JP2019204656A - ワイヤハーネス、及び、該ワイヤハーネスを備えた給電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】屈曲耐久性を向上させることができるワイヤハーネス、及び、該ワイヤハーネスを備えた給電装置を提供する。【解決手段】ワイヤハーネス2は、複数の電線21が一つにまとめられた電線束と、該電線束の外周に螺旋状に巻かれた太物電線20と、コルゲートチューブと、を備えている。太物電線20の芯線径は、電線束を構成する複数の電線21の芯線径よりも大きい。このように太物電線20を螺旋状に巻くことにより、ワイヤハーネス2が湾曲する際に太物電線20に生じる応力を低減することができ、該太物電線20の屈曲耐久性を高めることができる。このことによりワイヤハーネス2の屈曲耐久性を高めることができる。このワイヤハーネス2は、自動車の車両本体からスライドドアに電力を供給する給電装置に適用される。【選択図】図3
Description
本発明は、ワイヤハーネス、及び、該ワイヤハーネスを備えた給電装置に関するものである。
従来より、自動車にはワイヤハーネスが配索されている。ワイヤハーネスは、太物電線、細物電線を含む複数本の電線が、テープやバンドなどで束ねられたものである。このようなワイヤハーネスは、例えば車両本体からスライドドア間などに配索されて曲げ伸ばしが繰り返されると、大きな曲率で湾曲する部分に損傷が蓄積して断線してしまうことが懸念される(特許文献1を参照)。特に、太物電線は、細物電線よりも屈曲耐久性が劣っており、早く断線する傾向がある。このため、太物電線の屈曲耐久性によりワイヤハーネスの屈曲耐久性が決まっていた。
そこで、本発明は、屈曲耐久性を向上させることができるワイヤハーネス、及び、該ワイヤハーネスを備えた給電装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のワイヤハーネスは、複数の電線が一つにまとめられた電線束と、該電線束の外周に螺旋状に巻かれた太物電線と、を備え、前記太物電線の芯線径が、前記電線束を構成する複数の電線の芯線径よりも大きいことを特徴とする。
本発明によれば、太物電線を電線束の外周に螺旋状に巻くことにより、ワイヤハーネスが湾曲する際に太物電線に生じる応力を低減することができ、該太物電線の屈曲耐久性を高めることができる。これにより、ワイヤハーネスの屈曲耐久性を高めることができる。
本発明の一実施形態にかかる「ワイヤハーネス」及び「給電装置」について、図1〜4を参照して説明する。
図1に示す給電装置1は、自動車に搭載されて車両本体からスライドドアの電装品に電源供給や信号伝送を行うためのものである。また、図1は、スライドドアの全閉状態、半開状態および全開状態のそれぞれにおける給電装置1の様子を示している。この給電装置1は、ワイヤハーネス2と、本体側ユニット3と、ドア側ユニット4と、を備えている。
ワイヤハーネス2は、車両本体からスライドドアに亘って設けられるものであって、図2〜4に示すように、複数の電線20,21と、電線20,21の外周を覆ったコルゲートチューブ22と、を備えている。電線20,21はコルゲートチューブ22よりも長く形成され、その両端がコルゲートチューブ22から引き出されて露出している。電線20,21は、一端側が車両本体に搭載されたバッテリやオルタネータに接続され、他端側がスライドドアに設けられた電装品(スピーカやパワーウインドウ等)に接続される。
本体側ユニット3は、図1、2に示すように、車両本体に固定されるベース部31と、ベース部31に組み付けられる蓋部32と、コルゲートチューブ22に取り付けられる球状のボール部33と、を備えている。これらベース部31、蓋部32、ボール部33は、合成樹脂で構成されている。ベース部31と蓋部32は、ボール部33を三次元方向に回動可能に収容する。
ドア側ユニット4は、図1に示すように、コルゲートチューブ22に取り付けられる揺動部42と、揺動部42を車幅方向に沿った揺動軸A1を中心に揺動可能に保持し、スライドドアに固定されるベース部41と、を備えている。揺動部42、ベース部41は、合成樹脂で構成されている。
上記構成の給電装置1は、本体側ユニット3が、ワイヤハーネス2を車両本体側で首振り(図2中の二点鎖線矢印で示す動き)可能に支持する。また、ドア側ユニット4が、ワイヤハーネス2をスライドドア側で揺動軸A1を中心に揺動可能に支持する。これにより、スライドドアのスライド時に、ワイヤハーネス2を水平方向だけでなく上下方向を含む空間内で三次元的に緩やかに湾曲させることができる。
続いて、ワイヤハーネス2の構成について詳細に説明する。ワイヤハーネス2は、図3,4に示すように(図3,4においては、コルゲートチューブ22の図示を省略している。)、複数の電線21が一つにまとめられて電線束を構成している。そして、この電線束の外周に、太物電線20が螺旋状に巻かれている。
