JP2019195185A - 撮像素子および撮像装置 - Google Patents
撮像素子および撮像装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019195185A JP2019195185A JP2019106430A JP2019106430A JP2019195185A JP 2019195185 A JP2019195185 A JP 2019195185A JP 2019106430 A JP2019106430 A JP 2019106430A JP 2019106430 A JP2019106430 A JP 2019106430A JP 2019195185 A JP2019195185 A JP 2019195185A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- photoelectric conversion
- unit
- image sensor
- conversion unit
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 title claims description 79
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims abstract description 377
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 27
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 211
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 45
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 45
- 210000001747 pupil Anatomy 0.000 description 25
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 description 24
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 18
- 230000015654 memory Effects 0.000 description 17
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 17
- 238000000034 method Methods 0.000 description 12
- 230000008569 process Effects 0.000 description 9
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 7
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 7
- 230000003595 spectral effect Effects 0.000 description 7
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 7
- 230000000295 complement effect Effects 0.000 description 6
- 230000004044 response Effects 0.000 description 5
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 4
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 3
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 3
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 230000006870 function Effects 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 1
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 1
- 230000002349 favourable effect Effects 0.000 description 1
- 230000012447 hatching Effects 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 230000002194 synthesizing effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
- Studio Devices (AREA)
- Focusing (AREA)
Abstract
Description
図1は、第1の実施の形態によるデジタルカメラ1の構成を例示する図である。デジタルカメラ1は、撮影光学系10、撮像部11、制御部12、操作部13、画像処理部14、液晶やELなどのディスプレー、すなわちモニタ15、バッファメモリ16を有する。また、デジタルカメラ1には、メモリカード17が装着されている。メモリカード17は、不揮発性のフラッシュメモリなどから構成され、デジタルカメラ1に対して着脱可能である。
増幅回路23は、第1および第2の光電変換信号を所定の増幅率(ゲイン)で増幅してAD変換回路24に出力する。AD変換回路24は、第1および第2の光電変換信号をAD変換する。
画像生成部12bは、バッファメモリ16に格納された第1および第2の撮像素子21,22の各々の第1および第2の光電変換信号に基づき画像信号を生成する。すなわち、画像生成部12bは、第1の撮像素子21の各画素の第1および第2の光電変換信号を加算して第1の画像信号を生成すると共に、第2の撮像素子22の各画素の第1および第2の光電変換信号を加算して第2の画像信号を生成する。
焦点検出エリア設定部12cは、焦点検出エリア設定用の操作部材の操作に応じて、撮影画面内に所定の領域の焦点検出エリアを設定する。焦点検出エリア設定部12cと焦点検出エリア設定用の操作部材とによる焦点検出エリアの設定方法は、以下に詳述するように種々の方法がある。例えば、撮影者が焦点検出エリア設定用の操作部材を操作すると、焦点検出エリア設定部12cが焦点検出エリア設定用の操作部材の操作に応じた撮影画面の任意の位置に所定の領域の焦点検出エリアを設定する。または、撮影画面の複数個所に予め焦点検出エリアを用意しておき、撮影者が焦点検出エリア設定用の操作部材を操作してその複数の焦点検出エリアから一つの焦点検出エリアを選択すると、焦点検出エリア設定部12cがその選択に応じて焦点検出エリアを設定する。更には、デジタルカメラ1が被写体人物の顔などを撮像画像から認識する被写体認識部を備える場合には、被写体認識部によって被写体人物の顔を認識すると、焦点検出エリア設定部12cがその顔部分に焦点検出エリアを設定することもできる。この場合には、焦点検出エリア設定用の操作部材は、被写体認識部による被写体人物の顔の認識結果によって自動的に焦点検出エリアを設定するモードを選択するための操作部材となる。なお、焦点検出エリア設定部12cが上述のように焦点検出対象領域として設定した焦点検出エリアを設定焦点検出エリアと称する。
図2は、本実施形態に係る第1および第2の撮像素子21,22の概要を示す図である。第1の撮像素子21は、有機光電膜を光電変換部とする撮像素子であり、第2の撮像素子22は、半導体基板に形成されたフォトダイオードを光電変換部とする撮像素子である。第1の撮像素子21は、第2の撮像素子22に積層され、第1および第2の撮像素子21,22は、図1に示した撮影光学系10の光軸が第1および第2の撮像素子21,22の各々の撮像面の中心を通るように、撮影光学系10の光路中に配置されている。なお、第1および第2の撮像素子21,22は、図2では、図の複雑化を避けるために4行×3列の画素210,220のみが示されているが、本第1の実施の形態では、共に、m行×n列の画素が配列され、第1の撮像素子21の各画素と第2の撮像素子22の各画素とは、共に同一サイズである。
このように、第1の撮像素子21の各画素210は、当該画素210の真後ろに位置する第2の撮像素子22の画素220と対応関係にあり、すなわち、第1の撮像素子21の各画素210は、自身を通過した光束を受光する第2の撮像素子22の画素220と対応関係にあり、このような対応関係にある第1および第2の撮像素子21,22の画素210,220は、互いに補色関係の色成分を吸収して光電変換する。このような互いに対応関係にある第1および第2の撮像素子21,22の画素210,220を対応関係の画素と称する。
なお、「Mg」画素210は、一般には、マゼンタの色成分をそれぞれ100%吸収することはできず、「Ye」画素210は、一般には、イエローの色成分をそれぞれ100%吸収することはできず、「Cy」画素210は、一般には、シアンの色成分をそれぞれ100%吸収することはできず、それらの色成分の一部が画素を通過してしまうものである。
図3(a)および(b)において、第1の撮像素子21の「Mg」画素210と第2の撮像素子22の「G」画素220とは、対応関係にあり、第1の撮像素子21の「Ye」画素210と第2の撮像素子22の「B」画素220とは、対応関係にあり、第1の撮像素子21の「Cy」画素210と第2の撮像素子22の「R」画素220とは、対応関係にある。
なお、第1の撮像素子21の各画素210の回路例は、たとえば、国際公開第2013/105481号公報に開示されている。
