JP2019209600A - 液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置 - Google Patents

液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】信号線の本数を削減することが可能な液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置を提供する。【解決手段】本開示の一実施の形態に係る液体噴射ヘッドは、液体を噴射する複数のノズルを有する噴射部と、外部のヘッド制御部から供給される画像データ信号およびクロック信号に基づいて、ノズルから液体を噴射させるための駆動信号を生成し、その駆動信号を噴射部に対して出力する複数の駆動回路部とを備えたものである。これら複数の駆動回路部はそれぞれ、複数のノズルごとの駆動信号を生成する駆動信号生成部と、所定の入力信号におけるジッタを抑制して出力するジッタ抑制回路とを有している。複数の駆動回路部同士において、相対的に前段側に位置する駆動回路部におけるジッタ抑制回路によるジッタ抑制後の信号が、相対的に後段側に位置する駆動回路部に対して入力されていることにより、複数の駆動回路部同士が、互いに直列的に多段接続されている。【選択図】図3

Description

本開示は、液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置に関する。
液体噴射ヘッドを備えた液体噴射記録装置が様々な分野に利用されており、液体噴射ヘッドとしては、各種方式のものが開発されている。また、例えば特許文献1には、液体噴射ヘッドにおけるデータ転送の手法が、提案されている。
特開2015−116737号公報
このような液体噴射ヘッドでは一般に、データ転送の際の信号線の本数を削減することが求められている。信号線の本数を削減することが可能な液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置を提供することが望ましい。
本開示の一実施の形態に係る液体噴射ヘッドは、液体を噴射する複数のノズルを有する噴射部と、外部のヘッド制御部から供給される画像データ信号およびクロック信号に基づいて、ノズルから液体を噴射させるための駆動信号を生成し、その駆動信号を噴射部に対して出力する複数の駆動回路部とを備えたものである。これら複数の駆動回路部はそれぞれ、複数のノズルごとの駆動信号を生成する駆動信号生成部と、所定の入力信号におけるジッタを抑制して出力するジッタ抑制回路とを有している。複数の駆動回路部同士において、相対的に前段側に位置する駆動回路部におけるジッタ抑制回路によるジッタ抑制後の信号が、相対的に後段側に位置する駆動回路部に対して入力されていることにより、複数の駆動回路部同士が、互いに直列的に多段接続されている。
本開示の一実施の形態に係る液体噴射記録装置は、上記本開示の一実施の形態に係る液体噴射ヘッドと、画像データ信号およびクロック信号をそれぞれ、上記液体噴射ヘッドに対して供給するヘッド制御部とを備えたものである。
本開示の一実施の形態に係る液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置によれば、信号線の本数を削減することが可能となる。
本開示の一実施の形態に係る液体噴射装置の概略構成例を表すブロック図である。 図1に示した液体噴射ヘッドにおける各駆動回路基板内の構成例を表すブロック図である。 図2に示した各駆動回路部の構成例を表すブロック図である。 図3に示した駆動信号生成部の構成例を表すブロック図である。 図3に示した各駆動回路部における動作例を模式的に表すタイミング図である。 比較例に係る液体噴射ヘッドにおける各駆動回路部の構成例を表すブロック図である。 実施の形態および比較例に係る動作例同士を対比して表す模式タイミング図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態(ジッタ抑制回路を含む複数の駆動回路部同士をカスケード接続した例)
2.変形例
<1.実施の形態>
[プリンタ3の構成]
図1は、本開示の一実施の形態に係る液体噴射記録装置としてのプリンタ3の概略構成例を、ブロック図で表したものである。図2は、図1に示した液体噴射ヘッドとしてのインクジェットヘッド1における、各駆動回路基板内(後述する駆動回路基板52a,52b,52c内)の構成例を、ブロック図で表したものである。図3は、図2に示した各駆動回路部(後述する駆動回路部12a,12b,12c,12d)の構成例を、ブロック図で表したものである。図4は、図3に示した駆動信号生成部(後述する駆動信号生成部122)の構成例を、ブロック図で表したものである。なお、これらの図1〜図4において、信号の配線上に示した「/N」(N:正の整数)は、配線の本数を示しており、以降のブロック図(後述する図6)においても同様である。また、本明細書の説明に用いられる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
プリンタ3は、後述するインク9を利用して、被記録媒体(例えば記録紙)に対し、画像や文字等の記録(印刷)を行うインクジェットプリンタである。このプリンタ3は、図1に示したように、インクジェットヘッド1と、ヘッド制御部2とを備えている。
なお、インクジェットヘッド1は、本開示における「液体噴射ヘッド」の一具体例に対応し、プリンタ3は、本開示における「液体噴射記録装置」の一具体例に対応している。また、インク9は、本開示における「液体」の一具体例に対応している。
(A.ヘッド制御部2)
ヘッド制御部2は、インクジェットヘッド1に対して、各種の情報(データ)を供給するものである。具体的には図1に示したように、ヘッド制御部2は、インクジェットヘッド1内の後述する複数の駆動部12に対してそれぞれ、2つのシリアルデータ信号Ds1,Ds2と、1つのクロック信号CLKとを、それぞれ供給するようになっている。
ここで、これらのシリアルデータ信号Ds1,Ds2およびクロック信号CLKはそれぞれ、例えば、LVDS(Low Voltage Differential Signaling:低電圧差動信号)にて伝送されるようになっている。すなわち、図1中に示したように、シリアルデータ信号Ds1,Ds2およびクロック信号CLKはそれぞれ、一対(2本)の差動伝送信号を用いて構成されている。これにより、小振幅信号による高速伝送が可能となるとともに、差動伝送信号を用いることで同相ノイズの除去能力が向上するようになっている。更に、詳細は後述するが(図5)、シリアルデータ信号Ds1,Ds2はそれぞれ、クロック信号CLKに同期しており、1クロック期間(後述する1つの周期Tの期間)内に、7ビット分のシリアルデータを含んでいる。ただし、7ビットには限られず、7ビット以外のビット数(1または複数のビット数)のシリアルデータであってもよい。
