JP2019202238A - 紫外線照射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】蛍光体染料部を用いることなく、紫外線照射ランプの出力状態を視認することが可能な紫外線照射装置の提供。【解決手段】可視光及び紫外光を含む照射光を発する発光ランプ20と、発光ランプ20及び流体が流れ、かつ前記照射光を透過する導管を収容する収容空間31を有し、かつ収容空間31の内部と外部との間を貫通する貫通孔32を有するカバー部材30と、貫通孔32を塞ぎ、かつ前記可視光に対する透過性を有する性質を有する閉塞部材40と、を有する紫外線照射装置。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、水殺菌用装置に用いられる紫外線照射装置に関する。
紫外光は、細菌の原形質である核酸に作用して細菌を死滅させる、すなわち殺菌することができる。紫外光を発する紫外線照射ランプは、使用時間に伴って次第に出力が低下する。
したがって、紫外線照射ランプの出力は、使用時間に伴って所望の細菌の殺菌率を得るのに必要な出力より低くなる。このため、紫外線照射ランプの出力が、一定の基準出力よりも低下した場合には、紫外線照射ランプを交換することが必要である。
そこで、紫外光を蛍光体染料部に照射して可視光に変換し、当該可視光の強度変化を目視することで紫外線照射ランプの出力変化を監視することが可能な使用時水処理装置が特許文献1に開示されている。
特許第4358780号
しかし、特許文献1の使用時水処理装置の蛍光体染料部は、紫外光を可視光に変換する際に発熱する。ここで、水を効率的に殺菌するために適した温度域がある。このため、蛍光体染料部の発熱により水温が上昇すると、殺菌効率が低下する問題がある。
本発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、蛍光体染料部を用いることなく、紫外線照射ランプの出力状態を視認することが可能な紫外線照射装置を提供することを目的としている。
上述した目的を達成するため、本発明の紫外線照射装置は、可視光及び紫外光を含む照射光を発する発光ランプと、前記発光ランプ及び流体が流れ、かつ前記照射光を透過する導管を収容する収容空間を有し、かつ前記収容空間の内部と外部との間を貫通する貫通孔を有するカバー部材と、前記貫通孔を塞ぎ、かつ前記可視光に対する透過性を有する性質を有する閉塞部材と、を有することを特徴とする。
実施例1に係る紫外線照射装置の平面図である。 図1のA−A線に沿った紫外線照射装置の断面図である。 図1の閉塞部材の平面図である。 図1の閉塞部材の側面図である。 紫外発光ランプの発光スペクトルを示すグラフである。 図4の特定の波長域を拡大したグラフである。 紫外線照射装置の外部で観測された発光スペクトルを示すグラフである。 紫外線照射装置の外部で観測された発光スペクトルを示すグラフである。 紫外光照度比と可視光照度比との関係を示すグラフである。 図1の閉塞部材の厚みと、可視光照度比の関係を示したグラフである。 図1の閉塞部材の厚みと、可視光照度比の関係を示したグラフである。 実施例2に係る紫外線照射装置の平面図である。 図11の閉塞部材の平面図である。 図11の閉塞部材の側面図である。 変形例の紫外線照射装置に係る閉塞部材の平面図である。 変形例の紫外線照射装置に係る閉塞部材の側面図である。 実施例3に係る紫外線照射装置の平面図である。 図14のB−B線に沿った紫外線照射装置の断面図である。 図14のC−C線に沿った紫外線照射装置の断面図である。
以下に本発明の好適な実施例を詳細に説明する。尚、以下の説明及び添付図面においては、実質的に同一又は等価な部分には同一の参照符号を付している。
図1は、本発明の実施例である紫外線照射装置としての水殺菌装置100の平面を示している。図1に示すように、水殺菌装置100は、紫外光を水に照射することで、当該水に含まれる細菌を死滅させる、すなわち殺菌する装置である。