また、第1の撮像素子21の各画素210の上方には、それぞれマイクロレンズ233が配置され、各マイクロレンズ233と第1の撮像素子21の各画素210と第2の撮像素子22の各画素220とはマイクロレンズ233の光軸方向に、整列配置されている。
図5は、第1の撮像素子21の各画素210の第1および第2の光電変換部210aおよび210bの光電変換信号の読み出し回路を単純化して示した図である。図5において、第1の撮像素子21は、列走査回路151と第1および第2の水平出力回路152,153と有する。列走査回路151は、列方向、すなわち、図5では上下方向に配列された複数の画素210の第1および第2の光電変換部210a,210bに対する信号読み出し用のタイミング信号R(n)を出力する。詳述すると、列走査回路151は、第1列目の複数の画素210の第1および第2の光電変換部210a,210bに対するタイミング信号R(1)を出力する。
以下同様に、列走査回路151は、第(n)列目の複数の画素210の第1および第2の光電変換部210a,210bに対するタイミング信号R(n)を出力する。タイミング信号R(n)に応じて第(n)列目の複数の画素210の第1および第2の光電変換部210a,210bの第1および第2の光電変換信号がそれぞれ第1および第2の水平出力回路152,153に同時に読み出され、第1および第2の水平出力回路152,153の出力部152A,153Aから順次、出力される。
第1の水平出力回路162は、読み出した第1の光電変換部220aの第1の光電変換信号を出力部162Aから出力し、第2の水平出力回路163は、読み出した第2の光電変換部220bの第2の光電変換信号を出力部163Aから出力する。
焦点検出エリア設定部12cは、焦点検出対象領域として設定した設定焦点検出エリアに関する位置情報を出力する。第1の焦点検出信号取得部120は、第1の撮像素子21について、図5の第1および第2の水平出力回路152,153から出力される第1および第2の光電変換信号のうち、焦点検出エリア設定部12cによって設定された設定焦点検出エリアに対応する位置に列方向に配列された複数の画素210からの第1および第2の光電変換信号を取得する。
図7および図8において、ステップS1で第1の撮像素子21および第2の撮像素子22は、撮影光学系10によって結像された被写体像をそれぞれ撮像する。第1の撮像素子21は、列方向に配列された複数の画素210の第1および第2の光電変換部210a,210bの第1および第2の光電変換信号が同時に読み出される。第2の撮像素子22は、行方向に配列された複数の画素220の第1および第2の光電変換部220a,220bの第1および第2の光電変換信号が同時に読み出される。第1または第2の撮像素子21,22からの第1および第2の光電変換信号は、図1の画像生成部12bで加算されて第1または第2の画像信号となり、図1の画像処理部14で画像処理されて、図1のモニタ15にスルー画像として表示される。なお、スルー画像は、第1の撮像素子21からの第1の画像信号に基づいて表示されても、第2の撮像素子22の第2の画像信号に基づいて表示されてもよい。
更には、デフォーカス量算出部127は、相関演算部126が相関演算した全ての相関演算結果に基づき、それぞれデフォーカス量を算出し、こうして算出された複数のデフォーカス量から第1および第2のコントラスト量の大きさに基づき所望のデフォーカス量を選択してもよい。
これに対して、本第1の実施の形態では、第1の撮像素子21の各画素210の、列方向に分割された第1および第2の光電変換部210a,210bの光電変換信号を加算して画像信号を生成するように構成した。そして、第2の撮像素子22の各画素220の、行方向に分割された第1および第2の光電変換部220a,220bの光電変換信号を加算して画像信号を生成するように構成した。これにより、第1および第2の撮像素子21,22によって、高画質の画像を得ることができる。
本第1の実施の形態では、コントラストが低い被写体像については、位相差焦点検出が精度良く行うことができない恐れがあるので、設定焦点検出エリアにおける第1の撮像素子21の列方向に配列された複数の画素210に形成された被写体像のコントラストと設定焦点検出エリアにおける第2の撮像素子22の行方向に配列された複数の画素220に形成された被写体像のコントラストとを比べて、コントラストが高い方の撮像素子の焦点検出信号に基づき焦点調節を行うものであった。位相差焦点検出が精度良く行うことができない被写体像は、上述の低コントラスト像以外に、一定周期の明暗パターンの像も存在する。そこで、そのような一定の周期パターン像が第1および第2の撮像素子21,22の画素の列方向と行方向のどちらに存在するかを検出して、周期パターンが存在しない方の撮像素子の焦点検出信号を使用して焦点検出を行う本実施の形態の変形例を以下に説明する。
図10は、本第1の実施の形態の第2の変形例を示したものである。第2の変形例は、図10において、実線で示すようにマイクロレンズ233の焦点233Fが第2の撮像素子22の第1および第2の光電変換部220a,220bに位置するか、または、破線で示すようにマイクロレンズ233の焦点233Fが第1の撮像素子21の第1および第2の光電変換部210a,210bに位置する。
