JP2019204298A - 交通流推定装置及び交通流推定システム - Google Patents
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Abstract
【課題】導入、保守に関する負荷を抑制しながら、交通流の推定精度を向上すること。【解決手段】本開示の一態様に係る交通流推定装置は、車両端末のモビリティ情報と、前記車両端末の測位情報と、前記車両端末と基地局との間のRRC(Radio Resource Control)シグナリング情報との少なくとも一つを受信する受信部と、前記モビリティ情報と前記測位情報と前記RRCシグナリング情報との少なくとも一つに基づいて、前記基地局によって形成される一以上のセルにおける単位時間あたりの車両端末数である交通流を推定する制御部と、を具備する。【選択図】図1
Description
本開示は、所定区間及び所定地点の少なくとも一つにおける単位時間あたりの移動体(例えば、車両)の数である交通流を推定する交通流推定装置及び交通流推定システムに関する。
高度道路交通システム(ITS:Intelligent Transport Systems)の一つとして、例えば、VICS(Vehicle Information and Communication System、「VICS」は登録商標)など、交通情報を提供する交通情報提供システムが開発されている。
当該交通情報提供システムでは、例えば、高速道路や一般道路などの道路上にスポット的に設置される感知器を用いた車両の検出結果に基づいて交通情報が生成される。当該交通情報は、FM多重放送、光ビーコン又は電波ビーコンなどを用いて、車載装置(例えば、カーナビゲーション装置)に提供される(例えば、特許文献1)。
車載装置に提供される交通情報としては、例えば、渋滞に関する情報(例えば、渋滞の区間、度合など)、交通規制に関する情報(例えば、通行止め、車線規制、チェーン規制など)、所要時間に関する情報(例えば、目的地までの所要時間、所定区間の所要時間)、交通障害に関する情報(例えば、故障車、事故、工事など)などがある。
しかしながら、上述の交通情報提供システムでは、道路上にスポット的に設置される感知器において単位時間あたりに検出される車両の数に基づいて、上述の交通情報が生成される。このため、所定区間及び所定地点の少なくとも一つにおける単位時間あたりの移動体(例えば、車両)の数である交通流の推定精度を向上させようとすると、感知器を設置する道路の数や密度を増加させる必要があり、導入、保守に関する負荷(例えば、コスト、時間など)が増加する恐れがある。
そこで本開示は、導入、保守に関する負荷を抑制しながら、交通流の推定精度を向上可能な交通流推定装置及び交通流推定システムを提供することを目的の1つとする。
本開示の一態様に係る交通流推定装置は、車両端末のモビリティ情報と、前記車両端末の測位情報と、前記車両端末と基地局との間のRRC(Radio Resource Control)シグナリング情報との少なくとも一つを受信する受信部と、前記モビリティ情報と前記測位情報と前記RRCシグナリング情報との少なくとも一つに基づいて、前記基地局によって形成される一以上のセルにおける単位時間あたりの車両端末数である交通流を推定する制御部と、を具備することを特徴とする。
本開示の一態様によれば、導入、保守に関する負荷を抑制しながら、交通流の推定精度を向上できる。
1 交通流推定システムの概要
移動通信(mobile communication)システムでは、サービスエリアを各基地局によって形成される無線ゾーン(セル)に分割するセルラー方式が採用される。セルラー方式では、各基地局は、セル内のユーザ端末と無線通信を行う。セルラー方式の移動通信システムのサービスエリアは、高速道路、一般道路などの道路を網羅的にカバーしていると考えられる。
移動通信(mobile communication)システムでは、サービスエリアを各基地局によって形成される無線ゾーン(セル)に分割するセルラー方式が採用される。セルラー方式では、各基地局は、セル内のユーザ端末と無線通信を行う。セルラー方式の移動通信システムのサービスエリアは、高速道路、一般道路などの道路を網羅的にカバーしていると考えられる。
そこで、本実施の形態に係る交通流推定システムでは、導入、保守に関する負荷を抑制しながら交通情報の推定精度を向上するために、セルラー方式の移動通信システムを利用して交通流が推定される。
ここで、セルラー方式の移動通信システムとは、例えば、第5世代移動通信システム(5th Generation、5G、5G+(plus)、NR(New Radio)、3GPP Release(Rel.)
15,16-等ともいう)を想定するがこれに限られない。当該移動通信システムは、例えば、第4世代移動通信システム(4th Generation、4G、IMT-Advanced、LTE(Long Term Evolution)、LTE−Advanced、3GPP Release(Rel.) 8-14等ともいう)等の他の世代の移動通信システムであってもよい。
15,16-等ともいう)を想定するがこれに限られない。当該移動通信システムは、例えば、第4世代移動通信システム(4th Generation、4G、IMT-Advanced、LTE(Long Term Evolution)、LTE−Advanced、3GPP Release(Rel.) 8-14等ともいう)等の他の世代の移動通信システムであってもよい。
また、本実施の形態の交通流推定システムは、3GPPの無線アクセス技術(RAT:Radio Access Technology)を用いたV2X(Vehicle-to-Everything)(セルラーV2X等ともいう)をサポートしてもよい。
図1は、本実施の形態に係る交通流推定の一例の概念図である。例えば、図1では、車両端末10と、セルC1〜C5を形成する基地局201〜205とが示される。なお、以下において、基地局201〜205をそれぞれ区別しない場合、基地局20と総称するものとする。同様に、セルC1〜C5を区別しない場合、セルCと総称するものとする。
車両端末10は、車両等の移動体に搭載される端末又は当該移動体内の端末であり、ユーザ端末(UE:User Equipment)、車両UE等とも呼ばれる。各基地局20は、一つ又は複数のセルCを形成する。各基地局20は、LTE(LTE−A)方式の基地局(eNB:eNodeB)であってもよいし、又は、NR方式の基地局(gNB:gNodeB)であってもよい。
例えば、図1では、車両端末10は、基地局201に接続し(例えば、RRC(Radio Resource Control)コネクションを確立し)、セルC1内で基地局201との通信を行う。車両端末10は、セルC1からセルC2に道路上を移動し、基地局202からの受信信号の品質(例えば、RSRQ:Reference Signal Received Qualityなど)が所定条件を満たすと、基地局201から基地局202にハンドオーバを行い、基地局202との通信を行う。同様に、車両端末10は、セルC2からセルC3に移動し、基地局203からの受信信号の品質が所定条件を満たすと、基地局202から基地局203にハンドオーバを行い、基地局203との通信を行う。
図1に示すように、ハンドオーバは、車両端末10が接続する基地局20(セルC)の切り替えによって行われるので、車両端末10の道路の移動状況を反映すると考えられる。このため、本実施の形態に係る交通流推定システムでは、車両端末10の接続セル(サービングセル等ともいう)の切り替えに関する情報に基づいて、交通流が推定される。
なお、図1では、単一の基地局20が単一のセルCを形成するが、単一の基地局20が複数のセルCを形成してもよい。車両端末10が、当該複数のセルCとのキャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)を行う場合、当該複数のセルCのうちの一つがプライマリセル(PCell:Primary Cell)と呼ばれ、残りがセカンダリセル(SCell:Secondary Cell)等と呼ばれてもよい。上記接続セルの切り替えには、PCell及びSCellの少なくとも一つの切り替えが含まれてもよい。
また、車両端末10が、異なる基地局20の複数のセルグループとのデュアルコネクティビティ(DC:Dual Connectivity)を行ってもよい。DCにおいて、マスターノード(MN:Master Node)として動作する基地局20が形成するセルのグループ(セルグループ)は、マスターセルグループ(MCG:Mater Cell Group)と呼ばれ、PCellを少なくとも含み、一以上のSCellを含んでもよい。
一方、DCにおいて、セカンダリノード(SN:Secondary Node)として動作する基地局20が形成するセルグループは、セカンダリセルグループ(SCG:Secondary Cell Group)と呼ばれ、プライマリセカンダリセル(PSCell:Primary Secondary Cell)を少なくとも含み、一以上のSCellを含んでもよい。
車両端末10の接続セルの切り替えには、上述のハンドオーバだけでなく、CA又はDCにおけるPCell、SCell、PSCellの少なくとも一つの切り替えが含まれてもよい。