紫外発光ランプ20は、可視光及び紫外光を含む照射光を発する。紫外発光ランプ20には、例えば、キセノンフラッシュランプ、アーク放電ランプ、水銀ランプ等を用いることができる。紫外発光ランプ20は、略円筒状に形成されている。紫外発光ランプ20は、コネクタCNを介して電源に接続されている。
内部に水が流れ、かつ紫外発光ランプ20が発した照射光を透過する導管としての通水管Pは、紫外発光ランプ20の長手方向に沿って円筒状に形成されている。通水管Pは、例えば、石英ガラス、合成石英、溶融石英、合成サファイア等を用いて形成されている。
カバー部材30は、略直方体の筒状に形成されている。カバー部材30は、紫外光を透過しない材料で形成されている。紫外光を透過しない材料としては、例えばABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)樹脂等が挙げられる。カバー部材30は、紫外発光ランプ20及び通水管Pを収容する収容空間(図示せず)を有する。
図2は、図1のA−A線に沿った水殺菌装置100の断面を示している。図2に示すように、カバー部材30は、半割状の2つの管部材30a,30bによって構成されている。2つの管部材30a,30bは、ボルトで締結されることによって互いに固定されている。
カバー部材30の収容空間31は、通水管Pを透過した照射光が再び通水管Pに照射されるように曲面を有して形成されている。具体的には、収容空間31は、円弧状に窪んで形成されている。尚、収容空間31の内周面には、紫外光を反射する反射部材を設けるとよい。反射部材は、例えばアルミ等の金属を用いることができる。反射部材を設けることによって、通水管Pを透過した照射光をより効率的に通水管Pに向けて反射させることができる。
また、通水管P内の水が流れる方向における収容空間31の一端には、通水管Pの一端及び紫外発光ランプの一端と嵌合して支持する第1の支持部(図示せず)が形成されている。通水管P内の水が流れる方向における収容空間31の他端には、通水管Pの他端及び紫外発光ランプの他端と嵌合して支持する第2の支持部(図示せず)が形成されている。したがって、紫外発光ランプ20及び通水管Pは、第1の支持部及び第2の支持部によって収容空間31内で支持されている。
また、カバー部材30は、収容空間31の内部と外部との間を貫通する貫通孔32を有する。したがって、紫外発光ランプ20から発せられた照射光の一部は、貫通孔32に入射される。貫通孔32の収容空間31側の開口端は、収容空間31の外部に向かって窄まるように形成されている。
貫通孔32の内壁は、貫通孔32の貫通方向に対して垂直方向に窪んでいる凹部33を有する。貫通孔32の凹部33には、貫通孔32を塞ぎ、かつ可視光に対する透過性を有する性質を有する閉塞部材40が設けられている。
図3Aは、閉塞部材40の平面を示している。図3Bは、閉塞部材40の側面を示している。図3A及び3Bに示すように、閉塞部材40は、円板状に形成され、かつ凹部33と嵌合する凸部としての土台部41と、土台部41から突出している円板状の突出部42と、を有している。突出部42は、貫通孔32の幅方向が土台部41よりも短く、かつ、貫通孔32の幅と同等に形成されている。
言い換えれば、閉塞部材40は、貫通孔32の貫通方向における厚さが互いに異なる第1の領域Aと第2の領域Bを有している。第1の領域Aは、第2の領域Bよりも貫通孔32の貫通方向における厚さが厚く形成されている。
したがって、閉塞部材40の突出部42を貫通孔32に挿入し、土台部41を貫通孔32の開口端にあてつつ、収容空間31の外部に向かって押し込むことによって、土台部41が凹部33に嵌合される。この際、開口端が窄まって形成されていることにより、閉塞部材40に対する摩擦抵抗は軽減される。したがって容易に閉塞部材40を凹部33に固定することが可能となる。
閉塞部材40は、紫外光に対する吸収性を有する。閉塞部材40は、例えば、シリコーンゴムである。閉塞部材40は、紫外線吸収剤及び紫外線散乱材のうち、少なくともいずれか1つを含んでいる。