図11は、本第1の実施の形態の第3の変形例を示したものである。図11において、マイクロレンズ233の焦点233F、すなわち焦点面は、第1の撮像素子21の第1および第2の光電変換部210a,210bの位置に位置する。第1の撮像素子21と第2の撮像素子22との間にインナーレンズ234が配置される。このインナーレンズ234の屈折力および配置位置は、インナーレンズ234に関して第1の撮像素子21の第1および第2の光電変換部210a,210bの位置と第2の撮像素子22の第1および第2の光電変換部220a,220bの位置とが光学的に共役となるように、定められている。
図12は、本第1の実施の形態に関する第4の変形例を示す断面図である。本第1の実施の形態は図4に示したように第1の撮像素子21は光電変換部として有機光電膜を使用し、第2の撮像素子22は光電変換部としてフォトダイオードを使用するものであった。第4の変形例は第1および第2の撮像素子21,22の両方とも、光電変換部として有機光電膜を使用するものである。
第2の撮像素子23の各画素240は、有機光電膜250と、有機光電膜250の下面に形成された透明な共通電極251と、有機光電膜250の上面に形成された透明な第1および第2の部分電極252a,252bとを有する。第1および第2の部分電極252a,252bは、上述のように、紙面に垂直な方向、すなわち、第1の撮像素子21の第1および第2の第1および第2の部分電極232a,232bの配列方向と直交する方向に配列されている。第2の撮像素子23の各画素240は、有機光電膜250と共通電極251と第1の部分電極252aとが第1の光電変換部240aを構成し、有機光電膜250と共通電極251と第2の部分電極252bとが第2の光電変換部240bを構成する。
第1の撮像素子21と第2の撮像素子23との間には、絶縁層56が設けられている。第1の撮像素子22の信号読み出し回路、および、第2の撮像素子23の信号読み出し回路は、半導体基板50に形成されている。半導体基板50と第2の撮像素子23との間には例えば3層構造の配線層51が設けられている。
図14は、本第1の実施の形態に関する第5の変形例を示すブロック図である。図5および図6に示した第1および第2の撮像素子21,22の信号読み出し回路にあっては、第1の光電変換信号が第1の水平出力回路152,162から出力され、第2の光電変換信号が第2の水平出力回路153,163から出力され、また、第1および第2の撮像素子21,22について、AD変換回路24が第1および第2の光電変換信号をAD変換し、制御部12の画像生成部12bが第1および第2の光電変換信号の加算を行うものであった。第5の変形例は、第2の撮像素子22の各画素220の第1および第2の光電変換信号をAD変換するAD変換部と、第1および第2の光電変換信号の両方を出力する第1および第2の光電変換信号用の水平出力回路と、第1および第2の光電変換信号を加算する加算回路と、加算信号を出力する加算信号用の水平出力回路とを有するものである。
AD変換部164は、行方向にn列配置された各画素220の第1の光電変換部220aのそれぞれに対応する、n個のADC(アナログ−デジタル変換回路)164aと、各画素220の第2の光電変換部220bのそれぞれに対応する、n個のADC164bとを備えている。
第1および第2の光電変換信号用の水平出力回路165は、AD変換部164のn個のADC164aにそれぞれ対応するn個のメモリ165aと、AD変換部164のn個のADC164bにそれぞれ対応するn個のメモリ165bとを備えている。
加算部166は、行方向にn列配置された各画素220のそれぞれに対応する、n個のデジタル加算回路165aを備えている。
加算信号用の水平出力回路167は、加算部166のn個のデジタル加算回路166aにそれぞれ対応するn個のメモリ167aを備えている。
また、加算部166のデジタル加算回路166aは、各画素220毎にADC164a,164bによってAD変換された第1および第2の光電変換信号を加算する。加算信号用の水平出力回路167の各メモリ167aは、デジタル加算回路166aから出力されたデジタル加算信号をそれぞれ記憶する。加算信号用の水平出力回路167は各メモリ167aに記憶されたデジタル加算信号を順次、出力部167Aから出力する。
その後、順次、タイミング信号R(m)に応じて、第(m)行目の複数の画素220の第1および第2の光電変換部220a,220bの第1および第2の光電変換信号がAD変換部164でデジタル信号に変換されて、第1および第2の光電変換信号用の水平出力回路165の出力部165Aから順次出力され、加算信号が加算信号用の水平出力回路167の出力部167Aから順次出力される。
