが積層されている。マットレス10のうちのウレタン層17、エアセル31、及び、樹脂層16は、マットレス本体10Aである。マットレス本体10Aのうちのウレタン層17は、マットレス10の内部部材である。
マットレス10の内部部材は、クッション材によって構成されている。クッション材は、たとえば、クッション性を有する発泡樹脂である。発泡樹脂は、たとえば、ウレタンフォームであって、ウレタン層17はウレタンフォームからなる。エアセル31及び樹脂層16はマットレス本体10Aに含まれる、マットレス10の内部部材を変形させるための機構の一例であって、ウレタン層17を押し上げるための機構である。
マットレス10は、Y方向に第1マット部11、第2マット部12、及び、第3マット部13の3つ部分が順に並ぶように、X方向に分割されている。マットレス10の上面に足を+Y向き、頭をその反対向き(−Y向き)として使用者Pが横臥したときに、第1マット部11は使用者Pの頭肩を支持し、第2マット部12は胴体を支持し、第3マット部13は足を支持することが想定されている。
第1マット部11と第2マット部12との接合面の下面側には、切り欠き構造の連結部14が形成されている。また、第2マット部12と第3マット部13との接合面の上面側には、同様の連結部15が形成されている。これにより、マットレス10は3つ折りにされることが可能となっている。
第3マット部13は、樹脂層16Fと、ウレタン層17Fと、表面部材である生地カバー層60とが積層されたものである。図3に示されたように、ウレタン層17Fと生地カバー層60との間に、第3マット部13用のカバー層がさらに積層されていてもよい。これは、他のマット部でも同様である。樹脂層16Fとウレタン層17Fとの間に2個のエアセル31C,31Toが配置されている。
第2マット部12は、樹脂層16Bと、ウレタン層17Bと、生地カバー層60とが積層されたものである。樹脂層16Bとウレタン層17Bとの間に4個のエアセル31HiL,31HiR,31L,31Thが配置されている。X方向に並列するエアセル31HiL,31HiRを代表させてエアセル31Hiとも称する。
第1マット部11は、樹脂層16Hと、ウレタン層17Hと、生地カバー層60とが積層されたものである。樹脂層16Hとウレタン層17Hとの間に5個のエアセル31HeL,31HeR,31SL,31SR,31Bが配置されている。X方向に並列するエアセル31HeL,31HeRを代表させてエアセル31He、エアセル31SL,31SRを代表させてエアセル31Sと称する。
各エアセル31は、エアチューブ33及び電磁弁34を介して、外部に配置されたポンプボックス32と連結されている。一例として、第3マット部13のY方向の端部には、コネクタボックス35が設けられている。コネクタボックス35は、ポンプボックス32から伸びるエアチューブ33を接続するための接続口を有し、接続口を介してポンプボックス32から伸びるエアチューブ33をマットレス10内部のエアチューブ33と連結する。ポンプボックス32には図示しないポンプが内蔵されている。ポンプボックス32からコネクタボックス35へは、エアチューブ33に加えて、電磁弁34や制御ユニット40に電力供給するための配電線も接続されている。
図4は、マットレス10におけるエアセル31の配置状態を説明するための図である。図4を参照して、マットレス10の上面に使用者Pが仰向けに横臥したときに、エアセル31HeL,31HeRは使用者Pの頭部の左右に、エアセル31SL,31SRは左右の肩部の下に、エアセル31Bは背中の下に、エアセル31HiL,31HiRは左右の腰部に、エアセル31Lは腰部中央の下に、エアセル31Thは臀部の下に、エアセル31Cは両膝裏の下に、エアセル31Toは両ふくらはぎの下に配置されることが想定されている。
制御ユニット40は、一例として、第3マット部13のY方向の端部に配置されている。制御ユニット40は、図示しないCPU(Central Processing Unit)及びメモリ20を含み、睡眠装置100全体を制御する。メモリ20には、CPUで実行されるプログラムが記憶されているとともに、ストレッチコースにかかるデータが格納されている。ストレッチコースの具体例については後述する。
