JP2019208575A - シリンジ用アダプタ、薬剤注入装置および薬剤注入システム - Google Patents
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第1挿入口および第1先端開口と、前記第1挿入口および前記第1先端開口の間に位置する第1柱状空間とを有するシリンジ保持部材であって、注射針およびストッパーを有し、薬剤が充填されたシリンジを前記第1先端開口から注射針の少なくとも一部が突き出した状態で前記第1柱状空間内に収納するシリンジ保持部材と、
第2挿入口および第2先端開口と、前記第2挿入口および前記第2先端開口の間に位置し、前記シリンジ保持部材が挿入される第2柱状空間を規定する内側面を有し、前記第2先端開口から前記注射針の少なくとも一部が突き出した刺針位置と、前記注射針が前記第2先端開口から突出しない抜針位置との間で前記シリンジ保持部材を移動可能に支持する外筒と、
前記外筒の第2柱状空間内に配置され、前記第2先端開口から少なくとも一部が突出した初期位置と、突出しない押し込み位置との間で移動可能な針ガードと、
前記針ガードを前記初期位置の方向に付勢するばねと、
を備え、
前記針ガードが前記初期位置にあり、前記シリンジ保持部材が抜針位置にある場合、前記シリンジ保持部材は、前記外筒に対してロックされた状態にあり、
前記針ガードが押し込み位置にあり、前記シリンジ保持部材が抜針位置にある場合、前記シリンジ保持部材は、前記外筒に対してアンロックされた状態にあり、
前記針ガードが前記初期位置から押し込み位置へ移動後、前記シリンジ保持部材が前記抜針位置から前記刺針位置へ移動し、その後、前記シリンジ保持部材が前記抜針位置へ復帰し、前記針ガードが前記初期位置へ復帰した場合、前記針ガードは、前記シリンジ保持部材に対してロックされた状態となる、
シリンジ用アダプタ。
前記シリンジ保持部材は、前記外筒の前記第2柱状空間内に挿入された状態で、前記外筒の内側面側に付勢された第1係合構造を有し、
前記外筒は前記シリンジ保持部材が前記抜針位置にあるときに、前記シリンジ保持部材の第1係合構造と係合する第2係合構造を有する、
項目1に記載のシリンジ用アダプタ。
前記針ガードは、前記初期位置にある場合に前記外筒の前記第2先端開口から突出する部分を含む筒状部と、前記筒状部に接続された側面部とを有し、
前記側面部は、前記外筒の第2柱状空間内において、前記外筒の前記内側面と前記シリンジ保持部材との間に位置し、
前記針ガードが押し込み位置へ移動する際、前記側面部は、前記シリンジ保持部材の前記第2係合構造を前記内側面から離間するように押し下げる、項目2に記載のシリンジ用アダプタ。
前記針ガードは、前記側面部に設けられたガイド溝を有し、
前記シリンジ保持部材は、前記ガイド溝内に挿入され、接線方向に弾性的に支持された突起を有し、
前記ガイド溝は、前記針ガードの移動方向に伸びており、前端および後端をそれぞれ有する共通溝部、往路溝部および復路溝部を含み、
前記共通溝部、前記往路溝部および前記復路溝部の前記前端は、それぞれ前記筒状部側に位置しており、
前記往路溝部および前記復路溝部は、前記側面部において円周方向に配置されており、
前記往路溝部および前記復路溝部の前端は、前記共通溝部の後端と接続されており、
前記側面部は、前記往路溝部および前記復路溝部との間の前記前端近傍において、前記往路溝部側に突出した分岐凸部と、前記復路溝部の後端に設けられており、前記シリンジ保持部材の突起と係合する第3係合構造を有する、項目3に記載のシリンジ用アダプタ。
前記針ガードが前記初期位置にあり、前記シリンジ保持部材が抜針位置にある場合、前記シリンジ保持部材の前記突起は、前記ガイド溝の前記往路溝部の後端に位置しており、
前記針ガードが前記外筒内に押し込まれるにしたがって、前記突起は、前記往路溝部の前記前端側へ相対的に移動し、前記針ガードが前記押し込み位置に移動すると、前記突起は、前記往路溝部の前記前端に位置し、
前記シリンジ保持部材が、前記抜針位置から前記刺針位置へ移動すると、前記突起は、前記分岐凸部を乗り越えて、前記共通溝部の後端へ移動し、
前記シリンジ保持部材が、前記刺針位置から前記抜針位置へ復帰すると、前記突起は、前記前溝の前端から後端を経て、前記復路溝部の前端まで移動し、
前記針ガードが前記初期位置に復帰すると、前記突起は、前記往路溝部の前記後端に位置し、前記第3係合構造と係合する、項目4に記載のシリンジ用アダプタ。
前記針ガードおよび前記シリンジ保持部材は、前記ガイド溝および前記突起によって構成されるガイド構造を2つ有しており、
前記2つのガイド構造は、前記外筒の第2柱状空間の軸に対して対称に配置されている、項目5に記載のシリンジ用アダプタ。
前記シリンジは前記針を覆う針シールドを有し、
前記針シールドと摩擦結合する穴を有し、前記外筒の第2先端開口を覆い、かつ、脱離可能に前記外筒に支持されたキャップをさらに有する項目1から6のいずれかに記載のシリンジ用アダプタ。
前記シリンジに充填された薬剤に関する情報を格納した無線タグをさらに備える項目1から7のいずれかに記載のシリンジ用アダプタ。
前記シリンジ保持部材は、第4係合構造を有し、
前記外筒は、外側面に設けられた第5係合構造を有する項目1に記載のシリンジ用アダプタ。
項目9に記載のシリンジ用アダプタを装着可能なアダプタ空間および前記アダプタ空間に連通するアダプタ開口と、前記アダプタ開口を開閉するカバーとを有する外装ケースと、
ピストン、前記ピストンをピストン軸方向に駆動させるピストンギア、前記ピストンおよび前記ピストンギアを支持するギアボックス、および、前記ギアボックスに接続され、前記アダプタ空間に挿入されたシリンジ用アダプタのシリンジ保持部材に設けられた前記第4係合構造と係合する第6係合構造を有するシリンジロック部材を含み、前記シリンジ保持部材を、前記刺針位置と前記抜針位置との間で移動させ、かつ、前記ストッパーを前記ピストンで前進させるピストンユニットと、
刺針抜針モータおよび少なくとも1つのギアを含み、前記ピストンユニットを前記ピストン軸方向に駆動する駆動ユニットと、
前記ピストンギアを駆動する注入モータと、
前記駆動ユニットおよび前記注入モータを制御する制御部と、
メモリと、
報知器と、
を備えた薬剤注入装置。
前記ピストンユニットにおいて、前記ピストンは、前記ピストンが前記シリンジのストッパーと接触せずに、前記第6係合構造が前記シリンジ用アダプタの前記第4係合構造と係合することが可能な初期位置と、第6係合構造と前記シリンジ用アダプタの前記第4係合構造との係合が解除される解放位置と、前記初期位置よりも前進し、前記ストッパーを前記シリンジの内部へ挿入する注入位置とを取り得る、項目10に記載の薬剤注入装置。
