JP2019208648A - イオンバランス機能を有するブラシ付きヘアドライヤー - Google Patents

イオンバランス機能を有するブラシ付きヘアドライヤー Download PDF

Info

Publication number
JP2019208648A
JP2019208648A JP2018105252A JP2018105252A JP2019208648A JP 2019208648 A JP2019208648 A JP 2019208648A JP 2018105252 A JP2018105252 A JP 2018105252A JP 2018105252 A JP2018105252 A JP 2018105252A JP 2019208648 A JP2019208648 A JP 2019208648A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ion generator
hair
brush
ion
negative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018105252A
Other languages
English (en)
Inventor
将門 福山
Masakado Fukuyama
将門 福山
遠藤 謙治
Kenji Endo
謙治 遠藤
邦彦 猿丸
Kunihiko Sarumaru
邦彦 猿丸
正勝 植村
Masakatsu Uemura
正勝 植村
裕孝 秋山
Hirotaka Akiyama
裕孝 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOIZUMI SEIKI CORP
Original Assignee
KOIZUMI SEIKI CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOIZUMI SEIKI CORP filed Critical KOIZUMI SEIKI CORP
Priority to JP2018105252A priority Critical patent/JP2019208648A/ja
Publication of JP2019208648A publication Critical patent/JP2019208648A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】毛髪の酸性度を正常な状態に戻すイオンバランス機能を有するブラシ付きヘアドライヤーを提供する。【解決手段】ハンドル部本体10とブラシ部本体とを有し、ハンドル部本体の吹出口側となる前部20には、ヒータ21、プラスイオン電極針22及びマイナスイオン電極針23を設け、ハンドル部本体の後部30には、モータ32、ファン33、イオン発生器用トランス34a及び回路基板31を設け、ファンの回転による空気流と共に、ブラシ部本体を通じてプラスイオンとマイナスイオンとを毛髪に対して送出するように構成し、プラスイオンとマイナスイオンの交互発生及び停止を切り替えるイオン発生切替スイッチ11を設け、毛髪に対し、空気流と共にプラスイオンとマイナスイオンとを交互に送出することにより、毛髪の酸性度をpH4.5〜5.5の範囲内又は前記数値範囲に近付けることが可能となる。【選択図】図7

Description

本発明は、毛髪を正常な酸性度に戻すためのヘアドライヤーに関し、特に毛髪の乾燥及び毛髪をカール又はストレートにセットをするイオンバランス機能を有するブラシ付きヘアドライヤー(以下、単に「ヘアドライヤー」という。)に関する。
毛髪をブラシや櫛によりブラッシングを行うと毛髪に静電気が発生し、また、この静電気が毛髪のキューティクルに影響を与え、毛髪にダメージを与える問題がある。
これを解消するために、従来より、マイナスイオンを毛髪に付与し、マイナスイオンを毛髪内部まで浸透させて毛髪をさらさらにすることが発案されている。
しかしながら、静電気にはプラスとマイナスとがあるため、マイナスイオンのみを毛髪に付与することは適切でない場合がある。
