JP2019199833A - サスペンド型水中ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】水中ポンプ全体が水面と水底との中間で浮遊しながら動作するサスペンド型水中ポンプを提供する。【解決手段】水中に投入され、水中モータ10の羽根車16で吸引した水を吐出させる水中ポンプ1であって、水中ポンプ1の水中重量より小さい浮力を生じさせるフロート40と、水中モータ10の主軸13を中心として略対称に設けられた一対の流路31、31と、を備え、各流路31を画定する壁部は、水中モータ10の主軸13を中心として略対称に設けられ、水中ポンプ1の外側から中央に向かって上方に傾斜する一対の傾斜面32、32を含み、各傾斜面32には、水の吸込口33が設けられ、各流路31は、吸込口33から水中モータ10の羽根車16に達し、各吸込口33から水を吸い込むことで生じる推力と、フロート40の浮力とによって、フロート50を含む水中ポンプ1全体が、水面と水底との中間で浮遊しながら動作する。【選択図】図8

Description

本発明は、例えば、洪水や大雨の排水、田畑への給水、消防用水の揚水などに用いられる水中ポンプに関し、特に、フロートを含む水中ポンプ全体が、水面と水底との中間で浮遊しながら動作するサスペンド(「サスペンド」は、本出願人が平成30年5月8日に商標登録出願した商願2018−059503に係る商標)型水中ポンプに関する。
従来の水中ポンプには、水面浮遊型と水底接地型との二種類がある。水面浮遊型の水中ポンプとして、例えば、特開2001−115983号公報(特許文献1)、特開2001−140787号公報(特許文献2)及び特開2007−255236号公報(特許文献3)に開示されているものがある。一方、水底接地型の水中ポンプとして、例えば、特開2015−17534号公報(特許文献4)に開示されているものがある。
<水面浮遊型の水中ポンプ>
特許文献1〜3に開示されているように、水面浮遊型の水中ポンプは、水面に浮かぶフロートに水中ポンプを吊り下げた構成となっている。水中ポンプは、内蔵された水中モータの主軸が横向きとなるように、フロートに水平に吊り下げられている。
このような水面浮遊型の水中ポンプは、水面の高さに浮遊しながら、水面付近の水を水中モータの羽根車で吸引し、吐出口に接続されたホースから吐出する。その後、水面浮遊型の水中ポンプは、水位減少に伴って沈下し、最終的に水底に接地した状態で動作する(引用文献3の図6を参照)。
<水底接地型の水中ポンプ>
特許文献4に開示されているように、水底接地型の水中ポンプは、当該水中ポンプの水中重量よりも小さいフロートを備え、内蔵された水中モータの主軸が縦向きとなるように水底に接地される。特許文献4に開示された水底接地型の水中ポンプは、水底から離間した位置に水の吸込口が設けられている。
このような水底接地型の水中ポンプは、水底に接地された状態で、水底付近の水を水中モータの羽根車で吸引し、吐出口に接続されたホースから吐出する。その後、水底接地型の水中ポンプは、水位が運転可能水位よりも低下したときに水中モータの運転を停止させる。
特開2001−115983号公報 特開2001−140787号公報 特開2007−255236号公報 特開2015−17534号公報
水面浮遊型の水中ポンプは、水面に浮遊するゴミを吸い込みやすいという問題がある。一方、水底接地型の水中ポンプは、水底に溜まったゴミや泥を吸い込みやすいという問題がある。吸い込まれたゴミや泥は、水中ポンプの吸込口を塞いで吸引力を低下させ、又は水中ポンプのケーシング内に入って水の流路を詰まらせ、水中モータを故障させるといった問題を招来する。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、水中ポンプ全体が水面と水底との中間で浮遊しながら動作するサスペンド型水中ポンプを提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するために、本発明のサスペンド型水中ポンプは、水中に投入され、水中モータの羽根車で吸引した水を吐出させる水中ポンプであって、前記水中ポンプの水中重量より小さい浮力を生じさせるフロートと、前記水中モータの主軸を中心として略対称に設けられた一対の流路と、を備え、各流路を画定する壁部は、前記水中モータの主軸を中心として略対称に設けられ、前記水中ポンプの外側から中央に向かって上方に傾斜する一対の傾斜面を含み、各傾斜面には、水の吸込口が設けられ、各流路は、前記吸込口から前記水中モータの羽根車に達し、各吸込口から水を吸い込むことで生じる推力と、前記フロートの浮力とによって、前記フロートを含む前記水中ポンプ全体が、水面と水底との中間で浮遊しながら動作することを特徴とする。
