JP2019207279A - プリズム装置及び投写型映像表示装置 - Google Patents

プリズム装置及び投写型映像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】2板式の投写型映像表示装置のためのプリズム装置の内部の迷光を低減する。【解決手段】プリズム素子181は面181a〜181cを有する。面181aは光変調素子151に対向する。プリズム素子182は面182a〜182cを有する。面182aは、ダイクロイックコート層185を介して面181cに接触する。面182bは、光変調素子152に対向し、かつ、面181bに平行に設けられる。面182cは、光変調素子152の光軸180qに関して光変調素子151の反対側に設けられる。光変調素子151から面181aを介してプリズム素子181に入射し、面181bによって反射され、面181c及び面182aを介してプリズム素子181からプリズム素子182に入射した光線が、面182cによって全反射されないように、面182cは、面181bを含む平面に垂直な基準面180pに対して鋭角を有するように形成される。【選択図】図6

Description

本開示は、入射光の異なる色成分を分離及び合成するプリズム装置に関し、また、そのようなプリズム装置を備えた投写型映像表示装置に関する。
従来技術に係る投写型映像表示装置として、例えば、3つの光変調素子を備えた3板式の装置がある。3板式の投写型映像表示装置では、光源からの照明光の3原色R,G,Bの色成分をプリズム装置により互いに分離して各光変調素子に入射させ、各光変調素子による反射光をプリズム装置により再び合成してスクリーンに投写する。3つの色成分を互いに分離及び合成するためには、ダイクロイックコート層を有するプリズム装置が使用される。
また、従来技術に係る投写型映像表示装置として、装置の簡略化及び小型化を目的として、1つのみの光変調素子を備えた単板式の装置が開発されている。単板式の投写型映像表示装置では、3原色R,G,Bの色成分を時分割で発生して光変調素子に入射させ、高速で色を変化させることで知覚的にフルカラー映像を表示する。
単板式の投写型映像表示装置は、単一の光変調素子によりフルカラー映像を表示するので、光変調素子の温度制約により高輝度化には限界がある。そこで、近年では、装置の簡略化及び高輝度化を目的として、2つの光変調素子を備え、2つの色成分を同じ光変調素子に入射させ、他の1つの色成分をプリズム装置により分離及び合成する、いわゆる2板式の装置の開発が進められている。2板式にすることで、個々の光変調素子に入射する光量が低減するので、光変調素子の温度制約の範囲内で高輝度化が可能となる。
2板式の投写型映像表示装置として、例えば、特許文献1及び2の発明が提案されている。
特許文献1は、光源からの光をS偏光に揃え、ロッドインテグレータの後段に配置した偏光変換ホイールによってR成分光及びG成分光の偏光状態を時分割でそれぞれP偏光に変化させることで、プリズムのダイクロイック膜にS偏光のみを入射させ、これにより光利用効率を向上させる投影装置を開示している。
特許文献2は、偏光変換ホイールをロッドインテグレータの前段に配置し、プリズムのダイクロイック膜における互いに異なる領域に照明光及び変調光をそれぞれ入射させ、照明光の入射角及び変調光の入射角に適したS偏光の分離特性が得られるように、これらの領域のコーティングの特性を個別に設定し、これにより光利用効率を向上させる投影装置を開示している。
特開2010−113285号公報 特開2009−150974号公報
光変調素子からの反射光は光変調素子への入射光とは異なる方向に反射される。従って、光源から光変調素子に進む照明光がダイクロイックコート層に入射する角度と、光変調素子により反射されて光変調素子から投写光学系を介してスクリーンに進む変調光がダイクロイックコート層に入射する角度とは互いに異なる。このため、色成分を互いに合成するとき、ダイクロイックコート層において反射波長及び透過波長のずれ(波長シフト)が発生し、変調光の一部が意図しない反射もしくは透過を発生させ、プリズム装置の内部に迷光が発生する。
プリズム装置の内部の迷光は、映像のコントラストを低下させ、投写される映像の品位を低下させるという課題がある。また、発生した迷光の一部は、プリズム装置の内部で反射して他方の光変調素子の表面に当たることで、光変調素子の温度を上昇させるので、高輝度化を妨げる制約になるという課題がある。
