JP2019211898A - タッチ検出回路、入力装置、電子機器 - Google Patents

タッチ検出回路、入力装置、電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】タッチ検出回路の回路面積および/または消費電力を削減する。【解決手段】第1端子P1、第2端子P2にはそれぞれ、第1電極132、第2電極134が接続される。容量検出回路210は第1端子P1の電圧V1を変化させ、第1端子P1に生ずる電荷の移動にもとづいて第1電極132の静電容量Csを検出する。キャンセル回路240は、第2端子P2の電圧V2を、第1端子P1の電圧V1に追従させる。バッファ242は、その入力に第1端子P1の電圧V1を受け、その出力が第2端子P2と接続される。駆動補助回路244は、その出力が第2端子P2と接続され、バッファ242より高い駆動能力を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、静電容量の検出回路に関する。
近年のコンピュータやスマートホン、タブレット端末、ポータブルオーディオ機器などの電子機器には、ユーザインタフェースとして、タッチ式の入力装置が搭載される。タッチ式の入力装置としては、タッチパッド、ポインティングデバイスなどが知られており、指やスタイラスを接触あるいは近接することにより様々な入力が可能となっている。
タッチ式入力装置は大きく、抵抗膜方式と静電容量方式に分類される。静電容量方式は、ユーザ入力に応じて、複数のセンサ電極が形成する静電容量(以下、単に容量ともいう)の変化を電気信号に変換することにより、ユーザ入力の有無、座標を検出する。
静電容量検出方法は大きく、自己容量(Self Capacitance)方式と、相互容量(Mutual Capacitance)方式に分けられる。自己容量方式は非常に高感度であり、タッチのみでなく指の近接を検出可能であるが、水滴の付着をタッチと区別できず、また2点タッチを検出できないという問題がある。一方、相互容量方式は、2点タッチ(あるいはそれ以上のマルチタッチ)を検出可能であり、水滴の影響を受けにくいという利点がある。したがって、用途によって、自己容量方式と相互容量方式が選択され、あるいは両方式が併用される。
図1は、自己容量方式のタッチ式入力装置100Rのブロック図である。タッチ式入力装置100Rは、タッチパネル(またはタッチスイッチ)110とタッチ検出回路200Rを備える。タッチパネル110は、センス電極112およびシールド114を備える。シールド114は接地され、センス電極112はタッチ検出回路200Rのセンス(SNS)端子と接続される。ユーザの指あるいはスタイラスがセンス電極112に近接あるいは接触すると、センス電極112が形成する静電容量Csが増加する。タッチ検出回路200Rは、静電容量Csの変化にもとづいて、タッチの有無や座標を検出する。
タッチ検出回路200Rは、容量検出回路210およびA/Dコンバータ230を備える。容量検出回路210は、SNS端子の電圧を変化させ、静電容量Csを充電あるいは放電する。このときSNS端子の電圧変化に応じて、電荷の移動が発生する。容量検出回路210は、移動した電荷量に応じた検出信号Vを生成する。A/Dコンバータ230は、検出信号VSをデジタル値に変換する。デジタル値は図示しないマイコンなどのプロセッサに入力され、タッチの有無や座標の判定に利用される。
センス電極112とシールド114の間には、寄生容量Cpが存在する。タッチ検出回路200Rが測定する静電容量は、静電容量Csと寄生容量Cpの合成容量である。寄生容量Cpは、タッチ検出回路200Rにおいて測定可能な静電容量Csのダイナミックレンジを狭めるため、寄生容量Cpの影響を低減することが要求される。シールド114の面積を小さくすれば、寄生容量Cpを減らすことができるが、シールド114は、タッチパネル110の下部に位置する電子回路からのノイズを遮蔽する機能を有するため、完全に取り除くことは難しい。
図2は、自己容量方式のタッチ式入力装置100Sのブロック図である。タッチ検出回路200Sは、シールド114と接続される端子SLDをさらに備え、SLD端子の電位を、SNS端子の電位と連動させる。具体的にはバッファ220は、その入力にSNS端子の電位を受け、その出力に、SNS端子の電位を発生させる。これにより、センス電極112とシールド114の間の電位差が一定に保たれるため、寄生容量Cpからの電荷の移動は発生しない。したがって寄生容量Cpの影響をキャンセルすることができ、タッチに起因する静電容量Csのみを検出することが可能となる。
特開2001−325858号公報 特開2012−182781号公報
本発明者は、図2のタッチ式入力装置100Sについて検討した結果、以下の課題を認識するに至った。容量検出回路210はパルス制御信号にもとづいてSNS端子の電位を急峻に変化させる。したがってバッファ220には、非常に高いスルーレートが要求されることとなり、回路面積が大きく、また消費電力も大きくなる。