そこで、下記特許文献1に記載のヘアセット機器が開発された。当該ヘアセット機器は、毛髪に対して空気流を送出する空気流出路と、該空気流出路内に設けられて空気吐出口から空気流を送出するファンとを備えたヘアセット機器であって、前記空気流出路内にプラスイオン・マイナスイオン発生器を設け、前記空気流と共にプラスイオンとマイナスイオンとを毛髪に対して送出する構成のものであり、このように構成したことにより、ブラッシングに際して毛髪に発生する静電気のプラス電荷とマイナス電荷との両方に、それぞれ対応してプラスイオンとマイナスイオンが作用することになり、静電気の帯電状態を除去することができ、その結果、静電気による毛髪への悪影響が除去され、毛髪へのダメージを減少させると共に、意図する毛髪のセットが容易に行えることを目的とするものである。
特開2008−49101号公報
しかしながら、上記特許文献1に示されるヘアセット装置は、毛髪に発生する静電気のプラス電荷とマイナス電荷とに対応してプラスイオンとマイナスイオンが作用するだけのものにすぎない。したがって、使用者が毛髪にプラス又はマイナスのいずれが帯電しているかを独自に判断して操作する必要があり、プラスに帯電している場合にプラスイオンを作用させたり、マイナスに帯電している場合にマイナスイオンを作用させることは毛髪への悪影響が助長するおそれがある。仮にプラスに帯電している場合にマイナスイオンを付与していても、度が過ぎると逆にマイナスに帯電してしまうおそれがあり、毛髪が正常な状態になった時点で操作を停止することは容易ではない。
本発明は、主としてプラスイオンとマイナスイオンとを交互に発生させることにより、毛髪の酸性度を正常な状態に戻すブラシ付きヘアドライヤーを提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に係るヘアドライヤーは、ハンドル部本体とブラシ部本体とから構成され、ハンドル部本体に対してブラシ部本体を着脱可能とし、ハンドル部本体の吹出口側となる前部には、ヒータ、プラスイオン発生器及びマイナスイオン発生器を設け、ハンドル部本体の後部には、モータ、ファン及びイオン発生器用トランスを設け、ファンの回転による空気流と共に、ブラシ部本体を通じてプラスイオン発生器から発生するプラスイオンとマイナスイオン発生器から発生するマイナスイオンとを毛髪に対して送出するようにし、また、プラスイオン発生器とマイナスイオン発生器とを交互に作動させる回路と、両イオン発生器の作動を停止させる回路とを設けて、これらの回路を切り替えるイオン発生切替スイッチ、又は、プラスイオン発生器とマイナスイオン発生器とを交互に作動させる回路と、マイナスイオン発生器のみを作動させる回路とを設けて、これらの回路を切り替えるイオン発生切替スイッチ、又は、プラスイオン発生器とマイナスイオン発生器とを交互に作動させる回路と、マイナスイオン発生器のみを作動させる回路と、両イオン発生器の作動を停止させる回路とを設けて、これらの回路を切り替えるイオン発生切替スイッチを設け、毛髪に対し、空気流と共にプラスイオンとマイナスイオンとを交互に送出することにより、毛髪の酸性度をpH4.5〜5.5の範囲内又は前記数値範囲に近付けることを特徴とする。
本発明の請求項2に係るヘアドライヤーは、上記請求項1に係るヘアドライヤーの構成に加えて、プラスイオン発生器とマイナスイオン発生器とを交互に作動させる回路において、パルス制御によりマイナスイオン発生器の作動時間がプラスイオン発生器の作動時間よりも長くなるように構成することにより毛髪に潤いを補給することを特徴とする。
本発明の請求項3に係るヘアドライヤーは、上記請求項1又は2に記載のヘアドライヤーの構成に加えて、プラスイオン発生器とマイナスイオン発生器とを交互に作動させる回路において、パルス制御によりプラスイオン発生器の作動時間がマイナスイオン発生器の作動時間よりも長くなるように構成することにより毛髪のボリュームアップと毛髪のキューティクルを引き締めることを特徴とする。
本発明の請求項4に係るヘアドライヤーは、上記請求項1〜3のいずれか1項に記載のヘアドライヤーの構成に加えて、風量調整切替スイッチとヒータ切替スイッチとを設けたことを特徴とする。
本発明の請求項5に係るヘアドライヤーは、上記請求項1〜4のいずれか1項に記載のヘアドライヤーの構成に加えて、風量調整及びヒータの切替と共に、プラスイオン発生器とマイナスイオン発生器とを交互に作動させる時間を変化させることを特徴とする。
本発明の請求項6に係るヘアドライヤーは、上記請求項1〜5のいずれか1項に記載のヘアドライヤーの構成に加えて、プラスイオン発生器とマイナスイオン発生器とを交互に作動させる回路において、パルス制御によりマイナスイオン発生器の作動時間が長くなるように構成して毛髪に潤いを補給するときは、ブラシ部本体として、一対の対向するプレートからなり、一対のプレートが対向する側にブラシ部を備え、一対のプレート間に毛髪を挟み込むことが可能な狭着型ブラシを使用することを特徴とする。
本発明の請求項7に係るヘアドライヤーは、上記請求項1〜6のいずれか1項に記載のヘアドライヤーの構成に加えて、プラスイオン発生器とマイナスイオン発生器とを交互に作動させる回路において、パルス制御によりプラスイオン発生器の作動時間が長くなるように構成して毛髪をボリュームアップし、毛髪のキューティクルを引き締めるときは、ブラシ部本体として、外側にブラシ部を有し、ブラシ部に毛髪を巻き付けることが可能な巻き型ブラシを使用することを特徴とする。
本発明の請求項8に係るヘアドライヤーは、上記請求項1〜7のいずれか1項に記載のヘアドライヤーの構成に加えて、ハンドル部本体後部において、ハンドル部本体の前後方向に直交する方向の断面形状が各角部を角丸とした三角形状とし、それぞれの角部にイオン発生器用トランス、イオン発生切替スイッチ及び回路基板の内のいずれか又は全てを設置したことを特徴とする。
[本発明の作用]
毛髪にプラスイオン又はマイナスイオンを付与することの作用について、図1の説明図に基づいて説明する。
毛髪の正常なpH値は、4.5〜5.5の弱酸性であるが、毛髪が乾燥した場合などには、図1において左半部側のpH4.5以下のプラス電子が多くなる状態となり、シャンプー後の場合などには図1において右半部側のpH5.5以上のマイナス電子が多くなる状態となる。
すなわち、乾燥した毛髪は、プラス電子に帯電して静電気が発生しやすくなっており、また、マイナスイオンだけを付与し続けるとマイナス電子に帯電し、マイナスイオンが毛髪に付着しにくくなるので、プラスイオンとマイナスイオンとを交互に付与することにより、プラスに偏った電荷を中和させることでプラスに帯電した毛髪に対してはマイナスイオン効果が高まる。
ヘアカラーやパーマあるいはシャンプー後の毛髪はアルカリ性に傾き、これに起因してキューティクルが開いて栄養分が外部に出やすくなっており、プラスイオンを付与することにより、キューティクルを引き締めてアルカリ性の毛髪を弱酸性に導き、逆に乾燥した毛髪は酸性に傾くため静電気が発生しがちになるので、マイナスイオンを付与することにより弱酸性に導く。
濡れたままの毛髪が摩擦などでこすれると、開いたキューティクルが傷つき、また、枝毛や切れ毛の原因となるため、プラスイオンを付与することにより、シャンプー後は水分で開いたキューティクルを引き締めた上でしっかりと乾燥させることで、毛髪が痛む原因となる生乾きを防ぎ、潤いのある艶やかな毛髪を保つことができる。
プラスイオン及びマイナスイオンの交互発生により、シャンプー後にしっかり乾かしながらアルカリ性に傾いた毛髪を弱酸性へ導き、プラスイオン及びマイナスイオンの交互発生により、マイナスイオン効果を高める。
プラスに帯電した毛髪に対してマイナスイオンを付与すると互いに引き合うことで中和が促進する。そのまま続けてマイナスイオンを付与するとマイナスに帯電してアルカリ性化してしまうが、本発明はプラスイオン及びマイナスイオンの交互発生により、マイナスに帯電した毛髪を中和させ、これを繰り返すことにより、毛髪のpHは正常値の4.5〜5.5の範囲に入るか若しくはそれに近似することになり、毛髪に対して最適な状態となる。
本発明に係るヘアケア装置は、プラスイオンとマイナスイオンとを自動的に交互に発生させることにより、毛髪の酸性度を正常な状態に戻すことが可能になる。
毛髪に対するプラスイオン又はマイナスイオンを付与することの作用を示す説明図である。 本発明の実施例1に係るヘアドライヤーの正面図である。 図1に示すヘアドライヤーにおいて、ブラシ部本体を取り外したハンドル部本体の背面図である。 図1に示すヘアドライヤーにおけるブラシ部本体のみをやや下に向けて表した斜視図である。 図1に示すヘアドライヤーにおいて、ブラシ部本体を省略して表した平面図である。 図1に示すヘアドライヤーにおいて、ブラシ部本体を省略して表した底面図である。 図1に示すヘアドライヤーにおけるハンドル部本体の内部構造を示すA−A線概略拡大断面図である。 図1に示すヘアドライヤーにおけるハンドル部本体の前部の内部構造を示すB−B線概略拡大断面図である。 