特許文献1の技術では、プリズムのダイクロイック膜にS偏光のみを入射させることで、色の分離及び合成に係る光利用効率を向上させることは可能であるが、ダイクロイック膜に対する照明光及び変調光の入射角の差に起因して色成分を互いに合成するときに波長シフトが生じることは防ぐことはできない。その結果、特許文献1の技術では、プリズムの内部で迷光が発生するという課題がある。
また、特許文献2の技術では、プリズムのダイクロイック膜に照明光及び変調光がそれぞれ入射する領域の特性を個別に設定することで、色の分離及び合成に係る光利用効率を向上させることは可能であるが、これを実現するには、第1の条件として、ダイクロイック膜においてこれらの領域を設けるために大きなプリズムを用いる必要がある。そのため、投写光学系のバックフォーカスを長くする必要が発生し、その結果、投写光学系が大きくなってしまう。また、特許文献2の技術を実現するための第2の条件として、照明光及び変調光の光線のF値を大きく、つまり光線束を細くする必要がある。その結果、特許文献2の技術では、輝度が大幅に低下するという課題がある。
本開示の目的は、2板式の投写型映像表示装置のためのプリズム装置であって、光学部品点数の増加又は制御機構の複雑化を招くことなく、ダイクロイックコート層への照明光及び変調光の入射角の差に起因する内部の迷光を低減することが可能なプリズム装置を提供することにある。
また、本開示の目的は、そのようなプリズム装置を備えた投写型映像表示装置を提供することにある。
本開示の一態様に係るプリズム装置によれば、第1及び第2の光変調素子を備えた投写型映像表示装置のためのプリズム装置が提供される。プリズム装置は、第1及び第2のプリズム素子を含む。第1のプリズム素子は、基準軸に平行な第1〜第3の側面を有する。第1の側面は第1の光変調素子に対向する。第1〜第3の側面をそれぞれ含む3つの平面のうちの任意の2つの平面は互いに交差する。第2のプリズム素子は、基準軸に平行な第4〜第6の側面を有する。第4の側面は、ダイクロイックコート層を介して第3の側面に接触するように、かつ、第3の側面に平行に設けられる。第5の側面は、第2の光変調素子に対向し、かつ、第2の側面に平行に設けられる。第6の側面は、第2の光変調素子の光軸に関して第1の光変調素子の反対側に設けられる。第1の光変調素子から第1の側面を介して第1のプリズム素子に入射し、かつ第2の側面によって反射され、かつ第3及び第4の側面を介して第1のプリズム素子から第2のプリズム素子に入射した光線が、第6の側面によって全反射されないように、第6の側面は、第2の側面を含む平面及び第3の側面を含む平面の交線を通る基準面であって、第2の側面を含む平面に垂直な基準面に対して0度より大きく90度よりも小さい角度で傾斜して形成される。
本開示は、2板式の投写型映像表示装置のためのプリズム装置であって、光学部品点数の増加又は制御機構の複雑化を招くことなく、ダイクロイックコート層への照明光及び変調光の入射角の差に起因する内部の迷光を低減することが可能なプリズム装置を提供することができる。
さらに、本開示は、プリズムの内部の迷光が他の光変調素子に当たることで発生する光変調素子の温度上昇を低減するプリズム装置を提供することができる。
実施形態に係る投写型映像表示装置の構成を示す概略図である。 図1のプリズム装置180、TIRプリズム230、及び投写光学系300の側面図である。 図1のダイクロイックミラー206の分光透過率特性を示す図である。 図1の蛍光体ホイール250の例示的な構成を示す正面図である。 図1の蛍光体ホイール250の例示的な構成を示す側面図である。 図1のダイクロイックコート層185の分光反射率特性を示す図である。 図1のDMD151からプリズム装置180に入射した変調光の経路を示す概略図である。 比較例に係るプリズム装置に入射した変調光の経路を示す概略図である。 図1のDMD152からプリズム装置180に入射した変調光の経路を示す概略図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明及び実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(実施形態)
以下、図1〜図8を用いて実施形態を説明する。以下では本開示に係る投写型映像表示装置の具体的な実施形態として、光変調制御として、デジタルマイクロミラーデバイス(以下、「DMD」と称する)を有する投写型映像表示装置を説明する。