図2は、本実施の形態に係る交通流推定システムの全体構成の一例を示す図である。図2に示すように、交通流推定システム1は、車両端末10と、基地局20と、基地局20が接続されるネットワーク30と、ネットワーク30に接続されるITSサーバ40(交通流推定装置)、MME(Mobility Management Entity)50、HSS(Home Subscriber Server)60及びSLP(SUPL(Secure User Plane Location) Location Platform)70とを含んでもよい。
図2において、車両端末10は、基地局20と無線通信を行う。具体的には、車両端末10は、基地局20と、上位レイヤシグナリング及び物理レイヤシグナリングの少なくとも一つを用いて通信を行う。
ここで、上位レイヤシグナリングは、例えば、RRCシグナリング、ブロードキャスト情報(MIB:Master Information Block)、システム情報(SIB:System Information Block、OSI:Other System Information、RMSI:Remaining Minimum System Informationなど)、MAC(Medium Access Control)シグナリング、その他の信号の少なくとも一つであってもよい。
また、物理レイヤシグナリングは、例えば、下り制御情報(DCI)、物理チャネル(例えば、PDSCH:Physical Downlink Shared Channel、PUSCH:Physical Uplink Shared Channel、PDCCH:Physical Downlink Control Channel、PUCCH:Physical Uplink Control Channel、PBCH:Physical Broadcast Channel)、参照信号(例えば、CSI−RS:Channel State Information-Reference signal)、同期信号(例えば、PSS:Primary Synchronization Signal、SSS:Secondary Synchronization Signal)等の少なくとも一つであってもよい。
また、車両端末10は、セルCにおけるDL信号(例えば、同期信号及びPBCHを含むブロック(SSB:Synchronization Signal Block、SS/PBCHブロック等ともいう)、CSI−RS:Channel State Information-Reference signal)の測定結果を含む測定報告(MR:Measurement Report)を基地局20に送信してもよい。
また、車両端末10は、車両端末10の識別子を基地局20に送信してもよい。当該識別子は、UE−ID等と呼ばれてもよい。
ネットワーク30は、コアネットワーク(例えば、EPC:Evolved Packet Core、5GC:5G Core)を少なくとも含み、外部ネットワークを含んでもよい。ITSサーバ40、MME50、HSS60、SLP70は、それぞれ、コアネットワーク上の装置であってもよいし、外部ネットワーク上の装置であってもよい。また、ネットワーク30には、不図示の装置が含まれてもよい。
ITSサーバ40(交通流推定装置)は、車両端末10のモビリティ情報と、車両端末10の測位情報と、車両端末10と基地局20との間のRRCシグナリング情報との少なくとも一つに基づいて、基地局20によって形成される一以上のセルにおける単位時間あたりの車両端末の数である交通流を推定する。
MME50は、車両端末10のモビリティ(mobility)を管理する装置(モビリティ管理装置)である。MME50は、車両端末10のモビリティ情報をITSサーバ40に送信してもよい。
HSS60は、加入者に関する情報を管理する装置(加入者管理装置)である。HSS60は、車両端末10を含む加入者(ユーザ)の契約情報、当該加入者の位置登録エリア(location registration area)を管理するMME50のアドレス、認証要の秘密キー等のユーザプロファイルなどを管理してもよい。HSS60は、車両端末10の契約情報をITSサーバ40に送信してもよい。
SLP70は、車両端末10の測位を支援(assist)する装置(測位支援装置)である。SLP70は、車両端末10の概略位置情報、GPS(global positioning system)衛星の軌道情報等、車両端末10の測位演算を支援する情報(測位支援情報)を生成し、車両端末10に提供する。SLP70は、車両端末10による測位演算の結果(測位情報)をITSサーバ40に送信してもよい。
2 交通流推定システムで用いられる情報
交通流推定システム1では、車両端末10と基地局20との間のRRCシグナリング情報、基地局情報、車両端末10の契約情報、測位情報、モビリティ情報、普及率情報の少なくとも一つが用いられてもよい。
交通流推定システム1では、車両端末10と基地局20との間のRRCシグナリング情報、基地局情報、車両端末10の契約情報、測位情報、モビリティ情報、普及率情報の少なくとも一つが用いられてもよい。
2.1 RRCシグナリング情報
RRCシグナリング情報は、車両端末10と基地局20との間のRRCシグナリングに関する情報である。RRCシグナリング情報は、測定報告(MR:Measurement Report)、ハンドオーバ、PCell、PSCell、SCellの追加(addition)、更新(modification)の少なくとも一つが行われる場合におけるRRCコネクションの再構成(reconfiguration)に関する情報(RRC再構成情報)、車両端末10の識別子(UE−ID)の少なくとも一つを含んでもよい。
RRCシグナリング情報は、車両端末10と基地局20との間のRRCシグナリングに関する情報である。RRCシグナリング情報は、測定報告(MR:Measurement Report)、ハンドオーバ、PCell、PSCell、SCellの追加(addition)、更新(modification)の少なくとも一つが行われる場合におけるRRCコネクションの再構成(reconfiguration)に関する情報(RRC再構成情報)、車両端末10の識別子(UE−ID)の少なくとも一つを含んでもよい。
2.1.1 測定報告
測定報告は、例えば、基地局20のセルCにおけるDL信号(例えば、同期信号及びPBCHを含むブロック(SSB:Synchronization Signal Block、SS/PBCHブロック等ともいう)、チャネル状態情報参照信号(CSI−RS:Channel State Information-Reference signal))の測定結果(例えば、受信電力(RSRP:Reference Signal Received Power)及び受信品質(RSRQ:Reference Signal Received Quality)の少なくとも一つ)である。
測定報告は、例えば、基地局20のセルCにおけるDL信号(例えば、同期信号及びPBCHを含むブロック(SSB:Synchronization Signal Block、SS/PBCHブロック等ともいう)、チャネル状態情報参照信号(CSI−RS:Channel State Information-Reference signal))の測定結果(例えば、受信電力(RSRP:Reference Signal Received Power)及び受信品質(RSRQ:Reference Signal Received Quality)の少なくとも一つ)である。
車両端末10は、在圏するセル(serving cell)C及び周辺セル(neighbor cell)の測定報告を基地局20に送信する。
2.1.2 RRC再構成情報
RRC再構成情報は、測定報告に基づいてハンドオーバ元の基地局20(ソース基地局)が、ハンドオーバ先の基地局20(ターゲット基地局)への車両端末10のハンドオーバを決定する場合に、ソース基地局から車両端末10に送信される再構成メッセージ(例えば、RRCReconfiguration message)を含んでもよい。当該再構成メッセージは、ターゲット基地局の識別情報、車両端末10とターゲット基地局20との間のRRCコネクションの再構成に関する情報を含んでもよい。また、当該RRC構成情報は、車両端末10からターゲット基地局に送信される完了メッセージ(例えば、RRCReconfigurationComplete message)を含んでもよい。
RRC再構成情報は、測定報告に基づいてハンドオーバ元の基地局20(ソース基地局)が、ハンドオーバ先の基地局20(ターゲット基地局)への車両端末10のハンドオーバを決定する場合に、ソース基地局から車両端末10に送信される再構成メッセージ(例えば、RRCReconfiguration message)を含んでもよい。当該再構成メッセージは、ターゲット基地局の識別情報、車両端末10とターゲット基地局20との間のRRCコネクションの再構成に関する情報を含んでもよい。また、当該RRC構成情報は、車両端末10からターゲット基地局に送信される完了メッセージ(例えば、RRCReconfigurationComplete message)を含んでもよい。