本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、回路面積および/または消費電力が削減されたタッチ検出回路の提供にある。
本発明のある態様は自己容量方式のタッチ検出回路に関する。タッチ検出回路は、第1電極と接続される第1端子と、第2電極と接続される第2端子と、第1端子の電圧を変化させ、第1端子に生ずる電荷の移動にもとづいて第1電極の静電容量を検出する容量検出回路と、第2端子の電圧を、第1端子の電圧に追従させるキャンセル回路と、を備える。キャンセル回路は、その入力に第1端子の電圧を受け、その出力が第2端子と接続されるバッファと、その出力が第2端子と接続され、バッファより高い駆動能力を有する駆動補助回路と、を備える。
なお、以上の構成要素を任意に組み合わせたもの、あるいは本発明の表現を、方法、装置などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明に係るタッチ検出回路は、回路面積および/または消費電力を削減できる。
自己容量方式のタッチ式入力装置のブロック図である。 自己容量方式のタッチ式入力装置のブロック図である。 実施の形態に係るタッチ検出回路を備えるタッチ式入力装置のブロック図である。 第1実施例に係るタッチ検出回路の具体的な回路図である。 図4の容量検出回路の動作波形図である。 タッチ検出回路の動作波形図である。 第1変形例に係るタッチ検出回路の動作波形図である。 第2変形例に係るタッチ検出回路の回路図である。 図8のタッチ検出回路の動作波形図である。 第3変形例に係るタッチ検出回路の回路図である。 第4変形例に係るタッチ検出回路の回路図である。 第2実施例に係るタッチ検出回路の回路図である。 図12の容量検出回路の動作波形図である。 図12のタッチ検出回路の動作波形図である。 第3実施例に係るタッチ検出回路の回路図である。 入力装置を備える電子機器のブロック図である。
(実施の形態の概要)
本明細書に開示される一実施の形態は、自己容量方式のタッチ検出回路に関する。タッチ検出回路は、第1電極と接続される第1端子と、第2電極と接続される第2端子と、第1端子の電圧を変化させ、第1端子に生ずる電荷の移動にもとづいて第1電極の静電容量を検出する容量検出回路と、第2端子の電圧を、第1端子の電圧に追従させるキャンセル回路と、を備える。キャンセル回路は、その入力に第1端子の電圧を受け、その出力が第2端子と接続されるバッファと、その出力が第2端子と接続され、バッファより高い駆動能力を有する駆動補助回路と、を備える。
駆動補助回路によって、バッファによる第2電極の駆動を補助することにより、バッファの負荷が軽減される。したがってバッファの回路面積を小さくでき、および/または消費電力を削減できる。
駆動補助回路は、第2端子と電源ラインの間に設けられる第1スイッチを含んでもよい。第1スイッチをオンすることで、第2端子の電圧を瞬時に電源電圧まで上昇させることができる。
駆動補助回路は、第2端子と接地ラインの間に設けられる第2スイッチを含んでもよい。第2スイッチをオンすることで、第2端子の電圧を瞬時に接地電圧まで低下させることができる。
キャンセル回路は、バッファの出力と第2端子の間に設けられ、駆動補助回路がオンであるときにオフとなる第3スイッチをさらに備えてもよい。第2端子が駆動補助回路によって駆動されている間は、バッファの出力を第2端子から切り離すことができる。
キャンセル回路は、駆動補助回路がオフであるときに、バッファの入力にバイアス電圧を供給するバイアス回路をさらに備えてもよい。これにより、バッファの出力電圧の変動範囲を狭めることができる。
バイアス回路は、バッファの入力と第1端子の間に設けられ、駆動補助回路がオフであるときにオンとなる第4スイッチと、バイアス電圧を生成する電圧源と、バッファの入力と電圧源の間に設けられる第5スイッチと、を含んでもよい。
バイアス回路は、第1端子の電圧をバイアス電圧としてサンプルホールドするサンプルホールド回路を含んでもよい。
駆動補助回路は、第2端子と電源ラインの間に設けられる第1スイッチと、第2端子と接地ラインの間に設けられる第2スイッチと、を含み、第1スイッチと第2スイッチのいずれか一方がオンであるオン状態から、両方がオフであるオフ状態に遷移するときに、第1スイッチと第2スイッチが同時にオンである状態を経由してもよい。これにより、第2端子に、電源電圧に第1スイッチと第2スイッチそれぞれのオン抵抗で決まる分圧比を乗じた電圧を印加することができる。
タッチ検出回路は、第1端子と第2端子を入れ替えて、第2電極の静電容量を検出可能に構成されてもよい。
