JP2019199314A - エレベーターかご内に取り付け可能なコンテンツ制御機能付きコンテンツ表示装置 - Google Patents

エレベーターかご内に取り付け可能なコンテンツ制御機能付きコンテンツ表示装置 Download PDF

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Kentaro Shinya
健太朗 新谷
熊谷 剛
Takeshi Kumagai
剛 熊谷
義彦 松本
Yoshihiko Matsumoto
義彦 松本
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Abstract

【課題】取り付けが簡易かつ安価な、コンテンツ制御機能付きエレベーターかご内乗員向け表示装置を提供すること。【解決手段】表示装置100は、支持部材102などによって情報処理装置101を把持する。情報処理装置101は、撮像部104、映像解析部701、乗員解析データ保管部702、通信部703a、コンテンツ保管部704、コンテンツ制御部705、表示部103を備えている。映像解析部701は、撮像部104で撮影した映像データを解析し、コンテンツ制御部705は、コンテンツ保管部704から1つのコンテンツを選択し、表示部103に表示させる。【選択図】図10

Description

この発明は、エレベーターかご内の乗員の属性又は状況をカメラで解析して、予めダウンロードされたコンテンツから最も適切なコンテンツを選択して乗員に対して表示する、簡易かつ安価にエレベーターかご内の壁面に設置可能な表示装置に関する。
また、この発明は、上記と同時に、エレベーターかご内の乗員の様子を撮影して防犯目的に資する表示装置に関する。
従来から、エレベーターかご内の乗員の状況に応じて、乗員にたいして表示する内容を制御すること自体は知られていた。すなわち、エレベーターかご内において、通常は広告映像を表示する表示装置が、監視カメラが撮影するかご内映像を解析した結果、防犯の必要性が高い状況になった時にのみ防犯用の情報を表示する表示装置は知られていた。
特許文献1、2は、エレベーターかご内の搭乗者が男性のみである場合には、広告映像を表示するが、女性もしくは子供が一人で他の男性搭乗者と一緒に搭乗する場合には、監視カメラで撮影したエレベーターかご内映像などの防犯映像を表示する表示装置に関する発明である。
他にも、従来から、エレベーターかご内の乗員の状況をカメラで解析し、解析結果に応じて適切な広告映像の内容を表示する広告装置は知られていた。
特許文献3は、カメラでかご内の乗員がディスプレイに視線を向けているかを解析して視聴率を計算し、視聴率に応じてどのコンテンツを表示するかを制御する広告装置に関する発明である。
特開2007−261722号公報 特開2013−035690号公報 特開2017−218257号公報
しかしながら、上述した従来技術には、以下のような課題があった。
特許文献1〜3の技術は、いずれもエレベーターかご内の壁面に予め備え付けられるものであり、表示画面や防犯カメラを備えているのは、高価なエレベーターに限られる。そして、そのような高価なエレベーターは、全国各地に設置されているエレベーターのうちのごく少数に過ぎなかった。
また、防犯カメラを備えているエレベーターであっても、エレベーターかご内の乗員の映像を解析して乗員に対して適切なコンテンツを表示するためには、乗員が防犯カメラの方向を向いている状況で乗員の顔を正面から撮影して解析することが好ましいが、防犯カメラの設置位置については、特段の工夫がなされておらず、乗員の顔を必ずしも正面から撮影できないという問題があった。
本発明は、上述した従来技術の課題を解決するため、取り付けが簡易かつ安価で、エレベーターかご内の乗員の顔などをより確実に撮影して解析することにより、乗員に適切なコンテンツを配信することを目的とする。
また、本発明は、エレベーター内での犯罪の発生を抑止することができる表示装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明の一態様に係る表示装置は、エレベーターかご内の壁面に取付け可能であって、
コンテンツを表示する表示部と、
前記表示部と同一面に設けられた撮像部と、
前記撮像部で撮像した前記かご内の乗員の映像データを解析する映像解析部と、
前記映像解析部で解析された乗員解析データを保管する乗員解析データ保管部と、
前記コンテンツをダウンロードする通信部と、
前記コンテンツを保管するコンテンツ保管部と、
前記乗員解析データにおける前記乗員の属性又は状況に応じてコンテンツ保管部よりコンテンツを選択して前記表示部において表示させるコンテンツ制御部と
を備えている。
また、本発明の一態様に係る表示装置は、上記の発明において、前記撮像部で撮像した前記かご内の前記乗員の前記映像データを保管する映像データ保管部を備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る表示装置は、上記の発明において、前記映像解析部が、前記乗員の人数、性別、年齢、表情又は前記乗員が前記表示部を見ているかどうかの少なくとも一つを解析することを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る表示装置は、上記の発明において、前記撮像部で撮影された映像の中心点に相当するエレベーターかご内の箇所と前記撮像部を結んだ直線の、表示部の垂線に対する角度が30°以内であることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る表示装置は、上記の発明において、前記コンテンツが、広告情報又は管理情報であることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る表示装置は、上記の発明において、前記通信部が、前記映像データを外部に無線送信することを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る表示装置は、上記の発明において、前記表示装置は、前記壁面に磁力を用いて固定することを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る表示装置は、上記の発明において、前記かご内の照度を測定し、所定の照度以上になった場合に、前記画像を表示することを特徴とする。
