JP2019204241A - 通知方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】歩行者による操作を必要とせずに、歩行者が青信号の間に道路を横断しきれない可能性がある場合、歩行者に注意喚起できる通知方法を提供する。【解決手段】情報通知装置において、推定部34は、歩行者が道路を横断する意図を有するか推定する。通知部42は、歩行者が横断の意図を有すると推定された場合、歩行者用信号の青信号の残り時間が当該歩行者の当該道路の横断に必要な横断時間より短ければ、当該歩行者に注意情報を通知する。【選択図】図3
Description
本発明は、情報を通知する通知方法に関する。
高齢者や足の不自由な歩行者は、道路の横断に時間がかかる可能性がある。そのため、高齢者などの歩行者の横断を支援する技術が開発されている。たとえば、特許文献1は、交差点の複数の横断方向の中から歩行者が携帯端末で選択した横断方向に対して、歩行者用信号の青時間を延長する交通信号制御機を開示する。
特許文献1の技術では、歩行者が携帯端末を操作すると、青時間の延長が行われる。しかし、高齢者などは、携帯端末の操作を忘れたり、操作に煩わしさを感じたりして、携帯端末を操作しない可能性がある。この場合、青信号の間に歩行者が道路を横断しきれない可能性がある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、歩行者による操作を必要とせずに、歩行者が青信号の間に道路を横断しきれない可能性がある場合、歩行者に注意喚起できる通知方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の通知方法は、歩行者が道路を横断する意図を有するか推定するステップと、前記歩行者が横断の意図を有すると推定された場合、歩行者用信号の青信号の残り時間が当該歩行者の当該道路の横断に必要な横断時間より短ければ、当該歩行者に注意情報を通知するステップと、を備える。
この態様によると、歩行者による操作を必要とせずに、歩行者が青信号の間に道路を横断しきれない可能性がある場合、歩行者に注意喚起できる。
本発明によれば、歩行者による操作を必要とせずに、歩行者が青信号の間に道路を横断しきれない可能性がある場合、歩行者に注意喚起できる。
図1は、実施の形態に係る通知システム1の構成を示すブロック図である。通知システム1は、端末装置10と、車載装置12と、サーバ装置20とを備える。ここでは、端末装置10と車載装置12が1台ずつ設けられている一例について説明するが、通知システム1は、複数の端末装置10と複数の車載装置12を備えることができる。
端末装置10は、若年者などより歩行に時間を要する高齢者や足の不自由な人などのユーザに携帯される。端末装置10は、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、ウェアラブル端末などの携帯機器である。端末装置10は、サーバ装置20と無線通信を行う。
端末装置10は、自身の現在位置情報を定期的に取得して、この現在位置情報をサーバ装置20へ送信する。現在位置情報は、緯度と経度を含み、例えば、端末装置10に設けられた図示しないGPS受信部から取得する。この現在位置情報には、送信元になる端末装置10を識別するための情報が添付される。
端末装置10は、歩行者向けのナビゲーション機能を有し、予め設定された目的地までの案内経路に沿って画像および/または音声により経路案内を実行する。端末装置10は、案内経路情報をサーバ装置20に送信する。
車載装置12は、自動車である車両14に搭載される。車載装置12は、サーバ装置20と無線通信を行う。車載装置12は、自身の現在位置情報を定期的に取得して、この現在位置情報をサーバ装置20へ送信する。現在位置情報は、例えば、車載装置12に設けられた図示しないGPS受信部から取得する。この現在位置情報には、送信元になる車載装置12を識別するための情報が添付される。
サーバ装置20は、所定の場合、端末装置10を介してユーザに注意情報を通知する。サーバ装置20は、例えばデータセンターに設置される。