容量検出回路は、基準容量を含み、(i)駆動期間において、第1端子と基準容量を切り離した状態で、第1端子に電源電圧と接地電圧の一方を印加し、基準容量に電源電圧と接地電圧の他方を印加し(ii)センス期間において、第1端子と基準容量を接続し、安定化後の基準容量に発生する電圧に応じた検出電圧を出力する。
容量検出回路は、第1端子と接地ラインの間に設けられるリセットスイッチと、入力が第1端子と接続されるカレントミラー回路と、カレントミラー回路の出力に流れる電流を積分した検出電圧を出力する積分器と、を含んでもよい。
(実施の形態)
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合や、部材Aと部材Bが、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図3は、実施の形態に係るタッチ検出回路200を備えるタッチ式入力装置100のブロック図である。タッチ式入力装置100は、タッチパネル130およびタッチ検出回路200を備える。タッチパネル130は、第1電極132と第2電極134を含む。第2電極134は、第1電極132とオーバーラップして設けられるシールドであってもよいし、第1電極132と同一平面に設けられてもよい。
タッチ検出回路200は、第1電極132が指(あるいはスタイラス)との間に形成する静電容量Csを検出する。タッチ検出回路200は、第1端子P1と第2端子P2を有する。第1端子P1は、センス電極132と接続され、第2端子P2は、第2電極134と接続される。
タッチ検出回路200は、容量検出回路210、A/Dコンバータ230、キャンセル回路240を備え、ひとつの半導体基板(ダイ)に集積化されたIC(Integrated Circuit)である。容量検出回路210は、第1端子P1の電圧V1を変化させ、第1端子P1に生ずる電荷の移動にもとづいて第1電極132の静電容量Csを検出する。
キャンセル回路240は、第2端子P2の電圧を、第1端子P1の電圧に追従させる。
キャンセル回路240は、主としてバッファ242、駆動補助回路244を備える。バッファ242は、その入力に第1端子P1の電圧V1を受け、その出力が第2端子P2と接続される。
駆動補助回路244は、バッファより高い駆動能力を有し、言い換えればバッファより低い出力インピーダンスを有し、その出力が第2端子P2と接続される。駆動補助回路244は、容量検出回路210が第1端子P1に発生させる電圧V1に応じた電圧変化を、第2端子P2に発生させるように構成される。すなわち駆動補助回路244は、容量検出回路210の回路構成や検出方式に応じて設計すればよい。この点は後述するいくつかの実施例に関する説明から明らかになる。
第3スイッチSW13は、バッファ242の出力と第2端子P2の間に設けられ、駆動補助回路244がオフ(ディセーブル、すなわち出力がハイインピーダンス)であるときにオンとなる。
コントローラ250は、容量検出回路210、A/Dコンバータ230、およびキャンセル回路240を同期制御する。
図3のタッチ検出回路200によれば、第2端子P2に接続される第2電極134は、バッファ242と駆動補助回路244によって駆動される。駆動補助回路244の駆動能力はバッファ242のそれより高いため、バッファ242単体の場合に比べて、第2端子P2の電圧V2を高速に遷移させることが可能となる。言い換えれば、第2端子P2の電圧V2を同じスルーレートで変化させるために必要はバッファ242の駆動能力を下げることができ、バッファ242の回路面積を削減し、あるいは消費電力を低減できる。
本発明は、図3のブロック図や回路図として把握され、あるいは上述の説明から導かれるさまざまな装置、方法に及ぶものであり、特定の構成に限定されるものではない。以下、本発明の範囲を狭めるためではなく、発明の本質や動作の理解を助け、またそれらを明確化するために、より具体的な構成例や実施例を説明する。
<第1実施例>
図4は、第1実施例に係るタッチ検出回路200Aの具体的な回路図である。容量検出回路210Aは、複数のスイッチSW21〜SW26、オペアンプ212、基準容量Cref、帰還容量Cfbを含む。基準容量Crefは一端が接地される。基準容量Crefの他端は電荷転送スイッチSW25を介して第1端子P1と接続され、増幅用スイッチSW26を介してオペアンプ212の反転入力端子(−)と接続される。
スイッチSW25、SW26、基準容量Cref、帰還容量Cfbおよびオペアンプ212は、スイッチドキャパシタを用いた積分器218を形成する。オペアンプ212の非反転入力端子(+)には基準電圧Vrefが入力され、オペアンプ212の出力と反転入力端子の間には帰還容量Cfbが設けられる。
上側スイッチSW21と下側スイッチSW22のペアは、第1駆動部214を形成しており、第1端子P1の電圧を、電源電圧Vddと接地電圧0Vの2値で変化させる。
上側スイッチSW23と下側スイッチSW24のペアは、第2駆動部216を形成しており、基準容量Crefの電圧Viを、電源電圧Vddと接地電圧0Vの2値で変化させる。
