JP2019210055A - 一体成型ヒンジとスリーブとを備えたカップ及び容器 - Google Patents

Abstract

【課題】温かい又は冷たい液体又は食品を保持するための、レセプタクル部分と、一体成型ヒンジ（ｌｉｖｉｎｇ ｈｉｎｇｅ）によりレセプタクル部分に取り付けられる蓋とが備えられている一体型の、容易に再利用可能で、シール可能で、漏れのないカップ及び容器を提供する。【解決手段】一体成型ヒンジ及び蓋のデュアルシール構造を持つ、カップ、容器、及びスリーブに関し、これにより、カップ又は容器の内部での蓋の接触によって作り出される密封が、中の内容物のこぼれ又は漏れを防ぐための確実な摩擦嵌合の配向を確保する。デュアルシールは、蓋の唇部上の第１の構成要素によって作り出され、第１の構成要素は、蓋の上部から下方に伸長し、且つ、唇部の底縁部上のリブ及びカップ又は容器の内径と同じサイズと形状の唇部の周囲と実質的に同じ形状であり、それにより、閉じる時に確実な密封が作り出される。【選択図】図１

Description

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関連出願への相互参照
本特許出願は、２０１８年６月７日出願の出願番号第２９／６５０，５１１に係る「Ｃｕｐｓ Ａｎｄ Ｃｏｎｔａｉｎｅｒｓ Ｗｉｔｈ Ａ Ｌｉｖｉｎｇ Ｈｉｎｇｅ Ａｎｄ Ａ Ｌｉｄ Ｗｉｔｈ Ａ Ｄｕａｌ Ｓｅａｌ」、及び２０１８年６月７日出願の出願番号第２９／６５０，５２１に係る「Ａ Ｃｕｐ Ｗｉｔｈ ａ Ｌｉｖｉｎｇ Ｈｉｎｇｅ Ａｎｄ Ａｎ Ａｔｔａｃｈｅｄ Ｌｉｄ Ｈａｖｉｎｇ Ａｎ Ｏｕｔｅｒ Ｌｉｐ Ａｎｄ Ａｎ Ｉｎｎｅｒ Ｄｕａｌ Ｓｅａｌ」に係る、意匠特許出願に関連する。これら出願の各々は、この参照によって本明細書に組み込まれる。

技術分野
本発明は、温かい又は冷たい液体又は食品を保持するための、一体型の、容易に再利用可能で、シール可能で、漏れのないカップ及び容器に関し、レセプタクル部分と、一体成型ヒンジ（ｌｉｖｉｎｇ ｈｉｎｇｅ）によりレセプタクル部分に取り付けられる蓋とが備えられている。温かい液体と食品のためのカップ及び容器には、ユーザーの手をカップの中の液体の熱から隔離又は保護するために、内蔵式の隔離リブ、或いは、カップの上を摺動する射出成型されたスリーブが備わっている場合がある。カップ及び容器は、再利用可能な樹脂又はポリプロピレンで作られるのが好ましく、迅速且つ効果的な方式で製造される。

この分野において、多くの先行技術文献が存在し、次のものが含まれる：米国特許第３，３７３，８９６号；第４，０７６，１２３号；第４，２５７，５２６号；第４，６４０，４３５号；第５，２７０，０１１号；第５，３１２，０１１号；第５，８２０，０１６号；第６，９５５，２８９号；第８，１００，２８９号；第８，３３６，７３２号；第８，７０１，８８７号；第８，７０１，９１４号；Ｄ６４２，８６３；Ｄ６４２，８６２；Ｄ６４２，８６４；Ｄ６８３，１８６；及び米国特許出願公開第２０１７／００９６２８１号と第２０１２／００２４８７７号。

これら特許又は公開された出願の各々には、満タン時の崩壊、ユーザーにとって複雑又は製造が複雑、複数ストリームの再利用の必要、漏れがある、遅い、及び非効率的な製造プロセス、高価な製造プロセス、又はかさばり、及び大量に持ち運びができないといった、１つ以上の欠陥がある。これらの欠点は、レセプタクル部分、一体成型ヒンジによりレセプタクル部分に取り付けられる蓋、デュアルシール、及び本発明で記載されるような流体分流器、並びに、カップ又は容器の上を摺動する射出成型されたスリーブ或いは内蔵式隔離リブを備えた、温かい又は冷たい液体又は食品を保持するための、一体型の、再利用可能で、シール可能で、漏れのないカップ及び容器を必要とする。

本発明は、標準のカップと蓋の組み合わせから有用性と機能性を実質的に改善するものであり、且つ、レセプタクル部分と一体成型ヒンジによりレセプタクル部分に取り付けられる蓋とを備えた、温かい又は冷たい液体又は食品を保持するための、一体型の、完全に再利用可能で、シール可能で、漏れのないカップ及び容器を達成することにより、当該技術分野における欠陥を解消するものである。温かい液体を保持するための本発明のカップと容器には、カップを隔離するが、積み重ね又は効率的な製造工程に干渉しない、隆起した表面を持つ内蔵式スリーブが備わってもよい。内蔵式スリーブは、フィルム、或いは、カップ又は容器の外面から上昇する繰り返しの縦リブの形態であってもよい。また、内容物を隔離する、又はカップ内部の物質の熱からユーザーの手を保護するための、カップのレセプタクル部分上に適合する射出成型されたスリーブも考慮される。

カップと容器は、８秒ごとにおよそ２０個のカップを製造することができる鋳型を使用する効率的な方式で射出成型することによって作られる。本発明のカップと容器のために使用される材料、カップと容器の請求された形状と機能、鋳型の材料、及び鋳型機械の特性は全て、固有の機能それぞれが射出成型プロセスを容易にするように注意深く設計されているため、本明細書に開示且つ請求される実施形態を設計することにおいて考慮されている。固有の機能により、このプロセスは効率的であり、高出力であり、及び射出成型機械への影響が最小限であり、これにより、容易に積み重ねられ、輸送され、保管され、且つ使用される、事実上漏れの無いシールカップと容器を生産する非常に経済的な製造プロセスを結果としてもたらす、鋳型の寿命が確保される。

ここで、射出成型操作により、一体型として一度に３つの部品全て、即ち、蓋、ヒンジ、及び下側レセプタクル部分が作り出される。製造の構成要素は電子工学的に制御され、もしあれば、レセプタクル部分の中、一体成型ヒンジの中、蓋の縁部の上、及び蓋の上部の輪郭の上に上側の内側デュアルシールの正確な測定及び出力をもたらすことによって、結果として効率的な産生方式、及び、カップ又は容器からのこぼれの減少をもたらす。本発明のカップ、容器、及びスリーブの製造は、紙製のカップ、容器、及びスリーブを製造するコストを大いに削減する。更に、本発明のヒンジの設計は、カップと容器を作るために使用される鋳型が摩耗しないように構造化される。具体的に、ヒンジ湾曲部（ｒａｄｉｕｓ）は、鋳型の可撓性、及び排出圧力をあまり必要としない排出のために設計される。

また、本発明のカップ、容器、及びスリーブの設計は、１つのユニット当たりの製造時間が１つのカップ、容器、又はスリーブ当たり１０秒未満に大きく減らされるように、現在請求された発明へと注意深く磨きをかけられている（ｈｏｎｅｄ）。これにより、本発明は、商業上実現可能となり、且つ、ポリライニング又はポリスチレンフォームのカップを含む紙カップの既存のプロセスと価格的に競合的なものとなる。これらのカップは、国際コーヒー機関によると毎年６０００億近くのフォーム及び紙製のカップが廃棄物の流れに入るため、環境を大いに汚染している。これまでに、先行技術フォーム及び紙製のカップは頻繁に、埋め立て地又は海においてプラスチック汚染物になっている。

特に、本発明の設計は、同じ機械に対して約１５−２０年間の使用寿命をもたらす高価な製造鋳型にあまり圧力をかけず、且つ迅速な圧縮及びターンアラウンド時間を可能にする。この結果、鋳型のコストは１つの機械当たり鋳型は何十万ドル以上にもなり得るため、コストの節約が増大された。

