JP2019206410A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートがカールした状態で排出トレイ上へ排出されること、および、前記シートにシワが生じることを防ぐ。【解決手段】複数のコルゲーション部材は、排出口を通過中のシートの片面に接触する接触部を有する。変位機構は、前記複数のコルゲーション部材を第1位置および第2位置の間で変位させる。制御部は、排出される前記シートにおける先端から所定距離の切換位置までの部分が前記接触部を通過中に前記コルゲーション部材を前記第1の位置に配置し、前記シートにおける前記切替位置から後端までの部分が前記接触部を通過中に前記コルゲーション部材を前記第2位置に配置するように前記変位機構を制御する。前記第2位置は、前記複数組の排出ローラー対のニップ部を含むシート排出面に対して、前記排出ローラー対の第1ローラー側から第2ローラー側へ、前記第1位置の突出長さよりも短い長さで突出した位置である。【選択図】図5

Description

本発明は、排出中のシートの片面に接触して湾曲させる複数のコルゲーション部材を備える画像形成装置に関する。
画像形成装置は、シート搬送路の排出口において幅方向に並ぶ複数組の排出ローラー対を備える。前記複数組の排出ローラー対は、画像が形成されたシートを前記シート搬送路から前記排出口を通じて排出トレイ上へ排出する。
前記シートが前記排出口から出た直後に垂れ下がると、前記シートがカールした状態で前記排出トレイ上へ排出されてしまう。
そこで、前記画像形成装置が、前記排出口における前記複数組の排出ローラーの間の位置に配置されたコロなどの複数のコルゲーション部材を備える場合がある(例えば、特許文献1を参照)。前記複数のコルゲーション部材は、前記シートの片面に接触することにより、前記シートを幅方向において波打った形状に変形させる。
前記コルゲーション部材の作用により、排出中の前記シートの直進性が高まる。その結果、前記シートは、先端部が垂れ下がらずに前記排出トレイ上へ排出され、前記シートのカールの問題が解消される。
特開2017−01879号公報
ところで、前記コルゲーション部材が、前記シートの後端寄りの部分にシワを生じさせる場合がある。一方、前記コルゲーション部材が、前記シートを浅く湾曲させる位置に配置されると、前記シワの問題は解消されるが、前記シートへの腰付けが不十分となり、前記シートのカールの問題が生じる。
本発明の目的は、シートがカールした状態でシート搬送路から排出トレイ上へ排出されることを防ぎ、さらに、前記シートにシワが生じることを防ぐ画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像形成層位置は、複数組の排出ローラー対と、複数のコルゲーション部材と、変位機構と、制御部と、を備える。前記複数組の排出ローラー対は、シート搬送路の排出口においてシート排出方向に直交する幅方向に間隔を空けて並び、それぞれシートを挟んで回転することによって前記シートを前記シート搬送路から排出する第1ローラーおよび第2ローラーからなる。前記複数のコルゲーション部材は、前記幅方向における前記複数組の排出ローラー対の間の位置で支持され、前記排出口を通過中の前記シートの片面に接触する接触部を有する。前記変位機構は、前記複数のコルゲーション部材を第1位置および第2位置の間で変位させる。前記制御部は、排出される前記シートにおける先端から所定距離の切換位置までの部分が前記接触部を通過中に前記コルゲーション部材を前記第1の位置に配置し、前記シートにおける前記切替位置から後端までの部分が前記接触部を通過中に前記コルゲーション部材を前記第2位置に配置するように前記変位機構を制御する。前記第1位置は、前記接触部が前記複数組の排出ローラー対のニップ部を含むシート排出面に対して、前記第1ローラー側から前記第2ローラー側へ第1突出長さで突出した位置であり、前記第2位置は、前記シート排出面に対して、前記第1ローラー側から前記第2ローラー側へ、前記第1突出長さよりも短い第2突出長さで突出した位置である。
本発明によれば、シートがカールした状態でシート搬送路から排出トレイ上へ排出されることを防ぎ、さらに、前記シートにシワが生じることを防ぐ画像形成装置を提供することが可能になる。
図1は、実施形態に係る画像形成装置の構成図である。 図2は、実施形態に係る画像形成装置における制御装置の構成を表すブロック図である。 図3は、実施形態に係る画像形成装置におけるシート搬送路の排出口の一部省略正面図である。 図4は、実施形態に係る画像形成装置におけるコルゲーション部材の斜視図である。 図5は、実施形態に係る画像形成装置における第1状態のコルゲーション機構の側面図である(一部断面を含む)。 図6は、実施形態に係る画像形成装置における第2状態のコルゲーション機構の側面図である(一部断面を含む)。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[画像形成装置10の構成]
