JP2019213027A - リピータ装置 - Google Patents

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洋平 関谷
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Yoshiji Kako
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安弘 小谷
Yasuhiro Kotani
安弘 小谷
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Abstract

【課題】フレーム長が可変の通信信号であっても対応可能なリピータ装置を提供する。【解決手段】所定の電圧が重畳された通信信号が伝送線路を介して複数の装置間で伝送される通信ネットワークにおいて、前記通信信号を中継するリピータ装置3は、通信信号を入出力するためのポート7a,7bと、受送信部9と、ポート7a,8b毎に設けられた検知部15a,15bと、を備える。受送信部9は、ポート7a,7bの何れかから入力された通信信号を受信して他のポートから送信することが可能に構成されている。検知部15a,15bの各々は、当該検知部に対応するポート(以下、対応ポート)に前記電圧が入力されたことを検知し、該電圧の検知結果に基づいて、対応ポートに入力される通信信号の1フレームの間、受送信部9に、対応ポートから入力される通信信号を他のポートから送信させると共に、他のポートに対応する検知部の動作を停止させる。【選択図】図3

Description

本開示は、通信ネットワークにおいて中継装置として用いられるリピータ装置に関する。
例えば特許文献1に記載されたリピータ装置では、2つの入出力端の一方に信号が到達すると、その入出力端への信号を受信するラインレシーバが、モノマルチの入力をトリガする。モノマルチは、トリガされると、出力を予め決められた一定時間だけハイにする。そして、このモノマルチの出力がハイになる一定時間の間は、上記ラインレシーバにより受信された信号を他方の入出力端に出力するラインドライバがイネーブル状態(即ち、動作状態)となり、他方の入出力端の信号を上記一方の入出力端に出力するためのラインドライバはディセーブル状態(即ち、非動作状態)になる。このような動作により、当該リピータ装置内で通信信号がループしてしまうことを回避し、双方向性を実現している。
特開2005−12292号公報
発明者の詳細な検討の結果、下記の課題が見出された。
特許文献1のリピータ装置では、通信信号のフレーム長が一定でれば対応可能であるが、例えば、イーサネットのように、フレーム長が可変である場合には、正常に機能することができなくなる。イーサネットは登録商標である。例えば、上記一定時間が、フレーム長より短い場合には、受信した通信信号(即ち、フレーム)がリピータ装置内でループしてしまうことを確実に防止することができない。また、上記一定時間がフレーム長より長い場合には、上記他方の入出力端から上記一方の入出力端への通信信号の中継が実施されない待ち時間が、不要に長くなるため、通信システムにおける通信速度の低下を招いてしまう。
そこで、本開示の1つの局面は、フレーム長が可変の通信信号であっても対応可能なリピータ装置を提供することにある。
本開示の1つの態様によるリピータ装置は、所定の電圧が重畳された通信信号が伝送線路を介して複数の装置間で伝送される通信ネットワークにおいて、通信信号を中継する。そして、このリピータ装置は、通信信号を入出力するための複数のポート(7a,7b)と、受送信部(9,9G1,9G2)と、複数のポート毎に設けられた検知部(15a,15b,15aG1,15bG1,15aG2,15bG2)と、を備える。
受送信部は、複数のポートの何れかから入力された通信信号を受信して、当該通信信号を、当該通信信号が入力されたポート以外のポートである他のポートから送信することが可能に構成されている。
複数のポート毎の各検知部は、当該検知部に対応するポート(以下、対応ポート)に、前記電圧が入力されたことを検知し、該電圧の検知結果に基づいて、対応ポートに入力される通信信号の開始から終了までの間である1フレームの間、受送信部に、対応ポートから入力される通信信号を他のポートから送信させると共に、他のポートに対応する他の検知部の動作を停止させる。他の検知部の動作が停止されることにより、入力された通信信号が当該リピータ装置内でループしてしまうこと、即ち、通信信号が入力されたポート以外の他のポートから、通信信号が入力されたポートへ、通信信号が戻ってしまうこと、が回避される。
このような構成のリピータ装置によれば、フレーム長が可変の通信信号であっても対応可能となる。つまり、通信信号のループを回避しつつ通信信号を中継する時間は、入力される通信信号のフレーム長によって変わる。このため、フレーム長が可変の通信信号であっても、当該リピータ装置内でループしてしまうことを回避することができ、また、通信信号の中継がされない待ち時間が不要に長くなってしまうことも回避することができる。
尚、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