対照的に、蓋が取り付けられている先行技術の成型されたカップには、１つのカップ、容器、又はスリーブ当たり１分以上の製造時間が伴い、本発明の設計と同様には機能しなかった。例えば、内蔵式の蓋を備えたカップの先行技術設計は不安定であり、液体が内部にある時に容易に倒れ又は崩れ、蓋と下側レセプタクルとの間に作成されたシールは漏出され、且つデュアルシール又は流体を分割する構造の欠如が原因で構造を安定させず、それらを商業上製造するのは困難であった。これらの非効率的な設計は、例えば５年間の使用の後、鋳型を急速に摩耗させてしまう、鋳型に対する摩擦を増大させ、それにより設計の収益性を更に減少させた。

従って、開示された本発明の実施形態は、機能に関して内蔵式の蓋、漏れ防止シール、及び商業上の製造の実現可能性を備えたカップに関する以前の特許にわたって実質的な改善を提供する。

本発明のカップは、成型され、完全にシール可能であり、且つ漏れ無しに液体又は食品を保持することができる。カップは、土台、開口上部、及び土台と開口上部との間にある側壁を持つ下側レセプタクル部分であって、土台の直径は開口上部よりも小さく、側壁は土台から開口上部まで円筒を形成し且つカップの内部及び外部を作り出し、開口上部には、開口上部の最外周を画定する上側縁部、可撓性屈曲部を有する一体成型ヒンジ、及び上側縁部の下のカップの内部の全周にわたる凹部がある、下側レセプタクル部分；下側レセプタクル部分及び蓋に取り付けられる開口上部の上側縁部に成型される一体成型ヒンジであって、蓋が開口上部の上で屈曲することができ、カップの内部の全周を進む凹部へと蓋が確実に適合する、一体成型ヒンジ；カップの開口上部の内周に確実に適合するほどのサイズ及び形状の上面と下面とを持つ蓋であって、蓋の上面は開口上部の最外周から蓋の中心まで下方に傾斜しており、蓋の下面の周囲には蓋の周囲から下方に伸長する唇部があり、唇部は、カップの内部の全周にわたる凹部に適合する底縁部、及び開口上部の上側縁部の内周と同じサイズ及び形状の上縁部を持つ、デュアルシール構造を作り出し、上縁部には、上縁部から上方に伸長し且つカップの上側縁部を乗り越える１つ以上のＬ字型タブがある、カップを備えており；ここで、一体成型ヒンジは、カップに蓋を柔軟に固定し且つそこに保持された物質の漏れを防ぐために、蓋がヒンジの線に沿って湾曲することを可能にする。

蓋の周囲から下方に伸長する蓋の唇部上にある内部の二方向シール面は、射出成型され、且つ二重「巾木（ｓｋｉｒｔｉｎｇ）」機能を介した真空成型又は熱成型を含む他の全ての成型の形態に適合され得る、幾つかの長さの平らな垂直シールと組み合わされる、放射状のオス／メスの水平シールを提示する。従って、この構造は、カップの内部の周囲にわたる凹部の中の蓋が適切にロックされる時に、全ての流体の漏れを実質的に妨げるための確実なシールを提供する。また、蓋の上部にある流体分流器は、流体が全てシールから漏れ出し、蓋の上部中心に進むのを確実にする。これにより、蓋と壁との交差における代掻（ｐｕｄｄｌｉｎｇ）が妨げられる。最も効果的なシール及び縁部からの流体の流れを確保するために、流体分流器は、一体成型ヒンジの上を含む、蓋の上部周囲全体にわたって位置決めされている。これにより、カップが開き過ぎているときに、液体が不必要にユーザーに滴るのを妨げることが支援される。二方向シールは、全てのカップと容器に含まれている。

幾つかの実施形態において、蓋には、液体の通過を可能にするための、一体成型ヒンジの反対側にある小開口部がある。カップから飲み物を飲む個人は、小開口部を介して液体を飲むことができる。加えて、幾つかの実施形態において、この小さな飲用の穴の開口部と共に、蓋には、一体成型ヒンジの隣に直径約１−２ｍｍの通気穴があり、これにより、カップからの滑らかな液体の流れが可能となり、且つ、液体が飲用の穴から出てこないように維持する吸引を排除する。代替的に、蓋は、ストローを受けることができる、円形開口部を中心に有している。また、カップは、土台の真上にあるカップの内部の上の内部同心円形物質により、容易に積み重ねることができる。土台の上のこのカップの内部には、土台の真上にある側壁上のカップの内部の周囲を伸長する、同心的に成型された唇部がある。各カップの土台が第２のカップからの距離を維持し、カップを共に固着させないので、この同心的に成型された唇部は、カップが共に積み重ねられ且つ容易に取り外されることを可能にする。

カップの一体成型ヒンジは薄く、可撓性湾曲部により可撓性であり、カップの残りと同じ厚みを有し、カップ及び蓋の下部と同じ材料で作られ、可撓性湾曲部は、蓋がヒンジの線に沿って屈曲し且つカップ内部の上部の中に確実に適合することを可能にする。可撓性湾曲部は、カップの上部周囲にある裂け目（ｂｒｅａｋ）に位置決めされ、この周囲の裂け目は、一体成型ヒンジの両側に２つの弓型縁部を有し、一体成型ヒンジの可撓性湾曲部から上側縁部まで伸長している。

弓型縁部は、一体成型ヒンジに摩滅がないことを確実にし、最小限の摩擦力を提供し、且つ滑らかな開閉動作を可能にする。カップの蓋の上部の一体成型ヒンジの上部も湾曲しており、カップの内周と同じ曲線を維持している。ヒンジのこの部分の湾曲形状は、蓋の上部にて付加的な液体物質が下方に誘導されてシールから遠ざけられることを確実にする。更に、一体成型ヒンジの全体形状、及び周囲の裂け目の中の弓型縁部は、蓋とカップの下部との間の確実なシールを確保する。加えて、この形状は、カップの製造における効率的な成型、及び鋳型からのカップの取り外しを可能にし、それにより鋳型は不必要に摩耗することなく、以前の成型プロセスよりも迅速且つ早急に製造を行うことができる。

本発明の容器は、カップと同様の形状で円形であってもよく、又は、食料品を収容するために長方形又は正方形でもよい。容器は全て同じ一体成型ヒンジを有しており、カップと同じ材料で作られている。これらは、成型され、完全にシール可能であり、且つ漏れ無しに液体又は食品を保持することができる。この容器は、土台、開口上部、及び土台と開口上部との間にある側壁を持つ下側レセプタクル部分であって、土台は円形、ほぼ長方形又は正方形であり、且つ上部よりも下部の面積が小さく、側壁は、容器の土台が円形である場合には円筒を形成し、又は、土台が長方形又は正方形それぞれである場合には長方形又は正方形であり、全ての側壁は、土台から開口上部へと出て容器の内部及び外部を作り出し、開口上部には、開口上部の最外周を画定する上側縁部、可撓性湾曲部を有する一体成型ヒンジ、及び上側縁部の下の容器の内部の全周にわたる凹部がある、下側レセプタクル部分；下側レセプタクル部分及び蓋に取り付けられる、開口上部の上側縁部に成型される一体成型ヒンジであって、蓋が開口上部の上で屈曲することができ、容器の内部の全周を進む凹部へと蓋が確実に適合する、一体成型ヒンジ；容器の開口上部の内周に確実に適合するほどのサイズ及び形状の上面と下面とを持つ蓋であって、蓋の上面は開口上部の最外周から蓋の中心まで下方に傾斜しており、蓋の下面の周囲には蓋の周囲から下方に伸長する唇部があり、唇部は、容器の内部の全周にわたる凹部に適合する底縁部、及び開口上部の上側縁部の内周と同じサイズ及び形状の上縁部を持つ、デュアルシール構造を作り出し、上縁部には、上縁部から上方に伸長し且つカップの上側縁部を乗り越える１つ以上のＬ字型タブがある、蓋を備えており；ここで、一体成型ヒンジは、容器に蓋を柔軟に固定し且つそこに保持された物質の漏れを防ぐために、蓋がヒンジの線に沿って湾曲することを可能にする。