(2)好ましくは、上記(1)のサスペンド型水中ポンプにおいて、前記水中モータを内部に収容する中空のポンプケーシングと、前記ポンプケーシングの外側に取り付けられた中空のフローティングボックスと、を備え、前記一対の流路が、前記フローティングボックスの内部に設けられ、前記フローティングボックスを構成する壁部が、前記一対の傾斜面を含み、各傾斜面には、前記吸込口が設けられ、各流路が、前記吸込口から前記ポンプケーシング内に収容された前記水中モータの羽根車に達する構成にするとよい。
(3)好ましくは、上記(2)のサスペンド型水中ポンプにおいて、前記フローティングボックスが、前記ポンプケーシングの左右側面及び背面を包囲する略U字形の箱体によって構成され、前記フローティングボックスを構成する左右側壁が、前記ポンプケーシングの長手方向に沿って延びる前記一対の傾斜面を含み、各傾斜面の略全面に前記吸込口が設けられた構成にするとよい。
(4)好ましくは、上記(2)又は(3)のサスペンド型水中ポンプにおいて、前記フロートが、板状の発泡樹脂によって形成され、前記ポンプケーシング及び前記フローティングボックスの上に取り付けられた構成にするとよい。
(5)好ましくは、上記(4)のサスペンド型水中ポンプにおいて、前記フロートが、前記フローティングボックスの前記一対の吸込口の上方に干渉しない形状を有する構成にするとよい。
(6)好ましくは、上記(1)〜(5)のいずれかのサスペンド型水中ポンプにおいて、前記吸込口が、複数の孔又は溝によって構成された構成にするとよい。
本発明のサスペンド型水中ポンプは、各吸込口から水を吸い込むことで生じる上方向の推力と、フロートの浮力とによって、フロートを含む水中ポンプ全体が、水面と水底との中間で浮遊しながら動作する。これにより、本発明のサスペンド型水中ポンプは、水面に浮遊するゴミ、及び水底に溜まったゴミや泥を吸い込みにくく、本来の吸込能力及び吐出能力を持続させることが可能となる。したがって、本発明のサスペンド型水中ポンプは、洪水による内水の排水、大雨による冠水の排水、火災を消火するための消防用水の揚水といった人命救助に関わる用途に好適である。
本発明の一実施形態に係るサスペンド型水中ポンプを示す斜視図である。 上記サスペンド型水中ポンプを示す平面図である。 上記サスペンド型水中ポンプを示す底面図である。 上記サスペンド型水中ポンプを示す正面図である。 上記サスペンド型水中ポンプを示す背面図である。 上記サスペンド型水中ポンプを示す左側面図である。 上記サスペンド型水中ポンプを示す右側面図である。 上記サスペンド型水中ポンプの内部構造を示す部分断面図である。 上記サスペンド型水中ポンプの動作を示す模式図である。
以下、本発明の一実施形態に係るサスペンド型水中ポンプについて、図面を参照しつつ説明する。まず、本実施形態のサスペンド型水中ポンプの概要について説明し、次に、サスペンド型水中ポンプの各構成要素について詳細に説明する。
<サスペンド型水中ポンプの概要>
サスペンド型水中ポンプ1の外観を図1〜図7に示す。また、サスペンド型水中ポンプ1の内部構造を図8に示す。これらの図面において、サスペンド型水中ポンプ1は、主として、水中モータ10、ポンプケーシング20、フローティングボックス30及びフロート40で構成される。