第1実施形態の車載通信システムの構成を示すブロック図である。 第1実施形態の通信信号及び電圧の重畳を説明する説明図である。 第1実施形態のリピータ装置及び電子制御装置の構成を表す構成図である。 第1実施形態のリピータ装置の動作を説明するためのフローチャートである。 第1実施形態のリピータ装置の動作を表すタイムチャートである。 第1の変形例を説明する説明図である。 第2の変形例を説明する説明図である。 第3の変形例を説明する説明図である。 第4の変形例を説明する説明図である。 第2実施形態のリピータ装置の構成を表す構成図である。 第3実施形態のリピータ装置の構成を表す構成図である。 第4実施形態のリピータ装置の構成を表す構成図である。 第5実施形態のリピータ装置の構成を表す構成図である。 第5実施形態のバンドパスフィルタを説明する説明図である。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.全体構成]
図1に示す第1実施形態の通信システム1は、例えば、車両に搭載される通信システムであり、複数の電子制御装置(以下、ECU)2と、中継装置として機能する複数のリピータ装置(以下、リピータ)3と、複数の伝送線路4と、を備える。ECUは、「Electronic Control Unit」の略である。
各ECU2は、車両の各部に配置されており、通信システム1におけるノードとして機能する。つまり、ECU2は、他のECU2に向けたデータを送信すると共に、他のECU2から送信されたデータを受信する。
各ECU2は、リピータ3の何れかに、伝送線路4の何れかを介して接続される。また、各リピータ3同士は、伝送線路4の何れかを介して相互に接続されている。各ECU2は、伝送線路4の何れか及びリピータ3の何れかを介して、他のECU2と相互にデータの送受信を行うことができる。
リピータ3は、伝送線路4間でのデータの中継を行う装置である。リピータは、図1における点線矢印で示すように、当該リピータ3に接続された伝送線路4の何れかから入力された通信信号を、当該リピータ3に接続された他の全ての伝送線路4へ送信する。
[1−2.ECUの構成]
ECU2は、マイクロコンピュータを中心に構成されている。マイクロコンピュータは、CPUと、例えば、ROM又はRAM等の半導体メモリ(以下、メモリ)と、を備える。メモリには、CPUにより実行されるプログラムが格納されている。
ECU2は、他のECU2との間で伝送線路4を介し送受信されるデータを適宜利用して複数種類の各処理を行う。ECU2の処理動作は、上記CPUが上記メモリ内のプログラムを実行することで実現される。
また、ECU2では、伝送線路4へ通信信号を送信する際に、マイクロコンピュータから出力される送信データが所定のプロトコルに従って符号化される。
例えば、送信データが符号化されて生成される通信信号(以下、基本信号)は、図2における上段に示すように、ビット0に対応するローレベルが0Vで、ビット1に対応するハイレベルが1Vの信号である。0Vは、通信信号がない場合の基準電圧でもある。尚、ビット0とは、論理値が0のビットであり、ビット1とは、論理値が1のビットである。
そして、ECU2は、図3に示すように、重畳部5を備える。重畳部5は、基本信号に所定の電圧を重畳する回路である。尚、図3では、後述するように、ECU2の符号として「2a」又は「2b」が付されている。
本実施形態において、重畳部5は、図2における下段に示すように、直流電圧である所定のシフト電圧(例えば、2V)を基本信号に重畳する。重畳部5によるシフト電圧の重畳は、基本信号(即ち、通信信号)の1フレームにわたって実施される。そして、ECU2から伝送線路4へは、シフト電圧が重畳された基本信号が、通信信号として送信される。このため、伝送線路4に通信信号が送信されていない場合には、伝送線路4の電圧は基準電圧としての0Vになるが、伝送線路4に通信信号が送信されると、伝送線路4の電圧はシフト電圧以上になる。本実施形態において、シフト電圧は、基本信号を全体的に引き上げる(即ち、プルアップする)電圧であるため、プルアップ電圧と言うことができる。
[1−3.リピータの構成]
リピータ3は、通信信号を入出力(即ち、受送信)するためのポートを、複数備える。各ポートには、ECU2又は他のリピータ3に至る伝送線路4が接続される。そして、リピータ3は、複数のポートの何れかから入力された通信信号を、他の全てのポートから送信する。
以下では、説明を簡略化するため、図3に示すように、リピータ3のポートは、ポート7aとポート7bとの、2つであるとして説明する。また、符号中に「a」が含まれるものは、ポート7aに対応するものであることを示し、符号中に「b」が含まれるものは、ポート7bに対応するものであることを示す。例えば、図3において、伝送線路4aは、ポート7aに接続された伝送線路4であり、伝送線路4bは、ポート7bに接続された伝送線路4である。そして、ECU2aは、伝送線路4aのポート7a側とは反対側の先に接続されたECU2であり、ECU2bは、伝送線路4bのポート7b側とは反対側の先に接続されたECU2である。
図3に示すように、リピータ3は、受送信部9を備える。受送信部9は、ポート7a,7bの何れかから入力された通信信号を受信して、当該通信信号を、当該通信信号が入力されたポート以外のポート(即ち、他のポート)から送信することが可能な回路である。