また、本実施の形態では、これらのシリアルデータ信号Ds1,Ds2にはそれぞれ、詳細は後述するが(図5参照)、mビット(m:2以上の整数,この例では4ビット)のシリアル画素データ信号PDsとともに、他の信号が多重化されている。具体的には、この例ではシリアルデータ信号Ds1は、4ビットのシリアル画素データ信号PDsとともに、後述するストローブ信号STBを含んで構成されている。また、この例ではシリアルデータ信号Ds2は、4ビットのシリアル画素データ信号PDsとともに、後述するファイアリング信号(吐出開始信号)FIREを含んで構成されている。更に、本実施の形態では、シリアルデータ信号Ds1には、インクジェットヘッド1における後述する複数のノズルのうちの奇数番目に位置するノズルに対応して個別に規定された、シリアル画素データ信号PDsが含まれるようになっている。一方、シリアルデータ信号Ds2には、インクジェットヘッド1における後述する複数のノズルのうちの偶数番目に位置するノズルに対応して個別に規定された、シリアル画素データ信号PDsが含まれるようになっている。
なお、このようなシリアル画素データ信号PDsは、本開示における「画像データ信号」の一具体例に対応している。
(B.インクジェットヘッド1)
インクジェットヘッド1は、図1,図2中の破線の矢印で示したように、後述する複数のノズルから被記録媒体に対して液滴状のインク9を噴射(吐出)して、画像や文字等の記録を行うヘッドである。このインクジェットヘッド1は、図1に示したように、1つのコネクタ50と、1つの中継基板51と、4つの駆動回路基板52a,52b,52c,52dとを備えている。
コネクタ50は、図1に示したように、ヘッド制御部2からインクジェットヘッド1(各駆動回路基板52a,52b,52c,52d)へ向けて供給された、シリアルデータ信号Ds1,Ds2およびクロック信号CLKがそれぞれ入力される、コネクタ部分である。
中継基板51は、図1に示したように、コネクタ50と各駆動回路基板52a,52b,52c,52dとの間において、シリアルデータ信号Ds1,Ds2およびクロック信号CLKをそれぞれ中継する基板である。
駆動回路基板52a,52b,52c,52dはそれぞれ、図1に示したように、噴射部11と駆動部12とを備えている基板である。これらの駆動回路基板52a,52b,52c,52dにおける各駆動部12には、ヘッド制御部2から上記したコネクタ50および中継基板51を介して、シリアルデータ信号Ds1,Ds2およびクロック信号CLKがそれぞれ入力されるようになっている。また、各駆動部12は、図2に示したように、複数の駆動回路部(この例では、4つの駆動回路部12a,12b,12c,12d)を有している。
(B−1.噴射部11)
噴射部11は、上記した複数のノズルを有しており、駆動部12(各駆動回路部12a,12b,12c,12d)から供給される駆動信号Sd(駆動電圧Vd)に従って、これらのノズルからインク9を噴射するようになっている(図1,図2参照)。
このような噴射部11は、例えば図2に示したように、圧電アクチュエータ(アクチュエータプレート)111およびノズルプレート112を含んで構成されている。
ノズルプレート112は、ポリイミド等のフィルム材または金属材料により構成されたプレートであり、図2に示したように、上記した複数のノズル(この例では512個のノズル孔Hn1〜Hn512:以下では適宜、ノズル孔Hnと総称する)を有している。これらのノズル孔Hn1〜Hn512は、例えば、所定の間隔をおいて一直線上(1列)に並んで形成されており、例えば円形状となっている。
なお、これらのノズル孔Hn1〜Hn512(複数のノズル孔Hn)はそれぞれ、本開示における「ノズル」の一具体例に対応している。
圧電アクチュエータ111は、例えばPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等の圧電材料により構成されたプレートである。この圧電アクチュエータ111には、図示しない複数のチャネル(圧力室)が設けられている。これらのチャネルは、インク9に対して圧力を印加するための部分であり、所定の間隔をおいて互いに平行となるよう、並んで配置されている。各チャネルは、圧電体からなる駆動壁(不図示)によってそれぞれ画成されており、断面視にて凹状の溝部となっている。
このようなチャネルには、インク9を吐出させるための吐出チャネルと、インク9を吐出させないダミーチャネル(非吐出チャネル)とが存在している。言い換えると、吐出チャネルにはインク9が充填される一方、ダミーチャネルにはインク9が充填されないようになっている。また、各吐出チャネルは、上記したノズルプレート112におけるノズル孔Hnと連通している一方、各ダミーチャネルは、ノズル孔Hnには連通しないようになっている。これらの吐出チャネルとダミーチャネルとは、交互に並んで配置されている。
上記した駆動壁における対向する内側面にはそれぞれ、駆動電極(不図示)が設けられている。この駆動電極には、吐出チャネルに面する内側面に設けられたコモン電極(共通電極)と、ダミーチャネルに面する内側面に設けられたアクティブ電極(個別電極)とが存在している。これらの駆動電極と、後述する駆動回路部12a,12b,12c,12dとの間は、フレキシブル基板(不図示)に形成された複数の引き出し電極(不図示)を介して、電気的に接続されている。これにより、このフレキシブル基板を介して、駆動回路部12a,12b,12c,12dから各駆動電極に対し、前述した駆動電圧Vd(駆動信号Sd)が印加されるようになっている(図1〜図4参照)。
(B−2.駆動回路部12a,12b,12c,12d)
駆動回路部12a,12b,12c,12dはそれぞれ、図2に示したように、噴射部11における対応する複数のノズル孔Hn対して、各ノズル孔Hnからインク9を噴射させるための駆動信号Sd(駆動電圧Vd)を供給する回路である。具体的には、駆動回路部12a,12b,12c,12dはそれぞれ、前述したヘッド制御部2から供給される、シリアルデータ信号Ds1,Ds2およびクロック信号CLKに基づいて、駆動信号Sdを生成する。そして、駆動回路部12a,12b,12c,12dはそれぞれ、このようにして生成した駆動信号Sdを、噴射部11における対応する複数のノズル孔Hnに対して、出力するようになっている。