容器は、蒸気を漏出させ、又は液体を注ぐために、蓋に開口部を有していてもよい。

本発明のスリーブは内側から開き、形状が円形であり、且つ、スリーブの内径は下部よりも上部の方が幅広く、そのため、適用後に本発明のカップの下側レセプタクル部分の上への滑り嵌めをもたらす。これらは剛性であり、スリーブの片側にある一体成型ヒンジにより折り畳み可能である。これらには、厚みが全体にわたって一定となるように、重複する側面がない。スリーブは、本発明のカップ及び容器と同じ樹脂から、射出成型製造プロセスによって作り出される。スリーブは、異なるサイズのカップ、例えば約２〜４０オンスの液体を保持することができるサイズのカップを収容するために、幅のサイズが異なる場合があるが、幅は一定でもよく、そのサイズと形状は、約２〜４０オンスの液体を保持することができる全てのサイズのカップを収容することができる。例えば、スリーブの直径は２〜８ｃｍ、好ましくは３〜６ｃｍでもよい。

本発明のスリーブの長さは、カップ又は容器を持つユーザーを温かい液体又は食品を保持するカップ又は容器から保護するように、カップにわたって十分な被覆率を提供するのに適している。例えば、スリーブの長さは２〜８ｃｍ、好ましくは２〜５ｃｍでもよい。

カップ、容器、及びスリーブを製造するために使用される材料は、好ましくは樹脂、ポリプロピレン、又は他の同様の再利用可能且つ成型可能な材料である。代替的な材料は、樹脂ポリプロピレンの使用としての再利用の同様の単一の流れをもたらす、生物分解可能であり且つ堆肥にすることが可能なバイオ樹脂を含む場合もある。本発明の実施形態は、カップ、蓋、スリーブ、及びラベルに単一の材料を使用するので、これらは完全に再利用可能なものであり、再利用のビンから直接使用可能な樹脂へと再粉砕することができる。

更に、スリーブと同じ材料であるカップ及び容器の利点は、分離を必要とすることがないことから、本発明の物品が単一の再利用の流れをもたらすということである。カップ、蓋、スリーブ、及び、カップ又は容器に印刷されたラベルは、同じ単一の樹脂又はバイオ樹脂で作られており、全く再利用可能又は分解可能なものである。

対照的に、既存の先行技術のカップ及び蓋は、１つ以上の材料の層で構成され、或いは、再利用プロセスを複雑にする紙とプラスチックの組み合わせである。層で構成されるカップ及び容器を再利用するために、それらは、再利用のためにその構成部品へと剥離されなければならない。例えば、多くの食品と液体の物品を保持するＴｅｔｒａ（商標）パックは、再利用の前に外側の材料から剥離されなければならない材料で覆われている。大量消費されているコーヒーショップで使用される紙カップは、漏れを防ぐために薄いプラスチックライニングで覆われている。これらは、プラスチックが紙から容易に分離することができないので、再利用のための更なる問題となっている。現在、そのような「層になった」又はライニングされたカップ及び容器を処理するために適切な基盤施設が適所にある都市は、ほとんど存在していない。ニューヨーク、シアトル、及びワシントンＤＣの３都市が、この複雑なプロセスに取り組むことができる都市である一方、この能力がない都市は、最終的に先行技術のカップ及び容器を埋立地に入れることになる。また、大規模なコーヒーショップにとって、カップを堆肥にし、且つリサイクルするためにカップを処理する排気口を置くことよりも、そのようなライニングされた紙カップの廃棄物及びプラスチックの蓋を埋立地に送ることの方が、あまり費用がかからない。

更に、容器が食品を保持する時、或いはカップ又は容器が他の油脂物質を含む再利用ビンに配される時に共通して生じる、油脂又は食品の残留物で汚れた紙カップと容器は、全く再利用することができない。要するに、再利用可能且つ堆肥にすることが可能な包装のみが、それを処理することができる廃棄物施設に行きつく場合に有益である。多くの堆肥にすることが可能なカップは、十分に熱くならないことから裏庭コンポスター（ｂａｃｋｙａｒｄ ｃｏｍｐｏｓｔｅｒ）、或いは、温室効果ガスであるメタンを生成する嫌気性プロセスを介して廃棄物を分解する埋立地においてさえも、破壊されない。そして、堆肥にすることが可能なカップは再利用施設において汚染物質となり得る。

ここで、本発明のカップ、容器、スリーブ、及びラベルは同じ樹脂で作られ、ユーザー又は処理業者による分離を必要とすることなく廃棄することができる。これはリサイクル産業における矛盾と混乱を解決するものであり、当該産業では、単一の流れのビン（ｓｉｎｇｌｅ−ｓｔｒｅａｍ ｂｉｎｓ）が現在、高価な基盤施設を持つ数都市で除去又は分離することしかできないポリ乳酸ライニングで結合された紙を含んでいる。これらは、分離されない場合に再利用の土地を汚染する混合プラスチック樹脂カップと共に、毎年生産される６０００億の紙カップとプラスチックカップの大部分の中にあり、これらは毎年埋め立て地に行きつく。

多くの都市と地方自治体が単回用の先行技術の紙カップに対する税金を考慮している、又はそれらを完全に禁止しているため、この廃棄物を少なくするためのより厳重な手段が製作されている段階にある。本発明のカップ、容器、スリーブ、及びラベルは、複数回使用され、再使用可能であり、且つ完全に再利用可能又は生物分解可能であるので、当該技術分野におけるこの問題を解決する。

カップ、容器、及びスリーブの代替的な生産方法は、３Ｄ印刷、熱成型、又は真空熱成型を含んでもよい。

一体成型ヒンジと蓋とを備えたカップの斜視図であり、凹状の蓋との内側デュアルシールが作り出されている。 図１のカップの右側面図である。 図１のカップの正面図である。 図１のカップの平面図である。 一体成型ヒンジと蓋とを備えたカップの斜視図であり、気泡状の蓋との内側デュアルシールが作り出されている。 図５のカップの側面図である。 図５のカップの正面図である。 図５のカップの平面図である。 一体成型ヒンジと蓋とを備えた丸底容器の斜視図であり、凹状の蓋との内側デュアルシールが作り出されている。 図９の丸底容器の側面図である。 図９の丸底容器の正面図である。 図９の丸底容器の平面図である。 一体成型ヒンジと蓋とを備えた、ほぼ長方形の底を持つ容器の斜視図であり、凹状の蓋との内側デュアルシールが作り出されている。 図１３の容器の側面図である。 図１３の容器の正面図である。 図１３の容器の平面図である。 一体成型ヒンジと蓋とを備えたカップの斜視図であり、開放位置にある凹状の蓋との内側デュアルシールが作り出されている。 図１７のカップの側面図である。 図１７のカップの正面図である。 図１７のカップの平面図である。 一体成型ヒンジと蓋とを備えたカップの斜視図であり、気泡状の蓋との内側デュアルシールが作り出されており、蓋は開放位置にある。 図２１のカップの側面図である。 図２１のカップの正面図である。 図２１のカップの平面図である。 一体成型ヒンジと蓋とを備えた丸底容器の斜視図であり、凹状の蓋との内側デュアルシールが作り出されており、蓋は開放位置にある。 図２５の丸底容器の側面図である。 図２５の丸底容器の正面図である。 図２５の丸底容器の平面図である。 一体成型ヒンジと蓋とを備えた、ほぼ長方形の底を持つ容器の斜視図であり、凹状の蓋との内側デュアルシールが作り出されており、蓋は開放位置にある。 図２９の容器の側面図である。 図２９の容器の正面図である。 図２９の容器の平面図である。 積み重ねられている、一体成型ヒンジと内側デュアルシールとを備えた本発明のカップの斜視図であり、蓋は開放位置にある。 閉鎖位置にある蓋の上の内側デュアルシールの側面拡大図である。 開放位置にある蓋の上の内側デュアルシールの斜視図である。 開放位置にある蓋の上の内側デュアルシールの第２の斜視図である。 閉鎖位置にある蓋の上の内側デュアルシールの拡大斜視図である。 一体成型ヒンジの拡大斜視図である。 隔離リブがカップの外側を包んでいる、カップの斜視図である。