このように、第1の撮像素子21の各画素210の第1および第2の光電変換部210a,210bの光電変換信号、および、第2の撮像素子22の各画素220の第1および第2の光電変換部220a,220bの光電変換信号は、各撮像素子21,22の外部で、すなわち図1の画像生成部12bで加算してもよく、図14に示すように各撮像素子21,22の内部で加算してもよい。
本第1の実施の形態では、図3に示したように第1の撮像素子21の各画素210における第1および第2の光電変換部210aおよび210bが、列方向、すなわち図3(a)で上下方向に配列され、第2の撮像素子22の各画素220における第1および第2の光電変換部220aおよび220bが、行方向、すなわち図3(b)で左右方向に配列されるように構成した。しかしながら、第1の撮像素子21の各画素210における第1および第2の光電変換部210aおよび210bが、行方向に配列され、第2の撮像素子22の各画素220における第1および第2の光電変換部220aおよび220bが、列方向に配列されるように構成してもよい。
本第1の実施の形態では、第1および第2の撮像素子21,22からの第1および第2の光電変換信号が、焦点検出信号として用いられると共に、画像信号として用いられるものであった。しかしながら、たとえば、第1および第2の撮像素子21,22の一方からの第1および第2の光電変換信号を画像信号に使用し、第1および第2の撮像素子21,22の他方からの第1および第2の光電変換信号を焦点検出信号に使用するようにしてもよい。
図15は、第8の変形例を示すものである。本第1の実施の形態にあっては、図3に示したように、第1の撮像素子21の各画素210の第1および第2の光電変換部210a,210bの形状は、大きな矩形を水平方向に2等分したような形状であり、第2の撮像素子22の各画素220の第1および第2の光電変換部220a,220bの形状は、大きな矩形を上下方向に2等分したような形状であった。第8の変形例は、第1および第2の撮像素子21,22の第1および第2の光電変換部の形状は、大きな矩形をその対角線方向に2等分したような形状である。図15(a)は、第1の撮像素子21の2行2列の画素210を示したもので、第1および第2の光電変換部210a,210bは、大きな正方形をその対角線で分断したような直角三角形状である。図15(b)は、第2の撮像素子22の2行2列の画素220を示したもので、第1および第2の光電変換部220a,220bは、第1の撮像素子21と同様に大きな正方形をその対角線で分断したような直角三角形状である、この分断方向は、第1の撮像素子21の分断方向と直交する。
したがって、第1の撮像素子21の各画素210の第1および第2の光電変換部210a,210bの並び方向、すなわち配列方向と、第2の撮像素子22の各画素220の第1および第2の光電変換部220a,220bの並び方向、すなわち配列方向とは、異なる。
図16は、第9の変形例を示すものである。本第1の実施の形態では、図3に示したように、第1の撮像素子21の各画素210、および、第2の撮像素子22の各画素220は、第1および第2の光電変換部を有するものであった。第9の変形例は、第1および第2の撮像素子21,22の各画素は、第1〜第4の光電変換部を有する。すなわち、第9の変形例は、各画素の光電変換部は、4分割されている。図16(a)において、第1および第2の撮像素子21,22の各画素210,220は、行方向および列方向に分割された第1〜第4の光電変換部210c〜210f,220c〜220fを有する。
第10の変形例では、有機光電膜を用いた撮像素子を2層構造としたものである。
第1の撮像素子は、「Mg」画素と「Cy」画素と「Ye」画素とによって、マゼンタの色成分の例えば50%とシアンの色成分の例えば50%とイエローの色成分の例えば50%とを吸収し、マゼンタの色成分の残部とシアンの色成分の残部とイエローの色成分の残部とを透過させる共に、緑色成分と赤色成分と青色成分とを透過させる。
第3の撮像素子は、第1の撮像素子21と同様に、有機光電膜を光電変換部とする撮像素子である。第3の撮像素子は、第1の撮像素子の背後に積層配置され、第1の撮像素子と同様に、「Mg」画素と「Cy」画素と「Ye」画素とを有し、これらの「Mg」画素と「Cy」画素と「Ye」画素は、第1の撮像素子を透過したマゼンタの色成分の残部とシアンの色成分の残部とイエローの色成分の残部とをそれぞれ吸収すると共に、第1の撮像素子を透過した緑色成分と赤色成分と青色成分とを透過させる。
第2の撮像素子は、図3および図4に示した第2の撮像素子と全く同一のものであり、第3の撮像素子を透過した緑色成分と赤色成分と青色成分とを吸収して光電変換する。
したがって、第3の撮像素子の各画素の第1および第2の光電変換部として、例えば、図15(a)または(b)に示した光電変換部を使用すると、第1〜第3の撮像素子は、それぞれの第1および第2の光電変換部の並び方向がそれぞれ異なることになる。