また、RRC再構成情報は、CA又はDCにおけるPCell、PScell、SCellの少なくとも一つの追加又は更新が決定される場合に、基地局20から車両端末10に送信される再構成メッセージ(例えば、RRCReconfiguration message)を含んでもよい。また、当該RRC構成情報は、車両端末10から基地局20に送信される完了メッセージ(例えば、RRCReconfigurationComplete message)を含んでもよい。
2.1.3 UE−ID
UE−IDは、車両端末10に割り当てられる識別子であり、例えば、RNTI(Radio Network Temporary Identifier)、C−RNTI(Cell-RNTI)等であってもよい。
UE−IDは、車両端末10に割り当てられる識別子であり、例えば、RNTI(Radio Network Temporary Identifier)、C−RNTI(Cell-RNTI)等であってもよい。
2.2 基地局情報
基地局情報は、基地局20に関する情報である。基地局情報は、例えば、基地局20が設置される位置、セル半径、基地局20の各アンテナの位置、各アンテナの指向性の少なくとも一つを示す情報を含んでもよい。基地局情報は、各基地局20から他の装置(例えば、ITSサーバ40等)に提供されてもよいし、運用により予め定められていてもよい。
基地局情報は、基地局20に関する情報である。基地局情報は、例えば、基地局20が設置される位置、セル半径、基地局20の各アンテナの位置、各アンテナの指向性の少なくとも一つを示す情報を含んでもよい。基地局情報は、各基地局20から他の装置(例えば、ITSサーバ40等)に提供されてもよいし、運用により予め定められていてもよい。
2.3 契約情報
契約情報は、車両端末10の契約に関する情報である。例えば、契約情報は、車両端末10の契約者、契約プラン、タイプ(例えば、車載端末又は非車載端末など)の少なくとも一つを示す情報を含んでもよい。契約情報は、HSS60によって管理され、HSS60から他の装置(例えば、ITSサーバ40等)に提供されてもよい。
契約情報は、車両端末10の契約に関する情報である。例えば、契約情報は、車両端末10の契約者、契約プラン、タイプ(例えば、車載端末又は非車載端末など)の少なくとも一つを示す情報を含んでもよい。契約情報は、HSS60によって管理され、HSS60から他の装置(例えば、ITSサーバ40等)に提供されてもよい。
2.4 測位情報
測位情報は、SLP70により提供される測位支援情報(例えば、車両端末10の概略位置情報、GPS(global positioning system)衛星の軌道情報)に基づく測位演算の結果を示す情報である。測位情報は、車両端末10又はSLP70から他の装置(例えば、ITSサーバ40等)に提供されてもよい。
測位情報は、SLP70により提供される測位支援情報(例えば、車両端末10の概略位置情報、GPS(global positioning system)衛星の軌道情報)に基づく測位演算の結果を示す情報である。測位情報は、車両端末10又はSLP70から他の装置(例えば、ITSサーバ40等)に提供されてもよい。
2.5 モビリティ情報
モビリティ情報は、車両端末10のモビリティ(移動性)に関する情報である。例えば、モビリティ情報は、車両端末10の接続状態情報、車両端末10の位置登録情報の少なくとも一つを含んでもよい。
モビリティ情報は、車両端末10のモビリティ(移動性)に関する情報である。例えば、モビリティ情報は、車両端末10の接続状態情報、車両端末10の位置登録情報の少なくとも一つを含んでもよい。
2.5.1 接続状態情報
接続状態情報は、車両端末10の状態(例えば、接続状態(connected state)、アイドル状態(idles state)、非アクティブ状態(Inactive state)など)に関する情報である。接続状態情報は、基地局20及びMME50の少なくとも一つによって管理されてもよい。
接続状態情報は、車両端末10の状態(例えば、接続状態(connected state)、アイドル状態(idles state)、非アクティブ状態(Inactive state)など)に関する情報である。接続状態情報は、基地局20及びMME50の少なくとも一つによって管理されてもよい。
2.5.2 位置登録情報
位置登録情報は、車両端末10の位置登録エリア(location registration area)及び一以上の位置登録エリアを含む位置登録エリア群の少なくとも一つに関する情報である。位置登録エリア(location registration area)は、一以上のセルCを含み、車両端末10の在圏するセルCを含んでもよい。位置登録エリア群は、一以上の位置登録エリアを含み、車両端末10に個別に割り当てられてもよい。以下において、「位置登録エリア」は、「位置登録エリア群」又は「位置登録エリア及び位置登録エリア群の少なくとも一つ」と読み替えられてもよい。
位置登録情報は、車両端末10の位置登録エリア(location registration area)及び一以上の位置登録エリアを含む位置登録エリア群の少なくとも一つに関する情報である。位置登録エリア(location registration area)は、一以上のセルCを含み、車両端末10の在圏するセルCを含んでもよい。位置登録エリア群は、一以上の位置登録エリアを含み、車両端末10に個別に割り当てられてもよい。以下において、「位置登録エリア」は、「位置登録エリア群」又は「位置登録エリア及び位置登録エリア群の少なくとも一つ」と読み替えられてもよい。
車両端末10が在圏するセルCを含む位置登録エリアは、MME50によって管理されてもよい。当該位置登録エリアを管理するMME50の識別子は、HSS60によって管理されてもよい。
一般に、スマートフォン、携帯電話などのユーザ端末は、新しい位置登録エリアに移動したことを検出すると、位置登録を行う。具体的には、位置登録では、ユーザ端末は、新たな位置登録エリアを管理するMME50に対して、位置登録を要求するメッセージ(位置登録要求メッセージ)を送信する。MME50は、車両端末10からの位置登録要求メッセージに応じて、車両端末10の新たな位置を管理し、HSS60に対して、車両端末10の識別子(例えば、IMSI(International Mobile Subscriber Identity))を含む位置登録要求メッセージを送信する。
MME50は、位置登録要求メッセージに対するHSS60からの応答メッセージ(位置登録応答メッセージ)を受信すると、ユーザ端末に対して、MME50が割り当てるユーザ端末の識別子(例えば、GUTI:Global Unique Temporary Identity)及び新しい位置登録エリアに関する情報を含むメッセージ(位置登録完了通知メッセージ)をユーザ端末に送信する。
一方、車両端末10は、車両端末10の位置情報に基づいて(例えば、上記ユーザ端末と同様に新しい位置登録エリアに移動したことを検出するタイミングで)位置登録を行ってもよいし、又は、上記ユーザ端末とは異なるタイミングで位置登録を行ってもよい。
例えば、異なるタイミングの場合、車両端末10は、特定の位置(例えば、道路の特定の地点)をトリガとして、上記位置登録を行ってもよい。また、全ての車両端末10が位置登録を行うのではなく、特定の車両端末10が特定の位置で上記位置登録を行ってもよい。
このように、車両端末10の位置登録を一般のユーザ端末とは異なるタイミングでトリガすることにより、不要な位置登録を抑制し、道路配置に最適化した位置登録が可能となる。この結果、位置登録情報に基づく交通流の推定精度を向上できる。なお、当該車両端末10の位置登録は、交通流推定だけでなく、特定エリアにおける交通情報(例えば、渋滞、交通規制、所要時間、交通障害の少なくとも一つに関する情報)の配信にも利用可能である。
2.6 普及率情報
普及率情報は、車両端末10の普及率に関する情報であり、例えば、全ユーザ端末に対する車両端末10の割合、事業者間のシェアの推計の少なくとも一つに関する情報であってもよい。
普及率情報は、車両端末10の普及率に関する情報であり、例えば、全ユーザ端末に対する車両端末10の割合、事業者間のシェアの推計の少なくとも一つに関する情報であってもよい。
3 交通流推定システムにおける動作
次に、交通流推定システム1における、上記RRCシグナリング情報、基地局情報、契約情報、測位情報、モビリティ情報、普及率情報の少なくとも一つを用いた動作について説明する。
次に、交通流推定システム1における、上記RRCシグナリング情報、基地局情報、契約情報、測位情報、モビリティ情報、普及率情報の少なくとも一つを用いた動作について説明する。
3.1 車両端末推定
車両端末推定は、事業者と契約するスマートフォン、携帯電話等を含む全てユーザ端末の中から、車両端末10を推定する動作である。車両端末10は、上述の契約情報、移動速度(RRCシグナリング情報でもよい)、測位情報の少なくとも一つに基づいて推定されてもよい(3.1.1〜3.1.3参照)。
車両端末推定は、事業者と契約するスマートフォン、携帯電話等を含む全てユーザ端末の中から、車両端末10を推定する動作である。車両端末10は、上述の契約情報、移動速度(RRCシグナリング情報でもよい)、測位情報の少なくとも一つに基づいて推定されてもよい(3.1.1〜3.1.3参照)。
