JP2019198184A - 電動車両 - Google Patents

電動車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2019198184A
JP2019198184A JP2018091410A JP2018091410A JP2019198184A JP 2019198184 A JP2019198184 A JP 2019198184A JP 2018091410 A JP2018091410 A JP 2018091410A JP 2018091410 A JP2018091410 A JP 2018091410A JP 2019198184 A JP2019198184 A JP 2019198184A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
relay
electric vehicle
power
failure
drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018091410A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6712087B2 (ja
Inventor
雄一 坂口
Yuichi Sakaguchi
雄一 坂口
慎二 藤原
Shinji Fujiwara
慎二 藤原
功一 安川
Koichi Yasukawa
功一 安川
東富雄
Tomio Azuma
富雄 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2018091410A priority Critical patent/JP6712087B2/ja
Publication of JP2019198184A publication Critical patent/JP2019198184A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6712087B2 publication Critical patent/JP6712087B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02T90/10Technologies relating to charging of electric vehicles
    • Y02T90/14Plug-in electric vehicles

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】より確実に非常用電源として使用可能な電動車両を提供する。【解決手段】本発明に係る電動車両は、バッテリを用いた走行が可能な電動車両である。この電動車両は、バッテリの電力を外部給電装置に供給する際に、外部給電装置において動作用の電力として使用される制御電力を、その外部給電装置に供給するための給電ポート(19)と、制御電力を生成する電源(13)と給電ポートとの間に配置され、開閉により、電源と給電ポートとの接続、及び接続の切断を行う開閉器(142)と、電動車両が走行可能なモード時に、開閉器に発生した故障の検出を行う故障検出部(183)と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、バッテリを用いた走行が可能な電動車両に関する。
近年、対環境性能に優れるハイブリッド車、電気自動車等の電動車両が販売台数を伸ばしている。電動車両に搭載されたバッテリは、電動での走行を想定していない車両と比較して、大容量となっている。最近では、このことに注目し、一般家庭用の非常用電源として使用可能な電動車両が開発されている。電動車両からの給電には、通常、専用の装置である外部給電装置が用いられる。
電動車両は、停電時の非常用電源として用いられる可能性がある。このことから、従来の電動車両のなかには、停電時の使用を想定し、外部給電装置への動作用の電力である制御電力を供給可能にしつつ、外部給電装置の接続の確認により制御電力と比較して高電圧の電力を供給するものがある(例えば、特許文献1参照)。外部給電装置の接続を確認することにより、外部給電装置以外への給電を回避できることから、安全性が向上すると共に、バッテリの電力浪費が抑制される。制御電力と比較して高電圧の電力は、以降、便宜的に「通常電力」と表記する。
特開2013−158218号公報
従来の電動車両は、制御電力、通常電力を異なる専用のポートにより外部給電装置に供給する。制御電力用のポートには、開閉器を介して制御電力が供給される。それにより、非常用電源としての動作時、開閉器は閉状態とされて外部給電装置への制御電力の供給が可能となる。その後、外部給電装置との接続が確認できない場合、開閉器は開状態とされ、制御電力の供給は停止される。この場合、通常電力は供給されない。
外部給電装置と電動車両との接続の確認は、専用のポートを介した通信により行われる。外部給電装置は、制御電力の供給により、通信が可能な状態となる。そのため、電動車両は、外部給電装置との通信により、外部給電装置との接続の有無を判定することができる。
制御電力の供給、その供給の停止に用いられる開閉器は、故障する恐れがある。故障により、開閉器が開状態に固着した場合、外部給電装置を電動車両に接続したとしても、外部給電装置に制御電力は供給されない。制御電力が供給されなければ、通信が行えないことから、電動車両を非常用電源として利用することはできない。停電時に非常用電源として電動車両を使用するような状況を考慮すれば、電動車両は、より確実に非常用電源として使用できるようにすることが望まれる。
本発明は、かかる課題を解決するためになされたもので、その目的は、より確実に非常用電源として使用可能な電動車両を提供することにある。
本発明に係る電動車両は、バッテリを用いた走行が可能な電動車両であり、バッテリの電力を外部給電装置に供給する際に、外部給電装置において動作用の電力として使用される制御電力を、外部給電装置に供給するための給電ポートと、制御電力を生成する電源と給電ポートとの間に配置され、開閉により、電源と給電ポートとの接続、及び接続の切断を行う開閉器と、電動車両が走行可能なモード時に、開閉器に発生した故障の検出を行う故障検出部と、を備える。