太物電線20は、その芯線径が、電線束を構成する複数の電線21の芯線径よりも大きい。本例では、1.25sqの太物電線20と、0.35sq、0.5sq、0.75sqの電線21が用いられている。なお、一般的には1.25sq以上の電線が「太物電線」と称されるが、本発明においては、「太物電線20」を、「その芯線径が、電線束を構成する複数の電線21の芯線径よりも大きい電線」と定義する。
また、本例では、ワイヤハーネス2が太物電線20を1本のみ備えており、1本の太物電線20が電線束の外周に螺旋状に巻かれている。しかし、本発明のワイヤハーネスはこれに限らず、太物電線を複数備えていてもよい。その場合は、全ての太物電線が電線束の外周に螺旋状に巻かれた構成とすればよい。
上記構成のワイヤハーネス2は、太物電線20を、複数の電線21で構成される電線束の外周に螺旋状に巻くことにより、図4のようにワイヤハーネス2が湾曲する際に太物電線20に生じる応力を低減することができ、該太物電線20の屈曲耐久性を高めることができる。これにより、ワイヤハーネス2の屈曲耐久性を高めることができる(ワイヤハーネス2の屈曲耐久性は、太物電線20の屈曲耐久性によって決まるため)。
上述した実施形態では、ワイヤハーネス2が給電装置1に適用されて車両本体からスライドドア間に配索される例を説明したが、本発明のワイヤハーネスはこれに限らず、常時静止している構造物(例えば、自動車のフロアパネルなど)に配索されてもよい。
また、上述した実施形態では、ワイヤハーネス2が自動車の乗員に踏まれる可能性等を考慮し、電線20,21をコルゲートチューブ22で保護していたが、本発明のワイヤハーネスにおいて、コルゲートチューブ22は必須の構成ではなく、省略してもよい。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
1 給電装置
2 ワイヤハーネス
3 本体側ユニット
4 ドア側ユニット
20 太物電線
21 電線
2 ワイヤハーネス
3 本体側ユニット
4 ドア側ユニット
20 太物電線
21 電線
Claims (2)
- 複数の電線が一つにまとめられた電線束と、該電線束の外周に螺旋状に巻かれた太物電線と、を備え、
前記太物電線の芯線径が、前記電線束を構成する複数の電線の芯線径よりも大きい
ことを特徴とするワイヤハーネス。 - 自動車の車両本体からスライドドアに電力を供給する給電装置において、
請求項1に記載のワイヤハーネスと、
前記ワイヤハーネスを前記車両本体側で支持する本体側ユニットと、
前記ワイヤハーネスを前記スライドドア側で支持するドア側ユニットと、を備えている
ことを特徴とする給電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018098630A JP2019204656A (ja) | 2018-05-23 | 2018-05-23 | ワイヤハーネス、及び、該ワイヤハーネスを備えた給電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018098630A JP2019204656A (ja) | 2018-05-23 | 2018-05-23 | ワイヤハーネス、及び、該ワイヤハーネスを備えた給電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019204656A true JP2019204656A (ja) | 2019-11-28 |
Family
ID=68727194
Family Applications (1)
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JP2018098630A Abandoned JP2019204656A (ja) | 2018-05-23 | 2018-05-23 | ワイヤハーネス、及び、該ワイヤハーネスを備えた給電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2019204656A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010165605A (ja) * | 2009-01-19 | 2010-07-29 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ワイヤハーネス |
JP2017126409A (ja) * | 2016-01-12 | 2017-07-20 | 住友電装株式会社 | ワイヤハーネス |
-
2018
- 2018-05-23 JP JP2018098630A patent/JP2019204656A/ja not_active Abandoned
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