JP2019197030A - 検査装置、検査方法、および、検査装置用のプログラム - Google Patents

検査装置、検査方法、および、検査装置用のプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】検査対象のバタツキや伸縮の影響に対して頑健に、検査対象を検査できる検査装置、検査方法、検査装置用のプログラムを提供する。【解決手段】検査装置10が、検査対象Pを撮影した画像データを取得し(S1)、画像データから輪郭画像31を生成し(S2)、輪郭画像から検査対象Pの部分の外周cを抽出し(S3)、外周cから検査領域rを生成し(S4)、検査領域rにおいて、画像データを検査する(S5)。【選択図】図4

Description

本発明は、検査装置、検査方法、および、検査装置用のプログラムに関する。
従来、液体等を充填するための紙容器は、製函する前のブランクに対して検査が行われている。例えば、特許文献1には、搬送部から供給されるブランクの片面又は両面を撮像し、撮像された被検査画像と検査対象のブランクのマスタ画像とを比較し、比較値が予め設定された許容値以上のときには当該許容値以上の箇所を欠陥箇所として検出する製函装置が開示されている。
特開2008−127029号公報
ところで、ブランク等の検査対象のバタツキやコンベアの速度差による検査対象のブレ、傾き、伸縮といった現象が都度発生し、検査対象の撮像毎にズレが生じる。しかし、上記従来技術では、検査に一般的に使用される基準画像との比較検査では基準とのズレを欠陥として検出する方法のため、実際には欠陥がないにも関わらず欠陥として誤検出することがあった。
そこで、本発明は上記の問題点等に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、検査対象のバタツキや伸縮の影響に対して頑健に、検査対象を検査できる検査装置等を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、検査対象を撮影した画像データを取得する取得手段と、前記画像データから輪郭画像を生成する輪郭画像生成手段と、前記輪郭画像から前記検査対象の部分の外周を抽出する外周抽出手段と、前記外周から検査領域を生成する検査領域生成手段と、前記検査領域において、前記画像データを検査する検査手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の検査装置において、前記検査手段が、画素の明るさが閾値以下である領域の大きさが、所定の大きさ以上の場合、前記検査対象が不良品であると判定することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の検査装置において、前記検査手段が、前記外周が、直線を含む所定の曲線から、逸脱している場合、前記検査対象が不良品であると判定することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の検査装置において、前記検査手段が、前記検査領域の大きさが、所定の大きさ外の場合、前記検査対象が不良品であると判定することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、取得手段が、検査対象を撮影した画像データを取得する取得ステップと、輪郭画像生成手段が、前記画像データから輪郭画像を生成する輪郭画像生成ステップと、外周抽出手段が、前記輪郭画像から前記検査対象の部分の外周を抽出する外周抽出ステップと、検査領域生成手段が、前記外周から検査領域を生成する検査領域生成ステップと、検査手段が、前記検査領域において、前記画像データを検査する検査ステップと、を含むことを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、コンピュータを、検査対象を撮影した画像データを取得する取得手段、前記画像データから輪郭画像を生成する輪郭画像生成手段、前記輪郭画像から前記検査対象の部分の外周を抽出する外周抽出手段、前記外周から検査領域を生成する検査領域生成手段、および、前記検査領域において、前記画像データを検査する検査手段として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、検査対象の画像データから検査対象の輪郭画像を生成し、輪郭画像から検査対象の部分の外周を抽出し、検査対象の部分の外周から検査領域を生成することにより、検査対象のバタツキや伸縮しても、画像データにおける検査対象の部分を特定して、検査対象に合わせて検査領域を生成しているので、検査対象のバタツキや伸縮の影響に対して頑健に、検査対象を検査することができる。