制御ユニット40は、ポンプボックス32に内蔵されたポンプの駆動及び電磁弁34の開閉を制御する制御部43を有する。制御部43が電磁弁34を開放し、かつ、ポンプを駆動させることで、複数のエアセル31のうちの解放した電磁弁34に接続されているエアセル31が膨張し、ウレタン層17のうちの膨張したエアセル31に重なる部分が押し上げられる。これにより、マットレス10の上面に横臥していた使用者Pの、上記部分に接していた身体の一部が持ち上がる。制御部43がポンプを駆動し続けることでエアセル31の最大の膨張状態を維持することができる。また、制御部43がその後にポンプの駆動を停止し、かつ、電磁弁34を閉鎖することによって上記エアセル31の膨張状態が維持され、その結果、使用者Pの身体の一部が持ち上げられた状態が維持される。
制御部43が、ポンプの駆動を停止した状態で電磁弁34を開放することで、複数のエアセル31のうちの解放した電磁弁34に接続されているエアセル31内の空気が排気され、膨張が収縮する。これにより、ウレタン層17のうちのこのエアセル31に重なる部分であって、押し上げられていた部分が元の位置に戻る。その結果、使用者Pの持ち上げられた身体の一部が元の位置に戻る。
制御ユニット40は、スマートフォン53との間でデータの送受信を可能とする送受信部44を有する。送受信部44は、一例として、スマートフォン53と無線通信を行う。送受信部44とスマートフォン53との通信は有線による通信であってもよい。スマートフォン53は、使用者Pによる制御ユニット40に対する入力操作を受け付ける装置の一例であって、他の例として、リモコン50などであってもよい。リモコン50との通信は、スマートフォン53との通信と同様に、無線通信であってもよいし有線による通信であってもよい。有線による通信の場合、一例として、第1マット部11の−Y方向の端部には、通信ボックス51が設けられている。通信ボックス51は、リモコン50などの外部装置との間で通信ケーブルを接続するための接続口を有し、接続口を介して制御ユニット40との通信を中継する。
<ウレタン層の構造>
図5は、ウレタン層17の一部の概略図であって、水平に置かれたウレタン層17を上方から見下ろした状態で示している。図5を参照して、ウレタン層17は、上面側の第1層17aと下面側の第2層17bとからなる二層構造である。第1層17aはマットレス10の上面に横臥した使用者Pに向く側の層であり、第2層17bはエアセル31に接する側の層である。
図5は、ウレタン層17の一部の概略図であって、水平に置かれたウレタン層17を上方から見下ろした状態で示している。図5を参照して、ウレタン層17は、上面側の第1層17aと下面側の第2層17bとからなる二層構造である。第1層17aはマットレス10の上面に横臥した使用者Pに向く側の層であり、第2層17bはエアセル31に接する側の層である。
第1層17aの上面には凹凸が形成されている。第1層17aの上面に凹凸が形成されていることによって、マットレス10の上面に横臥した使用者Pをエアセル31の膨張によって持ち上げる際に、全面よりも少ない面積で使用者Pに接して持ち上げるようになる。そのため、マットレス表面の平面で持ち上げるよりも使用者Pの体圧がかかる面積が広がり、体圧分散性を高めることができる。その結果、使用者Pの身体への負担を軽減させることができる。
好ましくは、凹凸は、複数本の、Y方向に延びる溝部18Bを含む。隣接する溝部18Bの間は、山部18Aを構成する。すなわち、第1層17aの上面には、山部18A及び溝部18B(ライン)が形成されている。図5に示されるように、山部18AのXZ平面の断面は、とがった三角形状である。
第1層17aと第2層17bとは、それぞれ、ウレタンフォームなどの発泡樹脂によって形成されている。第1層17aと第2層17bとでは、例えば、素材又は密度が異なる。第2層17bの素材は、第1層17aの素材よりも固い。第1層17aを柔らかい素材で成形することで、第1層17aによる使用者Pへのクッション性を確保できる。その一方で、第1層17aの素材が柔らかいと、下にあるエアセル31の膨張によって第1層17aの素材が押しつぶされ、マットレス10の上面に横臥した使用者Pを押し上げるに至らない場合がある。また、第1層17aにラインが形成されている場合、第1層17aの素材が押しつぶされると使用者Pへラインではなく面で接触するため、使用者Pへの圧迫感が大きくなる場合がある。
その点、第1層17aの下方にそれよりも固い素材で成形された第2層17bを設けることで、下にあるエアセル31の膨張によって押し上げられる範囲は第2層17bがない場合よりも広くなる。その結果、エアセル31の膨張によって第1層17aにかかる単位面積当たりの圧力が小さくなり、第1層17aの素材が押しつぶされにくくなる。これにより、エアセル31の挙動を効果的に使用者Pに作用させることができる。また、ウレタン層17を柔らかい素材の第1層17aだけで構成した場合、第1層17aが沈みすぎて、使用者が、底づき感を受けることがある。底づき感は、柔らかい層を介して受ける、床や、樹脂板、押し上げ機構などの接触感である。底づき感は、比較的固い第2層17bを設けることによって、軽減される。