また、以下で説明する車両端末10の推定は、ITSサーバ40で行われてもよいし、車両端末10を含むユーザ端末で行われてもよいし、又は、他の装置(例えば、MME50など)で行われてもよい。
また、推定結果は、ユーザ端末の識別子(例えば、電話番号、UE−ID)と関連付けて、所定装置(例えば、ITSサーバ40、MME50又はHSS60等)でデータベース(テーブル)として管理(記憶)されてもよい。
3.1.1 契約情報に基づく車両端末推定
車両端末10は、HSS60から提供される契約情報に基づいて推定されてもよい。例えば、車両端末10は、当該契約情報が示す契約者、契約プラン、タイプの少なくとも一つに基づいて、推定(決定)されてもよい。契約情報に基づくことにより、車両等の移動体に予め搭載される車両端末10を容易に推定可能となる。
車両端末10は、HSS60から提供される契約情報に基づいて推定されてもよい。例えば、車両端末10は、当該契約情報が示す契約者、契約プラン、タイプの少なくとも一つに基づいて、推定(決定)されてもよい。契約情報に基づくことにより、車両等の移動体に予め搭載される車両端末10を容易に推定可能となる。
3.1.2 移動速度に基づく車両端末推定
車両端末10は、移動速度に基づいて推定されてもよい。当該移動速度は、上記RRCシグナリング情報に基づいて推定されてもよい。
車両端末10は、移動速度に基づいて推定されてもよい。当該移動速度は、上記RRCシグナリング情報に基づいて推定されてもよい。
例えば、当該移動速度は、所定期間内におけるハンドオーバの回数(所定期間内におけるRRCシグナリングの量)、RRCシグナリングされる移動速度を示す情報の少なくとも一つに基づいて推定されてもよい。当該移動速度の推定は、車両端末10を含むユーザ端末、ITSサーバ40又はMME50で行われ、推定されて移動速度を示す情報が、車両端末10の推定を行う装置に提供されてもよい。
例えば、ユーザ端末の移動速度が所定の閾値以上(又は超える)場合、当該ユーザ端末は車両端末10であると推定されてもよい。移動速度に基づくことにより、車両等の移動体に予め搭載される車両端末10だけでなく、当該移動体内に位置するスマートフォン等のユーザ端末を容易に推定可能となる。
3.1.3 測位情報に基づく車両端末推定
車両端末10は、車両端末10又はSLP70から提供される測位情報に基づいて推定されてもよい。例えば、ユーザ端末の測位情報が示す位置が、道路(車道)に存在する場合、当該ユーザ端末が車両端末10であると推定されてもよい。測位情報に基づくことにより、車両等の移動体に予め搭載される車両端末10だけでなく、当該移動体内に位置するスマートフォン等のユーザ端末を容易に推定可能となる。
車両端末10は、車両端末10又はSLP70から提供される測位情報に基づいて推定されてもよい。例えば、ユーザ端末の測位情報が示す位置が、道路(車道)に存在する場合、当該ユーザ端末が車両端末10であると推定されてもよい。測位情報に基づくことにより、車両等の移動体に予め搭載される車両端末10だけでなく、当該移動体内に位置するスマートフォン等のユーザ端末を容易に推定可能となる。
3.2 移動状況推定
移動状況推定は、車両端末10の移動状況を推定する動作である。車両端末10の移動状況は、上述のRRCシグナリング情報、モビリティ情報、測位情報の少なくとも一つに基づいて推定されてもよい(3.2.1〜3.2.3参照)。当該移動状況は、特定の車両端末10(例えば、上記接続状態情報が接続状態である車両端末10)について推定されてもよい。
移動状況推定は、車両端末10の移動状況を推定する動作である。車両端末10の移動状況は、上述のRRCシグナリング情報、モビリティ情報、測位情報の少なくとも一つに基づいて推定されてもよい(3.2.1〜3.2.3参照)。当該移動状況は、特定の車両端末10(例えば、上記接続状態情報が接続状態である車両端末10)について推定されてもよい。
ここで、車両端末10の移動状況とは、あるエリア(例えば、一以上のセル)の通過時間、あるエリアの混雑状況、移動方向、単位時間あたりの移動距離の少なくとも一つであってもよい。
また、以下で説明する移動状況の推定は、ITSサーバ40で行われてもよいし、車両端末10又は他の装置(例えば、MME50、移動状況推定用のサーバ等)で行われてもよい。
また、以下の推定結果は、ユーザ端末の識別子(例えば、電話番号、UE−ID)と関連付けて、所定装置(例えば、ITSサーバ40、MME50又は他の装置等)でデータベース(テーブル)として管理(記憶)されてもよい。
3.2.1 ハンドオーバの出入りに基づく移動状況推定
特定の基地局20における一以上の車両端末10のハンドオーバの出入り(in及びout)に基づいて、当該特定の基地局20が形成する一以上のセルCの移動状況が推定されてもよい。また、一以上の基地局20で構成される特定のグループにおけるハンドオーバの出入りに基づいて、当該特定のグループ内の各基地局20が形成する一以上のセルCの移動状況が推定されてもよい。3.2.1において、移動状況は、例えば、一以上のセルCにおける混雑状況、当該一以上のセルの通過時間等であってもよい。
特定の基地局20における一以上の車両端末10のハンドオーバの出入り(in及びout)に基づいて、当該特定の基地局20が形成する一以上のセルCの移動状況が推定されてもよい。また、一以上の基地局20で構成される特定のグループにおけるハンドオーバの出入りに基づいて、当該特定のグループ内の各基地局20が形成する一以上のセルCの移動状況が推定されてもよい。3.2.1において、移動状況は、例えば、一以上のセルCにおける混雑状況、当該一以上のセルの通過時間等であってもよい。
ここで、「入り(in)」とは、車両端末10が、接続中の基地局20から特定の基地局20(特定のグループ内の基地局20)に対するハンドオーバ要求をRRCシグナリングにより受信すること、又は、当該ハンドオーバ要求に応じて特定の基地局20(特定のグループ内の基地局20)との無線リンク(例えば、RRCコネクション)を確立することであってもよい。
また、「出(out)」とは、特定の基地局20に接続する車両端末10が、特定の基地局20(又は特定のグループ内の基地局20)から他の基地局20(特定のグループ外の基地局20)に対するハンドオーバ要求をRRCシグナリングにより受信すること、当該ハンドオーバ要求に応じて当該特定の基地局20(又は特定のグループ内の基地局20)との無線リンク(例えば、RRCコネクション)を解放すること、又は、当該他の基地局20との無線リンクを確立することであってもよい。
具体的には、特定の基地局20(又は特定のグループ)の一以上のセル内に「入る」時間及び当該一以上のセルから「出る」時間に基づいて、車両端末10が、当該特定の基地局20(又は特定のグループ内の各基地局20)が形成する一以上のセルC(勢力圏ともいう)を通過する時間(通過時間)を計算し、当該通過時間に基づいて、当該一以上のセルCにおける移動状況を推定してもよい。
図3Aは、本実施の形態に係る移動状況推定の一例を示す図である。例えば、図3Aでは、特定の基地局20が形成するセルCにおける移動状況の推定が示される。図3Aに示すように、車両端末101〜10nは、それぞれ、特定の基地局20のセルCに入ると、特定の基地局20にハンドオーバし(in)、セルCから出る際に他の基地局(不図示)にハンドオーバする(out)。
図3Aでは、車両端末101〜10nの各々がセルC内に「入る」時間とセルCから「出る」時間とに基づいて、セルCの移動状況(例えば、セルCの混雑状況、車両端末10のセルCの通過時間)が推定されてもよい。
例えば、図3Aにおいて、車両端末101〜10nのセルCの通過時間が所定の閾値以下(又は未満)である場合、当該セルCの混雑状況はスムーズである(渋滞なし)と推定されてもよい。一方、当該セルCの通過時間が所定の閾値より大きい(又は以上)である場合、当該セルCの混雑状況はスムーズでない(渋滞あり)と推定されてもよい。
なお、当該セルCの混雑状況は、スムーズであるか否か(渋滞の有無)の2段階だけでなく、3段階以上で推定されてもよい。また、混雑状況は、単一のセルCだけでなく、2以上のセルCで構成されるエリア(例えば、位置登録エリア)単位で推定されてもよい。また、セルCを通過する全車両端末101〜10nの通過時間が計算される必要はなく、特定の車両端末10の通過時間に基づいて混雑状況が推定されてもよい。
3.2.1では、特定の基地局20(又は特定のグループ)のハンドオーバの出入り(ハンドオーバの出入りに関するRRCシグナリング情報)に基づいて移動状況(例えば、セルCの混雑状況、車両端末10のセルCの通過時間)が推定されるので、当該特定の基地局20(又は特定のグループ)が形成するエリア内の移動状況を簡易に推定できる。
なお、当該エリア内の移動状況は、セル(PCell、PSCell、SCellの少なくとも一つ)の切り替え(当該切り替えに関するRRCシグナリング情報)に基づいて推定されてもよい。
3.2.2 ハンドオーバ履歴に基づく移動状況推定