本発明にかかる表示装置によれば、簡易かつ安価に、エレベーターかご内の乗員の属性または状況に応じて適切なコンテンツを配信できる。また、本発明にかかる表示装置の別の実施形態によれば、上記効果に加えて、エレベーターかご内の防犯にも資することができる。
この発明にかかる実施の形態の表示装置の外観の一例(その1)を示す説明図である。 この発明にかかる実施の形態の表示装置の外観の一例(その2)を示す説明図である。 この発明にかかる実施の形態の表示装置の外観の一例(その3)を示す説明図である。 この発明にかかる実施の形態の表示装置の外観の一例(その4)を示す説明図である。 この発明にかかる実施の形態の表示装置の外観の一例(その5)を示す説明図である。 この発明にかかる実施の形態の表示装置を構成する情報処理装置のハードウエア構成の一例を示す説明図である。 この発明にかかる実施の形態の表示装置の設置の一例を示す説明図である。 この発明にかかる実施の形態の表示装置の設置の別の一例を示す説明図である。 撮像部が撮影した映像の一例を示す説明図である。 この発明にかかる実施の形態の表示装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 この発明にかかる実施の形態の表示装置の機能構成の別の一例を示すブロック図である。 この発明にかかる実施の形態の表示装置が実行する処理の手順の一例を示すフローチャートである。 この発明にかかる実施の形態の表示装置が実行する「コンテンツ保管部から一つのコンテンツを選択する」処理の手順の一例を示すフローチャートである。 乗員解析データ保管部が記憶しているデータ構成の一例を示す図である。 コンテンツ保管部が記憶しているデータ構成の一例を示す図である。 この発明にかかる実施の形態の表示装置の機能構成の更に別の一例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、全ての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(表示装置100の外観)
まず、この発明にかかる実施の形態の表示装置の外観について説明する。図1〜図5は、この発明にかかる実施の形態の表示装置の外観の一例を示す説明図である。
図1において、符号100は、エレベーターのかご内に設置され、エレベーターの乗員に対して画像を表示する表示装置である。表示装置100は、情報処理装置101と、情報処理装置101を支持する支持部材102と、から構成される。また、図1において、符号103は、表示装置100の表示部(ディスプレイ)を示しており、符号104は、表示装置100の撮像部(カメラ)を示している。
図1は、表示装置100の全体の外観を示している。そして、図2は、図1の矢印Aの方向から見た表示装置100の外観である。また、図3は、図1の矢印Bの方向から見た表示装置100の外観であり、図4は、図1の矢印Cの方向から見た表示装置100の外観であり、図5は、図1の矢印Dの方向から見た表示装置100の外観である。図1〜図5において、同じ構成部には同じ符号を付している。
図1〜図5のうち、図1および図2における表示装置100は、支持部材102が、エレベーターのかご内の壁面に装着する形態を示しており、図3〜図5における表示装置100は、支持部材102が、エレベーターのかご内のコーナーに装着する形態を示している。その形態の違いについての詳細は、後述する。
(支持部材102の構成)
図1および図2からわかるように、支持部材102は、前面部105、上端部106、壁面接着部107の3つの部材から構成されており、たとえば、1つの板状部材を折り曲げることによって、前面部105、上端部106、壁面接着部107の3つの部材としている。なお、図示は省略するが、前面部105、上端部106、壁面接着部107の3つの部材は一つの部材から構成されていなくてもよく、また、それぞれの別々の部材を、たとえばネジ止めなどによって結合することで、支持部材102を構成するようにしてもよい。
支持部材102の前面部105の面と、壁面接着部107の面とは、所定の角度(「角度G」)をなすように折り曲げられている。所定の角度(「角度G」)は、具体的には、以下のような条件によって定められる。すなわち、エレベーターの乗員の視線の高さよりも上側になるように設置された表示装置100の表示部103を、乗員が顔を上げて見る際に見やすい角度であること、及び撮像部104が乗員の顔を正面から撮影しやすい角度であることを条件としており、この条件を満たすように「角度G」を設定することが望ましい。
また、「角度G」は、乗員が、かご内のどの位置に立っていても、表示部103が見やすいような角度が望ましい。したがって、より具体的には、「角度G」は10°から80°程度であることが望ましい。ただし、「角度G」は、この範囲に限定されるものではない。特に、「角度G」は0°であっても良い。
また、図示は省略するが、「角度G」を可変にできるように構成してもよい。より具体的には、前面部105と壁面接着部107をそれぞれ別の部材として、それぞれの部材を接合部によって接合する。その接合部による接合の際に、両者が任意の角度となるように調整することによって、「角度G」を可変にすることができる。