本発明によれば、より確実に電動車両を非常用電源として使用することができる。
本発明の実施の形態1に係る電動車両、及び充放電装置の各機能構成例を示すブロック図である。 開閉制御部、及び開閉器の各構成例を示すブロック図である。 電動モード時におけるリレー制御処理を示すフローチャートである。 F/Sリレー故障判定処理を示すフローチャートである。 駆動リレー故障判定処理を示すフローチャートである。 駆動リレー駆動判定処理を示すフローチャートである。 外部給電開始処理を示すフローチャートである。 外部給電開始時における電動車両、及び充放電装置の動作例を示すタイミングチャートである。
以下、本発明に係る電動車両の実施の形態を、図を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る電動車両、及び充放電装置の各機能構成例を示すブロック図である。
電動車両1は、電気自動車、ハイブリッド車等の電動走行を想定した車両である。図1に示す機能構成例は、非常用電源としての使用に特に係わる構成要素のみを抜粋したものである。
充放電装置3は、電動車両1の充電、及び電動車両1から放電された電力の家庭用の電力への変換、が可能な専用の装置である。充放電装置3に接続された負荷機器4は、例えば家庭用の電力により動作する機器である。その負荷機器4への給電のために、充放電装置3には、外部給電装置が搭載されている。
電動車両1は、非常用電源の実現に係わる構成要素として、図1に示すように、駆動用バッテリ11、コンタクタ12、補助バッテリ13、開閉器14、負圧ポンプ15、通信部16、開閉押しボタン17、開閉制御部18、充放電コネクタ19、表示部20、ブレーキ倍力装置21、及びブレーキペダル22を備えている。
充放電コネクタ19は、充放電装置3と図示しないケーブルにより接続するためのインターフェイスである。接続用のポートとして、充放電装置3との通信用の通信ポート19a、充放電装置3の動作用となる低電圧電力を供給するための低電圧電力ポート19b、及び家庭用の電力生成用である高電圧電力を供給するための高電圧電力ポート19cが含まれる。低電圧電力ポート19bは、特許請求の範囲に記載の「給電ポート」に相当する。
駆動用バッテリ11は、走行用の電動モータを駆動する場合の電源となる二次電池である。非常用電源として機能する場合、駆動用バッテリ11は、高電圧電力を供給するための電源として用いられる。
コンタクタ12は、駆動用バッテリ11と高電圧電力ポート19cとの間に配置されている。それにより、コンタクタ12は、駆動用バッテリ11と高電圧電力ポート19cとの間の接続、その接続の切断に用いられる。
補助バッテリ13は、低電圧電力を供給する電源となる二次電池である。開閉器14は、補助バッテリ13と低電圧電力ポート19bとの間に配置され、低電圧電力ポート19bへの低電圧電力の供給、その供給の停止に用いられる。この開閉器14は、補助バッテリ13と負圧ポンプ15との間にも位置している。そのため、開閉器14は、負圧ポンプ15への低電圧電力の供給、その供給の停止にも用いられる。具体的な構成は後述する。なお、この低電圧電力は、特許請求の範囲に記載の「制御電力」に相当する。
ブレーキ倍力装置21は、ブレーキペダル22が踏まれた場合に、その踏力を倍増させて、より大きい制動力を発生させるための装置である。負圧ポンプ15は、踏力の倍増のために用いられる負圧を発生させるポンプである。
通信部16は、通信ポート19aを介して充放電装置3と通信を行うための装置である。開閉押しボタン17は、電動車両1を非常用電源としての使用を可能にする操作子である。開閉制御部18は、開閉押しボタン17への操作の有無に応じた制御を行い、電動車両1を非常用電源として使用するのを可能にさせる。そのために、コンタクタ12、及び開閉器14は、開閉制御部18によって制御される。
表示部20は、運転者に対し、伝達すべき情報の伝達に用いられる表示装置である。開閉制御部18は、表示部20を介して、運転者に伝達すべき情報をタイムリに伝達させることができる。
充放電装置3は、図1に示すように、コンタクタ31、主回路部32、電力変換器33、通信部34、及び制御部35を備えている。
コンタクタ31は、充放電装置3を電動車両1と接続させた場合に、充放電コネクタ19の高電圧電力ポート19cと主回路部32との間に位置し、それらの間の接続、その接続の切断を管理するための部品である。
充放電装置3は、上記のように、電動車両1の充電、及び放電時の電力の変換を行う装置である。主回路部32は、充電時には、商用電源からの交流電力を駆動用バッテリ11充電用の直流の高電圧電力に変換し、その高電圧電力をコンタクタ31に供給する。放電時には、主回路部32は、コンタクタ31から供給される高電圧電力を家庭用の交流電力に変換する。負荷機器4には、この交流電力が供給される。主回路部32は、制御部35の制御により、充電時の電力変換、及び放電時の電力変換のうちの何れかを行う。
電力変換器33には、充電時に商用電源から家庭用の交流電力が供給される。このことから、電力変換器33は、充電時、及び放電時ともに、家庭用の交流電力を低電圧電力に変換し、この低電圧電力を制御部35に供給する。
通信部34は、充放電装置3を電動車両1と接続させた場合に、通信ポート19aを介して電動車両1と通信を行うための装置である。電動車両1との通信は、制御部35の制御により行われる。
制御部35は、通信部34を用いて電動車両1との間で情報の送受信を行う。また、制御部35は、主回路部32を制御し、充電時、放電時とで異なる電力変換を行わせる。それにより、制御部35は、充放電装置3を充電装置、及び外部給電装置のうちの何れかとして動作させる。コンタクタ31の開閉も制御部35によって制御される。
図2は、開閉制御部、及び開閉器の各構成例を示すブロック図である。次に図2を参照し、開閉制御部18、及び開閉器14について詳細に説明する。
開閉器14は、図2に示すように、駆動リレー141、及びF/S(Fail/Safe)リレー142を備えている。F/Sリレー142と駆動リレー141とは直列に接続されており、補助バッテリ13からの電力は、F/Sリレー142、駆動リレー141を介して負圧ポンプ15に供給することができる。F/Sリレー142は、特許請求の範囲に記載の「開閉器」に相当する。駆動リレー141は、特許請求の範囲に記載の「他の開閉器」に相当する。