[1−1.全体構成]
図1は、実施形態に係る投写型映像表示装置の構成を示す概略図である。図2は、図1のプリズム装置180、TIRプリズム230、及び投写光学系300(後述)の側面図である。
図1を参照すると、投写型映像表示装置1は、複数の青色半導体レーザ(以下、「LD」と称する)201と、複数のレンズ202、203、204と、拡散板205と、ダイクロイックミラー206とを備える。投写型映像表示装置1はさらに、1/4波長板207、コンデンサレンズ208、209、及び蛍光体ホイール250を備える。投写型映像表示装置1はさらに、コンデンサレンズ210、ロッドインテグレータ260、レンズ211、212、213、内部全反射プリズム(以下、「TIRプリズム」と称する)230、プリズム装置180、DMD150、及び投写光学系300を備える。投写型映像表示装置1のこれらの構成要素は、キャビネット20の内部に設けられる。
LD201は、447nmから462nmの波長幅で青域の色成分の光を発光し、直線偏光を出射する。LD201は、出射する光がダイクロイックミラー206の入射面に対してS偏光となるように配置されている。レンズ202は、LD201からの出射光を平行光化するコリメートレンズである。
レンズ203、204は、平行光を収束して平行光を生成するアフォーカル系を構成する。具体的には、レンズ203は、複数のレンズ202からの平行光を集光するコンデンサレンズであり、レンズ204は、レンズ203からの光を平行光化する凹レンズである。拡散板205は、レンズ204からの光を拡散し、拡散板205を通過した光はダイクロイックミラー206に入射する。
図3は、図1のダイクロイックミラー206の分光透過率特性を示す図である。ダイクロイックミラー206は、S偏光が波長465nm(青色光)になるとき、及び、P偏光が波長442nm(青色光)になるとき、光を50%の透過率で透過し、残りを反射する。波長が長くなるほど透過率も高くなり、ダイクロイックミラー206は、S偏光及びP偏光にかかわらず、緑成分及び赤成分の光の96%以上を透過する。ダイクロイックミラー206へ入射する光のS偏光の成分は反射され、1/4波長板207の方向に進む。
ダイクロイックミラー206にて反射された青色光は、1/4波長板207に入射する。1/4波長板207は、半導体レーザの発光中心波長の近傍において1/4波長の位相差を有する位相差板である。1/4波長板207を透過した光は円偏光に変換され、コンデンサレンズ208、209に入射し、蛍光体ホイール250の表面に集光される。コンデンサレンズ209の焦点距離は、集光角度が40度以下となるように設定され、蛍光体ホイール250の近傍に集光スポットを形成する。
図4A及び図4Bは、図1の蛍光体ホイール250の例示的な構成を示す概略図である。図4Aは蛍光体ホイール250を光入射面方向の正面から見た図であり、図4Bは図4Aの蛍光体ホイール250を側面から見た図である。蛍光体ホイール250は、アルミニウム基板251と、その中央部に連結された駆動モータ253とを備える。アルミニウム基板251は、中心軸250Xの周りに回転可能な円形基板である。アルミニウム基板251の表面には、反射膜(図示せず)が形成され、さらに、その表面に蛍光体層252が形成されている。反射膜は、可視光を反射する金属層もしくは誘電体膜である。蛍光体層252には、青色光により励起され、緑色及び赤色の波長成分を含んだ黄色光を発光するCe付活YAG系黄色蛍光体を形成している。この蛍光体の結晶母体の代表的な化学組織は、YAl12である。蛍光体層252はほぼ円環状に形成され、円環の一部分は青色光を反射させるため、反射膜のみを形成し、蛍光体層252は形成していない。
スポット光で励起された蛍光体層252は、緑域及び赤域の色成分を含む黄域の光を発光する。蛍光体ホイール250は、アルミニウム基板251で構成され、かつ中心軸250Xに対して回転させることにより、青色励起光による蛍光体層252の温度上昇を抑制し、蛍光変換効率を安定に維持することができる。蛍光体層252に入射した光は、緑域及び赤域の色成分の光を蛍光発光して蛍光体ホイール250から出射する。また、反射膜側に発光する光は反射膜で反射し、蛍光板ホイールから出射する。蛍光体層252から出射した緑域及び赤域の色成分の光は、ランダムな偏光状態を有する自然光として出射され、再びコンデンサレンズ209、208で集光され、ほぼ平行光に変換されたのち、1/4波長板207に入射する。緑域及び赤域の色成分の光は自然光として1/4波長板を通過するので、偏光状態は変化しない。光は、その後、ダイクロイックミラー206を透過する。ダイクロイックミラー206を透過した光は、コンデンサレンズ210に入射してロッドインテグレータ260に集光される。