図8に示すように、水中モータ10は、ポンプケーシング20の内部に収容される。水中モータ10及びポンプケーシング20は、羽根車16で吸引した水を吐出させる水中ポンプ本体を構成する。フローティングボックス30は、ポンプケーシング20の左右側面及び背面を包囲する略U字形の箱体によって構成される。フローティングボックス30の左右側壁には、一対の吸込口33、33が設けられている。また、フローティングボックス30の内部には、各吸込口33からポンプケーシング20の流入口21に配置された羽根車16に達する一対の流路31、31が設けられている。さらに、図1〜7に示すように、ポンプケーシング20及びフローティングボックス30の上には、フロート40が取り付けられている。
このような構成のサスペンド型水中ポンプ1は、例えば、内水、冠水、貯水槽又は自然水利などの水中に投入して使用される。制御盤60を操作して、水中モータ10を駆動させると、羽根車16が高速回転し、ポンプケーシング20及びフローティングボックス30の内部の空気が吸い出される。その後、フローティングボックス30の各吸込口33から水が吸い込まれる。各吸込口33から吸い込まれた水は、フローティングボックス30内の各流路31を通ってポンプケーシング20内を流れ、ポンプケーシング20の吐出口22から吐出される。吐出口22には、ホース50が接続されており、吐出口22から吐出された水は、ホース50内を通って任意の場所に送水される。
<水中モータ>
図8に示すように、水中モータ10は、防水性能を備えたモータケーシング12内にモータ11を収容した構成となっている。モータ11の内部には、主軸13を回転させるための図示しないロータ及びステータが設けられている。主軸13の両端は、それぞれ軸受14に支持されている。また、主軸13の一端側は、モータケーシング12の内側においてOリング15でシールされており、モータケーシング12の外側に突出している。さらに、モータケーシング12の外側に突出した主軸13の一端部には、羽根車16が取り付けられている。
モータ11は、モータケーシング12及びポンプケーシング20を貫通するケーブル17を介して、制御盤60に接続される。制御盤60は、ケーブル17を介して、モータ11に電力を供給するとともに、モータ11のON/OFF操作を可能とする。
<ポンプケーシング>
図8に示すように、ポンプケーシング20は、主軸13の長手方向に沿って延びる中空のケースである。ポンプケーシング20の内部には、上述した水中モータ10が収容される。ポンプケーシング20の一端側には、水中モータ10の羽根車16が配置され、羽根車16に吸引された水を内部に流入させるための流入口21が開口している。一方、ポンプケーシング20の他端側には、内部に流入した水を外部へ吐出させるための吐出口22が開口している。吐出口22には、ホース50が接続される。
ポンプケーシング20の流入口21から内部に流入した水は、ポンプケーシング20の内面と、モータケーシング12の外面との間に形成された流路を通って、吐出口22からホース50内に吐出される。
<フローティングボックス>
本実施形態のサスペンド型水中ポンプ1は、フロート40を含む水中ポンプ1全体が、水面と水底との中間で浮遊しながら動作する。以下に説明するフローティングボックス30は、水中ポンプ1全体を水面と水底との中間で浮遊させる「サスペンド機能」を営むものである。
図8に示すように、フローティングボックス30は、上述したポンプケーシング20の左右側面及び背面を包囲する略U字形の箱体によって構成される。フローティングボックス30全体は、水中モータ10の主軸13を中心として対称形状となっている。フローティングボックス30の中空の内部には、一対の流路31、31が設けられている。各流路31もまた、水中モータ10の主軸13を中心として対称形状となっている。各流路31は、単一の流出口34に連通する。この流出口34は、ポンプケーシング20の流入口21に水密に結合されている。
図1、図4、図6及び図7に示すように、フローティングボックス30の各流路31を構成する左右側壁の上半分は、ポンプケーシング20の長手方向に沿って延びる一対の傾斜面32、32となっている。各傾斜面32は、サスペンド型水中ポンプ1の外側から中央に向かって上方に傾斜している。各傾斜面32もまた、水中モータ10の主軸13を中心として対称形状となっており、互いに同一の傾斜角及び面積を有し、左右対称に位置する。各傾斜面32の傾斜角は、特に限定されるものではないが、水平面に対して約30°〜60°の範囲内とすることが好ましい(図4を参照)。
