JP2019206265A - 車両用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用空調装置において車室外からの水が車室内に入ることを抑制する。【解決手段】車両用空調装置では、メインシール部は、ファイアウォール10cの開口形成部10eと空調ケーシング20の前壁21との間を密閉する。メインシール部の貫通孔内にコネクタ64が入り、かつ孔形成部とコネクタ64との間に間隔77が設けられている。空調ケーシング20の前壁21の孔形成部21dにコネクタ66が入り、かつメインシール部の貫通孔内にコネクタ66が入っている。孔形成部とコネクタ66との間を密閉する。サブシール部78は、貫通孔21a内にコネクタ64が入り、孔形成部21cとコネクタ64との間を密閉する。【選択図】図11

Description

本発明は、車両用空調装置に関するものである。
従来、車両用空調装置では、冷媒と空気流との間の熱交換により空気流を加熱する室内コンデンサと、冷媒と空気流との間の熱交換により空気流を冷却する蒸発器とを室内空調ケーシング内に配置してなるものがある(例えば、特許文献1参照)。
室内コンデンサおよび蒸発器は、圧縮機、三方弁、室外コンデンサ、暖房用膨張弁、冷房用膨張弁、気液分離器等とともに、冷媒を循環させる冷凍サイクルを構成する。
一般的に、車両用空調装置では、室内コンデンサ、蒸発器、圧縮機、三方弁、室外コンデンサ、暖房用膨張弁、冷房用膨張弁、および気液分離器は、冷媒配管で接続されている。
特開 2013−15123号公報
本発明者等は、上記特許文献1の車両用空調装置を参考して、図17の検討例である車両用空調装置の配管のコネクタのシール構造について検討した。
図17の車両用空調装置では、圧縮機1、室外コンデンサ2、暖房用膨張弁3a、冷房用膨張弁3bおよび気液分離器4が車室外に配置されている。室内コンデンサ5aおよびエバポレータ5bが車室内に配置されている。
冷房用膨張弁3bの冷媒出口に接続される冷媒配管6aとエバポレータ5bの冷媒入口に接続される冷媒配管6bとを接続し、かつエバポレータ5bの冷媒出口に接続される冷媒配管6cと気液分離器4の冷媒入口に接続される冷媒配管6dを接続するコネクタ7aが設けられている。
圧縮機1の冷媒出口に接続される冷媒配管6eと室内コンデンサ5aの冷媒入口に接続される冷媒配管6fとを接続し、かつ室内コンデンサ5aの冷媒出口に接続される冷媒配管6gと暖房用膨張弁3aの冷媒入口に接続される冷媒配管6hとを接続するコネクタ7bが設けられている。
本発明者等の検討によれば、コネクタ7aおよびコネクタ7bがファイアウォールにおける共通の1つの貫通孔に配置する場合には、図18に示すシール材8を用いて車室外から1つの貫通孔を通して車室内に水が入ることを防止するシール構造を構成することが考えられる。
ここで、ファイアウォールは、車室内と車室外とを区分けする隔壁である。シール材8は、コネクタ7a、7bをそれぞれ貫通させる貫通孔を形成する貫通孔形成部8a、8bを形成する。シール材8は、室内空調ケーシングおよびファイアウォールの間で挟まれている。
例えば、シール材8の貫通孔形成部8aとコネクタ7aとの間が密閉し、かつ貫通孔形成部8bコネクタ7bとの間が密閉すれば、コネクタ7a、7bをそれぞれ貫通させる貫通孔を通して車室外からの水が車室内に侵入することを防止することができる。
しかし、振動等の各種の原因でコネクタ7aが変位すると、シール材8では、コネクタ7aと貫通孔形成部8aとの間の密閉状態を維持するものの、シール材8が弾性変形してコネクタ7bと貫通孔形成部8bとの間に隙間が生じる。
この場合、車室外からの水がファイアウォールの貫通孔、および上記隙間を通して車室内に入るおそれがある。
本発明は上記点に鑑みて、車室外からの水が車室内に入ることを抑制するようにした車両用空調装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車室外と車室内とを区画するファイアウォール(10c)を備え、車室外および車室内の間を貫通する1つの貫通孔(10d)がファイアウォールに設けられている自動車に適用され、
車室内に配置され、空気流を流通させる空調ケーシング(20)と、
空調ケーシング内に収納され、空気流および冷媒の間で熱交換する第1熱交換器(22)および第2熱交換器(26)と、
車室内に配置され、第1熱交換器に冷媒を供給する第1車室内冷媒配管(62b)、および第1熱交換器から流れる冷媒を流通させる第2車室内冷媒配管(62c)と、
車室内に配置され、第2熱交換器に冷媒を供給する第3車室内冷媒配管(62f)、および第2熱交換器から流れる冷媒を流通させる第4車室内冷媒配管(62g)と、
1つの貫通孔内に配置されている第1コネクタ(64)および第2コネクタ(66)と、
車室外および車室内の間を貫通する第1シール貫通孔(74)を形成する第1シール孔形成部(74a)と、車室外および車室内の間を貫通する第2シール貫通孔(72)を形成する第2シール孔形成部(72a)とを有し、ファイアウォールのうち1つの貫通孔を形成する開口形成部(10e)と空調ケーシングとの間を密閉するメインシール部(70)と、