前記アダプタ開口を開閉するカバーの開閉を検出するカバー開閉検出器と、
前記アダプタ空間へのシリンジ用アダプタの挿入を検出するアダプタ装着検出器と
を備え、
前記制御部は、前記カバー開閉検出器の出力および/または前記アダプタ装着検出器の出力を検出することが可能な待機モード、および、前記薬剤注入装置を動作させることが可能な動作モードで動作可能であり、
前記制御部は、前記待機モードで動作中、前記シリンジ用アダプタが装着されると、前記カバー開閉検出器および/または前記アダプタ装着検出器の出力に基づき、前記待機モードを前記動作モードに切り替える、項目10または11に記載の薬剤注入装置。
前記シリンジ用アダプタは、前記シリンジに充填された薬剤に関する情報を格納した無線タグをさらに備え、
前記薬剤注入装置は、前記無線タグに格納された情報を読み出す薬剤情報検出器をさらに備え、
前記制御部は、前記動作モードで動作中、前記報知器に、前記薬剤情報検出器が取得した前記シリンジに充填された薬剤に関する情報を報知させる、項目10から12のいずれかに記載の薬剤注入装置。
前記シリンジは、前記針を覆う針シールドを有し、
前記シリンジ用アダプタは、前記針シールドと係合する穴を有し、前記外筒の第2先端開口を覆い、かつ、脱離可能に前記外筒に支持されたキャップをさらに有し、
前記薬剤注入装置は、
前記シリンジ用アダプタのキャップの脱離を検出するキャップ検出器と、
前記装着されたシリンジ用アダプタの前記第5係合構造と係合する第7係合構造を有し、前記シリンジ用アダプタの前記外側面と接触するように付勢されたアダプタロック部材と、
を備え、
前記制御部は、前記アダプタ装着検出器の出力に基づいて、前記報知器に、前記シリンジ用アダプタのキャップを取り外すように報知させ、前記キャップ着脱検出器が前記キャップの取り外しを検出すると、前記報知器に前記シリンジ用アダプタの先端を注射部位に押し当てるように報知させる、項目12または13に記載の薬剤注入装置。
前記シリンジ用アダプタの前記針ガードが押し込み位置にあることを検出する針ガード押込検出器と、
前記外装ケースに設けられた注射ボタンと、
をさらに備え、
前記針ガード押込検出器は、前記シリンジ用アダプタの前記針ガードが押し込み位置にあることを検出し、
前記制御部は、前記針ガード押込検出器の検出結果に基づき、前記報知器に前記注射ボタンの押下を促す報知を行わせる、項目14に記載の薬剤注入装置。
前記ピストンユニットが刺針位置にあることを検出する刺針完了検出器と、
前記ピストンユニットが抜針位置にあることを検出する抜針完了検出器と、
前記注入モータの回転を検出するエンコーダと
をさらに備え、
前記制御部は、
前記注射ボタンの押下による信号に基づき、前記駆動ユニットを駆動して前記ピストンユニットを前進させ、
前記刺針完了検出器の検出結果に基づき前記駆動ユニットを停止させ、
前記注入モータを駆動し、前記ピストンを前進させて薬剤を注入し、
前記エンコーダの検出結果に基づき前記注入モータを停止させ、
所定の時間経過後に、前記駆動ユニットを駆動して前記ピストンユニットを後退させ、
前記抜針完了検出器の検出結果に基づき前記駆動ユニットを停止させ、
前記報知器に前記薬剤注入装置を皮膚から離すように報知させる、項目15に記載の薬剤注入装置。
前記制御部は、
前記針ガード押込検出器の検出結果に基づき、前記注入モータを駆動し、前記ピストンを後退させ、
前記エンコーダの検出結果に基づき、前記注入モータを停止させる、項目16に記載の薬剤注入装置。
前記外装ケースに位置し、前記装着されたシリンジ用アダプタの前記第5係合構造と前記アダプタロック部材の前記第7係合構造との係合を解除するように、前記アダプタロック部材を移動させる排出ボタンと、
前記排出ボタンの動作を検出する排出ボタン検出器と、
前記ピストンが前記解放位置まで後退していることを検出する原点検出器と
をさらに備え、
前記制御部は、
前記排出ボタンをスライドさせ、前記シリンジ用アダプタを引き抜くように報知させ、
前記排出ボタン検出器の検出結果に基づき、前記注入モータを駆動して前記ピストンを後退させ、
前記原点検出器の検出結果に基づき、前記注入モータを停止させる、項目17に記載の薬剤注入装置。
前記制御部は、前記シリンジ用アダプタが取り外され、前記カバーが閉じることによる前記カバー開閉検出器の検出結果に基づき、前記注入モータを駆動し、前記エンコーダの出力に基づき前記ピストンを前記初期位置まで移動させ、前記注入モータを停止し、
前記動作モードを前記待機モードに切り替える、項目18に記載の薬剤注入装置。
項目9に記載のシリンジ用アダプタと、項目10に記載の薬剤注入装置とを備えた薬剤注入システム。
[薬剤注入システムの概略]
図1Aは、シリンジ用アダプタ100と、薬剤注入装置200とを備える薬剤注入システム300の外観を示す斜視図であり、図1Bは、シリンジ用アダプタ100が装着された薬剤注入装置200の斜視図である。シリンジ用アダプタ100の中には薬剤が充填されたシリンジが収納されている。
<シリンジ10>
図2はシリンジ10を収納したシリンジ用アダプタ100の分解斜視図であり、図3は、シリンジ10の分解斜視図である。シリンジ10は、バレル11、注射針12、ストッパー13および針シールド14を含む。バレル11は柱状空間を有し、柱状空間内に薬剤が充填されている。バレル11内の柱状空間はストッパー13で封止されている。バレル11の先端は柱状空間と連通している穴が設けられており、穴の先端に注射針12が取り付けられている。バレル11の後端にはフランジ11bが設けられている。ストッパー13は、バレル11の柱状空間内を柱状形状の軸に沿って移動可能であり、後述する薬剤注入装置200のピストン211がストッパー13を押すことによって、薬剤が注射針12の先端から放出される。ストッパー13には、例えば、他の形態の薬剤注入装置200を使用したり、処置者が手で注射を行うためのピストンを取り付けるねじ穴13a(図5B)を備えていてもよい。
シリンジ用アダプタ100は筒形状を有し、キャップ110と、外筒120と、針ガード130と、針ガードばね140と、シリンジ保持部材180とを備える。外筒120、針ガード130、シリンジ保持部材180は例えば樹脂によって構成される。図4A、図4Bおよび図4Cは、外筒120、針ガード130およびシリンジ保持部材180の斜視図である。図5Aは、シリンジ10を収納したシリンジ用アダプタ100の斜視図であり、外筒120が破線で示されている。図5Bおよび図5Cは、シリンジ用アダプタ100の断面図および側面図である。図5Aに示すように、シリンジ用アダプタ100の筒形状の軸aに平行な方向を軸方向Aと呼ぶ。また、軸aに垂直な断面において、軸aを中心とする半径方向Rを定義する。また、断面において軸aを中心とする円の接線方向Tを定義する。これらの方向は、外筒120、針ガード130、針ガードばね140、シリンジ保持部材180の軸を基準として同様に参照する。
