JP2019209519A - プリフォーム、及びプリフォームの製造方法 - Google Patents

プリフォーム、及びプリフォームの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】肉厚に偏りが発生しにくいプリフォーム、及びプリフォームの製造方法を提供する。【解決手段】本発明のプリフォーム11は、内体13と、内体13の外面に積層された外体12とを有し、延伸ブロー成形に用いられる合成樹脂製プリフォーム11であって、筒状の口部14と、口部14に連なる胴部15と、胴部15の下端を閉塞する底部16とを備え、内体13の底部16における内面には、内側に突出する凸部16aが設けられていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、内層体と該内層体の外面に積層された外層体とを備えた合成樹脂製容器のブロー成形に用いられるプリフォーム、及びプリフォームの製造方法に関する。
従来から、内層体と該内層体の外面に積層された外層体とを備えた合成樹脂製容器のブロー成形に用いられるプリフォームが知られている。例えば、特許文献1には、外側プリフォームの底部に孔設部を設けて、当該孔設部を通じて内側プリフォーム用の樹脂を金型内に充填することで積層構造のプリフォームを製造することが開示されている。
特開2000− 43126号公報
しかし、特許文献1に記載のプリフォームの製造方法では、内側プリフォームを形成する際に、コア本体のゲート側端が支持されていないため、コア本体が外側プリフォームに対して径方向にずれることで内側プリフォームの肉厚に偏りが生じる場合がある。特に、肉厚が薄い場合には、コア本体のずれが発生すると成形安定性や成形後の製品外観に悪影響を及ぼすため改善の余地があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、肉厚に偏りが発生しにくいプリフォーム、及びプリフォームの製造方法を提供することにある。
本発明のプリフォームは、
内体と、該内体の外面に積層された外体とを有し、延伸ブロー成形に用いられる合成樹脂製プリフォームであって、
筒状の口部と、
該口部に連なる胴部と、
該胴部の下端を閉塞する底部と
を備え、
前記内体の底部における内面には、内側に突出する凸部、又は外側に凹む凹部が設けられていることを特徴とする。
また、本発明のプリフォームは、上記構成において、前記内体を長手方向に二分したときの底部側において、前記内体は外面から外側に突出する突出部を有することが好ましい。
また、本発明のプリフォームは、上記構成において、前記突出部の外面は、前記外体の外面と滑らかに接続することが好ましい。
また、本発明のプリフォームは、上記構成において、前記突出部の少なくとも一部は、前記内体の底部に設けられたR面上に形成されていることが好ましい。
また、本発明のプリフォームの製造方法は、
内体と、該内体の外面に積層された外体とを有し、筒状の口部と、該口部に連なる胴部と、該胴部の下端を閉塞する底部とを備える合成樹脂製プリフォームの製造方法であって、
前記底部における内面に、内側に突出する凸部、又は外側に凹む凹部が設けられた内体を形成するステップと、
前記内体を金型のキャビティ内に配置するステップと、
前記内体の内面に、前記凸部に対応するコア凹部、又は前記凹部に対応するコア凸部を有するコア部材を嵌合するステップと、
前記キャビティと前記内体の外面との間の空間に前記外体を形成するステップと
を含むことを特徴とする。
また、本発明のプリフォームの製造方法は、上記構成において、前記内体は、該内体を長手方向に二分したときの底部側において、外面から外側に突出する突出部を有し、前記内体は、前記突出部が前記キャビティに当接するように、前記キャビティ内に配置されることが好ましい。
本発明によれば、肉厚に偏りが発生しにくいプリフォーム、及びプリフォームの製造方法を提供することができる。