本発明の実施形態に係る検査システムの概要構成例を示す模式図である。 検査対象の一例を示す模式図である。 図1の検査装置の概要構成例を示す模式図である。 検査装置の動作例を示すフローチャートである。 検査対象を撮影した画像の一例を示す模式図である。 検査対象を撮影した画像の一例を示す模式図である。 輪郭画像の一例を示す模式図である。 輪郭画像の一例を示す模式図である。 外周の一例を示す模式図である。 外周の一例を示す模式図である。 検査領域の一例を示す模式図である。 検査領域の一例を示す模式図である。 検査領域における検査対象の画像の一例を示す模式図である。 検査領域における検査対象の画像の一例を示す模式図である。 検査方法の一例を示す模式図である。 検査方法の一例を示す模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、検査システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[1.検査システム1の構成および機能概要]
まず、本発明の一実施形態に係る検査システムの構成および概要機能について、図1および図2を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る検査システムの概要構成例を示す模式図である。図2は、検査対象の一例を示す模式図である。
図1に示すように、検査システム1は、搬送装置(図示せず)に搬送された検査対象Pを検査する検査装置10と、検査対象Pの表面を照明する照明装置(図示せず)により照明された検査対象Pを撮影する撮影装置20と、を備えている。
検査対象Pは、例えば、液体カートンのように液体を充填するための紙容器等の成形前の状態のブランクと呼ばれる対象である。紙容器の内側になる紙の表面にポリエチレン等のプラスチックが施されている。紙容器の外側に当たる面には、印刷が行われる。なお、検査対象は、液体用に表面加工されていないお菓子や薬等の紙容器でもよい。また、紙製に限らず、可撓性の素材でもよい。
検査装置10と、撮影装置20と、搬送装置と、照明装置とは、データを送受信したり、指令を送信したりするためのケーブルにより接続されていて、撮影装置20等は、検査装置10により制御される。
検査装置10は、コントローラ(例えば、プログラマブルロジックコントローラ)として、照明装置の照明、および、撮影装置20による撮影を制御する。また、検査装置10は、撮影装置20からの画像データを画像処理する。
撮影装置20は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の撮影素子を有するカラーまたは白黒のデジタルカメラである。撮影装置20は、検査対象Pの撮影範囲をカバーしやすいように、複数設定されていてもよい。撮影装置20は、検査対象の裏面と表面とを検査できるように、複数のカメラを備えてもよい。例えば、一方のカメラが、内面になる側における異物や欠陥等を撮影し、他方のカメラが印刷の具合等を撮影する。
照明装置は、例えば、蛍光灯、LED(Light Emitting Diode)素子等の発光体が好ましい。照明装置は、検査装置10によりON−OFFや照度が制御される。照明装置が、斜めから光を照らして、検査対象P上の埃や紙くずの陰が生じて目立つようにしてもよい。また、照明装置が、複数の方向から照明して、検査対象Pの折り目が写りにくくなるように照明をしてもよい。
図1に示すように、搬送装置のコンベアに搬送されながら、ロール紙等の原反が、印刷され、金型等で外枠を打抜いたブランクと呼ばれるシート状の検査対象Pになる。次に、図2に示すように、検査対象Pに折り目が施される。次に、製函機と呼ばれる装置(図示せず)により検査対象Pの端面を、接着のため炙って加熱する。折り目に沿って曲げられて、検査対象Pの接着部分を貼り合わせて接着して、容器が成形される。検査装置10は、主に、加熱後の接着前に検査対象Pを検査する。検査により欠陥が見つかった検査対象Pは、容器が形成された後に、はじかれる。
(1.2 検査装置10の構成および機能)
次に、検査装置10の構成および機能について、図3を用いて説明する。
図3は、検査装置10の概要構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、検査装置10は、例えば、パーソナルコンピュータやプログラマブルロジックコントローラ等である。検査装置10は、記憶部11と、表示部12と、操作部13と、入出力インターフェース部14と、システム制御部15とを備えている。そして、システム制御部15と入出力インターフェース部14とは、システムバス16を介して接続されている。また、入出力インターフェース部14は、撮影装置20等に接続されている。