サブシール部(78)と、を備え、
第1コネクタが、車室外に配置されて第1車室内冷媒配管に冷媒を供給する第1車室外冷媒配管(62a)と第1車室内冷媒配管とを接続し、かつ車室外に配置されて第2車室内冷媒配管から流れる冷媒を流通させる第2車室外冷媒配管(62d)と第2車室内冷媒配管とを接続し、
第2コネクタが、車室外に配置されて第3車室内冷媒配管に冷媒を供給する第3車室外冷媒配管(62e)と第3車室内冷媒配管とを接続し、かつ車室外に配置されて第4車室内冷媒配管から流れる冷媒を流通させる第4車室外冷媒配管(62h)と第4車室内冷媒配管とを接続し、
空調ケーシングには、その内側と外側との間を貫通するケース貫通孔部(21a)が設けられており、
サブシール部は、ケース貫通孔部内に第1コネクタが入った状態で、空調ケーシングのうちケース貫通孔部を形成するケース孔形成部(21c)と第1コネクタとの間を密閉し、
第1シール貫通孔内に第1コネクタが入った状態で、第1シール孔形成部と第1コネクタとの間に間隔(77)が形成されるように第1コネクタおよびメインシール部が設けられており、
第2シール貫通孔内に第2コネクタが入った状態で、第2シール孔形成部が第2コネクタに接触して第2コネクタと第2シール孔形成部との間が密閉されている。
請求項1に記載の発明によれば、第1シール孔形成部と第1コネクタとの間に間隔が形成されているため、第1コネクタが変位したとき、第1シール貫通孔内を第1コネクタが移動するだけで、第1コネクタから第1シール孔形成部へ力が加わることはない。このため、メインシール部が弾性変形しない。このため、第2コネクタと第2シール孔形成部との間の密閉状態が維持される。これに加えて、第1コネクタが変位したときにも、サブシール部がケース孔形成部と第1コネクタとの間を密閉した状態が維持される。
一方、第2コネクタが変位したとき、メインシール部が弾性変形するものの、第2コネクタと第2シール孔形成部との間の密閉状態が維持され、かつ第1シール孔形成部と第1コネクタとの間の間隔が維持される。よって、サブシール部がケース孔形成部と第1コネクタとの間を密閉した状態が維持される。
以上により、第2コネクタ或いは第1コネクタ変位しても、第2コネクタと第2シール孔形成部との間の密閉状態が維持され、かつケース孔形成部と第1コネクタとの間の密閉状態が維持される。このため、車室外からの水がファイアウォールの1つの貫通孔を通して車室内に入ることを防ぐことができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の一実施形態における車両用空調装置の全体構成、および冷媒回路構成を示す模式図である。 図1のブロワアセンブリおよびヒータアセンブリを車両進行方向前側から視た斜視図である。 図1のブロワアセンブリおよびヒータアセンブリを車両進行方向前側(すなわち、ファイアウォール側)から視た正面図である。 図1のブロワアセンブリおよびヒータアセンブリを天地方向上側から視た上面図である。 図1のヒータアセンブリの内部構成を示す図であり、車両進行方向に平行に切断した断面図である。 図1のヒータアセンブリのうち配管カバーおよびメインシール部を外した状態で、冷媒配管、コネクタ、およびサブシール部を斜め上側から視た斜視図である。 図2のエバポレータ配管用コネクタの単体を示す図である。 図2のコンデンサ配管用コネクタの単体を示す図である。 図2のメインシール部の単体を示す図である。 図2のメインシール部においてエバポレータ配管用コネクタおよびコンデンサ配管用コネクタが収納された状態を車両進行方向前側から視た図である。 図1のエバポレータ配管用コネクタおよびコンデンサ配管用コネクタがファイアウォールの貫通孔を貫通して、かつメインシール部が空調ケーシングの前面部とファイアウォールとの間に挟まれている状態を示す断面図である。 図11に対してコンデンサ配管用コネクタが車両幅方向右側に変位した状態を示す図である。 図11に対してエバポレータ配管用コネクタが車両幅方向左側に変位した状態を示す図である。 第1対比例においてエバポレータ配管用コネクタおよびコンデンサ配管用コネクタが共通の1つの貫通孔に貫通されるメインシール部を車両進行方向前側から視た図である。 第2対比例においてエバポレータ配管用コネクタおよびコンデンサ配管用コネクタの間にスリットを設けたメインシール部を車両進行方向前側から視た図である。 第3対比例においてメインシール部を強制的に圧縮させるリブを示す図である。 検討例における車両用空調装置の全体構成、および冷媒回路構成を示す模式図である。 検討例におけるシール部を車両進行方向前側から視た図である。
以下、本発明の一実施形態の車両用空調装置について図1等に基づいて説明する。各図において、上矢印は天地方向上側を示し、下矢印は天地方向下側を示し、前矢印は車両進行方向前側を示し、後矢印は車両進行方向後側を示し、右矢印は車両幅方向右側を示し、左矢印は車両幅方向左側を示している。