一方、蛍光体層252の円環の一部分は蛍光体層252を形成せず、反射膜のみ形成しているが、この部分はスポット光をそのまま反射し、青域の色成分の光を蛍光体ホイール250から出射する。青色成分の光は、反射膜で反射される際に円偏光の位相が反転されて逆回りの円偏光として出射され、再びコンデンサレンズ209、208で集光されてほぼ平行光に変換され、その後、1/4波長板207に入射する。1/4波長板207に入射した逆回りの円偏光は、P偏光に変換されたのち、ダイクロイックミラー206を透過する。ダイクロイックミラー206を透過した光は、コンデンサレンズ210に入射してロッドインテグレータ260に集光される。
このようにして、蛍光体ホイール250から出射した黄域の光(緑域及び赤域の色成分を含む)と青域の色成分の光とが、時分割でロッドインテグレータ260に入射する。これら赤域、緑域、及び青域の各色成分の光は良好な3原色を示す。これらの各色成分の光は、時分割により色合成すると良好なホワイトバランスの発光特性を得ることができる。さらに、これらの各色成分の光は、DMD150にてON/OFF制御を行うことで所望の色度座標の色に変換することができる。
ロッドインテグレータ260は、ガラスなどの透明部材によって構成される中実のロッドである。ロッドインテグレータ260は、入射光を内部で複数回反射させることにより、均一化した光強度分布を有する光を生成する。なお、ロッドインテグレータ260は、ミラー面によって構成された内壁を有する中空のロッドであってもよい。
レンズ211、212、213は、ロッドインテグレータ260からの出射光をDMD150にほぼ結像するリレーレンズである。ロッドインテグレータ260を出射した光は
レンズ211、212、213を透過し、内部全反射プリズム(以下、「TIRプリズム」と称する)230に入射する。TIRプリズム230は2つのプリズム231、232から構成され、互いのプリズムの近接面には薄い空気層(図示せず)を形成している。空気層は臨界角以上の角度で入射する光を全反射する。レンズ213からTIRプリズム232に入射した光は、この空気層で全反射され、色成分の分離及び合成のためのプリズム装置180に入射する。
プリズム装置180は2つのプリズム素子181、182から構成され、互いのプリズムの近接面にはダイクロイックコート層185を形成している。プリズム素子181は例えば三角柱形状のプリズムであり、プリズム素子182は例えば四角柱形状のプリズムである。TIRプリズム232から入射した光はプリズム素子181を通過した後、ダイクロイックコート層185に到達する。
本明細書では、プリズム素子181、182をそれぞれ「第1及び第2のプリズム素子」ともいう。
図5は、図1のダイクロイックコート層185の分光反射率特性を示す図である。ダイクロイックコート層185は緑域に相当する波長の光を反射し、その他の波長の光(青域光、赤域光)を透過するように構成される。ダイクロイックコート層185の表面に対して28度の入射角で光が入射する場合を想定する。ダイクロイックコート層185は、S偏光が波長487nm及び592nm(緑色光)になるとき、及び、P偏光が波長495nm及び588nm(緑色光)になるとき、光を50%の透過率で透過し、残りを反射する。
図4の蛍光体層252から出射した緑域及び赤域の色成分の光を含む黄域の光は、プリズム装置180のダイクロイック層185に入射する。緑域の色成分の光は、ダイクロイックコート層185にて反射され、その後、プリズム素子181の表面にて全反射された後にDMD151にほぼ結像する。一方、赤域の色成分の光は、ダイクロイックコート層185を透過した後、プリズム素子182に入射する。ダイクロイックコート層185を透過した光はプリズム素子182を通過した後、DMD152にほぼ結像する。
また、蛍光体ホイール250から出射した青域の色成分の光は、プリズム装置180内のダイクロイックコート層185に入射及び透過し、プリズム素子182を通過した後、DMD152にほぼ結像する。