実施形態に係る画像形成装置10は、シート9に画像を形成するプリント処理を実行する装置である。図1に示される例では、画像形成装置10は、電子写真方式で前記プリント処理を実行する。シート9は、用紙または封筒などのシート状の画像形成媒体である。
なお、画像形成装置10が、インクジェット方式などの他の方式で前記プリント処理を実行する装置であることも考えられる。
画像形成装置10は、それぞれ本体部1内に設けられたシート収容部2、シート搬送装置3、プリント装置40、光走査装置46、定着装置49および制御装置8などを備える。
プリント装置40は作像装置4および転写装置5を備える。作像装置4は、ドラム状の感光体41、帯電装置42、現像装置43およびドラムクリーニング装置45などを含む。
図2に示される画像形成装置10は、タンデム式のカラー画像形成装置である。そのため、プリント装置40は、複数の色のトナーに対応した複数の作像装置4を備える。さらに、転写装置5は、中間転写ベルト51と、一対のベルト支持ローラー52と、ベルトクリーニング装置53と、複数の作像装置4に対応する複数のベルト転写装置54とを備える。一対のベルト支持ローラー52は、中間転写ベルト51を回転可能に支持する。
画像形成装置10は、イエロー、シアン、マゼンタおよびブラックの4色の前記トナーに対応する4つの作像装置4および4つのベルト転写装置54を備える。4つの作像装置4は、中間転写ベルト51の下面の進行方向に沿って配列されている。中間転写ベルト51の下面は、複数の感光体41が接する面である。
シート搬送装置3は、シート収容部2に収容されたシート9を本体部1内のシート搬送路30へ送り出す送出ローラー対300を備える。送出ローラー対300は、シート9を挟んで回転することによってシート9をシート搬送路30へ送り出す。
さらに、シート搬送装置3は、シート9を挟んで回転することによってシート9をシート搬送路30に沿って搬送する複数組の搬送ローラー対31を備える。複数組の搬送ローラー対31は、レジストローラー対31aと、複数組の排出ローラー対31bとを含む。
レジストローラー対31aは、制御装置8による制御に従って、シート搬送路30における予め定められた位置でシート9を一時停止させ、その後、シート9の搬送を開始する。
複数組の排出ローラー対31bは、シート搬送路30の排出口30aに配置され、それぞれシート9を挟んで回転することによってシート9をシート搬送路30から排出口30aを通じて排出トレイ1x上へ排出する。
以下の説明において、シート排出方向D1に直交する水平な方向のことを幅方向D2と称する。シート排出方向D1は、シート搬送路30の排出口30aにおいて排出されているシート9の進行方向である。
図3に示されるように、複数組の排出ローラー対31bは、シート搬送路30の排出口30aにおいて幅方向D2に間隔を空けて並んで配列されている。排出ローラー対31b各々における一方は、幅方向D2に沿う1本のローラー軸310に固定された駆動ローラーであり、他方は従動ローラーである。
ローラー軸310が不図示のモーターによって回転駆動されることにより、複数の排出ローラー対31bが回転する。
作像装置4において、感光体41が回転し、帯電装置42が感光体41の表面を帯電させる。さらに、光走査装置46が、レーザー光の走査によって感光体41の表面に静電潜像を書き込む。さらに、現像装置43が、前記静電潜像をトナー像として現像する。
転写装置5において、ベルト転写装置54各々が、感光体41各々の表面の前記トナー像を中間転写ベルト51へ転写する。これにより、中間転写ベルト51の下面にカラーの前記トナー像が形成される。
シート転写装置48は、中間転写ベルト51に形成された前記トナー像を、シート搬送路30に沿って搬送されているシート9に転写する。定着装置49は、シート9に転写された前記トナー像を、加熱することによってシート9に定着させる。
定着装置49を通過した画像形成後のシート9は、複数組の排出ローラー対31bによって排出トレイ1x上へ排出される。
ベルトクリーニング装置53は、中間転写ベルト51におけるシート転写装置48を通過した部分に残存する前記トナーを除去する。
図2に示されるように、制御装置8は、CPU(Central Processing Unit)80、RAM(Random Access Memory)81および二次記憶装置82などを備える。
