JP2019197342A - 報知制御装置および報知制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、適切なタイミングで精度良く事前に交通違反を注意喚起することが可能な報知制御装置および報知制御方法を提供することを目的とする。【解決手段】本発明による報知制御装置は、運転中の運転者の状態を取得する運転者状態取得部2と、運転中に交通違反したか否かを判定する交通違反判定部3と、交通違反判定部3が交通違反したと判定したとき、判定した交通違反と、判定したときに運転者状態取得部2が取得した運転者の状態とを対応付けて収集する収集部4と、収集部4が収集した交通違反および運転者の状態と、運転者状態取得部2が取得した現在の運転者の状態とに基づいて、事前に交通違反を注意喚起する制御を行う報知制御部5とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、事前に交通違反を注意喚起する報知制御装置および報知制御方法に関する。
従来、自車両情報、アクセル操作量、ブレーキ操作量、ハンドル操作量、車速、車間距離、および加速度などの運転者による運転状態のデータを用いてドライバモデルを作成し、当該ドライバモデルに基づいて事前に交通違反を注意喚起する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、注意喚起するか否かを判断するために運転状態のデータのみを用いており、運転者自身の状態は考慮していない。従って、特許文献1では、運転者自身の状態が要因となって生じる交通違反について事前に注意喚起することができない。
また、既存のドライバモニタリングシステム(DMS)では、現在の運転者の心拍数に基づいて注意喚起する機能があるが、過去の交通状況およびそのときの運転者の状態を考慮して事前に交通違反を注意喚起することができない。
このように、従来では、適切なタイミングで精度良く事前に交通違反を注意喚起しているとはいえず、改善の余地があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、適切なタイミングで精度良く事前に交通違反を注意喚起することが可能な報知制御装置および報知制御方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明による報知制御装置は、運転中の運転者の状態を取得する運転者状態取得部と、運転中に交通違反したか否かを判定する交通違反判定部と、交通違反判定部が交通違反したと判定したとき、判定した交通違反と、判定したときに運転者状態取得部が取得した運転者の状態とを対応付けて収集する収集部と、収集部が収集した交通違反および運転者の状態と、運転者状態取得部が取得した現在の運転者の状態とに基づいて、事前に交通違反を注意喚起する制御を行う報知制御部とを備える。
また、本発明による報知制御方法は、運転中の運転者の状態を取得し、運転中に交通違反したか否かを判定し、交通違反したと判定したとき、判定した交通違反と、判定したときに取得した運転者の状態とを対応付けて収集し、収集した交通違反および運転者の状態と、取得した現在の運転者の状態とに基づいて、事前に交通違反を注意喚起する制御を行う。
本発明によると、報知制御装置は、運転中の運転者の状態を取得する運転者状態取得部と、運転中に交通違反したか否かを判定する交通違反判定部と、交通違反判定部が交通違反したと判定したとき、判定した交通違反と、判定したときに運転者状態取得部が取得した運転者の状態とを対応付けて収集する収集部と、収集部が収集した交通違反および運転者の状態と、運転者状態取得部が取得した現在の運転者の状態とに基づいて、事前に交通違反を注意喚起する制御を行う報知制御部とを備えるため、適切なタイミングで精度良く事前に交通違反を注意喚起することが可能となる。
また、報知制御方法は、運転中の運転者の状態を取得し、運転中に交通違反したか否かを判定し、交通違反したと判定したとき、判定した交通違反と、判定したときに取得した運転者の状態とを対応付けて収集し、収集した交通違反および運転者の状態と、取得した現在の運転者の状態とに基づいて、事前に交通違反を注意喚起する制御を行うため、適切なタイミングで精度良く事前に交通違反を注意喚起することが可能となる。
本発明の実施の形態について、図面に基づいて以下に説明する。
<実施の形態>
<構成>
図1は、本発明の実施の形態による報知制御装置1の構成の一例を示すブロック図である。なお、図1では、本実施の形態による報知制御装置を構成する必要最小限の構成を示している。
<構成>
図1は、本発明の実施の形態による報知制御装置1の構成の一例を示すブロック図である。なお、図1では、本実施の形態による報知制御装置を構成する必要最小限の構成を示している。