車両端末10の複数の基地局20間のハンドオーバ(又は複数のセルの切り替え)の履歴に基づいて、当該車両端末10の移動状況が推定されてもよい。なお、ハンドオーバ履歴に基づく移動状況推定は、上述のハンドオーバの出入りに基づく移動状況推定と組み合わせられてもよい。当該車両端末10は、特定の車両端末10(例えば、接続状態で所定の条件を満たす車両端末10)であってもよい。3.2.2において、移動状況は、例えば、車両端末10の移動方向、車両端末10の走行する道路の混雑状況、当該道路の所定区間の通過時間等の少なくとも一つであってもよい。
車両端末10の複数の基地局20間のハンドオーバ(又は複数のセルの切り替え)の履歴に基づいて、当該車両端末10の移動状況が推定されてもよい。なお、ハンドオーバ履歴に基づく移動状況推定は、上述のハンドオーバの出入りに基づく移動状況推定と組み合わせられてもよい。当該車両端末10は、特定の車両端末10(例えば、接続状態で所定の条件を満たす車両端末10)であってもよい。3.2.2において、移動状況は、例えば、車両端末10の移動方向、車両端末10の走行する道路の混雑状況、当該道路の所定区間の通過時間等の少なくとも一つであってもよい。
特定の車両端末10のハンドオーバ元の基地局20及びハンドオーバ先の基地局20を追跡(トラッキング)することで、車両端末10の移動方向及び走行する道路の少なくとも一つが推定されてもよい。これにより、道路毎の混雑状況、当該道路の所定区間の通過時間等が推定されてもよい。
図3Bは、本実施の形態に係る移動状況推定の他の例を示す図である。例えば、図3Bでは、基地局201〜20nが形成するセルC1〜Cn間のハンドオーバ履歴に基づく移動状況の推定が示される。図3Bに示すように、セルC1内の車両端末10は、セルC1からセルC2に移動すると、基地局201から基地局202にハンドオーバする。
このように、車両端末10のハンドオーバ元の基地局201及びハンドオーバ先の基地局202の位置、アンテナの方向等から、車両端末10の移動方向及び走行する道路の少なくとも一つが推定されてもよい。また、当該車両端末10がセルC1〜Cnの少なくとも一つに「入る」時間と「出る」時間とを考慮することにより、セルC1〜Cnの通過時間が推定され、当該通過時間に基づいて、車両端末10が走行する道路の混雑状況、当該道路の所定区間の通過時間が推定されてもよい。
3.2.2では、車両端末10の複数の基地局20間のハンドオーバの履歴に基づいて移動状況が推定されるので、車両端末10の移動方向及び走行する道路を特定できる。また、当該車両端末10のハンドオーバの出入りによるセルの通過時間を考慮することにより、車両端末10が走行する道路の混雑状況、当該道路の所定区間の通過時間を推定できる。
3.2.3 位置に基づく移動状況の推定
車両端末10の移動状況は、車両端末10の位置に基づいて推定されてもよい。当該車両端末10の位置は、車両端末10からの測定報告、測位情報の少なくとも一つに基づいて推定されてもよい。
車両端末10の移動状況は、車両端末10の位置に基づいて推定されてもよい。当該車両端末10の位置は、車両端末10からの測定報告、測位情報の少なくとも一つに基づいて推定されてもよい。
3.3 交通流推定
交通流推定は、所定区間及び所定地点の少なくとも一つにおける交通流を推定する動作である。以下で説明する交通流の推定は、ITSサーバ40で行われてもよいし、車両端末10又は他の装置(例えば、MME50、交通流推定用のサーバなど)で行われてもよい。
交通流推定は、所定区間及び所定地点の少なくとも一つにおける交通流を推定する動作である。以下で説明する交通流の推定は、ITSサーバ40で行われてもよいし、車両端末10又は他の装置(例えば、MME50、交通流推定用のサーバなど)で行われてもよい。
ここで、交通流とは、所定区間及び所定地点の少なくとも一つにおける時間当たりの車両端末10の数であってもよい。所定区間とは、例えば、ある道路の区間、又は、一以上の基地局20によって形成される一以上のセル、交通ネットワークの解析に用いられるグラフのリンク(エッジ)等であってもよい。所定地点は、交差点、又は、基地局20、基地局20のアンテナ、又は、交通ネットワークの解析に用いられるグラフのノード等であってもよい。
交通流は、上記所定区間及び所定地点の少なくとも一つに対応する一以上の基地局20(当該基地局20によって形成される一以上のセル)を対象として推定されてもよいし、当該基地局20(当該セル)の一部を対象として推定されてもよい。一部の基地局20又は一部のセルを対象とすることにより、処理量を軽減しながら、高精度に交通流を推定できる。
交通流の推定対象となる一以上の基地局20(当該基地局20によって形成される一以上のセル)は、上述の基地局情報(例えば、基地局20の位置)、車両端末10のRRCシグナリング情報(例えば、ハンドオーバの履歴)、車両端末10の測位情報(例えば、位置)の少なくとも一つに基づいて決定されてもよい。例えば、当該一以上の基地局20(一以上のセル)を示す情報は、当該基地局情報、RRCシグナリング情報、測位情報の少なくとも一つを入力として、機会学習エンジン又はテーブルから出力されてもよい。
このように、交通流は、以上のように決定される一以上の基地局20によって形成される一以上のセルにおける(を通過する)単位時間当たりの車両端末10の数であってもよい。また、当該交通流は、車両端末10のモビリティ情報と測位情報とRRCシグナリング情報との少なくとも一つに基づいて、推定されてもよい。また、当該交通流は、移動状況(3.2参照)に基づいて推定されてもよい。
例えば、図1において、交差点I1及びI2をそれぞれノードとし、交差点I1及びI2の間の道路をリンクとするグラフが用いられる場合、当該ノード及びリンクを含むセルC1、C2、C3を形成する基地局201、202、203がグループ化され、当該セルC1、C2、C3を通過する単位時間(例えば、1秒)あたりの車両端末10の数が、交通流として推定されてもよい。
図4は、本実施の形態に係る交通流推定の一例を示すフローチャートである。なお、図4では、一例として、各ステップがITSサーバ40で行われものとするが、上述のように、他の装置で行われてもよい。また、各ステップは異なる装置で行われてもよい。また、図4の一部のステップは省略されてもよいし、不図示のステップが追加されてもよい。
図4に示すように、ステップS101において、特定の車両端末10の移動状況が推定されてもよい(ステップS101)。当該特定の車両端末10の移動状況は、例えば、ハンドオーバの出入りの時間に基づく一以上のセルの通過時間、ハンドオーバ履歴及び測位結果の少なくとも一つに基づく移動方向、所定の時間間隔における測位結果に基づく移動距離等の少なくとも一つであってもよい。
特定の車両端末10は、上述の接続状態情報に基づいて選択されてもよい。例えば、当該特定の車両端末10は、当該接続状態情報が接続状態(コネクティッド状態)を示す車両端末10であってもよい。
ステップS102において、特定の車両端末10の移動状況に基づいて所定区間及び所定地点の少なくとも一つ(に対応する一以上の基地局20(当該基地局20によって形成される一以上のセル))における単位時間あたりの車両端末10の数(サンプリングした車両端末10の数)が推定されてもよい。
ステップS103において、サンプリングした車両端末10の数と所定の係数(スケーリング係数)とに基づいて、所定区間及び所定地点の少なくとも一つ(に対応する一以上の基地局20(当該基地局20によって形成される一以上のセル))における単位時間あたりの実際の車両端末10の数(交通流)が推定されてもよい。
スケーリング係数は、MME50から取得した車両端末10の接続状態情報(例えば、アイドル状態、コネクティッド状態又は非アクティブ状態)や位置登録情報、普及率情報の少なくとも一つに基づいて算出されてもよい。
車両端末10の位置登録情報及び接続状態情報を用いることにより、ある位置登録エリアにおけるコネクティッド状態の車両端末10とアイドル状態の車両端末10との端末比が推定でき、アイドル状態の車両端末10の数を含めた交通流の推定が可能となる。
普及率情報(例えば、事業者シェアの推計値)を用いることにより、情報が取得できない他事業者の車両を含めた交通流が推定できる。普及率情報(例えば、車両への端末普及率)を用いることで通信に対応していない車両(非コネクティッドカー)の数を含めた交通流の推定が可能となる。
以上の交通流の推定は一定サンプル数が取得できる時間単位で実施されてもよい。
3.4 移動状況推定精度改善
車両端末10の移動状況は、車両端末10又はSLP70によって提供される測位情報に基づいて、補正されてもよい。
車両端末10の移動状況は、車両端末10又はSLP70によって提供される測位情報に基づいて、補正されてもよい。
4 交通流推定システムの詳細構成
4.1 車両端末の構成
図5は、本実施の形態に係る車両端末10の機能構成の一例を示す図である。本例に示すように、車両端末10は、制御部110と、記憶部120と、通信部130と、入力部140と、出力部150と、を有する。なお、図5では、本実施形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、車両端末10は、他の処理に必要な他の機能ブロックも有してもよい。また、一部の機能ブロックを含まない構成としてもよい。
4.1 車両端末の構成
図5は、本実施の形態に係る車両端末10の機能構成の一例を示す図である。本例に示すように、車両端末10は、制御部110と、記憶部120と、通信部130と、入力部140と、出力部150と、を有する。なお、図5では、本実施形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、車両端末10は、他の処理に必要な他の機能ブロックも有してもよい。また、一部の機能ブロックを含まない構成としてもよい。
制御部110は、車両端末10の制御を実施する。制御部110は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置により構成することができる。
制御部110は、ITSに関する制御(ITSアプリに関する制御)、車両端末10を搭載する移動体(例えば、車両)に関する制御(車両制御)、通信部130による通信の制御(通信制御)、入力部140及び出力部150の制御(ユーザインターフェース(UI:User Interface)制御)の少なくとも一つを行う。
具体的には、制御部110は、基地局20とのRRCシグナリング情報(2.1参照)の送信及び受信の少なくとも一つを制御してもよい。例えば、制御部110は、基地局20に対する測定報告の送信を制御してもよい(2.1.1参照)。また、制御部110は、RRC再構成情報の受信及び送信の少なくとも一つを制御してもよい(2.1.2参照)。また、制御部110は、UE−IDの受信を制御してもよい(2.1.3参照)。
また、制御部110は、MME50との間の通信を制御してもよい。例えば、制御部110は、MME50に対する位置登録要求メッセージの送信、MME50からの位置登録完了通知メッセージの受信を制御してもよい(2.5.2参照)。
また、制御部110は、HSS60との間の通信を制御してもよい。例えば、制御部110は、HSS60からの契約情報の受信を制御してもよい(2.3参照)。
また、制御部110は、SLP70との間の通信を制御してもよい。例えば、制御部110は、SLP70からの測位支援情報に基づいて測位を行い、当該測位結果を示す測位情報の送信を制御してもよい(2.4参照)。
また、制御部110は、車両端末10の推定を制御してもよい(3.1参照)。具体的には、制御部110は、車両端末10の契約情報と、測位情報と、RRCシグナリング情報に基づいて推定される車両端末10の移動速度との少なくとも一つに基づいて、基地局20と通信する一以上のユーザ端末の中から、車両端末10を推定してもよい。
記憶部120は、車両端末10において利用する情報を記憶(保持)する。記憶部120は、例えば、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるメモリ、ストレージ、記憶装置などにより構成することができる。
通信部130は、ネットワークを介した他の通信デバイス(例えば、基地局20、ITSサーバ40、MME50、HSS60、SLP70、ネットワーク30に接続する不図示の装置など)との通信を行う。通信部130は、受信した種々の情報を制御部110に出力してもよい。例えば、通信部130は、基地局20との上位レイヤシグナリング及び物理レイヤシグナリングの少なくとも一つによる通信を行ってもよい。
通信部130は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置により構成することができる。なお、通信部130は、送信部及び受信部から構成されてもよい。
入力部140は、ユーザからの操作により入力を受け付ける。また、入力部140は、所定の機器、記憶媒体などと接続され、データの入力を受け付けてもよい。入力部140は、入力結果を例えば制御部110に出力してもよい。
入力部140は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるキーボード、マウス、ボタンなどの入力装置、入出力端子、入出力回路などにより構成することができる。また、入力部140は、表示部と一体となった構成(例えば、タッチパネル)としてもよい。
出力部150は、ユーザに対して知覚できる形式でデータ、コンテンツなどの出力を行う。例えば、出力部150は、画像を表示する表示部、音声を出力する音声出力部などを含んで構成されてもよい。
表示部は、例えば、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるディスプレイ、モニタなどの表示装置により構成することができる。また、音声出力部は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるスピーカーなどの出力装置により構成することができる。
出力部150は、例えば、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される演算器、演算回路、演算装置、プレイヤー、画像/映像/音声処理回路、画像/映像/音声処理装置、アンプなどを含んで構成することができる。
通信部130、入力部140及び出力部150の少なくとも1つは、外部環境などの測定を実施する測定部として機能してもよい。当該測定部は、本開示に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される測定器、測定回路又は測定装置から構成することができる。
4.2 ITSサーバの構成
図6は、本実施の形態に係るITSサーバ40(交通流推定装置)の機能構成の一例を示す図である。本例に示すように、ITSサーバ40は、制御部410と、記憶部420と、通信部430と、入力部440と、出力部450と、を有する。なお、図6では、図5と異なる機能を中心に説明し、同様の内容については説明を省略する。
4.2 ITSサーバの構成
図6は、本実施の形態に係るITSサーバ40(交通流推定装置)の機能構成の一例を示す図である。本例に示すように、ITSサーバ40は、制御部410と、記憶部420と、通信部430と、入力部440と、出力部450と、を有する。なお、図6では、図5と異なる機能を中心に説明し、同様の内容については説明を省略する。
制御部410は、ITSサーバ40の制御を実施する。具体的には、制御部410は、車両端末10の推定を制御してもよい(3.1参照)。例えば、制御部410は、通信部430によって受信されるRRCシグナリング情報に基づいて車両端末10の移動速度を推定してもよい。また、制御部410は、通信部430によって受信される車両端末10の契約情報及び測位情報と、上記推定された移動速度の少なくとも一つに基づいて、基地局20と通信する一以上のユーザ端末の中から、車両端末10を推定してもよい。
制御部410は、通信部430によって受信されるモビリティ情報と測位情報とRRCシグナリング情報との少なくとも一つに基づいて、車両端末10の移動状況を推定してもよい(3.2参照)。
また、制御部410は、基地局20によって形成される一以上のセルCにおける単位時間あたりの車両端末10の数(車両端末数)である交通流を推定してもよい(3.3参照)。具体的には、制御部410は、車両端末10の移動状況に基づいて、当該交通流を推定してもよい。
また、制御部410は、特定の車両端末10の移動状況に基づいて一以上のセルCにおける単位時間あたりのサンプリングされた車両端末数を算出し、該サンプリングされた車両端末の数と所定の係数(スケーリング係数)とに基づいて、上記一以上のセルCにおける単位時間あたりの実際の車両端末数を推定してもよい(3.3参照)。
また、制御部410は、車両端末10の接続状態情報と車両端末10の位置登録情報と普及率情報との少なくとも一つに基づいて、上記所定の係数(スケーリング係数)を算出してもよい(3.3参照)。なお、当該所定の係数は、予め記憶部420に記憶されていてもよいし、通信部430により他の装置から受信されてもよい。
また、制御部410は、上記測位情報に基づいて、上記移動状況の推定結果を補正してもよい(3.4参照)。
記憶部420は、上記車両端末10の推定、上記移動状況の推定、交通流の推定の少なくとも一つに利用される情報(例えば、通信部430によって受信される情報)を記憶(保持)する。
通信部430は、ネットワークを介した他の通信デバイス(例えば、基地局20、ITSサーバ40、MME50、HSS60、SLP70、ネットワーク30に接続する不図示の装置など)から、種々の情報(例えば、RRCシグナリング情報、基地局情報、契約情報、測位情報、モビリティ情報、普及率情報の少なくとも一つ)を受信し、受信した情報を制御部410及び記憶部420に出力してもよい。
4.3 基地局、MME、HSS、SLPの構成
基地局20、MME50、HSS60、SLP70、ネットワーク30上の他の装置などについても、図5又は図6と同様の構成を有してもよい。当業者であれば、図5又は図6の説明における車両端末10又はITSサーバ40の関連の記載を、適宜読み替えて理解できる。
基地局20、MME50、HSS60、SLP70、ネットワーク30上の他の装置などについても、図5又は図6と同様の構成を有してもよい。当業者であれば、図5又は図6の説明における車両端末10又はITSサーバ40の関連の記載を、適宜読み替えて理解できる。