記憶部11は、例えば、ハードディスクドライブ、シリコンディスクドライブ等からなり、オペレーティングシステム、制御用のプログラム、検査用のプログラム等を記憶する。
表示部12は、例えば、液晶表示素子または有機EL(Electro Luminescence)素子等によって構成されている。表示部12には、検査システム1を制御するための入力情報や検査結果等が表示される。
操作部13は、例えば、キーボードおよびマウス等によって構成されている。ユーザは、操作部13を使用して、検査システム1の制御するための入力情報を入力する。
入出力インターフェース部14は、記憶部11等とシステム制御部15とのインターフェースである。
システム制御部15は、例えば、CPU(Central Processing Unit)15aと、ROM(Read Only Memory)15bと、RAM(Random Access Memory)15cとを有する。システム制御部15は、CPU15aが、ROM15bや、RAM15cや、記憶部11に記憶された各種プログラムを読み出して実行する。なお、これらのプログラムを記憶した記録媒体等をシステム制御部15が読み出し実行してもよい。
[2.検査システムの動作]
次に、本発明の1実施形態に係る検査システムの動作について図4から図10を用いて説明する。
図4は、検査装置10の動作例を示すフローチャートである。図5Aおよび図5Bは、検査対象Pを撮影した画像の一例を示す模式図である。図6Aおよび図6Bは、輪郭画像の一例を示す模式図である。図7Aおよび図7Bは、外周の一例を示す模式図である。図8Aおよび図8Bは、検査領域の一例を示す模式図である。図9Aおよび図9Bは、検査領域における検査対象の画像の一例を示す模式図である。図10Aおよび図10Bは、検査方法の一例を示す模式図である。
まず、折り目が施された検査対象Pの接着面が加熱された後、検査対象Pが撮影装置20の撮影領域に向けて搬送されてくる。ここで、検査対象Pには、搬送順や撮影順等によりそれぞれ検査対象IDが割り振られる。
次に、検査装置10が、検査対象Pが搬送されたことを搬送装置からの信号を受信し、検査装置10からの指令により、撮影装置20は、照明装置により照明された検査対象Pを、所定の撮影領域で撮影する。
次に、図4に示すように、検査装置10は、検査対象の画像データを取得する(ステップS1)。具体的には、検査装置10のシステム制御部15が、撮影装置20から検査対象の画像データを取得する。図5Aおよび図5Bに示すように、システム制御部15が、画像データを取得する。
ここで、図5Aおよび図5Bに示すように、黒い背景で検査対象Pが撮影されていて、検査対象部分pが写っている。なお、背景は、検査対象Pが写ればよいので、必ずしも暗くする必要はない。
図5Aに示すように、撮影領域の撮像画像30には、欠陥がない検査対象Pの検査対象部分pが写っている。また、撮像画像30の枠において、検査対象部分pが傾いていてもよい。図5Bの画像例は、検査対象部分pの内部にある欠陥部分d1と、検査対象部分pの端にある欠陥部分d2と、が存在するケースである。
なお、欠陥は、紙の切れ端や、機械の油、剥がれたインク片等である。また、欠陥は、円形であるとは限らない。
このように、検査装置10は、検査対象を撮影した画像データを取得する取得手段の一例として機能する。
次に、検査装置10は、画像データから輪郭画像を生成する(ステップS2)。具体的には、システム制御部15が、撮像画像30に対してソーベル、ラプラシアン等の輪郭抽出の微分フィルタを使用して、図6Aおよび図6Bに示すように、ブランク等の検査対象Pの輪郭、欠陥の輪郭等を含む輪郭画像31を生成する。なお、システム制御部15が、前処理として、フィルタによりノイズを除去してもよいし、膨張、収縮によるクロージング処理によりノイズ処理をしてもよい。
このように、検査装置10は、前記画像データから輪郭画像を生成する輪郭画像生成手段の一例として機能する。
次に、検査装置10は、輪郭画像から検査対象部分pの外周を抽出する(ステップS3)。具体的には、システム制御部15が、輪郭画像31において、輪郭画像31をx方向にスキャンして、輪郭画像31の外枠から近く、閾値以上の明るい画素を求める。システム制御部15が、右または左周りに、求めた画素に隣接または近傍の閾値以上の明るい画素で探索する。システム制御部15が、複数の画素があった場合、例えば、検査対象部分pの輪郭と欠陥部分d2の輪郭とが交わる点の場合、輪郭画像31の外枠から近い画素を選択する。出発の画素に戻った場合、システム制御部15が、画素の探索を終了する。探索先の画素がなくなった場合も、システム制御部15が、画素の探索を終了する。