F/Sリレー142は、補助バッテリ13と直接、接続されたリレーである。駆動リレー141は、負圧ポンプ15の圧力状態に応じて開閉されるリレーである。負圧ポンプ15の駆動時には、駆動リレー141は閉状態とされると共に、F/Sリレー142も閉状態とされる。充放電コネクタ19の高電圧電力ポート19cは、F/Sリレー142、及び駆動リレー141と接続されている。それにより、高電圧電力ポート19cは、F/Sリレー142が閉状態となっている場合に、駆動用バッテリ11と接続される。
開閉制御部18は、1つの情報処理装置、例えばECU(Electronic Control Unit)であり、電動車両1の起動により、開閉制御部18も起動する。図2では、開閉制御部18の構成要素として、駆動用バッテリ11の電力を外部に供給する放電に特に係わるもののみを示している。
ここでは、便宜的に、電動車両1は、一致する識別情報を無線通信で電動車両1と送受信するキーが存在する起動可能状況下で、電動車両1に設けられた特定のスイッチが操作されることで起動すると想定する。そのスイッチは「IG−Key」と表記する。起動可能状況下の電動車両1は、IG−Keyの操作により起動し、再度のIG−Keyの操作により終了する。
開閉制御部18は、図2に示すように、放電に特に係わる構成要素として、F/Sリレー駆動部181、F/Sリレー駆動判定部182、F/Sリレー故障検出部183、駆動リレー駆動部184、駆動リレー駆動判定部185、駆動リレー故障検出部186、及び制御モード判定部187を備えている。
F/Sリレー駆動部181は、F/Sリレー142に出力する信号により、その状態の切り換えを行う。以降、F/Sリレー142に係わらず、開状態にさせる信号を「開指示信号」、閉状態にさせる信号を「閉指示信号」と表記する。
F/Sリレー駆動判定部182は、F/Sリレー駆動部181を制御し、必要に応じて、F/Sリレー142の状態を切り換えさせる。その切り換えのために、F/Sリレー駆動判定部182は、開閉押しボタン17への操作を監視すると共に、制御モード判定部187から現在の制御モードを表すモード情報を入力する。
制御モード判定部187は、充放電コネクタ19における充放電装置3の接続状態、ブレーキペダル22、図示しないシフトレバー、図示しないアクセルペダル等の各状態より電動車両1の制御モードを判定する。ここでは、制御モードとして、停車モード、ドライブモード、及びチャージモードを想定する。停車モード、及びドライブモードは、以降「電動モード」と総称し、停車モード、及びドライブモードは共に、電動モードのサブモードとする。
停車モードは、電動車両1が停止しているモードである。この停止モードでは、アクセルペダルは踏まれていない状態となっている。ドライブモードは、電動車両1の車輪を回転させている状態、つまり走行用の電動モータ、或いはエンジンからの動力が車輪に伝達されている状態のモードである。このようなことから、停車モード、ドライブモードは、電動モードにおける電動車両1の状態に対応したモードである。
チャージモードは、駆動用バッテリ11への充電、或いはその駆動用バッテリ11からの放電が可能な状態のモードである。そのため、チャージモードでは、充放電コネクタ19に充放電装置3が接続されていることが前提となる。
F/Sリレー駆動判定部182の詳細な動作を説明する前に、負圧ポンプ15についてより詳細に説明する。
上記のように、負圧ポンプ15は、運転者によるブレーキペダル22への踏力では得にくい十分な制動力を確保するために、その踏力を倍増させるための負圧を発生させる。エンジンにより走行する車両では、走行中はそのエンジンが駆動していることから、エンジンに一般的に備わっている吸気マニホールド内の負圧を用いることができる。
一方、電動車両1では、エンジンが備わっていないか、たとえ備わっていても、電動モータのみの走行時にはエンジンは停止している。このため、電動車両1では、踏力倍増用の負圧をエンジンから確保することは期待できない。そこで、電動車両1には、負圧を確保するための負圧ポンプ15が搭載されている。負圧は、走行中は確保する必要がある。
負圧ポンプ15を動作させるためには、図2に示すように、F/Sリレー142、及び駆動リレー141を共に閉状態にする必要がある。そのため、F/Sリレー駆動判定部182は、制御モードが電動モード、つまりドライブモード、或いは停車モードであった場合、F/Sリレー駆動部181を介して、F/Sリレー142を閉状態とさせる。また、制御モードがチャージモードであった場合、F/Sリレー駆動判定部182は、開閉押しボタン17への操作が確認された場合に、F/Sリレー駆動部181を介して、F/Sリレー142を閉状態とさせる。
F/Sリレー故障検出部183は、F/Sリレー142に発生した故障を検出する機能であり、F/Sリレー駆動部181がF/Sリレー142に出力する信号が入力される。それにより、F/Sリレー故障検出部183は、例えばF/Sリレー142が開状態、閉状態の状態別に、例えばF/Sリレー142と駆動リレー141との間の電圧の値を閾値と比較することにより、F/Sリレー142に発生した故障の有無を判定する。この判定による故障の検出結果は制御モード判定部187に出力される。なお、何れの状態時でも故障の判定を行うのは、F/Sリレー142が開状態、及び閉状態の何れであってもその状態を切り換えられない故障が発生しうるからである。電圧の値は、電圧センサの出力信号をA/D(Analog to Digital)変換器によりサンプリングすることで得ることができる。
駆動リレー駆動部184は、開指示信号、及び閉指示信号のうちの一方を出力することにより、駆動リレー141の状態の切り換えを行う。駆動リレー駆動判定部185は、制御モード判定部187から入力するモード情報が表す制御モード、及び負圧ポンプ15が発生させている負圧を用いた駆動リレー駆動部184の制御を通して、駆動リレー駆動部184の状態の切り換えを行わせる。それにより、駆動リレー駆動判定部185は、電動モード時、十分な負圧が得られていない場合に、駆動リレー駆動部184に駆動リレー141を閉状態にさせ、負圧ポンプ15を駆動させる。