紫外線吸収剤としては、例えば、メトキシケイヒ酸オクチル、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸オクチル、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、t−ブチルメトキシジベンゾイルメタン、オクチルトリアゾン、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル等が挙げられる。
紫外線散乱剤としては、酸化亜鉛、酸化チタン等が挙げられる。
また、閉塞部材40は、照射光が含む可視光に応じた色、例えば、赤色、緑色を有する。尚、閉塞部材40は、紫外線吸収剤及び紫外線散乱材のうち、少なくともいずれか1つを含んでいればシリコーンゴム以外であってもよく、例えば、アクリル樹脂、ウレタン樹脂及びポリカーボネート等の樹脂素材又は、ガラス等の無機素材であってもよい。
図4は、紫外発光ランプ20の発光スペクトルを示している。紫外発光ランプ20は、例えば、紫外領域においては254nm付近にピークを有し、可視領域においては、320,370,410,430,545nm(緑色)付近にピークを有している。尚、相対強度とは、検出器で検出した光の強度に比例した数値である。
図5は、図4の600〜800nmにおけるスペクトルの拡大図である。図5に示すように、本実施例に用いられる紫外発光ランプ20は、770nm付近にピークを有している。
このように、本実施例に用いられる紫外発光ランプ20は、紫外領域においては、254nm付近にピークを有し、可視領域においては、少なくとも、545nm(緑色)、770nm(赤色)付近にピークを有している。
図6は、緑色を有する閉塞部材40を水殺菌装置100に取り付けた場合における、収容空間31の外部であって貫通孔32付近で観測された発光スペクトルを示している。
図6に示すように、収容空間31の外部では254nm付近のピークはほとんど検出されない一方で、545nm付近のピークが検出されている。したがって、紫外発光ランプ20で発せられた紫外光のほとんどは、閉塞部材40によって遮断され、収容空間31の外部に放出されない。一方で、紫外発光ランプ20で発せられた照射光に含まれる可視光は、閉塞部材40を透過し、収容空間31の外部に放出される。
図7は、赤色を有する閉塞部材40を水殺菌装置100に取り付けた場合における、収容空間31の外部であって貫通孔32付近で観測された発光スペクトルを示している。
図7に示すように、収容空間31の外部では254nm付近のピークはほとんど検出されない。一方で、770nm付近のピークが検出されている。したがって、紫外発光ランプ20で発せられた紫外光のほとんどは、閉塞部材40によって吸収され収容空間31の外部に放出されない。一方で、紫外発光ランプ20で発せられた照射光に含まれる可視光は、閉塞部材40を透過し収容空間31の外部に放出される。
図8は、紫外光照度比と可視光照度比との関係を示している。紫外光照度比は、紫外発光ランプ20で発せられた照射光に含まれる紫外光の照度の比を表している。具体的には、紫外発光ランプ20の点灯開始時の紫外光の照度を基準とし、点灯時間に応じた紫外光の照度の比を表している。また、可視光照度比は、紫外発光ランプ20の点灯開始時の可視光の照度を基準とし、点灯時間に応じた可視光の照度の比を表している。
図中の実線は、近似曲線を示している。ここで、「x」を可視光照度比、「y」を紫外光照度比とした場合、近似曲線は、次のように表せる。

y=1.019x0.5786

図8に示すように、この近似曲線によれば、紫外光照度比は、可視光照度比の低下に伴って低下する。例えば、紫外光照度比は、可視光照度比が30%の場合に50%となる。このように、可視光照度比を観測することで、紫外光照度比を観測することができる。
尚、紫外発光ランプ20の紫外光照度比が50%のときを基準として規定した場合を説明する。したがって、可視光照度比が30%となるときを観測できるようにすると、紫外光照度比の基準を観測することができる。尚、この基準は、使用者の任意で変更することが可能である。