このように、前面部105の面と、壁面接着部107の面とは、所定の角度(「角度G」)をなすようにすることによって、支持部材102は、表示部103が乗員側に向くように、かつ、乗員の視線の高さよりも上側になるように、前記エレベーターのかご内の壁面に設置され、支持部材102が設置された際に、表示部103の上辺(上端部106)が壁面から離間するように、当該表示部103を前記壁面に対して所定の角度(「角度G」)で傾斜させるようにすることができる。
なお、表示装置100の設置位置に関する詳細については、図6〜図8を用いて、後述する。
また、支持部材102は、図1および図4に示すように、情報処理装置止め部108を有している。情報処理装置止め部108は、情報処理装置101が支持部材102から脱落しないように、情報処理装置101を押さえる部材である。
支持部材102の材質は、具体的には、アルミニウムなどの金属であってもよく、また、プラスチックなどの非金属であってもよい。また、前面部105、上端部106、壁面接着部107ごと、それぞれ別の材質を用いるようにしてもよい。
また、図2〜図5に示すように、支持部材102は、情報処理装置保持部201を有している。情報処理装置保持部201は、前面部105と、壁面接着部107ではさまれた間に設けられており、その一端には、情報処理装置止め部108が設けられている。情報処理装置101は、前面部105と、上端部106と、情報処理装置保持部201とによって形成された空間に収納される。そして、情報処理装置保持部201は、前面部105、上端部106、情報処理装置止め部108と相まって、情報処理装置101を確実に保持することができる。
(支持部材102の前面部105および上端部106について)
図3に示すように、支持部材102の前面部105には、表示部用孔302と、撮像部用孔303が設けられている。また、図3は、情報処理装置101が、支持部材102に装着される前の状態を示している。情報処理装置101には、表示部103と、撮像部104とが設けられている。
図3に示すように、表示部103と撮像部104とは、情報処理装置101の同一面に設けられている。ただし、図3は、この発明にかかる実施の形態の表示装置の外観の一例にすぎず、表示部103と撮像部104とは、必ずしも完全同一平面上に設けられる必要はない。撮像部104で撮影された映像の中心点に相当するエレベーターかご内の箇所と撮像部104そのものを結んだ直線の、表示部103の垂線に対する角度が30°以内であれば、乗員の顔を正面から撮影して解析することが可能となる。同角度は、好ましくは10°以内である。
図3の矢印に示す方向に、情報処理装置101をスライドさせ、前面部105と、上端部106と、情報処理装置保持部201との間に設けられた空間に挿入することによって、情報処理装置101を支持部材102に装着することができる。
そして、支持部材102の前面部105の表示部用孔302に情報処理装置101の表示部103を合わせる。また、支持部材102の前面部105の撮像部用孔303に情報処理装置101の撮像部104を合わせる。もともと、前面部105において、表示部用孔302および撮像部用孔303は、情報処理装置101を装着した際に、表示部103および撮像部104の位置と一致するように設けられている。
表示部103と撮像部104とが、完全同一平面上にない場合には、その形状に適合した撮像部用孔303の形状を設計することができる。
図1〜図5からもわかるように、上端部106は、情報処理装置101をスライドして装着する際のガイドとしての役割と、装着された情報処理装置101が、上側から飛び出すのを防止する防止部材の役割を果たしている。また、情報処理装置101が、乗員に対して見えないようにするための目隠しとしての役割や、物の落下などの外部(特に上方)からの衝撃から情報処理装置101を保護する役割も果たしている。
情報処理装置101を支持部材102に装着後、情報処理装置止め部108によって、情報処理装置101の移動を固定する。これによって、図1に示したような、表示装置100が完成する。図4に示すように、情報処理装置止め部108は可動式の構造となっており、情報処理装置止め部108による固定を解除することによって、情報処理装置101は、容易に支持部材102から取り外すことが可能となる。
(壁面接着部107について)
図2に示すように、壁面接着部107の前面部105とは反対側の表面には、磁石部材202が設けられている。磁石部材202は、たとえば、接着剤などを用いて壁面接着部107に貼り付けることにより、壁面接着部107の表面に設けることができる。磁石部材202は、図2に示すように、壁面接着部107の表面のほぼ全面に設けるようにしてもよく、また、図示を省略するが、壁面接着部107の表面の一部(たとえば周辺部や中央部)にのみ設けるようにしてもよい。
表示装置100をエレベーターのかご内の壁面に対して磁力を用いて固定(接着)するのは、ネジ止めなどの一般的な設置作業と比較して、表示装置100の設置作業をより容易にするためである。また、一般的な撤去作業と比較して、表示装置100の撤去作業をより容易にするためである。さらには、撤去に際しての、壁面の修復作業をより簡易にするためである。ネジ止めなどの一般的な設置方法により表示装置100を設置した場合は、壁面に孔や傷(設置痕)が生じてしまうため、その修復のための時間や費用がかかってしまう。磁力を用いて固定することによって、これらの時間や費用がかかることを防止することができる。
また、表示装置100をエレベーターのかご内の壁面に対して磁力を用いて固定(接着)することによって、表示装置100の設置位置の自由度の幅が大きくなる。一般的に、エレベーターの種類や、かご内の状況などは多種多様である。磁力を用いて固定することによって、そのような状況において、表示装置100を設置に際して支障のない位置に容易に設置することができる。