図1に示すように、報知制御装置1は、運転者状態取得部2と、交通違反判定部3と、収集部4と、報知制御部5とを備えている。運転者状態取得部2は、運転中の運転者の状態を取得する。交通違反判定部3は、運転中に交通違反したか否かを判定する。収集部4は、交通違反判定部3が交通違反したと判定したとき、判定した交通違反と、判定したときに運転者状態取得部2が取得した運転者の状態とを対応付けて収集する。報知制御部5は、収集部4が収集した交通違反および運転者の状態と、運転者状態取得部2が取得した現在の運転者の状態とに基づいて、事前に交通違反を注意喚起する制御を行う。
次に、図1に示す報知制御装置1を含む報知制御装置の他の構成について説明する。
図2は、他の構成に係る報知制御装置6の構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、報知制御装置6は、運転者状態取得部2と、自車両位置取得部7と、地図情報取得部8と、自車両情報取得部9と、制御部10とを備えている。運転者状態取得部2は、運転者状態検出装置11に接続されている。制御部10は、ドライバモデル記憶部12および報知装置13に接続されている。
運転者状態取得部2は、運転者状態検出装置11が検出した運転中の運転者の状態を取得する。図3は、運転者の状態の一例を示す図である。図3に示すように、運転者の状態は、運転者感情および車内環境を含んでいる。運転者感情は、例えば、運転者の眠気、表情、脈拍数、視線、音声、および体温のうちの少なくとも1つを含んでいる。運転者状態検出装置11は、例えば、運転者の生体状態を検出する生体センサ、車内を撮影するカメラ、および運転者の音声を取得するマイクのうちの少なくとも1つを備えている。運転者状態検出装置11が生体センサである場合は、運転者の眠気、表情、脈拍数、および体温を検出することができる。運転者状態検出装置11がカメラである場合は、運転者の表情、運転者の視線、車内の乗車人数を検出することができる。運転者状態検出装置11がマイクである場合は、運転者の音声を検出することができる。
運転者状態取得部2は、運転者状態検出装置11から取得した運転者の状態について、0から1の範囲の数値を設定する。例えば、各運転者の状態について設定した閾値に基づいて、0から1の範囲の数値に変換する。
自車両位置取得部7は、GPS(Global Positioning System)などから、運転者が運転する自車両の現在位置を自車両位置として取得する。
地図情報取得部8は、交通違反に関する地点を含む地図情報を取得する。交通違反に関する地点としては、例えば、制限速度が規定されている道路、一時停止が標示されている地点、右折禁止の地点、通行区分が規定されている地点、および徐行が規定されている地点などが挙げられる。
自車両情報取得部9は、自車両の走行に関する情報を自車両情報として取得する。自車両情報は、例えば、自車両の速度および操舵に関する情報を含む。
制御部10は、交通違反判定部3と、収集部4と、報知制御部5とを備えている。
交通違反判定部3は、運転中に交通違反したか否かを判定する。例えば、交通違反判定部3は、自車両が現在走行中の道路に規定されている制限速度よりも速い速度で走行しているとき、速度違反であると判定する。また、交通違反判定部3は、自車両が右折禁止の道路を右折したとき、右折禁止違反であると判定する。さらに、交通違反判定部3は、自車両が一時停止すべき地点で一時停止しなかったとき、一時停止違反であると判定する。
上記の判定は、自車両位置取得部7が取得した自車両位置と、地図情報取得部8が取得した地図情報と、自車両情報取得部9が取得した自車両情報とに基づいて行ってもよいが、これに限るものではない。例えば、図示しないカメラによって自車両が走行中の道路の制限速度の標示を撮影し、撮影した画像を画像処理して得られた制限速度の情報と、自車両情報取得部9が取得した自車両の速度とに基づいて、速度違反か否を判定してもよい。右折禁止違反および一時停止違反についても同様に、カメラで撮影した画像を用いて判定してもよい。
また、運転者状態検出装置11が車内を撮影するカメラである場合、交通違反判定部3は、運転者が携帯電話を使用しているか否かを判定し、運転者が携帯電話を使用しているときは携帯電話使用違反であると判定することができる。交通違反判定部3は、運転者状態取得部2が取得した運転者の視線に基づいて運転者が脇見しているか否かを判定し、運転者が脇見しているときは視線不注意であると判定することができる。このような携帯電話使用違反および視線不注意は、交通違反の要因となるため、上記で説明した交通違反に含めてもよい。
収集部4は、交通違反判定部3が交通違反したと判定したとき、交通違反判定部3が判定した交通違反と、交通違反判定部3が交通違反したと判定したときに運転者状態取得部2が取得した運転者の状態とを対応付けて収集し、ドライバモデルとしてドライバモデル記憶部12に記憶する。また、収集部4は、交通違反判定部3が交通違反したと判定したときに自車両位置取得部7が取得した自車両位置を、交通違反した地点として収集してもよい。なお、図2において、ドライバモデル記憶部12は、報知制御装置6の外部に設けられているが、報知制御装置6が備えてもよい。ドライバモデルについては後述する。
