JP2019199833A - サスペンド型水中ポンプ - Google Patents
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- Y02A20/00—Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
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Abstract
Description
特許文献1〜3に開示されているように、水面浮遊型の水中ポンプは、水面に浮かぶフロートに水中ポンプを吊り下げた構成となっている。水中ポンプは、内蔵された水中モータの主軸が横向きとなるように、フロートに水平に吊り下げられている。
特許文献4に開示されているように、水底接地型の水中ポンプは、当該水中ポンプの水中重量よりも小さいフロートを備え、内蔵された水中モータの主軸が縦向きとなるように水底に接地される。特許文献4に開示された水底接地型の水中ポンプは、水底から離間した位置に水の吸込口が設けられている。
サスペンド型水中ポンプ1の外観を図1〜図7に示す。また、サスペンド型水中ポンプ1の内部構造を図8に示す。これらの図面において、サスペンド型水中ポンプ1は、主として、水中モータ10、ポンプケーシング20、フローティングボックス30及びフロート40で構成される。
図8に示すように、水中モータ10は、防水性能を備えたモータケーシング12内にモータ11を収容した構成となっている。モータ11の内部には、主軸13を回転させるための図示しないロータ及びステータが設けられている。主軸13の両端は、それぞれ軸受14に支持されている。また、主軸13の一端側は、モータケーシング12の内側においてOリング15でシールされており、モータケーシング12の外側に突出している。さらに、モータケーシング12の外側に突出した主軸13の一端部には、羽根車16が取り付けられている。
図8に示すように、ポンプケーシング20は、主軸13の長手方向に沿って延びる中空のケースである。ポンプケーシング20の内部には、上述した水中モータ10が収容される。ポンプケーシング20の一端側には、水中モータ10の羽根車16が配置され、羽根車16に吸引された水を内部に流入させるための流入口21が開口している。一方、ポンプケーシング20の他端側には、内部に流入した水を外部へ吐出させるための吐出口22が開口している。吐出口22には、ホース50が接続される。
本実施形態のサスペンド型水中ポンプ1は、フロート40を含む水中ポンプ1全体が、水面と水底との中間で浮遊しながら動作する。以下に説明するフローティングボックス30は、水中ポンプ1全体を水面と水底との中間で浮遊させる「サスペンド機能」を営むものである。
図1〜図7に示すように、フロート40は、板状の発泡樹脂によって形成され、上述したポンプケーシング20及びフローティングボックス30の上に取り付けられている。本実施形態のフロート40は、フローティングボックス30の「サスペンド機能」を補完するための2つの特徴を有する。
図8に示す制御盤60は、水中に投入したサスペンド型水中ポンプ1を陸上から制御するためのものである。制御盤60は、例えば、水中モータ10のON/OFFスイッチ、リセットスイッチを備える。また、制御盤60は、図示しない電源回路を備え、ケーブル17を介して、水中モータ10に電源を供給する。
上記構成からなる本実施形態のサスペンド型水中ポンプ1の動作について、図9を参照しつつ説明する。
本実施形態のサスペンド型水中ポンプ1は、各吸込口33から水を吸い込むことで生じる上方向の推力と、フロート40の浮力とによって、フロート40を含む水中ポンプ1全体が、水面100と水底200との中間で浮遊しながら動作する。これにより、本実施形態のサスペンド型水中ポンプ1は、水面100に浮遊するゴミ101、及び水底200に溜まったゴミ201や泥202を吸い込みにくく、本来の吸込能力及び吐出能力を持続させることが可能となる。したがって、本実施形態のサスペンド型水中ポンプ1は、洪水による内水の排水、大雨による冠水の排水、火災を消火するための消防用水の揚水といった人命救助に関わる用途に好適である。
本発明のサスペンド型水中ポンプは、上述した実施形態の構成に限定されるものではない。例えば、上述した実施形態では、ポンプケーシング20とフローティングボックス30とを別部品とし、互いの流入口21と流出口34とを結合する構成としたが、この構成に限定されるものではない。ポンプケーシング20とフローティングボックス30とは、水中モータ10を収容する一体のケーシングであってもよい。
10 水中モータ
11 モータ
12 モータケーシング
13 主軸
14 軸受
15 Oリング
16 羽根車
17 ケーブル
20 ポンプケーシング
21 流入口
22 吐出口
30 フローティングボックス
31 流路
32 傾斜面
33 吸込口
34 流出口
40 フロート
50 ホース
60 制御盤
100 水面
200 水底
101、201 ゴミ
202 泥
Claims (6)
- 水中に投入され、水中モータの羽根車で吸引した水を吐出させる水中ポンプであって、
前記水中ポンプの水中重量より小さい浮力を生じさせるフロートと、
前記水中モータの主軸を中心として略対称に設けられた一対の流路と、を備え、
各流路を画定する壁部は、前記水中モータの主軸を中心として略対称に設けられ、前記水中ポンプの外側から中央に向かって上方に傾斜する一対の傾斜面を含み、
各傾斜面には、水の吸込口が設けられ、
各流路は、前記吸込口から前記水中モータの羽根車に達し、
各吸込口から水を吸い込むことで生じる推力と、前記フロートの浮力とによって、前記フロートを含む前記水中ポンプ全体が、水面と水底との中間で浮遊しながら動作する、
ことを特徴とするサスペンド型水中ポンプ。 - 前記水中モータを内部に収容する中空のポンプケーシングと、前記ポンプケーシングの外側に取り付けられた中空のフローティングボックスと、を備え、
前記一対の流路が、前記フローティングボックスの内部に設けられ、
前記フローティングボックスを構成する壁部が、前記一対の傾斜面を含み、
各傾斜面には、前記吸込口が設けられ、
各流路が、前記吸込口から前記ポンプケーシング内に収容された前記水中モータの羽根車に達する請求項1に記載のサスペンド型水中ポンプ。 - 前記フローティングボックスが、前記ポンプケーシングの左右側面及び背面を包囲する略U字形の箱体によって構成され、前記フローティングボックスを構成する左右側壁が、前記ポンプケーシングの長手方向に沿って延びる前記一対の傾斜面を含み、各傾斜面の略全面に前記吸込口が設けられた請求項2に記載のサスペンド型水中ポンプ。
- 前記フロートが、板状の発泡樹脂によって形成され、前記ポンプケーシング及び前記フローティングボックスの上に取り付けられた請求項2又は3に記載のサスペンド型水中ポンプ。
- 前記フロートが、前記フローティングボックスの前記一対の吸込口の上方に干渉しない形状を有する請求項4に記載のサスペンド型水中ポンプ。
- 前記吸込口が、複数の孔又は溝によって構成された請求項1〜5のいずれか1項に記載のサスペンド型水中ポンプ。
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CN114517792A (zh) * | 2022-02-09 | 2022-05-20 | 西华大学 | 一种提升式水泵 |
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JP2001214884A (ja) * | 2000-01-28 | 2001-08-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 揚排水ポンプ設備、及び、ポンプ |
JP2002096073A (ja) * | 2000-09-22 | 2002-04-02 | Yoshiyuki Sawada | 河川や湖沼等の浄化装置 |
JP2017207003A (ja) * | 2016-05-18 | 2017-11-24 | 荏原商事株式会社 | 排水ポンプ装置 |
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2018
- 2018-05-16 JP JP2018094495A patent/JP7010762B2/ja active Active
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CN114517792A (zh) * | 2022-02-09 | 2022-05-20 | 西华大学 | 一种提升式水泵 |
CN114517792B (zh) * | 2022-02-09 | 2023-05-12 | 西华大学 | 一种提升式水泵 |
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