また、磁力を用いて固定(接着)することによって、設置後の表示装置100の設置位置の移動が容易である。したがって、一旦、表示装置100を設置したが、表示装置100が見えづらいなどの理由によって、別の位置へ容易に移動させることができる。また、表示装置100を容易に移動させることができることから、定期的に、かご内において、表示装置100の設置位置を移動させることで、かご内の雰囲気を変えることができ、乗員に対して、新鮮な感覚を与えることもできる。
また、図3において、符号300aおよび300bは、接着補助部であり、壁面接着部107に接合される。壁面接着部107と接着補助部300aおよび300bの接合は、図示は省略するが、ネジ止めなどでもよく、また、その他(磁力など)の方法であってもよい。
接着補助部300aの一辺と接着補助部300bの一辺とが最も近づく点(図4および図5に示す「X」)において、両者が形成する角度は略90°である。これによって、エレベーターのかごのいずれかの四隅(コーナー)にこのX点を配置させるように、そのコーナーをはさんだ壁面に、接着補助部300aおよび300bを接触させることができる。そのために、接着補助部300aおよび300bの表面には、それぞれ、磁石部材500a(図5参照)、磁石部材400b(図4参照)が設けられている。
接着補助部300aおよび300bは、壁面接着部107に容易に取り外し可能に接合しているため、表示装置100を設置するエレベーターを実際の現場で確認して、表示装置100を接着する位置(壁面にするか、あるいは、四隅(コーナー)にするか)を決め、それに応じて、接着補助部300aおよび300bを使用するか否かを決めることができる。このように、接着補助部300aおよび300bを用いることによって、支持部材102自体を取り替えることなく、表示装置100の設置位置の自由度の幅を広げることができる。
また、符号301は、蓋部であり、壁面接着部107と、接着補助部300aおよび300bとによって形成される直角二等辺三角形の上側に嵌合する。蓋部301を嵌合した後、図示を省略するが、ネジ止めなどによって、壁面接着部107と、接着補助部300aおよび300bで固定する。これによって、壁面接着部107と、接着補助部300aおよび300bとの接合を補強して強度を上げることができる。それにより、表示装置100をかごのコーナーにより安定して固定(接着)することができる。
(情報処理装置101のハードウエア構成)
図6は、この発明にかかる実施の形態の表示装置を構成する情報処理装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。図6において、情報処理装置101は、CPU601と、メモリ602と、各種センサ603と、GPS(Global Positioning System)受信機604と、カメラ605と、ディスプレイ606と、スピーカ607、入出力デバイス608と、通信インタフェース609と、を備える。
CPU601は、メモリ602に記憶されたプログラムを実行することによって、表示装置100の装置全体の制御をつかさどる。メモリ602は、CPU601が実行するプログラムを記憶するととともに、取得した各種情報を記憶する。メモリ602は、ハードディスクメモリのほか、ICメモリ、SSD(Solid State Drive)などであってもよい。
各種センサ603は、照度センサを含む。照度センサは、光を電気信号に変換する、フォトトランジスタや、フォトダイオードを用いて、照らされる面の明るさを数値化することで、単位面積あたりの光束を測定する。これにより、照度センサの周辺の照度の値を測定することができる。各種センサ603は、照度センサのほか、加速度センサ、振動センサ、傾きセンサ、温度センサ、人感センサ(人の動きなどによって、人がいることを検知するセンサ)などのセンサを含む。
GPS受信機604は、3つ乃至5つのGPS衛星からの電波を受信し、GPS衛星との幾何学的位置を求めるものであり、地球上どこでも計測可能である。電波としては、1,575.42MHzの搬送波で、C/A(Coarse and Access)コードおよび航法メッセージが載っているL1電波を用いておこなわれる。C/Aコードはビット率1.023Mbpsで、コードの長さは1023bit=1msである。また、航法メッセージはビット率50bpsで、コードの長さは、サブフレームが300bit=6sであり、メインフレームが1500bit=30sであり、5サブフレームが1メインフレームであり、25メインフレームが1マスターフレームである。すなわち、GPS衛星からの電波を受信してGPS測位データを出力する。
GPS受信機604により、表示装置100の現在位置を把握することができる。したがって、表示装置100が持ち去られるなどによって、その設置位置が変わった場合であっても、その所在位置がわかるため、表示装置100の盗難防止の役割を果たすことができる。
カメラ605は、撮像素子を備え、撮像素子がレンズを通して受光した光を電気信号に変換することによって、画像情報を取得する。カメラは、静止画を撮影するものであってもよく、動画を撮影するものであってもよい。
ディスプレイ606は、電力量その他の各種情報を表示する液晶表示器(LCD:Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイなどによって実現される。ディスプレイ606には、算出した最新の位置情報を表示するようにしてもよい。
スピーカ607は、音声信号である電気信号によって振動板を振動させて音を発生させる。また、スピーカ607は、音声信号を出力する出力端子であってもよく、当該出力端子に外部スピーカを接続して、音を発生させるようにしてもよい。スピーカ607により、表示装置100の表示部103(ディスプレイ606)に表示される画像と連動した音声あるいは画像とは連動しない音声を発生することができる。