CPU80は、予め二次記憶装置82に記憶されたプログラムを実行することにより、前記プリント処理に関する各種のデータ処理、および、各種の電気機器の制御を実行する。例えば、CPU80は、制御プログラムを実行することにより、各種の電気機器の制御を制御する制御部8aとして動作する。
二次記憶装置82は、コンピューター読み取り可能な不揮発性の記憶装置である。二次記憶装置82は、CPU80により実行されるプログラムおよびCPU80により参照される各種のデータを記憶する。例えば、フラッシュメモリーまたはハードディスクドライブの一方または両方が、二次記憶装置82として採用される。
RAM81は、揮発性の記憶装置である。RAM81は、CPU80が実行するプログラムおよびCPU80が前記プログラムを実行する過程で出力および参照するデータを一次記憶する。RAM81は、二次記憶装置82よりも高速なデータアクセスが可能な記憶装置である。
なお、が、MPU(Micro Processing Unit)またはDSP(Digital Signal Processor)などの他のプロセッサーによって実現されてもよい。また、制御装置8の一部または全部が、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの回路によって実現されることも考えられる。
画像形成装置10において、シート9がシート搬送路30の排出口30aから出た直後に垂れ下がると、シート9がカールした状態で排出トレイ1x上へ排出されてしまう。
画像形成装置10は、シート9のカールの問題を解消するため、コルゲーション機構6をさらに備える(図1および図3を参照)。コルゲーション機構6は、シート搬送路30の排出口30aに設けられた複数のコルゲーション部材61を備える。
図3に示されるように、複数のコルゲーション部材61は、幅方向D2における複数組の排出ローラー対31bの間の位置で支持されている。コルゲーション部材61各々は、シート搬送路30の排出口30aを通過中のシート9の片面に接触する接触部61aを有する。
複数のコルゲーション部材61は、複数組の排出ローラー対31bによりシート搬送路30から排出されているシート9の片面に接触することにより、シート9を幅方向D2において波打った形状に変形させる。即ち、コルゲーション部材61各々の接触部61aは、シート9を湾曲させる。
以下の説明において、複数組の排出ローラー対31bのニップ部311に沿う水平面のことをシート排出面F0と称する。シート排出面F0は、複数組の排出ローラー対31bのニップ部311を含む面である。また、シート排出面F0に対し複数のコルゲーション部材61の支持部が存在する側のことを第1の側S1と称し、その反対側のことを第2の側S2と称する。
接触部61aは、コルゲーション部材61各々におけるシート排出面F0から第2の側S2へ最も大きく突出した部分である。図4,5に示される例では、接触部61aは、コルゲーション部材61各々における下端部である。接触部61aは、シート9におけるシート排出面F0の第1の側S1の面である第1面に接触する。
本実施形態において、シート排出面F0の第1の側S1は上側であり、シート排出面F0の第2の側S2が下側である。この場合、コルゲーション部材61各々の接触部61aは、シート9の上面に接触する。
なお、第1の側S1が下側であり、第2の側S2が上側であることも考えられる。この場合、コルゲーション部材61各々の接触部61aは、シート9の下面に接触する。
コルゲーション部材61の作用により、排出中のシート9の直進性が高まる。その結果、シート9は、先端部が垂れ下がらずに排出トレイ1x上へ排出され、シート9のカールの問題が解消される。即ち、排出トレイ上に積載されるシート9の整合性が改善される。
ところで、コルゲーション部材61が、シート9の後端寄りの部分にシワを生じさせる場合がある。一方、コルゲーション部材61が、シート9を浅く湾曲させる位置に配置されると、前記シワの問題は解消されるが、シート9の直進性が悪化し、シート9のカールの問題が生じる。
一方、画像形成装置10において、後述する構造を有するコルゲーション機構6およびコルゲーション機構6を制御する制御部8aが、シート9がカールした状態でシート搬送路30から排出トレイ1x上へ排出されることを防ぎ、さらに、シート9にシワが生じることを防ぐ。
以下、図3〜6を参照しつつ、コルゲーション機構6の構造および制御部8aによるコルゲーション機構6の制御について説明する。
[コルゲーション機構6]
図3,5に示されるように、コルゲーション機構6は、複数のコルゲーション部材61に加え、カム軸62と、カム軸62に固定された複数のカム63と、モーター64と、ギヤ機構65と、複数のバネ66とを備える。