図2は、実施の形態に係るカメラ100、歩行者用信号110および横断歩道120が設けられた道路130を示す。第1のカメラ100aは、道路130に沿った一方の歩道から、他方の歩道と横断歩道120付近の画像を撮像する。第2のカメラ100bは、他方の歩道から一方の歩道と横断歩道120付近の画像を撮像する。第1のカメラ100aと第2のカメラ100bをカメラ100と総称する。
図示は省略するが、カメラ100は、歩行者が横断する可能性のある複数の道路の複数の位置に設けられる。カメラ100は、歩行者用信号110が存在せず横断歩道120が存在する位置、および、横断歩道120が存在しない位置にも設けられる。
管理装置140は、複数のカメラ100、複数の歩行者用信号110および複数の車両用信号(図示せず)を管理する。管理装置140は、カメラ100で撮像された画像のデータをサーバ装置20に送信する。画像データには、カメラ100を識別するための情報が添付される。
管理装置140は、サーバ装置20の要求に応じて、歩行者用信号110の現在の信号機情報をサーバ装置20に送信する。信号機情報は、青信号であるか否か、および、青信号の残り時間を含む。信号機情報には、歩行者用信号110を識別するための情報が添付される。管理装置140は、交通管制センタなどに設けられる。
図3は、図1のサーバ装置20の構成を示すブロック図である。サーバ装置20は、通信部22と、処理部24とを備える。処理部24は、画像認識部30と、特定部32と、推定部34と、第1取得部36と、第2取得部38と、導出部40と、通知部42と、制御部44とを備える。処理部24は、情報通知装置として機能する。
処理部24の構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
通信部22は、端末装置10、車載装置12および管理装置140と無線通信を行う。通信部22は、端末装置10から現在位置情報および案内経路情報を受信し、車載装置12から現在位置情報を受信する。通信部22は、管理装置140から画像データと信号機情報を受信する。
画像認識部30は、カメラ100で撮像された道路130付近の画像にもとづいて、歩行に時間を要する高齢者などの歩行者P1を、その歩行者P1が道路130の横断を開始する前に認識する。画像認識部30は、カメラ100毎にこの処理を実行する。画像認識部30は、たとえば、周知の顔認識により歩行者P1の年齢を推定し、推定した年齢から高齢者を認識する。高齢者とする年齢は、たとえば65才以上、70才以上など、実験などにより適宜定めることができる。画像認識部30は、たとえば、歩き方や杖を認識することにより足の不自由な歩行者を認識する。画像認識部30は、撮像された画像にもとづいて、認識した歩行者P1の概略の位置を導出する。歩行者P1の位置は、緯度と経度を含む。
特定部32は、端末装置10から取得した現在位置情報と、画像認識部30で認識した歩行者P1の位置とにもとづき、認識した歩行者P1が端末装置10を所持するか否か特定する。端末装置10の位置と認識した歩行者P1の位置との距離がしきい値以下である場合、特定部32は、認識した歩行者P1が端末装置10を所持すると特定し、この端末装置10を識別するための情報を特定する。端末装置10の位置と認識した歩行者P1の位置との距離がしきい値より大きい場合、認識した歩行者P1が端末装置10を所持しないと特定する。この場合、認識した歩行者P1とは異なる歩行者が端末装置10を所持することが想定される。しきい値は、実験などにより適宜定められる。
以下、1.歩行者P1が端末装置10を所持すると特定された場合、2.歩行者P1が端末装置10を所持しないと特定された場合の順に説明する。
1.歩行者P1が端末装置10を所持すると特定された場合
推定部34は、歩行者P1の行動予測を行い、歩行者P1が道路130を横断する意図を有するか推定する。推定部34は、歩行者P1の端末装置10から経路案内情報を取得できれば、経路案内情報と現在位置情報と地図情報とにもとづき、歩行者P1が道路130を横断する意図を有するか推定する。地図情報は、サーバ装置20に保持されている。推定部34は、案内経路が横断歩道120を通り、歩行者P1が案内経路に沿ってこの横断歩道120に向かって歩いている場合、歩行者P1が道路130を横断する意図を有すると推定する。