本発明の一実施形態であるプリフォームの正面断面図である。 内体の底部に設けられる凸部のバリエーションを示す図である。 内体に設けられる突出部のバリエーションを示す図である。 本発明の一実施形態であるプリフォームの製造方法の各工程を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態であるプリフォームを構成する内体の正面断面図である。 本発明の一実施形態であるプリフォームを構成する内体の内面にコア部材を嵌合させた状態を示す正面断面図である。 図6における、底部の拡大断面図である。 図6において、外体を形成しプリフォームを完成させた状態を示す正面断面図である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に例示説明する。なお、本明細書、特許請求の範囲、及び図面においては、上下方向は、図1に示すようにプリフォーム11の口部14を上方に向けた状態における上方、下方を意味するものとする。また、径方向外側とは、図1におけるプリフォーム11の中心軸線Oを通り中心軸線Oに垂直な直線に沿って外側に向かう方向であり、径方向内側とは、当該直線に沿って中心軸線Oに向かう方向を意味するものとする。なお、図1の下方に、プリフォーム11を射出成形する際のゲート41(図7参照)が配置される。従って、図1の下方側がゲート41側となる。
図1に示す本発明の一実施形態であるプリフォーム11は、延伸ブロー成形により合成樹脂製容器を製造するための中間製品である。プリフォーム11は、合成樹脂製容器の内層体を形成する合成樹脂製の内体13と、外層体を形成する合成樹脂製の外体12とを備えた二重構造となっており、その外形形状は、円筒状の口部14と、この口部14の下方に連なる円筒状の胴部15と、この胴部15の下端を閉塞する底部16とを有する有底筒状(略試験管状)となっている。
口部14は、合成樹脂製容器の口部に対応した形状に形成されており、外周面に雄ねじ14aが設けられている。この雄ねじ14aによって、注出キャップや注出ポンプ等の注出部材をねじ結合させて口部14に装着することができる。なお、口部14は、雄ねじ14aに替えて円環状の突起を備えて、注出キャップ等の注出部材が打栓によってアンダーカット状に係合することにより装着される構成とすることもできる。口部14の下部には、例えば延伸ブロー成形により合成樹脂製容器を成形する際にブロー成形用の金型に固定するためのネックリング19が設けられている。
プリフォーム11の底部16は、図1に示すように、R面を有する湾曲形状(半球形状)に形成されている。また、図1に示す例では、外体12の厚みが内体13の厚みよりも薄く構成されている。これは、図示の例では、内体13が、合成樹脂製容器の骨格部分をなす内層体を形成するのに対し、外体12は、合成樹脂製容器において内容物を外部光から遮光するための遮光層としての外層体を形成するものであり、合成樹脂製容器内の内容物を使用後に、外層体を内層体から剥離して分別廃棄することを想定しているからである。しかし、この態様には限定されず、内体13の厚みが外体12の厚みよりも薄く構成され、外体12が、合成樹脂製容器の骨格部分をなす外層体を形成し、内体13が、内容物が外層体に直接触れないように保護する保護層としての内層体を形成するものとしてもよい。
本実施形態において、内体13は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、等の延伸ブローが可能な合成樹脂材料により形成されている。また、外体12は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ナイロンやエチレン―ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)の合成樹脂材料によって形成されている。外体12は内体13よりも厚みが薄く形成されており、内体13の外面における胴部15及び底部16の全体を覆うように積層されている。内容物としてビールや他の炭酸飲料を想定した場合、外体12には、ガスバリア性に優れた材質を用いることが好ましい。また、内容物としてビールやワイン等の遮光性が必要とされる飲料を想定した場合、外体12には、紫外線等の所定の波長の光に対する光透過率が低い材質を用いるか、又は所定の波長の光に対する光透過率が低くなるように着色された材料を用いることが好ましい。そして、外体12に内体13とは異なる材質を採用した場合には、合成樹脂製容器内の内容物を使用後に、外層体を内層体から剥離して分別廃棄することが可能となる。
内体13の底部16における内面には、図1に示すように、内側に突出する凸部16aが設けられている。凸部16aは、図1、及び図2(a)に示す例では、角錐台形状を有している。後述するように、内体13をインサート材としてプリフォーム11をインサート成形する際、又は内体13の成形後に外体12を二色成形等により成形する際に、内体13の内面に嵌合する金型のコア部材30(図6〜図8参照)のゲート41側端に設けられたコア凹部36aにこの凸部16aが嵌合することによって、コア部材30に対する内体13の径方向の位置を位置合わせすることができる。