映像信号等の各種制御信号に基づき、DMD151、152を変調させ、光強度の異なる映像光を時分割で生成する。具体的には、DMD151、152は、複数の可動式の微小ミラーを有する。各微小ミラーは、基本的に1画素に相当する。DMD151、152は、各種制御信号に基づいて各微小ミラーの角度を変更することにより、反射光を投写光学系300に向けるか否かを切り替える。
本明細書では、DMD151、152をそれぞれ「第1及び第2の光変調素子」ともいう。
DMD151、152で反射された光は、それぞれプリズム素子181、182に入射した後、ダイクロイックコート層185に再入射する。ダイクロイックコート層185に再入射する光の入射角は、ロッドインテグレータ260より入射した光の入射角と異なるので、ダイクロイックコート層185での反射及び透過特性には波長のシフトが発生する。
緑域の色成分の光は、DMD151からプリズム素子181に再入射した後、ダイクロイックコート層185に再入射する。ダイクロイックコート層185では緑域の色成分の光の大半は反射され、反射された光は、プリズム素子181、TIRプリズム232、231、及び投写光学系300を透過したのち、投写光学系300から投影面400に出射される。ただし、波長シフトにより、緑域の色成分の光の一部はダイクロイックコート層185にて反射されず、プリズム素子181からプリズム素子182に入射する。
同様に、赤域及び青域の色成分の光は、DMD152からプリズム素子182に再入射した後、ダイクロイックコート層185に再入射する。ダイクロイックコート層185では赤域及び青域の色成分の光の大半は透過され、透過された光は、プリズム素子181、TIRプリズム232、231、及び投写光学系300を透過したのち、投写光学系300から投影面400に出射される。ただし、波長シフトにより、青域及び赤域の色成分の光の一部はダイクロイックコート層185を透過せずに反射され、プリズム素子182に再入射する。
このようにして、蛍光体ホイール250から出射した黄域と青域の各色成分の光が、時分割で、青域の色成分の光と、緑域及び赤域の各色成分の光として投写光学系300より出射される。これらの色成分の光は、投影面400に到達したときに時分割で合成されてフルカラー映像として知覚される。この際、時分割の周期が遅いと、人間の眼に色のちらつきが知覚されることがある。従って、60フレーム/秒(60fps)の映像を表示する場合、例えば黄域(赤域及び緑域)〜青域までの1周期を映像情報の3倍速(180fps)で駆動することで、色のちらつきを抑制することができる。
[1−2.プリズム装置の構成]
図6は、図1のDMD151からプリズム装置180に入射した変調光の経路を示す概略図である。また、図6は、実施形態に係るプリズム装置180の詳細構成を示す。
図6を参照すると、プリズム装置180は、前述のように、プリズム素子181,182を含む。
プリズム素子181は、X軸(「基準軸」ともいう)に平行な第1〜第3の側面181a〜181cを有する。側面181aは光変調素子151に対向する。側面181a〜181cをそれぞれ含む3つの平面のうちの任意の2つの平面は互いに交差する。特に、側面181bを含む平面及び側面181cを含む平面は、X軸に平行な直線である交線181dにおいて互いに交差する。プリズム素子181は例えば三角柱形状を有する。
プリズム素子182は、X軸に平行な第4〜第6の側面182a〜182cを有する。側面182aは、ダイクロイックコート層185を介して側面181cに接触するように、かつ、側面181cに平行に設けられる。側面182bは、光変調素子152に対向し、かつ、側面181bに平行に設けられる。図6の例では、側面181b,182bは、XY面に平行に設けられる。側面182cは、光変調素子152の光軸180qに関して光変調素子151の反対側に設けられる。プリズム素子182は、例えば、X軸に平行な側面182dをさらに有し、四角柱形状を有してもよい。
図6は、DMD151にて反射された緑域の色成分の変調光の経路をあわせて示す。DMD151によって変調及び反射された変調光は、所望のF値の光線束として側面181aに入射する。入射した光線はプリズム素子181の内部を進み、側面181bに到達する。側面181bは変調光を内部全反射するよう構成される。従って、この時点では、光線は側面181bを透過することなく全反射して側面181cに向かって進む。側面181cに到達した変調光の大半は、ダイクロイックコート層185によって反射されて側面181bに向かって進み、今度は側面181bを透過してプリズム素子181から出射される。