報知制御部5は、ドライバモデル記憶部12に記憶された交通違反および運転者の状態と、運転者状態取得部2が取得した現在の運転者の状態とに基づいて、事前に交通違反を注意喚起するように報知装置13を制御する。報知装置13は、例えば、表示装置およびスピーカのうちの少なくとも1つを備えている。
図4は、報知制御装置6のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
報知制御装置6における運転者状態取得部2、自車両位置取得部7、地図情報取得部8、自車両情報取得部9、交通違反判定部3、収集部4、および報知制御部5の各機能は、処理回路により実現される。すなわち、報知制御装置6は、運転者の状態を取得し、自車両位置を取得し、地図情報を取得し、自車両情報を取得し、交通違反を判定し、交通違反と判定したときに当該交通違反とそのときの運転者の状態とを対応付けて収集し、事前に交通違反を注意喚起する制御を行うための処理回路を備える。処理回路は、メモリ15に格納されたプログラムを実行するプロセッサ14(中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)ともいう)である。
報知制御装置6における運転者状態取得部2、自車両位置取得部7、地図情報取得部8、自車両情報取得部9、交通違反判定部3、収集部4、および報知制御部5の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリ15に格納される。処理回路は、メモリ15に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、報知制御装置6は、運転者の状態を取得するステップ、自車両位置を取得するステップ、地図情報を取得するステップ、自車両情報を取得するステップ、交通違反を判定するステップ、交通違反と判定したときに当該交通違反とそのときの運転者の状態とを対応付けて収集するステップ、事前に交通違反を注意喚起する制御を行うステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ15を備える。また、これらのプログラムは、運転者状態取得部2、自車両位置取得部7、地図情報取得部8、自車両情報取得部9、交通違反判定部3、収集部4、および報知制御部5の手順または方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリとは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等、または、今後使用されるあらゆる記憶媒体であってもよい。
運転者状態検出装置11および報知制御装置6における運転者状態取得部2は、ドライバモニタリングシステムに対応する。また、報知制御装置6における自車両位置取得部7、地図情報取得部8、自車両情報取得部9、交通違反判定部3、収集部4、および報知制御部5は、ヘッドユニット(H/U)に対応する。
<動作>
報知制御装置6の動作は、ドライバモデルを作成する動作と、ドライバモデルを用いて交通違反を注意喚起する動作とに大別される。以下では、各動作について説明する。
報知制御装置6の動作は、ドライバモデルを作成する動作と、ドライバモデルを用いて交通違反を注意喚起する動作とに大別される。以下では、各動作について説明する。
<ドライバモデルの作成>
図5は、報知制御装置6の動作の一例を示すフローチャートであり、ドライバモデルを作成する動作の一例を示している。図5に示す動作は、例えば自車両のイグニッションスイッチをONにすることによって開始する。
図5は、報知制御装置6の動作の一例を示すフローチャートであり、ドライバモデルを作成する動作の一例を示している。図5に示す動作は、例えば自車両のイグニッションスイッチをONにすることによって開始する。
ステップS11において、制御部10は、運転者を識別する。具体的には、制御部10は、運転者状態取得部2から運転者の表情を取得し、当該運転者がドライバモデル記憶部12に記憶している運転者であるか否かを判定する。
ステップS12において、制御部10は、自車両情報取得部9が取得した自車両の速度に基づいて、自車両が走行中であるか否かを判定する。自車両が走行中である場合は、ステップS13に移行する。一方、自車両が走行中でない場合、すなわち自車両が停止している場合は、ステップS12の処理を繰り返す。
ステップS13において、交通違反判定部3は、交通違反したか否かを判定する。交通違反の判定方法は、上述の通りである。交通違反した場合は、ステップS14に移行する。一方、交通違反していない場合は、ステップS13の処理を繰り返す。