なお、凸部16aの形状としては、図2(a)に示す角錐台形状の他、図2(b)に示す円錐台形状や、図2(c)に示す球帯形状であってもよい。凸部16aの形状として角錐台形状を採用した場合には、内体13とコア部材30との径方向の位置合わせのみならず周方向の位置合わせも行うことができる。他方、凸部16aの形状として円錐台形状や球帯形状を採用した場合には、周方向の位置に依らず凸部16aをコア凹部36aに嵌合させることができる。特に、凸部16aの形状として球帯形状を採用した場合には、内体13とコア部材30の軸線同士が多少傾いていた場合でも凸部16aをコア凹部36aに比較的容易に嵌合させることができる。
内体13を長手方向(図1の上下方向)に二分したときの底部側(図1の下側)において、内体13は、外面から外側に突出する突出部16bを有している。突出部16bは、図1の例では、内体13の底部16におけるR面上に形成されている。この突出部16bは、後述するように、内体13をインサート材としてプリフォーム11をインサート成形する際、又は内体13の成形後に外体12を二色成形により成形する際に、内体13の外面に設けられた突出部16bが金型のキャビティ40(図7参照)の内面に当接することで、キャビティ40に対する内体13の径方向の位置を位置合わせすることができる。
なお、突出部16bの形状としては、図3(a)に示す上下端において幅、厚みともシュリンクする形状の他、図3(b)に示すトラック形状や、図3(c)に示す矩形形状であってもよい。突出部16bの形状として図3(a)に示す上下端において幅、厚みともシュリンクする形状を採用した場合には、突出部16bの隅部に面取りが施されており、内体13をキャビティ40内に配置する際に、突出部16bをスムーズにキャビティ40の内面に当接させることができる。他方、突出部16bの形状として図3(b)に示すトラック形状や、図3(c)に示す矩形形状を採用した場合には、突出部16bの外面のうちキャビティ40に当接する面積が大きくなるため、より精度良くキャビティ40に対する内体13の径方向の位置を位置合わせすることができる。
次に、本発明の一実施形態に係るプリフォーム11の製造方法について説明する。
図4は、本実施形態に係るプリフォーム11の製造方法を実施する手順を示すフローチャートである。プリフォーム11を製造するに際しては、まず、射出成形等により、図5に示す内体13を成形する(ステップS101)。内体13は、図5に示すように、底部16における内面に、内側に突出する凸部16aが設けられると共に、底部16に設けられたR面上の外面から外側に突出する突出部16bが設けられている。なお、突出部16bは、内体13を長手方向(図5の上下方向)に二分したときの底部16側(図1の下側)に設けられていればよく、必ずしも底部16やR面上に設けられている必要はない。
次に、ステップS101で成形した内体13を、金型のキャビティ40(図7参照)内に配置する(ステップS102)。ここでいう金型は、外体12を成形するための金型であり、内体13をインサート材としてプリフォーム11をインサート成形する場合と、内体13の成形後に外体12を二色成形により成形する場合とがある。そして、いずれの成形方法による場合でも、図6に示すように、内体13の内面に、凸部16aに対応するコア凹部36aを有するコア部材30を嵌合する(ステップS103)。コア部材30は、内体13の内面形状に対応した外面形状を有しているが、その直径は、内体13の内面の直径よりも僅かに小さく構成されている。これによって、コア部材30と内体13はすきま嵌めを構成するため、内体13の内側にコア部材30を容易に嵌合することができる。しかも、コア部材30を内体13の内側に嵌合させる際、図6に示すように、内体13の底部16における内面に設けられた凸部16aが、コア部材30のゲート41側端(図6における下端)に設けられたコア凹部36aに嵌合する。これによって、コア部材30と内体13がすきま嵌めを構成していても、コア部材30に対する内体13の径方向位置は、凸部16aとコア凹部36aとの嵌合によって位置決めされる。従って、コア部材30と内体13とのクリアランスに起因して内体13がコア部材30に対して偏心し、内体13の外側にオーバーモールドされる外体12の肉厚が偏ることがない。なお、コア凹部36aの形状は、凸部16aの形状に合わせて、角錐台形状、円錐台形状、球帯形状、及びその他の形状から適宜選択することができる。