なお、図2に示したように、駆動回路部12aからは、ノズル孔Hn1〜Hn128に対応する駆動信号Sdが出力され、駆動回路部12bからは、ノズル孔Hn129〜Hn256に対応する駆動信号Sdが出力されている。また、駆動回路部12cからは、ノズル孔Hn257〜Hn384に対応する駆動信号Sdが出力され、駆動回路部12dからは、ノズル孔Hn385〜Hn512に対応する駆動信号Sdが出力されている。すなわち、駆動回路部12a,12b,12c,12dからはそれぞれ、128個分のノズル孔Hnに対応した駆動信号Sdが、出力されるようになっている(図2参照)。
また、図2に示したように、これら複数の駆動回路部12a,12b,12c,12d同士は、インクジェットヘッド1内(各駆動回路基板52a,52b,52c,52d上)において、互いに直列的に多段接続(カスケード接続)されている。言い換えると、インクジェットヘッド1(各駆動回路基板52a,52b,52c,52d上)における駆動回路部12a,12b,12c,12d同士のカスケード接続の段数は、4段となっている。具体的には図2に示したように、ヘッド制御部2、駆動回路部12d(最前段)、駆動回路部12c、駆動回路部12bおよび駆動回路部12a(最後段)の順に、前段側から後段側へのカスケード接続がなされており、詳細は後述するが、この順にデータ転送が行われるようになっている。
ここで、例えば図3に示したように、このような駆動回路部12a,12b,12c,12dはそれぞれ、シリアル/パラレル変換部121、駆動信号生成部122、パラレル/シリアル変換部123およびジッタ抑制回路124を有している。
(シリアル/パラレル変換部121)
シリアル/パラレル変換部121は、前述したmビット(この例では4ビット)のシリアル画素データ信号PDsをそれぞれ含んで構成されたシリアルデータ信号Ds1,Ds2と、クロック信号CLKとに基づいて、所定のシリアル/パラレル変換を行う回路である。このようなシリアル/パラレル変換により、図3に示したように、mビット(この例では4ビット)のパラレル画素データ信号PDp(PDp[3:0])が生成されるようになっている。
具体的には図3に示したように、シリアル/パラレル変換部121は、このようなシリアル/パラレル変換を行うことにより、4ビットのパラレル画素データ信号PDpとともに、前述したストローブ信号STBおよびファイアリング信号FIREを、それぞれ生成している。なお、このシリアル/パラレル変換部121からは、クロック信号CLKも出力されるようになっている(図3参照)。
(駆動信号生成部122)
駆動信号生成部122は、前述した駆動信号Sd(駆動電圧Vd)を複数のノズル孔Hnごとに生成するものである。具体的には図3に示したように、駆動信号生成部122は、mビット(この例では4ビット)のパラレル画素データ信号PDpと、ストローブ信号STBと、ファイアリング信号FIREと、クロック信号CLKと、サンプルクロック信号SCLKとに基づいて、そのような駆動信号Sdを生成する。なお、このサンプルクロック信号SCLKは、各駆動回路基板52a,52b,52c,52d内において、各駆動回路部12a,12b,12c,12dに対してそれぞれ、個別に供給されるようになっている(図2参照)。
このような駆動信号生成部122は、例えば図4に示したように、シフトレジスタ部122A、ラッチ回路部122B、波形選択回路部122C、レベル変換部122Dおよび波形生成回路122Eを有している。
波形生成回路122Eは、図4に示したように、サンプルクロック信号SCLKとファイアリング信号FIREとに基づいて、ラッチイネーブル信号ENと吐出波形データDwとを、それぞれ生成する回路である。なお、このようにして生成されたラッチイネーブル信号ENは、後述するラッチ回路部122Bにおける各ラッチ回路42へと出力され、吐出波形データDwは、後述する波形選択回路部122Cにおける各波形選択回路43へと出力されるようになっている(図4参照)。
シフトレジスタ部122Aは、図4に示したように、複数のノズル孔Hnごとのパラレル画素データ信号PDpを、複数のノズル孔Hnごとの駆動信号Sdに対応して、前段側から後段側へと順次転送して保持する回路である。このシフトレジスタ部122Aは、対応する複数のノズル孔Hnの個数と同数(この例では128個)の、FF(フリップフロップ)回路41を有しており、各FF回路41において、4ビットのパラレル画素データ信号PDpを保持することが可能となっている。また、各FF回路41には、順次転送の際のシフトクロックとして、例えば、クロック信号CLKとストローブ信号STB(シフトイネーブル信号)との論理積信号(AND信号)が、入力されるようになっている(図4参照)。言い換えると、このシフトレジスタ部122Aは、このような論理積信号に同期して、上記したパラレル画素データ信号PDpの順次転送を行うようになっている。
ラッチ回路部122Bは、図4に示したように、シフトレジスタ部122A内の各FF回路41から出力される、複数のノズル孔Hnごとの4ビットのパラレル画素データ信号PDpを、上記したラッチイネーブル信号ENに同期して保持する回路である。このラッチ回路部122Bは、対応する複数のノズル孔Hnの個数と同数(この例では128個)の、ラッチ回路42を有しており、各ラッチ回路42において、4ビットのパラレル画素データ信号PDpを保持することが可能となっている。
波形選択回路部122Cは、図4に示したように、ラッチ回路部122B内の各ラッチ回路42から出力される、複数のノズル孔Hnごとの4ビットのパラレル画素データ信号PDpと、上記した吐出波形データDwとに基づいて、駆動信号Sdの基となる波形信号を生成する回路である。この波形選択回路部122Cは、対応する複数のノズル孔Hnの個数と同数(この例では128個)の、波形選択回路43を有しており、各波形選択回路43において、そのような波形信号の生成を行うようになっている。
レベル変換部122Dは、図4に示したように、波形選択回路部122C内の各波形選択回路43から出力される、複数のノズル孔Hnごとの波形信号に基づいて、複数のノズル孔Hnごとの駆動信号Sdを生成する回路である。このレベル変換部122Dは、対応する複数のノズル孔Hnの個数と同数(この例では128個)の、レベル変換回路44を有している。そして、各レベル変換回路44は、各波形信号のレベル(電圧値)の変換を行うことにより、各ノズル孔Hnに対応する駆動電圧Vdを有する駆動信号Sdを、それぞれ生成するようになっている(図4参照)。
(ジッタ抑制回路124)
ジッタ抑制回路124は、所定の入力信号におけるジッタを抑制して出力する回路である。具体的には図3に示したように、ジッタ抑制回路124は、シリアル/パラレル変換部121から出力されるクロック信号CLKにおけるジッタを抑制して出力する(ジッタ抑制後のクロック信号CLK1として出力する)ようになっている。