<生地カバーの構造>
生地カバー層60は、位置の変化によって外観が変化する、伸長性を有する布地によって成形されている。好ましくは、位置の変化度合に応じた変化量、外観が変化する、伸長性を有する布地によって成形されている。
生地カバー層60は、位置の変化によって外観が変化する、伸長性を有する布地によって成形されている。好ましくは、位置の変化度合に応じた変化量、外観が変化する、伸長性を有する布地によって成形されている。
位置の変化によって外観が変化する布地は、一例として、特開2009−46794号公報に開示の多層構造生地を応用することができる。図6は、生地カバー層60の構成の一例を説明するための概略図である。図を参照して、生地カバー層60は、開口窓62が設けられた外側の第1層61Aと、第1層61Aと異なる色彩が施された、又は、LED(Light Emitting Diode)や有機EL(Electro Luminescence)などの発光する素材で成形された内側の第2層61Bとの積層構造である。
図中のA部分は、非伸長時の生地カバー層60、つまり、ウレタン層17のエアセル31によって持ち上げられていない箇所を表し、B部分は、伸長時の生地カバー層60、つまり、エアセル31によって持ち上げられている箇所を表している。エアセル31によってウレタン層17が持ち上げられると、持ち上げられていない場合から生地カバー層60が伸長されることによって第1層61Aの開口窓62の範囲が大きくなる。そのため、生地カバー層60の外周側から開口窓62を介して視認される第2層61Bの範囲が大きくなる。
図7は、生地カバー層60の素材の一例を示した写真である。図11の左側は非伸長時の生地の拡大写真を示し、右側が同じ位置の伸長時の拡大写真を示している。図7の生地は、第1層に白色、第2層に水色の色彩が施されており、さらに、第1層に開口窓が設けられている。非伸長時は開口窓の開口が小さいため、第2層の水色が第1層の外側から視認されにくい(図7の左側)。一方、伸長時は開口窓の開口が大きくなるため、第2層の水色が第1層の外側から視認される(図7の右側)。また、図7に示されるように、伸長度合が大きい位置ほど第2層の水色が多く外側から視認されるために濃く見え、伸長度合が小さい位置は水色が薄く見える。
なお、生地カバー層60を形成する布地は上記の多層構造生地に限定されない。他の例として、図8に示されるように、凸部63Aと凹部63Bとで異なる色彩が施された蛇腹形状の布地であってもよい。この場合、非伸長の箇所では隣接する凸部63A間に折りたたまれている凹部63Bが、生地カバー層60が伸長された箇所では広がる。その結果、生地カバー層60外周から視認される凹部63Bに施された色彩は非伸長の箇所よりも多くなる。
さらに他の例として、規則的な色彩や模様、形状が表面に施された布地であってもよい。この場合、生地カバー層60が伸長されることによって、生地カバー層60表面に施された規則的な色彩等が変化し、伸長された箇所が不規則な色彩等になる。また、エアセル31の膨張が収縮してもとに戻ると、生地カバー層60の色彩等が元の色彩等に戻る。
さらに他の例として、開口窓を有した布地であってもよい。この場合、生地カバー層60が伸長されることによって、生地カバー層60に設けられた開口窓の範囲が変化し、開口窓を介して視認されるウレタン層17表面の範囲が大きくなる。この場合、好ましくは、生地カバー層60の開口窓の直下に位置する部材(たとえばウレタン層17)表面に生地カバー層60表面と異なる色彩や模様が施されていたり、LEDなどの発光素材が用いられていたりする。
<制御ユニットによる制御>
制御ユニット40の制御部43は、メモリ20に記憶されているストレッチコースに従ってポンプの駆動及び電磁弁34の開閉を制御する。図9は、メモリ20に記憶されているストレッチコースの具体例について説明するための図であって、ストレッチコースのうちの、「腰ひねり」、「クロスひねり」、及び「上半身起こし」を示した図である。図は、左から右に向かって時間経過を示し、左から順に、時間t1,t2,t3,…とする。なお、図において、ハッチングされたエアセルは膨張していることを示し、ハッチングされていないエアセルは膨張していないことを示している。
