JP2019211920A - 指針登録システム - Google Patents

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Abstract

【課題】指針登録システムを提供する。【解決手段】ガス供給を受ける需要家のガス使用量を管理するシステムであって、コンピュータデバイスから、ガスメータの第1の指針値電文を受信するように構成された通信装置であって、第1の指針値電文は、コンピュータデバイスを使用して第1の指針値電文に関するガスメータの読み取った需要家と関連付けられている、通信装置と、第1の指針値電文に含まれる指針値を記憶装置に記憶し、指針値に基づいて、需要家のガス使用料を算出するように構成された制御装置とを備える。【選択図】図7

Description

本発明は、ガス使用量を示すガスメータの指針値を収集するシステムに関し、特に、需要家が自らガスメータを指針登録し、ガスメータの指針値を収集する指針登録システムに関する。
ガス供給事業者がガス供給先にガスを供給する手段として、LP(Liquid Petroleum)ガスなどを充填したガスボンベをガス供給先の自宅などに設置し、ガスボンベからガスを供給する手段が存在する。LPガスの供給方式は、ガスが充填したガスボンベを需要家の自宅などに設置するため、ガス切れが発生する可能性がある。よって、このようなガスを供給する形態では、ガスボンベを定期的に交換する必要がある。
一般に、ガスを供給するガス供給事業者によってガス供給サービスを受ける需要家は、ガスを供給するのに必要な設備(ガスボンベなど)とともに、ガスの使用量を示すガスメータを設置している。ガスメータは、ガスが消費されたガス消費量を示す指針値を測定するように構成されている。この指針値は、ガス供給事業者が提供するコンピュータシステムによって、需要家ごとに管理される。ガス供給事業者の検針員は、定期的に需要家宅に訪問し、ガスメータの指針値を確認して、その指針値を、モバイル端末などを使用して上記コンピュータシステムに送信する。これによって、需要家の指針値がシステムに登録される。また、検針員は、ガス供給に必要な設備(ガスボンベなど)を目視確認し、検針伝票を需要家の自宅などに投函する。これらの業務を総称して検針業務と称する。
特開2014−149658号公報
従来技術では、指針値を収集して需要家のガス消費量を管理するシステムを開示している(特許文献1)。特許文献1で開示されたシステムは、配送サーバおよびモバイル端末を備える。モバイル端末は、ガス容器を備える供給設備に取り付けられたガスメータの検針を行う作業員(例えば、検針員、配送員、保安員なども含む。)によって使用される端末である。作業員は、モバイル端末を介してガスメータの指針値を含む指針データを収集して、配送サーバへ送信する。需要家ごとに指針値を配送サーバで蓄積することによって、需要家の過去のガス使用量を把握することができ、その過去のガス使用量から、需要家のガスボンベの交換時期を予測する。
指針データは、顧客ID、エリアコード、検針日時、メータ番号、およびメータ指針を含む。配送サーバは、定期的に送信される指針データに基づいて需要家のガス使用量を算出して、ガス使用量を予測している。
上述したように、従来技術では、ガス供給事業者の検針員などが需要家宅を訪問して検針を行っている。この方式は、ガスメータの指針値などを確認および登録(以下、指針値登録)するために必要であるとともに、ガス供給設備を目視確認することによって、需要家の安全を維持するために必要となる。通常、このような指針値登録は、月に1回などの頻度で行われる。そして、上述したガスボンベの交換時期を精度よく予測するために、指針値登録の頻度を高めた方が、より精度が上がる。しかしながら、検針員の人員が限られていることから、指針登録を行う頻度を高めることには限界がある。
また、ガスメータが指針データを配送サーバに送信することによって指針データを収集する方式も考えられるが、この方式は、需要家宅に設置された全てのガスメータが通信機能などを備える必要があり、それに要するコストを考慮すると現実的ではない。
本発明によれば、ガスボンベの交換時期の予測精度を高めつつ、検針員の作業負担に影響を与えず、ガス供給事業者の効率的なガス使用量の管理が実現することができる指針登録システムが提供される。
本発明の一実施形態に係るシステムは、ガス供給を受ける需要家のガス使用量を管理するシステムであって、コンピュータデバイスから、ガスメータの第1の指針値電文を受信するように構成された通信装置であって、前記第1の指針値電文は、前記コンピュータデバイスを使用して前記第1の指針値電文に関する前記ガスメータの読み取った前記需要家と関連付けられている、通信装置と、前記第1の指針値電文に含まれる指針値を記憶装置に記憶し、前記指針値に基づいて、前記需要家のガス使用料を算出するように構成された制御装置とを備える。