各傾斜面32の略全面には、多数の小孔で構成された吸込口33が設けられている。図8に示すように、各吸込口33から吸い込まれた水は、各流路31を通って、ポンプケーシング20内に収容された水中モータ10の羽根車16に達する。ここで、上述した「サスペンド機能」は、各吸込口33から水を吸い込むことによって実現される。すなわち、斜め上を向いて開口する吸込口33から水を吸い込む力は、サスペンド型水中ポンプ1の全体を浮上させる上方向の推力となる。この上方向の推力により、サスペンド型水中ポンプ1は、水面と水底との中間で浮遊する。
<フロート>
図1〜図7に示すように、フロート40は、板状の発泡樹脂によって形成され、上述したポンプケーシング20及びフローティングボックス30の上に取り付けられている。本実施形態のフロート40は、フローティングボックス30の「サスペンド機能」を補完するための2つの特徴を有する。
第1の特徴として、フロート40の浮力は、サスペンド型水中ポンプ1の水中重量より小さい。したがって、フロート40は、サスペンド型水中ポンプ1を水面に浮上させることができない。フロート40の浮力は、フローティングボックス30が生じさせる上方向の推力を補うものであり、水面と水底との中間における任意の位置にサスペンド型水中ポンプ1を止めて浮遊させる。
第2の特徴として、フロート40は、フローティングボックス30の一対の吸込口33の上方に干渉しない形状を有する(図1及び図2を参照)。この構成により、各吸込口33の斜め上からの水の吸い込みがフロート40によって妨げられず、この結果、上方向の推力を効率よく生じさせることが可能となる。
<制御盤>
図8に示す制御盤60は、水中に投入したサスペンド型水中ポンプ1を陸上から制御するためのものである。制御盤60は、例えば、水中モータ10のON/OFFスイッチ、リセットスイッチを備える。また、制御盤60は、図示しない電源回路を備え、ケーブル17を介して、水中モータ10に電源を供給する。
<サスペンド型水中ポンプの動作>
上記構成からなる本実施形態のサスペンド型水中ポンプ1の動作について、図9を参照しつつ説明する。
図9に示すように、サスペンド型水中ポンプ1は、吐出口22にホース50の一端側が接続された状態で水中に投入される。図示しないが、ホース50の他端側、及びケーブル17に接続された制御盤60は、いずれも陸上に位置する。水中に投入されたサスペンド型水中ポンプ1は、陸上に位置する制御盤60によって遠隔操作される。
制御盤60のON/OFFスイッチを操作して、水中モータ10を駆動させると、ポンプケーシング20及びフローティングボックス30の内部の空気が吸い出され、その後、フローティングボックス30の各吸込口33から水が吸い込まれる(図9中の白抜き矢印を参照)。斜め上を向いて開口する吸込口33から水を吸い込む力は、サスペンド型水中ポンプ1の全体を浮上させる上方向の推力となる(図9中の墨塗り矢印を参照)。この上方向の推力により、サスペンド型水中ポンプ1は、水面100と水底200との中間で浮遊しながら(サスペンド機能)動作をする。各吸込口33から吸い込まれた水は、吐出口22から吐出され、ホース50内を通って陸上の任意の場所に送水される。
<作用効果>
本実施形態のサスペンド型水中ポンプ1は、各吸込口33から水を吸い込むことで生じる上方向の推力と、フロート40の浮力とによって、フロート40を含む水中ポンプ1全体が、水面100と水底200との中間で浮遊しながら動作する。これにより、本実施形態のサスペンド型水中ポンプ1は、水面100に浮遊するゴミ101、及び水底200に溜まったゴミ201や泥202を吸い込みにくく、本来の吸込能力及び吐出能力を持続させることが可能となる。したがって、本実施形態のサスペンド型水中ポンプ1は、洪水による内水の排水、大雨による冠水の排水、火災を消火するための消防用水の揚水といった人命救助に関わる用途に好適である。
<その他の変更>