本第1の実施の形態では、第1の撮像素子21の第(n)列目の複数の画素210の第1および第2の光電変換部210a,210bの第1および第2の光電変換信号がそれぞれ第1および第2の水平出力回路152,153に同時に読み出され、第1および第2の水平出力回路152,153の出力部152A,153Aから順次、出力されるものであった。第11の変形例は、第1の撮像素子21の各画素210の第1および第2の光電変換部210aおよび210bの光電変換信号の読み出し回路が、図6に示すもの、すなわち、第2の撮像素子22の読み出し回路と同一構成のものである。
第1の水平出力回路162は、読み出した第1の光電変換部210aの第1の光電変換信号を出力部162Aから出力し、第2の水平出力回路163は、読み出した第2の光電変換部210bの第2の光電変換信号を出力部163Aから出力する。
本第1の実施の形態では、画像生成部12bが、第1の撮像素子21の各画素の第1および第2の光電変換信号を加算して第1の画像信号を生成すると共に、第2の撮像素子22の各画素の第1および第2の光電変換信号を加算して第2の画像信号を生成するものであった。第12の変形例は、更に、画像生成部12bが、第1の水平出力回路152から出力された第1の撮像素子21の各画素の第1の光電変換信号に基づき、例えば左眼用の画像信号を、第2の水平出力回路153から出力された各画素の第2の光電変換信号に基づき、例えば右眼用の画像信号を、それぞれ生成して、第1の立体画像信号を生成する。同様に、画像生成部12bが、第1の水平出力回路162から出力された第2の撮像素子22の各画素の第1の光電変換信号に基づき、例えば左眼用の画像信号を、第2の水平出力回路163から出力された各画素の第2の光電変換信号に基づき、例えば右眼用の画像信号を、それぞれ生成して、第2の立体画像信号を生成する。
そこで、図1に示したモニタ15は、観察者の顔が正立または直立している場合には、行方向に視差を有する第2の立体画像信号に基づき立体画像を表示し、逆に、観察者が寝転がっているなどして観察者の顔が横に傾いている場合には、列方向に視差を有する第1の立体画像信号に基づき立体画像を表示する。
図17は、第2の実施の形態の基本的な考え方を示したものである。上述の第1の実施の形態では、第1の撮像素子21の画素210は、第1および第2の光電変換部210a,210bの第1および第2の光電変換信号を加算して画像信号を生成するが、図17(a)に示すように第1および第2の光電変換部210a,210bは、間隙210cを隔てて配置されているので、この間隙210cに入射した光束は、光電変換されない。すなわち、画素210は、入射光束に関して不感帯領域210cが生じている。同様に第2の撮像素子22の画素220も第1および第2の光電変換部220a,220bの第1および第2の光電変換信号を加算して画像信号を生成するが、図17(b)に示すように第1および第2の光電変換部220a,220bが間隙220cを隔てて配置されているので、その間隙220cが画素220への入射光束に関して不感帯領域となっている。第2の実施の形態は、このような画像信号に関する不感帯領域を減少させるものである。
第3の実施の形態では、ローリングシャッタ歪みの補正について説明する。
図19は、第3の実施の形態の原理を説明するためのものである。上述したように、第1の撮像素子21の各画素210の第1および第2の光電変換部210aおよび210bの光電変換信号は、列毎に順次読み出され、第2の撮像素子22の各画素220の第1および第2の光電変換部220aおよび220bの光電変換信号は、行毎に順次読み出される。そのため、被写体が動いていると、撮像画像の移動被写体像にはいわゆるローリングシャッタ歪みが生じてしまう。
なお、上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
233;マイクロレンズ、233F;焦点、234;インナーレンズ
Claims (15)
- 第1の方向に配置され、光を光電変換して電荷を生成する第1の光電変換部および第2の光電変換部と、
前記第1の方向とは異なる第2の方向に配置され、前記第1の光電変換部と前記第2の光電変換部とを透過した光を光電変換して電荷を生成する第3の光電変換部および第4の光電変換部と、を備える撮像素子。 - 請求項1に記載の撮像素子において、
前記第1の光電変換部で生成された電荷に基づく信号および前記第2の光電変換部で生成された電荷に基づく信号の少なくとも一方を出力する信号線と、前記第3の光電変換部で生成された電荷に基づく信号および前記第4の光電変換部で生成された電荷に基づく信号の少なくとも一方を出力する信号線と、を備える撮像素子。 - 請求項1または2に記載の撮像素子において、
前記第1の光電変換部で生成された電荷に基づく信号および前記第2の光電変換部で生成された電荷に基づく信号の少なくとも一方を読み出す第1の読み出し部と、
前記第3の光電変換部で生成された電荷に基づく信号および前記第4の光電変換部で生成された電荷に基づく信号の少なくとも一方を読み出す第2の読み出し部と、を備える撮像素子。 - 請求項3に記載の撮像素子において、