受送信部9は、ポート7aに対応して設けられた受信部11a、受信スイッチ12a及び送信スイッチ13aと、ポート7bに対応して設けられた受信部11b、受信スイッチ12b及び送信スイッチ13bと、ポート7a,7bに共通の送信部14と、を備える。
受信スイッチ12aがオフしている場合は、ポート7aと受信部11aの入力側とが切断される。受信スイッチ12aがオンすると、ポート7aと受信部11aの入力側とが接続されて、ポート7aの信号が受信部11aに入力される。このため、受信部11aは、受信スイッチ12aがオンしている間、ポート7aの信号を受信して、該受信した信号を出力する。
同様に、受信スイッチ12bがオフしている場合は、ポート7bと受信部11bの入力側とが切断される。受信スイッチ12bがオンすると、ポート7bと受信部11bの入力側とが接続されて、ポート7aの信号が受信部11aに入力される。このため、受信部11bは、受信スイッチ12bがオンしている間、ポート7bの信号を受信して、該受信した信号を出力する。
受信部11aの出力側と、受信部11bの出力側は、送信部14の入力側に共通接続されている。このため、送信部14は、受信部11a又は受信部11bからの信号を出力する。
送信スイッチ13a,13bの全てがオフしている場合、送信部14の出力側は、ポート7a,7bの何れにも接続されない。一方、送信スイッチ13aがオンすると、送信部14の出力側はポート7aに接続される。また、送信スイッチ13bがオンすると、送信部14の出力側はポート7bに接続される。
このため、受信スイッチ12a,12b及び送信スイッチ13a,13bのうち、受信スイッチ12aと送信スイッチ13bがオンすることで、ポート7aの信号が、受信部11a及び送信部14を経由して、ポート7bから送信される。
逆に、受信スイッチ12a,12b及び送信スイッチ13a,13bのうち、受信スイッチ12bと送信スイッチ13aがオンすることで、ポート7bの信号が、受信部11b及び送信部14を経由して、ポート7aから送信される。
受信スイッチ12a,12bと送信スイッチ13a,13bのオンとオフが、このように切り替えられることにより、リピータ3の外部からポート7a,7bの何れかに到来した信号が当該リピータ3内でループしてしまうこと、が回避される。つまり、伝送線路4aを介してポート7aに到来した信号がリピータ3内でポート7bからポート7aに戻ってしまうこと、あるいは、伝送線路4bを介してポート7bに到来した信号がリピータ3内でポート7aからポート7bに戻ってしまうこと、が回避される。
更に、リピータ3は、ポート7aに対応して設けられた検知部15a及び検知スイッチ16aと、ポート7bに対応して設けられた検知部15b及び検知スイッチ16bと、を備える。
検知スイッチ16aがオンしている場合に、ポート7aと検知部15aとが接続される。そして、検知部15aは、ポート7aの電圧を監視して、ポート7aに前述のシフト電圧が入力されたことを検知すると、このシフト電圧を検知している間、当該検知部15aの出力である検知信号Daを、アクティブレベルとしてのハイにする。尚、アクティブレベルはローであっても良い。
検知部15aは、例えば、オン状態の検知スイッチ16aを介して入力されるポート7aの電圧と、所定の閾値電圧とを比較する比較器を備える。閾値電圧は、基準電圧(即ち、0V)より高く、且つ、通信信号における2通りの電圧のうち低い方の電圧(即ち、2V)よりは低い電圧(例えば、1.5V)に設定されて良い。そして、検知部15aは、ポート7aの電圧が閾値電圧よりも高い場合に、ポート7aにシフト電圧が入力されたとして、即ち、通信信号が入力されたとして、検知信号Daをハイにする。このため、検知信号Daは、ポート7aに入力される通信信号の開始から終了まで(即ち、1フレーム)の間、ハイになる。
また、検知スイッチ16aがオフしている場合には、ポート7aと検知部15aとが切断されて、ポート7aの電圧が検知部15aに入力されないため、検知部15aはシフト電圧を検知しなくなる。つまり、検知部15aは動作しなくなり、検知信号Daはロー(即ち、非アクティブレベル)のままとなる。
ポート7bに対して設けられた検知部15b及び検知スイッチ16bも、検知部15a及び検知スイッチ16aと同様のものである。
つまり、検知スイッチ16bがオンしている場合に、検知部15bは、ポート7bの電圧を監視して、ポート7bにシフト電圧が入力されたことを検知すると、このシフト電圧を検知している間、当該検知部15bの出力である検知信号Dbをハイにする。このため、検知信号Dbは、ポート7bに入力される通信信号の1フレームの間、ハイになる。また、検知スイッチ16bがオフしている場合には、検知部15bは動作せず、検知信号Dbはローのままとなる。
一方、リピータ3では、通常は、受信スイッチ12a,12bと送信スイッチ13a,13bがオフとなり、検知スイッチ16a,16bがオンとなる。ここで言う通常とは、検知部15a,15bからの検知信号Da,Dbが全てローの場合のことである。つまり、受信スイッチ12a,12bと送信スイッチ13a,13bは、ノーマルオフのスイッチであり、検知スイッチ16a,16bは、ノーマルオンのスイッチである。