スイッチSW21〜SW26はコントローラ250によって制御される。Vref=Vdd/2とすることが好ましい。帰還容量Cfbと並列に、図示しない初期化スイッチを設けてもよい。
容量検出回路210は、(i)駆動期間において、電荷転送スイッチSW25をオフし、第1端子P1と基準容量Crefを切り離した状態で、第1端子P1に電源電圧Vddと接地電圧0Vの一方を印加し、基準容量Crefに電源電圧Vddと接地電圧0Vの他方を印加する。
容量検出回路210は続くセンス期間において、電荷転送スイッチSW25のみがオンとなり、第1端子P1と基準容量Crefが接続される。その結果、静電容量Csと基準容量Crefの間で電荷の移動が発生する。直前の駆動期間において第1端子P1に電源電圧Vddを、基準容量Crefに接地電圧0Vを印加したとすると、電荷保存の法則から、以下の式が成り立つ。
Cs×Vdd=Vi×(Cs+Cref) …(1)
Vi=Vdd×Cs/(Cs+Cref) …(2)
Viは、電荷移動完了後の基準容量Crefの電圧を表す。もしCs=Crefであれば、Vi=Vdd/2となる。
続く増幅期間において、増幅用スイッチSW26がオンされる。その結果、オペアンプ212の反転入力端子の電圧がVrefとなるように帰還容量Cfbが充電され、以下の検出電圧Vsが得られる。
Vs=Vref−Cref/Cfb×(Vi−Vref) …(3)
式(2)および(3)から、検出電圧Vsは、静電容量Csに依存することが分かる。
図4に戻る。キャンセル回路240Aの駆動補助回路244は、第1スイッチSW11および第2スイッチSW12を含む。第1スイッチSW11は、第2端子P2と電源ラインの間に設けられ、第2スイッチSW12は、第2端子P2と接地ラインの間に設けられる。第1スイッチSW11は第1駆動部214の上側スイッチSW21と連動してオンとなり、第2端子P2の電圧V2を、電源電圧Vddにプルアップする。また第2スイッチSW12は第1駆動部214の下側スイッチSW22と連動してオンとなり、第2端子P2の電圧V2を接地電圧0Vにプルダウンする。
図5は、図4の容量検出回路210Aの動作波形図である。駆動期間T1において、上側スイッチSW21,下側スイッチSW24がオンとなり、第1端子P1に電源電圧Vddが印加され、基準容量Crefに接地電圧0Vが印加される。続く転送期間T2において、電荷転送スイッチSW25がオンとなり、静電容量Csと基準容量Crefの電荷が平均化される。基準容量Crefの電圧Viは、以下の式で表される。
Vi=Vdd×Cs/(Cs+Cref)
続く増幅期間T3において、電荷転送スイッチSW25がオフとなり、電圧Viがホールドされる。増幅スイッチSW26がオンとなることで、検出電圧Vsが生成される。
続く駆動期間T4において、下側スイッチSW22,上側スイッチSW24がオンとなり、第1端子P1に接地電圧0Vが印加され、基準容量Crefに電源電圧Vddが印加される。続く転送期間T5において、電荷転送スイッチSW25がオンとなり、静電容量Csと基準容量Crefの電荷が平均化される。
Vi=Vdd×Cref/(Cs+Cref)
続く増幅期間T6において、電荷転送スイッチSW25がオフとなり、電圧Viがホールドされる。増幅スイッチSW26がオンとなることで、検出電圧Vsが生成される。
図6は、タッチ検出回路200の動作波形図である。駆動期間T1において、第1端子P1の電圧V1は、電源電圧Vddに上昇する。これにあわせて、第1スイッチSW11がオンすることで、第2端子P2の電圧V2は、電圧V1に追従して電源電圧Vddに上昇する。
転送期間T2および増幅期間T3の間は、第3スイッチSW13がオンとなり、第2端子P2はバッファ242の出力と接続される。その結果、バッファ242によって、第2端子P2の電圧V2は、第1端子P1の電圧V1と等しくされる。
駆動期間T4において、第1端子P1の電圧V1は、接地電圧0Vに低下する。これにあわせて、第2スイッチSW12がオンすることで、第2端子P2の電圧V2は、電圧V1に追従して接地電圧0Vに低下する。
転送期間T5および増幅期間T6の間は、第3スイッチSW13がオンとなり、第2端子P2はバッファ242の出力と接続される。その結果、バッファ242によって、第2端子P2の電圧V2は、第1端子P1の電圧V1と等しくされる。
以上がタッチ検出回路200Aの動作である。このタッチ検出回路200Aによれば、第2端子P2の電圧V2を、高速に第1端子P1の電圧V1に追従させることができ、第1電極132と第2電極134の間の寄生容量Cpの影響をキャンセルできる。
駆動期間T1の開始タイミングにおいて、バッファ242の代わりに、駆動補助回路244によって、電圧V2を急峻に上昇させることができる。また駆動期間T4の開始タイミングにおいて、バッファ242の代わりに駆動補助回路244によって、電圧V2を急峻に低下させることができる。これにより、バッファ242に要求される駆動能力は、図2のバッファ220の駆動能力より低くすることができる。
