JP2019204027A - 顕微鏡用光学システム及び処理装置 - Google Patents
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Description
(顕微鏡用光学システム1の構成)
図1は、第1実施形態に係る顕微鏡用光学システム1の構成の一例を示す模式図である。第1実施形態に係る顕微鏡用光学システム1は、顕微鏡本体である顕微鏡10と、顕微鏡10による観察像を撮像する撮像部20と、撮像部20を制御する処理装置30と、光学ユニット40と、処理装置30に付属するモニタ50とを有する。
図3は、図1の処理装置30の処理の一例を示すフローチャートである。図4は、撮像素子21の位置と顕微鏡10の焦点面との対応を示した模式図である。図3及び図4を参照しながら、顕微鏡10の焦点面が異なる観察像を複数枚撮像させ、位相情報が復元した顕微鏡画像を構築する処理装置30の顕微鏡画像撮像処理の動作について説明する。
図5は、図1の顕微鏡用光学システム1に含まれる処理装置30の機能構成の一例を示すブロック図である。図5を参照しながら、処理装置30の構成及びその機能について主に説明する。
以上のような第1実施形態に係る顕微鏡用光学システム1によれば、位相情報が復元した顕微鏡画像を簡便な構成でリアルタイムに取得できる。顕微鏡用光学システム1は、図3に示すフローに沿って2つの撮像素子21a、21bが固定された後、顕微鏡10の試料ステージ12等を駆動しなくとも、汎用的な顕微鏡10を用いて複数の焦点面の異なる観察像を複数の撮像装置20a、20bにより並行して撮像可能である。したがって、ユーザは、例えば安価な手動用顕微鏡に、光学ユニット40と撮像部20とを装着する作業を行うだけでよく、従来よりも簡便な構成で焦点面の異なる観察像から位相復元画像を取得可能である。従来の電動化された顕微鏡は一般的に高額であり、この電動顕微鏡を制御する信号を外部から送信しつつ一方では撮像用のカメラを制御して顕微鏡画像を取り込むシステムを構成するとコストが増大するという問題があった。しかしながら、本実施形態では、簡便な構成で焦点面の異なる観察像から位相復元画像を構築することができるため、システムのコストが低減する。
上記では、処理装置30は、撮像素子21aを第2リレーレンズ44a側に移動させ、撮像素子21bを第2リレーレンズ44bと反対側に移動させるとして説明したが、これに限定されない。処理装置30は、焦点面の異なる複数の観察像を撮像可能であれば、移動機構23aにより、2つの撮像装置20a、20bの少なくとも一方の撮像面を光軸Kに沿った任意の方向に移動させてもよい。
図6は、第2実施形態に係る顕微鏡用光学システム1aの構成の一例を示す模式図である。以下では、図6を参照しながら、第2実施形態に係る顕微鏡用光学システム1aの構成及び機能について主に説明する。第2実施形態に係る顕微鏡用光学システム1aは、焦点面変更部23として、移動機構23aに代えて、第2リレーレンズ44を光軸方向に並進移動させる移動機構23bを含む点で、第1実施形態と異なる。第1実施形態と同様の構成部については同一の符号を付し、その説明を省略する。第1実施形態と異なる点について主に説明する。
図7は、第3実施形態に係る顕微鏡用光学システム1bの構成の一例を示す模式図である。以下では、図7を参照しながら、第3実施形態に係る顕微鏡用光学システム1bの構成及び機能について主に説明する。第3実施形態に係る顕微鏡用光学システム1bは、焦点面変更部23として、移動機構23a、23bに代えて、厚さの異なる複数の平行平板のいずれかに切り替える切替機構46a、46bを含む点で、第1実施形態及び第2実施形態と異なる。第1実施形態及び第2実施形態と同様の構成部については同一の符号を付し、その説明を省略する。第1実施形態及び第2実施形態と異なる点について主に説明する。
図8は、第4実施形態に係る顕微鏡用光学システム1cの構成の一例を示す模式図である。以下では、図8を参照しながら、第4実施形態に係る顕微鏡用光学システム1cの構成及び機能について主に説明する。第4実施形態に係る顕微鏡用光学システム1cは、焦点面変更部23として、移動機構23a、23b、及び切替機構46a、46bに代えて、観察像を撮像部20に転送するリレーレンズとは別に配置される光学レンズを光軸方向に移動させる移動機構23cを含む点で、第1実施形態乃至第3実施形態と異なる。さらに、撮像部20が1つの撮像装置のみを有する点で、第1実施形態乃至第3実施形態と異なる。第1実施形態乃至第3実施形態と同様の構成部については同一の符号を付し、その説明を省略する。第1実施形態乃至第3実施形態と異なる点について主に説明する。
10 顕微鏡
11 透過照明
12 試料ステージ
13 対物レンズ
14 折り曲げミラー
15 結像レンズ
20 撮像部
20a、20b 撮像装置
21、21a、21b 撮像素子
22 撮像処理部
23 焦点面変更部
23a、23b、23c 移動機構(焦点面変更部)
231 リニアガイド
232 ステージ部
233 ボールねじ
234 固定ブロック
235 ステッピングモータ
30 処理装置
31 CPU
311 移動機構制御部(焦点面変更制御部)
312 撮像制御部
313 倍率補正部
314 画像処理部
32 記憶部
33 入力部
34 表示出力部
35 通信部
40、40a、40b、40c 光学ユニット
41 中間結像面
42 第1リレーレンズ
43 ハーフミラー(分岐用光学素子)
44、44a、44b、44c 第2リレーレンズ(光学素子)
46a、46b 切替機構(焦点面変更部)
47a1、47a2、47a3、47b1、47b2、47b3 平行平板(光学素子)
48、49 折り曲げミラー
50 モニタ
51 結合ミラー
51a1、51a2、51b1、51b2 光学レンズ(光学素子)
100 矢印