そして、ポート7aに対応する検知部15aからの検知信号Daがハイになると、受信スイッチ12aがオンすると共に、ポート7a以外の全てのポートに対応する検知スイッチ(即ち、検知スイッチ16b)がオフする。更に、ポート7a以外の全てのポートに対応する送信スイッチ(即ち、送信スイッチ13b)がオンする。この場合、受送信部9は、ポート7aに入力される通信信号を受信して他の全てのポート(即ち、ポート7b)から送信する形態となる。
また、ポート7bに対応する検知部15bからの検知信号Dbがハイになると、受信スイッチ12bがオンすると共に、ポート7b以外の全てのポートに対応する検知スイッチ(即ち、検知スイッチ16a)がオフする。更に、ポート7b以外の全てのポートに対応する送信スイッチ(即ち、送信スイッチ13a)がオンする。この場合、受送信部9は、ポート7bに入力される通信信号を受信して他の全てのポート(即ち、ポート7a)から送信する形態となる。
[1−4.リピータの動作]
リピータ3の動作を、図4を用い説明する。
リピータ3では、ポート7a,7bの何れかに通信信号が到来すると、S110に示すように、検知部15a,15bのうち、通信信号が到来したポート(以下、信号到来ポート)に対応する検知部により、シフト電圧が検知される。言い換えると、ポートにシフト電圧が入力されたことが、検知される。
以下では、信号到来ポートがポート7aであり、そのポート7aに対応する検知部15aがシフト電圧を検知した場合を、例に挙げて説明する。
シフト電圧を検知した検知部15aは、シフト電圧を検知している間、検知信号Daをハイにする。
すると、S120に示すように、受信スイッチ12a,12bのうち、信号到来ポートに対応する受信スイッチ、即ち、この例では受信スイッチ12aがオンする。そして、S130に示すように、検知スイッチ16a,16bのうち、非信号到来ポートに対応する全ての検知スイッチ、即ち、この例では検知スイッチ16bがオフする。非信号到来ポートとは、信号到来ポートではないポートのことである。更に、S140に示すように、送信スイッチ13a,13bのうち、非信号到来ポートに対応する全ての送信スイッチ、即ち、この例では送信スイッチ13bがオンする。
受信スイッチ12aがオンし、送信スイッチ13bがオンすることで、S150に示すように、受送信部9は、伝送線路4aからポート7aに入力される通信信号を他のポート7bから送信することとなる。この場合、ポート7aへの通信信号がポート7bに現れるが、検知スイッチ16bがオフされることにより、検知部15bは動作せず、検知部15bからの検知信号Dbはローのままとなる。よって、ポート7aに到来した通信信号がリピータ3内でポート7bからポート7aに戻ってしまうループが回避される。また、ポート7aからポート7bへの中継動作中に、ポート7bからポート7aへの中継動作がされてしまうことが回避される。
尚、S120に示される受信スイッチ12aのオンと、S130に示される検知スイッチ16bのオフは、同時に実施されて良く、S140に示される送信スイッチ13bのオンは、ポート7aに到来した通信信号が送信部14から出力され始めるタイミングで実施されて良い。
その後、ポート7aへの通信信号が終了すると、即ち、通信信号の1フレームが終了すると、S160のYESの場合として示すように、検知部15aがシフト電圧を検知しなくなり、検知信号Daがローになる。
すると、S170に示すように、リピータ3は、元の状態に戻る。元の状態とは、前述した通常の状態であって、受信スイッチ12a,12bと送信スイッチ13a,13bがオフで、検知スイッチ16a,16bがオンである状態である。
図4を用いて説明したリピータ3の動作をタイムチャートで表すと、図5のようになる。
図5に示すように、ポート7a,7bのうち、例えばポート7aに通信信号が到来した場合には、ポート7aに対応する検知部15aがシフト電圧を検知し、このシフト電圧を検知している間、即ち、通信信号の1フレームの間、検知信号Daをハイにする。このため、受送信部9が、ポート7aから入力される通信信号をポート7bから送信する。つまり、ポート7aからポート7bへの中継が行われる。
また、検知信号Daがハイになることで、検知部15a以外の検知部、即ち検知部15bの動作が禁止され、検知部15bからの検知信号Dbはローのままとなる。よって、前述したように、ポート7aへの通信信号がリピータ3内でループしてしまうことと、ポート7aからポート7bへの中継動作中に、ポート7bからポート7aへの中継動作がされてしまうことが、回避される。つまり、ポート7a,7b間の半二重での双方向性が確保される。
[1−5.効果]
以上詳述した第1実施形態のリピータ3によれば、以下の効果を奏する。
(1a)リピータ3において、各検知部15a,15bは、当該検知部に対応するポート(以下、対応ポート)に、シフト電圧が入力されたことを検知する。そして、各検知部15a,15bは、シフト電圧の検知結果に基づいて、対応ポートに入力される通信信号の1フレームの間、検知信号Da,Dbをハイにすることにより、受送信部9に、対応ポートから入力される通信信号を他のポートから送信させると共に、他のポートに対応する他の検知部の動作を停止させる。他の検知部の動作が停止されることで、当該リピータ3内での通信信号のループが回避される。