前記第1の光電変換部で生成された電荷に基づく信号および前記第2の光電変換部で生成された電荷に基づく信号の少なくとも一方を前記第1の読み出し部から出力する第1の出力線と、
前記第3の光電変換部で生成された電荷に基づく信号および前記第4の光電変換部で生成された電荷に基づく信号の少なくとも一方を前記第2の読み出し部から出力する第2の出力線と、を備える撮像素子。 - 請求項1に記載の撮像素子において、
前記第1の光電変換部で生成された電荷に基づく第1信号を出力する信号線と、前記第2の光電変換部で生成された電荷に基づく第2信号を出力する信号線と、前記第3の光電変換部で生成された電荷に基づく第3信号を出力する信号線と、前記第4の光電変換部で生成された電荷に基づく第4信号を出力する信号線と、を備える撮像素子。 - 請求項1または5に記載の撮像素子において、
前記第1の光電変換部で生成された電荷に基づく信号を読み出す第1の読み出し部と、
前記第2の光電変換部で生成された電荷に基づく信号を読み出す第2の読み出し部と、
前記第3の光電変換部で生成された電荷に基づく信号を読み出す第3の読み出し部と、
前記第4の光電変換部で生成された電荷に基づく信号を読み出す第4の読み出し部と、を備える撮像素子。 - 請求項6に記載の撮像素子において、
前記第1の光電変換部で生成された電荷に基づく信号または前記第2の光電変換部で生成された電荷に基づく信号を前記第1の読み出し部または前記第2の読み出し部から出力する第1の出力線と、
前記第3の光電変換部で生成された電荷に基づく信号または前記第4の光電変換部で生成された電荷に基づく信号を前記第3の読み出し部または前記第4の読み出し部から出力する第2の出力線と、を備える撮像素子。 - 請求項2から7までのいずれか一項に記載の撮像素子において、
前記第1の光電変換部で生成された電荷に基づく信号を記憶する第1記憶部と、
前記第2の光電変換部で生成された電荷に基づく信号を記憶する第2記憶部と、を備える撮像素子。 - 請求項2から8までのいずれか一項に記載の撮像素子において、
前記第1の光電変換部で生成された電荷に基づく信号と前記第2の光電変換部で生成された電荷に基づく信号とを加算する第1加算部と、
前記第1加算部で加算された信号を出力する第3出力線と、を備える撮像素子。 - 請求項9に記載の撮像素子において、
前記第1加算部で加算された信号を記憶する記憶部を備える撮像素子。 - 請求項2から10のいずれか一項に記載の撮像素子において、
前記第3の光電変換部で生成された電荷に基づく信号を記憶する第3記憶部と、
前記第4の光電変換部で生成された電荷に基づく信号を記憶する第4記憶部と、を備える撮像素子。 - 請求項2から11までのいずれか一項に記載の撮像素子において、
前記第3の光電変換部で生成された電荷に基づく信号と前記第4の光電変換部で生成された電荷に基づく信号とを加算する第2加算部と、
前記第2加算部で加算された信号を出力する第4出力線と、を備える撮像素子。 - 請求項12に記載の撮像素子において、
前記第2加算部で加算された信号を記憶する記憶部を備える撮像素子。 - 請求項1から13までのいずれか一項に記載の撮像素子において、
前記第1の光電変換部および前記第2の光電変換部は、マイクロレンズを透過した光を光電変換し、
前記第3の光電変換部および前記第4の光電変換部は、前記マイクロレンズと前記第1の光電変換部および前記第2の光電変換部とを透過した光を光電変換する撮像素子。 - 光学系による像を撮像する請求項1から14までのいずれか一項に記載の撮像素子と、
前記第1の光電変換部で生成された電荷に基づく信号と前記第2の光電変換部で生成された電荷に基づく信号、および前記第3の光電変換部で生成された電荷に基づく信号と前記第4の光電変換部で生成された電荷に基づく信号の少なくとも一方に基づいて、前記光学系の合焦位置を制御する制御部と、を備える撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019106430A JP6809562B2 (ja) | 2019-06-06 | 2019-06-06 | 撮像素子および撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019106430A JP6809562B2 (ja) | 2019-06-06 | 2019-06-06 | 撮像素子および撮像装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015071017A Division JP6536126B2 (ja) | 2015-03-31 | 2015-03-31 | 撮像素子および撮像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019195185A true JP2019195185A (ja) | 2019-11-07 |
JP6809562B2 JP6809562B2 (ja) | 2021-01-06 |