続いて第1実施例に関連する変形例を説明する。なおここに示すいくつかの変形例は、後述の第2実施例にも適用可能である。
(第1変形例)
図7は、第1変形例に係るタッチ検出回路200の動作波形図である。この変形例において、駆動期間T1から転送期間T2に遷移した直後、第1スイッチSW11と第2スイッチSW12の同時オン期間が設けられる。第1スイッチSW11と第2スイッチSW12のオン抵抗が等しいとき、第2端子P2の電圧V2は、駆動補助回路244によってVddと0Vの中点電圧(すなわち基準電圧Vref)まで瞬時に低下する。そして第1スイッチSW11、第2スイッチSW12が両方オフとなると、バッファ242によって、第2端子P2の電圧V2は、第1端子P1の電圧V1と等しくされる。
同様に、駆動期間T4から転送期間T5に遷移した直後にも、第1スイッチSW11と第2スイッチSW12の同時オン期間が設けられる。これにより、第2端子P2の電圧V2は、駆動補助回路244によってVddと0Vの中点電圧(すなわち基準電圧Vref)まで瞬時に上昇する。そして第1スイッチSW11、第2スイッチSW12が両方オフとなると、バッファ242によって、第2端子P2の電圧V2は、第1端子P1の電圧V1と等しくされる。
この変形例によれば、駆動期間T1の終了タイミングにおいても、バッファ242ではなく駆動補助回路244によって、電圧V2を急峻に低下させることができる。また駆動期間T4の終了タイミングにおいても、バッファ242ではなく駆動補助回路244によって、電圧V2を急峻に上昇させることができる。これにより、バッファ242に要求される駆動能力をさらに低くすることができ、回路面積、消費電力を削減できる。
(第2変形例)
図8は、第2変形例に係るタッチ検出回路200Bの回路図である。キャンセル回路240Bは、図4のキャンセル回路240Aに加えて、バイアス回路246を備える。バイアス回路246は、駆動補助回路244のオフ状態(非アクティブ状態、すなわちSW11,SW12が両方オフ)であるときに、バッファ242の入力にバイアス電圧Vbiasを供給する。バイアス電圧Vbiasは、基準電圧Vrefと等しいか、またはその近傍に設定することが望ましい。
バイアス回路246は、第4スイッチSW14、第5スイッチSW15、電圧源248を含む。たとえばVbias=Vdd/2とするとき、電圧源248は、電源電圧Vddを分圧比1/2で分圧する抵抗分圧回路で構成してもよい。第4スイッチSW14は、バッファ242の入力と第1端子P1の間に設けられる。また第5スイッチSW15は、バッファ242の入力と電圧源248の間に設けられる。
図9は、図8のタッチ検出回路200Bの動作波形図である。図9には、バッファ242の出力電圧V3が示される。駆動期間T1、T4において、第4スイッチSW14がオフ、第5スイッチSW15がオンとなる。その結果、バッファ242の出力電圧V3は、バイアス電圧Vbiasに維持される。転送期間T2、T5、増幅期間T3、T6において、第4スイッチSW14がオン、第5スイッチSW15がオフとなり、バッファ242の出力電圧V3は、電圧V1と等しくなる。
このように、第2変形例によれば、バッファ242の出力電圧V3の変動範囲を狭めることができる。これにより、バッファ242の駆動能力を下げることができ、回路面積、消費電力を一層削減できる。
(第3変形例)
図10は、第3変形例に係るタッチ検出回路200Cの回路図である。キャンセル回路240Cのバイアス回路246Cは、サンプルホールド回路247を含む。サンプルホールド回路247は、転送期間T2(T5)、増幅期間T3(T6)における第1端子P1の電圧V1をサンプリングし、ホールドする。バイアス回路246Cは、駆動期間T1,T4の間、ホールドした電圧をバイアス電圧Vbiasとして出力し、転送期間T2(T5)、増幅期間T3(T6)の間、第1端子P1の電圧V1を出力する。
(第4変形例)
図11は、第4変形例に係るタッチ検出回路200Dの回路図である。この変形例において第1電極132および第2電極134は同一平面に隣接して配置され、第1電極132とユーザの指の間には第1静電容量Cs1が形成され、第2電極134とユーザの指の間には第2静電容量Cs2が形成される。タッチ検出回路200Dは、静電容量Cs1と静電容量Cs2を時分割で検出可能である。具体的には、第1端子P1に容量検出回路210(一部あるいは全部)が接続され、第2端子P2にキャンセル回路240(一部あるいは全部)が接続される第1状態φ1と、第2端子P2に容量検出回路210が接続され、第1端子P1にキャンセル回路240が接続される第2状態φ2と、が切りかえ可能に構成される。