また、本発明の別の実施形態に係るコンピュータによって実行される方法は、ガス供給を受ける需要家のガス使用量を管理するためのコンピュータによって実行される方法であって、コンピュータデバイスから、ガスメータの第1の指針値電文を受信するステップであって、前記第1の指針値電文は、前記コンピュータデバイスを使用して前記第1の指針値電文に関する前記ガスメータの読み取った前記需要家と関連付けられている、ステップと、前記第1の指針値電文に含まれる指針値を記憶装置に記憶するステップと、前記指針値に基づいて、前記需要家のガス使用料を算出するステップとを備える。
発明の一実施形態に係る指針登録システムによれば、ガスボンベの交換時期の予測精度を高めつつ、検針員の作業負担に影響を与えず、ガス供給事業者の効率的なガス使用量の管理を実現することができる。
本発明の一実施形態に従った指針登録システムの全体的な構成の例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に従った指針登録システムを構成するデバイスの詳細な構成要素の例を示すブロック図である。 指針登録システムにおける需要家データテーブルの例を示す図である。 検針員による指針登録処理を示すフローチャートである。 指針値入力インタフェースの例を示す図である。 指針登録システムにおける需要家データテーブルの例を示す図である。 需要家による指針登録処理を示すフローチャートである。
以下、添付した図面を参照して、本発明の一実施形態に係る指針登録システムを詳細に説明する。本発明の一実施形態に係る指針登録システムは、ガス供給事業者によるガス供給サービスを受ける需要家が、自身のコンピュータデバイスを使用して自身が指針登録を行う。本明細書では、ガス供給サービスを提供する事業者をガス供給事業者と称し、そのガス供給を受ける需要家を需要家と称する。需要家は、本発明の一実施形態に係る指針登録システムを利用して自身が消費したガス使用量の指針登録を行う。
図1は、本発明の一実施形態に係る指針登録システム100の全体的な構成の例を示している。指針登録システム100は、指針登録サーバ1、ならびに1つまたは複数のコンピュータデバイス2a、2bおよび2c(以下、「コンピュータデバイス2」)がネットワーク3を介して相互接続されることによって構成される。指針登録サーバ1は、指針登録システム100を実現する主要な機能を提供するコンピュータデバイスであり、例えば、ガス供給事業者が保有し、ガス供給サービスを受ける需要家のガス消費量を管理する。指針登録サーバ1は、ホストコンピュータなどのクライアントからの要求に応じて処理を行うコンピュータデバイスであり、1つのコンピュータデバイスで構成されてもよく、または複数のコンピュータデバイスで構成されてもよい。
コンピュータデバイス2の各々は、本発明の一実施形態に係るガス供給サービスを受ける需要家が保有・使用するコンピュータデバイスである。コンピュータデバイス2の各々は、スマートフォンなどの携帯電話およびタブレット端末などの携帯情報端末、デスクトップ型パーソナルコンピュータ、ノート型パーソナルコンピュータ、およびデータセンター設置型コンピュータなどを含むが、それらに限定されない。
ネットワーク3は、インターネットなどのパブリックネットワークおよび/または専用線などのプライベートネットワークを含む。ネットワーク3を介して相互接続された指針登録サーバ1およびコンピュータデバイス2は相互に通信する。
次に、図2を参照して、指針登録システム100を構成する指針登録サーバ1およびコンピュータデバイス2の詳細な構成要素の例を説明する。指針登録サーバ1およびコンピュータデバイス2は、同一の構成を有してもよく、または異なる構成を有してもよい。
指針登録サーバ1は、制御装置11、メモリ12、記憶装置13、および通信装置14を備えている。制御装置11は、プロセッサとも称され、上記各構成要素の制御やデータの演算を行う。また、制御装置11は、本発明の一実施形態に係る各種処理を実行するための、記憶装置13に記憶されているプログラムをメモリ12に読み出して実行する。ここで、上述したプログラムとは、指針登録システム100を実行するためのプログラム(以下、「指針登録プログラム」)であり、指針登録サーバ1およびコンピュータデバイス2の記憶装置13に記憶されている。
メモリ12は、他のコンピュータデバイス2などからブロードキャストされたデータ、コンピュータ実行可能な命令および当該命令による演算処理後のデータなどを記憶する揮発性データ記憶装置である。メモリ12は、RAM(ランダムアクセスメモリ)(例えば、SRAM(スタティックRAM)およびDRAM(ダイナミックRAM))などで実装されてもよい。