入出力デバイス608は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーまたはボタンなどを備え、情報処理装置101に対して、操作の指示やデータの入力をおこなうことができる。入出力デバイス608は、具体的には、たとえば、入力操作内容を指定する操作キーやテンキーなどを表示するディスプレイ606および当該ディスプレイ606に積層されたタッチパネルによって、その機能を実現することができる。この場合、液晶ディスプレイの表示内容を変更することにより、複数のキーを設けることなく、タッチパネルを介して複数種類の入力操作をおこなうことができる。
また、入出力デバイス608は、情報処理装置101に設けられた機械的なスイッチなどによって、その機能を実現するようにしてもよい。また、入出力デバイス608は、情報処理装置101に設けられた入力端子に各種装置を接続して、当該各種装置からの情報の入力であってもよい。また、入出力デバイス608は、情報処理装置101に接続可能な外部記録媒体(外付けハードディスク、ICメモリ、USBメモリ、SSDなど)によって、その機能を実現するようにしてもよい。
通信インタフェース609は、通信回線を通じて情報処理装置101と接続されるインタフェースである。通信インタフェース609には、たとえば、Wi−Fi(登録商標)による無線インタフェースであり、インターネットなどのネットワーク650に接続される。また、通信インタフェース609は、携帯電話回線、PHS、Bluetooth(登録商標)などの無線通信のインタフェースであってもよく、また、モデムやLANアダプタなどの有線通信のインタフェースを採用することができる。そして、通信インタフェース609は、ネットワークと内部のインタフェースをつかさどり、外部装置からのデータの入力および外部装置へのデータの出力を制御する。
(表示装置の設置例)
図7は、この発明にかかる実施の形態の表示装置の設置の一例を示す説明図である。図7は、エレベーターのかご1100内の様子を示しており、図7において、エレベーターのかご1100内には、乗員が出入りする出入り口部分の扉1101と、かごに搭乗した乗員が操作する操作盤1102と、が備えられている。
表示装置100は、図7においては、扉1101および操作盤1102が設けられている壁面と同一の壁面に設けられている。これは、通常、かご内の乗員が、扉1101側の面を向いて立つことが一般的であることを想定している。
さらに、表示装置100は、扉1101よりも向かって左側であって、扉1101の上端よりも上側に設置されていることがわかる。これにより、乗員の頭の高さよりも上側に設置されているので、表示装置100が乗員により容易に触れることができない。したがって、乗員により表示装置100が取り外されたり、表示装置100を不正に操作されたりすることを防止することができる。
このように、扉1101と同一の壁面の扉1101の上端よりも上側に設置することによって、エレベーターのかご1100内に乗り込んだ乗員が、表示装置100の表示画面を認識することができる。
図8は、この発明にかかる実施の形態の表示装置の設置の別の一例を示す説明図である。図8において、表示装置100は、エレベーターのかご内の扉および操作盤がある壁面と、その壁面の向かって右側面との角(コーナー)に設けられていることがわかる。
このように、接着補助部300a、300bを用いて、表示装置100をコーナーに設置することによって、かご内の空間をより有効に活用することができる。また、表示装置100をコーナーに設置することによって、かご内の乗員がどの位置に立っていても、表示部103を見やすくすることができる。
図9は、図7の設置例において、撮像部が撮影した撮像情報の一例を示す説明図である。図7に示すように、表示部103と同一面に設けられた撮像部104が撮影する画像は、エレベーターのかご1100内を上側から撮影していることがわかる。すなわち、現在、かご1100内には、2名の乗員がおり、2名の乗員の首が上向きになっていることから、いずれの乗員も、表示装置100の表示部103に表示されている画像を見ているということがわかる。
(情報処理装置101の機能的構成)
図10は、この発明にかかる実施の形態の表示装置の機能構成の一例を示すブロック図である。図10において、情報処理装置101は、撮像部104と、映像解析部701と、乗員解析データ保管部702と、通信部703aと、コンテンツ保管部704と、コンテンツ制御部705と、表示部103と、を含む構成となっている。
撮像部104は、表示部103と同一面に設けられているため、かご内を撮影すると、表示部103を見ている乗員の顔を撮影することができる(図9を参照)。乗員は、かごに乗り込んだ際に、表示装置100の表示部103に画像が表示されていると、無意識に表示部103を見る傾向にある。従って、撮像部104は、より確実に、乗員の顔を正面から撮影することができる。
この点、エレベーターかご内に設置されている従来のカメラは、防犯目的で設置されているものの、乗員がカメラの方向を向くということがないため、乗員の顔を正面から撮影することが困難であった。
映像解析部701は、撮像部104で撮影したエレベーターのかご内の乗員の映像データを解析する。映像解析部701は、一例として、特徴量の抽出処理を行う。ここで抽出される特徴量は、人の顔を個別に識別するための特徴量を含んでいる。
特徴量の具体例として、乗員の人数、性別、年齢、表情、及び乗員が表示部103を見ているかどうかなどが挙げられるが、特にこれに限られない。
乗員解析データ保管部702は、映像解析部701で解析されたエレベーターのかご内に搭乗している乗員の顔などを解析したデータ(以下、「乗員解析データ」)を所定の記憶領域に記憶する。乗員解析データ保管部702は、具体的には、例えば、図6に示したCPU601が、メモリ602などに記憶されたプログラムを実行し、メモリ602などによって、その機能を実現することができる。また、入出力デバイス608として外部記録媒体などを採用した場合も同様に、その機能を実現することができる。