タッチ検出回路200Dは、経路切りかえ回路260、マルチプレクサMUX1をさらに備える。経路切りかえ回路260は、第1状態において、第2駆動部216および積分器218を含むセンシング部219の入力ノードを第1端子P1と接続し、バッファ242の出力ノードを第2端子P2と接続する。また経路切りかえ回路260は、第2状態において、センシング部219の入力ノードを第2端子P2と接続し、バッファ242の出力ノードを第1端子P1と接続する。経路切りかえ回路260は、複数のスイッチSW31〜SW34を備える。
マルチプレクサMUX1は、第1状態φ1において、バッファ242に第1端子P1の電圧V1を入力し、第2状態φ2において、バッファ242に第2端子P2の電圧V2を入力する。
図11のタッチ検出回路200Dにおいて、第1駆動部214と駆動補助回路244の一方を省略することも可能である。また経路切りかえ回路260を、第1駆動部214および駆動補助回路244よりも、第1端子P1、第2端子P2側に設けてもよい。
(第5変形例)
第3スイッチSW13は省略してもよい。この場合、駆動期間において、第2端子P2は、バッファ242と駆動補助回路244の両方によって駆動されることとなるが、バッファ242の影響は無視できる。
<第2実施例>
図12は、第2実施例に係るタッチ検出回路200Eの回路図である。容量検出回路270の回路形式が図4の容量検出回路210Aと異なっている。容量検出回路270は、リセットスイッチSW41、カレントミラー回路274、積分器276を備える。
リセットスイッチSW41は、第1端子P1と接地ラインの間に設けられる。カレントミラー回路274は、入力側のトランジスタM41が第1端子P1と接続される。カレントミラー回路274は、センススイッチSW42を含んでもよい。積分器276は、カレントミラー回路274の出力側のトランジスタM42に流れる電流Isを積分した検出電圧Vsを出力する。
図13は、図12の容量検出回路270の動作波形図である。リセット区間T11においてリセットスイッチSW41がオンし、第1端子P1に0Vが印加され、静電容量Csが放電される。続いて、センス区間T12においてセンススイッチSW42がオンすると、カレントミラー回路274の入力側のトランジスタに充電電流ICHGが流れ始め、静電容量Csが充電電流ICHGによって充電される。そして電圧V1が電源電圧Vdd近傍まで上昇すると、カレントミラー回路274の入力側のトランジスタM1がカットオフし、充電が停止する。電圧V1の変化幅ΔVは、電源電圧Vddとほぼ等しく、このときに静電容量Csに流れ込む総電荷Qは、
Q=Cs×ΔV=Cs×Vdd
となる。
充電電流ICHGはカレントミラー回路274によってコピーされ、コピーされた電流Isが積分器276によって積算される。出力電圧Vsには、電荷量Qに比例した、言い換えれば静電容量Csに比例した電圧変化が発生する。
図12に戻る。キャンセル回路240Eは、第2端子P2の電圧V2を、図13に示す電圧V1に追従して変化させる。リセットスイッチSW41がターンオンしたときに、電圧V1が急峻に変化する。この急峻な変化を、駆動補助回路244Eによって発生させ、センススイッチSW42がオンした後の電圧V1の緩やかな変化を、バッファ242によって発生させるとよい。この場合、駆動補助回路244Eは、第2端子P2と接地の間に設けられた第2スイッチSW12を含むことができる。
図14は、図12のタッチ検出回路200Eの動作波形図である。リセット区間T11においてリセットスイッチSW41がオンとなり、第2端子P2の電圧V2が0Vにプルダウンされる。センス区間T12に移行すると、第3スイッチSW13がオンとなり、バッファ242により第2端子P2の電圧V2が、電圧V1と等しくなるように駆動される。
以上がタッチ検出回路200Eの動作である。このタッチ検出回路200Eによっても、第1実施例と同様の効果を得ることができる。
続いて第2実施例に関連する変形例を説明する。図12のタッチ検出回路200Eにおいて、バッファ242の入力側に、バイアス回路246を追加することができる。
<第3実施例>
図15は、第3実施例に係るタッチ検出回路200Fの回路図である。タッチ検出回路200Fのキャンセル回路240Fは、バッファ242を有さず、駆動補助回路244Eが、上側の第1スイッチSW11を備える。第1スイッチSW11のオン抵抗は、下側の第2スイッチSW12のオン抵抗より大きく設計される。第1スイッチSW11はセンス区間T12においてオンされる。第1スイッチSW11のオン抵抗は、オンしたときの第2端子P2の電圧V2の時定数が、電圧V1の時定数に近くなるように定められる。
第3実施例によれば、バッファ242を省略できるため、回路面積をさらに小さくでき、また消費電力をさらに低減できる。
続いて第3実施例に関連する変形例を説明する。第1スイッチSW11のオン抵抗を最適化する代わりに、第2端子P2と電源ラインの間に、第1スイッチSW11と直列に抵抗を設け、抵抗によって時定数を最適化してもよい。