添付図面と関連付けられる後述の詳細な説明は、本発明の現在好ましい実施形態の記載として意図されるものであり、本発明が構築又は利用され得る形態のみを表わすものとしては意図されていない。この記載は、例示された実施形態と関連付けて本発明を構築且つ動作させるための、機能、及び工程の順序を述べている。しかし、本発明の趣旨と範囲の中に包含されるようにも意図される異なる実施形態によって、同じ又は同等の機能と順序が達成される場合もあることを、理解されたい。

図１は一体成型ヒンジと蓋とを備えたカップの斜視図であり、凹状の蓋との内側デュアルシールが作り出されている。液体又は食品を保持するための成型されたシール可能なカップには、土台（３０）、開口上部（４０）、及び土台と開口上部との間にある側壁を持つ下側レセプタクル部分（２０）があり、土台の直径は開口上部よりも小さく、側壁は土台から開口上部まで円筒を形成し且つカップの内部及び外部を作り出し、開口上部には、開口上部の最外周を画定する上側縁部（６０）、可撓性湾曲部（８０）を有する一体成型ヒンジ（７０）、及びと上側縁部の下のカップの内部の全周にわたる凹部（９０）がある。一体成型ヒンジ（７０）は、下側レセプタクル部分（２０）及び蓋（１００）に取り付けられる、開口上部（６０）の上側縁部に成型され、一体成型ヒンジにより蓋（１００）が開口上部の上で屈曲することができ、蓋（１００）は、カップの内部の全周にわたる凹部（１０８）へと確実に適合する。蓋（１００）の構造には、カップ（１０８）の開口上部の内周に確実に適合するほどのサイズ及び形状の上面（１０２）と下面（１０４）とがあり、蓋の上面は開口上部の最外周から蓋（９０）の中心まで下方に傾斜しており、蓋の下面の周囲には蓋の周囲から下方に伸長する唇部（１０６）があり、唇部（１０６）は、カップの内部（１０８）の全周におよぶ凹部に適合する底縁部（１０６）、及び開口上部の上側縁部の内周と同じサイズ及び形状の上縁部を持つ、デュアルシール構造を作り出し、上縁部には、上縁部から上方に伸長し且つカップ（１０）の上側縁部を乗り越える１つ以上のＬ字型タブ（１２０）がある。本発明の一体成型ヒンジ（７０）は、カップ（２０）の下部に蓋（１００）を柔軟に固定し且つそこに保持された物質の漏れを防ぐために、蓋（１００）がヒンジの線に沿って湾曲することを可能にする。

加えて、上側縁部の下にある蓋の内部の全周にわたる凹部（９０）は、流体をデュアルシールから遠ざけて、蓋の中心に向ける。

ここで、デュアルシールは、安全なシールを確保するために蓋の最外周がカップの内周と接触するのを確実にする。これら内部の二方向シール面は、射出成型され、且つ二重「巾木」機能を介した真空成型又は熱成型を含む他の全ての成型の形態に適合され得る、幾つかの長さの平らな垂直シールと組み合わされる、放射状のオス／メスの水平シールを提示する。また、内部の成型された３６０度の積み重ね機能は、カップ（１３２）の側壁の周囲の内側に置くことができる。積み重ね機能（１３２）は、カップに重さを加えて、製品の耐チッピング安定性（ａｎｔｉ−ｔｉｐｐｉｎｇ ｓｔａｂｉｌｉｔｙ）を改善することができる。なぜならば、その機能により、土台の真上のカップの内周がカップの内壁よりも僅かに厚くなるからである。積み重ね機能の代替的な設計は、カップの土台の底部の最も内側に置かれる隆起した同心円であり得る。

また、蓋の上部にある流体分流器（９０）は、流体が全てシールから漏れ出し、蓋の上部中心に進むのを確実にする。これにより、蓋と壁との交差における代掻が妨げられる。この流体分流器（９０）は、一体成型ヒンジ（７０）の領域を含む、蓋の上部の全周にわたって位置決めされる。一体成型ヒンジ（７０）は、成型の可撓性、及び排出圧力をあまり必要としない排出のために設計される。

蓋には、液体の通過を可能にするための一体成型ヒンジの反対側にある小開口部（１３０）、及び、飲み物を飲む時に小開口部を通る液体の滑らかな流れを可能にするための、一体成型ヒンジに隣接する小通気穴が備わっていてもよい。小通気孔は、カップから飲み物を飲もうと試みる時にもたらされる液体の吸引を妨げる。また、カップの内部の土台には、土台の真上の側壁上のカップの内部の周囲を伸長する同心的に成型された唇部（１３２）があり、同心的に成型された唇部（１３２）は、カップが共に積み重ねられ且つ容易に取り外されるのを可能にする。カップを積み重ねる際に、第２のカップの土台は、第１のカップの同心的に成型された唇部（１３２）の上に置かれ、一体成型ヒンジ及び蓋は一列に並ぶ。複数のカップを、図３３に示されるように互いに積み重ね且つ容易に分離させることができる。先行技術文献中の使い捨てカップにはこの機能が備わっていない場合もあり、その結果、積み重ね時にカップが共に固着してしまい、カップを分離するためにユーザーに複雑な器用さを要求する。対照的に、本発明のカップは、フライトアテンダント、コーヒーショップ、及び外食産業の提供者がカップへと素早く近づき且つ顧客を補助することを可能にする同心的に成型された唇部（１３２）により、ユーザーによって積み重ねたものから選択され、且つ、固着無しに容易に分離され得る。

加えて、カップの上側縁部（６０）には、一体成型ヒンジ（７０）を収容するために周囲に裂け目があり、この周囲の裂け目には、一体成型ヒンジ（７０）の両側に２つの弓型縁部（７２）があり、一体成型ヒンジ（７０）の可撓性湾曲部（８０）から上側縁部（６０）まで伸長している。

図１に示されるカップは、本明細書に開示されるカップと容器の他の全ての実施形態と共に、下側レセプタクル部分の表面の上で隆起し且つカップ又は容器を隔離するが、積み重ね又は製造に干渉しない、垂直な同心リブで構成される内蔵式の隔離スリーブを備えてもよい。隆起したリブはカップと同じ材料で作られる。

図１に示されるカップは、本明細書に開示されるカップと容器の他の全ての実施形態と共に、カップ又は容器と同じ材料で作られる、カップ又は容器の外側周囲に巻き付けられるラベルを備えてもよく、そのため、本発明のカップ又は容器を再利用ストリームに配する前に何も剥離したり、又は変更してはならない。ラベルは、透明、色付き、白色であり、及び、滑らかな質感、或いは「オレンジピール」のように僅かに荒い質感を備えてもよい。製品名、写真、及びテキストをラベルに加えてもよい。また、ラベルの追加により製造が複雑にならないように、ラベルは射出成型プロセス中に加えることができる。

図２は、一体成型ヒンジ（７０）と蓋とを備えたカップ（１０）の右側面図であり、蓋は、カップの下部（２０）に摩擦嵌合され且つカップの内部の周囲にわたる内部凹部の中に適合すると、デュアルシールを作り出し、外側リブ（１１０）が示されている。デュアルシールの第１の構成要素は、凹部内での適合であり、デュアルシールの第２の構成酵素は、カップの内部へと押圧される蓋の底部の上側縁部の摩擦嵌合である。蓋は、１つ以上のタブ（１２０）を使用して容易に取り外し且つ挿入することができる。