制御ユニット40の制御部43は、メモリ20に記憶されているストレッチコースに従ってポンプの駆動及び電磁弁34の開閉を制御する。図9は、メモリ20に記憶されているストレッチコースの具体例について説明するための図であって、ストレッチコースのうちの、「腰ひねり」、「クロスひねり」、及び「上半身起こし」を示した図である。図は、左から右に向かって時間経過を示し、左から順に、時間t1,t2,t3,…とする。なお、図において、ハッチングされたエアセルは膨張していることを示し、ハッチングされていないエアセルは膨張していないことを示している。
図を参照して、「腰ひねり」で制御部43は、時間t1に左右腰及び腰中央の下のエアセル31を膨張させ、時間t2に左腰及び腰中央の下のエアセル31を膨張させ、時間t3に右腰及び腰中央の下のエアセル31を膨張させ、時間t4に左腰及び腰中央の下のエアセル31を膨張させ、時間t5に右腰及び腰中央の下のエアセル31を膨張させる。時間t2〜t5の制御により、使用者Pには、腰部が左右にひねられるストレッチが実行される。なお、時刻t1の制御により、使用者Pは腰部がエアセル31によって持ち上げられた位置に一致するようにマットレス10上面での位置を調整することができる。
図を参照して、「クロスひねり」で制御部43は、時間t1に左右肩及び左右腰の下のエアセル31を膨張させ、時間t2に左肩及び右腰の下のエアセル31を膨張させ、時間t3に右肩及び左腰の下のエアセル31を膨張させ、時間t4に左肩及び右腰の下のエアセル31を膨張させ、時間t5に右肩及び左腰の下のエアセル31を膨張させる。時間t2〜t5の制御により、使用者Pには、腰部と肩部とが互いに逆側に左右にひねられるストレッチが実行される。なお、時刻t1の制御により、使用者Pは左右肩及び左右腰部がエアセル31によって持ち上げられた位置に一致するようにマットレス10上面での位置を調整することができる。
図を参照して、「上半身起こし」で制御部43は、頭部左右、左右肩、及び背中の下のエアセル31を膨張させる。この制御により、使用者Pには、上半身が持ち上げられる向きの力が働く。
<実施の形態の効果>
本実施の形態にかかる睡眠装置100に含まれるマットレス10では、生地カバー層60が位置の変化によって外観が変化する布地によって成形されていることによって、生地カバー層60の外観は図10に示されるように変化する。図10は、生地カバー層60の外観の変化の一例を示した写真である、図10の左側はエアセル31を膨張させていないときの写真を示し、右側がエアセル31を膨張させたときの写真を示している。
本実施の形態にかかる睡眠装置100に含まれるマットレス10では、生地カバー層60が位置の変化によって外観が変化する布地によって成形されていることによって、生地カバー層60の外観は図10に示されるように変化する。図10は、生地カバー層60の外観の変化の一例を示した写真である、図10の左側はエアセル31を膨張させていないときの写真を示し、右側がエアセル31を膨張させたときの写真を示している。
図を参照して、エアセル31を膨張させていないときには第1層17aの上面は平坦であるため、生地カバー層60の外観は一様に同じ外観である(図10の左側)。これに対して、エアセル31が膨張してウレタン層17が押し上げられると生地カバー層60の第1層17aを覆う部分が伸長され、伸長された位置、つまり、エアセル31の膨張によって押し上げられた位置の生地カバー層60の色彩等の外観が変化する(図10の右側)。図10の例では、生地カバー層60の素材の第1層が白色、第2層が灰色に着色されており、伸長された箇所が第2層の灰色を呈している。
このように、第1層17aの変形した箇所の生地カバー層60の色等の外観が変化することによって、マットレス10の変形の有無が視覚的に示されるとともに、変形量や変形した位置及び範囲が視覚的に示される。また、布地が上記したような、位置の変化度合に応じた変化量、外観が変化する布地である場合、さらに、変形度合が視覚的に示される。これにより、展示やデモンストレーション等において、変形量や変形した位置及び範囲をマットレス10に乗らなくても認識させることができる。これによって顧客の販売意欲を高めることができるという効果も期待される。
特に、ウレタン層17の第1層17aに凹凸が形成されている場合、生地カバー層60の位置の変化が大きくなるため、ウレタン層17の変形がより視覚的に示される。さらに、第1層17aに形成される凹凸がラインである場合、生地カバー層60の外観の変化が流線状に現れ、美観が向上する。特に、凸部のXZ平面の断面がとがった三角形状であることによって、生地カバー層60表面の流線状がより鮮明になり、美観がより向上する。