駆動リレー故障検出部186は、駆動リレー141に発生した故障を検出する機能であり、駆動リレー駆動部184が駆動リレー141に出力する信号が入力される。それにより、駆動リレー故障検出部186も、開状態、閉状態の状態別に、負圧の程度による故障判定を行う。この判定による故障の検出結果は制御モード判定部187に出力される。なお、何れの状態時でも故障の判定を行うのは、F/Sリレー142と同様に、開状態、及び閉状態の何れであってもその状態を切り換えられない故障が駆動リレー141に発生しうるからである。
制御モード判定部187は、F/Sリレー故障検出部183、及び駆動リレー故障検出部186からそれぞれ入力する検出結果を制御に反映させる。F/Sリレー故障検出部183、及び駆動リレー故障検出部186のうちの少なくとも一方が故障を検出した場合、制御モード判定部187は、電動モード時ではF/Sリレー駆動判定部182、及び駆動リレー駆動判定部185に対し、共に開指示信号を出力させる指示を行う。
制御モードが電動モードであった場合、制御モード判定部187は更に、例えば表示部20に、運転の中止を促すためのメッセージ、開閉器14の故障によって電動車両1が非常用電源として使用できない旨を通知するためのメッセージを表示させる処理を併せて行う。運転の中止を促すのは、F/Sリレー142、及び駆動リレー141のうちの何れが故障したとしても、十分な負圧が確保できない恐れがあるからである。
一方、制御モードがチャージモードであった場合、制御モード判定部187は、F/Sリレー142に故障が検出されることにより、駆動用バッテリ11からの高電圧電力の放電を禁止させる。また、制御モード判定部187は、例えば表示部20に、開閉器14に故障が発生している旨、その故障により電動車両1が非常用電源として使用できない旨を使用者に伝えるためのメッセージを表示させる。
このように、制御モード判定部187は、制御モード、及び故障が検出されたリレーに応じて、運転者に伝えるべき情報を伝えるための処理を行う。F/Sリレー142、及び駆動リレー141に対する故障検出は、本実施の形態1では、チャージモード時の他に、電動モード時でも行う。つまり、制御モードに係わらず、電動車両1の起動により行う。そのため、運転者は、電動車両1の使用時に、その電動車両1が非常用電源として使用できるか否かを知ることができる。それにより、運転者にとっては、電動車両1を非常用電源として使用できなくなったとしても、電動車両1を非常用電源として実際に使用する状況となる前の修理が行えるようになる。従って、運転者は、電動車両1をより確実に非常用電源として使用することができる。
なお、本実施の形態1では、F/Sリレー142に駆動リレー141、及び低電圧電力ポート19bを接続させているが、F/Sリレー142に駆動リレー141を接続しなくとも良い。つまりF/Sリレー142の補助バッテリ13と接続させていない方の接点を、低電圧電力ポート19b、及び開閉制御部18とのみ接続させても良い。その場合、補助バッテリ13と負圧ポンプ15との接続、その接続の切断を駆動リレー141のみの開閉により行うようにしても良い。
開状態、及び閉状態の何れであってもその状態を切り換えられない故障が発生しうることから、故障検出は、F/Sリレー142の状態を切り換えて、状態別に行うのが好ましい。しかし、低電圧電力の供給時、F/Sリレー142は閉状態とされることから、閉状態時のF/Sリレー142を対象とする故障検出を随時、行うようにしても良い。たとえ閉状態時のF/Sリレー142を対象とする故障検出のみを行ったとしても、電動車両1を非常用電源として使用できる可能性をより高めることが期待できる。
また、本実施の形態1では、低電圧電力を供給する負荷装置を負圧ポンプ15としている。しかしながら、負荷装置は、電動車両の走行時、及び停車時、つまり電動モード時に動作させる装置であれば、負圧ポンプ15とは異なる装置であっても良い。例えばその負荷装置は、常時、点灯させる照明装置、或いは表示灯であっても良い。そのような負荷装置に低電圧電力を供給するようにした場合、点灯/非点灯により、F/Sリレー142の故障、或いは故障の可能性を運転者に知らせることができる。
図3は、電動モード時におけるリレー制御処理を示すフローチャートである。この電動モード時におけるリレー制御処理は、電動車両1を電動モードで起動した場合に、F/Sリレー142、及び駆動リレー141の状態の切り換え制御を行うために実行される一連の処理である。この一連の処理は、例えば電動車両1に搭載された情報処理装置であるECUのCPU(Central Processing Unit)が、そのECUの不揮発性の記録媒体に格納された専用のプログラムを実行することで実現される。次に図3を参照し、電動モード時におけるリレー制御処理について詳細に説明する。この処理を実行する主体としては、基本的に開閉制御部18を想定する。
なお、上記のように、電動車両1は、一致する識別情報を無線通信で電動車両1と送受信するキーが存在する起動可能状況下で、IG−Keyが操作されることにより起動される。起動時の制御モードは電動モードである。起動された電動車両1は、再度のIG−Keyの操作により終了する。
電動車両1を電動モードで起動した場合、先ず、ステップS1では、開閉制御部18は、F/Sリレー142に故障が発生しているか否かを確認するためのF/Sリレー故障判定処理を実行する。続くステップS2では、開閉制御部18は、F/Sリレー142の故障が検出されなかったか否か判定する。F/Sリレー142に故障が発生していた場合、ステップS2の判定はNoとなってステップS7に移行する。F/Sリレー142に故障が発生していない場合、ステップS2の判定はYesとなってステップS3に移行する。
ステップS3では、開閉制御部18は、駆動リレー141に故障が発生しているか否かを確認するための駆動リレー故障判定処理を実行する。続くステップS4では、開閉制御部18は、駆動リレー141の故障が検出されなかったか否か判定する。駆動リレー141に故障が発生していた場合、ステップS4の判定はNoとなってステップS7に移行する。駆動リレー141に故障が発生していない場合、ステップS4の判定はYesとなってステップS5に移行する。
ステップS7では、開閉制御部18は、F/Sリレー142に開指示信号を出力する。続くステップS8では、開閉制御部18は、駆動リレー141に開指示信号を出力し、故障が検出されたリレー、及び故障内容を表す故障情報を保存すると共に、メッセージを表示部20に表示させる。そのメッセージとは、上記のように、運転の中止を促すためのメッセージ、開閉器14の故障によって電動車両1が非常用電源として使用できない旨を通知するためのメッセージ等である。その後、ステップS6に移行する。なお、F/Sリレー142、及び駆動リレー141に対し、共に開指示信号を出力したとしても、故障が発生しているリレーは開状態になるとは限らない。