本実施形態の車両用空調装置10は、図1、図2、図3、および図4に示すように、ブロアアセンブリ10A、ヒータアセンブリ10Bを備える。
ブロアアセンブリ10Aは、ブロアケーシング12、内外気切替ドア14、および送風機16を備える。ブロアケーシング12は、車室内空気を導入する内気導入口12a、および車室外空気を導入する外気導入口12bを備える。
内外気切替ドア14は、内気導入口12a、および外気導入口12bのうち何れかを開閉する。送風機16は、内気導入口12aを通過した車室内空気、或いは外気導入口12bを通過した車室外空気を導入してヒータアセンブリ10Bの室内空調ケーシング20の導入口20aに吹き出す。
本実施形態のブロアアセンブリ10Aは、図4に示すように、車室内のうちファイアウォール10cに対して車両進行方向後側に配置されている。ファイアウォール10cは、車室内と車室外とを区分けする隔壁である。ブロアアセンブリ10Aは、車両幅方向中央側にに対して若干左側(すなわち、助手席側)にオフセットして配置されている。
室内空調ケーシング20は、図4に示すように、車室内のうちファイアウォール10cに対して車両進行方向後側に配置されている。室内空調ケーシング20は、ブロアアセンブリ10Aに対して車両幅方向右側(すなわち、運転席側)に配置されている。
本実施形態のヒータアセンブリ10Bは、室内空調ケーシング20、エバポレータ22、ヒータコア24、室内コンデンサ26、エアミックスドア28a、28b、モードドア30a、30b、30cを備える。
室内空調ケーシング20は、ブロアアセンブリ10Aから導入口20aを通して導入される空気流を吹出口20b、20c、20d(図5参照)に向けて流通させる空気流路を形成する。吹出口20b、20c、20dは、それぞれ、車室内に向けて開口されている。
図5に示す吹出口20bは、上側空気流路20eからの空調風をフロントガラスの内表面に吹き出すデフロスタ吹出口である。吹出口20cは、上側空気流路20eからの空調風を乗員上半身に吹き出すフェイス吹出口である。
吹出口20dは、下側空気流路20fからの空調風を乗員下半身に吹き出すフット吹出口である。室内空調ケーシング20には、上側空気流路20eと下側空気流路20fとを区分けする上下分離壁20gが設けられている。
エバポレータ22は、室内空調ケーシング20内にて、立てた状態で、配置されている。エバポレータ22は、導入口20aを通して導入される空気流と冷媒との間の熱交換によって空気流を冷却する第1熱交換器である。
ヒータコア24は、室内空調ケーシング20のうち上側空気流路20eと下側空気流路20fとに跨るように配置されている。ヒータコア24は、エバポレータ22に対して車両進行方向後側に配置されている。ヒータコア24は、エバポレータ22から吹き出される冷風と温水との間の熱交換により冷風を加熱する。
本実施形態のヒータコア24は、走行用エンジン40およびラジエータ41とともに温水配管42a〜42hおよびコネクタ43等で接続されて、温水を循環させる温水回路を構成する。走行用エンジン40およびラジエータ41は、車室外のエンジンルーム内に配置されている。
コネクタ43は、ファイアウォール10cの貫通孔(図示省略)内に配置されている。ラジエータ41は、送風機56aから送風される空気流と温水との間に熱交換により温水を冷却する。
室内コンデンサ26は、室内空調ケーシング20のうち上側空気流路20eと下側空気流路20fとに跨るように配置されている。室内コンデンサ26は、ヒータコア24に対して車両進行方向後側に配置されている。室内コンデンサ26は、ヒータコア24から吹き出される温風と冷媒との間の熱交換によって温風を加熱する第2熱交換器である。
本実施形態の室内コンデンサ26は、エバポレータ22とともに、冷媒を循環させる冷凍サイクル装置50を構成する。冷凍サイクル装置50の具体的な構成は後述する。
室内空調ケーシング20の上側空気流路20eのうち室内コンデンサ26およびヒータコア24をバイパスしてエバポレータ22からの冷風を吹出口20b、20c、20dに導くバイパス通路20jが設けられている。
室内空調ケーシング20の下側空気流路20fのうち室内コンデンサ26およびヒータコア24をバイパスしてエバポレータ22からの冷風を吹出口20cに導くバイパス通路20kが設けられている。
エアミックスドア28aは、エバポレータ22からの冷風のうちヒータコア24のうち上側領域に流れる風量とバイパス通路20jに流れる風量との比率を調整する。エアミックスドア28bは、エバポレータ22からの冷風のうちヒータコア24のうち下側領域に流れる風量とバイパス通路20kに流れる風量との比率を調整する。
モードドア30aは、吹出口20bを開閉する。モードドア30bは、吹出口20cを開閉する。モードドア30cは、吹出口20dおよび貫通孔20hのうち一方を開けて、他方を閉じる。
次に、本実施形態の冷凍サイクル装置50の具体的な構成について図1等を参照してを説明する。
本実施形態の冷凍サイクル装置50は、室内コンデンサ26およびエバポレータ22以外に、圧縮機52、暖房用膨張弁54、室外コンデンサ56、冷房用膨張弁58、およびアキュムレータ60を備える。