120 基準焦点面
120a 上方焦点面
120b 下方焦点面
K 光軸
Claims (10)
- 顕微鏡による観察像を光学的に2つに複写する光学ユニットと、
前記光学ユニットから出力された2つの前記観察像を撮像する撮像部と、
前記顕微鏡の焦点面を変化させる焦点面変更部と、
前記焦点面の異なる2つの前記観察像を前記撮像部により並行して撮像させる処理装置と、
を備え、
前記処理装置は、前記撮像部により撮像された前記焦点面の異なる2つの前記観察像の画像に基づいて前記観察像の位相情報を復元する、
顕微鏡用光学システム。 - 前記撮像部は、異なる2つの撮像装置を備え、
前記焦点面変更部は、2つの前記撮像装置それぞれにおいて前記観察像が入射する撮像面を光軸方向に移動させる移動機構を含み、
前記処理装置は、前記焦点面変更部により、前記焦点面が異なるように2つの前記撮像装置の少なくとも一方の前記撮像面を移動させる、
請求項1に記載の顕微鏡用光学システム。 - 前記焦点面変更部は、前記光学ユニット内に配置され、2つの前記観察像それぞれに対して光学的に作用する光学素子の操作機構を含み、
前記処理装置は、前記焦点面変更部により、前記焦点面が異なるように2つの前記観察像の少なくとも一方に対して前記光学素子を操作する、
請求項1に記載の顕微鏡用光学システム。 - 前記光学素子は、前記観察像を前記撮像部に転送するリレーレンズであり、
前記操作機構は、前記リレーレンズを光軸方向に移動させる移動機構であり、
前記処理装置は、前記移動機構により前記リレーレンズを移動させる、
請求項3に記載の顕微鏡用光学システム。 - 前記光学素子は、厚さの異なる2つの平行平板であり、
前記操作機構は、2つの前記平行平板のいずれかに切り替える切替機構であり、
前記処理装置は、前記切替機構により前記平行平板を切り替える、
請求項3に記載の顕微鏡用光学システム。 - 前記光学素子は、前記観察像を前記撮像部に転送するリレーレンズとは別に配置される光学レンズであり、
前記操作機構は、前記光学レンズを光軸方向に移動させる移動機構であり、
前記処理装置は、前記移動機構により前記光学レンズを移動させる、
請求項3に記載の顕微鏡用光学システム。 - 前記撮像部は、異なる2つの撮像装置を備え、
2つの前記観察像を異なる2つの前記撮像装置によりそれぞれ検出する、
請求項3乃至6のいずれか1項に記載の顕微鏡用光学システム。 - 前記撮像部は、2つの前記観察像を撮像面における異なる部分でそれぞれ検出する撮像装置を備える、
請求項6に記載の顕微鏡用光学システム。 - 前記光学ユニットは、前記顕微鏡に内包され、前記顕微鏡の対物レンズと結像レンズとの間に、前記観察像に対応する観察光を2つに分岐させる分岐用光学素子を有する、
請求項1乃至8のいずれか1項に記載の顕微鏡用光学システム。 - 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の顕微鏡用光学システムを制御する処理装置であって、
前記焦点面変更部により前記顕微鏡の焦点面を変化させる焦点面変更制御部と、
前記焦点面の異なる2つの前記観察像を前記撮像部により並行して撮像させる撮像制御部と、
前記撮像部により撮像された前記焦点面の異なる2つの前記観察像の画像に基づいて前記観察像の位相情報を復元する画像処理部と、
を備える、
処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018099911A JP2019204027A (ja) | 2018-05-24 | 2018-05-24 | 顕微鏡用光学システム及び処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018099911A JP2019204027A (ja) | 2018-05-24 | 2018-05-24 | 顕微鏡用光学システム及び処理装置 |
Publications (1)
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JP2019204027A true JP2019204027A (ja) | 2019-11-28 |
Family
ID=68726835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018099911A Pending JP2019204027A (ja) | 2018-05-24 | 2018-05-24 | 顕微鏡用光学システム及び処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019204027A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07333511A (ja) * | 1994-06-08 | 1995-12-22 | Nikon Corp | 顕微鏡 |
JP2008102294A (ja) * | 2006-10-18 | 2008-05-01 | Olympus Corp | 位相物体の可視化方法とその顕微鏡システム |
WO2008069220A1 (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-12 | Nikon Corporation | 結像装置及び顕微鏡 |
JP2010181716A (ja) * | 2009-02-06 | 2010-08-19 | Olympus Corp | 観察装置 |
-
2018
- 2018-05-24 JP JP2018099911A patent/JP2019204027A/ja active Pending
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