なお、このようにしてジッタ抑制回路124へ入力されるクロック信号CLKは、本開示における「所定の入力信号」の一具体例に対応している。また、このジッタ抑制回路124から出力されるクロック信号CLK(CLK1)は、本開示における「ジッタ抑制後の信号」および「ジッタ抑制回路からの出力信号」の一具体例に対応している。
(パラレル/シリアル変換部123)
パラレル/シリアル変換部123は、前述したmビット(この例では4ビット)のパラレル画素データ信号PDpと、クロック信号CLKとに基づいて、所定のパラレル/シリアル変換を行う回路である。このようなパラレル/シリアル変換により、図3に示したように、前述した2つのシリアルデータ信号Ds1,Ds2がそれぞれ生成(再生成)され、これらシリアルデータ信号Ds1,Ds2とクロック信号CLKとがそれぞれ、各駆動回路部12a,12b,12c,12dの外部へと出力されるようになっている。
具体的には、パラレル/シリアル変換部123は、シフトレジスタ部122Aにおける最後段のFF回路41(図4参照)から出力される4ビットのパラレル画素データ信号PDpと、ジッタ抑制回路124から出力されるジッタ抑制後のクロック信号CLK(CLK1)と、ストローブ信号STBと、ファイアリング信号FIREとに基づいて、上記したパラレル/シリアル変換を行うようになっている(図4参照)。
また、このパラレル/シリアル変換部123は、図4に示したように、スキュー調整部としても機能するようになっている。具体的には、パラレル/シリアル変換部123は、ジッタ抑制回路124から出力されるジッタ抑制後のクロック信号CLK(CLK1)と、パラレル画素データ信号PDpを含む他の信号との間(これらの複数の入力信号間)における、スキューを調整するようになっている。すなわち、パラレル/シリアル変換部123は、クロック信号CLK1と、パラレル画素データ信号PDp、ストローブ信号STBおよびファイアリング信号FIREとの間において、そのようなスキュー調整を行う(図3参照)。
なお、これらのパラレル画素データ信号PDp、ストローブ信号STBおよびファイアリング信号FIREはそれぞれ、本開示における「画像データ信号を含む他の信号」の一具体例に対応している。また、クロック信号CLK(CLK1)、パラレル画素データ信号PDp、ストローブ信号STBおよびファイアリング信号FIREはそれぞれ、本開示における「複数の入力信号」の一具体例に対応している。
ここで、図2,図3に示したように、相対的に前段側に位置する駆動回路部におけるパラレル/シリアル変換部123から出力される、シリアルデータ信号Ds1,Ds2およびクロック信号CLKはそれぞれ、相対的に後段側に位置する駆動回路部における、シリアル/パラレル変換部121に対して入力されている。すなわち、相対的に前段側に位置する駆動回路部におけるジッタ抑制回路124によるジッタ抑制後の信号(クロック信号CLK1)が、クロック信号CLKとして、相対的に後段側に位置する駆動回路部へと入力されるようになっている(図3参照)。
具体的には図2に示したように、相対的に前段側(最前段)の駆動回路部12dから出力されるシリアルデータ信号Ds1,Ds2およびクロック信号CLK(CLK1)がそれぞれ、相対的に後段側の駆動回路部12cへと入力されている。同様に、相対的に前段側の駆動回路部12cから出力されるシリアルデータ信号Ds1,Ds2およびクロック信号CLK(CLK1)がそれぞれ、相対的に後段側の駆動回路部12bへと入力されている。同様に、相対的に前段側の駆動回路部12bから出力されるシリアルデータ信号Ds1,Ds2およびクロック信号CLK(CLK1)がそれぞれ、相対的に後段側(最後段)の駆動回路部12aへと入力されている。これにより図2に示したように、複数の駆動回路部12a,12b,12c,12d同士が、互いに直列的に多段接続(カスケード接続)されるようになっている。
[動作および作用・効果]
(A.プリンタ3の基本動作)
このプリンタ3では、以下のようなインクジェットヘッド1によるインク9の噴射動作を用いて、被記録媒体に対する画像や文字等の記録動作(印刷動作)が行われる。具体的には、本実施の形態のインクジェットヘッド1では、以下のようにして、せん断(シェア)モードを用いたインク9の噴射動作が行われる。
まず、各駆動部12内における駆動回路部12a,12b,12c,12dはそれぞれ、噴射部11における圧電アクチュエータ111内の前述した駆動電極(コモン電極およびアクティブ電極)に対し、駆動電圧Vd(駆動信号Sd)を印加する。具体的には、各駆動回路部12a,12b,12cは、前述した吐出チャネルを画成する一対の駆動壁に配置された各駆動電極に対し、駆動電圧Vdを印加する。これにより、これら一対の駆動壁がそれぞれ、その吐出チャネルに隣接するダミーチャネル側へ、突出するように変形する。
このとき、駆動壁における深さ方向の中間位置を中心として、駆動壁がV字状に屈曲変形することになる。そして、このような駆動壁の屈曲変形により、吐出チャネルがあたかも膨らむように変形する。このように、一対の駆動壁での圧電厚み滑り効果による屈曲変形によって、吐出チャネルの容積が増大する。そして、吐出チャネルの容積が増大することにより、インク9が吐出チャネル内へ誘導されることになる。
次いで、このようにして吐出チャネル内へ誘導されたインク9は、圧力波となって吐出チャネルの内部に伝播する。そして、ノズルプレート112のノズル孔Hnにこの圧力波が到達したタイミングで、駆動電極に印加される駆動電圧Vdが、0(ゼロ)Vとなる。これにより、上記した屈曲変形の状態から駆動壁が復元する結果、一旦増大した吐出チャネルの容積が、再び元に戻ることになる。
このようにして、吐出チャネルの容積が元に戻ると、吐出チャネル内部の圧力が増加し、吐出チャネル内のインク9が加圧される。その結果、液滴状のインク9が、ノズル孔Hnを通って外部へと(被記録媒体へ向けて)吐出される(図1,図2参照)。このようにしてインクジェットヘッド1におけるインク9の噴射動作(吐出動作)がなされ、その結果、被記録媒体に対する画像や文字等の記録動作が行われることになる。
(B.データ転送動作)
次に、図1〜図4に加えて図5〜図7を参照して、ヘッド制御部2と駆動回路部12dとの間、および、各駆動回路部12a,12b,12c,12d間でのデータ転送動作について、後述する比較例(図6)と比較しつつ詳細に説明する。
(B−1.本実施の形態)
図5は、図3に示した各駆動回路部12a,12b,12c,12dにおける動作例(データ転送動作例)を、模式的にタイミング図で表したものである。なお、この図5において、クロック信号CLKの1周期を周期Tとして示しており、後述する図7においても同様である。