また、図4に示されるように、コルゲーション部材61各々は、接触部61aに加え、被ガイド部61b、爪部61cおよび枠部61dなどを有する。爪部61cは、被ガイド部61bに形成されている。
図5に示されるように、画像形成装置10は、シート搬送路30における排出口30a付近の上下のシートガイドを成す第1シートガイド32および第2シートガイド33を備える。
本実施形態において、シート9がシート搬送路30の排出口30aを通過する際に、第1シートガイド32はシート排出面F0の第1の側S1においてシート9の第1面をガイドし、第2シートガイド33はシート排出面F0の第2の側S2においてシート9の第2面をガイドする。
第1シートガイド32は、シートガイドユニット320の一部を構成している。シートガイドユニット320は、シート搬送路30の排出口30aにおけるシート排出面F0の第1の側S1に設けられた部材である。
シートガイドユニット320は、さらにガイド部34およびバネ当接部35を含む。ガイド部34は、コルゲーション部材61の被ガイド部61bを上下方向D0に沿ってガイドする部分である。
ガイド部34は、コルゲーション部材61の爪部61cを係止する部分でもある。ガイド部34には、被ガイド部61bが挿入される係止孔34aが形成されている。ガイド部34は、係止孔34aの縁部で爪部61cを係止することにより、コルゲーション部材61がシートガイドユニット320から外れることを防ぐ。以上に示されるように、第1シートガイド32のガイド部34は、コルゲーション部材61を上下方向D0に沿って移動可能に支持する。
カム軸62は、ローラー軸310と平行に配置され、シートガイドユニット320によって回転可能に支持されている。複数のカム63は、幅方向D2における複数のコルゲーション部材61に対応する位置においてカム軸62に固定されている(図3参照)。
コルゲーション部材61の枠部61dは、カム軸62が貫通する開口61eを形成している。枠部61dの一部は、カム63が当接するカム当接部61fである。
複数のバネ66は、複数のコルゲーション部材61に対応している。図5に示されるように、バネ66の一端はシートガイドユニット320のバネ当接部35に当接し、バネ66の他端はコルゲーション部材61に当接している。
複数のバネ66は、複数のコルゲーション部材61をシート排出面F0の第1の側S1から第2の側S2へ弾性付勢する。なお、バネ66は弾性部材の一例である。なお、シート排出面F0の第1の側S1から第2の側S2へ付勢することは、後述する第1位置側から第2位置側へ付勢することと同義である。
モーター64は、制御部8aからの制御指令に従って作動または停止する。モーター64は、ギヤ機構65を介してカム軸62に回転力を加える。モーター64は、カム軸62を回転駆動することにより、複数のカム63を回転させる。
複数のカム63が回転することにより、複数のコルゲーション部材61が上下方向D0に沿って往復変位する。制御部8aが、モーター64を予め定められた基準状態で停止させることにより、複数のコルゲーション部材61は、接触部61aがシート排出面F0に対して第2の側S2へ最も大きく突出した位置に保持される。
また、制御部8aが、モーター64を前記基準状態から半回転した状態で停止させることにより、複数のコルゲーション部材61は、接触部61aがシート排出面F0に対して第2の側S2へ最も小さく突出した位置に保持される。
カム軸62、複数のカム63、モーター64、ギヤ機構65および複数のバネ66は、複数のコルゲーション部材61を上下方向D0に変位させる変位機構67を構成している。変位機構67は、複数のコルゲーション部材61を後述する第1位置および第2位置の間で変位させる。
以下の説明において、シート9における先端と後端との間の部分が接触部61aの位置を通過する途中の特定の時点のことを排出途中時点と称する。制御部8aは、予め定められた計時開始イベントが発生してから特定の監視時間が経過する時点を前記排出途中時点として検出する。
前記排出途中時点の第1例は、シート搬送路30の特定の位置に配置されたレジストローラー対31aによってシート9の搬送が開始される時点から特定の監視時間が経過した時点である。この場合、制御部8aがレジストローラー対31aの回転を開始させることが、前記計時開始イベントである。
前記排出途中時点の第2例は、シート搬送路30における予め定められた位置でシートセンサー7によってシート9が検出される時点から前記監視時間が経過した時点である(図1参照)。この場合、シートセンサー7がシート9を検出することが、前記計時開始イベントである。