記憶装置13は、上述した指針登録プログラムおよび指針登録システム100が使用するデータベースマネジメントシステム(DBMS)などを記憶した不揮発性データ記憶装置である。記憶装置13は、ROM(リードオンリメモリ)などの不揮発性半導体メモリ、磁気記憶装置(ハードディスクドライブなど)、および光ディスクなどで実装されてもよい。
通信装置14は、ネットワーク3を介して接続されたコンピュータデバイス2との間でデータおよび制御情報を送受信するネットワークインタフェースである。このネットワークインタフェースは、例えば、TCP/IPなどのプロトコルに準拠したネットワークカード(例えば、LANカード)などによって実装される。
コンピュータデバイス2は、制御装置21、メモリ22、記憶装置23、通信装置24、表示装置25、およびカメラ26を備えている。制御装置21、メモリ22、記憶装置23、および通信装置24は、指針登録サーバ1が有する制御装置11、メモリ12、記憶装置13、および通信装置14と同等の機能を有する。
表示装置15は、コンピュータデバイス2が記憶装置23に記憶された所定のプログラムを実行することによって、自身が使用したガス消費量を表すガスメータの指針値を需要家が入力するための入出力インタフェースを表示する。表示装置15は、コンピュータデバイス2と一体化されたディスプレイデバイス(例えば、タッチパネルディスプレイ)、または別個に接続されたディスプレイデバイス(例えば、ディスプレイボード)などで実装される。
カメラ26は、上述したガスメータの指針値を表す画像を撮像する。カメラ26の解像度は、特に限定されないが、少なくとも、需要家宅に設置されたガスメータに表示された指針値を読み取ることが可能な程度の解像度を有する必要がある。
<検針員による指針登録処理>
次に、図3を参照して、検針員による指針登録処理の例を説明する。一般的に、需要家は、自身の自宅などに設置されたガスメータを有し、需要家のガスの使用に従ってガスメータの指針値が変動する。この例では、ガス供給事業者の検針員が定期的に需要家の自宅などに訪問し、ガスメータの指針値を読み取ることによって(需要家ごとに指針値を記録する)、一定期間ごとの需要家のガス使用量を管理している。指針登録システム100は、需要家が、自身の自宅などに設置されたガスメータの指針値を読み取ることによって指針登録を行い、需要家の所定期間ごとのガス使用量を管理する。
図3は、指針登録サーバ1が実装しているDBMSの例示的なデータベーステーブルである、需要家データテーブルの例を示す。図3に示すように、需要家データテーブル300は、需要家番号301、検針員番号303、および指針値305を少なくとも含むが、図3の例では、それらの項目以外に年月302、氏名304(需要家の氏名)、およびガス単価306を含む。
需要家番号301は、指針登録システム100において、需要家を一意に識別するための番号であり、例えば、指針登録システム100において各需要家に一意に割り当てられる。検針員番号303は、指針登録システム100において、検針員を一意に識別するための番号であり、例えば、指針登録システム100において各検針員に一意に割り当てられる。需要家には必ず担当する検針員が割り当てられ、割り当てられた検針員が担当する需要家の指針登録を行う。
指針値305は、ガスメータから読み取ったガス使用量を表す値が設定され、初期値は空白である。年月302は、ガス使用量が管理される対象の年月(指針登録年月)を示す。つまり、第1の実施形態では、月ごとに指針登録を行い、需要家のガス使用量を管理する。よって、需要家データテーブル300の各データレコードは、需要家および該当の指針登録年月ごとに存在する。
ガス単価306は、需要家ごとに定められたガス料金の単価を示す。ガス単価は、需要家(つまり、ガスの出力量など)および/または地域ごとに単価が定められ、ガス使用量にその単価を乗算することによってガス料金が算出される。
次に、図4を参照して、かかる指針登録システム100によって実現される処理の例を説明する。この例では、ガス供給事業者は、月ごとに指針登録を行い、月ごとの需要家のガス使用量を管理し、その使用量に対応するガス料金を需要家に請求するものとする。よって、例えば、2018年7月分の指針登録を行う場合、2018年7月が経過した後(例えば、2018年8月以降)に指針登録が行われるものとする。コンピュータデバイス2は、該当の需要家を担当する検針員が保有するものとする。つまり、コンピュータデバイス2に割り当てられた識別番号(例えば、IPアドレスおよび/またはMACアドレスなど)は、担当する検針員の検針員番号などと関連付けられて送信される。