ここで、可視光の照度は0.1lx以下であると目視によって観測することはできない。そこで、紫外光照度比の基準を目視するためには、紫外光照度比が当該基準に達したときに可視光の照度が0.1lx以下になるように設定するとよい。
図9は、貫通孔32の形成方向の閉塞部材40(緑色)の長さ、すなわち、閉塞部材40の厚みと、印加電圧を24Vで紫外発光ランプ20作動させた場合の可視光照度の関係を示している。尚、図中の実線は近似曲線を示している。ここで、「x」を閉塞部材40の厚み、「y」を可視光照度比とした場合、近似曲線は、次のように表せる。

y=59.012x-3.138

図9に示すように、閉塞部材40の厚みが2mmの場合、可視光照度は8lxである。すなわち、可視光照度比が30%のとき、可視光照度は2lx以上あり、紫外光照度比の基準を目視によって観測することは困難である。
また、閉塞部材40の厚みが8mmの場合、可視光照度は0.1lxである。すなわち、紫外光照度比が基準以上であっても可視光照度は0.1lx以下となるため、紫外光照度比の基準を目視によって観測することは困難である。
閉塞部材40の厚みが5.2mmの場合、可視光照度は0.33lxである。すなわち、紫外光照度比が基準のときに可視光照度は0.1lxとなるため、当該基準を目視によって観測することできる。
図10は、貫通孔32の形成方向の閉塞部材40(赤色)の長さ、すなわち、閉塞部材40の厚みと、印加電圧を24Vで紫外発光ランプ20を作動させた場合の可視光照度の関係を示している。尚、図中の実線は近似曲線を示している。ここで、「x」を閉塞部材40の厚み、「y」を可視光照度比とした場合、近似曲線は、次のように表せる。

y=5.169x-1.354

図10に示すように、閉塞部材40の厚みが2mmの場合、可視光照度は2lxである。すなわち、可視光照度比が30%のとき、可視光照度は0.6lx以上あり、当該基準を目視によって観測することは困難である。
閉塞部材40の厚みが7.6mmの場合、可視光照度は0.33lxである。すなわち、紫外光照度比が基準のときに可視光照度は0.1lxとなるため、当該基準を目視によって観測することできる。
以上のように、本実施例の紫外線照射装置100によれば、照射光に含まれている可視光の出力と紫外光の出力の相関性に基づいて、紫外光の出力の変化を可視光の強度変化によって観測することが可能である。
したがって、本実施例の紫外線照射装置100は、紫外光を可視光に変換せずに、照射光に含まれている可視光の強度変化によって紫外発光ランプ20の紫外光の出力状態を視認することができる。すなわち、本実施例の紫外線照射装置100は、紫外光を可視光に変換する際の熱が発生しないため、殺菌効率の低下を招くことがない。したがって、ユーザは、可視光の強度変化を目視するだけで、紫外光を発する紫外発光ランプ20の出力状態、例えば交換寿命を視認することができる。
具体的には、照射光の紫外光照度比が基準に達するまでは、ユーザは、突出部42の点灯を目視できる。照射光の紫外光照度比が基準に達すると、ユーザは、突出部42の消灯を目視できる。このような出力状態の変化を閉塞部材40の消灯によって観測することで、ユーザは、紫外光照度比が基準に到達したことを目視することが可能となる。
実施例2に係る水殺菌装置100について説明する。実施例2に係る水殺菌装置100は、実施例1の水殺菌装置100とは、閉塞部材40の形状が異なる。その他の構成については、実施例1の水殺菌装置100と同一である。
図11は、実施例2に係る水殺菌装置100の平面を示している。図11に示すように、収容空間31の外部からは、閉塞部材40の土台部41と、突出部42とが見えている。
図12Aは、閉塞部材40の平面を示している。図12Bは、閉塞部材40の側面を示している。図12A及び12Bに示すように、突出部42は、貫通孔32の幅方向が土台部41よりも短く、かつ、貫通孔32の幅よりも短く形成されている。
ここで、目視できる可視光の強度には、個人差があり得る。例えば、可視光に対して鋭敏に網膜が反応し、相対的に微弱な光を観測することができるユーザは、紫外光照度比が基準の出力に達すると、突出部42が消灯し、土台部41のみが点灯していることが目視し得る。このような紫外発光ランプ20の出力状態の変化を閉塞部材40の消灯によって観測することで、紫外光照度比が基準に到達したことを目視することが可能となる。