図1に示すヘアドライヤーにおけるハンドル部本体の後部の内部構造を示すC−C線概略拡大断面図である。 本発明の実施例1に係るヘアドライヤーのイオン発生機構を示す概略回路図である。 本発明の実施例1に係るヘアドライヤーにおいて、プラスイオンとマイナスイオンとが交互に発生する状態を示す印加電圧出力波形を示す図である。 本発明の実施例1に係るヘアドライヤーにおいて、パルス制御によりマイナスイオン発生器の作動時間が長くなるように構成した場合のプラスイオンとマイナスイオンとが交互に発生する状態を示す印加電圧出力波形を示す図である。 本発明の実施例1に係るヘアドライヤーにおいて、パルス制御によりプラスイオン発生器の作動時間が長くなるように構成した場合のプラスイオンとマイナスイオンとが交互に発生する状態を示す印加電圧出力波形を示す図である。 本発明の実施例1におけるブラシ部本体の変更例であって、(a)は正面図であり、(b)は左側面図である。 図14に示すブラシ部本体の平面図ある。 図14に示すブラシ部本体における上側ブラシ体の下面の構造を示す図である。 図14に示すブラシ部本体における下側ブラシ体の上面の構造を示す図である。 図14に示すブラシ部本体において、上側ブラシ体と下側ブラシ体とを開いた状態を示す正面図である。
次に本発明の好適な実施例を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図2において、Aはヘアドライヤーを示し、ヘアドライヤーAはハンドル部本体10とブラシ部本体50とから構成される、いわゆるブラシ付きヘアドライヤーであり、ブラシ部本体50は、ハンドル部本体10に対して着脱自在に構成されている。当該ブラシ部本体50は、断面が半円形の筒状をなし、平面にブラシ51が備えられており、ブラシ51と半円の曲面部を利用して毛髪を巻き付けることができる、いわゆる巻き型ブラシである。なお、巻き型ブラシとしてのブラシ部本体は、前記ブラシ部本体50に代えて、断面円筒状で周面に放射状に突出するブラシを備えたものを使用してもよい。
図3は、ヘアドライヤーAからブラシ部本体50を取り外したハンドル部本体10のみのを表したものであり、その前部(図において左側)20には、ブラシ部本体50を取り外すための着脱操作ボタン10aが備えられている。図4は取り外したブラシ部本体50のみを表したものである。そして、後述する変更例のように他の構造のブラシ部本体150をハンドル部本体10に取り付けて使用することができる。図5及び図6は、ブラシ部本体50を省略して表した平面図及び底面図である。なお、電源コードは図示を省略する。
本実施例におけるヘアドライヤーAは、基本構成として、ハンドル部本体10からブラシ部本体50に向けて空気が流れ、ブラシ部本体50から毛髪に向かって空気が送出されるようになっている。本実施例においてはブラシ51が形成されている面から、通気孔52を通じて空気が送出される。
そして、図2に示すように、ハンドル部本体10には、空気流と共に送出するプラスイオンとマイナスイオンの交互発生及び停止を切り替えるイオン発生切替スイッチ11が備えられている。また、図5に示すように、送出する空気流の温度の高、低を切り替えるヒータ切替スイッチ12を備えられている。さらに、図6に示すように、空気流の強、弱、停止を切り替える風量調整切替スイッチ13が備えられている。これら各切替スイッチによりそれぞれの機能を果たす構造を備えている。
次に図7〜図9によりヘアドライヤーAにおけるハンドル部本体10の内部構造について詳述する。
図7及び図8に示すように、ハンドル部本体10の前部20は、空気が送出される吹出口側であって、当該前部20には、ヒータ21、プラスイオン発生器を構成するプラスイオン電極針22及びマイナスイオン発生器を構成するマイナスイオン電極針23が内蔵されており、不図示の配線により、ハンドル部本体10の後部30に設置され、プラスイオン発生器及びマイナスイオン発生器を構成するイオン発生器用トランス34a、34b及び回路基板31に接続されている。なお、プラスイオンが発生する電極針及びマイナスイオンが発生する電極針の配置や個数は本実施例のものに限られるものではない。