まず、コンピュータデバイス2は、指針値を入力するためのインタフェース(指針値入力インタフェース)を表示装置25に表示する(ステップS401)。このインタフェースは、指針登録サーバ1に送信されることになる指針値を検針員が入力するための入力インタフェースである。
次に、検針員は、ステップS401で表示された指針値入力インタフェースを介して自身の検針員番号、および指針登録の対象先である担当する需要家の需要家番号を入力する(ステップS402)。この操作によって、後続の処理において指針登録サーバ1が検針員および需要家を特定することができる。次に、検針員は、ガスメータに表示された指針値を、コンピュータデバイス2のカメラ26を使用して撮像する(ステップS403)。この指針値を撮像するための画面は、表示装置25に表示される指針値撮像インタフェースを使用して撮像される。図5に、指針値撮像インタフェース500を示す。
図5に示すように、指針値撮像インタフェース500は、撮像画面501および指針値表示画面505を含む。撮像画面501は、例えば、図5に示すように、カメラ26のレンズの焦点をガスメータ502の表示部503に合わせ、表示部503に表示された指針値504を撮像するための画面である。図に示すように、レンズの焦点を合わせて撮像することによって、コンピュータデバイス2の制御装置21が、ガスメータ502の指針値504を認識することができる(カメラ26が読み取った画像を処理することによって)。
指針値表示画面505は、制御装置21が認識した指針値を表示する。これによって、例えば、制御装置21が指針値を誤って認識した場合に、需要家が図示しない訂正ボタンを押下することによって正確な指針値を訂正することができる。
次に、制御装置21は、少なくともステップS401で入力された需要家番号およびステップS403で認識した指針値を含む指針値電文を生成する(ステップS404)。指針値電文は、指針登録サーバ1に送信され、指針登録サーバ1が該当の需要家についてのガス使用量を算出するために使用される電文データである。生成された指針値電文は、通信装置24によって指針登録サーバ1に送信される(ステップS405)。このときに、指針値電文は、コンピュータデバイス2の送信元アドレス(例えば、IPアドレスおよび/またはMACアドレスなど)が設定されて指針登録サーバ1に送信される。ネットワーク3は、パブリックネットワークを含むので、その経路においてルータおよび/またはファイヤウォール機能などによって、送信元アドレスに基づいて指針値電文がフィルタリングされ、指針登録サーバ1に送信される。
指針登録サーバ1の通信装置14が、ステップS405で送信された指針値電文を受信すると(ステップS406)、制御装置11は、ステップS406で受信した指針値電文に含まれる需要家番号に基づいて需要家データテーブル300から該当の需要家データレコードを取得する(ステップS407)。
次に、制御装置11は、ステップS406で受信した指針値電文に含まれる指針値に基づいて、ステップS407で取得した需要家データレコードを更新する(データ項目「指針値」の値を更新する)。これによって、指針登録サーバ1では、該当の需要家のガス使用量に対応する指針値を管理することができる。
次に、制御装置11は、ステップS406で受信した指針値電文に含まれるデータ項目「指針値」および「ガス単価」に基づいて、該当の需要家のガス料金を算出する(ステップS408)。最後に、ステップS408で算出したガス使用量に基づいて、該当の需要家に対し、ガス使用量の請求書などの書面を出力する(図示せず)。これによって、ガス需要家の一定期間ごとのガス使用量および対応するガス料金を管理することができる。
このように、検針員が需要家のガスメータを読み取ることによって需要家のガス使用量を管理している。上述したように、このような業務フローでは、検針員が指針登録を行う都度、需要家の自宅などに訪問する必要があり、検針員の業務に負荷をかかることがある。そのため、以下のような処理を実施するようにすることが好ましい。
<需要家による指針登録処理>
次に、図6乃至図5を参照して、需要家による指針登録処理の例を説明する。指針登録システム100においては、需要家が、自身の自宅などに設置されたガスメータの指針値を読み取ることによって指針登録を行い、需要家の所定期間ごとのガス使用量を管理する。
コンピュータデバイス2は、該当の需要家が保有するものとする。つまり、コンピュータデバイス2に割り当てられた識別番号(例えば、IPアドレスおよび/またはMACアドレスなど)は、該当の需要家番号などと関連付けられている。