本発明のサスペンド型水中ポンプは、上述した実施形態の構成に限定されるものではない。例えば、上述した実施形態では、ポンプケーシング20とフローティングボックス30とを別部品とし、互いの流入口21と流出口34とを結合する構成としたが、この構成に限定されるものではない。ポンプケーシング20とフローティングボックス30とは、水中モータ10を収容する一体のケーシングであってもよい。
また、上述した実施形態では、一対の傾斜面32、32の傾斜角を約45°に設定したが、この構成に限定されるものではない。各傾斜面32は、サスペンド型水中ポンプ1の外側から中央に向かって上方に傾斜するものであれば、傾斜角は、特に限定されない。各傾斜面32の傾斜角は、サスペンド型水中ポンプ1を所望する位置に浮遊させるために必要な推力に応じて変更される。
さらに、傾斜面32及び吸込口33は、合成樹脂製のフローティングボックス30の壁部に一体成形されたもの、又は合成樹脂製のフローティングボックス30に後付けされる別部品であってもよい。例えば、傾斜面32及び吸込口33としての金属製のパンチングメタルを、合成樹脂製のフローティングボックス30の壁部に着脱自在に取り付けてもよい。傾斜面32及び吸込口33をフローティングボックス30の壁部に着脱自在な別部品とした場合は、吸込口33や流路31の清掃が容易となる。
なお、吸込口33を構成する多数の孔の形状は、図面に示す円形に限定されるものではなく、他の形状の孔又は溝であってもよい。
1 サスペンド型水中ポンプ
10 水中モータ
11 モータ
12 モータケーシング
13 主軸
14 軸受
15 Oリング
16 羽根車
17 ケーブル
20 ポンプケーシング
21 流入口
22 吐出口
30 フローティングボックス
31 流路
32 傾斜面
33 吸込口
34 流出口
40 フロート
50 ホース
60 制御盤
100 水面
200 水底
101、201 ゴミ
202 泥

Claims (6)

  1. 水中に投入され、水中モータの羽根車で吸引した水を吐出させる水中ポンプであって、
    前記水中ポンプの水中重量より小さい浮力を生じさせるフロートと、
    前記水中モータの主軸を中心として略対称に設けられた一対の流路と、を備え、
    各流路を画定する壁部は、前記水中モータの主軸を中心として略対称に設けられ、前記水中ポンプの外側から中央に向かって上方に傾斜する一対の傾斜面を含み、
    各傾斜面には、水の吸込口が設けられ、
    各流路は、前記吸込口から前記水中モータの羽根車に達し、
    各吸込口から水を吸い込むことで生じる推力と、前記フロートの浮力とによって、前記フロートを含む前記水中ポンプ全体が、水面と水底との中間で浮遊しながら動作する、
    ことを特徴とするサスペンド型水中ポンプ。
  2. 前記水中モータを内部に収容する中空のポンプケーシングと、前記ポンプケーシングの外側に取り付けられた中空のフローティングボックスと、を備え、
    前記一対の流路が、前記フローティングボックスの内部に設けられ、
    前記フローティングボックスを構成する壁部が、前記一対の傾斜面を含み、
    各傾斜面には、前記吸込口が設けられ、
    各流路が、前記吸込口から前記ポンプケーシング内に収容された前記水中モータの羽根車に達する請求項1に記載のサスペンド型水中ポンプ。
  3. 前記フローティングボックスが、前記ポンプケーシングの左右側面及び背面を包囲する略U字形の箱体によって構成され、前記フローティングボックスを構成する左右側壁が、前記ポンプケーシングの長手方向に沿って延びる前記一対の傾斜面を含み、各傾斜面の略全面に前記吸込口が設けられた請求項2に記載のサスペンド型水中ポンプ。
  4. 前記フロートが、板状の発泡樹脂によって形成され、前記ポンプケーシング及び前記フローティングボックスの上に取り付けられた請求項2又は3に記載のサスペンド型水中ポンプ。
  5. 前記フロートが、前記フローティングボックスの前記一対の吸込口の上方に干渉しない形状を有する請求項4に記載のサスペンド型水中ポンプ。
  6. 前記吸込口が、複数の孔又は溝によって構成された請求項1〜5のいずれか1項に記載のサスペンド型水中ポンプ。
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