次にシリンジ用アダプタ100の動作を説明する。一般的な使用態様では、シリンジ用アダプタ100は、薬剤注入装置200に装着された後、キャップ110が取り外され、針ガード130の後退などが行われる。しかし、分かりやすさのため、薬剤注入装置200とは分離した状態でシリンジ用アダプタ100の動作を説明する。
図5A〜図5Cに示すように、シリンジ用アダプタ100を薬剤注入装置に装填する前および装填直後の状態では、キャップ110が外筒120の第2先端開口120aを覆っている。注射針12は、外筒120内に位置しており、第2先端開口120aから突出しないため、シリンジ保持部材180は、外筒120内において抜針位置にある。針ガード130は、針ガードばね140によって突出する方向に付勢されることによって、筒状部130Aの一部が外筒120の第2先端開口120aから突出しており、初期位置にある。筒状部130Aの突出した部分はキャップ110に覆われている。シリンジ保持部材180の突起180dは、針ガード130の往路溝部131Bの後端131Bbに位置している。また、針ガード130の突起130kは外筒120のスリット120eに挿入されている。
図5A〜図5Cに示す状態から、キャップ110を外筒120から外すと、キャップ110の穴111dの内面が針シールド14の係合部14aと係合しているため、キャップ110と一緒に針シールド14も取り外される。このとき、シリンジ保持部材180は外筒120に対してロックされた状態であるため、針シールド14が挿入されているシリンジ10が針シールド14とともに引き抜かれたり、移動したりすることはない。
針ガード130の先端を注射部位に押し当てて、刺針が可能な状態にする。針ガード130を注射部位に押し当てると、図7A〜図7Cに示すように、針ガード130は、針ガードばね140を押縮めながら、外筒120の内部に全体が収納される押し込み位置まで外筒120に対して後退する。このとき、外筒120とシリンジ保持部材180との間に位置している側面部130Bの押さえ部130jが後退しながらロック機構181の当接面181bと当接し、ロック機構181の第1係合構造181aを外筒120の内側面から離間するように押し下げる。これにより、第1係合構造181aは外筒120の第2係合構造182aから離間する。また、ガイド溝131が移動することによって、相対的に突起180dは往路溝部131Bの前端131Ba側へ移動する。
後述するように刺針動作が行われることによって、図8A〜図8Cに示すように、シリンジ保持部材180が前進し、注射針12の少なくとも一部が第2先端開口120aから突出した刺針位置まで外筒120および針ガード130に対して移動する。
後述するように薬剤注入動作が行われることによって、図9A〜図9Cに示すようにバレル11内でストッパー13が押し込まれ、薬剤が注射針12から注射部位内へ注入される。このとき、外筒120、針ガード130およびシリンジ保持部材180は移動しないため、針ガード130は押し込み位置にあり、シリンジ保持部材180は刺針位置にある。
後述するように抜針動作が行われることによって、図10A〜図10Cに示すように、シリンジ保持部材180が、抜針位置まで外筒120に対して後退する。注射針12は第2先端開口120aから突出せず、外筒120内に位置する。このとき、シリンジ保持部材180の移動に伴って、突起180dは共通溝部131Aから分岐凸部131Dに案内されて復路溝部131Cの前端131Caまで移動する。
注射部位からシリンジ用アダプタ100が離されると、針ガードばね140の弾性力による付勢によって針ガード130が前進し、図11A〜図11Cに示すように、第2先端開口120aから針ガード130の筒状部130Aの一部が突出した初期位置へ戻る。
<薬剤注入装置200の構成の概略>
薬剤注入装置200は、外装ケース201に収納されたメインユニット202を備える。図12は、シリンジ用アダプタ100が挿入されたメインユニット202の斜視図である。図13は、薬剤注入システム300の模式的な回路構成を示すブロック図である。メインユニット202は、シリンジ用アダプタ100を装着することが可能なアダプタ空間202aを有し、メインユニット202を外装ケース201に収納した状態において、アダプタ空間202aは、外装ケース201のアダプタ開口201a(図1B参照)と連通している。メインユニット202は筐体205を含み、以下で説明する構成要素を支持する。
図14Aおよび図14Bは、駆動装置293の斜視図である。前述したように、駆動装置293は、薬剤注入装置200に装填されたシリンジ用アダプタ100内において、シリンジ10を収納したシリンジ保持部材180を刺針位置と抜針位置との間で移動させ、また、後述のピストン211を使用し、シリンジ10のストッパー13をバレル11内に挿入する。このために、駆動装置293は、ピストンユニット210と、ピストンユニット210をピストン軸方向に駆動するための駆動ユニット230と、注入モータ261とを含む。
薬剤注入装置200は、使用中、シリンジ用アダプタ100が不用意に脱落したり、引き抜かれたりするのを抑制するためにアダプタロック機構240を備える。図18Aおよび図18Bはアダプタロック機構240を示す斜視図である。アダプタロック機構240は、アダプタロック部材241と、排出ボタン204と、付勢ばね242と、第5係合構造120fとを含む。アダプタロック部材241は、軸方向Aに移動可能なように、メインユニット202または外装ケース201に支持されており、基部241cと、弾性部241bと、第7係合構造241aとを有する。弾性部241bは軸方向Aに沿った長手方向を有しており、一端に第7係合構造241aが位置している。弾性部241bの他端は基部241cに接続されている。基部241cは、付勢ばね242によって、後退方向に付勢されている。
図19A、19Bから図31A、31Bを参照しながら薬剤注入装置200の動作を説明する。これらの図において、図19A〜図31Aは、薬剤注入装置200の鉛直方向の断面を示し、図19B〜図31Bは、薬剤注入装置200の水平方向の断面を示す。
初期状態では、ピストンユニット210は抜針位置にあり、ピストン211は初期位置にある。