図6は、指針登録サーバ1が実装しているDBMSの例示的なデータベーステーブルである、需要家データテーブルの例を示す。図6に示すように、需要家データテーブル600は、需要家番号601および指針値604を少なくとも含むが、図6の例では、それらの項目以外に年月602、氏名603(需要家の氏名)、およびガス単価605を含む。なお、これらのデータ項目601乃至605はそれぞれ、図3に示したデータ項目301、302、および304乃至305と同一である。
需要家番号601は、指針登録システム100において、需要家を一意に識別するための番号であり、例えば、指針登録システム100において各需要家に一意に割り当てられる。指針値604は、ガスメータから読み取ったガス使用量を表す値が設定され、初期値は空白である。年月602は、ガス使用量が管理される対象の年月(指針登録年月)を示す。つまり、第1の実施形態では、月ごとに指針登録を行い、需要家のガス使用量を管理する。よって、需要家データテーブル600の各データレコードは、需要家および該当の年月ごとに存在する。
ガス単価605は、需要家ごとに定められたガス料金の単価を示す。例えば、ガス使用量は、需要家ごとに単価が定められ、ガス使用量にその単価を乗算することによってガス料金が算出される。
図6を参照して説明したデータ構造の例は、例示的なものにすぎず、図6に示していない任意の項目が含まれてもよい。また、本発明の一実施形態では、ガス消費量を月ごとに管理する例として説明するが、その期間は例示にすぎない。なお、第1の実施形態では、需要家ごとに予め需要家データテーブル600の各レコードが生成されており、データ項目「指針値」には初期値(空白)が設定されているものとする。
次に、図7を参照して、需要家による指針登録処理の例を説明する。この例では、ガス供給事業者は、月ごとに指針登録を行い、月ごとの需要家のガス使用量を管理し、その使用量に対応するガス料金を需要家に請求するものとする。よって、例えば、2018年7月分の指針登録を行う場合、2018年7月が経過した後(例えば、2018年8月以降)に指針登録が行われるものとする。
まず、コンピュータデバイス2(指針登録を行う需要家によって保有される)は、上述した指針値入力インタフェースを表示装置25に表示する(ステップS701)。指針値入力インタフェースは、指針登録サーバ1に送信されることになる指針値を需要家が入力するための入力インタフェースである。
次に、需要家は、ステップS401で表示された指針値入力インタフェースを介して自身の需要家番号を入力する(ステップS702)。この操作によって、後続の処理において指針登録サーバ1が需要家を特定することができる。次に、需要家は、ガスメータに表示された指針値を、コンピュータデバイス2のカメラ26を使用して撮像する(ステップS703)。この指針値を撮像するための画面は、表示装置25に表示される図5に示した指針値撮像インタフェース500を使用して撮像される。
次に、制御装置21は、少なくともステップS701で入力された需要家番号およびステップS703で認識した指針値を含む指針値電文を生成する(ステップS704)。指針値電文は、指針登録サーバ1に送信され、指針登録サーバ1が該当の需要家についてのガス使用量を算出するために使用される電文データである。生成された指針値電文は、通信装置24によって指針登録サーバ1に送信される(ステップS705)。このときに、指針値電文は、コンピュータデバイス2の送信元アドレス(例えば、IPアドレスおよび/またはMACアドレスなど)が設定されて指針登録サーバ1に送信される。ネットワーク3は、パブリックネットワークを含むので、その経路においてルータおよび/またはファイヤウォール機能などによって、送信元アドレスに基づいて指針値電文がフィルタリングされ、指針登録サーバ1に送信される(つまり、需要家のコンピュータデバイス2が送信した電文が指針登録サーバ1に送信される)。
指針登録サーバ1の通信装置14が、ステップS705で送信された指針値電文を受信すると(ステップS706)、制御装置11は、ステップS706で受信した指針値電文に含まれる需要家番号に基づいて需要家データテーブル300から該当の需要家データレコードを取得する(ステップS707)。
次に、制御装置11は、ステップS706で受信した指針値電文に含まれる指針値に基づいて、ステップS707で取得した需要家データレコードを更新する(データ項目「指針値」の値を更新する)。これによって、指針登録サーバ1では、該当の需要家が自身で申告することになるガス使用量に対応する指針値を管理することができる。