図7に示す矢印の方向にコア部材30を移動させて、コア部材30を内体13に嵌合させる際、内体13のR面状の底部16の外面から外側に突出する突出部16bが、金型のキャビティ40の内面に当接する(ステップS104)。本実施形態において、突出部16bは、周方向に連続して帯状に形成されており、突出部16bの外面がキャビティ40の内面に当接することで、内体13がキャビティ40に対して径方向に位置決めされる。そして、本実施形態では、突出部16bを金型のキャビティ40の内面に当接させることによって、設計上の外体12の外面位置とキャビティ40の内面位置とを近づけることができる。従って、内体13の外面とキャビティ40の内面との間の空間が、外体12が形成されるべき空間となるように精度良く位置決めすることができる。なお、上記の技術的特徴によって、突出部16bの外面は、外体12の外面と滑らかに接続するように構成することができる。従って、プリフォーム11に応力集中等が生じないようにすることができる。
また、本実施形態では、突出部16bが半球状のR面上に設けられているので、突出部16bを金型のキャビティ40の内面に当接させることによって、図7に示すように、内体13の径方向位置のみならず、上下方向の位置についても、キャビティ40に対して位置合わせすることができる。
次に、ステップS103及びS104により形成された、キャビティ40と内体13との間の空間に、外体12用の合成樹脂を射出し、外体12を成形する(ステップS105)。ステップS105の後、プリフォーム11を金型から離型することで、プリフォーム11の製造は終了する。
プリフォーム11から合成樹脂製容器を製造するためには、ステップS105で形成されたプリフォーム11のネックリング19をブロー成形用金型の基準面に突き当てて固定し、プリフォーム11を延伸ブロー成形する。
以上述べたように、本実施形態に係るプリフォーム11では、内体13と、内体13の外面に積層された外体12とを有し、筒状の口部14と、口部14に連なる胴部15と、胴部15の下端を閉塞する底部16とを備え、内体13の底部16における内面には、内側に突出する凸部16aが設けられるように構成した。このような構成の採用によって、プリフォーム11を製造する際に内体13を金型のコア部材30に対して径方向に位置決めすることができるので、コア部材30の内体13への嵌合を容易にしつつ、外体12の肉厚に偏りが発生しにくくすることができる。
また、本実施形態では、内体13を長手方向に二分したときの底部16側において、内体13が外面から外側に突出する突出部16bを有するように構成した。このような構成の採用によって、外体12を成形する際に内体13を金型のキャビティ40に対して径方向に位置決めすることができるので、外体12の肉厚に更に偏りが発生しにくくすることができる。
また、本実施形態では、突出部16bの外面は、外体12の外面と滑らかに接続するように構成した。このような構成の採用によって、プリフォーム11に応力集中等が生じないようにすることができる。
また、本実施形態では、突出部16bの少なくとも一部は、内体13の底部16に設けられたR面上に形成されるように構成した。このような構成の採用によって、突出部16bを金型のキャビティ40の内面に当接させることによって、内体13の径方向位置のみならず、上下方向の位置についても、キャビティ40に対して位置合わせすることができる。
また、本実施形態に係るプリフォーム11の製造方法は、内体13と、内体13の外面に積層された外体12とを有し、筒状の口部14と、口部14に連なる胴部15と、胴部15の下端を閉塞する底部16とを備える合成樹脂製プリフォーム11の製造方法であって、底部16における内面に、内側に突出する凸部16aが設けられた内体13を形成するステップと、内体13を金型のキャビティ40内に配置するステップと、内体13の内面に、凸部16aに対応するコア凹部36aを有するコア部材30を嵌合するステップと、キャビティ40と内体13の外面との間の空間に外体12を形成するステップとを含むように構成した。このような構成の採用によって、プリフォーム11を製造する際に内体13を金型のコア部材30に対して径方向に位置決めすることができるので、コア部材30の内体13への嵌合を容易にしつつ、外体12の肉厚に偏りが発生しにくくすることができる。