なお、システム制御部15が、輪郭画像31の外枠の各位置から、内部に探索して、最初の閾値以上の明るい画素を、輪郭画像31の最外周である検査対象部分pの外周としてもよい。
図7Aに示すように、画像32において、検査対象部分pの外周cが抽出される。また、図7Bに示すように、画像32において、欠陥部分d2を含む検査対象部分pの外周cが抽出される。
このように、検査装置10は、前記輪郭画像から前記検査対象の部分の外周を抽出する外周抽出手段の一例として機能する。
次に、検査装置10は、外周から検査領域を生成する(ステップS4)。具体的には、システム制御部15が、輪郭画像31の最外周を基準として、外周cの内部を塗りつぶすことにより、検査領域rを生成する。
また、システム制御部15が、外周の画像32において、スキャンをして、外周cの画素に出会って次の外周cの画素に出会うまで、画素にラベリングをして検査領域rを生成してもよい。1のスキャンにおいて、奇数番目で外周cの画素に出会って次の外周cの画素に出会うまで、画素にラベリングをする。なお、スキャンする方向は、y方向でもよい。x方向および−x方向、x方向とy方向のように、複数のスキャン方向でもよい。
図5Aに示すように、欠陥がない場合、図8Aに示すように、撮像画像30の検査対象部分pが、画像33の検査領域rとなる。図5Bに示すように、検査対象部分pの内部に欠陥部分d1がある場合、欠陥部分d1は検査対象部分pに含まれるため消える。図5Bに示すように、端に欠陥部分d2がある場合、欠陥部分d2は検査対象部分pから一部はみ出るので、図8Bに示すように、検査対象部分pと、検査対象部分pからはみ出した欠陥部分d2の部分とが合わさった検査領域rとなる。図8Bに示すように、検査対象部分pの端にある欠陥部分d2がある可能性がある部分を取り込んだ検査領域rが生成される。
なお、システム制御部15が、欠陥の影響で多少輪郭が欠けていても輪郭抽出や、塗りつぶす際に、膨張、収縮によるクロージング処理を入れておくことで、画像を補正してもよい。
このように、検査装置10は、前記外周から検査領域を生成する検査領域生成手段の一例として機能する。
次に、検査装置10は、検査領域において画像データを検査する(ステップS5)。具体的には、システム制御部15が、撮像画像30において、検査領域rのみをスキャンして、欠陥があるか否かを精査して検査対象Pを検査する。
より具体的には、システム制御部15が、検査領域rのみをスキャンして、画素の明るさが閾値以下である画素を集めた領域の大きさが、所定の大きさ以上の場合、検査対象Pが不良品であると判定し、検査対象Pの検査対象IDに関連づけて、記憶部11に判定結果を記憶する。なお、検査システム1は、容器を成形する工程の前に検査対象Pが不良品であると判定された検査対象Pを取り除いてもよい。また、画素の明るさに関して、明るさは、輝度、明度でもよく、カラーの場合、RGB等の色の成分の色毎の値でもよい。
図9Aに示すように、画像34の検査領域rのみにおいて、欠陥があるか否かを精査して検査対象Pを検査する。これにより、検査対象部分pの部分が詳細に検査される。図9Bに示すように、画像34の検査領域rのみをスキャンして、欠陥があるか否かを精査して検査対象Pを検査する。これにより、検査対象部分pの欠陥部分d1や、検査対象部分pからはみ出した部分にもある欠陥部分d2が検出される。
このように、検査装置10は、前記検査領域において、前記画像データを検査する検査手段の一例として機能する。検査装置10は、画素の明るさが閾値以下である領域の大きさが、所定の大きさ以上の場合、前記検査対象が不良品であると判定する検査手段の一例として機能する。
図10Aに示すように、外周cが、直線y’を含む所定の曲線から、逸脱している場合、システム制御部15が、検査対象Pが不良品であると判定してもよい。検査対象Pが円形の場合、所定の曲線は円となる。また、システム制御部15が、検査領域rからはみ出している部分の大きさが所定以上の場合、検査対象Pが不良品であると判定してもよい。
このように、検査装置10は、前記外周が、直線を含む所定の曲線から、逸脱している場合、前記検査対象が不良品であると判定する検査手段の一例として機能する。
検査領域rの大きさが、所定の大きさ外の場合、システム制御部15が、検査対象Pが不良品であると判定してもよい。図10Bに示すように、金型等で外枠を打抜き際に、大きな欠陥d3が発生した場合、検査領域rの面積が小さくなる。また、打抜き際に切れ端がのこり、検査領域rの面積が大きくなる。
このように、検査装置10は、前記検査領域の大きさが、所定の大きさ外の場合、前記検査対象が不良品であると判定する検査手段の一例として機能する。