この図5において、(A)〜(D)はそれぞれ、各駆動回路部12a,12b,12c,12dにおけるシリアル/パラレル変換部121から出力されると共に、パラレル/シリアル変換部123に入力される、パラレルデータを示している。具体的には、(A)はストローブ信号STBを、(B)は4ビットのパラレル画素データ信号PDp[3:0](PDp[0]〜PDp[3]の各ビットのデータ)を、(C)はファイアリング信号FIREを、(D)はクロック信号CLKを、それぞれ示している。
一方、図5において、(E)〜(G)はそれぞれ、各駆動回路部12a,12b,12c,12dにおけるシリアル/パラレル変換部121に入力されると共に、パラレル/シリアル変換部123から出力される、シリアルデータを示している。具体的には、(E)はクロック信号CLKを、(F),(G)は、各々が4ビットのシリアル画素データ信号PDs[3:0]を含む、シリアルデータ信号Ds1,Ds2を、それぞれ示している。
なお、この図5では、パラレル画素データ信号PDpおよびシリアル画素データ信号PDsについて、複数のノズル孔Hnのうちのn番目(n:1〜512の整数)に位置するノズル孔Hnに対応した信号をそれぞれ、便宜上、PDp(n),PDs(n)として示している。
本実施の形態のデータ転送動作は、例えば図5に示したように、各駆動回路部12a,12b,12c,12d内においては、以下のようになる。
すなわち、まず、シリアルデータ信号Ds1,Ds2はそれぞれ、クロック信号CLKに同期して、周期Tの期間(1クロック期間)内に、7ビット分のシリアルデータを含んでいる(図5(E)〜(G)におけるタイミングt1〜t2,t3〜t4,t5〜t6参照)。これらのシリアルデータ信号Ds1,Ds2のうち、シリアルデータ信号Ds1は、シリアル/パラレル変換部121においてシリアル/パラレル変換されることで、4ビットのパラレル画素データ信号PDp[3:0](奇数番目に位置するノズル孔Hnに対応)と、ストローブ信号STBとが、それぞれ生成される(図5(F)参照)。一方、シリアルデータ信号Ds2は、シリアル/パラレル変換部121においてシリアル/パラレル変換されることで、4ビットのパラレル画素データ信号PDp[3:0](偶数番目に位置するノズル孔Hnに対応)と、ファイアリング信号FIREとが、それぞれ生成される(図5(G)参照)。なお、この例では、シリアルデータ信号Ds1,Ds2における先頭からの4ビット分が、シリアル画素データ信号PDs[3:0]となっている。
いる。
ここで、このようにして生成されたストローブ信号STROBE=「H(1)」の期間(図5(A)参照)のみ、シフトレジスタ部122Aにおける各FF回路41に対し、シフトクロック(前述したクロック信号CLKとストローブ信号STBとの論理積信号)が入力される。したがって、この期間が、シフトレジスタ部122Aに対するデータ入力(パラレル画素データ信号PDpの入力)の有効期間となる(図5(B)参照)。
この期間において、まず、各ノズル孔Hn1〜Hn512に対応した、4ビットのパラレル画素データ信号PDp(1)〜PDp(512)がそれぞれ、シフトレジスタ部122Aに順次入力される(図4,図5(B)参照)。なお、駆動回路部12a,12b,12c,12d内ではそれぞれ、前述したように、128個分のノズル孔Hnに対応したパラレル画素データ信号PDpを処理することになるため、以下では便宜上、PDp(1)〜PDp(128)として示す。次いで、このシフトレジスタ部122A内において、順次転送されて保持されているパラレル画素データ信号PDp(1)〜PDp(128)はそれぞれ、ラッチイネーブル信号ENに同期して、ラッチ回路部122B内の各ラッチ回路42に保持される(図4参照)。続いて、ファイアリング信号FIREが「L(0)」から「H(1)」に変化するタイミングで、波形選択回路部122C内の各波形選択回路43は、各ラッチ回路42に保持されているパラレル画素データ信号PDp(1)〜PDp(128)に基づき、駆動信号Sdの基となる波形信号の生成を開始する(図4,図5(C)参照)。そして、レベル変換部122Dでは、このような各波形信号に基づき、128個分の各ノズル孔Hnに対応した駆動信号Sd(Sd(1)〜Sd(128))を生成し、この駆動信号Sdに基づいて各ノズル孔Hnからインク9が吐出されることになる(図1,図2,図4参照)。
また、このとき、シフトレジスタ部122Aの最後段のFF回路41から出力された、4ビットのパラレル画素データ信号PDp[3:0]は、パラレル/シリアル変換部123においてパラレル/シリアル変換がなされる(図3,図4参照)。具体的には、この4ビットのパラレル画素データ信号PDp[3:0]と、ファイアリング信号FIREと、ストローブ信号STBと、ジッタ抑制回路124から出力されるクロック信号CLK(CLK1)と、に基づいてパラレル/シリアル変換が行われることで、上記したシリアルデータ信号Ds1,Ds2がそれぞれ再生成される(図3,図5(E)〜(G)参照)。そして、このようにして再生成されたシリアルデータ信号Ds1,Ds2はそれぞれ、クロック信号CLKとともに、パラレル/シリアル変換部123から各駆動回路部12a,12b,12c,12dの外部へと出力される(図3,図5(F),図5(G)参照)。
また、本実施の形態では、図2に示した駆動部12全体でのデータ転送動作は、以下のようになる。
すなわち、まず、最前段の駆動回路部12d内における4ビットのパラレル画素データ信号PDpは、上記したようにしてシリアルデータ信号Ds1,Ds2となって、この駆動回路部12dの後段の駆動回路部12cへと出力される。同様に、この駆動回路部12c内における4ビットのパラレル画素データ信号PDpは、上記したようにしてシリアルデータ信号Ds1,Ds2となって、この駆動回路部12cの後段の駆動回路部12bへと出力される。同様に、この駆動回路部12b内における4ビットのパラレル画素データ信号PDpは、上記したようにしてシリアルデータ信号Ds1,Ds2となって、この駆動回路部12bの後段(最後段)の駆動回路部12aへと出力される。
このようにして、各駆動回路部12a,12b,12c,12dの分のパラレル画素データ信号PDpはそれぞれ、クロック信号CLK(CLK1)とともに、順次シフトしながら、駆動回路部12dから駆動回路部12c,12b,12aの順に、順次転送されていくことになる(図2参照)。
(B−2.比較例)