[第2の実施の形態]
クッション装置はマットレスのみに限定されない。他の例として、たとえば、マッサージチェア、椅子、乗り物の座席、介護用ベッド、自動血圧測定装置、などを含む。これら装置の種類に応じて、内部部材及び内部部材を変形させるための機構の配置は第1の実施の形態で示された配置と異なるものであってもよい。
クッション装置はマットレスのみに限定されない。他の例として、たとえば、マッサージチェア、椅子、乗り物の座席、介護用ベッド、自動血圧測定装置、などを含む。これら装置の種類に応じて、内部部材及び内部部材を変形させるための機構の配置は第1の実施の形態で示された配置と異なるものであってもよい。
図11は、内部部材、内部部材を変形させるための機構の配置、及び、表面部材の例を示した図である。第1の実施の形態では、図11の(A)に示されたように、内部部材を変形させるための機構であるエアセル31が内部部材であるウレタン層17の下に配置されてウレタン層17とともに表面部材である生地カバー層60に覆われている(形態A)。この場合、エアセル31が膨張することでウレタン層17を上に押し上げる。しかしながら、クッション装置によっては、上記の形態Aに限定されない。
他の例として、図11の(B)に示されたように、エアセルなどの内部部材を変形させるための機構が内部部材の上に配置されて内部部材とともに表面部材に覆われてもよい(形態B)。この場合、当該機構が変形することで内部部材を下に押し下げるとともに表面部材を上に押し上げる。
また、他の例として、図11の(C)に示されたように、エアセルなどの内部部材を変形させるための機構が表面部材に覆われた内部部材の内部に配置されてもよい(形態C)。この場合、当該機構が変形することで内部部材を上下又は左右に変形させる。
また、他の例として、図11の(D)に示されたように、内部部材が表面部材に覆われ、エアセルなどの内部部材を変形させるための機構が、内部部材の下であって、表面部材の外部に配置されてもよい(形態D)。この場合、当該機構が変形することで表面部材を介して内部部材を上に押し上げる。
なお、表面部材は内部部材を完全に覆うものに限定されず、その変形に連動して変形すれば、少なくとも表面を覆う部材であってもよい。一例として、図11の(E)に示されたように、表面部材は、内部部材の表面、側面、及び、底面の一部を覆い、底面の他の部分を覆わない、いわゆるボックス型であってもよい。エアセルなどの内部部材を変形させるための機構は、内部部材の下であって、表面部材が覆っていない位置に配置されてもよい(形態E)。この場合、当該機構が変形することで内部部材を上に押し上げる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
10 :マットレス
10A :マットレス本体
11 :第1マット部
11L :マット部
11R :マット部
12 :第2マット部
12L :マット部
12R :マット部
13 :第3マット部
13L :マット部
13R :マット部
14 :連結部
15 :連結部
16 :樹脂層
16B :樹脂層
16F :樹脂層
16H :樹脂層
17 :ウレタン層
17B :ウレタン層
17F :ウレタン層
17H :ウレタン層
17a :第1層
17b :第2層
20 :メモリ
31 :エアセル
31B :エアセル
31C :エアセル
31He :エアセル
31HeL :エアセル
31HeR :エアセル
31Hi :エアセル
31HiL :エアセル
31HiR :エアセル
31L :エアセル
31R :エアセル
31S :エアセル
31SL :エアセル
31SR :エアセル
31Th :エアセル
31To :エアセル
32 :ポンプボックス
33 :エアチューブ
34 :電磁弁
35 :コネクタボックス
40 :制御ユニット
43 :制御部
44 :送受信部
50 :リモコン
51 :通信ボックス
53 :スマートフォン
60 :生地カバー層
61A :第1層
61B :第2層
62 :開口窓
63A :凸部
63B :凹部
100 :睡眠装置
P :使用者
10A :マットレス本体
11 :第1マット部
11L :マット部
11R :マット部
12 :第2マット部
12L :マット部
12R :マット部
13 :第3マット部
13L :マット部
13R :マット部
14 :連結部
15 :連結部
16 :樹脂層
16B :樹脂層
16F :樹脂層