なお、検査領域の周囲の近傍に検査領域を拡大してもよい。システム制御部15が、例えば、検査領域の画素の4近傍または8近傍に対して、所定回数、膨張処理を行う。
以上、本実施形態によれば、検査対象Pの画像データから検査対象Pの輪郭画像31を生成し、輪郭画像31から検査対象Pの部分の外周を抽出し、検査対象Pの部分の外周cから検査領域rを生成することにより、検査対象Pのバタツキや伸縮しても、画像データにおける検査対象部分pを特定して、検査対象Pに合わせて検査領域rを生成しているので、検査対象Pのバタツキや伸縮の影響に対して頑健に、検査対象Pを検査することができる。
ところで、可能な限り出荷直前の工程で検査するため、検査対象であるブランクを貼り合せる直前に検査することが望ましいが、ブランクを炙っているため高温になっていることや、製品全体を漏れなく検査する必要があるため、コンベア間に設けた隙間などから検査することが一般的である。しかし、従来技術では、カメラで撮像した際にブランクのバタツキやコンベアの速度差によるブランクのブレ、傾き、伸縮といった現象が都度発生し撮像毎にズレが生じていた。
従来技術のような基準画像との比較検査ではなく、本願は、撮像した検査対象Pの画像データをもとに検査領域rを作成し、検査領域rの内側に対して検査処理を実行することで、ブランクのバタツキ、伸縮の影響を抑えて、特に、検査対象Pの端の欠陥を検査することができる。また、検査領域rに対して、傾きを修正すれば、検査装置10は、検査領域rを比較検査の基準画像として使用することもできる。
画素の明るさが閾値以下である領域の大きさが、所定の大きさ以上のとき、検査対象Pが不良品であると判定する場合、検査領域rにおいて改めて、画素の明るさが閾値以下の領域の欠陥候補を抽出し、所定の大きさ以上とすることにより、欠陥候補を検出のしやすさを調整でき、かつ、誤って不良品とすることを防止できる。
外周cが、直線y’を含む所定の曲線から、逸脱している場合、検査対象Pが不良品であると判定する場合、特に、端部分の欠陥を検出できる。
検査領域rの大きさが、所定の大きさ外のとき、検査対象Pが不良品であると判定する場合、ブランクの破れや捲れなどによってブランクの外周が大きく欠けた欠陥を検出できる。
1:検査システム
10:検査装置
P:検査対象
c:外周
r:検査領域

Claims (6)

  1. 検査対象を撮影した画像データを取得する取得手段と、
    前記画像データから輪郭画像を生成する輪郭画像生成手段と、
    前記輪郭画像から前記検査対象の部分の外周を抽出する外周抽出手段と、
    前記外周から検査領域を生成する検査領域生成手段と、
    前記検査領域において、前記画像データを検査する検査手段と、
    を備えることを特徴とする検査装置。
  2. 請求項1に記載の検査装置において、
    前記検査手段が、画素の明るさが閾値以下である領域の大きさが、所定の大きさ以上の場合、前記検査対象が不良品であると判定することを特徴とする検査装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の検査装置において、
    前記検査手段が、前記外周が、直線を含む所定の曲線から、逸脱している場合、前記検査対象が不良品であると判定することを特徴とする検査装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の検査装置において、
    前記検査手段が、前記検査領域の大きさが、所定の大きさ外の場合、前記検査対象が不良品であると判定することを特徴とする検査装置。
  5. 取得手段が、検査対象を撮影した画像データを取得する取得ステップと、
    輪郭画像生成手段が、前記画像データから輪郭画像を生成する輪郭画像生成ステップと、
    外周抽出手段が、前記輪郭画像から前記検査対象の部分の外周を抽出する外周抽出ステップと、
    検査領域生成手段が、前記外周から検査領域を生成する検査領域生成ステップと、
    検査手段が、前記検査領域において、前記画像データを検査する検査ステップと、
    を含むことを特徴とする検査方法。
  6. コンピュータを、
    検査対象を撮影した画像データを取得する取得手段、
    前記画像データから輪郭画像を生成する輪郭画像生成手段、
    前記輪郭画像から前記検査対象の部分の外周を抽出する外周抽出手段、
    前記外周から検査領域を生成する検査領域生成手段、および、
    前記検査領域において、前記画像データを検査する検査手段として機能させることを特徴とする検査装置用のプログラム。
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