ここで、図6は、比較例に係る液体噴射ヘッド(インクジェットヘッド101)における各駆動回路部102a,102b,102cの構成例を、ブロック図で表したものである。なお、この比較例のインクジェットヘッド101においても、図2に示した本実施の形態のインクジェットヘッド1と同様に、各駆動部12内において、複数の駆動回路部102a,102b,102c,102d同士が、互いに直列的に多段接続(カスケード接続)されているものとする。
このインクジェットヘッド101における各駆動回路部102a,102b,102c,102dは、インクジェットヘッド1における各駆動回路部12a,12b,12c,12d(図3参照)において、以下のようにしたものに対応している。すなわち、図6に示したように、各駆動回路部102a,102b,102c,102dは、各駆動回路部12a,12b,12c,12dにおいて、ジッタ抑制回路124を設けないようにした(省いた)ものに対応しており、他の構成は基本的には同様となっている。
また、ジッタ抑制回路124が設けられていないことから、各駆動回路部102a,102b,102c,102dでは、以下のようになっている。すなわち、シリアル/パラレル変換部121から出力されたクロック信号CLKが、そのまま(ジッタ抑制されずに)、クロック信号CLK2として、パラレル/シリアル変換部123へ入力されるようになっている(図6参照)。
したがって、この比較例のインクジェットヘッド101では、互いにカスケード接続されている各駆動回路部102a,102b,102c,102d自体およびその外部において発生するノイズに起因して、以下のようになる場合がある。すなわち、このようなノイズに起因して発生する、入力されるクロック信号CLKにおけるジッタと自回路におけるジッタとが、出力されるクロック信号CLKに合成されるため、ジッタが増加していってしまう場合がある。このようにしてジッタが増加していくと、カスケード接続の段数数を増加させることが困難となってしまうことから、この比較例では、各種のデータ信号の伝送に必要となる信号の個数(信号線の本数)が、増加してしまうことになる。具体的には、ヘッド制御部2と駆動回路部102dとの間や、駆動回路部102a,102b,102c,102d同士の間における信号の個数が、増加してしまう(図2参照)。このようにして信号線の本数が増加してしまう結果、この比較例では、インクジェットヘッド101の大型化や、インクジェットヘッド101における設計の自由度の低下等が、生じるおそれがある。
(B−3.作用・効果)
これに対して、本実施の形態のインクジェットヘッド1では、図3に示したように、各駆動回路部12a,12b,12c,12d内に、入力されるクロック信号CLKのジッタを抑制する、ジッタ抑制回路124が設けられている。また、相対的に前段側に位置する駆動回路部におけるジッタ抑制回路124によるジッタ抑制後のクロック信号CLK(CLK1)が、相対的に後段側に位置する駆動回路部に対して入力されていることにより、これらの駆動回路部12a,12b,12c,12d同士が、互いに直列的に多段接続(カスケード接続)されている(図2参照)。
これにより、本実施の形態のインクジェットヘッド1では、そのようなジッタ抑制回路124が各駆動回路部102a,102b,102c,102d内に設けられていない、上記比較例のインクジェットヘッド101と比べ、以下のようになる。
すなわち、本実施の形態では上記比較例と比べ、複数の駆動回路部12a,12b,12c,12d同士のカスケード接続におけるカスケード接続の段数を、容易に増加させることができる。具体的には、各駆動回路部12a,12b,12c,12d内にジッタ抑制回路124が設けられていることで、前述したようなジッタの増加(入力されるクロック信号CLKにおけるジッタと自回路におけるジッタとが、出力されるクロック信号CLKに合成されることに起因した、ジッタの増加)が、抑制される。したがって本実施の形態では、ジッタ抑制回路124からの出力信号(クロック信号CLK1)に含まれるジッタが少ない状態に保たれるため、カスケード接続の段数数を、容易に増加させることができる。
このようにして本実施の形態では、カスケード接続の段数数を容易に増加させることができることから、各種のデータ信号の伝送に必要となる信号の個数(信号線の本数)が、上記比較例と比べて少なくて済むようになる(信号線の本数を削減することができる)。具体的には、ヘッド制御部2と駆動回路部12dとの間や、駆動回路部12a,12b,12c,12d同士の間における信号線の本数が、上記比較例と比べ、少なくて済むようになる(図2参照)。
以上のようにして、本実施の形態のインクジェットヘッド1では、信号線の本数を削減することができる結果、上記比較例と比べて、インクジェットヘッド1の小型化や、インクジェットヘッド1における設計の自由度の向上等を、図ることが可能となる。具体的には、設計の自由度が高まることから、例えば、プリンタ3におけるハードウェアの変更を伴うことなく、ノズル数(ノズル孔Hnの個数)の拡張対応等を行うことが可能となる。また、例えば、低速のクロック信号CLKを用いつつ、高速でのデータ転送を行うことが可能となる。
また、本実施の形態では、パラレル/シリアル変換部123において、ジッタ抑制回路124からの出力信号(ジッタ抑制後のクロック信号CLK1)と他の信号との間(複数の入力信号間)のスキュー調整が行われた後の出力信号が、各駆動回路部12a,12b,12c,12dの外部へと出力される(図2,図3参照)。すなわち、上記したジッタ抑制に加えてスキュー調整も行われた出力信号(シリアルデータ信号Ds1,Ds2)が、各駆動回路部12a,12b,12c,12dの外部(例えば後段側の駆動回路部)へと出力されることから、カスケード接続の段数を、更に容易に増加させることができる。よって本実施の形態では、インクジェットヘッド1の更なる小型化や、インクジェットヘッド1における設計の自由度の更なる向上等を、図ることが可能となる。
ここで、図7は、上記したジッタ抑制およびスキュー調整について、本実施の形態および比較例に係る動作例同士を対比して、模式的にタイミング図で表したものである。具体的には、この図7において、(A)は、本実施の形態におけるクロック信号CLK1(ジッタ抑制回路124から出力される、ジッタ抑制後のクロック信号CLK)を、示している。また、(B)は、本実施の形態の各駆動回路部12a,12b,12c,12dの外部へと出力される、ジッタ抑制およびスキュー調整が行われた後のシリアルデータ信号Ds1,Ds2(データ信号Data1:図3参照)を、示している。一方、(C)は、上記比較例におけるクロック信号CLK2(シリアル/パラレル変換部121からパラレル/シリアル変換部123へと直接入力されるクロック信号CLK)を、示している(図6参照)。また、(D)は、上記比較例の各駆動回路部102a,102b,102c,102dの外部へと出力されるシリアルデータ信号Ds1,Ds2(データ信号Data2:図6参照)を、示している。