16H :樹脂層
17 :ウレタン層
17B :ウレタン層
17F :ウレタン層
17H :ウレタン層
17a :第1層
17b :第2層
20 :メモリ
31 :エアセル
31B :エアセル
31C :エアセル
31He :エアセル
31HeL :エアセル
31HeR :エアセル
31Hi :エアセル
31HiL :エアセル
31HiR :エアセル
31L :エアセル
31R :エアセル
31S :エアセル
31SL :エアセル
31SR :エアセル
31Th :エアセル
31To :エアセル
32 :ポンプボックス
33 :エアチューブ
34 :電磁弁
35 :コネクタボックス
40 :制御ユニット
43 :制御部
44 :送受信部
50 :リモコン
51 :通信ボックス
53 :スマートフォン
60 :生地カバー層
61A :第1層
61B :第2層
62 :開口窓
63A :凸部
63B :凹部
100 :睡眠装置
P :使用者
Claims (8)
- 内部部材と、
前記内部部材を覆う表面部材と、
前記内部部材を変形させるための機構と、を備え、
前記表面部材は、前記内部部材の変形による伸長に応じて外観が変化するよう構成されている
クッション装置。 - 前記外観の変化は、色彩の変化、模様の変化、形状の変化、及び、表面部材から到来する光量の変化の少なくとも1つを含む
請求項1に記載のクッション装置。 - 前記外観が変化することは、前記伸長の度合いに応じた変化を含む
請求項1または請求項2に記載のクッション装置。 - 前記表面部材は、前記上面側の第1層と、前記下面側の第2層とが積層してなり、
前記第1層は開口を有し、
前記外観の変化は、前記開口が前記伸長に応じて変化することで、前記開口を介して視認される前記第2層の範囲が変化することを含む
請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のクッション装置。 - 前記内部部材の前記表面部材に接する箇所が凹凸に成形されている
請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のクッション装置。 - 前記凹凸は、複数の溝を有する
請求項5に記載のクッション装置。 - 前記凹凸の凸部は、前記溝の延長方向に直交する断面が三角形状である
請求項6に記載のクッション装置。 - 変形させるための機構によって変形可能な内部部材を覆う表面部材であって、
前記内部部材の変形による伸長に応じて外観が変化するよう構成されている
クッションの表面部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018111740A JP2019213653A (ja) | 2018-06-12 | 2018-06-12 | クッション装置及びクッションの表面部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018111740A JP2019213653A (ja) | 2018-06-12 | 2018-06-12 | クッション装置及びクッションの表面部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019213653A true JP2019213653A (ja) | 2019-12-19 |
Family
ID=68918955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018111740A Pending JP2019213653A (ja) | 2018-06-12 | 2018-06-12 | クッション装置及びクッションの表面部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019213653A (ja) |
-
2018
- 2018-06-12 JP JP2018111740A patent/JP2019213653A/ja active Pending
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A521 | Written amendment |
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A521 | Written amendment |
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