図16は、入力装置100を備える電子機器1のブロック図である。電子機器1は、携帯電話端末、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、デジタルスチルカメラ、ポータブル音楽プレイヤ−、リモコンなど、が例示される。
電子機器1は、入力装置2に加えて、DSP(Digital Signal Processor)6およびLCD(Liquid Crystal Display)7を備える。入力装置2は、タッチパネル3および制御IC4を備える。タッチパネル3は、上述のタッチパネル130に対応し、規則的に配置された複数のセンサ電極Cs〜Csを含む。複数のセンサ電極Cs〜Csは、実質的にマトリクス状に配置される。制御IC4は、複数のタッチ検出回路200を備える。各タッチ検出回路200は、複数のセンサ電極Cs〜Csの対応するひとつと接続され、その容量値を検出し、容量値を示すデータをDSP6に出力する。
電子機器1のユーザの指5あるいはペン(スタイラス)がタッチパネル3に接触し、あるいは近接すると、接触した座標のセンサ電極Csの容量値が変化する。DSP6は、複数のセンサ電極Csの容量変化にもとづき、ユーザが接触した座標を検出する。たとえばタッチパネル3は、LCD7の表面に設けられてもよいし、別の箇所に設けられてもよい。
実施の形態においては、タッチ検出回路200を静電容量の変化を利用した入力装置に適用した場合について説明したが、タッチ検出回路200の用途はこれに限定されるものではない。たとえば、キャパシタ型マイクロフォンなど、ダイアフラム電極とバックプレート電極によってキャパシタが形成され、音圧によりキャパシタの静電容量が変化するようなマイクロフォンに適用することができる。
実施の形態においては、タッチ検出回路200はひとつの半導体集積回路上に一体集積化される場合について説明したがこれには限定されず、各回路ブロックをチップ部品やディスクリート素子を用いて構成してもよい。いずれのブロックを集積するかは、採用する半導体製造プロセスや要求されるコスト、特性などに応じて決定すればよい。
100 タッチ式入力装置
P1 第1端子
P2 第2端子
130 タッチパネル
132 第1電極
134 第2電極
200 タッチ検出回路
210 容量検出回路
212 オペアンプ
214 第1駆動部
216 第2駆動部
218 積分器
219 センシング部
230 A/Dコンバータ
240 キャンセル回路
242 バッファ
244 駆動補助回路
246 バイアス回路
250 コントローラ
SW11 第1スイッチ
SW12 第2スイッチ
SW13 第3スイッチ
SW14 第4スイッチ
SW15 第5スイッチ
260 経路切りかえ回路
270 容量検出回路
SW41 リセットスイッチ
SW42 センススイッチ
274 カレントミラー回路
276 積分器
Cref 基準容量
Cfb 帰還容量
Cs 静電容量

Claims (17)

  1. 自己容量方式のタッチ検出回路であって、
    第1電極と接続される第1端子と、
    第2電極と接続される第2端子と、
    前記第1端子の電圧を変化させ、前記第1端子に生ずる電荷の移動にもとづいて前記第1電極の静電容量を検出する容量検出回路と、
    前記第2端子の電圧を、前記第1端子の電圧に追従させるキャンセル回路と、
    を備え、
    前記キャンセル回路は、
    その入力に前記第1端子の電圧を受け、その出力が前記第2端子と接続されるバッファと、
    その出力が前記第2端子と接続され、前記バッファより高い駆動能力を有する駆動補助回路と、
    を備えることを特徴とするタッチ検出回路。
  2. 前記駆動補助回路は、前記第2端子と電源ラインの間に設けられる第1スイッチを含むことを特徴とする請求項1に記載のタッチ検出回路。
  3. 前記駆動補助回路は、前記第2端子と接地ラインの間に設けられる第2スイッチを含むことを特徴とする請求項1または2に記載のタッチ検出回路。
  4. 前記キャンセル回路は、前記バッファの出力と前記第2端子の間に設けられ、前記駆動補助回路がオフであるときにオンとなる第3スイッチをさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のタッチ検出回路。
  5. 前記キャンセル回路は、前記駆動補助回路がオフであるときに、前記バッファの入力にバイアス電圧を供給するバイアス回路をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のタッチ検出回路。
  6. 前記バイアス回路は、
    前記バッファの入力と前記第1端子の間に設けられる第4スイッチと、
    前記バイアス電圧を生成する電圧源と、
    前記バッファの入力と前記電圧源の間に設けられる第5スイッチと、
    を含むことを特徴とする請求項5に記載のタッチ検出回路。