プリズム素子181の内部からダイクロイックコート層185に入射した変調光の一部は、波長シフトにより、ダイクロイックコート層185にて反射されずに透過し、側面182aに入射してプリズム素子182の内部を進み、側面182cに到達する。以下、この光線を、ダイクロイックコート層185の不要な透過光という。ダイクロイックコート層185の不要な透過光が側面182cで反射されると、プリズム装置180の内部に迷光が発生する。従って、実施形態に係るプリズム装置では、ダイクロイックコート層185の不要な透過光が側面182cによって全反射されないように、側面182cは、交線181dを通る基準面であって、側面181bを含む平面に垂直な基準面180p(XZ面に平行な平面)に対して、0度より大きく90度よりも小さい角度θxで傾斜して形成される。
実施形態に係る角度θxは、次の式(1)の関係を満たす。
Figure 2019207279
ここで、Fは光変調素子151からプリズム素子181に入射する変調光のF値を示し、npはプリズム素子181,182の硝材の屈折率を示し、θpは側面181b及び側面181cの間の角度を示す。
数1を満たすように側面181cを形成することにより、ダイクロイックコート層185の不要な透過光は、側面182cで全反射されずに側面182cより出射することが可能となる。側面182cは、光線を透過するために透光性を有する。このことより、プリズム装置180の内部の迷光を抑制することができ、その結果、映像のコントラストの低下を生じにくくすることができる。
本実施形態では、例えば、DMD151からプリズム素子181に入射する変調光のF値が2.2であり、屈折率npが1.5168であり、角度θpが28度であるとき、角度θxを1.4度に設定することができる。
図7は、比較例に係るプリズム装置に入射した変調光の経路を示す概略図である。図7のプリズム装置180Aは、図6のプリズム素子182に代えて、側面181bに対して垂直な側面182eを有するプリズム素子182Aを備える。この場合、ダイクロイックコート層185の不要な透過光の一部は、側面182eに対する光線の入射角が大きいので、側面182eで内部全反射してしまい、側面182eで反射された光線は側面182bに進む。この光線は、側面182bで再度反射されプリズム内の迷光となり、その結果、コントラストを低下させることがある。また、側面182bを透過してDMD152に到達した光線は、DMD152の表面温度を上昇させるので、DMDの温度制約により高輝度化を妨げる制約となることがある。
図8は、図1のDMD152からプリズム装置180に入射した変調光の経路を示す概略図である。図8は、図6と同じプリズム装置180において、DMD152にて反射された赤域及び青域の色成分の光の経路を示す。DMD152によって変調及び反射された変調光は、所望のF値の光線束として側面182bに入射する。入射した光線はプリズム素子182の内部を進み、側面182aに到達する。側面182aに到達した変調光の大半は、ダイクロイックコート層185を透過して側面181bに向かって進み、側面181bを透過してプリズム素子181から出射される。
プリズム素子182の内部からダイクロイックコート層185に入射した変調光の一部は、波長シフトにより、ダイクロイックコート層185にて透過されずに反射され、その後、側面182cに到達する。以下、この光線を、ダイクロイックコート層185の不要な反射光という。ダイクロイックコート層185の不要な反射光が側面182cで反射されると、プリズム装置180の内部に迷光が発生する。しかしながら、前述のように、実施形態に係るプリズム装置では、側面182cは基準面180pに対して角度θxで傾斜して形成されるので、ダイクロイックコート層185の不要な反射光は、側面182cによって全反射されず、少なくとも部分的に透過する。
数1を満たすように側面181cを形成することにより、ダイクロイックコート層185の不要な反射光もまた、側面182cで全反射されずに側面182cより出射することが可能となる。このことより、プリズム装置180の内部の迷光を抑制することができ、その結果、映像のコントラストの低下を生じにくくすることができる。
[1−3.効果等]