前記排出途中時点の第2例が採用される場合、制御部8aは、シートセンサー7がシート9を検出してから予め定められたタイミングでコルゲーション部材61を前記第1位置から前記第2位置へ変位させるよう変位機構67を制御する。
図1に示されるように、シートセンサー7は、シート搬送路30におけるレジストローラー対31aの位置と排出口30aとの間の位置に配置されている。例えば、シートセンサー7が、反射式のフォトセンサーもしくは透過式のフォトセンサーなどの非接触式のセンサー、またはその他の接触式のセンサーであることが考えられる。
以下の説明において、前記プリント処理が実行される場合においてシート9の先端が接触部61aに到達する時点から前記排出途中時点までを含む期間のことを前段期間と称する。同様に、前記排出途中時点からシート9の後端が接触部61aの位置を通過する時点までを含む期間のことを後段期間と称する。前記前段期間および前記後段期間は、相互に独立した期間、即ち、重複しない期間である。
制御部8aは、モーター64を制御することにより、変位機構67の状態を変化させる。
図5に示されるように、制御部8aは、前記前段期間において、変位機構67に複数のコルゲーション部材61を第1位置に保持させる。図5は、複数のコルゲーション部材61が前記第1位置に保持されている状態を示す。前記第1位置は、接触部61aがシート9を湾曲させる位置である。
図5に示される例において、前記第1位置は、複数のコルゲーション部材61の接触部61aがシート排出面F0に対して第2の側S2へ最も大きく突出した状態の位置である。この第1位置は、接触部61aがその可動範囲においてシート9を最も深く湾曲させる位置であるともいえる。
図5には、コルゲーション部材61が前記第1位置に存在するときの接触部61aのシート排出面F0から第2の側S2への突出長さである第1突出長さL1が示されている。
さらに、図6に示されるように、制御部8aは、前記後段期間において、変位機構67に複数のコルゲーション部材61を前記第1位置から第2位置へ変位させる。前記第2位置は、接触部61aが前記第1位置よりもシート9を浅く湾曲させる位置である。換言すれば、前記第2位置は、前記第1位置よりも、接触部61aがシート排出面F0に対して第2の側S2へ小さく突出した位置である。
図6に示される例において、前記第2位置は、複数のコルゲーション部材61の接触部61aがシート排出面F0に対して第2の側S2へ最も小さく突出した状態の位置である。この第2位置は、接触部61aがその可動範囲においてシート9を最も浅く湾曲させる位置であるともいえる。
図6には、コルゲーション部材61が前記第2位置に存在するときの接触部61aのシート排出面F0から第2の側S2への突出長さである第2突出長さL2が示されている。第2突出長さL2は第1突出長さL1よりも短い。
ここで、シート9における前記排出途中時点で接触部61aを通過する位置のことを切換位置と称する。制御部8aは、シート搬送路30から排出されるシート9における先端から所定距離の前記切換位置までの部分が接触部61aを通過中に、コルゲーション部材61を前記第1の位置に配置し、シート9における前記切替位置から後端までの部分が接触部61aを通過中にコルゲーション部材61を前記第2位置に配置するように変位機構67を制御する。
本実施形態において、カム軸62および複数のカム63は、複数のコルゲーション部材61を上下方向D0における前記第1位置側から支える支持部材の一例である。また、モーター64およびギヤ機構65は、前記支持部材を、複数のコルゲーション部材61を前記第1位置に保持する状態と前記第2位置に保持する状態との間で変位させる駆動装置の一例である。
本実施形態における変位機構67が採用されることにより、バネ66の作用により、コルゲーション部材61が、過度にシート9を押圧してしまうことが回避される。このバネ66の効果は、複数のコルゲーション部材61が前記第1位置から前記第2位置までのいずれの位置に保持されている場合でも得られる。
本実施形態において、シート搬送路30におけるレジストローラー対31aよりもシート搬送方向の下流側に位置する搬送ローラー対31の回転速度は常に一定である。この場合、前記監視時間が予め定められた一定の時間であることが考えられる。
上記の場合、シート9のサイズにかかわらず、シート9の先端から予め定められた長さの部分が複数のコルゲーション部材61の位置を通過したときに、複数のコルゲーション部材61が前記第1位置から前記第2位置へ変位する。
なお、シート搬送路30におけるレジストローラー対31aよりもシート搬送方向の下流側に位置する搬送ローラー対31の回転速度が変化し得る場合、前記監視時間が搬送ローラー対31の回転速度ごとに予め定められる。