まず、比較例ではジッタ抑制回路124が設けられていないことから、クロック信号CLK2に含まれるジッタに起因して、このクロック信号CLK2における「L(Low)」から「H(High)」への変化の周期が、一定ではなく変動している(図7(C)中の周期T1,T2,T3,T4参照)。このようなジッタを含むクロック信号CLK2が、パラレル/シリアル変換部123に直接入力されてスキュー調整されると、ジッタを含むデータ信号Data2が、例えば図7(C),(D)中の実線の矢印で示したように、遅延時間Δtの後に、このパラレル/シリアル変換部123から出力される(図7(D)参照)。このようにしてパラレル/シリアル変換部123から出力されたクロック信号CLK2およびデータ信号Data2はそれぞれ、後段の駆動回路部において、同期したタイミングにて入力データとして処理されるが、その際に、異常なデータの受け取りが発生するおそれがある(図7(C),(D)中の破線の矢印参照)。
これに対して本実施の形態では、ジッタ抑制回路124から出力されるジッタ抑制後のクロック信号CLK1においては、「L」から「H」への変化の周期Tが、一定となっている(図7(A)中の周期T参照)。このようなジッタ抑制後のクロック信号CLK1が、パラレル/シリアル変換部123に入力されてスキュー調整されると、ジッタ抑制およびスキュー調整がなされたデータ信号Data1が、例えば図7(A),(B)中の実線の矢印で示したように、遅延時間Δtの後に、このパラレル/シリアル変換部123から出力される(図7(B)参照)。このようにしてパラレル/シリアル変換部123から出力されたクロック信号CLK1およびデータ信号Data1はそれぞれ、後段の駆動回路部において、同期したタイミングにて入力データとして処理される際に、上記比較例とは異なり、正常なデータの受け取りが可能となる(図7(A),(B)中の破線の矢印参照)。このようにして、スキュー調整を行うパラレル/シリアル変換部123に対する入力信号として、ジッタ抑制回路124によるジッタ抑制後のクロック信号CLK1を使用することは、非常に有意義であると言える。
また、本実施の形態では、各駆動回路部12a,12b,12c,12dへの入力信号(シリアルデータ信号Ds1,Ds2およびクロック信号CLK)が、いずれも差動伝送信号(前述したLVDS)であることから(図1〜図4参照)、以下のようになる。すなわち、ヘッド制御部2から駆動回路部12a,12b,12c,12dへのデータ伝送の際に、高速伝送が実現されるとともに、ノイズ耐性を向上させることが可能となる。
更に、本実施の形態では、ジッタ抑制回路124に対する入力信号をクロック信号CLKとして、このクロック信号CLKにおけるジッタが抑制されるようにしたので(図3参照)、より高いデータレートの信号を送信することが可能となる。信号の周波数が高くなるのに従って、ジッタの抑制効果がより大きくなるためである。これは、信号の周波数が高いときにジッタの抑制を行わないと、データの受け取りの際のエラーの頻度が、より顕著となってしまう(上記した図7参照)ことに起因している。
加えて、本実施の形態では、シフトレジスタ部122Aにおいて、パラル画素データ信号PDpの前段側から後段側への順次転送が行われることから、駆動対象となるノズル孔Hnの位置番号(ノズル番号)を指定せずに、パラレル画素データ信号PDpの転送を行うことができる。その結果、例えば、回路規模の小型化や、データ転送の手続きの簡便化を図ることが可能となる。また、クロック信号CLKとストローブ信号STB(シフトイネーブル信号)との論理積信号に同期して、シフトレジスタ部122Aにおけるパラレル画素データ信号PDpの順次転送が行われるため、ストローブ信号STB、すなわち、そのような順次転送動作の動作イネーブル信号によって、不要な回路動作時間を削減することができ、省電力化を図ることが可能となる。
<2.変形例>
以上、実施の形態を挙げて本開示を説明したが、本開示はこの実施の形態に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、プリンタ3およびインクジェットヘッド1における各部材の構成例(形状、配置、個数等)を具体的に挙げて説明したが、上記実施の形態で説明したものには限られず、他の形状や配置、個数等であってもよい。
また、インクジェットヘッドの構造としては、各タイプのものを適用することが可能である。すなわち、例えば、圧電アクチュエータ111における各吐出チャネルの延在方向の中央部からインク9を吐出する、いわゆるサイドシュートタイプのインクジェットヘッドであってもよい。あるいは、例えば、各吐出チャネルの延在方向に沿ってインク9を吐出する、いわゆるエッジシュートタイプのインクジェットヘッドであってもよい。更には、プリンタの方式としても、上記実施の形態で説明した方式には限られず、例えば、サーマル式(バブルジェット(登録商標)式)やMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)方式、感熱紙方式、ドットインパクト方式など、各種の方式を適用することが可能である。
更に、例えば、インク容器とインクジェットヘッドとの間でインク9を循環させて利用する、循環式のインクジェットヘッド、あるいは、インク9を循環させずに利用する、非循環式のインクジェットヘッドのいずれであっても、本開示を適用することが可能である。
加えて、上記実施の形態では、データ転送方法の例を具体的に挙げて説明したが、上記実施の形態で挙げた例には限られず、他の手法を用いてデータ転送を行うようにしてもよい。
また、上記実施の形態で説明した一連の処理は、ハードウェア(回路)で行われるようにしてもよいし、ソフトウェア(プログラム)で行われるようにしてもよい。ソフトウェアで行われるようにした場合、そのソフトウェアは、各機能をコンピュータにより実行させるためのプログラム群で構成される。各プログラムは、例えば、上記コンピュータに予め組み込まれて用いられてもよいし、ネットワークや記録媒体から上記コンピュータにインストールして用いられてもよい。
更に、上記実施の形態では、本開示における「液体噴射記録装置」の一具体例として、プリンタ3(インクジェットプリンタ)を挙げて説明したが、この例には限られず、インクジェットプリンタ以外の他の装置にも、本開示を適用することが可能である。換言すると、本開示の「液体噴射ヘッド」(インクジェットヘッド)を、インクジェットプリンタ以外の他の装置に適用するようにしてもよい。具体的には、例えば、ファクシミリやオンデマンド印刷機などの装置に、本開示の「液体噴射ヘッド」を適用するようにしてもよい。
加えて、これまでに説明した各種の例を、任意の組み合わせで適用させるようにしてもよい。
なお、本明細書中に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、また、他の効果があってもよい。
また、本開示は、以下のような構成を取ることも可能である。
(1)
液体を噴射する複数のノズルを有する噴射部と、
外部のヘッド制御部から供給される画像データ信号およびクロック信号に基づいて、前記ノズルから前記液体を噴射させるための駆動信号を生成し、前記駆動信号を前記噴射部に対して出力する、複数の駆動回路部と
を備え、
前記複数の駆動回路部がそれぞれ、
前記複数のノズルごとの前記駆動信号を生成する駆動信号生成部と、
所定の入力信号におけるジッタを抑制して出力するジッタ抑制回路と
を有しており、
前記複数の駆動回路部同士において、
相対的に前段側に位置する前記駆動回路部における前記ジッタ抑制回路によるジッタ抑制後の信号が、
相対的に後段側に位置する前記駆動回路部に対して入力されていることにより、
前記複数の駆動回路部同士が、互いに直列的に多段接続されている
液体噴射ヘッド。
(2)
前記複数の駆動回路部はそれぞれ、
前記ジッタ抑制回路からの出力信号と、前記画像データ信号を含む他の信号とがそれぞれ、複数の入力信号として入力されると共に、前記複数の入力信号間におけるスキューを調整する、パラレル/シリアル変換部を更に有し、
前記パラレル/シリアル変換部からの出力信号が、前記駆動回路部の外部へと出力される
上記(1)に記載の液体噴射ヘッド。
(3)
前記ヘッド制御部から前記駆動回路部へと供給される前記画像データ信号および前記クロック信号がそれぞれ、差動伝送信号である
上記(1)または(2)に記載の液体噴射ヘッド。
(4)
前記所定の入力信号が、前記クロック信号である
上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の液体噴射ヘッド。
(5)
前記駆動信号生成部は、前記複数のノズルごとの前記駆動信号に対応して、前記画像データ信号を前段側から後段側へと順次転送して保持する、シフトレジスタ部を有しており、
前記シフトレジスタ部は、前記クロック信号とストローブ信号との論理積信号に同期して、前記前段側から前記後段側への順次転送を行う
上記(4)に記載の液体噴射ヘッド。
(6)
上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の液体噴射ヘッドと、
前記画像データ信号および前記クロック信号をそれぞれ、前記液体噴射ヘッドに対して供給する前記ヘッド制御部と
を備えた液体噴射記録装置。
1…インクジェットヘッド、11…噴射部、111…圧電アクチュエータ(アクチュエータプレート)、112…ノズルプレート、12…駆動部、12a,12b,12c,12d…駆動回路部、121…シリアル/パラレル変換部、122…駆動信号生成部、122A…シフトレジスタ部、122B…ラッチ回路部、122C…波形選択回路部、122D…レベル変換部、122E…波形生成回路、123…パラレル/シリアル変換部(スキュー調整部)、124…ジッタ抑制回路、2…ヘッド制御部、3…プリンタ、41…FF回路、42…ラッチ回路、43…波形選択回路、44…レベル変換回路、50…コネクタ、51…中継基板、52a,52b,52c,52d…駆動回路基板、9…インク、Hn,Hn1〜Hn512…ノズル孔、Ds1,Ds2…シリアルデータ信号、Data1,Data2…データ信号、PDs…シリアル画素データ信号、PDp…パラレル画素データ信号、Dw…吐出波形信号、CLK,CLK1,CLK2…クロック信号、SCLK…サンプルクロック信号、STB…ストローブ信号、EN…ラッチイネーブル信号、FIRE…ファイアリング信号、Sd…駆動信号、Vd…駆動電圧、t…時間、t1〜t6…タイミング、Δt…遅延時間、T,T1,T2,T3,T4…周期。

Claims (6)

  1. 液体を噴射する複数のノズルを有する噴射部と、
    外部のヘッド制御部から供給される画像データ信号およびクロック信号に基づいて、前記ノズルから前記液体を噴射させるための駆動信号を生成し、前記駆動信号を前記噴射部に対して出力する、複数の駆動回路部と
    を備え、
    前記複数の駆動回路部がそれぞれ、
    前記複数のノズルごとの前記駆動信号を生成する駆動信号生成部と、
    所定の入力信号におけるジッタを抑制して出力するジッタ抑制回路と
    を有しており、
    前記複数の駆動回路部同士において、
    相対的に前段側に位置する前記駆動回路部における前記ジッタ抑制回路によるジッタ抑制後の信号が、
    相対的に後段側に位置する前記駆動回路部に対して入力されていることにより、
    前記複数の駆動回路部同士が、互いに直列的に多段接続されている
    液体噴射ヘッド。
  2. 前記複数の駆動回路部はそれぞれ、
    前記ジッタ抑制回路からの出力信号と、前記画像データ信号を含む他の信号とがそれぞれ、複数の入力信号として入力されると共に、前記複数の入力信号間におけるスキューを調整する、パラレル/シリアル変換部を更に有し、
    前記パラレル/シリアル変換部からの出力信号が、前記駆動回路部の外部へと出力される
    請求項1に記載の液体噴射ヘッド。
  3. 前記ヘッド制御部から前記駆動回路部へと供給される前記画像データ信号および前記クロック信号がそれぞれ、差動伝送信号である
    請求項1または請求項2に記載の液体噴射ヘッド。
  4. 前記所定の入力信号が、前記クロック信号である
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の液体噴射ヘッド。
  5. 前記駆動信号生成部は、前記複数のノズルごとの前記駆動信号に対応して、前記画像データ信号を前段側から後段側へと順次転送して保持する、シフトレジスタ部を有しており、
    前記シフトレジスタ部は、前記クロック信号とストローブ信号との論理積信号に同期して、前記前段側から前記後段側への順次転送を行う
    請求項4に記載の液体噴射ヘッド。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の液体噴射ヘッドと、
    前記画像データ信号および前記クロック信号をそれぞれ、前記液体噴射ヘッドに対して供給する前記ヘッド制御部と
    を備えた液体噴射記録装置。
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