以上のように、本実施形態によれば、光変調素子151,152を備えた投写型映像表示装置1のためのプリズム装置180が提供される。プリズム装置180は、プリズム素子181,182を含む。プリズム素子181は、基準軸に平行な第1〜第3の側面181a〜181cを有する。第1の側面181aは光変調素子151に対向する。第1〜第3の側面181a〜181cをそれぞれ含む3つの平面のうちの任意の2つの平面は互いに交差する。プリズム素子182は、基準軸に平行な第4〜第6の側面182a〜182cを有する。第4の側面182aは、ダイクロイックコート層185を介して第3の側面181cに接触するように、かつ、第3の側面181cに平行に設けられる。第5の側面182bは、光変調素子152に対向し、かつ、第2の側面181bに平行に設けられる。第6の側面182cは、光変調素子152の光軸180qに関して光変調素子151の反対側に設けられる。光変調素子151から第1の側面181aを介してプリズム素子181に入射し、かつ第2の側面181bによって反射され、かつ、第3の側面181c及び第4の側面182aを介してプリズム素子181からプリズム素子182に入射した光線が、第6の側面182cによって全反射されないように、第6の側面182cは、第2の側面181bを含む平面及び第3の側面181cを含む平面の交線181dを通る基準面であって、第2の側面181bを含む平面に垂直な基準面180pに対して0度より大きく90度よりも小さい角度で傾斜して形成される。
これにより、側面182cに到達したダイクロイックコート層185の不要な透過光及び反射光は、側面182cで全反射されずに側面182cより出射することが可能となる。従って、迷光に起因する映像のコントラストの低下及びDMD152の温度上昇を低減することが可能となる。
本実施形態によれば、基準面に対する第6の側面182cの角度θxは、式(1)の関係を満たしてもよい。
これにより、側面182cにおけるプリズム素子182の内部の全反射を確実に防ぐことができる。
本実施形態によれば、ダイクロイックコート層は、光変調素子151から第1の側面181aを介してプリズム素子181に入射し、かつ第2の側面181bによって反射された光線を、第2の側面181bに向けて反射し、かつ光変調素子152から第5の側面182bを介してプリズム素子182に入射した光線を、プリズム素子182からプリズム素子181に透過させるような特性を有してもよい。
これによれば、2板式の投写型映像表示装置のためのプリズム装置として十分に機能することができる。
本実施形態によれば、プリズム装置180と、光変調素子151,152とを備える投写型映像表示装置が提供される。
本実施形態によれば、光変調素子151,152はDMD(Digital Micromirror Device)であってもよい。
また、変調光のF値及びプリズム素子の材質を自由に設定しても、基準面180pに対する側面182cの角度を変更することで、迷光を抑制することが可能となる。従って、投写型映像表示装置1の全体としての設計に係る自由度が向上し、投写型映像表示装置1のサイズ及びコストを削減しようとする場合、光学部品点数の増加又は制御機構の複雑化を抑制することが可能となる。
図1の例では、TIRプリズム230及びプリズム装置180は、TIRプリズム230からプリズム装置180への入射光がXZ面内に含まれるように、互いにほぼ平行に配置したが、例えば、TIRプリズム230はプリズム装置180に対して他の角度を有して配置されてもよい。TIRプリズム230はプリズム装置180に対して所定の傾きを有して配置することで、DMDへ入射もしくは反射する光線の方向に適したプリズム装置180を設計することができ、プリズム装置180のサイズ及び重量の削減など、設計の自由度を向上することができる。
また、本実施形態では、三角柱形状及び四角柱形状のプリズム素子を構成したが、例えばの底面2辺部分を平行とせず、設計上不要な範囲で斜め方向にカットしてもよい。このことにより、プリズム装置の体積が減少するので、投写型映像表示装置のサイズ及び重量の削減など、設計の自由度を向上することができる。