乗員解析データ保管部702には、通信部703bが接続されていても良い。この場合、乗員解析データ保管部702に保管された乗員解析データは、適宜通信部703bから外部装置に出力される。
図14は、乗員解析データ保管部702が保管している情報のデータ構成の一例をテーブル形式で示す図である。本図に示す例において、特定の時刻(ある特定の時刻から別の特定の時刻までの時間の幅であっても良い)における、エレベーターのかご内の乗員の、人数、性別、年代、表情、視聴の有無(乗員が表示部を見ているかどうか)に関する情報が保管されている。
通信部703aは、通信インタフェース609を介して、外部装置からコンテンツをダウンロードしてコンテンツ保管部704に送る他、必要に応じて乗員解析データ保管部702に保管された乗員解析データや映像データ保管部に保管された映像データを外部装置に出力することができる。
表示装置100は、エレベーターに設置されることから、必ずしも常時通信状況が良いとは限らない。例えば、エレベーター稼働中には、フロア間を移動する場合があるが、そのような場合は、一般的に通信状況が悪くなると考えられる。
通信部703aがコンテンツをダウンロードしている最中に通信状況が悪くなった場合は、コンテンツデータが細切れになることも想定される。そのような場合は、通信部703aは、細切れのコンテンツデータを公知の方法で適宜つなぎ合わせて完全なコンテンツとした上で、コンテンツ保管部704にコンテンツを保管することができる。
つなぎ合わされたコンテンツが完全なものかどうかは、例えば、次の方法で確認することができる。すなわち、コンテンツデータのヘッダー部分に、コンテンツのデータ容量に関する情報を挿入しておき、つなぎ合わされたコンテンツの容量が、そのデータ容量と一致するかを照合することによって、完全なコンテンツとなっているかどうかを確認することができる。もし、完全なコンテンツとなっていない場合には、その不完全なコンテンツを一旦削除した上で、改めてコンテンツをダウンロードすることができる。
コンテンツ保管部704は、通信部703aよりダウンロードしたコンテンツを保管する。
コンテンツは、広告情報または管理情報であってもよい。広告情報であれば、広告主からの広告料を徴収することができる。広告料の徴収方法の一例としては、コンテンツを出力した回数、時間帯の他、乗員が表示部103を見ていたかどうかや、乗員の表情などの乗員解析データに基づいて広告料を決定する方法が考えられる。
管理情報は、具体的には、ビルのメンテナンスや停電情報、その他の告知であってもよい。管理情報を表示装置100に表示させることで、エレベーターのかご内における貼り紙などによる告知と比較して、貼り出す手間や、それを撤去する手間を省略することができる。
表示装置101は、ディスプレイ606とスピーカ607を備えるため、コンテンツは、静止画、動画、音楽を組み合わせたものを用いることができる。
コンテンツ保管部704に保管されるコンテンツには、乗員解析データ結果がどういう状況のときに選択されるかの紐付け情報も含まれている。
紐付け情報とは、コンテンツに付随する情報であって、基本的に乗員解析データ項目に対応するものである。言い換えると、乗員解析データ結果がどういう状況のときに、そのコンテンツが該当すると判断するかに関する情報である。
図15は、コンテンツ保管部704が保管している情報のデータ構成の一例をテーブル形式で示す図である。本図に示す例において、それぞれのコンテンツは、性別、年齢、表情、視聴の有無という乗員解析データ結果と紐付けられている。なお、乗員解析データは、これらの項目に限定されない。
コンテンツ制御部705は、乗員解析データと紐付け情報を元に、どのコンテンツを表示部103に表示するか制御する。上述の通り、コンテンツは紐付け情報を含んでいるため、コンテンツ制御部705は、乗員解析データが与えられたときに、コンテンツの紐付け情報から、どのコンテンツが該当するかを判断することができる。対応するコンテンツが複数ある場合には、そのうち一つのコンテンツを選択する。
表示部103は、コンテンツ制御部705で選択されたコンテンツをエレベーターのかご内の乗員に対して表示する。
図11は、この発明にかかる実施の形態の表示装置の機能構成の別の一例を示すブロック図である。図11において、情報処理装置101は、図10で示した構成に加えて、映像データ保管部706を含む構成になっている。
映像データ保管部706は、撮像部104で撮影された映像データを保管する。映像データは、生データをそのまま保管してもよいし、または、生データを圧縮処理して適宜圧縮して保管してもよい。圧縮処理する方法としては、解像度を落としたり、コマ数を間引いたりするなど、あらゆる公知の周知技術を用いることができる。
映像データ保管部706には、通信部703cが接続されていてもよい。この場合、映像データ保管部706に保管された映像データは、適宜通信部703cから外部装置に出力される。
撮像部104で撮影された映像データを映像データ保管部706に保管することで、エレベーター内の環境改善および犯罪抑止による防犯を図ることができる。現実に犯罪が発生した場合などにおいて、作業者は、表示装置100の設置されているエレベーターに行って、映像データ保管部706から映像データを出力することで、調査に用いることができる。また、映像データ保管部706は、外部からの指令に応じて、通信部703から映像データを外部装置に出力することができる。
撮像部104で撮影された映像データを映像データ保管部706に保管する処理は、撮像部104で撮影された映像データを映像解析部701で解析してコンテンツ制御部705に出力する処理と同時並行して行うことができる。この同時並行処理により、エレベーターかご内の乗員の属性または状況に応じて適切なコンテンツを配信するとともに、エレベーターかご内の防犯にも資することができる。
また、この発明にかかる実施の形態の表示装置の機能構成の更に別の一例として、図10、図11の機能構成に加えて、照度センサを設けても良い。照度センサは各種センサ603のうちの一つである。照度センサは、表示装置100の全体を制御する機能部に接続される。