ステップS14において、運転者状態取得部2は、運転者状態検出装置11から運転者の状態を取得する。図6〜8は、交通違反時の取得情報の一例を示す図であり、運転者であるユーザAが図6〜8に示す各交通違反時に取得した情報を示している。図6,7は、ユーザAが速度違反したときに運転者状態取得部2が取得した運転者の状態を示している。図8は、ユーザAが右折禁止違反したときに運転者状態取得部2が取得した運転者の状態を示している。なお、図6〜8では、自車両位置取得部7は、速度違反または右折禁止違反したときの自車両位置を、速度違反または右折禁止違反した地点として取得している。ユーザAは、ステップS11において制御部10が識別した運転者である。
ステップS15において、収集部4は、交通違反判定部3が判定した交通違反と、当該交通違反したときに運転者状態取得部2が取得した運転者の状態とを対応付けて収集し、ドライバモデルとしてドライバモデル記憶部12に記憶する。図9は、ドライバモデルの一例を示す図である。図9に示すドライバモデルは、図6〜8に示す情報を収集して作成したものである。図9に示すように、ドライバモデルは、運転者ごとに、交通違反と運転者の状態とが対応付けられている。例えば、ドライバモデルにおいて、ユーザAが速度違反したときの眠気の値は0.9である。これは、過去に速度違反したときの眠気の値の平均値、すなわち図6に示す眠気の値である0.9と、図7に示す眠気の値である0.8との平均値である。図6〜8において、数値が0.5以上の属性は交通違反の要因とし、ハッチングが施されている。その他の運転者の状態を示す値についても同様である。また、ドライバモデルは、交通違反したときの地点も含んでいる。さらに、ドライバモデルは、交通違反ごとに、違反回数をカウントしている。
なお、上記のステップS14で取得する情報、およびステップS15で作成するドライバモデルとして図6〜9を例示したが、これらに限るものではない。例えば、ステップS14において、運転者状態取得部2は、図10〜13に示す運転者の状態を取得してもよい。この場合、ステップS15において、ドライバモデル記憶部12には図14に示すようなドライバモデルが記憶される。例えば、ドライバモデルにおいて、ユーザAが速度違反したときの眠気の値は1である。これは、過去に速度違反したときに眠気の値が基準値である0.5を上回った割合である。図10〜13において、数値が0.5以上の属性は交通違反の要因とし、ハッチングが施されている。その他の運転者の状態を示す値についても同様である。図10〜13において、交通違反時に取得する情報に、交通違反した地点を含めてもよい。
図9,10に示すドライバモデルにおいて、運転者の状態を示す値の算出方法は一例であり、他の方法で算出してもよい。例えば、図9に示す運転者の状態を示す値の算出方法を、図10に示す運転者の状態の算出に適用してもよい。あるいは、図10に示す運転者の状態を示す値の算出方法を、図9に示す運転者の状態の算出に適用してもよい。
ドライバモデルは、運転者が交通違反するたびに更新される。ステップS11において新規の運転者が識別されたときは、ステップS15において当該運転者に対応するドライバモデルが新たに作成される。
上記で説明した図5に示す動作は、例えば自車両のイグニッションスイッチをOFFにするまで繰り返し行われ、イグニッションスイッチがOFFになると終了する。図5に示す動作を繰り返す際、ステップS11の処理は省略してもよい。
<交通違反の注意喚起>
図15は、報知制御装置6の動作の一例を示すフローチャートであり、交通違反を注意喚起する動作の一例を示している。図15に示す動作は、例えば自車両のイグニッションスイッチをONにすることによって開始する。
図15は、報知制御装置6の動作の一例を示すフローチャートであり、交通違反を注意喚起する動作の一例を示している。図15に示す動作は、例えば自車両のイグニッションスイッチをONにすることによって開始する。
ステップS21において、制御部10は、ドライバモデル記憶部12に記憶している運転者か否かを判定する。具体的には、制御部10は、運転者状態取得部2から運転者の表情を取得し、当該運転者がドライバモデル記憶部12に記憶している運転者であるか否かを判定する。ドライバモデル記憶部12に記憶している運転者である場合は、ステップS22に移行する。この場合、制御部10は、当該運転者のドライバモデルをドライバモデル記憶部12から読み出す。一方、ドライバモデル記憶部12に記憶している運転者でない場合は、図15に示す動作を終了する。
ステップS22において、制御部10は、自車両情報取得部9が取得した自車両の速度に基づいて、自車両が走行中であるか否かを判定する。自車両が走行中である場合は、ステップS23に移行する。一方、自車両が走行中でない場合は、ステップS22の処理を繰り返す。
ステップS23において、制御部10は、自車両が予め定められた交通違反に関する地点に近づいたか否かを判定する。ここで、地点に近づくとは、当該地点から予め定められた距離の地点、例えば当該地点から100mの地点に自車両が存在していることをいう。自車両が予め定められた交通違反に関する地点に近づいた場合は、ステップS24に移行する。一方、自車両が予め定められた交通違反に関する地点に近づいていない場合は、ステップS23の処理を繰り返す。