以下、いくつかの部について例示的に説明する。なお、各装置の図5又は図6の各機能ブロックに対応する符号は、各装置を示す符号の最初の一桁の数字(例えば、車両端末10であれば「10」の最初の一桁の「1」、ITSサーバであれば「40」の最初の一桁の「4」)を図5又は図6の符号の最初の一桁の数字に適用して表す。
基地局20の制御部210は、通信部230による車両端末10とのRRCシグナリング情報(2.1参照)の送信及び受信の少なくとも一つを制御してもよい。例えば、制御部210は、車両端末10からの測定報告の受信を制御してもよい(2.1.1参照)。また、制御部210は、RRC再構成情報の受信及び送信の少なくとも一つを制御してもよい(2.1.2参照)。また、制御部210は、UE−IDの送信を制御してもよい(2.1.3参照)。
MME50の制御部510は、車両端末10のモビリティに関する制御(例えば、車両端末10の状態、位置登録など)を行ってもよい。具体的には、制御部510は、通信部530による車両端末10からの位置登録要求メッセージの受信、車両端末10に対する位置登録完了通知メッセージの送信を制御してもよい(2.5.2参照)。
また、HSS60の制御部610は、加入者に関する情報(例えば、契約情報、車両端末10の位置登録エリアを管理するMME50の識別子など)を記憶部520に記憶してもよい。また、制御部610は、通信部630による契約情報の送信を制御してもよい。
また、SLP70の制御部710は、車両端末10の測位を制御してもよい。制御部710は、車両端末10に対する測位支援情報の送信を制御してもよい。
また、MME50の制御部510、HSS60の制御部610又はSLP70の制御部710は、車両端末10の推定、移動状況の推定、交通流の推定の少なくとも一つを制御してもよい。この場合、これらの制御に用いられる情報が、通信部530、通信部630又は通信部730によって受信されてもよい。このように、本実施の形態において、車両端末10の推定、移動状況の推定、交通流の推定の少なくとも一つは、ITSサーバ40で行われなくともよく、交通流推定システム1を構成するどの装置で実施されてもよい。
4.4 ハードウェア構成
なお、上記実施の形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。
なお、上記実施の形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。
例えば、本実施の形態において、交通流推定システム1を構成する各装置(例えば、車両端末10、基地局20、ITSサーバ40、MME50、HSS60、SLP70など)は、本開示の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図7は、本実施の形態に係る車両、サーバなどのハードウェア構成の一例を示す図である。上述の車両端末10、基地局20、車群決定サーバ30などは、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。交通流推定システム1を構成する各装置のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
例えば、プロセッサ1001は1つだけ図示されているが、複数のプロセッサがあってもよい。また、処理は、1のプロセッサによって実行されてもよいし、処理が同時に、逐次に、又はその他の手法を用いて、2以上のプロセッサによって実行されてもよい。なお、プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。
交通流推定システム1を構成する各装置における各機能は、例えば、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004を介する通信を制御したり、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現されてもよい。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、制御部110は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001において動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)、RAM(Random Access Memory)、その他の適切な記憶媒体の少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本実施の形態に係る無線通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、フレキシブルディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD−ROM(Compact Disc ROM)など)、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、リムーバブルディスク、ハードディスクドライブ、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ)、磁気ストライプ、データベース、サーバ、その他の適切な記憶媒体の少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。なお、上述の記憶部120は、メモリ1002及び/又はストレージ1003によって実現されてもよい。
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。なお、上述の通信部130は、通信装置1004によって実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LED(Light Emitting Diode)ランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。なお、上述の入力部140及び出力部150は、それぞれ入力装置1005及び出力装置1006によって実現されてもよい。
通信装置1004、入力装置1005及び出力装置1006の少なくとも1つは、画像(静止画像及び/又は動画像)を取得するカメラ、音声を取得するマイクロフォン、各種センサ(圧力センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、タッチセンサ、接地センサ、近接センサ、傾斜センサ、磁気センサ、温度センサ(サーモグラフィ)、超音波センサ、赤外線センサ、測域センサ(レーザスキャンセンサ)、無線ビーム(レーダー)など)のうち、いずれか又はこれらの組み合わせを含んでもよい。
また、プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
また、車両端末10などは、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアを用いて各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
5 変形例
なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。
なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースは、所定のインデックスによって指示されてもよい。
本開示においてパラメータなどに使用する名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式などは、本開示において明示的に開示したものと異なってもよい。
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
情報、信号などは、複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。入出力された情報、信号などは、特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報、信号などは、上書き、更新又は追記をされ得る。出力された情報、信号などは、削除されてもよい。入力された情報、信号などは、他の装置へ送信されてもよい。
情報の通知は、本開示において説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。
また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的な通知に限られず、暗示的に(例えば、当該所定の情報の通知を行わないことによって又は別の情報の通知によって)行われてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真(true)又は偽(false)で表される真偽値(boolean)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用され得る。
本開示においては、「基地局(BS:Base Station)」、「無線基地局」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)」、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」、「帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセル(セクタとも呼ばれる)を収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(RRH:Remote Radio Head))によって通信サービスを提供することもできる。「セル」又は「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部又は全体を指す。
本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
移動局は、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型又は無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。
また、本開示における基地局は、ユーザ端末で読み替えてもよい。例えば、基地局及びユーザ端末間の通信を、複数のユーザ端末間の通信(例えば、D2D(Device-to-Device)、V2X(Vehicle-to-Everything)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、基地局が有する機能をユーザ端末が有する構成としてもよい。
本開示において、基地局によって行われるとした動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)を含むネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局、基地局以外の1つ以上のネットワークノード(例えば、MME(Mobility Management Entity)、S−GW(Serving-Gateway)などが考えられるが、これらに限られない)又はこれらの組み合わせによって行われ得ることは明らかである。
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本開示において説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、LTE−B(LTE-Beyond)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、New−RAT(Radio Access Technology)、NR(New Radio)、NX(New radio access)、FX(Future generation radio access)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切な無線通信方法を利用するシステム、これらに基づいて拡張された次世代システムなどに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE又はLTE−Aと、5Gとの組み合わせなど)適用されてもよい。
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素の参照は、2つの要素のみが採用され得ること又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
本開示において使用する「判断(決定)(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。例えば、「判断(決定)」は、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)などを「判断(決定)」することであるとみなされてもよい。
また、「判断(決定)」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)などを「判断(決定)」することであるとみなされてもよい。
また、「判断(決定)」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などを「判断(決定)」することであるとみなされてもよい。つまり、「判断(決定)」は、何らかの動作を「判断(決定)」することであるとみなされてもよい。
また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
本開示において使用する「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的であっても、論理的であっても、あるいはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。
本開示において、2つの要素が接続される場合、1つ以上の電線、ケーブル、プリント電気接続などを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域、光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も同様に解釈されてもよい。
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びこれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳によって冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
以上、本開示に係る発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示に係る発明が本開示中に説明した実施形態に限定されないということは明らかである。本開示に係る発明は、特許請求の範囲の記載に基づいて定まる発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とし、本開示に係る発明に対して何ら制限的な意味をもたらさない。
Claims (7)
- 車両端末のモビリティ情報と、前記車両端末の測位情報と、前記車両端末と基地局との間のRRC(Radio Resource Control)シグナリング情報との少なくとも一つを受信する受信部と、
前記モビリティ情報と前記測位情報と前記RRCシグナリング情報との少なくとも一つに基づいて、前記基地局によって形成される一以上のセルにおける単位時間あたりの車両端末数である交通流を推定する制御部と、
を具備することを特徴とする交通流推定装置。 - 前記制御部は、前記モビリティ情報と前記測位情報と前記RRCシグナリング情報との少なくとも一つに基づいて前記一以上のセルにおける単位時間あたりのサンプリングされた車両端末数を算出し、該サンプリングされた車両端末数と所定の係数とに基づいて前記交通流を推定することを特徴とする請求項1に記載の交通流推定装置。
- 前記制御部は、前記車両端末の接続状態情報と前記車両端末の位置登録情報と普及率情報との少なくとも一つに基づいて、前記所定の係数を算出することを特徴とする請求項2に記載の交通流推定装置。
- 前記制御部は、前記モビリティ情報と前記測位情報と前記RRCシグナリング情報との少なくとも一つに基づいて、前記車両端末の移動状況を推定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の交通流推定装置。
- 前記制御部は、前記測位情報に基づいて、前記移動状況の推定結果を補正することを特徴とする請求項4に記載の交通流推定装置。
- 前記制御部は、前記RRCシグナリング情報に基づいて推定される前記車両端末の移動速度と、前記車両端末の契約情報と、前記測位情報との少なくとも一つに基づいて、前記基地局と通信する一以上のユーザ端末の中から、前記車両端末を推定することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の交通流推定装置。
- 車両端末のモビリティ情報と、前記車両端末の測位情報と、前記車両端末と基地局との間のRRC(Radio Resource Control)シグナリング情報との少なくとも一つを受信する受信部と、
前記モビリティ情報と前記測位情報と前記RRCシグナリング情報との少なくとも一つに基づいて、前記基地局によって形成される一以上のセルにおける単位時間あたりの車両端末数である交通流を推定する制御部と、
を具備することを特徴とする交通流推定システム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2022032310A (ja) * | 2020-08-11 | 2022-02-25 | トヨタ自動車株式会社 | 情報処理システム、情報処理装置および情報処理プログラム |
JP2022144755A (ja) * | 2021-03-19 | 2022-10-03 | 本田技研工業株式会社 | 通信制御装置、移動体、通信制御方法、及びプログラム |
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2018
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