ステップS5では、開閉制御部18は、駆動リレー141の状態を状況に応じて切り換えるための駆動リレー駆動判定処理を実行する。次に移行するステップS6では、開閉制御部18は、上記IG−Keyが操作されたか否か、つまり電動車両1の終了が指示されたか否か判定する。運転者がIG−Keyを操作した場合、ステップS6の判定はYesとなってステップS9に移行する。運転者がIG−Keyを操作していない場合、ステップS6の判定はNoとなって上記ステップS2に戻る。
このように、電動車両1が電動モードで動作している場合、F/Sリレー142、及び駆動リレー141の両方に故障が発生していない状況下では、ステップS2〜S6で形成される処理ループが繰り返し、例えば定められた時間間隔で実行される。それにより、必要に応じた駆動リレー141の状態の切り換え、及び駆動リレー141に発生した故障の検出が随時、行われる。
ステップS9では、開閉制御部18は、F/Sリレー142に開指示信号を出力する。続くステップS10では、開閉制御部18は、駆動リレー141に開指示信号を出力し、故障情報を保存していた場合、その故障情報の内容を伝えるためのメッセージ、電動車両1が非常用電源として使用できない旨を通知するためのメッセージ等を一定時間、表示部20上に表示させる。その後、この電動モード時におけるリレー制御処理が終了する。
なお、本実施の形態1では、電動車両1の起動時にのみ、F/Sリレー142の故障検出を行っているが、ステップS2〜S6の間でその故障検出を行うようにしても良い。これは、閉指示信号が出力されたF/Sリレー142が実際に閉状態となっているか否かを確認する故障検出を行うことにより、閉状態から開状態に切り換わる故障の発生にタイムリに対応できるからである。その対応により、電動車両1を非常用電源として使用できる可能性はより高くすることができる。
本実施の形態1では、駆動リレー141の故障の検出により、駆動リレー141、及びF/Sリレー142を共に開状態に切り換えるようにしている。これは、駆動リレー141の故障は、F/Sリレー142の故障によって検出される可能性があるからである。このことから、駆動リレー141の故障の検出により、F/Sリレー142の故障、何らかの理由によってF/Sリレー142の故障を検出できなくなった状況、等に対応することができる。
次に、図4〜図6を参照し、上記電動モード時におけるリレー制御処理内で実行されるサブルーチン処理について詳細に説明する。
図4は、F/Sリレー故障判定処理を示すフローチャートである。サブルーチン処理では、始めに図4を参照し、上記ステップS1として実行されるF/Sリレー故障判定処理について詳細に説明する。
先ず、ステップS21では、開閉制御部18は、F/Sリレー142に開指示信号を出力する。次にステップS22では、開閉制御部18は、F/Sリレー142が開状態か否か判定する。F/Sリレー142の開状態が確認された場合、ステップS22の判定はYesとなってステップS23に移行する。F/Sリレー142の開状態が確認できなかった場合、ステップS22の判定はNoとなってステップS26に移行する。
なお、F/Sリレー142が開状態か否かの確認は、上記のように、F/Sリレー142の駆動リレー141と接続された側の端子に電圧センサを接続することにより、測定された電圧値から行うことができる。これは、F/Sリレー142が閉状態か否かの確認でも同様である。
ステップS26では、開閉制御部18は、開状態に切り換えられない故障がF/Sリレー142に発生していると判定する。その後、このF/Sリレー故障判定処理が終了する。なお、開状態に切り換えられない故障内容を表す故障情報は、上記ステップS8の処理の実行時に保存されることとなる。
ステップS23では、開閉制御部18は、F/Sリレー142に閉指示信号を出力する。次にステップS24では、開閉制御部18は、F/Sリレー142が閉状態か否か判定する。F/Sリレー142の閉状態が確認された場合、ステップS24の判定はYesとなり、ここでF/Sリレー故障判定処理が終了する。一方、F/Sリレー142の閉状態が確認できなかった場合、ステップS24の判定はNoとなってステップS25に移行する。
ステップS25では、開閉制御部18は、閉状態に切り換えられない故障がF/Sリレー142に発生していると判定する。その後、このF/Sリレー故障判定処理が終了する。この場合も、開状態に切り換えられない故障内容を表す故障情報は、上記ステップS8の処理の実行時に保存されることとなる。
図5は、駆動リレー故障判定処理を示すフローチャートである。次に図5を参照し、図3に示す電動モード時におけるリレー制御処理内でステップS3として実行される駆動リレー故障判定処理について詳細に説明する。
上記のように、開閉制御部18の機能上の構成要素である駆動リレー駆動判定部185は、負圧ポンプ15により十分な負圧を発生させるように、駆動リレー141の状態の切り換えを行う。その結果、負圧とする圧力は予め定めた適切な範囲内に維持される。このことから、負圧の状態から駆動リレーの故障判定を行う駆動リレー故障検出部186は、圧力の下限値として設定された閾値である負圧過小値、及び圧力の上限値として設定された閾値である負圧過大値を用いて、故障判定を行うようになっている。この駆動リレー故障検出部186は、駆動リレー故障判定処理の実行により実現される。
先ず、ステップS31では、開閉制御部18は、駆動リレー141が開状態か否か判定する。駆動リレー141に対し、開指示信号が出力された場合、ステップS31の判定はYesとなってステップS32に移行する。閉指示信号が駆動リレー141に対して出力されている場合、ステップS31の判定はNoとなってステップS34に移行する。
ステップS32では、開閉制御部18は、測定された負圧の値が上記負圧過大値より大きいか否か判定する。測定された負圧の値が負圧過大値より大きい場合、ステップS32の判定はYesとなってステップS33に移行する。測定された負圧の値が負荷過大値以下の場合、ステップS32の判定はNoとなり、ここで駆動リレー故障判定処理が終了する。なお、負圧の測定値は、例えば圧力センサの出力信号をA/D変換器によりサンプリングすることで得ることができる。