これに対して、可視光に対する網膜の反応が相対的に弱く、微弱な光を検知しにくい人は、照射光の紫外光照度比が基準の出力に達すると、突出部42及び土台部41の両方が消灯していることが目視できる。このような紫外発光ランプ20の出力状態の変化を閉塞部材40の消灯によって観測することで、紫外光照度比が基準に到達したことを目視することが可能となる。
このように、本実施例に係る水殺菌装置100によれば、目視できる可視光の強度の個人差よらず、ユーザは、紫外光照度比が基準に達したことを目視することが可能となる。
尚、第1の領域Aと第2の領域Bとは、互いに異なる色を有するようにしてもよい。このように閉塞部材40が構成されていることで、土台部41が突出部42と異なる色で点灯するため、ユーザは、紫外光照度比が基準に達していることを目視することが容易になる。
また、第1の領域Aの全体が第2の領域Bと互いに異なる色を有する場合だけでなく、第1の領域Aの一部が第2の領域Bと互いに異なる色を有するようにしてもよい。例えば、土台部41と突出部42とは、互いに異なる色を有するようにしてもよい。
[変形例]
実施例1及び2においては、閉塞部材40は、土台部41と突出部42とで構成されているものであった。突出部42は、突出方向に向かうにしたがって、貫通孔32の幅方向の長さが短くなる段状に形成されているようにしてもよい。
図13Aは、変形例に係る水殺菌装置100の閉塞部材40の平面図である。図13Bは、変形例に係る水殺菌装置100の側面図である。図13A及び13Bに示すように、突出部42は、突出方向に向かうにしたがって、貫通孔32の幅方向の長さが短くなる段状に形成されている。具体的には、突出部42は、土台部41から突出して形成されている第1の突出部42aと、第1の突出部42aから突出して形成されている第2の突出部42bと、を有する。
第1の突出部42aは、土台部41よりも貫通孔32の幅方向が短く、かつ貫通孔32の幅方向よりも短く形成されている。第2の突出部42bは、貫通孔32の幅方向よりも短く、かつ第1の突出部42aよりも貫通孔32の幅方向が短く形成されている。
尚、第1の突出部42aと第2の突出部42bとは、互いに異なる色を有するようにしてもよい。言い換えれば、突出部42は、収容空間31の外部からみたときに貫通孔32の貫通方向の長さに応じた異なる色を有するようにしてもよい。
このように閉塞部材40が構成されていることで、ユーザは、第1の突出部42aが第2の突出部42bと異なる色で点灯しているように見えるため、紫外光照度比が基準に達していることを認識することが容易になる。
例えば、ユーザは、紫外光照度比が基準よりも十分に高い状態では、第1の突出部42a及び第2の突出部42bの両方が点灯していることを目視することができる。また、ユーザは、紫外光照度比が基準に近い状態では、第1の突出部42aのみが点灯していることを目視することができる。さらに、紫外光照度比が基準の状態では、第1の突出部42a及び第2の突出部42bの両方が消灯していることを目視することができる。
以上のように、本変形例の水殺菌装置100によれば、ユーザは、紫外発光ランプ20の出力状態の変化を段階的に目視することができる。このため、ユーザは、適切な紫外発光ランプ20の交換時期を推測することが可能となる。
実施例3に係る水殺菌装置100について説明する。実施例3に係る水殺菌装置100は、実施例1の水殺菌装置100とは、貫通孔32及び閉塞部材40が複数設けられている点で異なる。その他の構成については、実施例1の水殺菌装置100と同一である。
図14は、実施例3に係る水殺菌装置100の平面を示している。図14に示すように、カバー部材30には、2つの貫通孔32a,32bが設けられている。閉塞部材40は、貫通孔の数に応じて複数設けられている。