圧縮機52、室内コンデンサ26、暖房用膨張弁54、エバポレータ22、室外コンデンサ56、冷房用膨張弁58、アキュムレータ60は、冷媒配管62a、62b、62c、62d、62e、62f、62g、62h、コネクタ64、66等によって接続されて閉回路を構成する。本実施形態の閉回路は、冷媒を循環して車室内を冷房・暖房する冷凍サイクル装置を構成する。
圧縮機52は、冷媒をアキュムレータ60から吸入して圧縮して吐出する。室内コンデンサ26は、冷媒と空気流との間の熱交換によって空気流を加熱する。暖房用膨張弁54は、室内コンデンサ26からの冷媒を減圧する。
室外コンデンサ56は、送風機56aから送風される空気流と暖房用膨張弁54を通過した冷媒との間の熱交換により冷媒を冷却する。冷房用膨張弁58は、室外コンデンサ56からの冷媒を減圧する。
エバポレータ22は、冷房用膨張弁58を通過した冷媒と空気流との間で熱交換して空気流を冷却する。アキュムレータ60は、エバポレータ22からの冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して気相冷媒を圧縮機52に導く気液分離器である。
コネクタ64、66は、ファイアウォール10cのうち共通の1つの貫通孔10d内において車室内および車室外に跨るように配置されている。
コネクタ64は、室内空調ケーシング20の前壁21のケース貫通孔としての貫通孔21a(図11参照)を貫通している。コネクタ64のうち車両進行方向後側は、空調ケーシング20内に位置する。コネクタ64のうち車両進行方向前側端部は、ファイアウォール10cよりも車両進行方向前側に位置する。
コネクタ64には、車両進行方向に貫通する貫通孔64a、64bが設けられている(図7参照)。
コネクタ64の貫通孔64aには、冷房用膨張弁58の冷媒出口に接続される冷媒配管62aとエバポレータ22の冷媒入口に接続される冷媒配管62bとが接続されている。
コネクタ64の貫通孔64bには、エバポレータ22の冷媒出口に接続される冷媒配管62cとアキュムレータ60の冷媒入口に接続される冷媒配管62dとが接続されている。
また、コネクタ66は、室内空調ケーシング20の前壁21の貫通孔21bを貫通している。コネクタ66のうち車両進行方向後側は、空調ケーシング20内に位置する。コネクタ66のうち車両進行方向前側端部は、ファイアウォール10cよりも車両進行方向前側に位置する。
コネクタ66には、車両進行方向に貫通する貫通孔66a、66bが設けられている(図8参照)。
コネクタ66の貫通孔66aには、圧縮機52の冷媒出口に接続される冷媒配管62eと室外コンデンサ56の冷媒入口に接続される冷媒配管62fとが接続されている。
コネクタ66の貫通孔66bには、室外コンデンサ56の冷媒出口に接続される冷媒配管62gと暖房用膨張弁54の冷媒入口に接続される冷媒配管62hとが接続されている。
ここで、室内空調ケーシング20の前壁21は、室内空調ケーシング20のうち車両進行方向前側において車両進行方向前側に向けて形成されている。室内空調ケーシング20は、ヒータケース25a(図6参照)や配管カバー25b(図2参照)等の複数の分割ケースが組み合わさって構成されている。
前壁21は、ヒータケース25aと配管カバー25bとが組み合わさって構成されている。配管カバー25bは、ヒータケース25aに対して天地方向上側に配置されている。 前壁21とファイアウォール10cとの間には、メインシール部70が弾性変形により車両進行方向に圧縮した状態で挟まれている。メインシール部70は、ファイアウォール10cのうち貫通孔10dを形成する開口形成部10eと室内空調ケーシング20の前壁21との間を密閉する。
メインシール部70は、ファイアウォール10cの貫通孔10dを通して車室外から車室内に水が入ることを防止するためのシール構造を構成する。メインシール部70は、板状に形成されている。メインシール部70は、ウレタン等の弾性変形可能な弾性部材によって構成されている。
メインシール部70には、車室内と車室外との間を貫通する第2、第1シール貫通孔としての貫通孔72、74(図9参照)が設けられている。
貫通孔72には、コネクタ66入っている。メインシール部70のうち貫通孔72を形成する第2シール孔形成部としての孔形成部72aは、弾性変形により車両進行方向に直交する方向に圧縮された状態でコネクタ66の外周部に接触されている。
このことにより、メインシール部70の孔形成部72aから弾性力がコネクタ66に与えられた状態で、メインシール部70の孔形成部72aとコネクタ66との間が密閉されている。
貫通孔74には、コネクタ64が入っている。メインシール部70のうち貫通孔74を形成する第1シール孔形成部としての孔形成部74aとコネクタ64との間には、隙間77が形成されている。隙間77は、後述するように、コネクタ64の位置ずれを吸収する役割を果たす。