加えて、本実施形態では、側面182cを透光性としたが、プリズム装置は、光線が届かない範囲では、例えばサンドブラスト処理又は墨塗り処理などにより非透光性に加工されてもよい。そうすることで、本課題以外で発生する他の迷光を抑制し、映像のコントラストを向上させることができる。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施形態を説明した。そのために、添付図面及び詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面及び詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面又は詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲又はその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、投写型映像表示装置において、光学部材点数の増加又は制御機構の複雑化を招くことなく、プリズム装置のダイクロイックコート層への照明光及び変調光の入射角差で発生する迷光及び温度上昇を低減することのできる投写型映像表示装置を実現できるものである。
1…投写型映像表示装置、
20…キャビネット
150、151、152…DMD、
180…プリズム装置、
181、182…プリズム素子、
180p…基準面、
181a、181b、181c…プリズム素子の側面、
182a、182b、182c、182d…プリズム素子の側面、
185…ダイクロイックコート層、
201…青色半導体レーザ、
202…コリメートレンズ、
203…コンデンサレンズ、
204…凹レンズ、
205…拡散板、
206…ダイクロイックミラー、
207…1/4波長板、
208、209…コンデンサレンズ、
210…コンデンサレンズ、
211、212、213…リレーレンズ、
230、231、232…TIRプリズム、
250…蛍光体ホイール、
250X…中心軸、
251…アルミニウム基板、
252…蛍光体層、
253…駆動モータ、
260…ロッドインテグレータ、
300…投写光学系、
400…投影面。

Claims (5)

  1. 第1及び第2の光変調素子を備えた投写型映像表示装置のためのプリズム装置であって、
    前記プリズム装置は、第1及び第2のプリズム素子を含み、
    前記第1のプリズム素子は、基準軸に平行な第1〜第3の側面を有し、前記第1の側面は前記第1の光変調素子に対向し、前記第1〜第3の側面をそれぞれ含む3つの平面のうちの任意の2つの平面は互いに交差し、
    前記第2のプリズム素子は、前記基準軸に平行な第4〜第6の側面を有し、前記第4の側面は、ダイクロイックコート層を介して前記第3の側面に接触するように、かつ、前記第3の側面に平行に設けられ、前記第5の側面は、前記第2の光変調素子に対向し、かつ、前記第2の側面に平行に設けられ、前記第6の側面は、前記第2の光変調素子の光軸に関して前記第1の光変調素子の反対側に設けられ、
    前記第1の光変調素子から前記第1の側面を介して前記第1のプリズム素子に入射し、かつ前記第2の側面によって反射され、かつ前記第3及び第4の側面を介して前記第1のプリズム素子から前記第2のプリズム素子に入射した光線が、前記第6の側面によって全反射されないように、前記第6の側面は、前記第2の側面を含む平面及び前記第3の側面を含む平面の交線を通る基準面であって、前記第2の側面を含む平面に垂直な基準面に対して0度より大きく90度よりも小さい角度で傾斜して形成される、
    プリズム装置。
  2. 前記基準面に対する前記第6の側面の角度θxは、次式:
    Figure 2019207279
    の関係を満たし、ここで、Fは前記第1の光変調素子から前記第1のプリズム素子に入射する変調光のF値を示し、npは前記第1及び第2のプリズム素子の屈折率を示し、θpは前記第2及び第3の側面の間の角度を示す、
    請求項1に記載のプリズム装置。
  3. 前記ダイクロイックコート層は、
    前記第1の光変調素子から前記第1の側面を介して前記第1のプリズム素子に入射し、かつ前記第2の側面によって反射された光線を、前記第2の側面に向けて反射し、かつ、
    前記第2の光変調素子から前記第5の側面を介して前記第2のプリズム素子に入射した光線を、前記第2のプリズム素子から前記第1のプリズム素子に透過させるような特性を有する、
    請求項1又は2記載のプリズム装置。
  4. 請求項1〜3のうちの1つに記載のプリズム装置と、
    第1及び第2の光変調素子とを備えた、
    投写型映像表示装置。
  5. 前記第1及び第2の光変調素子はDMD(Digital Micromirror Device)である、
    請求項4記載の投写型映像表示装置。
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