推定部34は、歩行者P1の行動予測を行い、歩行者P1が道路130を横断する意図を有するか推定する。推定部34は、歩行者P1の端末装置10から経路案内情報を取得できれば、経路案内情報と現在位置情報と地図情報とにもとづき、歩行者P1が道路130を横断する意図を有するか推定する。地図情報は、サーバ装置20に保持されている。推定部34は、案内経路が横断歩道120を通り、歩行者P1が案内経路に沿ってこの横断歩道120に向かって歩いている場合、歩行者P1が道路130を横断する意図を有すると推定する。
推定部34は、端末装置10を識別するための情報に紐付けられた、歩行者P1が過去に複数回横断した地点の情報を保持している。推定部34は、経路案内情報を取得できない場合、歩行者P1が過去に複数回横断した地点付近を道路に向かって歩いていれば、横断する意図を有すると推定する。
推定部34は、経路案内情報を取得できない場合、歩行者P1が急に進行方向を変えて道路に向かえば、横断する意図を有すると推定する。
推定部34は、歩行者P1が横断の意図を有すると推定した場合、現在位置情報と地図情報とにもとづき、横断位置が、(1)歩行者用信号110と横断歩道120が存在する位置、(2)歩行者用信号110が存在せず、横断歩道120が存在する位置、(3)横断歩道120が存在しない位置のいずれであるか特定する。地図情報は、歩行者用信号110の位置および横断歩道120の位置の情報を含む。
(1)歩行者用信号110と横断歩道120が存在する位置
第1取得部36は、横断位置の歩行者用信号110の現在の信号機情報を、通信部22を介して管理装置140から取得する。
第1取得部36は、横断位置の歩行者用信号110の現在の信号機情報を、通信部22を介して管理装置140から取得する。
第2取得部38は、端末装置10の現在位置情報の変化にもとづいて歩行者P1の現在の歩行速度を導出し、導出した歩行速度を取得する。第2取得部38は、予め導出されたこの歩行者P1の平均の歩行速度を、天候、路面状況、歩行者P1の体調をもとに補正して、補正した歩行速度を現在の歩行速度として取得してもよい。体調は、予め歩行者P1が端末装置10に入力する。
導出部40は、取得された現在の歩行速度と、地図情報に含まれる道路130の幅の情報とにもとづいて、歩行者P1の道路130の横断に必要な横断時間を導出する。
第1取得部36で取得された青信号の残り時間が導出部40で導出された横断時間以上であれば、通知部42は、注意情報を非通知とする。
青信号の残り時間が歩行者の横断時間より短ければ、通知部42は、通信部22を介して、歩行者P1の端末装置10に注意情報を通知可能であるか確認する。端末装置10が通信不可能になったことなどにより、通知不可能な場合もある。通知可能であれば、通知部42は、横断歩道120の周辺に車両14が存在するか否かとは無関係に、通信部22を介して、歩行者P1の端末装置10に対して注意情報を送信する。これは、歩行者P1が横断の意図を有すると推定された場合、歩行者用信号110の青信号の残り時間が当該歩行者P1の横断時間より短ければ、通知部42が歩行者P1に注意情報を通知することに相当する。この通知は、歩行者P1が横断を開始する前に行われる。事故などが発生した場合、赤信号になっても横断を終えていないと、歩行者P1にも過失があると判断される可能性があるため、まず歩行者P1に通知する。
端末装置10は、通信部22から注意情報を受信すると、音声、画像、振動の少なくともいずれかで歩行者P1に注意喚起する。音声と画像は、たとえば「道路を横断しないでください。青信号の間に渡りきれないかもしれません。」などのメッセージを含む。音声は警告音を含んでもよい。歩行者P1が気づきやすいように、少なくとも音声を用いることが好ましい。