本実施形態のコネクタ64には、サブシール部78が巻きつけられている。サブシール部78は、弾性変形により圧縮された状態で、室内空調ケーシング20の前壁21のうち貫通孔21aを形成するケース孔形成部としての孔形成部21cとコネクタ64との間を密閉する。ここで、サブシール部78は、ウレタン等の弾性変形可能な弾性部材によって構成されている。
本実施形態の冷凍サイクル装置50を構成する冷媒配管62b、62c、62f、62g等は、シール部材79a、79b、79c等を介して室内空調ケーシング20に対して支えられている。このことにより、冷媒配管62b、62c、62f、62gは、室内空調ケーシング20に対して非接触状態になるように配置されている。
これは、圧縮機52から発生される振動・異音が冷媒配管62b、62c、62f、62gを通して室内空調ケーシング20に伝達されることを未然に防ぐためである。
本実施形態の冷媒配管62a、62d、62e、62hは、車室外に配置されている。冷媒配管62b、62c、62f、62gは、車室内に配置されている。
冷媒配管62aは、冷房用膨張弁58を通過した冷媒を流通させる冷媒配管である。冷媒配管62bは、冷媒配管62aを通過した冷媒をエバポレータ22の冷媒入口に供給する冷媒配管である。
冷媒配管62cは、エバポレータ22の冷媒出口からの冷媒を流通させる冷媒配管である。冷媒配管62dは、冷媒配管62cを通過した冷媒をアキュムレータ60の冷媒入口に流す冷媒配管である。
冷媒配管62eは、圧縮機52の出口から吐出される冷媒を流通させる冷媒配管である。冷媒配管62fは、冷媒配管62eからの冷媒を室外コンデンサ56の冷媒入口に流す冷媒配管である。
冷媒配管62gは、室外コンデンサ56の冷媒出口からの冷媒を流通させる冷媒配管である。冷媒配管62hは、冷媒配管62gからの暖房用膨張弁54の冷媒入口に流通させる冷媒配管である。
次に、本実施形態の車両用空調装置10の作動について図11〜図13等を参照して説明する。
まず、メインシール部70は、ファイアウォール10cの開口形成部10eと室内空調ケーシング20の前壁21との間にて弾性変形により圧縮された状態で開口形成部10eと前壁21との間を密閉している。
これに加えて、メインシール部70の孔形成部72aがコネクタ66によって弾性変形されて圧縮された状態でコネクタ66に触れている。このため、孔形成部72aからコネクタ66に弾性力が与えられた状態で孔形成部72aとコネクタ66との間が密閉されている。
これに加えて、メインシール部70のうち孔形成部74aとコネクタ64との間には隙間77が形成されている。
さらに、サブシール部78は、室内空調ケーシング20の前壁21の孔形成部21cとコネクタ64とによって弾性変形により圧縮された状態で、孔形成部21cとコネクタ64との間を密閉している。
ここで、冷媒配管62b、62c、62f、62gは、室内空調ケーシング20に対して非接触状態になるように配置されている。
例えば、車両の振動等により、コネクタ66に対して力が作用すると、コネクタ66が変位する。
この際に、メインシール部70のうち孔形成部72aが弾性変形するものの、孔形成部74aからコネクタ64に力が加わることはない。
このため、孔形成部72aとコネクタ66との間が密閉され、かつファイアウォール10cの開口形成部10eと室内空調ケーシング20の前壁21との間をメインシール部70が密閉した状態が維持される。
この場合、サブシール部78が室内空調ケーシング20の前壁21の孔形成部21cとコネクタ64との間を密閉した状態が維持される。
例えば、車両の振動等により、コネクタ64に対して力が作用すると、コネクタ66が貫通孔74内に変位する。この際に、サブシール部78が弾性変形するものの、室内空調ケーシング20の前壁21の孔形成部21cとコネクタ64との間を密閉した状態がサブシール部78によって維持される。
このため、コネクタ64からメインシール部70の孔形成部74aに力が作用されることはない。したがって、孔形成部72aとコネクタ66との間が密閉され、かつファイアウォール10cの開口形成部10eと室内空調ケーシング20の前壁21との間をメインシール部70が密閉した状態が維持される。
以上により、メインシール部70とサブシール部78とが車室内と車室外との間を密閉する。このため、ファイアウォール10cの1つの貫通孔10dを通して車室外から車室内に水が侵入することを防ぐことができる。
以上説明した本実施形態によれば、車両用空調装置は、車室外と車室内とを区画するファイアウォール10cを備え、車室外および車室内の間を貫通する1つの貫通孔10dがファイアウォール10cに設けられている自動車に適用される。
車両用空調装置は、車室内に配置されて空気流を流通させる空調ケーシング20と、空調ケーシング20内に収納されて空気流および冷媒の間の熱交換により空気流を冷却するエバポレータ22と、空調ケーシング20内に収納され、空気流および冷媒の間の熱交換により空気流を加熱する室内コンデンサ26とを備える。
車両用空調装置は、車室内に配置されてエバポレータ22の冷媒入口に冷媒を供給する
第1車室内冷媒配管としての冷媒配管62b、および車室内に配置されてエバポレータ22の冷媒出口から流れる冷媒を流通させる第2車室内冷媒配管としての冷媒配管62cとを備える。