また、回路基板31に組み込まれているプラスイオン発生器とマイナスイオン発生器とを交互に作動させる回路において、パルス制御により、マイナスイオン発生器の作動時間がプラスイオン発生器の作動時間よりも長くなる場合と、プラスイオン発生器の作動時間がマイナスイオン発生器の作動時間よりも長くなる場合とに構成されている。そして、プラスイオン発生器の作動時間を長くした場合は、本実施例におけるブラシ部本体50を使用すれば、毛髪をボリュームアップし、毛髪のキューティクルを引き締めることができる。また、マイナスイオン発生器の作動時間を長くした場合は、後述するブラシ部本体150を使用すれば、毛髪に潤いを補給することができる。
さらに、回路基板31には、風量調整切替及びヒータ切替と共に、プラスイオン発生器とマイナスイオン発生器とを交互に作動させる時間を変化させる構成が組み込まれている。
また、図7に示すように、ハンドル部本体10の後部30には、イオン発生切替スイッチ11の内蔵パーツ11a、前述した回路基板31、モータ32、ファン33、及び、前述したイオン発生器用トランス34a、34bが内蔵されている。
当該ハンドル部本体10の後部30は、図9に示すように、ハンドル部本体10の前後方向に直交する方向の断面形状が各角部を角丸とした三角形状に形成したことにより、モータ32の外方に形成された角部3箇所の空間部に、回路基板31、及び、イオン発生器用トランス34a、34bが設置されている。なお、当該角部に設置するものは前記したものに限られるものではない。
以上の構成により、モータ32に取り付けられたファン33の回転により、空気流がハンドル部本体10からブラシ部本体50に送出される。
そして、上記の構成により、毛髪に対し、空気流と共にプラスイオンとマイナスイオンとを交互に送出することにより、毛髪の酸性度をpH4.5〜5.5の範囲内又は前記数値範囲に近付けることが可能となる。また、マイナスイオン発生器の作動時間が長くなるように設定した場合には、毛髪にマイナスイオンが長く送出されるので、毛髪に潤いを補給することになる。さらに、プラスイオン発生器の作動時間が長くなるように設定した場合には、毛髪にプラスイオンが長く送出されるので、毛髪のボリュームアップと毛髪のキューティクルを引き締めることになる。
ハンドル部本体10からブラシ部10に流れる空気流は、前記プラスイオン電極針22が作動状態にあれば、プラスイオンと共に送出されることになり、前記マイナスイオン電極針23が作動状態にあれば、マイナスイオンと共に送出されることになる。また、ヒータ21が作動状態にあれば熱風が送出され、ヒータ21が作動状態になければ冷風が送出される。
したがって、プラスイオン電極針22が作動状態にあり、ヒータ21が作動状態になければ、冷風とプラスイオンとが送出される。マイナスイオン電極針23が作動状態にあり、ヒータ21が作動状態になければ、冷風とマイナスイオンとが送出される。プラスイオン電極針22が作動状態にあり、ヒータ21が作動状態にあれば、熱風とプラスイオンとが送出される。マイナスイオン電極針23が作動状態にあり、ヒータ21が作動状態にあれば、熱風とマイナスイオンとが送出される。しかも、後述するように、本実施例においてはプラスイオン電極針22とマイナスイオン電極針23とが交互に作動する回路と、プラスイオン電極針22とマイナスイオン電極針23とが共に停止する回路とが切り替えられるように構成されているため、冷風又は熱風と共にプラスイオンとマイナスイオンとが交互に送出する場合と冷風又は熱風のみが送出する場合とに切り替えることができるようになっている。
図10に示すイオン発生機構を示す概略回路図において、SW1は電源スイッチと風量調整切替スイッチ13とを兼ねている。SW2はヒータ切替スイッチ12である。
SW3は、タイマー基板を作動させ、これによりプラスイオン発生器及びマイナスイオン発生器を作動させて各電極針からプラスイオン及びマイナスイオンを発生させるスイッチである。
すなわち、SW3が閉じている場合には、タイマー基板に電流が出力されると、2つの電極針からは交互にプラスイオンとマイナスイオンとが発生することになる。
上記とは逆にSW3が開くと、プラスイオンを発生させるイオン発生器側及びマイナスイオンを発生させるイオン発生器側双方に電流が出力されないので、プラスイオンもマイナスイオンも発生しないイオン発生停止状態となる。
図11は、SW3が閉じたときの印加電圧出力波形を示し、当該印加電圧出力波形に示すように1秒おきにプラスイオンとマイナスイオンとが交互に発生することになる。