図３は、１つ以上のタブ（１２０）を示す、閉鎖位置にある蓋を備えたカップ（１０）の正面図である。また、蓋がカップ（２０）の下部に摩擦嵌合された時の内側デュアルシールの外部外リブ（１１０）が、示されている。

図４は、一体成型ヒンジ（７０）と可撓性湾曲部（８０）とを備えたカップ（１０）の平面図であり、蓋が摩擦嵌合位置にあることを示している。流体分流器（９０）の構造が示されており、該構造は、本明細書で注記されるように、蓋の縁部がカップの内側を満たし、且つ流体をシールから遠ざけるために蓋の中心の方向へと下方に角度を付けられる場合に、更に高くなる。蓋の開閉を補助する１つ以上のタブ（１２０）が、小開口部（１３０）と共に示されており、該小開口部を通じて、カップ内部の液体が通過し、又はストローが挿入される場合がある。

図５は、一体成型ヒンジ（１６０）と、デュアルシールを持つ気泡状又はドーム状の蓋（１５０）とを備えたカップ（１４０）の斜視図であり、内部機能として、気泡状の蓋の底縁部（１９４）、図２１に示されるカップの内部の周囲に及ぶ凹部（１９８）に適合する気泡状の蓋の底縁部の唇部（１９６）、及び、気泡状の蓋の底縁部の唇部が中で確実に適合するデュアルシール構造の外部（１８０）が示されている。この実施形態（１４０）には、土台（１５４）、開口上部（１５６）、及び土台（１５４）と開口上部（１５６）との間にある側壁（１５８）を持つ下側レセプタクル部分（１５２）があり、土台（１５４）の直径は開口上部（１５６）よりも小さく、側壁（１５８）は土台（１５４）から開口上部（１５６）まで円筒を形成し且つカップの内部及び外部を作り出し、開口上部（１５６）には、開口上部（１５６）の最外周を画定する上側縁部（１５７）、及び、可撓性湾曲部を有する一体成型ヒンジ（１６０）がある。

一体成型ヒンジ（１６０）は、下側レセプタクル部分（１５２）及び気泡状又はドーム状の蓋（１５０）に取り付けられる、開口上部（１５６）の上側縁部（１５７）に成型され、一体成型ヒンジにより蓋（１５０）が開口上部（１５６）の上で屈曲することができ、蓋（１５０）は、カップ（１９８）の内部の全周にわたる凹部へと確実に適合する。

蓋（１５０）には、カップの開口上部の内周に確実に適合するほどのサイズ及び形状の上面（１９２）と下側縁部（１９４）とがあり、蓋の上面（１９２）には開口上部（１５６）の最外周から隆起する気泡状（１５０）があり、蓋の下面の周囲（１６４）には蓋の周囲から下方に伸長する唇部（１９６）があり、唇部（１９６）は、カップの内部の全周にわたる凹部（１９８）に適合する底縁部（１９６）、及び開口上部の上側縁部の内周と同じサイズ及び形状の上縁部を持つ、デュアルシール構造を作り出し、上縁部（１９２）には、上縁部から上方に伸長し且つカップの上側縁部（１５７）を乗り越える１つ以上のＬ字型タブがある。他の実施形態におけるように、一体成型ヒンジ（１６０）は、下側レセプタクル部分（１５２）に蓋（１５０）を柔軟に固定し且つそこに保持された物質の漏れを防ぐために、蓋（１５０）がヒンジの線に沿って湾曲することを可能にする。

カップ（１４０）の内部には、カップを互いに積み重ね、保管し、且つ取り外す又は分離する容易さを向上させるために、実施形態（１０）に記載されるような内部同心円（２００）があってもよい。

図６は、一体成型ヒンジ（１６０）と、気泡状又はドーム状の蓋（１５０）とを備えたカップ（１４０）の側面図である。ドーム状の蓋（１５０）は、カップの内部、及び、カップの上部の上側外縁部（１５７）の内部の中で適合する。蓋（１５０）上のタブ（１７０）は、蓋（１５０）の開閉を補助する。カップの下部にシール構造の外側リブ（１８０）が示されている。これは、蓋の底縁部上で唇部を受け、蓋の底縁部の接合部及びカップの内部に別の確実な閉鎖がもたらされ、それにより、唇部、及び、蓋の底縁部とカップの内部との間の接合部でデュアルシールが作り出される。

図７は、一体成型ヒンジと気泡状又はドーム状の蓋（１５０）とを備えたカップ（１４０）の正面図であり、内側デュアルシールが作り出されており、タブ（１７０）、中にドーム状の蓋が適合するカップの上側縁部（１５７）、及び、内側デュアルシールの下側構成要素の内部凹部の外側リブ（１８０）が示されている。

図８は、一体成型ヒンジと、閉鎖位置にある気泡状又はドーム状の蓋（１４０）とを備えたカップ（１４０）の平面図であり、一体成型ヒンジ（１６０）、タブ（１７０）、及びストローを受けるための蓋の上部にある開口部（１９０）が示されている。

図９は、一体成型ヒンジと蓋とを備えた丸底容器（２１０）の斜視図であり、凹状の蓋との内側デュアルシールが作り出されている。液体又は食品を保持するための成型されたシール可能な容器（２１０）には、土台（２３０）、開口上部（２４０）、及び土台（２３０）と開口上部（２４０）との間にある側壁（２５０）を持つ下側レセプタクル部分（２２０）があり、土台（２３０）の面積は開口上部（２４０）よりも小さく、側壁（２５０）は土台（２３０）から開口上部（２４０）まで伸長し且つ容器（２１０）の内部及び外部を作り出し、開口上部（２４０）には、開口上部（２４０）の最外周を画定する上側縁部（２６０）、可撓性湾曲部（２８０）を有する一体成型ヒンジ（２７０）、及び上側縁部の下の容器の内部の全周にわたる凹部（３０８）がある。

一体成型ヒンジ（２７０）は、下側レセプタクル部分（２２０）及び蓋（３００）に取り付けられる、開口上部（２４０）の上側縁部（２６０）に成型され、一体成型ヒンジ（２７０）により蓋（３００）が開口上部（２４０）の上で屈曲することができ、蓋（３００）は、容器の内部の全周にわたる凹部（３０８）へと確実に適合する。開口上部の上側縁部（２６０）は、一体成型ヒンジ（２７０）の何れかの側に弓型縁部を持ち、弓型縁部は、蓋（３００）の開口の容易さを可能し、開閉の繰り返しによる蓋（３００）及び下側レセプタクル部分（２２０）に対する摩滅を少なくし、製造の容易さをもたらし、容器（２１０）を製造するために使用される機械に対する影響を少なくする。また、弓型縁部、及び一体成型ヒンジの形状は、蓋（３００）が開閉される時に容器の内容物を容器の中に保つことを補助する。

蓋（３００）は、容器の開口上部（２４０）の内周に確実に適合するほどのサイズ及び形状の上面（３０２）と下面（３０４）とを有し、蓋の上面（３０２）は開口上部の最外周から蓋（３００）の中心まで下方に傾斜している。図２５と２６に示されるように、蓋の下面（３０４）の周囲には、蓋の周囲から下方に伸長する唇部（３０６）があり、唇部（３０４）は、容器の内部の全周にわたる凹部（３０８）に適合する底縁部、及び開口上部の上側縁部の内周と同じサイズ及び形状の上縁部（３０２）を持つ、デュアルシール構造を作り出し、上縁部には、上縁部から上方に伸長し且つ容器（２１０）の上側縁部を乗り越える１つ以上のＬ字型タブ（３２０）がある。蓋の唇部を受ける凹部の外側は（３１０）で示される。これは、蓋の容器への確実な適合を確保し、漏れを防ぎ、且つカップの安定を助ける、本発明のデュアルシール構造の一部である。