薬剤注入装置200のアダプタ開口201aからシリンジ用アダプタ100を挿入する。ピストンユニット210の支持構造220の第6係合構造221aが、シリンジ用アダプタ100のシリンジ保持部材に設けられた第4係合構造180fと係合する。また、支持部材222の当接面222aがフランジ11bと当接する。このため、ピストンユニット210の支持構造220は、確実にシリンジ10およびシリンジ保持部材180を支持する。一方、アダプタロック部材241の第7係合構造241aが外筒120の第5係合構造120fと係合することによって、アダプタロック機構240がシリンジ用アダプタ100をロックする。
シリンジ用アダプタ100からキャップ110を取り外す。針ガード130が外筒120および薬剤注入装置200のアダプタ開口201aから突出した状態となる。前述したように、シリンジ保持部材180は、ロック機構181によって、外筒120に対してロックされており、ピストンユニット210の支持構造220がシリンジ10およびシリンジ保持部材180を支持しているため、キャップ110を取り外す際に、シリンジ10およびシリンジ保持部材180が一緒に引き抜かれることが抑制されている。
針ガード130を注射部位に押し当てると、針ガード130が後退し、初期位置から押し込み位置へ移動する。薬剤注入装置200に装填されたシリンジ用アダプタ100の外筒120内に針ガード130は収納され、外装ケース201の皮膚当て面201bが注射部位と接触する。針ガード130が押し込み位置へ移動することによって、ロック機構181が解除され、シリンジ保持部材180は抜針位置において、外筒120対して移動可能となる。
操作者が注射ボタン254を押し下げると、刺針抜針モータ264が正転し、ピストンユニット210が刺針位置まで前進する。これにより、ピストンユニット210の支持構造220の第6係合構造221aが、シリンジ保持部材180の第4係合構造180fと係合したまま、シリンジ用アダプタ100のシリンジ保持部材180が抜針位置から刺針位置へ移動し、注射針12の一部が、薬剤注入装置200のアダプタ開口201aから突出する。
注入モータ261が正転し、ピストン211が初期位置から、注入位置まで移動する。これによって、ストッパー13がバレル11内に挿入され、薬剤が注射針12から注射部位に注入される。ストッパー13が停止する位置は、シリンジ10のバレル11内に保持されていた薬剤の量、および、操作者に応じた注入量に依存する。
ストッパー13の移動による内薬剤の注入が完了した後、刺針抜針モータ264が逆転し、ピストンユニット210が後退し、刺針位置から抜針位置まで戻る。これにより、注射針12が注射部位から引き抜かれる。
操作者が外装ケース201の皮膚当て面201bを注射部位から離間させると、針ガード130が、針ガードばね140の付勢によって前進し、アダプタ開口201aから突出する。これに伴い、ロック機構181が外筒120に対してシリンジ保持部材180をロックし、外筒120に対して移動しない状態になる。また、針ガード130がシリンジ保持部材180に対してロックされる。
注入モータ261が逆転し、ピストン211が注入位置から、初期位置まで移動する。
操作者が排出ボタン204をスライドさせると、アダプタロック機構240がシリンジ用アダプタ100の外筒120を解放する。
注入モータ261が逆転し、初期位置からさらに後退し解放位置まで移動する。これによって、ピストンユニット210の支持構造220の第6係合構造221aがシリンジ用アダプタ100のシリンジ保持部材180に設けられた第4係合構造180fから離間し、支持構造220がシリンジ保持部材180を解放した状態となる。
シリンジ用アダプタ100の外筒120およびシリンジ保持部材180の両方が解放された状態にあり、針ガード130がシリンジ保持部材180に対してロックされ、シリンジ保持部材180が外筒120に対してロックされている。操作者がシリンジ用アダプタ100の針ガード130を引っ張ると、シリンジ用アダプタ100全体が移動し、シリンジ用アダプタ100が薬剤注入装置200から取り外される。
注入モータ261が正転し、ピストン211が解放位置から前進して初期位置に戻る。これにより、薬剤注入装置200の動作が終了する。
前述したように、本実施形態の薬剤注入装置200は各種検出器を備えることによって、操作する操作者に、分かり易い操作性を提供する。各種検出器をまとめて説明する。
図14A、14B、15A、15Bに示すように、エンコーダ262は注入モータ261の回転軸に取り付けられており、注入モータの回転数(回転量)を検出する。エンコーダ262の出力は、ピストン211の移動量(移動距離)および対応する薬剤の注入量の検出に用いられる。エンコーダ262には、例えば、モーター等の回転数を計測するロータリーエンコーダを用いることができる。
図1Bに示すように、カバー開閉検出器271(図13参照)は、アダプタ開口201aの近傍に設けられ、カバー203が開けられたこと、つまり、アダプタ開口201aが開放されたことを検出する。カバー開閉検出器271は、例えば、マイクロスイッチであり、開いたカバー203がマイクロスイッチを押下することによってカバー203が開いたことを検出する。
図32Aおよび図32Bはアダプタ装着検出器272の配置を示す図である。アダプタ装着検出器272は、メインユニット202のアダプタ空間202aに面する筐体205に配置さている。アダプタ装着検出器272は、例えば、マイクロスイッチであり、アダプタ空間202aにシリンジ用アダプタ100が装着されると、マイクロスイッチが押下され、シリンジ用アダプタ100の装着を検出する。
図12に示すように、薬剤情報検出器273は、メインユニット202のアダプタ空間202aに近接して配置される。薬剤情報検出器273は、無線タグ190(図2参照)の情報を受信するRFIDアンテナである。薬剤情報検出器273で取得した情報は、制御部251で処理される。
図20Aおよび図21Aに示すように、キャップ検出器274は、アダプタ空間202aに装着されたシリンジ用アダプタ100のキャップ110と接するように、メインユニット202のアダプタ空間202aに近接して配置される。キャップ検出器274は、アダプタ空間202aに装着されたシリンジ用アダプタ100のキャップ110が取り外されたことを検出する。キャップ検出器274は、例えば軸に回動可能に支持されたレバー274aとマイクロスイッチ274bとを含み、キャップ110が取り外されるとレバー274aが回動し、レバー274aの回動によって、マイクロスイッチ274bが押下される。あるいは、シリンジ用アダプタ100が装填され、レバー274aが回動すると、マイクロスイッチ274bが押下され、キャップ110の取り外しによって、マイクロスイッチ274bが復帰することによって、キャップ110の取り外しを検出してもよい。また、キャップ検出器274は、マイクロスイッチのみによって構成され、直接キャップ110の取り外しを検出してもよい。