図12は、プラスイオンとマイナスイオンとが交互に発生することについて、その時間的間隔を変化させたケース1である。ケース1は、タイマー調整及びパルス制御によりマイナスイオン発生器の作動時間が長くなるように構成した場合である。図においては、プラスイオンとマイナスイオンとが交互に発生する状態を示す印加電圧出力波形が示されている。ケース1においては、プラスイオン0.4秒とマイナスイオン1.6秒とが交互に発生するように設定したものである。もちろん、タイマー調整及びパルス制御によりプラスイオンが発生する時間間隔とマイナスイオンが発生する時間間隔とを適宜変更することができる。
図13は、プラスイオンとマイナスイオンとが交互に発生することについて、その時間的間隔を変化させたケース2である。ケース2は、タイマー調整及びパルス制御によりプラスイオン発生器の作動時間が長くなるように構成した場合である。図においては、プラスイオンとマイナスイオンとが交互に発生する状態を示す印加電圧出力波形が示されている。ケース2においては、プラスイオン1.6秒とマイナスイオン0.4秒とが交互に発生するように設定したものである。もちろん、タイマー調整及びパルス制御によりプラスイオンが発生する時間間隔とマイナスイオンが発生する時間間隔とを適宜変更することができる。
以上のように実施例1を構成したことにより、前述した本発明の作用が行われ、その効果が発揮される。
[ブラシ部本体の変更例]
図14〜図18は、実施例1におけるブラシ部本体50の変更例であるブラシ部本体150を示すものであって、実施例1におけるハンドル部本体10に着脱可能な構成を備え、ブラシ部本体50に代えて使用することができるものである。
当該ブラシ部本体150は、図14及び図18に示すように、一対の対向する上部プレート160と下部プレート170とから構成される、いわゆる毛髪を挟み込むタイプの狭着型ブラシである。
そして、図16及び図17に示すように、上部プレート160の下面側に適当間隔をおいて下方向の通気孔161が設けられており、下部プレート170の上面側に適当間隔をおいて上方向の通気孔171が設けられている。
また、図14、図17及び図18に示すように、下部プレートの上面には適当間隔をおいてブラシ部172が設けられており、下部プレートの端部に設けられた操作杆173を押し下げることにより、ブラシ部172を介して毛髪が上部プレート160と下部プレート170との間に狭着されることになる。
したがって、毛髪が上部プレート160と下部プレート170との間に狭着されている状態において、通気孔161、171から、ハンドル部本体10からの空気が毛髪に流出することになる。
なお、ブラシ部本体150の構成は上記のものに限られるものではなく、狭着型であり、挟み込まれた毛髪に対して空気を流出する通気孔を備えるものであればよい。また、ブラシ部72の構成もこれに限られるものではなく、上下の部レートのいずれか一方又は双方に設ければよい。
上記のブラシ部本体150を使用することにより、プラスイオン発生器とマイナスイオン発生器とを交互に作動させる回路において、パルス制御によりマイナスイオン発生器の作動時間が長くなるように設定すれば、毛髪に潤いを補給することができる。
なお、上記実施例1においては、プラスイオン発生器とマイナスイオン発生器とを交互に作動させる回路と、両イオン発生器の作動を停止させる回路とを設けて、これらの回路を切り替えるイオン発生切替スイッチを設けた場合を示したが、これに代えて、例示は省略するが、公知の回路変更により、プラスイオン発生器とマイナスイオン発生器とを交互に作動させる回路と、マイナスイオン発生器のみを作動させる回路とを設けて、これらの回路を切り替えるイオン発生切替スイッチを設けて、プラスイオンとマイナスイオンとの交互発生又はマイナスイオンのみの発生を切り替えるようにしてもよい。さらにこれに代えて、例示は省略するが、公知の回路変更により、プラスイオン発生器とマイナスイオン発生器とを交互に作動させる回路と、マイナスイオン発生器のみを作動させる回路と、両イオン発生器の作動を停止させる回路とを設けて、これらの回路を切り替えるイオン発生切替スイッチを設けて、プラスイオンとマイナスイオンとの交互発生、マイナスイオンのみの発生、又は、両イオンの発生停止を切り替えるようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
A………ブラシ付きヘアドライヤー
10……ハンドル部本体
10a…着脱操作ボタン
11……イオン発生切替スイッチ
11a…イオン発生切替スイッチの内蔵パーツ
12……ヒータ切替スイッチ