図１０は、一体成型ヒンジ（２７０）と、タブ（３２０）が付いた蓋とを備えた丸底容器（２１０）の側面図であり、内側デュアルシールが作り出されており、その外側リブ（３２０）が示されている。

図１１は、閉鎖位置にある蓋、タブ（３２０）、及び内側デュアルシールを備えた丸底容器（２１０）の正面図であり、その外側リブ（３１０）が示されている。

図１２は、閉鎖位置の蓋、一体成型ヒンジ（２７０）、可撓性屈曲部（２８０）、及びカップと蓋との間のシールの接合部にて蓋の上縁部の全周にわたる流体分流器（２９０）を備えた、丸底容器（２１０）の平面図である。蓋の上のタブ（３２０）も示される。

図１３は、一体成型ヒンジ（４７０）と蓋（５００）を備えたほぼ長方形の底を持つ容器（４１０）の斜視図であり、図２９と３０に詳しく示される内側デュアルシールが作り出されており、凹部又は流体分流器（４９０）が、流体をシールから遠ざけるために蓋（５０２）の上面にある。液体又は食品を保持するための成型されたシール可能な容器（４１０）には、土台（４３０）、開口上部（４４０）、及び土台（４３０）と開口上部（４４０）との間にある側壁を持つ下側レセプタクル部分（４２０）があり、土台（４３０）の面積は開口上部（４４０）よりも小さく、側壁（４５０）は土台（４３０）から開口上部（２４０）まで伸長し且つ容器（４１０）の内部及び外部を作り出し、開口上部（４４０）には、開口上部（４４０）の最外周を画定する上側縁部（４６０）、可撓性湾曲部（４８０）有する一体成型ヒンジ（４７０）、及び図２９に示されるような上側縁部（５０８）の下の容器の内部の全周にわたる凹部がある。

一体成型ヒンジ（４７０）は、下側レセプタクル部分（４２０）及び蓋（５００）に取り付けられる、開口上部（４４０）の上側縁部（４６０）に成型され、一体成型ヒンジ（４７０）により蓋（５００）が開口上部（４４０）の上で屈曲することができ、蓋（５００）は、容器の内部の全周にわたる凹部（５０８）へと確実に適合する。開口上部の上側縁部（４６０）は、一体成型ヒンジ（４７０）の何れかの側に弓型縁部を持ち、弓型縁部は、蓋（５００）の開口の容易さを可能し、開閉の繰り返しによる蓋（５００）及び下側レセプタクル部分（４２０）に対する摩滅を少なくし、製造の容易さをもたらし、容器（４１０）を製造するために使用される機械に対する影響を少なくする。また、弓型縁部、及び一体成型ヒンジの形状は、蓋（５００）が開閉される時に容器の内容物を容器の中に保つことを補助する。

蓋（５００）は、容器の開口上部（５４０）の内周に確実に適合するほどのサイズ及び形状の上面（５０２）と下面（５０４）とを有し、蓋の上面（５０２）は開口上部の最外周から蓋（４９０）の中心まで下方に傾斜している。図２９と３０に示されるように、蓋（５０４）の下面の周囲には、蓋の周囲から下方に伸長する唇部（５０６）があり、唇部（５０４）は、容器の内部の全周にわたる凹部（５０８）に適合する底縁部、及び開口上部の上側縁部の内周と同じサイズ及び形状の上縁部（５０２）を持つ、デュアルシール構造を作り出し、上縁部には、上縁部から上方に伸長し且つ容器（４１０）の上側縁部を乗り越える１つ以上のＬ字型タブ（３２０）がある。蓋の唇部を受ける凹部の外側は（５１０）で示される。これは、蓋の容器への確実な適合を確保し、漏れを防ぎ、且つカップの安定を助ける、本発明のデュアルシール構造の一部である。容器（４１０）はまた、開閉を容易にするために１つ以上のタブ（５２０）を有してもよい。

図１４は、一体成型ヒンジ（４７０）と蓋とを備えた、ほぼ長方形の底を持つ容器（４１０）の側面図であり、内側デュアルシールが作り出され、及び蓋の開閉を補助するためのタブ（５２０）が備わっている。蓋は、本明細書に記載されるような容器の内部に適合し、デュアルシールの１つの構成部分の外側リブは（５１０）で示される。

図１５は、タブ（５２０）、及びデュアルシールの１つの構成部分の外側（５１０）を示す、ほぼ長方形の底を持つ容器（４１０）の正面図である。

図１６は、ほぼ長方形の底を持つ容器（４１０）の平面図であり、容器の上側縁部（４６０）には一体成型ヒンジ（４７０）及び閉鎖位置にある蓋（５００）があり、該蓋には、流体を分割してシールから遠ざけるように対角線上に位置する容器の全形状を辿る、ほぼ長方形の流体分流器（４９０）がある。上部はタブ（５２０）も示す。

図１７は、一体成型ヒンジ（７０）と開放位置にある蓋（１００）とを備えたカップ（１０）の斜視図であり、蓋の縁部の摩擦嵌合で構成された内側デュアルシールが作り出され、及び、唇部（１０６）が、カップ（１０８）の内部の周囲にわたる凹部内に適合する蓋の底縁部（１０４）の上にある。蓋の縁部は約１−１４ｍｍ、好ましくは約２−６ｍｍの長さである。蓋の上部（１０２）には、開閉を容易にするためのＬ字型タブ（１２０）がある。また、デュアルシール構造の１つの構成要素の外側（１１０）は、カップの下部の全外周にわたるリブとして示される。

図１８は、一体成型ヒンジ（７０）と開放位置にある蓋とを備えたカップ（１０）の側面図であり、内側デュアルシールが作り出されており、その第１の構成要素は、カップの内部、及び内部凹部へのクリックフィットの唇部の外側リブに摩擦嵌合する下部唇部（１０６）である。長さ約２−６ｍｍの唇部（１０６）の隣にある蓋の縁部のサイズのため、唇部（１０６）が適所に押し込まれ且つ作り出される時、デュアルシールの第２の構成要素は、蓋の上部摩擦嵌合部分である。蓋の縁部のサイズは、カップ又は容器が何オンス保持するかに依存して変動するが、あらゆる事象において、縁部のサイズは、本明細書に記載されるデュアルシール構造を収容且つ達成することになる。

図１９は、開放位置にある蓋を備えたカップ（１０）の正面図である。

図２０は、一体成型ヒンジと開放位置にある蓋とを備えたカップ（１０）の平面図であり、内側デュアルシールが作り出されており、その下側唇縁部は（１０６）として示され、蓋（１０４）の下部、及び、蓋の上のＬ字型タブに沿った蓋の小開口部（１３０）が示されている。また、内部同心円（１３２）が、カップの内部土台の真上に示される。これは、カップの内部土台から約０．５ｃｍ〜１．５ｃｍ伸長している、隆起領域である。内部同心円（１３２）は、土台の真上の内部の全周にわたるものであり、容易なカップの積み重ね、間隔付け、製造、及び取り外しを確実にし、且つ、蓋が開いた時に直立するようにカップを安定させるのを助ける。この機能は、本明細書に開示される本発明のカップ及び容器の全てに備わっている。

図２１は、一体成型ヒンジ（１６０）と気泡状の蓋（１５０）とを備えたカップ（１４０）の斜視図であり、蓋には上部（１９２）と下部（１９４）があり、下部は、カップの内部（１５６）の周囲にわたる凹部（１９８）に適合する蓋の底縁部（１９４）の唇部（１９６）を備えている。蓋（１５０）は、開閉を容易にするためのタブ（１７０）を有し、カップの上側縁部（１５７）内に適合し、蓋（１５０）とカップ（１５８）の下部との間の確実な適合を確保するために凹部へと内部に位置する（ｎｅｓｔｌｅｓ）。カップ内、及び土台（１５２）の真上には、カップの積み重ね、間隔付け、製造、取り外し、及び安定を補助するための内部同心円（図示せず）がある。