前記前段期間において、シート9は、前記第1位置のコルゲーション部材61の作用によって比較的深く湾曲した状態で排出口30aから排出される。そのため、シート9がカールした状態でシート搬送路30から排出トレイ1x上へ排出されることが回避される。
さらに、前記後段期間において、複数のコルゲーション部材61が前記第1位置から前記第2位置へ変位することにより、シート9は、比較的浅く湾曲した状態で排出口30aから排出される。これにより、シート9にシワが生じることも回避される。
[第1応用例]
以下、以上に示される実施形態の第1応用例について説明する。
本応用例において、制御装置8のCPU80は、所定のプログラムを実行することにより、サイズ情報取得部8bとして動作する(図2参照)。サイズ情報取得部8bは、シート収容部2に収容されるシート9のサイズを表すシートサイズ情報を取得する。
例えば、サイズ情報取得部8bは、不図示の操作装置を通じて入力される前記シートサイズ情報を取得する。前記操作装置は、ユーザーの操作を受け付ける操作キーまたはタッチパネルなどである。
また、シート収容部2が、収容されるシート9の幅および長さを検出するシートサイズセンサーを備えることも考えられる。この場合、サイズ情報取得部8bは、前記シートサイズセンサーの検出結果を前記シートサイズ情報として取得する。
例えば、前記シートサイズセンサーは、シート収容部2内のシート9の両側端に沿わされる一対のシート側端ガイドの位置を検出するシート幅センサーを含むことが考えられる。さらに、前記シートサイズセンサーが、シート収容部2内のシート9の後端に沿わされるシート後端ガイドの位置を検出するシート長センサーを含むことも考えられる。
さらに、本応用例において、制御部8aは、サイズ情報取得部8bにより取得される前記シートサイズ情報に応じて前記監視時間を設定する。例えば、制御部8aは、前記シートサイズ情報が表すシート9の幅と予め定められた基準幅とを比較し、比較結果に応じて前記監視時間を補正する。
具体的には、制御部8aは、シート9の幅が前記基準幅よりも大きい場合に、予め定められた基準の前記監視時間をより短い時間へ補正し、シート9の幅が前記基準幅よりも小さい場合に、予め定められた基準の前記監視時間をより長い時間へ補正する。
上記の場合、前記シートサイズ情報が表すシート9の幅が大きい場合の方が小さい場合よりも前記監視時間が長い時間に設定される。
シート9の幅が大きい場合、シート9における排出口30aから外へ出た部分の単位長さ当たりの重さが重い。そのため、シート9の幅が大きい場合に、シート9の幅が小さい場合よりも、前記監視時間を長い時間に設定することが考えられる。これにより、シート9が前記第1位置のコルゲーション部材61によって深く湾曲した状態で搬送される時間が長くなり、シート9の先端部分が重みによって早期に垂れ下がることが回避される。
[第2応用例]
以下、前述の実施形態の第2応用例について説明する。
本応用例において、制御装置8のCPU80は、所定のプログラムを実行することにより、厚み情報取得部8cとして動作する(図2参照)。厚み情報取得部8cは、シート9の厚みを表すシート厚み情報を取得する。
例えば、厚み情報取得部8cは、不図示の前記操作装置を通じて入力される前記シート厚み情報を取得する。
また、シート搬送装置3が、シート9の厚みを検出する厚みセンサーを備えることも考えられる。この場合、厚み情報取得部8cは、前記厚みセンサーの検出結果を前記シートサイズ情報として取得する。
例えば、前記厚みセンサーは、送出ローラー対300の軸間距離を検出するセンサーであることが考えられる。
さらに、本応用例において、制御部8aは、厚み情報取得部8cにより取得される前記シート厚み情報に応じて前記前段期間における前記第1位置を変更する。
例えば、制御部8aは、前記シート厚み情報が表すシート9の厚みが予め定められた基準厚みよりも大きい場合に、前記第1位置を予め定められた基準位置よりも前記第2位置に近い位置に設定する。
なお、前記シート厚み情報が表すシート9の厚みが前記基準厚みよりも大きい場合に、シート9全体がコルゲーション部材61を通過する期間において、制御部8aが、コルゲーション部材61が最初から前記第2位置に保持されるように変位機構67を制御することも考えられる。
一方、制御部8aは、前記シート厚み情報が表すシート9の厚みが前記基準厚み以下である場合に、前記第1位置を前記基準位置に設定する。
そして、制御部8aは、前記前段期間において、複数のコルゲーション部材61が前記第1位置に保持されるようにモーター64を制御する。