例えば、図9に示すドライバモデルがドライバモデル記憶部12に記憶されている場合、制御部10は、自車両位置取得部7が取得した自車両位置が、図9に示すドライバモデルに含まれている過去に交通違反した地点に近づいたか否かを判定する。
また、例えば、図14に示すドライバモデルがドライバモデル記憶部12に記憶されている場合、当該ドライバモデルには交通違反した地点が含まれていない。この場合、制御部10は、地図情報取得部8が取得した交通違反に関する地点を含む地図情報と、自車両位置取得部7が取得した自車両位置とに基づいて、自車両が交通違反に関する地点に近づいたか否かを判定する。このとき地図情報に含まれる地点に係る交通違反は、ドライバモデルに含まれる交通違反である。
ステップS24において、制御部10は、事前に交通違反の注意喚起をするか否かを判定する。交通違反の注意喚起をする場合は、ステップS25に移行する。一方、交通違反の注意喚起をしない場合は、ステップS22に戻る。
例えば、図9に示すドライバモデルがドライバモデル記憶部12に記憶されている場合、制御部10は、図9に示すドライバモデルに含まれている運転者の状態のうちの閾値以上の運転者の状態と、運転者状態取得部2が取得した現在の運転者の状態との差が例えば0.1以下であるとき、事前に交通違反の注意喚起をすると判定する。なお、図9において、閾値である0.5以上の運転者の状態にはハッチングが施されている。
また、例えば、図14に示すドライバモデルがドライバモデル記憶部12に記憶されている場合、制御部10は、図14に示すドライバモデルに含まれる運転者の状態のうちの閾値以上の運転者の状態について、運転者状態取得部2が取得した現在の運転者の状態が交通違反の要因となる値以上であるとき、事前に交通違反の注意喚起をすると判定する。なお、図14において、閾値である1以上の運転者の状態にはハッチングが施されている。
ステップS25において、報知制御部5は、事前に交通違反の注意喚起をする。例えば、報知制御部5は、「この先100m、右折禁止です。進行方向に注意して下さい。」というメッセージを音声出力または表示出力するように報知装置13を制御する。あるいは、報知制御部5は、上記のようなメッセージの音声出力および表示出力を同時に行うように報知装置13を制御してもよい。
なお、上記で説明した図15に示す動作は、例えば自車両のイグニッションスイッチをOFFにするまで繰り返し行われ、イグニッションスイッチがOFFになると終了する。図15に示す動作を繰り返す際、ステップS21の処理は省略してもよい。
報知制御部5は、過去に交通違反した割合、すなわち、(過去に交通違反した回数)/(過去に交通違反に関する地点を通過した回数)に基づいて、注意喚起の程度を変えてもよい。例えば、報知制御部5は、過去に交通違反した割合が予め定められた割合以上の場合、注意喚起のメッセージを強調表示するように報知装置13を制御してもよい。
報知制御部5は、上記の過去に交通違反した割合が予め定められた割合以下の場合、注意喚起のメッセージを行わないようにしてもよい。
以上のことから、本実施の形態によれば、交通違反したときの運転者の状態を当該交通違反と対応付けてドライバモデルとして記憶し、ドライバモデルに基づいて事前に交通違反の注意喚起を行うため、適切なタイミングで精度良く事前に交通違反を注意喚起することが可能となる。
以上で説明した報知制御装置は、車載用ナビゲーション装置、すなわちカーナビゲーション装置だけでなく、車両に搭載可能なPND(Portable Navigation Device)および携帯通信端末(例えば、携帯電話、スマートフォン、およびタブレット端末など)、並びに車両の外部に設けられるサーバなどを適宜に組み合わせてシステムとして構築されるナビゲーション装置およびナビゲーション装置以外の装置にも適用することができる。この場合、報知制御装置の各機能あるいは各構成要素は、上記システムを構築する各機能に分散して配置される。
具体的には、一例として、報知制御装置の機能をサーバに配置することができる。例えば、図16に示すように、ユーザ側には、運転者状態検出装置11および報知装置13を備える。サーバ16は、運転者状態取得部2と、交通違反判定部3と、収集部4と、報知制御部5と、自車両位置取得部7と、地図情報取得部8と、自車両情報取得部9と、制御部10とを備える。ドライバモデル記憶部12は、サーバ16と別個に設けてもよく、サーバ16と一体に設けてもよい。このような構成とすることによって、報知制御システムを構築することができる。
このように、報知制御システムの各機能を、システムを構築する各機能に分散して配置した構成であっても、上記の実施の形態と同様の効果が得られる。