図２２は、一体成型ヒンジ（１６０）と気泡状の蓋とを備えたカップ（１４０）の正面図であり、唇部（１９６）及び蓋はカップの下側レセプタクル部分内に適合し、デュアルシール構造の下側構成要素の外部が（１８０）で示されている。

図２３は、一体成型ヒンジ（１６０）と気泡状の蓋とを備えたカップ（１４０）の正面図であり、蓋は開放位置にあり、蓋は一体成型ヒンジにおいて動かされた時にカップの下側レセプタクル部分内に適合し、デュアルシール構造の下側構成要素の外部が（１８０）で示されている。

図２４は、一体成型ヒンジと開放位置にある気泡状の蓋とを備えたカップの平面図である。内部同心円（２００）は、土台の真上に位置して示されている。

図２５は、一体成型ヒンジと開放位置にある蓋とを備えた丸底容器（２１０）の斜視図であり、蓋（３０４）の下側にある唇部（３０６）は容器（３０８）の内部の凹部内に適合し、凹部の外側は（３１０）で示されており、蓋の上部（３０２）は、容器へと押し下げられた時に、唇部（３０６）とのデュアルシール、及び、蓋の下側縁部の容器の内部との摩擦嵌合を作り出す。

図２６は、一体成型ヒンジと開放位置にある蓋とを備えた丸底容器（２１０）の側面図である。蓋の下側の唇部（３０６）、同様に凹部の外側（３１０）が示されている。

図２７は、一体成型ヒンジと開放位置にある蓋とを備えた丸底容器（２１０）の正面図であり、凹部の外側（３１０）が示されている。

図２８は、一体成型ヒンジと開放位置にある蓋とを備えた丸底容器（２１０）の平面図である。本明細書に記載されるような内部同心円（３３０）も示されている。

図２９は、一体成型ヒンジと蓋とを備えた、ほぼ長方形の底を持つ容器（４１０）の斜視図であり、内側デュアルシールが作り出されている。蓋（５０４）の底縁部には、内部凹部（５０８）内に適合する唇部（５０６）が備わっており、内部凹部は、容器、及び内部凹部の外側リブ（５１０）の全内周にわたる。蓋の上部（５０２）が容器に押し込まれると、デュアルシールが作り出される。

図３０は、一体成型ヒンジと開放位置にある蓋とを備えた、ほぼ長方形の底を持つ容器（２１０）の側面図であり、唇部（５０６）、及び容器に摩擦嵌合する蓋の実質的に下側縁部が示されており、デュアルシールの下部の外側リブ（５１０）が示されている。

図３１は、一体成型ヒンジ、開放位置にある蓋、及びデュアルシールの下部の外側リブ（５１０）を備えた、ほぼ長方形の底を持つ容器（２１０）の正面図である。

図３２は、一体成型ヒンジと蓋とを備えた、ほぼ長方形の底を持つ容器（４１０）の平面図であり、凹状の蓋との内側デュアルシールが作り出され、蓋は開放位置にある。示されるように、内部同心のほぼ長方形の構造（５３０）は、容器の土台の真上に見え、容器の内部形状の輪郭をたどっている。容器のこの部分には、容器の内部の残りが容器の内部の土台から高さ約０．５〜１．５ｃｍである、僅かに小さな直径がある。この構造は、容器の積み重ねを補助し、且つ、容器が共に固着しないため取り外しを容易にする。

図３３は、積み重ねられている、一体成型ヒンジと内側デュアルシールとを備えた本発明のカップ（２０）の斜視図であり、蓋は開放位置にある。カップと容器は全てこの様式で積み重ねられる。破線は、カップの各々の内底部を示しており、これらは各カップの底部の中の内部同心円（１３２）の結果として位置している。

図３４は、カップの内部（１０８）の凹部を満たす蓋の底部（１０４）の唇部（１０６）により作り出される内側デュアルシールに加えて、蓋とカップとの間の摩擦（１１２）の側面拡大図である。また、蓋の上面（１０４）は、流体をシールから遠ざけるために、シール部から蓋（１００）の中心へと対角線上に下方に進む流体分流器と共に示されている。示されるように、蓋は閉鎖位置にある。カップ（１０８）の内部の周囲にわたる凹部は、外側の対応するリブ（１１０）と共に示されている。それ故、デュアルシール構造は、詳しくは（１１２）に加えて、（１０４）、（１０６）、（１０８）、及び（１１０）で構成された状態で示されている。

図３５は、開放位置にある蓋での内側デュアルシールの斜視図である。蓋の上面（１０２）は、デュアルシールの１つの態様を作り出す蓋の底縁部に唇部（１０６）を持つ底部（１０４）と共に示されている。一体成型ヒンジ（７０）が閉じている時、この唇部は、カップの下側レセプタクル部分（図示せず）内での蓋（１００）の摩擦嵌合に関連して作動する。

図３６は、開放位置にある蓋での内側デュアルシールの第２の斜視図である。蓋の上面（１０２）は、デュアルシールの１つの態様を作り出す蓋の底縁部に唇部（１０６）を持つ底部（１０４）と共に示されている。この唇部は、カップの下側レセプタクル部分（図示せず）内の蓋（１００）の摩擦嵌合に関連して作動する。

図３７は、閉鎖位置にある蓋での内側デュアルシールの拡大斜視図である。デュアルシールの１つの構成要素は、蓋の底縁部にある唇部（１０６）として示されており、これは、カップ（１０８）の内部の周囲にわたる凹部に適合し、凹部によって作り出される外側リブ（１１０）も示されている。デュアルシールの第２の構成要素は、カップの下側レセプタクル部分内の蓋（１００）の摩擦嵌合によって（１１２）で示される。カップの上縁部（６０）は、それがカップの一部であることを表わすように示され、流体分流器（９０）も詳細に示され、シール部からカップの中心への流体分流器の対角線上の配向が示されている。

図３８は、一体成型ヒンジ（７０）と、蓋の内側の形状をとる可撓性湾曲部（８０）の拡大斜視図である。流体分流器（９０）は、一体成型ヒンジが位置決めされている場合でさえ、蓋の全内周にわたるように示され、且つ全体的に一貫している。

図３９は、カップに自己隔離を行わせる、外側リブを持つ本発明のカップの斜視図である。追加のリブは、カップの構造へと成型される場合があり、且つ、中の液体を温かい状態に保つこと、並びに運搬及び飲み物を飲む時にユーザーの手を保護することに役立つ。代替的に、本発明のカップには、カップに自己隔離を行わせる内蔵式スリーブがあってもよい。ラベル又はその他の刻印がスリーブに一体化されてもよく、本出願の教示内容に従って１つの密着力のある物質及び製品となる。

前述のものは全て、シール機能の２つ以上のセットを作り出す複数の二方向シール、及び、外部並びに内部にて蓋のシールに組み込まれる二方向シール機能を含む。

本発明は特定の実施形態について記載されているが、本発明の付加的な変形は発明の概念から逸脱することなく考案され得ることが理解される。

産業上の利用可能性
本発明は、食品；航空宇宙；家庭用製品（ｈｏｍｅ ｇｏｏｄｓ）；スポーツ；検体収集、医薬の投与、及び液体の投与のための医療環境；及び教育産業と教育環境を含む、使い捨て又は再使用可能な、シール可能なカップ及び容器を必要とする多くの異なる領域において産業上利用される場合がある。

Claims (20)