次に、制御装置11は、ステップS706で受信した指針値電文に含まれる指針値604およびガス単価605、ならびに所定の割引率に基づいて、該当の需要家のガス料金を算出する(ステップS708)。ここで、所定の割引率とは、指針登録システム100を利用して指針登録を行った需要家は、ガス料金に対して所定の割引を受けることができる。つまり、上述した需要家による指針登録は、ガス使用量の予測精度を高めるとともに、検針員の作業負担に影響を与えない(つまり、人的コストに影響を与えず、予測精度を高める)。よって、その予測精度を高めることができることに対応する割引額を、ガス料金を割り引くことによって需要家に還元するものである。このような指針登録の仕組みを導入することによって、予測精度を高めるとともに、割引率の導入により需要家がさらに本仕組みを利用する動機付けとなる。
割引率については、上述した仕組みを利用した全てのケースに同一の割引率が適用されてもよく、または需要家ごと、地域ごと、または担当する検針員もしくはその検針員が所属するグループ(事業所もしくは営業所など)ごとに定められてもよい。なお、需要家は、ガス供給事業者のガス供給サービスを受けるときなどの任意のタイミングで、指針登録を担当する検針員が割り当てられる。この割り当ては、検針員が所属するグループの所在地と需要家の住所などとを関連付けて割り当てられることが多い。
また、割引率は、例えば、上述した需要家による指針登録を行った季節(年月)および/または頻度などに基づいて、予め定められてもよい(例えば、統計上、ガス消費量が増大する時期に指針登録を行った場合は割引率を高くし、自己検針を行った頻度が多い場合は割引率を高くするなど)。
上述したガス供給形態では、需要家が使用するガスの予測される使用料は、需要家の過去のガス使用料および季節など(例えば、冬季はガスの使用量が増える傾向にあるなど)に基づいて、予測されることが多い。よって、指針登録を行う頻度を高めることは、予測精度を高めることになる。また、ガス使用量が多い季節は、ガス切れになる可能性が高い。よって、このような時期に指針登録を需要家が行うことによって、やはり予測精度を高めることになる。
このようにして、検針員の割り当てを効率化している。上述した割引率も、検針員が所属するグループごとに割り当てられると、割引率の管理を容易にすることができる。割引率が需要家ごとに定められる場合、上述した需要家データテーブル600にて割引率が管理される。
最後に、ステップS708で算出したガス使用量に基づいて、該当の需要家に対し、ガス使用量の請求書などの書面を出力する(図示せず)。これによって、ガス需要家の一定期間ごとのガス使用量および対応するガス料金を管理することができる。
なお、本発明の一実施形態では、図7に示した需要家自身が指針登録を行う例と、図4に示した検針員が指針登録を行う例とを別々に説明したが、これらを組み合わせるようにしてもよい。例えば、該当月の中旬に需要家が指針登録を行い、該当月の下旬に検針員が指針登録を行うようにしてもよい。一般的に、上述したLPガスを充填したガスボンベを使用したガス供給形態では、ガス供給事業者の配送員によってガスが充填されたガスボンベが補充される。これによって、需要家がガス欠によりガスを利用することができない事態を防止している。
検針員による指針登録の場合、当然ながらガス料金の割引を受けることはできない。この場合、検針員による指針登録および需要家による指針登録を識別し、後者による指針登録のときのみ割引を適用する。具体的には、検針員が保有するコンピュータデバイス2から送信される指針値電文と需要家が保有するコンピュータデバイス2から送信される指針値電文とを識別し(送信元IPアドレスなどによって)、後者による電文を処理するときのみ割引を適用する。
需要家が使用するガスの予測される使用料は、需要家の過去のガス使用料および季節などに基づいて予測されることが多いことは上述した。よって、需要家による指針登録に加え、検針員が指針登録を行うことは、需要家が割引を受けられるとともに、指針登録を行う頻度が増加するので、需要家のガス使用量をさらに精度よく予測することができる。
以上のように、本発明の一実施形態に係る指針登録システム100の例を説明した。本発明の一実施形態に係る指針登録システム100によれば、ガス供給事業者の検針員の業務を削減し、それによってガス供給事業者が要するコストを削減することができ、同時に需要家に対するガス使用量を削減することができる。
なお、本発明の一実施形態では、需要家がコンピュータデバイス2のカメラ26を使用して、ガスメータの指針値を撮像することによって指針値を指針登録サーバ1に送信する例を説明したが、指針値は、必ずしもカメラ26による撮像によって送信される必要はない。例えば、指針値入力インタフェースに設けられた指針値入力画面(図示せず)に指針値を直接入力することによって行われてもよい。