シート9の厚みが大きい場合、前記前段期間においても、コルゲーション部材61がシート9を深く湾曲させると、シート9にシワが生じるおそれがある。本応用例によれば、コルゲーション部材61がシート9の厚みに応じてシート9にシワの生じにくい位置に保持される。
0 :シート
1 :本体部
1x :排出トレイ
2 :シート収容部
3 :シート搬送装置
4 :作像装置
5 :転写装置
6 :コルゲーション機構
7 :シートセンサー
8 :制御装置
9 :シート
10 :画像形成装置
30 :シート搬送路
30a :排出口
31 :搬送ローラー対
31a :レジストローラー対
31b :排出ローラー対
32 :第1シートガイド
33 :第2シートガイド
34 :ガイド部
35 :バネ当接部
40 :プリント装置
41 :感光体
42 :帯電装置
43 :現像装置
45 :ドラムクリーニング装置
46 :光走査装置
48 :シート転写装置
49 :定着装置
51 :中間転写ベルト
52 :ベルト支持ローラー
53 :ベルトクリーニング装置
54 :ベルト転写装置
61 :コルゲーション部材
61a :接触部
61b :被ガイド部
61c :爪部
61d :枠部
61e :開口
61f :カム当接部
62 :カム軸
63 :カム
64 :モーター
65 :ギヤ機構
66 :バネ
67 :変位機構
80 :CPU
81 :RAM
82 :二次記憶装置
300 :送出ローラー対
310 :ローラー軸
311 :ニップ部
320 :シートガイドユニット
D0 :上下方向
D1 :シート排出方向
D2 :幅方向
F0 :シート排出面

Claims (5)

  1. シート搬送路の排出口においてシート排出方向に直交する幅方向に間隔を空けて並び、それぞれシートを挟んで回転することによって前記シートを前記シート搬送路から排出する第1ローラーおよび第2ローラーからなる複数組の排出ローラー対と、
    前記幅方向における前記複数組の排出ローラー対の間の位置で支持され、前記排出口を通過中の前記シートの片面に接触する接触部を有する複数のコルゲーション部材と、
    前記複数のコルゲーション部材を第1位置および第2位置の間で変位させる変位機構と、
    排出される前記シートにおける先端から所定距離の切換位置までの部分が前記接触部を通過中に前記コルゲーション部材を前記第1の位置に配置し、前記シートにおける前記切替位置から後端までの部分が前記接触部を通過中に前記コルゲーション部材を前記第2位置に配置するように前記変位機構を制御する制御部と、
    前記第1位置は、前記接触部が前記複数組の排出ローラー対のニップ部を含むシート排出面に対して、前記第1ローラー側から前記第2ローラー側へ第1突出長さで突出した位置であり、前記第2位置は、前記シート排出面に対して、前記第1ローラー側から前記第2ローラー側へ、前記第1突出長さよりも短い第2突出長さで突出した位置である、画像形成装置。
  2. 前記シートのサイズの情報を取得するサイズ情報取得部をさらに備え、
    前記制御部は、前記シートのサイズの情報に応じて前記切替位置を設定する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記シート搬送路において前記シートを検出するシート検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記シート検出部が前記シートを検出してから予め定められたタイミングで前記コルゲーション部材を前記第1位置から前記第2位置へ変位させるよう前記変位機構を制御する、請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記シートの厚みの情報を取得する厚み情報取得部をさらに備え、
    前記制御装部は、前記シートの厚みの情報に応じて前記第1位置を変更する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記変位機構は、
    前記複数のコルゲーション部材を上下方向における前記第2位置側から前記第1位置側へ弾性付勢する複数の弾性部材と、
    前記複数のコルゲーション部材を上下方向における前記第1位置側から支える支持部材と、
    前記支持部材を、前記複数のコルゲーション部材を前記第1位置に保持する状態と前記第2位置に保持する状態との間で変位させる駆動装置と、を備える請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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