車両用空調装置は、車室内に配置されて室内コンデンサ26の冷媒入口に冷媒を供給する第3車室内冷媒配管としての冷媒配管62fと、車室内に配置されて室内コンデンサ26の冷媒出口から流れる冷媒を流通させる第4車室内冷媒配管としての冷媒配管62gとを備える。
車両用空調装置は、冷媒配管62a、62bを接続し、かつ冷媒配管62c、62dとを接続するコネクタ64と、冷媒配管62e、62fを接続し、かつ冷媒配管62g、62hとを接続するコネクタ66を備える。コネクタ64、66は、ファイアウォール10cの1つの貫通孔10d内に配置されている。
冷媒配管62aは、車室外に配置されて冷房用膨張弁58からの冷媒を冷媒配管62bに冷媒を供給する第1車室外冷媒配管である。冷媒配管62dは、車室外に配置されて冷媒配管62cから流れる冷媒をアキュムレータ60の冷媒入口に流通させる第2車室外冷媒配管である。
冷媒配管62eは、車室外に配置されて圧縮機52の冷媒出口から冷媒配管62fに冷媒を供給する第3車室外冷媒配管である。冷媒配管62hは、車室外に配置されて冷媒配管62gから流れる冷媒を暖房用膨張弁54の冷媒入口に流通させる第3車室外冷媒配管である。
メインシール部70は、車室外および車室内の間を貫通する貫通孔72を形成する孔形成部72aと、車室外および車室内の間を貫通する貫通孔74を形成する孔形成部74a都を備える。
メインシール部70は、ファイアウォール10cのうち貫通孔10dを形成する開口形成部10eと空調ケーシング20の前壁21との間に挟まれて密閉する。メインシール部70の貫通孔74内にコネクタ64が入った状態で、孔形成部74aとコネクタ64との間に間隔77が設けられている。
空調ケーシング20の前壁21には、その内側と外側との間を貫通する貫通孔21a、21bを形成する孔形成部21c、21dが形成されている。
空調ケーシング20の前壁21の貫通孔21b内にコネクタ66が入った状態で、メインシール部70の貫通孔72内にコネクタ66が入っている。孔形成部72aがコネクタ66によって弾性変形により圧縮されて孔形成部72aがコネクタ66に接触して孔形成部72aからコネクタ66に弾性力が与えられた状態で、孔形成部72aとコネクタ66との間を密閉する。
サブシール部78は、貫通孔21a内にコネクタ64が入った状態で、孔形成部21cとコネクタ64とによって弾性変形により圧縮されて孔形成部21cとコネクタ64とに弾性力を与えた状態で、孔形成部21cとコネクタ64との間を密閉する。
本実施形態では、圧縮機52から発生される振動・騒音が冷媒配管62b、62c、62f、62gを通して空調ケーシング20に伝わることを避けるために、冷媒配管62b、62c、62f、62gが空調ケーシング20に対して非接触となるように配置されている。
以上によれば、コネクタ64が変位しても、コネクタ64が貫通孔74内を移動するだけで、コネクタ64からメインシール部70へ力が加わらない。
したがって、サブシール部78が前壁21の孔形成部21cとコネクタ64との間を密閉し、かつメインシール部70は、ファイアウォール10cの開口形成部10eと前壁21との間を密閉し、さらに孔形成部72aとコネクタ66との間が密閉された状態が維持される。
一方、コネクタ66が変位しても、孔形成部74aとコネクタ64との間に間隔77が形成されているため、メインシール部70が弾性変形しても、メインシール部70からコネクタ64へ力が加わらない。
したがって、サブシール部78が前壁21の孔形成部21cとコネクタ64との間を密閉し、かつメインシール部70は、ファイアウォール10cの開口形成部10eと前壁21との間を密閉し、さらに孔形成部72aとコネクタ66との間が密閉された状態が維持される。
以上により、メインシール部70およびサブシール部78によってファイアウォール10cの1つの貫通孔10dを通して車室外から車室内へ水が入ることを入ることを抑制することができる。
なお、コネクタ66、64を独立して設けるのではなく、図14に示すように、コネクタ66、64を一体化した一体化コネクタ65を用いることも考えられるが、一体化コネクタ65にを組み付ける冷媒配管62a〜62hを製造することが困難である。
さらに、図15に示すように、メインシール部70のうちコネクタ66、64の間に車両進行方向に貫通するスリット68を設けてコネクタ66、64のうち一方のコネクタの位置ずれをスリット68で吸収することも考えられる。しかし、スリット68を通して車室外から車室内に水が入るおそれがある。
また、メインシール部70のうちコネクタ66、64の間の中間領域70aに向けて突起するリブ23(図16参照)を室内空調ケーシング20の前壁21に設ける。この場合、リブ23を中間領域70aに押し付けて中間領域70aを強制的に圧縮させることにより、コネクタ66、64のうち一方のコネクタがずれても他方のコネクタと孔形成部との間に隙間が生じることを未然に防ぐことができる。
しかし、ファイアウォール10cからメインシール部70、リブ23を通して室内空調ケーシング20の前壁21に振動が伝わるおそれがある。
(他の実施形態)
(1)上記実施形態では、メインシール部70の孔形成部74aとコネクタ64との間に間隔77を設け、かつ室内空調ケーシング20の前壁21の孔形成部21cとコネクタ64との間をサブシール部78によって密閉した例について説明した。
しかし、これに代えて、メインシール部70の孔形成部72aとコネクタ66との間に間隔77を設け、かつ室内空調ケーシング20の前壁21の孔形成部21dとコネクタ66との間をサブシール部78によって密閉してもよい。
この場合、メインシール部70の孔形成部74aがコネクタ64によって弾性変形により圧縮された状態で孔形成部74aがコネクタ64に接触して孔形成部74aからコネクタ64へ弾性力が与えられて孔形成部74aとコネクタ64との間が密閉されている。
つまり、メインシール部70の孔形成部72aとエバポレータ22用のコネクタ64との間に間隔77を設け、かつエバポレータ22用のコネクタ64にサブシール部78を設ける場合に限らない。
そして、メインシール部70の孔形成部72aと室内コンデンサ26用コネクタ66との間に間隔77を設け、かつ室内コンデンサ26用コネクタ66にサブシール部78を設けてもよい。
(2)上記実施形態では、2つのコネクタ(すなわち、熱交換器)を設けた例について説明したが、これに代えて、3つ以上のコネクタを設けてもよい。
ここで、説明の便宜上、3つ以上のコネクタを第1コネクタ、第2コネクタ、第3コネクタとし、第1コネクタ、第2コネクタ、第3コネクタに対応して第1シール孔形成部、第2シール孔形成部、第3シール孔形成部が設けられているとする。第2コネクタ、第3コネクタに対応して第2ケース孔形成部、第3ケース孔形成部が設けられている。
この場合、第1孔形成部に第1コネクタが接触して第1孔形成部と第1コネクタとの間が密閉され、第2孔形成部と第2コネクタとの間に間隔が設けられ、かつ第3孔形成部と第3コネクタとの間に間隔が設けられている。
ここで、第2ケース孔形成部と第2コネクタとの間が第1サブシールによって密閉されている。第3ケース孔形成部と第3コネクタとの間が第2サブシールによって密閉されている。
(3)上記実施形態では、共通の冷凍サイクル装置50を構成するエバポレータ22および室内コンデンサ26のうち一方を第1熱交換器とし、他方を第2熱交換器とした例について説明したが、これに代えて、次の(a)(b)(c)のようにしてもよい。
(a)互いに異なる冷凍サイクル装置50を構成する2つの熱交換器のうち第1熱交換器とし、他方を第2熱交換器としてもよい。
(b)冷凍サイクル装置に無関係である2つの熱交換器のうち第1熱交換器とし、他方を第2熱交換器としてもよい。
(c)冷凍サイクル装置を構成する1つの熱交換器を第1熱交換器とし、冷凍サイクル装置に無関係である1つの熱交換器を第2熱交換器としてもよい。
(4)なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記実施形態および上記他の実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記実施形態およびおよび上記他の実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記実施形態および上記他の実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記実施形態および上記他の実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記実施形態、および他の実施形態の一部または全部に記載された第1の観点によれば、
車両用空調装置は、車室外と車室内とを区画するファイアウォールを備え、車室外および車室内の間を貫通する1つの貫通孔がファイアウォールに設けられている自動車に適用される。
車両用空調装置は、車室内に配置され、空気流を流通させる空調ケーシングと、空調ケーシング内に収納され、空気流および冷媒の間で熱交換する第1熱交換器および第2熱交換器とを備える。
車両用空調装置は、車室内に配置され、第1熱交換器に冷媒を供給する第1車室内冷媒配管、および第1熱交換器から流れる冷媒を流通させる第2車室内冷媒配管とを備える。
車両用空調装置は、車室内に配置され、第2熱交換器に冷媒を供給する第3車室内冷媒配管、および第2熱交換器から流れる冷媒を流通させる第4車室内冷媒配管を備える。
車両用空調装置は、1つの貫通孔内に配置されている第1コネクタおよび第2コネクタを備える。
車両用空調装置は、車室外および車室内の間を貫通する第1シール貫通孔を形成する第1シール孔形成部と、車室外および車室内の間を貫通する第2シール貫通孔を形成する第2シール孔形成部とを有し、ファイアウォールのうち1つの貫通孔を形成する開口形成部と空調ケーシングとの間に挟まれているメインシール部と、サブシール部とを備える。
第1コネクタが、車室外に配置されて第1車室内冷媒配管に冷媒を供給する第1車室外冷媒配管と第1車室内冷媒配管とを接続し、かつ車室外に配置されて第2車室内冷媒配管から流れる冷媒を流通させる第2車室外冷媒配管と第2車室内冷媒配管とを接続する。
第2コネクタが、車室外に配置されて第3車室内冷媒配管に冷媒を供給する第3車室外冷媒配管と第3車室内冷媒配管とを接続し、かつ車室外に配置されて第4車室内冷媒配管から流れる冷媒を流通させる第4車室外冷媒配管と第4車室内冷媒配管とを接続する。
空調ケーシングには、その内側と外側との間を貫通するケース貫通孔部が設けられている。
サブシール部は、ケース貫通孔部内に第1コネクタが入った状態で、空調ケーシングのうちケース貫通孔部を形成するケース孔形成部と第1コネクタとの間を密閉する。
第1シール貫通孔内に第1コネクタが入った状態で、第1シール孔形成部と第1コネクタとの間に間隔が形成されるように第1コネクタおよびメインシール部が設けられている。
第2シール貫通孔内に第2コネクタが入った状態で、第2シール孔形成部が第2コネクタに接触して第2コネクタと第2シール孔形成部との間が密閉されている。
第2の観点によれば、第1車室内冷媒配管、第2車室内冷媒配管、第3車室内冷媒配管、および第4車室内冷媒配管は、それぞれ空調ケーシングに対して非接触となるように配置されている。
これにより、圧縮機等からの振動が第1車室内冷媒配管、第2車室内冷媒配管、第3車室内冷媒配管、および第4車室内冷媒配管を通して空調ケーシングに伝わることを未然に防ぐことができる。
10 車両用空調装置
10c ファイアウォール
22 エバポレータ
24 ヒータコア
26 室内コンデンサ
62a〜62h 冷媒配管
64 コネクタ
66 コネクタ
70 メインシール部
72 サブシール部

Claims (2)

  1. 車室外と車室内とを区画するファイアウォール(10c)を備え、前記車室外および前記車室内の間を貫通する1つの貫通孔(10d)が前記ファイアウォールに設けられている自動車に適用され、
    前記車室内に配置され、空気流を流通させる空調ケーシング(20)と、
    前記空調ケーシング内に収納され、前記空気流および冷媒の間で熱交換する第1熱交換器(22)および第2熱交換器(26)と、
    前記車室内に配置され、前記第1熱交換器に冷媒を供給する第1車室内冷媒配管(62b)、および前記第1熱交換器から流れる冷媒を流通させる第2車室内冷媒配管(62c)と、
    前記車室内に配置され、前記第2熱交換器に冷媒を供給する第3車室内冷媒配管(62f)、および前記第2熱交換器から流れる冷媒を流通させる第4車室内冷媒配管(62g)と、
    前記1つの貫通孔内に配置されている第1コネクタ(64)および第2コネクタ(66)と、
    前記車室外および前記車室内の間を貫通する第1シール貫通孔(74)を形成する第1シール孔形成部(74a)と、前記車室外および前記車室内の間を貫通する第2シール貫通孔(72)を形成する第2シール孔形成部(72a)とを有し、前記ファイアウォールのうち前記1つの貫通孔を形成する開口形成部(10e)と前記空調ケーシングとの間を密閉するメインシール部(70)と、
    サブシール部(78)とを備え、
    前記第1コネクタが、車室外に配置されて前記第1車室内冷媒配管に冷媒を供給する第1車室外冷媒配管(62a)と前記第1車室内冷媒配管とを接続し、かつ車室外に配置されて前記第2車室内冷媒配管から流れる冷媒を流通させる第2車室外冷媒配管(62d)と前記第2車室内冷媒配管とを接続し、
    前記第2コネクタが、車室外に配置されて前記第3車室内冷媒配管に冷媒を供給する第3車室外冷媒配管(62e)と前記第3車室内冷媒配管とを接続し、かつ車室外に配置されて前記第4車室内冷媒配管から流れる冷媒を流通させる第4車室外冷媒配管(62h)と前記第4車室内冷媒配管とを接続し、
    前記空調ケーシングには、その内側と外側との間を貫通するケース貫通孔部(21a)が設けられており、
    前記サブシール部は、前記ケース貫通孔部内に前記第1コネクタが入った状態で、前記空調ケーシングのうち前記ケース貫通孔部を形成するケース孔形成部(21c)と前記第1コネクタとの間を密閉し、
    前記第1シール貫通孔内に前記第1コネクタが入った状態で、前記第1シール孔形成部と前記第1コネクタとの間に間隔(77)が形成されるように前記第1コネクタおよび前記メインシール部が設けられており、
    前記第2シール貫通孔内に前記第2コネクタが入った状態で、前記第2シール孔形成部が前記第2コネクタに接触して前記第2コネクタと前記第2シール孔形成部との間が密閉されている車両用空調装置。
  2. 前記第1車室内冷媒配管、前記第2車室内冷媒配管、前記第3車室内冷媒配管、および前記第4車室内冷媒配管は、それぞれ前記空調ケーシングに対して非接触となるように配置されている請求項1に記載の車両用空調装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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