具体的には、一方の貫通孔32aには、当該貫通孔32aを塞ぐ閉塞部材40aが設けられている。他方の貫通孔32bには、当該貫通孔32bを塞ぐ閉塞部材40bが設けられている。
図15Aは、図14のB−B線に沿った水殺菌装置100の断面を示している。図15Bは、図14のC−C線に沿った水殺菌装置100の断面を示している。図15A及び15Bに示すように、閉塞部材40a,40bの各々は、貫通孔32の貫通方向における厚さが互いに異なる。具体的には、貫通孔32aを塞ぐ閉塞部材40aは、貫通孔32bを塞ぐ閉塞部材40bよりも貫通孔32の貫通方向における厚さが厚い。
以上のように、本実施例に係る水殺菌装置100によれば、閉塞部材40a,40bの厚さを適宜調整することにより、目視できる可視光の強度の個人差よらず、ユーザは、紫外光照度比が基準に達したことを目視することが可能となる。具体的には、相対的に微弱な光を観測することができるユーザは、紫外光照度比が基準の出力に達すると、閉塞部材40aが消灯し、閉塞部材40bのみが点灯していることが目視できる。このような紫外発光ランプ20の出力状態の変化を閉塞部材40aの消灯によって観測することで、紫外光照度比が基準に到達したことを目視することが可能となる。
また、微弱な光を検知しにくい人は、照射光の紫外光照度比が基準の出力に達すると、閉塞部材40a及び閉塞部材40bの両方が消灯していることが目視できる。このような紫外発光ランプ20の出力状態の変化を閉塞部材40a,40bの消灯によって観測することで、紫外光照度比が基準に到達したことを目視することが可能となる。
尚、閉塞部材40a,40bの各々は、互いに異なる色を有するようにしてもよい。このように閉塞部材40a,40bの各々が互いに異なる色を有することにより、閉塞部材40a,40bの点灯及び消灯を容易に目視することが可能となる。
100 水殺菌装置
20 紫外発光ランプ
30 カバー部材
31 収容空間
32 貫通孔
33 凹部
40 閉塞部材
41 土台部
42 突出部

Claims (8)

  1. 可視光及び紫外光を含む照射光を発する発光ランプと、
    前記発光ランプ及び流体が流れ、かつ前記照射光を透過する導管を収容する収容空間を有し、かつ前記収容空間の内部と外部との間を貫通する貫通孔を有するカバー部材と、
    前記貫通孔を塞ぎ、かつ前記可視光に対する透過性を有する性質を有する閉塞部材と、
    を有することを特徴とする紫外線照射装置。
  2. 前記閉塞部材は、前記貫通孔の貫通方向における厚さが互いに異なる第1の領域と第2の領域とを有していることを特徴とする請求項1に記載の紫外線照射装置。
  3. 前記第1の領域及び前記第2の領域は、互いに異なる色を有することを特徴とする請求項2に記載の紫外線照射装置。
  4. 前記貫通孔は、前記カバー部材に複数設けられ、
    前記閉塞部材は、前記貫通孔の数に応じて複数設けられ、
    前記閉塞部材の各々は、前記貫通孔の貫通方向における厚さが互いに異なることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の紫外線照射装置。
  5. 前記閉塞部材の各々は、互いに異なる色を有することを特徴とする請求項4に記載の紫外線照射装置。
  6. 前記貫通孔の内壁は、前記貫通孔の貫通方向に対して垂直方向に窪んでいる凹部を有し、
    前記閉塞部材は、前記凹部に嵌合する凸部を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の紫外線照射装置。
  7. 前記貫通孔の前記収容空間側の開口端は、前記外部に向かって窄まるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の紫外線照射装置。
  8. 前記閉塞部材は、弾性体であり、かつ、前記照射光に含まれている前記可視光に応じた色を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の紫外線照射装置。
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