制御部44は、通知部42が注意情報を通知した場合、端末装置10の現在位置情報にもとづき、歩行者P1が横断を中止して停止したか確認する。歩行者P1に注意情報を通知不可能な場合、および、注意情報を通知しても歩行者P1が停止しない場合、制御部44は、管理装置140に対して青信号を延長可能であるか確認する。管理装置140は、延長可能であるか否かをサーバ装置20に送信する。延長可能である場合、制御部44は、通信部22と管理装置140を介して青信号を延長する。
青信号を延長不可能な場合、制御部44は、横断歩道120から所定距離内に位置する車両14に注意情報を通知可能であるか確認する。横断歩道120から所定距離内に位置する車両14は、画像をもとに特定できる。車両14が車載装置12を搭載していれば通知可能であるが、搭載していなければ通知不可能である。
車両14に通知可能であれば、制御部44は、車両14に注意情報を通知する。車両14の車載装置12は、通信部22から注意情報を受信すると、音声、画像の少なくともいずれかで運転者に注意喚起する。音声と画像は、たとえば「道路を横断中の歩行者に注意してください。」などのメッセージを含む。音声は警告音を含んでもよい。
車両14に通知不可能な場合、制御部44は、通信部22と管理装置140を介して歩行者用信号110から警告音を出力させる。歩行者用信号110にはスピーカが設けられている。あるいは制御部44は、通信部22を介して、横断歩道120の周辺の他の歩行者の端末装置10に、歩行者P1のサポートを依頼する情報を通知してもよい。情報を受信した他の歩行者の端末装置10は、音声、画像、振動の少なくともいずれかで注意喚起する。音声と画像は、たとえば、「道路を横断中の歩行者のサポートをお願いします。」などのメッセージを含む。他の歩行者は、若年者などの歩行が相対的に速いユーザであってもよい。これらの処理により、歩行者P1の安全性をより高めることができる。
(2)歩行者用信号110が存在せず、横断歩道120が存在する位置
制御部44は、横断歩道120に向かって走行している車両14が横断歩道120に到達するまでの到達時間を導出する。到達時間は、周知の技術を用いて導出でき、たとえば、車載装置12の位置情報、車載装置12から送信された車速、カメラ100で撮像された画像、または、道路130に設置された車両感知器で検出された車速をもとに導出できる。
制御部44は、横断歩道120に向かって走行している車両14が横断歩道120に到達するまでの到達時間を導出する。到達時間は、周知の技術を用いて導出でき、たとえば、車載装置12の位置情報、車載装置12から送信された車速、カメラ100で撮像された画像、または、道路130に設置された車両感知器で検出された車速をもとに導出できる。
車両14の到達時間が歩行者P1の横断時間以下の場合、車両14に通知可能であれば、制御部44は、車両14に注意情報を通知する。これは、歩行者P1が横断の意図を有すると推定された場合、道路130の横断位置に横断歩道120が設けられ、横断歩道120に歩行者用信号110が設けられておらず、かつ、車両14の到達時間が横断時間以下であれば、制御部44が当該車両14に注意情報を通知することに相当する。歩行者用信号110がない横断歩道120では歩行者優先であるため、まず車両14に通知する。
制御部44は、注意情報を通知した車両14が減速したか特定する。車両14に通知不可能な場合、および、車両14が減速しない場合、歩行者P1に通知可能であれば、通知部42は歩行者P1に注意情報を通知する。歩行者P1に通知不可能であれば、制御部44は、通信部22を介して、横断歩道120の周辺の他の歩行者の端末装置10に、歩行者P1のサポートを依頼する情報を通知する。
(3)横断歩道120が存在しない位置
通知部42は、歩行者P1に警告可能であるか確認する。警告可能であれば、通知部42は、通信部22を介して、歩行者P1の端末装置10に対して警告情報を送信する。これは、通知部42が歩行者P1に警告情報を通知することに相当する。
通知部42は、歩行者P1に警告可能であるか確認する。警告可能であれば、通知部42は、通信部22を介して、歩行者P1の端末装置10に対して警告情報を送信する。これは、通知部42が歩行者P1に警告情報を通知することに相当する。