  7. 前記バイアス回路は、前記第1端子の電圧を前記バイアス電圧としてサンプルホールドするサンプルホールド回路を含むことを特徴とする請求項5に記載のタッチ検出回路。
  8. 前記駆動補助回路は、
    前記第2端子と電源ラインの間に設けられる第1スイッチと、
    前記第2端子と接地ラインの間に設けられる第2スイッチと、
    を含み、
    前記第1スイッチと前記第2スイッチのいずれか一方がオンであるオン状態から、両方がオフであるオフ状態に遷移するときに、前記第1スイッチと前記第2スイッチが同時にオンとなる状態を経由することを特徴とする請求項1に記載のタッチ検出回路。
  9. 前記第1端子と前記第2端子を入れ替えて、前記第2電極の静電容量を検出可能に構成されることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のタッチ検出回路。
  10. 前記容量検出回路は、基準容量を含み、(i)駆動期間において、前記第1端子と前記基準容量を切り離した状態で、前記第1端子および前記基準容量に、電源電圧と接地電圧の一方を印加し、(ii)センス期間において、前記第1端子と前記基準容量を接続し、安定化後の前記基準容量に発生する電圧に応じた検出電圧を出力することを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のタッチ検出回路。
  11. 前記容量検出回路は、
    前記第1端子と接地ラインの間に設けられるリセットスイッチと、
    入力が前記第1端子と接続されるカレントミラー回路と、
    前記カレントミラー回路の出力に流れる電流を積分した検出電圧を出力する積分器と、
    を含むことを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のタッチ検出回路。
  12. 自己容量方式のタッチ検出回路であって、
    第1電極と接続される第1端子と、
    第2電極と接続される第2端子と、
    基準容量と、
    駆動期間において、前記第1端子に電源電圧または接地電圧を印加する第1駆動部と、
    前記駆動期間において、前記基準容量に前記電源電圧または前記接地電圧を印加する第2駆動部と、
    前記基準容量と前記第1端子の間に設けられる電荷転送スイッチと、
    非反転入力端子に基準電圧を受けるオペアンプと、
    前記オペアンプの出力と反転入力端子の間に設けられる帰還容量と、
    前記オペアンプの反転入力端子と前記基準容量の間に設けられる増幅用スイッチと、
    その入力に前記第1端子の電圧を受け、その出力が前記第2端子と接続されるバッファと、
    前記第2電極と電源ラインの間に設けられる第1スイッチと、
    前記第2電極と接地ラインの間に設けられる第2スイッチと、
    を備えることを特徴とするタッチ検出回路。
  13. 自己容量方式のタッチ検出回路であって、
    第1電極と接続される第1端子と、
    第2電極と接続される第2端子と、
    前記第1端子と接地ラインの間に設けられるリセットスイッチと、
    入力が前記第1端子と接続されるカレントミラー回路と、
    前記カレントミラー回路の出力に流れる電流を積分し、検出電圧を出力する電流積分器と、
    その入力に前記第1端子の電圧を受け、その出力が前記第2端子と接続されるバッファと、
    前記第2電極と接地ラインの間に設けられる第2スイッチと、
    を備えることを特徴とするタッチ検出回路。
  14. 自己容量方式のタッチ検出回路であって、
    第1電極と接続される第1端子と、
    第2電極と接続される第2端子と、
    前記第1端子と接地ラインの間に設けられるリセットスイッチと、
    入力が前記第1端子と接続されるカレントミラー回路と、
    前記カレントミラー回路の出力に流れる電流を積分した検出電圧を出力する積分器と、
    前記第2電極と電源ラインの間に設けられる第1スイッチと、
    前記第2電極と接地ラインの間に設けられ、前記第1スイッチよりインピーダンスが低い第2スイッチと、
    を備えることを特徴とするタッチ検出回路。
  15. ひとつの半導体集積回路上に一体集積化されたことを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載のタッチ検出回路。
  16. 複数のセンサ電極を含み、ユーザの接触した座標近傍のセンサ電極の静電容量が変化するタッチパネルと、
    請求項1から15のいずれかに記載のタッチ検出回路と、
    を備えることを特徴とする入力装置。
  17. 請求項16に記載の入力装置を備えることを特徴とする電子機器。
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