図12、21B、22Bに示すように、針ガード押込検出器275は、アダプタ空間202aに装着されたシリンジ用アダプタ100の針ガード130に近接して配置される。針ガード押込検出器275は、アダプタ空間202aに装着されたシリンジ用アダプタ100の針ガード130が押し込み位置にあることを検出する。針ガード押込検出器275は、例えば軸に回動可能に支持されたレバー275aとマイクロスイッチ275bとを含み、針ガード130が押し込み位置に移動すると、針ガード130の突起130kにレバー275aが当接して回動し、レバー275aの回動によって、マイクロスイッチ275bが押下される。針ガード押込検出器275は、マイクロスイッチのみによって構成され、針ガード130が押し込み位置へ移動した場合、針ガード130の突起130kがマイクロスイッチ直接押下することによって、針ガード130の押し込み位置へ移動を検出してもよい。
図17A、17Bに示すように、刺針完了検出器276および抜針完了検出器277は、ピストンユニット210のギアボックス213に近接して配置される。刺針完了検出器276および抜針完了検出器277は、ピストンユニット210が刺針位置および抜針位置にあることを検出する。例えば、ギアボックス213は、軸方向Aに伸びる遮光板213aを有しており、刺針完了検出器276および抜針完了検出器277は、それぞれフォトインタラプタによって構成されている。
図16A、16Bに示すように、ピストン原点検出器278は、ピストン211が移動する場所に近接して配置される。ピストン原点検出器278は、ピストン211が所定の位置にあることを検出する。ピストン原点検出器278の検出結果に基づき、エンコーダ262の検出量を校正するため、ピストン211の所定の位置はどこに設定してもよい。例えば、ピストン原点検出器278は、ピストン211が解放位置にあることを検出する。この場合、例えばピストン原点検出器278はマイクロスイッチであり、ピストン211が解放位置まで後退した時に、ピストン211の後端がマイクロスイッチを押下するように、ピストン211の移動範囲の一端にピストン原点検出器278を配置する。
図18A、18Bに示すように、排出ボタン検出器279は、排出ボタン204、あるは、アダプタロック部材241に近接して配置される。排出ボタン検出器279は、排出ボタン204が操作されたされたことを検出する。排出ボタン検出器279は例えばマイクロスイッチであり、排出ボタン204がスライドすることによって押下され、アダプタロック機構240がロックを解除したことを検出する。
以下、図13および図33から図52を参照しながら、薬剤注入装置200の制御方法、シリンジ用アダプタ100および薬剤注入装置200を含む薬剤注入システム300の動作、使用手順および操作方法の一例を説明する。図33から図41は、薬剤注入システム300の動作途中の薬剤注入装置200およびシリンジ用アダプタ100の斜視図であり、図42から図52は、薬剤注入装置200の制御および薬剤注入システム300の動作を示すフローチャートである。
操作者がシリンジ用アダプタ100を薬剤注入装置200に装着(S1)する。さらに操作者がキャップ110を取り外(S2)し、薬剤注入装置200を皮膚に当接させる(S3)。操作者が注射ボタン254を押下することによって、自動で刺針が行われる(S4)。さらに薬剤の注入が行われる(S5)。薬剤の注入完了後、自動で抜針が行われる。(S6)、操作者が、薬剤注入装置200を注射部位から離すと、ピストンが復帰する(S7)。その後、操作者がシリンジ用アダプタ100を取り外すと(S8)、終了処理が行われる(S9)。以下、各サブフロー詳細に説明する。
薬剤注入装置200は待機モードで動作している。制御部251は、待機モードで動作中、シリンジ用アダプタ100が薬剤注入装置200に装着されると、カバー開閉検出器271および/またはアダプタ装着検出器272の出力に基づき、待機モードを動作モードに切り替える。具体的には、操作者が、手指等でカバー203をスライドさせ(S11)、アダプタ開口201aを解放した後、シリンジ用アダプタ100をアダプタ開口201aから薬剤注入装置200内に挿入する(S12)。アダプタ装着検出器272がシリンジ用アダプタ100の装着を検出すると(S13)、制御部251は、待機モードを動作モードに切り替える、つまり、メイン電源をONにする(S14)。アダプタ装着検出器272がシリンジ用アダプタ100の装着を検出するまで制御部251は待機モードを維持する。メイン電源がONになった後、薬剤識別フローへ進む。
制御部251は、動作モードで動作中、報知器291に、薬剤情報検出器273が取得したシリンジ10に充填された薬剤に関する情報を報知させる(S15)。具体的には、薬剤情報検出器273がシリンジ用アダプタ100に搭載されている無線タグ190の情報を取得し(S151)、制御部251は、取得した薬剤の使用期限等種々の情報を表示装置255に表示させる。例えば、「○○のお薬です。使用期限はXXです。・・・」等の文字情報を表示装置255に表示させる(S152)。
制御部251は、アダプタ装着検出器272の検出結果に基づいて、報知器291に、シリンジ用アダプタ100のキャップ110を取り外すように報知させ、キャップ検出器274がキャップの取り外しを検出すると次のフローへ進む。具体的には、制御部251は、表示装置255に「キャップを外してください」等の表示を行わせる(S21)。操作者は表示に従い、キャップ110を取り外す(S22)。制御部251は、キャップ検出器274がキャップ110の取り外しを検出したか否かを判定する(S23)。キャップ検出器274がキャップの取り外しを検出した場合には、制御部251は、このフローを終了し、次のフローへ進む。キャップ検出器274がキャップの取り外しを検出しない場合には、このステップを繰り返す。
制御部251は、キャップ検出器274がキャップ110の取り外しを検出すると、報知器291にシリンジ用アダプタ100の先端を注射部位に押し当てるように報知させる。具体的には、制御部251は、表示装置255に「注射部位に当ててください」等の表示を行わせる(S31)。操作者は表示に従い、針ガード130を注射部位に押し当てる(S32)。制御部251は、針ガード押込検出器275が、針ガード130の押し込み位置への移動、つまり、針ガード130が押し込み位置にあるか否かを判定する(S33)。検出した場合、制御部251は、このフローを終了し、次のフローへ進む。針ガード押込検出器275が、針ガード130の移動を検出しない場合には、このステップを繰り返す。