端末装置10は、通信部22から警告情報を受信すると、音声、画像、振動の少なくともいずれかで歩行者P1に警告する。音声と画像は、たとえば「道路を横断しないでください。横断歩道を探してください。」などのメッセージを含む。音声は警告音を含んでもよい。
制御部44は、警告された歩行者P1が横断を中止して停止したか確認する。歩行者P1に警告不可能な場合、および、歩行者P1が停止しない場合、車両14の到達時間が歩行者P1の横断時間以下であり、歩行者P1に通知可能であれば、通知部42は、通信部22を介して、歩行者P1の端末装置10に対して注意情報を送信する。これは、歩行者P1が横断の意図を有すると推定された場合、道路130の横断位置に横断歩道120が設けられておらず、かつ、車両14の到達時間が横断時間以下であれば、通知部42が歩行者P1に注意情報を通知することに相当する。横断歩道120がなければ原則として横断してはならないため、まず歩行者P1に通知する。
歩行者P1に通知不可能な場合、および、歩行者P1が停止しない場合、車両14に通知可能であれば、制御部44は車両14に注意情報を通知する。車両14に通知不可能であれば、制御部44は、通信部22を介して、横断位置の周辺の他の歩行者の端末装置10に、歩行者P1のサポートを依頼する情報を通知する。
2.歩行者P1が端末装置10を所持しないと特定された場合
この場合、サーバ装置20が歩行者P1の端末装置10と通信しないことを除き、以上の1.の処理と同様である。以下、相違点を中心に説明する。
この場合、サーバ装置20が歩行者P1の端末装置10と通信しないことを除き、以上の1.の処理と同様である。以下、相違点を中心に説明する。
推定部34は、歩行者P1が端末装置10を所持しないと特定された場合、カメラ100で撮像された画像にもとづき、歩行者P1が道路130を横断する意図を有するか推定する。推定部34は、歩行者P1が急に進行方向を変えて道路130に向かった場合、横断する意図を有すると推定する。
推定部34は、歩行者P1が横断の意図を有すると推定した場合、画像認識部30で認識した歩行者P1の位置と地図情報とにもとづき、横断位置を特定する。
第2取得部38は、予め導出された高齢者の一般的な歩行速度を取得する。第2取得部38は、天候、路面状況をもとに一般的な歩行速度を補正して、補正した歩行速度を現在の歩行速度としてもよい。
次に、以上の構成による通知システム1の全体的な動作を説明する。図4は、図1のサーバ装置20の処理を示すフローチャートである。歩行者が横断の意図を有しないと推定された場合(S10のN)、処理を終了する。横断の意図を有すると推定された場合(S10のY)、推定部34は横断位置を特定し(S12)、横断位置に信号と横断歩道があり、歩行者用信号の青信号の残り時間が歩行者の横断時間以上であれば(S14のY)、処理を終了する。
青信号の残り時間が歩行者の横断時間より短く(S14のN)、歩行者に通知可能であれば(S16のY)、通知部42は歩行者に注意情報を通知し(S18)、歩行者が停止すれば(S20のY)、処理を終了する。ステップS16で歩行者に通知不可能な場合(S16のN)、および、歩行者が停止しない場合(S20のN)、図5のステップS22に移る。
図5は、図4に続くフローチャートである。青信号を延長可能である場合(S22のY)、制御部44は青信号を延長し(S24)、処理を終了する。青信号を延長不可能な場合(S22のN)、車両に通知可能であれば(S26のY)、制御部44は車両に注意情報を通知し(S28)、処理を終了する。車両に通知不可能な場合(S26のN)、制御部44は歩行者用信号110から警告音を出力させ(S30)、処理を終了する。
図6は、図4に続くフローチャートである。図4のステップS12で、横断位置が信号なし、横断歩道ありであれば、図6のステップS40に移る。車両の到達時間が歩行者の横断時間より長い場合(S40のY)、処理を終了する。車両の到達時間が歩行者の横断時間以下の場合(S40のN)、車両に通知可能であれば(S42のY)、制御部44は車両に注意情報を通知し(S44)、車両が減速すれば(S46のY)、処理を終了する。