13……風量調整切替スイッチ
20……ハンドル部本体の前部
21……ヒータ
22……プラスイオン電極針(プラスイオン発生器の一部)
23……マイナスイオン電極針(マイナスイオン発生器の一部)
30……ハンドル部本体の後部
31……回路基板
32……モータ
33……ファン
34a…イオン発生器用トランス(プラスイオン発生器の一部)
34b…イオン発生器用トランス(マイナスイオン発生器の一部)
50……ブラシ部本体
51……ブラシ
52……通気孔
150…ブラシ部本体
160…上部プレート
170…下部プレート
161…上部プレートに設けた下方向の通気孔
171…下部プレートに設けた上方向の通気孔
172…ブラシ部
173…操作杆

Claims (8)

  1. ハンドル部本体とブラシ部本体とから構成され、
    ハンドル部本体に対してブラシ部本体を着脱可能とし、
    ハンドル部本体の吹出口側となる前部には、ヒータ、プラスイオン発生器及びマイナスイオン発生器を設け、
    ハンドル部本体の後部には、モータ、ファン及びイオン発生器用トランスを設け、
    ファンの回転による空気流と共に、ブラシ部本体を通じてプラスイオン発生器から発生するプラスイオンとマイナスイオン発生器から発生するマイナスイオンとを毛髪に対して送出するようにし、
    また、プラスイオン発生器とマイナスイオン発生器とを交互に作動させる回路と、両イオン発生器の作動を停止させる回路とを設けて、これらの回路を切り替えるイオン発生切替スイッチ、又は、プラスイオン発生器とマイナスイオン発生器とを交互に作動させる回路と、マイナスイオン発生器のみを作動させる回路とを設けて、これらの回路を切り替えるイオン発生切替スイッチ、又は、プラスイオン発生器とマイナスイオン発生器とを交互に作動させる回路と、マイナスイオン発生器のみを作動させる回路と、両イオン発生器の作動を停止させる回路とを設けて、これらの回路を切り替えるイオン発生切替スイッチを設け、
    毛髪に対し、空気流と共にプラスイオンとマイナスイオンとを交互に送出することにより、毛髪の酸性度をpH4.5〜5.5の範囲内又は前記数値範囲に近付ける
    ことを特徴とするイオンバランス機能を有するブラシ付きヘアドライヤー。
  2. プラスイオン発生器とマイナスイオン発生器とを交互に作動させる回路において、
    パルス制御によりマイナスイオン発生器の作動時間がプラスイオン発生器の作動時間よりも長くなるように構成することにより毛髪に潤いを補給する
    ことを特徴とする請求項1に記載のイオンバランス機能を有するブラシ付きヘアドライヤー。
  3. プラスイオン発生器とマイナスイオン発生器とを交互に作動させる回路において、
    パルス制御によりプラスイオン発生器の作動時間がマイナスイオン発生器の作動時間よりも長くなるように構成することにより毛髪のボリュームアップと毛髪のキューティクルを引き締める
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のイオンバランス機能を有するブラシ付きヘアドライヤー。
  4. 風量調整切替スイッチとヒータ切替スイッチとを設けた
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のイオンバランス機能を有するブラシ付きヘアドライヤー。
  5. 風量調整及びヒータの切替と共に、プラスイオン発生器とマイナスイオン発生器とを交互に作動させる時間を変化させる
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のイオンバランス機能を有するブラシ付きヘアドライヤー。
  6. プラスイオン発生器とマイナスイオン発生器とを交互に作動させる回路において、
    パルス制御によりマイナスイオン発生器の作動時間が長くなるように構成して毛髪に潤いを補給するときは、
    ブラシ部本体として、一対の対向するプレートからなり、一対のプレートが対向する側にブラシ部を備え、一対のプレート間に毛髪を挟み込むことが可能な狭着型ブラシを使用する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のイオンバランス機能を有するブラシ付きヘアドライヤー。
  7. プラスイオン発生器とマイナスイオン発生器とを交互に作動させる回路において、