制御部251は、針ガード押込検出器275の検出結果に基づき、報知器291に注射ボタン254の押下を促す報知を行わせる。具体的には、制御部251は、表示装置255に「注射ボタンを押してください」等の表示を行わせる(S41)。操作者は表示に従い、注射ボタン254を押下する(S42)。制御部251は、注射ボタン254が、押下されたか否かを判定する(S43)。注射ボタン254の押下を検出した場合、制御部251は、表示装置255に「刺針します」等の表示を行わせる(S44)。注射ボタン254の押下を検出しない場合には、このステップを繰り返す。
制御部251は、報知器291に注射が開始されることを報知させ、注入モータ261を駆動し、ピストン211を前進させることによってシリンジ10の薬剤を注入する。さらに、制御部251は、エンコーダ262の検出結果に基づき注入モータ261を停止させる。具体的には、制御部251は、表示装置255に「注射します」等の表示を行わせ(S51)、注入モータ261を正転させる(S52)。また、制御部251は、エンコーダ262の出力を検出し、検出量からピストンの進んだ量が設定投与量分に相当するか否かを判定する(S53)。設定投与量分である場合には、制御部251は注入モータ261を停止させる(S54)。設定投与量分に満たない場合には、このステップを繰り返す。
制御部251は、駆動ユニット230を駆動してピストンユニット210を後退させ、抜針完了検出器277の検出結果に基づき駆動ユニットを停止させる。また、報知器291に薬剤注入装置200を皮膚から離すように報知させ、薬剤注入装置200が注射部位から離されたかどうかを判定する。具体的には、制御部251は、駆動ユニット230の刺針抜針モータ264を逆回転させ(S61)、ピストンユニット210を後退させる。制御部251は、ピストンユニット210が抜針位置にあることを抜針完了検出器277が検出したか否かを判定する(S62)。検出した場合には、制御部251は注入モータ261を停止させる(S63)。抜針完了検出器277がピストンユニット210の抜針位置への移動完了を検出しない場合には、このステップを繰り返す。
制御部251は、自動抜針フローが完了したこと、つまり、針ガード押込検出器275の検出結果に基づき、注入モータ261を駆動し、ピストン211を後退させ、エンコーダ262の検出結果に基づき、注入モータ261を停止させる。具体的には、制御部251は、表示装置255に「しばらくおまちください。」等の表示を行わせ(S71)、注入モータ261を逆回転させる(S72)。制御部251は、エンコーダ262の検出量に基づき、ピストン211が初期位置まで後退したか否かを判定する(S73)。例えばエンコーダ262の検出量が、薬剤の注入時のエンコーダ262の検出量と一致した場合、制御部251は、ピストン211が初期位置まで後退したと判定し、注入モータ261を停止させ(S74)、このフローを終了し、次のフローへ進む。エンコーダ262の検出量が所定の値に達するまで、このステップを繰り返す。
制御部251は、報知器291に、排出ボタン204をスライドさせ、シリンジ用アダプタ100を引き抜くように報知させる。また、制御部251は、排出ボタン検出器279の検出結果に基づき、注入モータ261を駆動してピストン211を後退させ、原点検出器278の検出結果に基づき、注入モータ261を停止させる。
制御部251は、カバー開閉検出器の検出結果に基づき、つまり、カバー203が閉じられたことをカバー開閉検出器271が検出することによって前のフローが終了した場合、報知器291に、次の注射予定を報知させる。また、制御部251は、注入モータ261を駆動して前進させ、エンコーダ262の出力に基づきピストン211を初期位置まで移動させ、注入モータ261を停止させる。具体的には、制御部251は、表示装置255に「次回注射日は〇月〇日です。」等の表示を行わせ(S91)、注入モータ261を正回転させる(S92)。制御部251は、エンコーダ262の検出量に基づき、ピストン211が初期位置まで前進したか否かを判定する(S93)。初期位置として設定された所定の回転量が検出された場合、注入モータ261を停止させる(S94)。エンコーダ262の検出量が所定の値に達するまで、このステップを繰り返す。制御部251は、その後、メイン電源をOFFし、動作モードを待機モードに切り替える(S95)。
上記実施形態で説明したシリンジ用アダプタ100および薬剤注入装置200の構造は一例であり、種々の改変が可能である。特に、第1係合構造から第7係合構造の形状および位置は、図示した例に限られず、種々の改変が可能である。また、各種検出器の位置および検出方法も上記実施形態に限られず、種々の改変が可能である。付勢体として例示したばねには、コイルばね、引きばね、板ばね、捩じりばね等種々のばねを用いることができる。また、金属のばね以外に、樹脂で構成される種々のばねを用いてもよい。板バネや樹脂で構成された弾性部材も実施形態で挙げた例に限られず、種々の弾性体を用いることができる。
11 バレル
11b フランジ
12 注射針
13 ストッパー
13a ねじ穴
14 針シールド
14a 係合部
15 薬剤
100 シリンジ用アダプタ
110 キャップ
111 キャップ本体
111d 穴
112 キャップ爪
120 外筒
120a 第2先端開口
120b 第2挿入口
120c 第2柱状空間
120e スリット
120f 第5係合構造
120g 開口
120j 当接面
120k 凹部
120p、120q 平面部
120r、120s 曲面部
120t 斜面
130 針ガード
130A 筒状部
130B 側面部
130C 開口
130a 第3先端開口
130b 挿入口
130c 第3柱状空間
130g スリット
130h 当接部
130j 押さえ部
130k 突起
130p、130q 平面部
130r、130s 曲面部
131 ガイド溝
131A 共通溝部
131Aa、131Ba、131Ca 前端
131Ab、131Bb、131Cb 後端
131B 往路溝部
131C 復路溝部
131D 分岐凸部
131E 第3係合構造
140 針ガードばね
180 シリンジ保持部材
180a 第1先端開口
180b 第1挿入口
180c 柱状空間
180d 突起
180e 弾性部
180f 第4係合構造
180h 端部
180p、180q 平面部
180r、180s 曲面部
181 ロック機構
181a 第1係合構造
181b 当接面
181c 弾性部
182a 第2係合構造
190 無線タグ