1. 液体又は食品を保持するための成型されたシール可能なカップであって、該カップは、
   （ａ）土台、開口上部、及び土台と開口上部との間にある側壁を持つ下側レセプタクル部分であって、土台の直径は開口上部よりも小さく、側壁は土台から開口上部まで円筒を形成し且つカップの内部及び外部を作り出し、開口上部には、開口上部の最外周を画定する上側縁部、可撓性湾曲部を有する一体成型ヒンジ、及び上側縁部の下のカップの内部の全周にわたる凹部がある、下側レセプタクル部分；
   （ｂ）下側レセプタクル部分及び蓋に取り付けられる、開口上部の上側縁部に成型される一体成型ヒンジであって、蓋が開口上部の上で屈曲することができ、カップの内部の全周にわたる凹部へと蓋が確実に適合する、一体成型ヒンジ；
   （ｃ）カップの開口上部の内周に確実に適合するほどのサイズ及び形状の上面と下面とを持つ蓋であって、蓋の上面は開口上部の最外周から蓋の中心まで下方に傾斜しており、蓋の下面の周囲には蓋の周囲から下方に伸長する唇部があり、唇部は、カップの内部の全周にわたる凹部に適合する底縁部、及び、蓋とカップの内底部との間に摩擦嵌合シールを作り出す開口上部の上側縁部の内周と同じサイズ及び形状の上縁部に、リブを伴うデュアルシール構造を作り出し、蓋には、上縁部から上方に伸長し且つカップの上側縁部を乗り越える１つ以上のＬ字型タブがある、蓋
   を備え；
   ここで、一体成型ヒンジは、カップの下側レセプタクル部分へと蓋を柔軟に固定し、且つ中に保持された物質の漏れを防ぐために、蓋が一体成型ヒンジの線に沿って屈曲するのを可能にし；
   カップの上側縁部の下に位置決めされる蓋の上面の全周にわたる凹部は、カップが閉鎖位置にある時、流体をシールから遠ざけて蓋の中心へと向かわせ；及び
   デュアルシールは、確実なシールを確保するために、凹部と、カップの内部に接触する唇部の縁部とに適合するリブを介して、蓋の外周がカップの下側レセプタクル部分の内周に接することを確実にする
   ことを特徴とする成型されたシール可能なカップ。
2. カップはポリプロピレンで作られる、ことを特徴とする請求項１に記載の成型されたシール可能なカップ。
3. 蓋は、一体成型ヒンジの反対側にあり且つ液体の通過を可能にするための小開口部、及び、液体の滑らかな流れを可能にするための一体成型ヒンジに隣接する通気穴を有する、ことを特徴とする請求項１に記載の成型されたシール可能なカップ。
4. カップの内部の土台は、土台の真上の側壁にカップの内部の周囲を伸長する同心的に成型されたリングを有し、同心的に成型されたリングは、カップが共に積み重ねられ且つ容易に取り外されるのを可能にする、ことを特徴とする請求項１に記載の成型されたシール可能なカップ。
5. カップの上側縁部には、一体成型ヒンジを収容するために周囲に裂け目があり、この周囲の裂け目は、一体成型ヒンジの両側に２つの弓型縁部を有しており、一体成型ヒンジの可撓性湾曲部から上側縁部まで伸長している、ことを特徴とする請求項１に記載の成型されたシール可能なカップ。
6. 下側レセプタクル部分の周囲に巻き付けられたラベルを有する、請求項１に記載の成型されたシール可能なカップ。
7. 垂直同心リブで構成された内蔵式隔離スリーブを有する、請求項１に記載の成型されたシール可能なカップ。
8. 液体又は食品を保持するための成型されたシール可能なカップであって、該カップは、
   （ａ）土台、開口上部、及び土台と開口上部との間にある側壁を持つ下側レセプタクル部分であって、土台の直径は開口上部よりも小さく、側壁は土台から開口上部まで円筒を形成し且つカップの内部及び外部を作り出し、開口上部には、開口上部の最外周を画定する上側縁部、及び一体成型ヒンジがある、下側レセプタクル部分；
   （ｂ）下側レセプタクル部分及びドーム状の蓋に取り付けられる、開口上部の上側縁部に成型される一体成型ヒンジであって、ドーム状の蓋が開口上部の上で屈曲することができ、カップの内部の全周にわたる凹部へと蓋が確実に適合する、一体成型ヒンジ；
   （ｃ）カップの開口上部の内周に確実に適合するほどのサイズ及び形状の上面と底縁部とを持つドーム状の蓋であって、蓋の上面は開口上部の最外周から隆起しているドーム形状であり、蓋の下面の周囲には蓋の周囲の底縁部から下方に伸長する唇部があり、唇部は、カップの内部の全周におよぶ凹部に適合する底縁部、及び開口上部の上側縁部の内周と同じサイズ及び形状の上縁部に、リブを伴うデュアルシール構造を作り出し、上縁部には、上縁部から上方に伸長し且つカップの上側縁部を乗り越える１つ以上のタブがある、蓋
   を備え；
   ここで、一体成型ヒンジは、下側レセプタクル部分に蓋を柔軟に固定し且つそこに保持された物質の漏れを防ぐために、蓋がヒンジの線に沿って湾曲することを可能にする
   ことを特徴とする成型されたシール可能なカップ。
9. カップはポリプロピレンで作られる、ことを特徴とする請求項８に記載の成型されたシール可能なカップ。
10. 蓋は、一体成型ヒンジの反対側にあり且つ液体の通過を可能にするための小開口部、及び、液体の滑らかな流れを可能にする一体成型ヒンジに隣接する通気穴を有する、ことを特徴とする請求項８に記載の成型されたシール可能なカップ。
11. カップの内部の土台は、土台の真上の側壁上にカップの内部の周囲を伸長する同心的に成型されたリングを有し、同心的に成型されたリングは、カップが共に積み重ねられ且つ容易に取り外されるのを可能にする、ことを特徴とする請求項８に記載の成型されたシール可能なカップ。
12. 液体又は食品を保持するための成型されたシール可能な容器であって、該容器は、
    土台、開口上部、及び土台と開口上部との間にある側壁を持つ下側レセプタクル部分であって、土台の面積は開口上部よりも小さく、側壁は土台から開口上部まで伸長し且つ容器の内部及び外部を作り出し、開口上部には、開口上部の最外周を画定する上側縁部、可撓性湾曲部を有する一体成型ヒンジ、及び上側縁部の下の容器の内部の全周にわたる凹部がある、下側レセプタクル部分；
    下側レセプタクル部分及び蓋に取り付けられる開口上部の上側縁部に成型される一体成型ヒンジであって、蓋が開口上部の上で屈曲することができ、容器の内部の全周にわたる凹部へと蓋が確実に適合する、一体成型ヒンジ；
    容器の開口上部の内周に確実に適合するほどのサイズ及び形状の上面と下面とを持つ蓋であって、蓋の上面は開口上部の最外周から蓋の中心まで下方に傾斜しており、蓋の下面の周囲には蓋の周囲から下方に伸長する唇部があり、唇部は、容器の内部の全周にわたる凹部に適合する底縁部、及び開口上部の上側縁部の内周と同じサイズ及び形状の上縁部に、リブを伴うデュアルシール構造を作り出し、上縁部には、上縁部から上方に伸長し且つ容器の上側縁部を乗り越える１つ以上のＬ字型タブがある、蓋
    を備え；
    ここで、一体成型ヒンジは、容器に蓋を柔軟に固定し且つそこに保持された物質の漏れを防ぐために、蓋がヒンジの線に沿って湾曲することを可能にする
    ことを特徴とする容器。
13. 土台は長方形である、ことを特徴とする請求項１２に記載の容器。
14. 土台は正方形である、ことを特徴とする請求項１２に記載の容器。
15. 蓋には開口部がある、請求項１２に記載の容器。
16. 容器はポリプロピレンで作られる、ことを特徴とする請求項１２に記載の容器。
17. 単一の剛性の材料で構成される、カップを隔離するための射出成型されたスリーブであって、該スリーブは円形であり、スリーブの内径は、カップに滑り嵌めを作り出すように下部よりも上部の方が幅広い、スリーブ。
18. 射出成型の製造プロセスにより作り出される、請求項１７に記載のスリーブ。
19. スリーブはポリプロピレンで作られる、ことを特徴とする請求項１７に記載のスリーブ。
20. スリーブは折り畳み可能であり、互いに対向する２つの一体成型ヒンジを含み、全体的に一貫した厚みを持ち、平らな配向に折り畳まれる、ことを特徴とする請求項１７に記載のスリーブ。