ステップS33では、開閉制御部18は、圧力が異常に高圧となっていることから、駆動リレー141に、開状態から切り換えられない故障である溶着が発生していると判定する。その後、この駆動リレー故障判定処理が終了する。なお、開状態から切り換えられない故障内容を表す故障情報は、図3に示すステップS8の処理の実行時に保存されることとなる。
上記ステップS31の判定がNoとなって移行するステップS34では、開閉制御部18は、測定された負圧の値が上記負圧過小値より小さいか否か判定する。測定された負圧の値が負圧過小値より小さい場合、ステップS34の判定はYesとなってステップS35に移行する。測定された負圧の値が負荷過小値以上の場合、ステップS34の判定はNoとなり、ここで駆動リレー故障判定処理が終了する。
ステップS35では、開閉制御部18は、圧力が異常に低圧となっていることから、駆動リレー141に、閉状態から切り換えられない故障である固着が発生していると判定する。その後、この駆動リレー故障判定処理が終了する。なお、閉状態から切り換えられない故障内容を表す故障情報は、図3に示すステップS8の処理の実行時に保存されることとなる。
図6は、駆動リレー駆動判定処理を示すフローチャートである。最後に図6を参照し、図3に示す電動モード時におけるリレー制御処理内でステップS5として実行される駆動リレー駆動処理について詳細に説明する。
上記のように、負圧とする圧力は予め定めた範囲内に維持される。その維持のために、
開閉制御部18の機能上の構成要素である駆動リレー駆動判定部185は、圧力の下限値として設定された閾値である負圧最小値、及び圧力の上限値として設定された閾値である負圧最大値を用いて、駆動リレー141の状態切り換えを行うようになっている。この駆動リレー駆動判定部185、及び駆動リレー駆動部184は、図6に示す駆動リレー駆動判定処理の実行により実現される。なお、閾値間の大小関係は、負圧過小値<負圧最小値<負圧最大値<負圧過大値、となっている。
先ず、ステップS41では、開閉制御部18は、測定された負圧の値が負圧最大値より大きいか否か判定する。測定された負圧の値が負圧最大値より大きい場合、ステップS41の判定はYesとなってステップS42に移行する。測定された負圧の値が負荷最大値以下の場合、ステップS41の判定はNoとなってステップS43に移行する。
ステップS42では、開閉制御部18は、圧力を下げる必要があるとして、駆動リレー141に閉指示信号を出力する。その後、この駆動リレー駆動判定処理が終了する。
一方、ステップS43では、開閉制御部18は、測定された負圧の値が上記負圧最小値より小さいか否か判定する。測定された負圧の値が負圧最小値より小さい場合、ステップS43の判定はYesとなってステップS44に移行する。測定された負圧の値が負荷最小値以上の場合、ステップS43の判定はNoとなり、ここで駆動リレー駆動判定処理が終了する。
ステップS44では、開閉制御部18は、圧力を下げる必要がないとして、駆動リレー141に開指示信号を出力する。その後、この駆動リレー駆動判定処理が終了する。
図7は、外部給電開始処理を示すフローチャートである。この外部給電開始処理は、起動可能状況下で、ケーブルを介して充放電コネクタ19に充放電装置3が接続され、且つ開閉押しボタン17が操作されることによって実行される処理である。次に図7を参照し、この外部給電開始処理について詳細に説明する。この処理を実行する主体としては、ここでも開閉制御部18を想定する。
先ず、ステップS51では、開閉制御部18は、図4に示すF/Sリレー故障判定処理を実行する。続くステップS52では、開閉制御部18は、F/Sリレー142の故障が検出されなかったか否か判定する。F/Sリレー142に故障が発生していた場合、ステップS52の判定はNoとなり、例えば表示部20を用いて、F/Sリレー142の故障により外部への給電が行えない旨の通知を行った後、この外部給電開始処理が終了する。一方、F/Sリレー142に故障が発生していない場合、ステップS52の判定はYesとなってステップS53に移行する。
F/Sリレー142が故障していない場合、F/Sリレー142、低電圧電力ポート19b、及びケーブルを介して、低電圧電力が充放電装置3の制御部35に供給される。この低電圧電力の供給により、制御部35は起動し、通信部34を用いて、充放電装置3が起動を開始した旨を示す起動情報を電動車両1に送信する。
このことから、ステップS53では、開閉制御部18は、通信部16が起動情報を受信するのを待つ。起動情報を通信部16が受信するまでステップS53の判定はNoとなり、そのステップS53の判定処理を開閉制御部18は繰り返し実行する。通信部16が起動情報を受信した場合、ステップS53の判定はYesとなってステップS54に移行する。
ステップS54では、開閉制御部18は、コンタクタ12を閉状態にさせる閉指示信号をそのコンタクタ12に出力する。続くステップS55では、開閉制御部18は、コンタクタ12を閉状態にした旨を示すコンタクタ接続情報を通信部16に送信させる。その送信後、ステップS56に移行する。
コンタクタ12を閉状態にすることにより、そのコンタクタ12、高電圧電力ポート19c、及びケーブルを介して充放電装置3に高電圧電力が供給される。その高電圧電力の供給により、主回路部32は家庭用の交流電力を出力し、電力変換器33は、その交流電力を低電圧電源に変換する。この低電圧電力は制御部35に供給される。そのために、制御部35は、起動情報を通信部34に送信させた後、コンタクタ31を閉状態にし、高電圧電力を家庭用の交流電力に変換させる設定を主回路部32に対して行う。このような制御を行った後、制御部35は、充放電装置3の起動が完了した旨を示す起動完了情報を通信部34から送信させる。
このようなことから、ステップS56では、開閉制御部18は、通信部16が起動完了情報を受信するのを待つ。起動完了情報を通信部16が受信するまでステップS56の判定はNoとなり、そのステップS56の判定処理を開閉制御部18は繰り返し実行する。通信部16が起動完了情報を受信した場合、ステップS56の判定はYesとなってステップS57に移行する。