ステップS42で車両に通知不可能な場合(S42のN)、および、車両が減速しない場合(S46のN)、歩行者に通知可能であれば(S48のY)、通知部42は歩行者に注意情報を通知し(S50)、処理を終了する。歩行者に通知不可能であれば(S48のN)、制御部44は歩行者の周囲の人に通知し(S52)、処理を終了する。
図7は、図4に続くフローチャートである。図4のステップS12で、横断位置が横断歩道なしであれば、図7のステップS60に移る。歩行者に警告可能であれば(S60のY)、通知部42は歩行者に警告し(S62)、歩行者が停止すれば(S64のY)、処理を終了する。歩行者に警告不可能な場合(S60のN)、および、歩行者が停止しない場合(S64のN)、図8のステップS66に移る。
図8は、図7に続くフローチャートである。車両の到達時間が歩行者の横断時間より長い場合(S66のY)、処理を終了する。車両の到達時間が歩行者の横断時間以下の場合(S66のN)、歩行者に通知可能であれば(S68のY)、通知部42は歩行者に注意情報を通知し(S70)、歩行者が停止すれば(S72のY)、処理を終了する。
ステップS68で歩行者に通知不可能な場合(S68のN)、および、歩行者が停止しない場合(S72のN)、車両に通知可能であれば(S74のY)、制御部44は車両に注意情報を通知し(S76)、処理を終了する。車両に通知不可能であれば(S74のN)、制御部44は歩行者の周囲の人に通知し(S78)、処理を終了する。
本実施の形態によれば、歩行者による操作を必要とせずに、歩行者が青信号の間に道路を横断しきれない可能性がある場合、歩行者に注意喚起できる。また、歩行者の横断位置における横断歩道と歩行者用信号の設置状況に応じて、注意情報を最初に通知する対象が異なるので、歩行者の横断位置に合わせたより適切な注意喚起を行うことができる。
さらに、歩行者の現在の歩行速度にもとづいて横断時間を導出するので、注意情報を通知するか否かを、より精度よく決定できる。端末装置10に設定された案内経路にもとづいて、歩行者が道路を横断する意図を有するか、より正確に推定することもできる。
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。実施の形態はあくまでも例示であり、各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態では、処理部24の各部がサーバ装置20に搭載されるが、画像認識部30と特定部32以外は端末装置10にも搭載されてもよい。この場合、歩行者P1が端末装置10を所持するとサーバ装置20で特定された場合、端末装置10が各処理を実行し、歩行者P1が端末装置10を所持しないと特定された場合、サーバ装置20が各処理を実行する。端末装置10は、たとえば、歩行者P1が道路を横断する意図を有するか推定し、横断位置を特定し、サーバ装置20から信号機情報を取得し、歩行速度を導出し、歩行者P1に注意情報を通知する。この場合、端末装置10が情報通知装置として機能する。
歩行者P1が端末装置10を所持しない状況に対応する必要がなければ、処理部24の各部はサーバ装置20に搭載されず、画像認識部30と特定部32以外が端末装置10に搭載されてもよい。これらの変形例では、通知システム1の構成の自由度を向上できる。
1…通知システム、10…端末装置、12…車載装置、20…サーバ装置、30…画像認識部、32…特定部、34…推定部、36…第1取得部、38…第2取得部、40…導出部、42…通知部、44…制御部、100…カメラ、110…歩行者用信号、140…管理装置。
Claims (1)
- 歩行者が道路を横断する意図を有するか推定するステップと、
前記歩行者が横断の意図を有すると推定された場合、歩行者用信号の青信号の残り時間が当該歩行者の当該道路の横断に必要な横断時間より短ければ、当該歩行者に注意情報を通知するステップと、
を備えることを特徴とする通知方法。
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