200 薬剤注入装置
201 外装ケース
201a アダプタ開口
201b 皮膚当て面
201c アダプタ用窓
201d 表示用窓
201e 排出ボタン用開口
201f 凹部
202 メインユニット
202a アダプタ空間
203 カバー
204 排出ボタン
205 筐体
210 ピストンユニット
211 ピストン
211a 先端部
211b 凸部
211c 雄ねじ
212 ピストンギア
212b 平歯車
212c 雌ねじ
213 ギアボックス
213a 遮光板
214 ギアボックス
214a アーム
214b 雌ねじ
216 ベアリング
220 支持構造
221 シリンジロック部材
221a 第6係合構造
221b 当接部
222 支持部材
222a 当接面
222b 当接部
223 付勢ばね
230 駆動ユニット
231 モータギア
232 中間ギア
233 駆動スクリュー
233a 平歯車
233b 雄ねじ
240 アダプタロック機構
241 アダプタロック部材
241a 第7係合構造
241b 弾性部
241c 基部
242 付勢ばね
245 モータギア
246 中間ギア
251 制御部
252 電池
253 メモリ
254 注射ボタン
255 表示装置
256 ブザー
257 クロック
258 赤外線通信器
259 無線通信器
260 モータドライバー
261 注入モータ
262 エンコーダ
263 モータドライバー
264 刺針抜針モータ
271 カバー開閉検出器
272 アダプタ装着検出器
273 薬剤情報検出器
274 キャップ検出器
274a レバー
274b マイクロスイッチ
275 針ガード押込検出器
275a レバー
275b マイクロスイッチ
276 刺針完了検出器
277 抜針完了検出器
278 ピストン原点検出器
279 排出ボタン検出器
291 報知器
292 通信器
293 駆動装置
295 検出器
300 薬剤注入システム
Claims (20)
- 第1挿入口および第1先端開口と、前記第1挿入口および前記第1先端開口の間に位置する第1柱状空間とを有するシリンジ保持部材であって、注射針およびストッパーを有し、薬剤が充填されたシリンジを前記第1先端開口から注射針の少なくとも一部が突き出した状態で前記第1柱状空間内に収納するシリンジ保持部材と、
第2挿入口および第2先端開口と、前記第2挿入口および前記第2先端開口の間に位置し、前記シリンジ保持部材が挿入される第2柱状空間を規定する内側面を有し、前記第2先端開口から前記注射針の少なくとも一部が突き出した刺針位置と、前記注射針が前記第2先端開口から突出しない抜針位置との間で前記シリンジ保持部材を移動可能に支持する外筒と、
前記外筒の第2柱状空間内に配置され、前記第2先端開口から少なくとも一部が突出した初期位置と、突出しない押し込み位置との間で移動可能な針ガードと、
前記針ガードを前記初期位置の方向に付勢するばねと、
を備え、
前記針ガードが前記初期位置にあり、前記シリンジ保持部材が抜針位置にある場合、前記シリンジ保持部材は、前記外筒に対してロックされた状態にあり、
前記針ガードが押し込み位置にあり、前記シリンジ保持部材が抜針位置にある場合、前記シリンジ保持部材は、前記外筒に対してアンロックされた状態にあり、
前記針ガードが前記初期位置から押し込み位置へ移動後、前記シリンジ保持部材が前記抜針位置から前記刺針位置へ移動し、その後、前記シリンジ保持部材が前記抜針位置へ復帰し、前記針ガードが前記初期位置へ復帰した場合、前記針ガードは、前記シリンジ保持部材に対してロックされた状態となる、
シリンジ用アダプタ。 - 前記シリンジ保持部材は、前記外筒の前記第2柱状空間内に挿入された状態で、前記外筒の内側面側に付勢された第1係合構造を有し、
前記外筒は前記シリンジ保持部材が前記抜針位置にあるときに、前記シリンジ保持部材の第1係合構造と係合する第2係合構造を有する、
請求項1に記載のシリンジ用アダプタ。 - 前記針ガードは、前記初期位置にある場合に前記外筒の前記第2先端開口から突出する部分を含む筒状部と、前記筒状部に接続された側面部とを有し、
前記側面部は、前記外筒の第2柱状空間内において、前記外筒の前記内側面と前記シリンジ保持部材との間に位置し、
前記針ガードが押し込み位置へ移動する際、前記側面部は、前記シリンジ保持部材の前記第2係合構造を前記内側面から離間するように押し下げる、請求項2に記載のシリンジ用アダプタ。 - 前記針ガードは、前記側面部に設けられたガイド溝を有し、
前記シリンジ保持部材は、前記ガイド溝内に挿入され、接線方向に弾性的に支持された突起を有し、
前記ガイド溝は、前記針ガードの移動方向に伸びており、前端および後端をそれぞれ有する共通溝部、往路溝部および復路溝部を含み、
前記共通溝部、前記往路溝部および前記復路溝部の前記前端は、それぞれ前記筒状部側に位置しており、
前記往路溝部および前記復路溝部は、前記側面部において円周方向に配置されており、
前記往路溝部および前記復路溝部の前端は、前記共通溝部の後端と接続されており、
前記側面部は、前記往路溝部および前記復路溝部との間の前記前端近傍において、前記往路溝部側に突出した分岐凸部と、前記復路溝部の後端に設けられており、前記シリンジ保持部材の突起と係合する第3係合構造を有する、請求項3に記載のシリンジ用アダプタ。 - 前記針ガードが前記初期位置にあり、前記シリンジ保持部材が抜針位置にある場合、前記シリンジ保持部材の前記突起は、前記ガイド溝の前記往路溝部の後端に位置しており、
前記針ガードが前記外筒内に押し込まれるにしたがって、前記突起は、前記往路溝部の前記前端側へ相対的に移動し、前記針ガードが前記押し込み位置に移動すると、前記突起は、前記往路溝部の前記前端に位置し、
前記シリンジ保持部材が、前記抜針位置から前記刺針位置へ移動すると、前記突起は、前記分岐凸部を乗り越えて、前記共通溝部の後端へ移動し、
前記シリンジ保持部材が、前記刺針位置から前記抜針位置へ復帰すると、前記突起は、前記前溝の前端から後端を経て、前記復路溝部の前端まで移動し、
前記針ガードが前記初期位置に復帰すると、前記突起は、前記往路溝部の前記後端に位置し、前記第3係合構造と係合する、請求項4に記載のシリンジ用アダプタ。 - 前記針ガードおよび前記シリンジ保持部材は、前記ガイド溝および前記突起によって構成されるガイド構造を2つ有しており、
前記2つのガイド構造は、前記外筒の第2柱状空間の軸に対して対称に配置されている、請求項5に記載のシリンジ用アダプタ。 - 前記シリンジは前記針を覆う針シールドを有し、