上記実施形態で説明したハードウェアの構成要素は例示的なものにすぎず、その他の構成も可能であることに留意されたい。また、上記実施形態で説明した処理の順序は、必ずしも説明した順序で実行される必要がなく、任意の順序で実行されてもよい。さらに、本発明の基本的な概念から逸脱することなく、追加のステップが新たに加えられてもよい。
また、本発明の一実施形態に係る指針登録システム100は、指針登録サーバ1および/またはコンピュータデバイス2によって実行されるプログラムによって実装されるが、当該プログラムは、非一時的記憶媒体に記憶されてもよい。非一時的記憶媒体の例は、リードオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリ装置、内蔵ハードディスクおよび取外可能ディスク装置などの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD−ROMディスクおよびデジタル多用途ディスク(DVD)などの光学媒体などを含む。
1 指針登録サーバ
2a コンピュータデバイス
2b コンピュータデバイス
2c コンピュータデバイス
3 ネットワーク
100 指針登録システム

Claims (7)

  1. ガス供給を受ける需要家のガス使用量を管理するシステムであって、
    コンピュータデバイスから、ガスメータの第1の指針値電文を受信するように構成された通信装置であって、前記第1の指針値電文は、前記コンピュータデバイスを使用して前記第1の指針値電文に関する前記ガスメータの読み取った前記需要家と関連付けられている、通信装置と、
    前記第1の指針値電文に含まれる指針値を記憶装置に記憶し、
    前記指針値に基づいて、前記需要家のガス使用料を算出する
    ように構成された制御装置と
    を備えたことを特徴とするシステム。
  2. 前記通信装置は、前記コンピュータデバイスから、前記ガスメータの第2の指針値電文を受信するようにさらに構成され、前記第2の指針値電文は、前記第2の指針値電文に関する前記ガスメータの読み取った検針員と関連付けられ、
    前記制御装置は、前記第1の指針値電文と前記第2の指針値電文とを識別し、
    前記通信装置が前記第1の指針値電文を受信した場合、前記算出したガス使用量に割引を提供する
    ようにさらに構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記コンピュータデバイスは、カメラを含み、
    前記第1の指針値電文は、前記カメラを使用して撮像された前記指針値を含む
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のシステム。
  4. ガス供給を受ける需要家のガス使用量を管理するためのコンピュータによって実行される方法であって、
    コンピュータデバイスから、ガスメータの第1の指針値電文を受信するステップであって、前記第1の指針値電文は、前記コンピュータデバイスを使用して前記第1の指針値電文に関する前記ガスメータの読み取った前記需要家と関連付けられている、ステップと、
    前記第1の指針値電文に含まれる指針値を記憶装置に記憶するステップと、
    前記指針値に基づいて、前記需要家のガス使用料を算出するステップと
    を備えたことを特徴とする方法。
  5. 前記コンピュータデバイスから、前記ガスメータの第2の指針値電文を受信するステップであって、前記第2の指針値電文は、前記第2の指針値電文に関する前記ガスメータの読み取った検針員と関連付けられる、ステップと、
    前記第1の指針値電文と前記第2の指針値電文とを識別するステップと、
    前記第1の指針値電文を受信した場合、前記算出したガス使用量に割引を提供するステップと
    をさらに備えたことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記コンピュータデバイスは、カメラを含み、
    前記第1の指針値電文は、前記カメラを使用して撮像された前記指針値を含む
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の方法。
  7. プロセッサによって実行されると、請求項4乃至6のいずれか一項に記載の方法をコンピュータデバイスに実行させるコンピュータ実行可能命令を含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
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