また、上記の実施の形態における動作を実行するソフトウェアを、例えばサーバに組み込んでもよい。このソフトウェアをサーバが実行することにより実現される報知制御方法は、運転中の運転者の状態を取得し、運転中に交通違反したか否かを判定し、交通違反したと判定したとき、判定した交通違反と、判定したときに取得した運転者の状態とを対応付けて収集し、収集した交通違反および運転者の状態と、取得した現在の運転者の状態とに基づいて、事前に交通違反を注意喚起する制御を行うことである。
このように、上記の実施の形態における動作を実行するソフトウェアをサーバに組み込んで動作させることによって、上記の実施の形態と同様の効果が得られる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 報知制御装置、2 運転者状態取得部、3 交通違反判定部、4 収集部、5 報知制御部、6 報知制御装置、7 自車両位置取得部、8 地図情報取得部、9 自車両情報取得部、10 制御部、11 運転者状態検出装置、12 ドライバモデル記憶部、13 報知装置、14 プロセッサ、15 メモリ、16 サーバ。
Claims (9)
- 運転中の運転者の状態を取得する運転者状態取得部と、
前記運転中に交通違反したか否かを判定する交通違反判定部と、
前記交通違反判定部が前記交通違反したと判定したとき、前記判定した前記交通違反と、前記判定したときに前記運転者状態取得部が取得した前記運転者の状態とを対応付けて収集する収集部と、
前記収集部が収集した前記交通違反および前記運転者の状態と、前記運転者状態取得部が取得した現在の前記運転者の状態とに基づいて、事前に前記交通違反を注意喚起する制御を行う報知制御部と、
を備える、報知制御装置。 - 前記報知制御部は、前記収集部が収集した交通違反に関する地点に近づき、かつ前記収集部が収集した前記交通違反に対応付けられた前記運転者の状態と、前記運転者状態取得部が取得した現在の前記運転者状態との差が閾値以下であるとき、事前に前記交通違反を注意喚起する制御を行うことを特徴とする、請求項1に記載の報知制御装置。
- 前記報知制御部は、前記収集部が収集した交通違反に関する地点に近づき、前記収集部が収集した前記交通違反に対応付けられた前記運転者の状態が閾値以上であり、かつ前記運転者状態取得部が取得した現在の前記運転者状態が閾値以上であるとき、事前に前記交通違反を注意喚起する制御を行うことを特徴とする、請求項1に記載の報知制御装置。
- 前記収集部は、前記交通違反判定部が前記交通違反したと判定した地点も収集することを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の報知制御装置。
- 前記交通違反は、速度違反、一時停止違反、右折禁止違反、通行区分違反、および徐行違反のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の報知制御装置。
- 前記交通違反に関する地点を含む地図情報を取得する地図情報取得部をさらに備えることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の報知制御装置。
- 前記運転者の状態は、前記運転者の眠気、表情、脈拍数、視線、音声、体温、および前記運転中の車内の乗車人数のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載の報知制御装置。
- 前記収集部は、前記運転者ごとに前記収集することを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載の報知制御装置。
- 運転中の運転者の状態を取得し、
前記運転中に交通違反したか否かを判定し、
前記交通違反したと判定したとき、前記判定した前記交通違反と、前記判定したときに取得した前記運転者の状態とを対応付けて収集し、
収集した前記交通違反および前記運転者の状態と、取得した現在の前記運転者の状態とに基づいて、事前に前記交通違反を注意喚起する制御を行う、報知制御方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022050108A1 (ja) | 2020-09-07 | 2022-03-10 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び情報処理端末 |
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2018
- 2018-05-09 JP JP2018090323A patent/JP2019197342A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2022050108A1 (ja) | 2020-09-07 | 2022-03-10 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び情報処理端末 |
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