また、本実施形態では、内体13は、内体13を長手方向に二分したときの底部16側において、外面から外側に突出する突出部16bを有し、内体13は、突出部16bがキャビティ40に当接するように、キャビティ40内に配置されるように構成した。このような構成を採用することによって、外体12を成形する際に内体13を金型のキャビティ40に対して径方向に位置決めすることができるので、外体12の肉厚に更に偏りが発生しにくくすることができる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部に含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
例えば、本実施形態では、外体12及び内体13を射出成形により成形する例を挙げて説明したが、これに限定されず、圧縮成形等の他の成形方法を採用してもよい。
また、本実施形態では、口部14や胴部15を略円筒状に形成するようにしているが、これに限らず、例えば角筒状や楕円筒状とすることもできる。
また、本実施形態では、内体13の底部16における内面に、内側に突出する凸部16aを設けると共に、コア部材30側にコア凹部36aを設けるように構成したが、この態様には限定されない。内体13の底部16における内面に、外側に突出する凹部を設けると共に、コア部材30側にコア凸部を設けるように構成してもよい。
また、本実施形態では、内体13の底部16のR面上において外面から外側に突出する突出部16bを設けるように構成したが、この態様には限定されない。突出部16bは、少なくとも一部がR面上に設けられていてもよい。また、突出部16bは、R面上以外の底部16に設けられていてもよい。更に、突出部16bは、底部16又はR面上に設けられている必要はなく、内体13を長手方向(図1の上下方向)に二分したときの底部16側(図1の下側)に設けられていればよい。但し、外体12成形後のプリフォーム11の引き抜きを考慮すると、突出部16bはR面上に形成されていることが好ましい。
また、本実施形態では、突出部16bは、周方向に連続して帯状に形成されるものとしたが、この態様には限定されない。突出部16bは、周方向の複数箇所に間欠的に設けられていてもよい。
11 プリフォーム
12 外体
13 内体
14 口部
14a 雄ねじ
15 胴部
16 底部
16a 凸部
16b 突出部
19 ネックリング
30 コア部材
36a コア凹部
40 キャビティ
41 ゲート
O 中心軸線

Claims (6)

  1. 内体と、該内体の外面に積層された外体とを有し、延伸ブロー成形に用いられる合成樹脂製プリフォームであって、
    筒状の口部と、
    該口部に連なる胴部と、
    該胴部の下端を閉塞する底部と
    を備え、
    前記内体の底部における内面には、内側に突出する凸部、又は外側に凹む凹部が設けられていることを特徴とするプリフォーム。
  2. 前記内体を長手方向に二分したときの底部側において、前記内体は外面から外側に突出する突出部を有する、請求項1に記載のプリフォーム。
  3. 前記突出部の外面は、前記外体の外面と滑らかに接続する、請求項2に記載のプリフォーム。
  4. 前記突出部の少なくとも一部は、前記内体の底部に設けられたR面上に形成されている、請求項2又は3に記載のプリフォーム。
  5. 内体と、該内体の外面に積層された外体とを有し、筒状の口部と、該口部に連なる胴部と、該胴部の下端を閉塞する底部とを備える合成樹脂製プリフォームの製造方法であって、
    前記底部における内面に、内側に突出する凸部、又は外側に凹む凹部が設けられた内体を形成するステップと、
    前記内体を金型のキャビティ内に配置するステップと、
    前記内体の内面に、前記凸部に対応するコア凹部、又は前記凹部に対応するコア凸部を有するコア部材を嵌合するステップと、
    前記キャビティと前記内体の外面との間の空間に前記外体を形成するステップと
    を含む合成樹脂製プリフォームの製造方法。
  6. 前記内体は、該内体を長手方向に二分したときの底部側において、外面から外側に突出する突出部を有し、
    前記内体は、前記突出部が前記キャビティに当接するように、前記キャビティ内に配置される、請求項5に記載の合成樹脂製プリフォームの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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