このようなリピータ3によれば、フレーム長が可変の通信信号であっても対応可能となる。つまり、通信信号のループを回避しつつ通信信号を中継する時間は、入力される通信信号のフレーム長によって変わる。このため、フレーム長が可変の通信信号であっても、当該リピータ3内でループしてしまうことを回避することができ、また、通信信号の中継がされない待ち時間が不要に長くなってしまうことも回避することができる。
よって、リピータ3は、例えば、イーサネットのように、フレーム長がフレーム毎に異なる可能性がある通信規格の通信システムにおいても、使用することができる。つまり、双方向性を維持しながら通信信号の中継が可能となる。
(1b)通信信号の開始から終了、即ち1フレームを、基本信号に重畳された電圧(即ち、シフト電圧)の有無によって検知する構成であるため、例えばマイクロコンピュータを用いることなく、通信信号の中継が可能となる。
(1c)検知部15a,15bは、シフト電圧を検知し続けている期間を、通信信号の1フレームの期間とするように構成されている。このため、検知部15a,15bを、例えば、比較器を用いた簡単な構成のものにすることができる。
[1−6.変形例]
上記実施形態では、通信信号として、基本信号に正のシフト電圧を重畳した信号、換言すると、基本信号を所定電圧だけ高い方にシフトさせた信号、を用いているが、これに限定されない。
[1−6−1.第1の変形例]
例えば、図6に示すように、基本信号に重畳される直流のシフト電圧は、負の電圧であっても良い。図6の例では、点線で示される矩形波が基本信号であり、この基本信号の基準電圧は5Vである。そして、図6の例では、基本信号に−3Vのシフト電圧が重畳された信号、換言すると、基本信号が3Vだけ低い方にシフトされた信号が、通信信号となっている。この変形例において、シフト電圧は、基本信号を全体的に引き下げる(即ち、プルダウンする)電圧であるため、プルダウン電圧と言うことができる。
この場合、ECU2の重畳部5は、基本信号に負のシフト電圧を重畳するように構成されれば良い。
そして、検知部15a,15bは、ポート7a,7bの電圧と、所定の閾値電圧とを比較する比較器を備え、ポート7a,7bの電圧が閾値電圧よりも低い場合に、ポート7a,7bにシフト電圧が入力されたとして、即ち、通信信号が入力されたとして、検知信号Da,Dbをハイにするように構成されて良い。この場合の閾値電圧は、基準電圧(即ち、5V)より低く、且つ、通信信号における2通りの電圧のうち高い方の電圧(即ち、3V)よりは高い電圧(例えば、3.5V)に設定されて良い。
[1−6−2.第2の変形例]
例えば、図7に示すように、基本信号に重畳される電圧は、交流の電圧(即ち、交流信号)であっても良い。重畳される交流信号は、例えばサイン波であって良い。
この場合、ECU2の重畳部5は、基本信号に交流信号を重畳するように構成されれば良い。
そして、検知部15a,15bは、例えば、ポート7a,7bの信号から上記交流信号を抽出するフィルタと、このフィルタの出力信号の周波数を電圧に変換するFV変換回路と、このFV変換回路の出力と所定の閾値電圧とを比較し、FV変換回路の出力が閾値電圧より高い場合に、ポート7a,7bに上記交流信号が入力されたとして、即ち、通信信号が入力されたとして、検知信号Da,Dbをハイにする比較器と、を備えるように構成することができる。
[1−6−3.第3の変形例]
例えば、図8に示すように、基本信号に重畳される電圧を交流信号とした場合、その交流信号は、基本信号の1フレームにおける各ビットのうち、最初のビットと最後のビットにだけ重畳されても良い。
この場合、ECU2の重畳部5は、基本信号の1フレームにおける最初のビットと最後のビットに交流信号を重畳するように構成されれば良い。
そして、検知部15a,15bは、例えば、ポート7a,7bの信号から上記交流信号を抽出するフィルタと、このフィルタの出力信号の周波数を電圧に変換するFV変換回路と、このFV変換回路の出力と所定の閾値電圧とを比較し、FV変換回路の出力が閾値電圧より高い場合に、例えば出力をハイにする比較器と、この比較器の出力がローからハイになると(即ち、交流信号を検知すると)、ポート7a,7bに通信信号が入力されたとして検知信号Da,Dbをハイに保持し、その後、比較器の出力のハイからローへの変化が2回生じると、ポート7a,7bに通信信号が入力されなくなったとして検知信号Da,Dbをハイからローに戻すラッチ回路と、を備えるように構成することができる。
[1−6−4.第4の変形例]
基本信号に重畳される電圧を交流信号とした場合、その交流信号は、図9に示すように、周波数が異なる複数の交流信号を混合した交流信号であっても良い。この場合も、重畳部5と検知部15a,15bは、上記第2の変形例と同様に構成することができる。
[2.第2実施形態]
[2−1.第1実施形態との相違点]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。尚、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
図10に示す第2実施形態のリピータ23は、第1実施形態のリピータ3と比較すると、下記〈相違1〉〜〈相違5〉の点が異なる。
〈相違1〉
第2実施形態のリピータ23は、第1実施形態のリピータ3が備えるポート以外の構成と同様の構成を、2組備える。
つまり、リピータ23は、受送信部9と同様の、受送信部9G1と受送信部9G2を備える。そして、リピータ23は、検知部15a,15bと同様の、検知部15aG1,15bG1と検知部15aG2,15bG2を備える。更に、リピータ23は、検知スイッチ16a,16bと同様の、検知スイッチ16aG1,16bG1と検知スイッチ16aG2,16bG2を備える。
尚、図10において、符号の末尾が「G1」である構成要素は、2組備えられた構成要素のうち、第1組の構成要素であることを示し、符号の末尾が「G2」である構成要素は、2組備えられた構成要素のうち、第2組の構成要素であることを示す。また、検知信号Da,Dbについても、第1組と第2組とで区別されるようにするために、符号の末尾に「G1」又は「G2」が付されている。
〈相違2〉
伝送線路4で伝送される通信信号として、2種類の通信信号がある。ここで言う通信信号の種類とは、例えば通信速度(即ち、ビットレート)である。つまり、本実施形態において、2種類の通信信号は、通信速度が異なる通信信号である。例えば、高速側の通信信号の通信速度は10Mbpsであり、低速側の通信信号の通信速度は1Mbpsである。尚、bpsは「ビット/秒」のことである。
〈相違3〉
高速側の通信信号と低速側の通信信号には、ECU2の重畳部5にて異なる電圧が重畳される。例えば、本実施形態では、前述した第2の変形例と同様に、重畳される電圧は交流信号である。そして、高速側の通信信号と低速側の通信信号とで、重畳される交流信号の周波数が異なる。本実施形態では、高速側の通信信号には第1周波数f1の交流信号が重畳され、低速側の通信信号には第1周波数よりも低い第2周波数f2の交流信号が重畳される。
〈相違4〉
第1組の検知部15aG1,15bG1と、第2組の検知部15aG2,15bG2は、前述した第2の変形例と同様の構成を有する。
但し、第1組の検知部15aG1,15bG1と、第2組の検知部15aG2,15bG2とでは、ポート7a,7bの信号から交流信号を抽出するフィルタの特性が異なる。具体的には、第1組の検知部15aG1,15bG1におけるフィルタは、第1周波数f1の交流信号を抽出するように構成され、第2組の検知部15aG2,15bG2におけるフィルタは、第2周波数f2の交流信号を抽出するように構成される。
つまり、第1組の検知部15aG1,15bG1が検知する電圧は、第1周波数f1の交流信号であり、第2組の検知部15aG2,15bG2が検知する電圧は、第2周波数f2の交流信号である。
〈相違5〉
第1組の受送信部9G1が受信及び送信する通信信号は、高速側の通信信号であり、第2組の受送信部9G2が受信及び送信する通信信号は、低速側の通信信号である。
例えば、第1組の受送信部9G1における受信部11aG1,11bG1は、高速側の通信信号と低速側の通信信号とのうち、周波数が高い方の、高速側の通信信号だけを受信して出力するフィルタ機能を備える。また、第2組の受送信部9G2における受信部11aG2,11bG2は、高速側の通信信号と低速側の通信信号とのうち、周波数が低い方の、低速側の通信信号だけを受信して出力するフィルタ機能を備える。
[2−2.効果]
以上詳述した第2実施形態のリピータ23によれば、前述した第1実施形態の効果と同様の効果を奏し、更に、高速側の通信信号と低速側の通信信号とを同時に中継することが可能となる。つまり、全二重の中継が可能となる。
[3.第3実施形態]
[3−1.第1実施形態との相違点]
第3実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。尚、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
図11に示す第3実施形態のリピータ25は、第1実施形態のリピータ3と比較すると、電源制御部27を備える点が異なる。
電源制御部27は、検知部15a,15bの何れかによって受送信部9が動作させられる間、受送信部9に電力を供給する。具体的には、電源制御部27は、検知信号Da,Dbの何れかがハイになっている場合に、受信部11a,11b及び送信部14に電力を供給する。また、電源制御部27は、検知信号Daハイになっている場合は、受信部11aと送信部14に電力を供給し、検知信号Dbハイになっている場合は、受信部11bと送信部14に電力を供給するように構成されても良い。
[3−2.効果]
第3実施形態のリピータ25によれば、前述した第1実施形態の効果と同様の効果を奏し、更に、当該リピータ25での消費電力を抑制することができる。
[4.第4実施形態]
[4−1.第1実施形態との相違点]
第4実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。尚、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
図12に示す第4実施形態のリピータ29は、第1実施形態のリピータ3と比較すると、ポート7a,7bの間に低周波信号通過部31を備える点が異なる。
低周波信号通過部31は、受送信部9によって受信及び送信(即ち、中継)される通信信号は通過させず、この通信信号よりも周波数が低い信号を通過させるフィルタである。例えば、低周波信号通過部31は、インダクタによって構成されている。
[4−2.効果]
第4実施形態のリピータ29によれば、前述した第1実施形態の効果と同様の効果を奏し、更に、以下の効果も奏する。
リピータ29によれば、受送信部9によって中継される通信信号(例えば10Mbpsの通信信号)と、低周波信号通過部31を通過可能な低周波数(即ち、低速)の通信信号であって、例えば数十Kbpsの通信信号とを、同時に中継することが可能となる。
受送信部9を介して中継される通信信号は、高速であるが、当該受送信部9により中継されることで、図1に示したように、常に2つの装置間で伝送されることになるため、反射によるリンギングが抑制される。ここで言う装置とは、リピータ又はECUである。
一方、低周波信号通過部31を通過する通信信号は、低速であるため、受送信部9によって中継されなくても、通信に影響がでるようなリンギングは発生し難い。このため、低速の通信信号は、インダクタ等による簡単な構成の低周波信号通過部31により、リピータ29内を通過させるようにしている。
よって、リピータ29によれば、簡単な構成でありながら、通信速度が異なる通信信号を同時に中継することが可能となる。尚、第4実施形態では、低周波信号通過部31が、信号通過部に相当する。
[5.第5実施形態]
[5−1.第1実施形態との相違点]
第5実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。尚、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
図13に示す第5実施形態のリピータ33は、第1実施形態のリピータ3と比較すると、ポート7a,7bの間に2つのバンドパスフィルタ(以下、BPF)35,36を備える点が異なる。更に、リピータ33は、BPF35,36を制御するフィルタ制御部37a,37bを備える。
BPF35,36は、受送信部9によって受信及び送信(即ち、中継)される通信信号は通過させず、この通信信号よりも周波数が低い信号を双方向に通過させるフィルタである。そして、各BPF35,35が通過させる信号の周波数は異なる。
BPF35は、受送信部9によって中継される通信信号よりも低速な第1低速通信信号(例えば数十Kbpsの通信信号)と、第1低速通信信号よりも更に低速な第2低速通信信号(例えば数Kbpsの通信信号)とのうち、第1低速通信信号を通過させるように構成されている。そして、BPF36は、第1低速通信信号と第2低速通信信号とのうち、第2低速通信信号を通過させるように構成されている。
具体的には、図14に示すように、BPF35は、ポート7aから入力された第1低速通信信号をポート7bへと通過させるためのBPFである第1フィルタF1と、ポート7bから入力された第1低速通信信号をポート7aへと通過させるためのBPFである第2フィルタF2と、を備える。同様に、BPF36は、ポート7aから入力された第2低速通信信号をポート7bへと通過させるためのBPFである第1フィルタF3と、ポート7bから入力された第2低速通信信号をポート7aへと通過させるためのBPFである第2フィルタF4と、を備える。BPF35を構成する第1フィルタF1及び第2フィルタF2のフィルタ周波数は、第1低速通信信号の周波数帯であり、BPF36を構成する第1フィルタF3及び第2フィルタF4のフィルタ周波数は、第2低速通信信号の周波数帯である。
更に、BPF35は、4つのスイッチ41〜44を備える。BPF36も、4つのスイッチ45〜48を備える。
BPF35では、スイッチ41がオンすることで、第1フィルタF1の信号入力端子INがポート7aに接続され、スイッチ42がオンすることで、第1フィルタF1の信号出力端子OUTがポート7bに接続される。また、BPF35では、スイッチ44がオンすることで、第2フィルタF2の信号入力端子INがポート7bに接続され、スイッチ43がオンすることで、第2フィルタF2の信号出力端子OUTがポート7aに接続される。
BPF36では、スイッチ45がオンすることで、第1フィルタF3の信号入力端子INがポート7aに接続され、スイッチ46がオンすることで、第1フィルタF3の信号出力端子OUTがポート7bに接続される。また、BPF36では、スイッチ48がオンすることで、第2フィルタF4の信号入力端子INがポート7bに接続され、スイッチ47がオンすることで、第2フィルタF4の信号出力端子OUTがポート7aに接続される。
そして、リピータ33では、ポート7aから通信信号が入力されると、フィルタ制御部37aが通信信号の周波数を検知し、検知した周波数が第1低速通信信号の周波数であれば、BPF35を選択して、このBPF35のスイッチ41,42をオンすることにより、第1フィルタF1を有効にする。また、フィルタ制御部37aは、検知した周波数が第2低速通信信号の周波数であれば、BPF36を選択して、このBPF36のスイッチ45,46をオンすることにより、第1フィルタF3を有効にする。
一方、ポート7bから通信信号が入力されると、フィルタ制御部37bが通信信号の周波数を検知し、検知した周波数が第1低速通信信号の周波数であれば、BPF35を選択して、このBPF35のスイッチ43,44をオンすることにより、第2フィルタF2を有効にする。また、フィルタ制御部37bは、検知した周波数が第2低速通信信号の周波数であれば、BPF36を選択して、このBPF36のスイッチ47,48をオンすることにより、第2フィルタF4を有効にする。
[5−2.効果]
第5実施形態のリピータ33によれば、前述した第1実施形態の効果と同様の効果を奏し、更に、以下の効果も奏する。
リピータ33によれば、受送信部9によって中継される通信信号と、第1低速通信信号と、第2低速通信信号とを、同時に中継することが可能となる。尚、BPF35,36と同様のBPFの数は3つ以上でも良い。BPFを3つ以上のN個にすれば、通信速度が異なる「N+1」個の通信信号を同時に中継することができる。
[6.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
例えば、第3実施形態の電源制御部27を、他の実施形態に適用しても良い。また、第4実施形態の低周波信号通過部31あるいは第5実施形態のBPF35,36を、第1〜第3実施形態に適用しても良い。
また、第1実施形態のリピータ3において、ポートの数が3つ以上であれば、受信部11a、受信スイッチ12a、送信スイッチ13a、検知部15a及び検知スイッチ16bの各々と同様のものを、ポート7a,7b以外の各ポートに対しても設ければ良い。このことは、第2〜第5実施形態についても同様である。また、第4又は第5実施形態において、ポートの数が3つ以上の場合、低周波信号通過部31又はBPF35,36は、2組以上の2つポート間にそれぞれ設けられて良い。
また、上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしても良い。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしても良い。また、上記実施形態の構成の一部を省略しても良い。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換しても良い。尚、特許請求の範囲に記載した文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
また、上述したリピータの他、当該リピータを構成要素とする通信システム、中継方法など、種々の形態で本開示を実現することもできる。
3,23,25,29,33…リピータ、7a,7b…ポート、9,9G1,9G2…受送信部、15a,15b,15aG1,15bG1,15aG2,15bG2…検知部

Claims (5)

  1. 所定の電圧が重畳された通信信号が伝送線路を介して複数の装置間で伝送される通信ネットワークにおいて、前記通信信号を中継するリピータ装置であって、
    前記通信信号を入出力するための複数のポート(7a,7b)と、
    前記複数のポートの何れかから入力された前記通信信号を受信して、当該通信信号を、当該通信信号が入力されたポート以外のポートである他のポートから送信することが可能に構成された受送信部(9,9G1,9G2)と、
    前記複数のポート毎に設けられた検知部であって、当該検知部に対応するポートである対応ポートに、前記電圧が入力されたことを検知し、該電圧の検知結果に基づいて、前記対応ポートに入力される通信信号の開始から終了までの間である1フレームの間、前記受送信部に、前記対応ポートから入力される前記通信信号を前記他のポートから送信させると共に、前記他のポートに対応する他の検知部の動作を停止させるように構成された複数の検知部(15a,15b,15aG1,15bG1,15aG2,15bG2)と、
    を備えるリピータ装置。
  2. 請求項1に記載のリピータ装置であって、
    前記受送信部及び前記複数の検知部が、2組備えられ、
    前記2組のうちの一方である第1組の前記検知部(15aG1,15bG1)が検知する前記電圧と、前記2組のうちの他方である第2組の前記検知部(15aG2,15bG2)が検知する前記電圧は、異なる電圧であり、
    前記第1組の前記受送信部(9G1)が受信及び送信する通信信号と、前記第2組の前記受送信部(9G2)が受信及び送信する通信信号は、種類が異なる通信信号である、
    リピータ装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のリピータ装置であって、
    前記検知部によって前記受送信部が動作させられる間、前記受送信部に電力を供給するように構成された電源制御部(27)、を更に備える、
    リピータ装置。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のリピータ装置であって、
    前記複数のポートの少なくとも2つの間には、前記通信信号よりも周波数の低い信号を通過させる信号通過部(31)が備えられている、
    リピータ装置。
  5. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のリピータ装置であって、
    前記複数のポートの少なくとも2つの間には、前記通信信号よりも周波数の低い信号を通過させる複数のバンドパスフィルタ(35,36)が備えられている、
    リピータ装置。
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