ステップS57では、開閉制御部18は、起動完了情報の受信により、低電圧電力の供給は不要になったとして、F/Sリレー142に開指示信号を出力する。その後、この外部給電開始処理が終了する。
外部給電は、駆動用バッテリ11の残量が閾値以下となるか、外部給電の停止が指示されることにより終了する。この外部給電を終了させる際に実行される処理の内容は、従来と同様であっても良いため、ここでは詳細な説明は省略する。
図8は、外部給電開始時における電動車両、及び充放電装置の動作例を示すタイミングチャートである。次に図8を参照し、上記外部給電開始処理の実行による電動車両1、及び充放電装置3の各構成要素の動作の例について詳細に説明する。ここでは、電動車両1の構成要素として、充放電コネクタ19、コンタクタ12、開閉押しボタン17、及びF/Sリレー142を示している。充放電装置3では、構成要素として、制御部35、コンタクタ31、主回路部32、及び電力変換器33を示している。F/Sリレー142の故障は検出されないことを想定している。
図8に示す例では、充放電コネクタ19に、時刻t21にケーブルが接続され、時刻t22に、開閉押しボタン17が操作されている。開閉押しボタン17の操作により、図7に示す外部給電開始処理の実行が開始され、ステップS51でF/Sリレー故障判定処理が実行される。そのため、F/Sリレー142は、閉状態に切り換えられ、その切り換えにより、充放電装置3の制御部35に低電圧電力が供給される。このため、制御部35が起動する。
制御部35は、起動により、上記起動情報を通信部34に送信させる。その送信は時刻t23になる前に行われる。そのため、コンタクタ12は、時刻t23に、起動情報を受信した開閉制御部18により閉状態に切り換えられる。
起動情報を送信させた制御部35は、上記のように、コンタクタ31を閉状態に切り換え、主回路部32に、高電圧電力を家庭用の交流電力に変換させる設定を行う。そのため、時刻t24に、コンタクタ31は閉状態に切り換えられ、主回路部32は、その切り換えによって供給される高電圧電力の家庭用の交流電力への変換を開始し、電力変換器33は家庭用の交流電力の低電圧電力への変換を開始する。
制御部35は、コンタクタ31、主回路部32への制御を行った後、起動完了情報を通信部34から送信させる。その送信により、F/Sリレー142は、開閉制御部18によって時刻t25に開状態に切り換えられる。この結果、時刻t25以降、電動車両1からは高電圧電力のみが充放電装置3に供給される。
なお、本実施の形態1では、低電圧電力の供給に用いる電源を補助バッテリ13としているが、補助バッテリ13に代えて、駆動用バッテリ11の高電圧電力を低電圧電力に変換する電力変換部を電源として用いても良い。その駆動用バッテリ11は、充電可能な二次電池である。駆動用バッテリ11の代わりに燃料電池を用いるようにしても良い。つまり、電動車両1は、燃料電池車であっても良い。特許請求の範囲に記載の「バッテリ」には、二次電池の他に、燃料電池も含まれる。
1 電動車両、3 充放電装置、11 駆動用バッテリ、12 コンタクタ、13 補助バッテリ、14 開閉器、15 負圧ポンプ、16 通信部、17 開閉押しボタン、18 開閉制御部、19 充放電コネクタ、19a 通信ポート、19b 低電圧電力ポート、19c 高電圧電力ポート、20 表示部、21 ブレーキ倍力装置、22 ブレーキペダル、141 駆動リレー、142 F/Sリレー、181 F/Sリレー駆動部、182 F/Sリレー駆動判定部、183 F/Sリレー故障検出部、184 駆動リレー駆動部、185 駆動リレー駆動判定部、186 駆動リレー故障検出部、187 制御モード判定部。

Claims (5)

  1. バッテリを用いた走行が可能な電動車両であって、
    前記バッテリの電力を外部給電装置に供給する際に、前記外部給電装置において動作用の電力として使用される制御電力を、前記外部給電装置に供給するための給電ポートと、
    前記制御電力を生成する電源と前記給電ポートとの間に配置され、開閉により、前記電源と前記給電ポートとの接続、及び前記接続の切断を行う開閉器と、
    前記電動車両が走行可能なモード時に、前記開閉器に発生した故障の検出を行う故障検出部と、
    を備える電動車両。
  2. 前記制御電力により動作する負荷装置と、
    前記開閉器及び前記給電ポートの間に一端が接続されると共に、前記負荷装置に他端が接続され、開閉により、前記開閉器と前記負荷装置との間の接続、及び前記接続の切断を行う他の開閉器と、を更に備え、
    前記故障検出部は、前記開閉器を介して前記他の開閉器に供給される前記制御電力により、前記開閉器に発生した故障の検出を行う、
    請求項1に記載の電動車両。
  3. 前記電動車両は、前記故障検出部が前記開閉器に発生した故障を検出した場合に、前記バッテリの電力の前記外部給電装置への給電を禁止する、
    請求項1または2に記載の電動車両。
  4. 前記電源は、前記バッテリとは異なる他のバッテリ、及び前記バッテリからの電力を変換する電力変換部のうちの一方である、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の電動車両。
  5. 前記負荷装置は、前記電動車両の走行時に動作させる装置である、
    請求項2に記載の電動車両。
JP2018091410A 2018-05-10 2018-05-10 電動車両 Expired - Fee Related JP6712087B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018091410A JP6712087B2 (ja) 2018-05-10 2018-05-10 電動車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018091410A JP6712087B2 (ja) 2018-05-10 2018-05-10 電動車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019198184A true JP2019198184A (ja) 2019-11-14
JP6712087B2 JP6712087B2 (ja) 2020-06-17

Family