前記針シールドと摩擦結合する穴を有し、前記外筒の第2先端開口を覆い、かつ、脱離可能に前記外筒に支持されたキャップをさらに有する請求項1から6のいずれかに記載のシリンジ用アダプタ。 - 前記シリンジに充填された薬剤に関する情報を格納した無線タグをさらに備える請求項1から7のいずれかに記載のシリンジ用アダプタ。
- 前記シリンジ保持部材は、第4係合構造を有し、
前記外筒は、外側面に設けられた第5係合構造を有する請求項1に記載のシリンジ用アダプタ。 - 請求項9に記載のシリンジ用アダプタを装着可能なアダプタ空間および前記アダプタ空間に連通するアダプタ開口と、前記アダプタ開口を開閉するカバーとを有する外装ケースと、
ピストン、前記ピストンをピストン軸方向に駆動させるピストンギア、前記ピストンおよび前記ピストンギアを支持するギアボックス、および、前記ギアボックスに接続され、前記アダプタ空間に挿入されたシリンジ用アダプタのシリンジ保持部材に設けられた前記第4係合構造と係合する第6係合構造を有するシリンジロック部材を含み、前記シリンジ保持部材を、前記刺針位置と前記抜針位置との間で移動させ、かつ、前記ストッパーを前記ピストンで前進させるピストンユニットと、
刺針抜針モータおよび少なくとも1つのギアを含み、前記ピストンユニットを前記ピストン軸方向に駆動する駆動ユニットと、
前記ピストンギアを駆動する注入モータと、
前記駆動ユニットおよび前記注入モータを制御する制御部と、
メモリと、
報知器と、
を備えた薬剤注入装置。 - 前記ピストンユニットにおいて、前記ピストンは、前記ピストンが前記シリンジのストッパーと接触せずに、前記第6係合構造が前記シリンジ用アダプタの前記第4係合構造と係合することが可能な初期位置と、第6係合構造と前記シリンジ用アダプタの前記第4係合構造との係合が解除される解放位置と、前記初期位置よりも前進し、前記ストッパーを前記シリンジの内部へ挿入する注入位置とを取り得る、請求項10に記載の薬剤注入装置。
- 前記アダプタ開口を開閉するカバーの開閉を検出するカバー開閉検出器と、
前記アダプタ空間へのシリンジ用アダプタの挿入を検出するアダプタ装着検出器と
を備え、
前記制御部は、前記カバー開閉検出器の出力および/または前記アダプタ装着検出器の出力を検出することが可能な待機モード、および、前記薬剤注入装置を動作させることが可能な動作モードで動作可能であり、
前記制御部は、前記待機モードで動作中、前記シリンジ用アダプタが装着されると、前記カバー開閉検出器および/または前記アダプタ装着検出器の出力に基づき、前記待機モードを前記動作モードに切り替える、請求項10または11に記載の薬剤注入装置。 - 前記シリンジ用アダプタは、前記シリンジに充填された薬剤に関する情報を格納した無線タグをさらに備え、
前記薬剤注入装置は、前記無線タグに格納された情報を読み出す薬剤情報検出器をさらに備え、
前記制御部は、前記動作モードで動作中、前記報知器に、前記薬剤情報検出器が取得した前記シリンジに充填された薬剤に関する情報を報知させる、請求項10から12のいずれかに記載の薬剤注入装置。 - 前記シリンジは、前記針を覆う針シールドを有し、
前記シリンジ用アダプタは、前記針シールドと係合する穴を有し、前記外筒の第2先端開口を覆い、かつ、脱離可能に前記外筒に支持されたキャップをさらに有し、
前記薬剤注入装置は、
前記シリンジ用アダプタのキャップの脱離を検出するキャップ検出器と、
前記装着されたシリンジ用アダプタの前記第5係合構造と係合する第7係合構造を有し、前記シリンジ用アダプタの前記外側面と接触するように付勢されたアダプタロック部材と、
を備え、
前記制御部は、前記アダプタ装着検出器の出力に基づいて、前記報知器に、前記シリンジ用アダプタのキャップを取り外すように報知させ、前記キャップ着脱検出器が前記キャップの取り外しを検出すると、前記報知器に前記シリンジ用アダプタの先端を注射部位に押し当てるように報知させる、請求項12または13に記載の薬剤注入装置。 - 前記シリンジ用アダプタの前記針ガードが押し込み位置にあることを検出する針ガード押込検出器と、
前記外装ケースに設けられた注射ボタンと、
をさらに備え、
前記針ガード押込検出器は、前記シリンジ用アダプタの前記針ガードが押し込み位置にあることを検出し、
前記制御部は、前記針ガード押込検出器の検出結果に基づき、前記報知器に前記注射ボタンの押下を促す報知を行わせる、請求項14に記載の薬剤注入装置。 - 前記ピストンユニットが刺針位置にあることを検出する刺針完了検出器と、
前記ピストンユニットが抜針位置にあることを検出する抜針完了検出器と、
前記注入モータの回転を検出するエンコーダと
をさらに備え、
前記制御部は、
前記注射ボタンの押下による信号に基づき、前記駆動ユニットを駆動して前記ピストンユニットを前進させ、
前記刺針完了検出器の検出結果に基づき前記駆動ユニットを停止させ、
前記注入モータを駆動し、前記ピストンを前進させて薬剤を注入し、
前記エンコーダの検出結果に基づき前記注入モータを停止させ、
所定の時間経過後に、前記駆動ユニットを駆動して前記ピストンユニットを後退させ、
前記抜針完了検出器の検出結果に基づき前記駆動ユニットを停止させ、
前記報知器に前記薬剤注入装置を皮膚から離すように報知させる、請求項15に記載の薬剤注入装置。 - 前記制御部は、
前記針ガード押込検出器の検出結果に基づき、前記注入モータを駆動し、前記ピストンを後退させ、
前記エンコーダの検出結果に基づき、前記注入モータを停止させる、請求項16に記載の薬剤注入装置。 - 前記外装ケースに位置し、前記装着されたシリンジ用アダプタの前記第5係合構造と前記アダプタロック部材の前記第7係合構造との係合を解除するように、前記アダプタロック部材を移動させる排出ボタンと、
前記排出ボタンの動作を検出する排出ボタン検出器と、
前記ピストンが前記解放位置まで後退していることを検出する原点検出器と
をさらに備え、
前記制御部は、
前記排出ボタンをスライドさせ、前記シリンジ用アダプタを引き抜くように報知させ、
前記排出ボタン検出器の検出結果に基づき、前記注入モータを駆動して前記ピストンを後退させ、
前記原点検出器の検出結果に基づき、前記注入モータを停止させる、請求項17に記載の薬剤注入装置。 - 前記制御部は、前記シリンジ用アダプタが取り外され、前記カバーが閉じることによる前記カバー開閉検出器の検出結果に基づき、前記注入モータを駆動し、前記エンコーダの出力に基づき前記ピストンを前記初期位置まで移動させ、前記注入モータを停止し、
前記動作モードを前記待機モードに切り替える、請求項18に記載の薬剤注入装置。 - 請求項9に記載のシリンジ用アダプタと、請求項10に記載の薬剤注入装置とを備えた薬剤注入システム。
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