Family
ID=68469420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019106430A Active JP6809562B2 (ja) | 2019-06-06 | 2019-06-06 | 撮像素子および撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6809562B2 (ja) |
-
2019
- 2019-06-06 JP JP2019106430A patent/JP6809562B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6809562B2 (ja) | 2021-01-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2016158618A1 (ja) | 撮像装置 | |
JP6536642B2 (ja) | 撮像素子 | |
US9742984B2 (en) | Image capturing apparatus and method of controlling the same | |
JP5045350B2 (ja) | 撮像素子および撮像装置 | |
JP5092685B2 (ja) | 撮像素子および撮像装置 | |
US8063978B2 (en) | Image pickup device, focus detection device, image pickup apparatus, method for manufacturing image pickup device, method for manufacturing focus detection device, and method for manufacturing image pickup apparatus | |
JP4952060B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP5256711B2 (ja) | 撮像素子および撮像装置 | |
JP5572765B2 (ja) | 固体撮像素子、撮像装置、及び合焦制御方法 | |
WO2014050875A1 (ja) | 撮像素子および撮像装置 | |
JP5045007B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP5361535B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP4826507B2 (ja) | 焦点検出装置および撮像装置 | |
JP4983271B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP5167783B2 (ja) | 焦点検出装置および撮像装置 | |
JP2017098513A (ja) | 撮像素子、撮像装置および焦点調節装置 | |
JP4858179B2 (ja) | 焦点検出装置および撮像装置 | |
JP2017152658A (ja) | 撮像素子および撮像装置 | |
JP6750635B2 (ja) | 撮像素子および撮像装置 | |
JP6809562B2 (ja) | 撮像素子および撮像装置 | |
JP5589799B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP5691440B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP2019219594A (ja) | 処理装置、撮像装置、交換レンズ、処理方法およびプログラム | |
JP2012226364A (ja) | 焦点検出装置および撮像装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190610 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200326 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132 Effective date: 20200428 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200619 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201110 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201123 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6809562 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |