JP2019212866A - 電子機器および内部温度調節方法 - Google Patents

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大田 和弘
Kazuhiro Ota
和弘 大田
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Abstract

【課題】 簡易な構成で筐体内の温度変化を抑制できるようにする。【解決手段】 実施形態の電子機器は、第1の開口部および第2の開口部を有し、部品を収納する筐体と、前記第1の開口部を覆うように設けられ、前記筐体内の温度に応じて開閉動作する第1のカバーと、前記第2の開口部を覆うように設けられ、前記筐体内の温度に応じて開閉動作する第2のカバーと、を具備し、前記第1のカバーおよび前記第2のカバーは、前記筐体内の温度変化に対する開閉動作の特性が互いに異なるように構成されている。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、電子機器および内部温度調節方法に関する。
一般に、電子機器の筐体には、天面や底面、側面などに開口部が設けられており、当該開口部から筐体内の暖気を排出し、外部の冷気を取り込み、筐体内の発熱する部品を冷却している。一方、外気の温度は、様々な要因(昼/夜、天候、季節の違いなど)で変化する。その変化に応じて、筐体内の温度も変化する。
筐体内の各部品の中には、温度によってその特性が変化する部品があり、筐体内の温度が変化することでその部品を含む装置の特性が変化してしまう。
それを防ぐ手段としては、例えば筐体内の温度や特性の変化する部品の温度を温度モニタで測定し、測定された温度に応じて部品の設定(電圧、電流、抵抗値などのパラメータ)を変更することで、装置の特性が一定となるように制御する技術がある。そのほか、ファンが付いている電子機器の場合は、測定された温度に応じてファンの回転数を変化させることで、筐体内の温度が一定となるように制御する技術もある。
特開平8−234670号公報 特開平8−330768号公報 実開平3−081696号公報
従来の手法では、筐体内の温度や特性の変化する部品の温度を温度モニタで測定し、測定された温度に応じて装置の特性が一定となるように部品もしくはファンを制御したりしなければならず、機器の大型化、制御の複雑化、コストの増大等を招く。
発明が解決しようとする課題は、簡易な構成で筐体内の温度変化を抑制することができる電子機器および内部温度調節方法を提供することにある。
実施形態の電子機器は、第1の開口部および第2の開口部を有し、部品を収納する筐体と、前記第1の開口部を覆うように設けられ、前記筐体内の温度に応じて開閉動作する第1のカバーと、前記第2の開口部を覆うように設けられ、前記筐体内の温度に応じて開閉動作する第2のカバーと、を具備し、前記第1のカバーおよび前記第2のカバーは、前記筐体内の温度変化に対する開閉動作の特性が互いに異なるように構成されている。
第1の実施形態に係る電子機器の構成および動作の一例を説明するための図(その1)。 同実施形態に係る電子機器の構成および動作の一例を説明するための図(その2)。 同実施形態に係る電子機器の構成および動作の一例を説明するための図(その3)。 同実施形態の筐体の開口部に対して取り付けられるカバーの構造の一例を示す図。 同実施形態の筐体内の温度範囲毎に変化する第1のカバーおよび第2のカバーのそれぞれの状態の一例を示す表。 第2の実施形態に係る電子機器の構成および動作の一例を説明するための図(その1)。 同実施形態に係る電子機器の構成および動作の一例を説明するための図(その2)。 同実施形態に係る電子機器の構成および動作の一例を説明するための図(その3)。 同実施形態に係る電子機器の構成および動作の一例を説明するための図(その4)。 同実施形態の筐体内の温度範囲毎に変化する第1のカバー、第2のカバー、第3のカバーのそれぞれの状態の一例を示す表。
以下、図面を参照して、実施の形態について説明する。
[第1の実施形態]
最初に、図1乃至図5を参照して、第1の実施形態について説明する。
図1乃至図3は、第1の実施形態に係る電子機器の構成および動作の一例を説明するための図である。
この電子機器は、筐体10内に発熱する部品を含む各種の要素から成る装置を収納する。例えば、筐体10内には、発熱する部品11があるほか、基板12に搭載される部品13や、別個に配置された部品14などがある。部品13や部品14は、温度変化により特性が変化してしまう部品であり、一定の温度範囲内に収まるように管理されることが望ましい。また、筐体10には、少なくとも2つの開口部が設けられる。
本実施形態の例では、筐体10の側面に、1つの開口部(以下、「第1の開口部」)が設けられ、筐体10の天面に、1つの開口部(以下、「第2の開口部」)が設けられる。第1の開口部に対しては第1のカバー1が取り付けられ、第2の開口部に対しては第2のカバー2が取り付けられる。
図1は、第1のカバー1および第2のカバー2が共に閉じている状態を示している。図2は、第1のカバー1が開いており、第2のカバー2が閉じている状態を示している。図3は、第1のカバー1および第2のカバー2が共に開いている状態を示している。
第1のカバー1が開いているときには、外気が第1の開口部を通じて筐体10内に流入する。なお、このときに筐体10内の暖気の一部が第1の開口部を通じて排出されることもある。
また、第2のカバー2が開いているときには、筐体10内の暖気が第2の開口部を通じて排出される。なお、このときに外気が第2の開口部を通じて筐体10内に流入することもある。
第1のカバー1は、第1の開口部を覆うように設けられ、筐体10内の温度に応じて開閉動作する。一方、第2のカバー2は、第2の開口部を覆うように設けられ、筐体10内の温度に応じて開閉動作する。
第1のカバー1および第2のカバー2は、それぞれ、バイメタルを用いて構成される。この場合、カバー自体をバイメタルとしてもよいが、これに限定されるものではない。カバーの一部にのみバイメタルを用いた構成としてもよい。例えば、第1のカバー1および第2のカバー2は、それぞれ、バイメタルと当該バイメタルの変形に応じて開閉動作する蓋部とを備えた構成としてもよい。またその際に、サーモスタットの原理を用いたスイッチ機構を採用することで、蓋部の開閉動作を実現するようにしてもよい。
また、第1のカバー1および第2のカバー2は、筐体10内の温度変化に対する開閉動作の特性が互いに異なるように構成される。例えば、第1のカバー1が開き始める温度(もしくは閉じ終える温度)と第2のカバー2が開き始める温度(もしくは閉じ終える温度)とが異なるように構成される。
具体的には、筐体10内の温度がある温度閾値(以下、「第1の閾値」)未満のときには、図1のように、第1のカバー1および第2のカバー2は共に閉じた状態にあり、筐体10内の温度が第1の閾値以上になると、図2のように、第1のカバー1が先に開き始めるように構成する。第1のカバー1の開度は筐体10内の温度が上がるにつれて大きくなる。
また、筐体10内の温度が第1の閾値よりも高いある温度閾値(以下、「第2の閾値」)以上になると、図3のように、第2のカバー2が開き始めるように構成する。第2のカバー2の開度は筐体10内の温度が上がるにつれて大きくなる。
このように構成した場合、筐体10内の温度が第2の閾値以上のときには、図3のように、第1のカバー1および第2のカバー2は共に開いた状態にある。筐体10内の温度が下がると、第2のカバー2の開度は小さくなり、筐体10内の温度が第2の閾値未満になると、図2のように、第2のカバー2が閉じ終えることになる。また、更に筐体10内の温度が下がると、第1のカバー1の開度は小さくなり、筐体10内の温度が第1の閾値未満になると、図1のように、第1のカバー1が閉じ終えることになる。
以下では、このような動作を実現するための第1のカバー1および第2のカバー2のより具体的な構成について説明する。
図4は、筐体10の開口部に対して取り付けられるカバーの構造の一例を示す図である。
この図4には、第1のカバー1および第2のカバー2のうち、第2のカバー2の構造の一例が図示されている。
図4に示されるように、第2のカバー2は、バイメタル21、部材(断熱材等)22、ねじ23、蓋部24等を用いて構成される。
バイメタル21は、熱膨張率の異なる2枚の金属板を貼り合わせたものであり、温度が所定値未満のときは湾曲しておらず、平面状であり、温度が所定値以上になると、湾曲し始め、温度が上がるにつれて湾曲率が大きくなる。逆に、温度が所定値未満になると、湾曲した状態から平面状に戻る。
部材22は、一定の熱伝導抵抗を有する材料からなるものである。
ねじ23は、リベット等からなるものである。
蓋部24は、バイメタル21の端部から延在するように取り付けられたものである。蓋部24の開度は、バイメタル21の湾曲率が大きくなるにつれて大きくなり、バイメタル21の湾曲率が小さくなるにつれて小さくなる。
第2のカバー2の取り付けにおいては、筐体10の外側の面に部材22を配置し、更に蓋部24を備えたバイメタル21を部材22の上に配置し、バイメタル21と部材22と筐体10との各々に予め設けられたねじ孔にねじ23を通し、ねじ23によりバイメタル21および部材22を筐体10に固定する。
図4の例では、バイメタル21が平面状の状態にあるときに蓋部24の先端部24aと筐体10との隙間が極力小さくなるよう、筐体10と同種の部材10Aを増設しているが、この例に限定されるものではない。例えば、部材10Aの厚さを大きくすることにより蓋部24の先端部24aが部材10Aに当接するように構成してもよいし、逆に部材10Aを設けない構成としてもよく、周囲の環境や用途に応じて構成を適宜設計変更してもよい。
ここでは、第2のカバー2の構成の一例を図4に示したが、第1のカバー1にも図4と同様の構成を適用してもよい。但し、その場合、第1のカバー1が開き始める温度(もしくは閉じ終える温度)と第2のカバー2が開き始める温度(もしくは閉じ終える温度)とが異なるように構成する。
例えば、第2のカバー2の部材(断熱材等)22と同種のものを第1のカバー1にも設ける場合、第2のカバー2の部材22よりも厚さの小さいものを設ける。すなわち、第1のカバー1の部材22よりも第2のカバー2の部材22の方が、厚さが大きくなるように構成する。このように構成すると、第1のカバー1よりも第2のカバー2の方が、筐体10からバイメタル21への熱伝送が鈍くなるため、上述した動作を実現することが可能になる。
また、例えば、第1のカバー1には部材22のような断熱材等の部材を設けずに、蓋部24を備えたバイメタル21を筐体10上に直接配置するようにしてもよい。そのように構成した場合も、第1のカバー1よりも第2のカバー2の方が、筐体10からバイメタル21への熱伝送が鈍くなるため、上述した動作を実現することが可能になる。
そのほか、第1のカバー1および第2のカバー2にそれぞれ熱伝導抵抗の異なる部材を適用してもよい。例えば、第1のカバー1には、第2のカバー2の部材(断熱材等)22よりも熱伝導抵抗の大きいものを設ける。すなわち、第1のカバー1の部材22よりも第2のカバー2の部材22の方が、熱伝導抵抗が小さくなるように構成する。このように構成した場合も、第1のカバー1よりも第2のカバー2の方が、筐体10からバイメタル21への熱伝送が鈍くなるため、上述した動作を実現することが可能になる。
図5は、筐体10内の温度範囲毎に変化する第1のカバー1および第2のカバー2のそれぞれの状態の一例を示す表である。
この表は、上述した第1の閾値が例えば10℃、上述した第2の閾値が例えば40℃である場合の例を示している。
例えば、筐体10内の温度が10℃以上40℃未満の温度範囲内にあるときは、図2のように、第1のカバー1は開いた状態にあり、第2のカバー2は閉じた状態にある。このとき、第1のカバー1を通じて外気が筐体10内に流入している。
このような図2の状態において、筐体10内の温度が下がれば、第1のカバー1は閉じる方向に動くため、外気の筐体10内への流入が抑制され、筐体10内の温度が上がるように作用する。このように作用があってもなお、筐体10内の温度が下がり、筐体10内の温度が10℃未満になった場合には、図1のように、第1のカバー1が閉じるため、外気の筐体10内への流入が遮断され、筐体10内の温度が上がるように作用する。
一方、図2の状態において、筐体10内の温度が上がれば、第1のカバー1は更に大きく開くため、外気の筐体10内への流入が増大し、筐体10内の温度が下がるように作用する。このように作用があってもなお、筐体10内の温度が上がり、筐体10内の温度が40℃以上になった場合には、図3のように、第2のカバー2が開くため、筐体10内の暖気の外部への排出が行われ、筐体10内の温度が下がるように作用する。それでもなお、筐体10内の温度が上がれば、第2のカバー2が更に大きく開くため、筐体10内の暖気の外部への排出が増大し、筐体10内の温度が下がるように作用する。
第1の実施形態によれば、第1の開口部に対して取り付けられた第1のカバー1と、第2の開口部に対して取り付けられた第2のカバー2とが、筐体10内の温度の上昇もしく下降に応じて段階的に開閉動作することができるため、簡易な構成で効果的に筐体10内の温度変化を抑制することができる。
[第2の実施形態]
次に、図6乃至図10を参照して、第2の実施形態について説明する。以下では、前述した第1の実施形態と重複する部分の説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
図6乃至図9は、第2の実施形態に係る電子機器の構成および動作の一例を説明するための図である。
本実施形態の例では、前述した筐体10の天面に、更なる開口部(以下、「第3の開口部」)を設けた筐体10’が使用される。第3の開口部に対しては第3のカバー3が取り付けられる。
図6は、第1のカバー1、第2のカバー2、および第3のカバー3が共に閉じている状態を示している。図7は、第1のカバー1が開いており、第2のカバー2および第3のカバー3が閉じている状態を示している。図8は、第1のカバー1および第2のカバー2が開いており、第3のカバー3が閉じている状態を示している。図9は、第1のカバー1、第2のカバー2、および第3のカバー3が共に開いている状態を示している。
第3のカバー3が開いているときには、筐体10内の暖気が第3の開口部を通じて排出される。なお、このときに外気が第3の開口部を通じて筐体10内に流入することもある。
第3のカバー3は、第1のカバー1および第2のカバー2の場合と同様、第3の開口部を覆うように設けられ、筐体10’内の温度に応じて開閉動作する。
また、第3のカバー3は、第1のカバー1および第2のカバー2の場合と同様、バイメタルを用いて構成される。
また、第1のカバー1、第2のカバー2、および第3のカバー3は、筐体10’内の温度変化に対する開閉動作の特性が互いに異なるように構成される。例えば、第1のカバー1が開き始める温度(もしくは閉じ終える温度)と第2のカバー2が開き始める温度(もしくは閉じ終える温度)と第3のカバー3が開き始める温度(もしくは閉じ終える温度)とが異なるように構成される。
具体的には、筐体10’内の温度が第1の閾値未満のときには、図6のように、第1のカバー1、第2のカバー2、および第3のカバー3は共に閉じた状態にあり、筐体10’内の温度が第1の閾値以上になると、図7のように、第1のカバー1が先に開き始めるように構成する。第1のカバー1の開度は筐体10’内の温度が上がるにつれて大きくなる。
また、筐体10’内の温度が第1の閾値よりも高い第2の閾値以上になると、図8のように、第2のカバー2が開き始めるように構成する。第2のカバー2の開度は筐体10’内の温度が上がるにつれて大きくなる。
また、筐体10’内の温度が第2の閾値よりも高い第3の閾値以上になると、図9のように、第3のカバー3が開き始めるように構成する。第3のカバー3の開度は筐体10’内の温度が上がるにつれて大きくなる。
このように構成した場合、筐体10’内の温度が第3の閾値以上のときには、図9のように、第1のカバー1、第2のカバー2、および第3のカバー3は共に開いた状態にある。筐体10’内の温度が下がると、第3のカバー3の開度が小さくなり、筐体10’内の温度が第3の閾値未満になると、図8のように、第3のカバー3が閉じ終えることになる。また、更に筐体10’内の温度が下がると、第2のカバー2の開度が小さくなり、筐体10’内の温度が第2の閾値未満になると、図7のように、第2のカバー2が閉じ終えることになる。また、更に筐体10’内の温度が下がると、第1のカバー1の開度が小さくなり、筐体10’内の温度が第1の閾値未満になると、図6のように、第1のカバー1が閉じ終えることになる。
また、前述の図4を参照して説明した事項は、本実施形態にも適用される。
図10は、筐体10’内の温度範囲毎に変化する第1のカバー1、第2のカバー2、第3のカバー3のそれぞれの状態の一例を示す表である。
この表は、上述した第1の閾値が例えば10℃、上述した第2の閾値が例えば40℃、上述した第3の閾値が例えば60℃である場合の例を示している。
例えば、筐体10’内の温度が10℃以上40℃未満の温度範囲内にあるときは、図7のように、第1のカバー1は開いた状態にあり、第2のカバー2および第3のカバー3は共に閉じた状態にある。このとき、第1のカバー1を通じて外気が筐体10’内に流入している。
このような図7の状態において、筐体10’内の温度が下がれば、第1のカバー1は閉じる方向に動くため、外気の筐体10’内への流入が抑制され、筐体10’内の温度が上がるように作用する。このように作用があってもなお、筐体10’内の温度が下がり、筐体10’内の温度が10℃未満になった場合には、図6のように、第1のカバー1が閉じるため、外気の筐体10’内への流入が遮断され、筐体10’内の温度が上がるように作用する。
一方、図7の状態において、筐体10’内の温度が上がれば、第1のカバー1は更に大きく開くため、外気の筐体10’内への流入が増大し、筐体10’内の温度が下がるように作用する。このように作用があってもなお、筐体10’内の温度が上がり、筐体10’内の温度が40℃以上になった場合には、図8のように、第2のカバー2が開くため、筐体10’内の暖気の外部への排出が行われ、筐体10’内の温度が下がるように作用する。それでもなお、筐体10’内の温度が上がれば、第2のカバー2が更に大きく開くため、筐体10’内の暖気の外部への排出が増大し、筐体10’内の温度が下がるように作用する。
このように作用があってもなお、筐体10’内の温度が上がり、筐体10’内の温度が60℃以上になった場合には、図9のように、第3のカバー3が開くため、筐体10’内の暖気の外部への排出が増大し、筐体10’内の温度が下がるように作用する。それでもなお、筐体10’内の温度が上がれば、第3のカバー3が更に大きく開くため、筐体10’内の暖気の外部への排出が更に増大し、筐体10’内の温度が下がるように作用する。
第2の実施形態によれば、第1の開口部に対して取り付けられた第1のカバー1と、第2の開口部に対して取り付けられた第2のカバー2と、第3の開口部に対して取り付けられた第3のカバー3とが、筐体10’内の温度の上昇もしく下降に応じて3段階で段階的に開閉動作することができるため、筐体10’内の温度変化を抑制する効果をより一層高めることができる。
以上詳述したように、各実施形態によれば、簡易な構成で筐体内の温度変化を抑制することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…第1のカバー、2…第2のカバー、3…第3のカバー、10…筐体、10A…部材、11,13,14…部品、12…基板、21…バイメタル、22…部材(断熱材等)、23…ねじ、24…蓋部。

Claims (14)

  1. 第1の開口部および第2の開口部を有し、部品を収納する筐体と、
    前記第1の開口部を覆うように設けられ、前記筐体内の温度に応じて開閉動作する第1のカバーと、
    前記第2の開口部を覆うように設けられ、前記筐体内の温度に応じて開閉動作する第2のカバーと、
    を具備し、
    前記第1のカバーおよび前記第2のカバーは、前記筐体内の温度変化に対する開閉動作の特性が互いに異なるように構成されている、電子機器。
  2. 前記第1のカバーは、前記筐体内の温度が第1の閾値以上になると開き始め、前記第2のカバーは、前記筐体内の温度が前記第1の閾値よりも高い第2の閾値以上になると開き始めるように構成されている、
    請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第1のカバーおよび前記第2のカバーは、それぞれ、バイメタルを用いて構成されている、
    請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記第1のカバーおよび前記第2のカバーは、それぞれ、バイメタルと当該バイメタルの変形に応じて開閉動作する蓋部とを備えている、
    請求項1又は2に記載の電子機器。
  5. 前記第1のカバーは、前記筐体上に配置された第1の部材と、この第1の部材の上に配置されたバイメタルとを備え、
    前記第2のカバーは、前記筐体上に配置され前記第1の部材よりも厚さの大きい第2の部材と、この第2の部材の上に配置されたバイメタルとを備えている、
    請求項1又は2に記載の電子機器。
  6. 前記第1のカバーは、前記筐体上に配置されたバイメタルを備え、
    前記第2のカバーは、前記筐体上に配置された所定の部材と、この部材の上に配置されたバイメタルとを備えている、
    請求項1又は2に記載の電子機器。
  7. 前記第1のカバーは、前記筐体上に配置された第1の部材と、この第1の部材の上に配置されたバイメタルとを備え、
    前記第2のカバーは、前記筐体上に配置され前記第1の部材よりも熱伝導抵抗の大きい第2の部材と、この第2の部材の上に配置されたバイメタルとを備えている、
    請求項1又は2に記載の電子機器。
  8. 前記第1のカバーに備えられるバイメタルと、前記第2のカバーに備えられるバイメタルとは、温度変化に対する形状変化の特性が互いに異なる、
    請求項3乃至7のいずれか1項に記載の電子機器。
  9. 前記第1の開口部は、前記筐体の側面に設けられ、
    前記第2の開口部は、前記筐体の天面に設けられている、
    請求項1乃至8のいずれか1項に記載の電子機器。
  10. 第1の開口部、第2の開口部、および第3の開口部を有し、部品を収納する筐体と、
    前記第1の開口部を覆うように設けられ、前記筐体内の温度に応じて開閉動作する第1のカバーと、
    前記第2の開口部を覆うように設けられ、前記筐体内の温度に応じて開閉動作する第2のカバーと、
    前記第3の開口部を覆うように設けられ、前記筐体内の温度に応じて開閉動作する第3のカバーと、
    を具備し、
    前記第1のカバー、前記第2のカバー、および前記第3のカバーは、前記筐体内の温度変化に対する開閉動作の特性が互いに異なるように構成されている、電子機器。
  11. 前記第1のカバーは、前記筐体内の温度が第1の閾値以上になると開き始め、前記第2のカバーは、前記筐体内の温度が前記第1の閾値よりも高い第2の閾値以上になると開き始め、前記第3のカバーは、前記筐体内の温度が前記第2の閾値よりも高い第3の閾値以上になると開き始めるように構成されている、
    請求項10に記載の電子機器。
  12. 前記第3の開口部は、前記筐体の天面に設けられている、
    請求項10又は11に記載の電子機器。
  13. 部品を収納し第1の開口部および第2の開口部を有する筐体を具備する電子機器に適用される内部温度調節方法であって、
    前記第1の開口部を覆う第1のカバーが、前記筐体内の温度に応じて開閉動作し、
    前記第2の開口部を覆う第2のカバーが、前記筐体内の温度に応じて開閉動作し、
    前記第1のカバーは、前記筐体内の温度が第1の閾値以上になると開き始め、
    前記第2のカバーは、前記筐体内の温度が前記第1の閾値よりも高い第2の閾値以上になると開き始める、
    内部温度調節方法。
  14. 部品を収納し第1の開口部、第2の開口部、および第3の開口部を有する筐体を具備する電子機器に適用される内部温度調節方法であって、
    前記第1の開口部を覆う第1のカバーが、前記筐体内の温度に応じて開閉動作し、
    前記第2の開口部を覆う第2のカバーが、前記筐体内の温度に応じて開閉動作し、
    前記第3の開口部を覆う第3のカバーが、前記筐体内の温度に応じて開閉動作し、
    前記第1のカバーは、前記筐体内の温度が第1の閾値以上になると開き始め、
    前記第2のカバーは、前記筐体内の温度が前記第1の閾値よりも高い第2の閾値以上になると開き始め、
    前記第3のカバーは、前記筐体内の温度が前記第2の閾値よりも高い第3の閾値以上になると開き始める、
    内部温度調節方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112004377A (zh) * 2020-08-12 2020-11-27 武汉博畅通信设备有限责任公司 一种短波后选器的散热外壳

Cited By (1)

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CN112004377A (zh) * 2020-08-12 2020-11-27 武汉博畅通信设备有限责任公司 一种短波后选器的散热外壳

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