ID=68538543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018091410A Expired - Fee Related JP6712087B2 (ja) 2018-05-10 2018-05-10 電動車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6712087B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002175750A (ja) * 2000-12-08 2002-06-21 Toyota Motor Corp リレーの溶着検出装置
JP2009071901A (ja) * 2007-09-10 2009-04-02 Toyota Motor Corp 蓄電機構の充電制御システムおよびその異常検出方法
JP2013158218A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Sharp Corp 電気自動車、充放電器、充放電システム、制御プログラムおよび記録媒体
JP2013188068A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Toyota Motor Corp 蓄電システム、車両の充電制御装置及び異常検出方法
JP2014204490A (ja) * 2013-04-02 2014-10-27 トヨタ自動車株式会社 電気システム
JP2017093226A (ja) * 2015-11-13 2017-05-25 トヨタ自動車株式会社 車両用電源システム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002175750A (ja) * 2000-12-08 2002-06-21 Toyota Motor Corp リレーの溶着検出装置
JP2009071901A (ja) * 2007-09-10 2009-04-02 Toyota Motor Corp 蓄電機構の充電制御システムおよびその異常検出方法
JP2013158218A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Sharp Corp 電気自動車、充放電器、充放電システム、制御プログラムおよび記録媒体
JP2013188068A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Toyota Motor Corp 蓄電システム、車両の充電制御装置及び異常検出方法
JP2014204490A (ja) * 2013-04-02 2014-10-27 トヨタ自動車株式会社 電気システム
JP2017093226A (ja) * 2015-11-13 2017-05-25 トヨタ自動車株式会社 車両用電源システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6712087B2 (ja) 2020-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9090169B2 (en) Adapter and vehicle for performing power feeding using adapter
US8294415B2 (en) Charging system and method for operating the same
JP5293841B2 (ja) 電動車両の電源システムおよびその制御方法
US9216655B2 (en) Vehicle and power supply system
US7816804B2 (en) Power supply device and control method of the power supply device
US9434257B2 (en) Power supply connector, vehicle and control method for vehicle
JP6048473B2 (ja) 車両に搭載された燃料電池及び二次電池を利用して外部に電力を供給する外部給電システムの制御方法および外部給電システム
JP6106729B1 (ja) 車両用電源装置およびその故障診断方法
WO2013054387A1 (ja) 車両の充電制御装置およびそれを備える車両
JP5334620B2 (ja) 充電装置および充電方法
US20180105042A1 (en) Vehicle
US20160268820A1 (en) Charging and discharging system and vehicle used therein
JP2022103582A (ja) 電力変換装置、および、それを備えた電力伝送システム
JP2016078533A (ja) エンジン始動装置
CN108001227B (zh) 电动车辆
US7839014B2 (en) Pulse-width modulation rectifier having an emergency generator operating mode
WO2008114758A1 (ja) 燃料電池システム
JP2011205840A (ja) 車両用充電装置
JP2013255360A (ja) 充放電装置
KR20160147310A (ko) 연료전지차량의 이동식 발전용 안전장치 및 그의 동작 방법
JP6712087B2 (ja) 電動車両
JP5625715B2 (ja) 車両の制御装置および制御方法
JP2000278808A (ja) 車両用の交流電源装置
JP2014057389A (ja) 給電システム
JP2021058058A (ja) 電力変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200428

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200526

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6712087

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees