JP2019206076A - 研削加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークを研削する砥石の移動量を減らして研削加工処理時間の短縮を可能にする研削加工装置を提供する。【解決手段】研削加工装置10は、砥石12に対向するワークWの一部(Wa)とワークWの回転軸線Oを挟んで反対側に位置する片側の部分(Wb)のワーク表面上を、ワーク外周位置P1から、砥石12と干渉しない回転軸線O手前の位置P2までワークWの形状を測定するセンサ15と、残りのワークWの回転軸線Oの手前の位置P2から回転軸線Oの位置までの表面形状を予測する主制御部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は研削加工装置に関するものである。
一般に、シリコンウエハのような半導体ウエハ(以下、これを単に「ウエハ」という)の製造工程では、フレームの保護テープ上にウエハを貼り付けて各工程間を移動させる。また、ウエハの表面を加工して、表面精度や厚みを出す研削加工では、異なるチャックテーブル上で粗研削と精研削を順に行っている。そのため、保護テープの貼り合わせ状態などによって生じるロット間での誤差や、ワークチャックが複数存在する装置ではチャック形状のバラツキなどによって生じるチャック間での誤差が生じる。これらの誤差は、加工後のウエハの精度や厚みにバラツキが生じる。しかし、近年では、ウエハの更なる薄化が求められ、またウエハ表裏の貫通電極の作成に伴い、ウエハの厚みの均一性に対する要求が高まっている。
これを解決するため、ウエハの製造工程では、研削前にウエハの厚み形状を測定し、既存のウエハの形状に合わせてワークチャックの傾斜量と砥石の傾斜量を調節し、所望する研削精度に仕上げるようにして、薄化とウエハ間のバラツキを抑えるようにした技術も知られている(例えば、特許文献1参照)。
図6、図7は、従来におけるウエハの研削工程における研削加工装置の一構成例を模式的に示す図である。そして、図6はその研削盤の平面図、図7はその側面図であって、図7には研削加工と形状測定の手順を模式的に示している。
図6、図7において、研削盤50は、チャックテーブル51と、砥石52と、砥石台53と、チルト機構54、センサ55等で構成されている。
前記チャックテーブル51は、前記チルト機構54を介して回転軸線Oを中心として回転可能に配設されており、チルト機構54は回転軸線Oの傾きを調整可能に形成されている。そのチャックテーブル51上には、図示しないフレーム上に同じく図示しないテープで貼着することによりマウントされた、概略円板状のウエハ(ワーク)Wが、上記フレームと共にその中心を回転軸線Oに合わせて載置され、そしてチャックテーブル51でエアチャックされている。
前記砥石52は、円板状に形成されている。その砥石52は、砥石台53に回転可能に支持されている。そして、砥石52は、図6に示すようにウエハWの片側半円部分Waの範囲を覆った状態で回転軸線Oの片側に、片側半円部分Waと対峙して配設されており、また砥石台53と共に上下方向(紙面と直交する方向)に移動可能になっている。
前記センサ54は、非接触で検出可能な光学式のセンサであり、アーム状をしたセンサ移動機構58に取り付けられている。そのセンサ移動機構58は、図6に示すように、一端側が研削盤50に駆動軸59を支点として水平面に沿って旋回可能に取り付けられており、他端側に前記センサ54を取り付けている。そして、図6に示すように、センサ移動機構58は駆動軸59を支点として旋回され、その旋回によりセンサ55が、砥石52と対向する前記ウエハWの半円部分Waと反対側に位置している片側の半円部分Wbの範囲上を、ワーク外周位置P1から回転軸線O上まで移動して、そのウエハWの形状をスキャンし、そのスキャンによりウエハWの形状を測定し得るようになっている。
次に、このように構成された研削盤50の動作を図7の(a)〜(e)の順に説明する。
(a) まず、ウエハWが載置される前のチャックテーブル51の形状が測定され、その測定結果が図示しない制御部などに記憶される。
(b) 続いて、砥石52が上方に砥石台53と共に移動された状態において、研削前のウエハWがチャックテーブル51上にエアチャックして取り付けられる。次いで、チャックテーブル51がウエハWと一体に回転する。また、砥石52が回転しながら、ウエハWの表面と接触するまで砥石台53と共に下降し、ウエハWの粗研削を行う。
(c) ウエハWの粗研削が終わると、砥石52がセンサ55と干渉しない上方の位置に砥石台53と共に移動し、その後、センサ55によるウエハWの形状の測定が行われる。この形状の測定では、センサ55がセンサ移動機構58と共に駆動軸59を支点として水平に旋回し、ワーク外周位置P1から回転軸線O上まで移動してウエハWの形状をスキャンする。そのセンサ55で測定されたデータは図示しない制御部に送られ、その制御部では測定データを演算する。また、測定後、センサ55は、砥石52と干渉しない位置までセンサ55と共に移動する。
(d) さらに、制御部では、その演算結果から既存のウエハ形に合わせてチルト機構54を制御し、そのチルト機構54を介してチャックテーブル51の回転軸線Oの傾きを制御する。すなわち、その回転軸線Oの傾きの制御により、ウエハWと砥石52との相対位置関係が調節される。
(e) 次いで、チャックテーブル51がウエハWと一体に回転し、また砥石52が回転しながらウエハWの表面と接触するまで、砥石台53と共に下降し、ウエハWに対する精研削が行われる。これにより、ウエハWの厚みが均一に研削され、ウエハWの粗研削から精研削までの処理が完了する。この研削手順では、ウエハW間のバラツキを抑え、高精度、かつ、厚みの均一性が得られる。
特開2003−25197号公報。
上述した従来の研削加工装置におけるウエハWと砥石52との相対位置関係を調節する方法では、ウエハWの粗研削が終り、その後、センサ55によりウエハWの形状を測定する際、センサ55はセンサ移動機構58と共にワーク外周位置P1から回転軸線O上の位置まで移動し、回転軸線O上ではウエハWと砥石52との間をセンサ55が横切る形でスキャンをして測定を行う。そのため、砥石52は、センサ55との干渉を避けるのに砥石台53aと共に上方の位置に大きく移動し、ウエハWとの間に大きな隙間を作った後で測定を行うようにしている。したがって、砥石52の上下の移動量が多くなるために研削加工処理時間も多くなり、問題があった。なお、従来の研削加工装置における砥石52の上下方向に移動するストロークは100mm、移動速度は10mm/sec、退避動作時間は20secである。
そこで、ワークを研削する砥石の移動量を減らして研削加工処理時間の短縮を可能にする研削加工装置を提供するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載の発明は、ワーク表面を砥石で研削する研削加工装置であって、前記砥石に対向する前記ワークの一部と前記ワークの回転軸線を挟んで反対側に位置する部分のワーク表面上を、ワーク外周位置から前記砥石と干渉しない回転軸線の手前の位置まで前記ワークの形状を測定し得るセンサと、予め既存のワーク全面の形状をデータ化して記憶しているデータマップから前記センサが測定した前記ワークの一部形状に対応するパターンを含むワーク形状を呼び出し、前記ワークの回転軸線手前の位置から前記回転軸線の位置までの形状を予測する制御手段と、を備える研削加工装置を提供する。
この構成によれば、ワークの形状を測定するセンサは、ワーク外周位置から砥石と干渉しない回転軸線の手前の位置まで移動し、残りの回転軸線手前の位置から回転軸線までの形状の測定は、既存のウエハの形状データの結果に基づいて予測し、実際に移動(スキャン)をして測定は行わない。したがって、センサは、ウエハと砥石との間を横切る形でスキャンして測定を行うことがない。そのため、従来装置のように、測定を行う都度、砥石を上方の退避位置に大きく移動させて、スキャンするための隙間を作る必要がないので、砥石の上下移動量が少なくなり、また祖研削加工から精研削加工まで、加工をほぼ連続して行うことができる。これにより、研削加工処理時間の短縮を可能にする。また、回転軸線手前の位置から残りの回転軸線までの形状の予測は、制御手段に予め格納されている既存のウエハの形状データを基に作成されたデータパターンを含むデータマップを参照して、容易に行うことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成において、前記センサは、スキャン式の非接触式厚み測定センサである、研削加工装置を提供する。
この構成によれば、スキャン式の非接触式厚み測定センサを使用して、非接触状態でウエハの形状を測定することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成において、前記ワークの回転方向において、前記砥石の下流側に前記センサを配設し、前記砥石の上流側に研削水を供給するスラリー供給機構を配設している、研削加工装置を提供する。
この構成によれば、研削水を供給するスラリー供給機構を砥石の上流側に配設し、砥石の下流側にセンサを設けている。したがって、スラリー供給機構から供給された研削水のほとんどは砥石の部分で払拭され、研削水が下流側のセンサの測定に影響を与えることも少ない。
請求項4に記載の発明は、請求項1、2又は3に記載の構成において、前記ワークは、半導体ウエハである、研削加工装置を提供する。
この構成によれば、半導体ウエハの研削加工を容易にし、高精度で厚みに均一性のある半導体ウエハが容易に得られる。
本発明の研削加工装置によれば、ワークを研削する砥石の移動量を減らして研削加工処理時間の短縮を可能し、生産性の向上に寄与する。また、ワークの研削を高精度に行うことができ、厚みが均一なワークが容易に得られ、品質の向上に寄与する。
本発明の実施形態として示す半導体製造工程における研削加工装置の平面図である。 図1に示す研削加工装置の模式図である。 図2中のA−A位置で切断した同上研削加工装置の断面図である。 同上研削加工装置の駆動を制御する制御系の一例を示す構成ブロック図である。 同上研削加工装置の制御手順を説明する図である。 従来の一例として示す研削加工装置の平面図である。 従来における研削加工装置を模式的に示す側面図である。
本発明は、ウエハを研削する砥石の移動量を減らして研削加工処理時間の短縮を可能にする研削加工装置を提供するという目的を達成するために、ワーク表面を砥石で研削する研削加工装置であって、前記砥石に対向する前記ワークの一部と前記ワークの回転軸線を挟んで反対側に位置する部分のワーク表面上を、ワーク外周位置から前記砥石と干渉しない回転軸線の手前の位置まで前記ワークの形状を測定し得るセンサと、予め既存のワーク全面の形状をデータ化して記憶しているデータマップから前記センサが測定した前記ワークの一部形状に対応するパターンを含むワーク形状を呼び出し、前記ワークの回転軸線手前の位置から前記回転軸線の位置までの形状を予測する制御手段と、を備えることにより実現した。
以下、本発明の実施形態による研削加工装置を、半導体製造装置においてウエハを製造する場合に適用して説明する。
図1乃至図3は本発明の一実施例としての半導体製造工程における研削加工装置を示すもので、図1はその研削加工装置の平面図、図2はその研削加工装置の要部を模式的に示した平面図、図3は図2中のA−A位置で切断した研削加工装置の概略断面図である。
図1及び図2において、研削加工装置10は、チャックテーブル11と、砥石12と、砥石台13と、チルト機構14、センサ15、スラリー供給機構としてのクーラント供給機構17等で構成されている。
前記チャックテーブル11は、前記チルト機構14を介して、回転軸線Oを中心として時計まわり方向(図1中の矢印31の方向)に回転可能に配設されており、チルト機構14は回転軸線Oの傾きをX−Y方向に調整可能に形成されている。そのチャックテーブル11上には、図1に示すように基板16上にテープ(図示せず)で貼着することによりマウントされた、概略円板状のウエハ(ワーク)Wが、その中心を回転軸線Oに合わせて基板16と共に載置され、そのチャックテーブル11でエアチャックされている。
前記砥石12は、円板状に形成されている。その砥石12は、砥石台13に時計回り方向(図1中の矢印32の方向)に回転可能に支持されている。そして、砥石12は図1及び図2に示すように、ウエハWの一部、すなわち片側半円部分Waの範囲(図2のA−A線位置の上側)を覆った状態で回転軸線Oの片側に、片側半円部分Waと対向して配設されており、また砥石台13と共に上下方向(紙面と直交する方向)に移動可能になっている。
前記センサ15は、非接触で検出可能な光学式のセンサであり、アーム状をしたセンサ移動機構18に取り付けられている。そのセンサ移動機構18は、図1及び図2に示すように、一端側が装置本体10aの駆動軸19に、その駆動軸19を支点として回転可能に取り付けられており、他端側に前記センサ15を取り付けている。そして、センサ移動機構18は駆動軸19を支点として水平面(装置本体10aの上面)に沿って旋回され、その旋回によりセンサ15が、砥石12に対向する前記ウエハWの半円部分Waと反対側に位置している部分である片側の半円部分Wbの範囲上を、ワーク外周位置P1(図1中に実線で示す位置)から回転軸線Oに向かって、前記砥石12と干渉しない手前の位置P2(図1中に点線で示す位置)上まで移動して、そのウエハWの形状をスキャンし、そのスキャンによりウエハWの形状を測定し得るようになっている。
前記クーラント供給機構17は、砥石12とウエハWとの間にノズルから研削水(冷却水)を供給ためのものである。なお、クーラント供給機構17は、ウエハWの回転方向(チャックテーブル11の回転方向)において、砥石12の上流側に配設され、砥石12の下流側にセンサ15を配設している。したがって、クーラント供給機構17から供給された研削水のほとんどは砥石12の部分で払拭されるので、例え研削を行っているオンラインの状態でセンサ15が測定を行ったとしても、研削水が下流側のセンサ15の測定に与える影響は少なくなる。
図4は、研削加工装置10の駆動を制御する制御系の構成ブロック図である。同図において、研削加工装置10の制御系は、研削加工装置10の全体を予め決められた手順で制御する制御手段としての主制御部21と、前記チャックテーブル11の回転及びチャックの開閉動作を制御するチャックテーブル制御部22と、砥石12の回転を制御する砥石回転駆動制御部23と、センサ移動機構18の旋回動作を制御するセンサ移動機構駆動制御部24と、チルト機構14を制御するチルト機構制御部25などを備えている。
主制御部21は、メインの制御部であり、例えばコンピュータである。主制御部21は、研削加工装置10の全体を予め決められた手順で制御する制御系のプログラムを有するメモリ21aと、既存のウエハWの形状データが電子化されてデータパターンとして予め記憶されているマップなどを含む各種のデータを読み書き可能に格納するメモリ21bと、メモリ21a、21b及びセンサ15から入力されるデータを演算処理するCPU(演算処理装置)21cなどで構成されている。
また、主制御部21では、センサ15が前記ワーク外周位置P1から砥石12と干渉しない手前の前記位置P2上まで移動してウエハWの形状をスキャンして得られた結果と、既存のウエハWの形状をデータ化して予め記憶しているマップ22b内のデータパターンを参照して、例えば今回スキャンして得られた結果が、既存のウエハWから得られたどのパターンに対応しているかを判定し、ウエハW上における残りの位置P2から中心軸線Oまでの範囲における形状を演算して予測することができるようになっている。そして、主制御部21では、その予測に基づいてチルト機構制御部25を介してチルト機構14を制御し、チャックテーブル11の傾きを調整することができるようになっている。
図5は研削加工装置10の動作手順の一例を示す図である。その研削加工装置10の動作を、図5の(a)〜(f)の順に説明する。
(a) まず、ウエハWが載置される前のチャックテーブル11の形状が測定され、その測定結果が主制御部21のメモリ21bなどに予め格納される。
(b) 次いで、砥石12が上方に、砥石台13と共に移動された状態において、チャックテーブル11上に研削前のウエハWがエアチャックして取り付けられる。また、チャックテーブル11がウエハWと一体に回転するとともに、砥石12が回転しながらウエハWの表面と接触するまで砥石台13と共に下降し、クーラント供給機構17から研削水を供給しながらウエハWの粗研削を行う。ウエハWの粗研削後、クーラント供給機構17による研削水の供給を停止するとともに、砥石12はチャックテーブル11の傾斜、すなわちチルト機構14によるチャックテーブル11のチルト制御の邪魔にならない位置まで、上方に砥石台13と共に移動される。
(c) その後、センサ15によるウエハWの形状の測定が行われる。この形状の測定では、センサ15がセンサ移動機構18と共に駆動軸19を支点として水平に旋回し、図1及び図2に示すワーク外周位置P1から砥石12と干渉しない手前の位置P2まで移動してウエハWの形状をスキャンし、そのウエハWの形状を測定する。そして、センサ15の測定の結果がデータとして主制御部21に入力される。
(d) 主制御部21では、センサ15が測定したデータとデータマップ22b内に予め格納されているデータパターンを参照し、どのデータパターンと対応しているかを判定し、ウエハW上における残りの位置P2から中心軸線Oまでの範囲における形状を演算して予測する。
(e) そして、主制御部21では、その予測値に基づいてチルト機構制御部25を介してチルト機構14を制御し、チャックテーブル11の回転軸線Oの傾きを調整する。すなわち、ウエハWと砥石52との相対位置関係を調節する。
(f) 次いで、チャックテーブル51がウエハWと一体に回転し、また砥石52が回転しながらウエハWの表面と接触するまで、砥石台53と共に下降し、クーラント供給機構17から研削水を供給しながらウエハWに対する精研削が行われる。これにより、ウエハWは厚みが均一になるように精研削され、ウエハWの粗研削から精研削までの一連の処理が完了する。この研削手順では、ウエハW間のバラツキを抑え、高精度、かつ、厚みの均一性が得られる。
したがって、本実施形態に係る研削加工装置10によれば、ウエハ(ワーク)Wの形状を測定するセンサ15は、ワーク外周位置P1から砥石12と干渉しない回転軸線Oの手前の位置P2まで移動し、残りの回転軸線O手前の位置P2から回転軸線Oまでの形状(図2中に示す範囲S2内の形状)は、既存のウエハWで予め測定されたデータマップ22b内のデータパターンを参照して予測し、実際のスキャンは行わない。これにより、センサ15は、ウエハWと砥石12との間を横切る形でスキャンして測定を行うことがないので、回転軸線Oの位置までセンサを移動させていた従来装置においては、測定を行う都度、砥石を上方の退避位置に大きく移動させて隙間を作る必要があったが、本実施形態の研削加工装置10ではその必要はない。このため、砥石の上下移動量が少なくなり、また粗研削加工から精研削加工まで、加工をほぼ連続して行うことができるので、研削加工処理時間の短縮を可能にする。さらに、ウエハWの研削を高精度に行うことができると共に厚みが均一なワークが容易に得られ、品質の向上に寄与する。
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
以上説明したように、本発明は半導体製造工程における研削加工装置を一例として説明したが、半導体製造工程に限らず、広く一般の研削加工装置にも応用できるものである。
10 研削加工装置
10a 装置本体
11 チャックテーブル(ワーク保持部)
12 砥石
13 砥石台
14 チルト機構
15 センサ
16 基板
17 クーラント供給機構
18 センサ移動機構
19 駆動軸
21 主制御部(制御手段)
21a メモリ(プログラム)
21b メモリ(データマップ)
21c CPU(演算処理装置)
22 チャックテーブル制御部
23 砥石回転駆動制御部
24 センサ移動機構駆動制御部
25 チルト機構制御部
W ウエハ(ワーク)
Wa、Wb 半円部分
O 回転軸線
P11 ワーク外周位置
P2 ワーク上の位置

Claims (4)

  1. ワーク表面を砥石で研削する研削加工装置であって、
    前記砥石に対向する前記ワークの一部と前記ワークの回転軸線を挟んで反対側に位置する部分のワーク表面上を、ワーク外周位置から前記砥石と干渉しない回転軸線の手前の位置まで前記ワークの形状を測定し得るセンサと、
    予め既存のワーク全面の形状をデータ化して記憶しているデータマップから前記センサが測定した前記ワークの一部形状に対応するパターンを含むワーク形状を呼び出し、前記ワークの回転軸線手前の位置から前記回転軸線の位置までの形状を予測する制御手段と、
    を備えることを特徴とする研削加工装置。
  2. 前記センサは、スキャン式の非接触式厚み測定センサである、ことを特徴とする請求項1に記載の研削加工装置。
  3. 前記ワークの回転方向において、前記砥石の下流側に前記センサを配設し、前記砥石の上流側に研削水を供給するスラリー供給機構を配設している、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の研削加工装置。
  4. 前記ワークは、半導体ウエハである、ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の研削加工装置。
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