この照度センサは、エレベーターかご内が所定の照度以上になったときに、表示部103にコンテンツを表示させ、映像データ保管部706に映像データを保管するための処理を開始する指令を出す。エレベーターかご内が所定の照度未満の場合には、上記指令を取り消す。
一般的には、エレベーター本体の制御によって、エレベーターかご内に乗員がいないときにはかご内の照明が消灯され、乗員が搭乗する直前にかご内の照明が点灯されるといったことが行われているため、表示装置100の稼働状況をこれに対応させることができる。かご内の照明が消灯されている場合は、乗員がいないことが明らかなので、画像を表示する必要がない。このように、画像の表示を停止することによって、無駄な電力消費を効率よく抑制することができる。
図12は、本実施形態において、情報処理装置101が行う処理の一例を示すフローチャートである。
エレベーターのかご1100に乗員が搭乗すると、撮像部104は、エレベーターのかご内を撮影し、その乗員の顔を含む映像データを生成し、映像解析部701に出力する。映像解析部701は、この映像データを解析して、乗員の属性又は状況を判断する(ステップS20)。この際、映像解析部701は、乗員の人数、性別、年齢、表情、又は乗員が表示部103を見ているかどうかを判断しても良い。
乗員解析データは、コンテンツ制御部705に直接出力される。また、乗員解析データは、乗員解析データ保管部702に出力されて一旦保管され、コンテンツ制御部705が乗員解析データ保管部702に保管された乗員解析データを読み出しても良い。
次いで、コンテンツ制御部705は、コンテンツ保管部704に保管されているコンテンツから、乗員解析データにマッチするコンテンツを一つ選択する(ステップS30)。
図13は、コンテンツ制御部705が、コンテンツを一つ選択する処理の一例を示すフローチャートである。まず、コンテンツ制御部705は、コンテンツ保管部704からコンテンツを読み出し、乗員解析データにマッチするコンテンツを選択する。次にコンテンツ制御部705は、マッチするコンテンツが1つかどうかを判断する(ステップS31)。マッチしたコンテンツが1つの場合(ステップS31:Yes)、コンテンツ制御部705は、その1つのコンテンツを選択する(ステップS33)。マッチしたコンテンツが複数の場合(ステップS31:No)、コンテンツ制御部705は、ある特定の1つのコンテンツが他のコンテンツに優先するかどうかを、予めプログラムされた優先順位に基づいて判断する(ステップS32)。当該特定の1つのコンテンツが他のコンテンツに優先する場合(ステップS32:Yes)、コンテンツ制御部705は、その特定の1つのコンテンツを選択する(ステップS33)。当該特定の1つのコンテンツが他のコンテンツに優先しない場合(ステップS32:No)、コンテンツ制御部705は、別の1つのコンテンツについて、他のコンテンツに優先するかどうかを、予めプログラムされた優先順位に基づいて判断する(ステップS32)。このようにして、コンテンツ制御部705は、コンテンツを一つ選択し、表示部103に出力する。
そして、表示部103は、コンテンツ制御部705で選択されたコンテンツを表示する(ステップS40)。
ここで、図14、図15のデータ構成の一例を用いて、図12、図13のフローチャートを説明する。
図14の乗員解析データ保管部702に保管されているデータ構成の一例によれば、時刻1にエレベーターのかご内にいる乗員は、20代の女性が1人で、表示部103を視聴しており、表情は良いと解析されている。また、時刻2にエレベーターのかご内にいる乗員は、4人で、男性2人(30代、20代)、女性2人(20代、60代)である(表情、視聴の有無については省略)。時刻3にエレベーターのかご内にいる乗員は、男性2人(50代、60代)である(表情、視聴の有無については省略)。
図15のコンテンツ保管部704に保管されているデータ構成の一例によれば、コンテンツ保管部704には、コンテンツ番号1〜6の6つのコンテンツが保管されている。それぞれのコンテンツには、乗員解析データに対応する乗員の性別、年代、表情、視聴の有無という紐付け情報が含まれている。
コンテンツ番号1には、エレベーターのかご内の乗員に、20〜30代の男性がいて、表情が良く、表示部103を見ているときに該当するという紐付け情報が含まれている。
コンテンツ番号2は、同様に20〜30代の男性のときに該当するという紐付け情報が含まれている。表情や視聴の有無は問わない。
コンテンツ番号1とコンテンツ番号2とは、同じ20〜30代の男性向けの広告情報であるが、コンテンツ番号1は、乗員の表情が良く、表示部103を見ているときにのみ該当するのに対して、コンテンツ番号2は、乗員の表情や視聴の有無に関係なく該当するという違いがある。
例えば、コンテンツ番号1として、コンテンツ番号2より広告料の高い広告情報を設定することができる。
コンテンツ番号3は、エレベーターのかご内の乗員に、10〜20代の女性がいるときに該当するという紐付け情報が含まれている。乗員の表情や視聴の有無は問わない。
例えば、コンテンツ番号3として、化粧品の広告情報を設定することができる。
コンテンツ番号4は、エレベーターのかご内の乗員に、60代以上の女性がいるときに該当するという紐付け情報が含まれている。乗員の表情や視聴の有無は問わない。
例えば、コンテンツ番号4として、近所のクリニックの広告情報を設定することができる。
コンテンツ番号5は、エレベーターのかご内の乗員が、表情が悪く、表示部103を見ていないときにのみ該当するという紐付け情報が含まれている。乗員の性別、年代は問わない。
例えば、コンテンツ番号5として、ヒーリングミュージックなどの音楽を設定することができる。
コンテンツ番号6は、エレベーターのかご内の乗員の属性や状況に関係なく該当するという紐付け情報が含まれている。この紐付け情報ゆえに、該当するコンテンツがないという事態は生じえない。
例えば、コンテンツ番号6として、ビルのメンテナンスなどの管理情報を設定することができる。
以上のようなコンテンツ番号1〜6の内容からすると、1つの乗員解析データに対応して、複数のコンテンツが該当するということが起こり得る。この場合、コンテンツ制御部705に、コンテンツ間の優先順位を予めプログラムしておくことで、コンテンツを一つ選択することが可能となる(ステップS40)。このようなコンテンツ間の優先順位は、例えば、広告料などによって決定しても良い。
例えば、コンテンツ番号1は、コンテンツ番号2に優先する、コンテンツ番号6は、他のコンテンツ番号1〜5に劣後するなどを予めコンテンツ制御部705にプログラムすることができる。
次に、図14、図15のデータ構成の場合に、図12、図13のフローチャートがどのようになるかを説明する。
図14の時刻1の時、該当するコンテンツは、コンテンツ番号3、6である。コンテンツ番号3が、コンテンツ番号6に優先すると予めプログラムした場合、コンテンツ制御部705は、コンテンツ番号3を選択して表示部103に表示する。
図14の時刻2の時、該当するコンテンツは、コンテンツ番号1、2、3、4、6である。コンテンツ番号1が、コンテンツ番号2、3、4、6に優先すると予めプログラムした場合、コンテンツ制御部705は、コンテンツ番号1を選択して表示部103に表示する。
図14の時刻3の時、該当するコンテンツは、コンテンツ番号5、6である。コンテンツ番号5が、コンテンツ番号6に優先すると予めプログラムした場合、コンテンツ制御部705は、コンテンツ番号5を選択して表示部103に表示する。
図16は、この発明にかかる実施の形態の表示装置の機能構成の更に別の一例を示すブロック図である。図10において、情報処理装置101は、撮像部104と、映像データ保管部706と、通信部703aと、コンテンツ保管部704と、コンテンツ制御部705と、表示部103と、を含む構成となっている。
撮像部104で撮像された映像データは、映像データ保管部706において保管される。撮像部104は、表示部103と同一面に設けられているため、かご内を撮影すると、表示部103を見ている乗員の顔を撮影することができる(図9を参照)。
情報処理装置101は、通信部703aからダウンロードしたコンテンツをコンテンツ保管部704に保管し、コンテンツ制御部705が適宜コンテンツを選択して表示部103において出力する。この一例においては、映像データを解析した結果をコンテンツ選択に際して利用することはしない。
以上、図面を参照して実施形態及び実施例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
100 表示装置
101 情報処理装置
102 支持部材
103 表示部
104 撮像部
105 前面部
106 上端部
107 壁面接着部
108 情報処理装置止め部
201 情報処理装置保持部
202、400b、500a 磁石部材
300a、300b 接着補助部
301 蓋部
302 表示画面用孔
303 撮像部用孔
601 CPU
602 メモリ
603 各種センサ
604 GPS受信器
605 カメラ
606 ディスプレイ
607 スピーカ
608 入出力デバイス
609 通信インタフェース
650 ネットワーク
701 映像解析部
702 乗員解析データ保管部
703a、703b、703c 通信部
704 コンテンツ保管部
705 コンテンツ制御部
1100 エレベーターのかご
1101 扉
1102 操作盤

Claims (8)

  1. エレベーターかご内の壁面に取付け可能であって、コンテンツを表示する表示部と、
    前記表示部と同一面に設けられた撮像部と、前記撮像部で撮像した前記かご内の乗員の映像データを解析する映像解析部と、前記映像解析部で解析された乗員解析データを保管する乗員解析データ保管部と、前記コンテンツをダウンロードする通信部と、前記コンテンツを保管するコンテンツ保管部と、前記乗員解析データにおける前記乗員の属性又は状況に応じてコンテンツ保管部よりコンテンツを選択して前記表示部において表示させるコンテンツ制御部とを備える表示装置。
  2. 前記撮像部で撮像した前記かご内の前記乗員の前記映像データを保管する映像データ保管部を備えることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記映像解析部は、前記乗員の人数、性別、年齢、表情又は前記乗員が前記表示部を見ているかどうかの少なくとも一つを解析することを特徴とする請求項1又は2記載の表示装置。
  4. 前記撮像部で撮影された映像の中心点に相当するエレベーターかご内の箇所と前記撮像部を結んだ直線の、表示部の垂線に対する角度が30°以内であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の表示装置。
  5. 前記コンテンツは、広告情報又は管理情報であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の表示装置。
  6. 前記通信部は、前記映像データを外部に無線送信することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の表示装置。
  7. 前記表示装置は、前記壁面に磁力を用いて固定することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の表示装置。
  8. 前記撮像部は、前記かご内の照度を測定し、所定の照度以上になった場合に、前記画像を表示することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の表示装置。
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