    パルス制御によりプラスイオン発生器の作動時間が長くなるように構成して毛髪をボリュームアップし、毛髪のキューティクルを引き締めるときは、
    ブラシ部本体として、外側にブラシ部を有し、ブラシ部に毛髪を巻き付けることが可能な巻き型ブラシを使用する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のイオンバランス機能を有するブラシ付きヘアドライヤー。
  8. ハンドル部本体後部において、ハンドル部本体の前後方向に直交する方向の断面形状が各角部を角丸とした三角形状とし、
    それぞれの角部にイオン発生器用トランス、イオン発生切替スイッチ及び回路基板の内のいずれか又は全てを設置した
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のイオンバランス機能を有するブラシ付きヘアドライヤー。
JP2018105252A 2018-05-31 2018-05-31 イオンバランス機能を有するブラシ付きヘアドライヤー Pending JP2019208648A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018105252A JP2019208648A (ja) 2018-05-31 2018-05-31 イオンバランス機能を有するブラシ付きヘアドライヤー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018105252A JP2019208648A (ja) 2018-05-31 2018-05-31 イオンバランス機能を有するブラシ付きヘアドライヤー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019208648A true JP2019208648A (ja) 2019-12-12

Family

ID=68844293

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018105252A Pending JP2019208648A (ja) 2018-05-31 2018-05-31 イオンバランス機能を有するブラシ付きヘアドライヤー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019208648A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6986212B2 (en) Hair dryer with minus ion generator
JP5066284B1 (ja) 毛髪の加湿及び損傷軽減方法並びに毛髪の加湿及び損傷軽減装置
JP4138385B2 (ja) イオン発生器具
US20180360203A1 (en) Multifunctional brush for scalp care
JP2009136303A (ja) ヘアドライヤー
JP4232695B2 (ja) ブラシ付きヘアードライヤー
JP2015019854A (ja) ヘアドライヤ
WO2017158860A1 (ja) ヘアドライヤ
JP2019051392A (ja) 毛髪の加湿及び損傷軽減方法並びに毛髪の加湿及び損傷軽減装置
JP2004089266A (ja) クシ型無音ドライヤー
JP2013094193A (ja) ヘアケア装置
JP2008049101A (ja) ヘヤーセット機器
JP2008243821A (ja) イオン発生器具
JP2019208648A (ja) イオンバランス機能を有するブラシ付きヘアドライヤー
JP3217565U (ja) ブラシ付きヘアアイロン
JP2012254317A5 (ja)
KR102433454B1 (ko) 빗형 헤어 드라이기
JP2018201714A (ja) ヘアケア装置
JP3217491U (ja) ヘアアイロン
JP2534856Y2 (ja) ヘアードライヤー
KR20160137228A (ko) 미용 헤어브러쉬 및 이를 포함하는 복합 미용장치
KR101231678B1 (ko) 파마용 열판장치
JP4667224B2 (ja) ヘアードライヤ
KR101537577B1 (ko) 정전기를 이용한 머리카락 제거장치
JP2003093132A (ja) ヘアアイロン