JP2019193736A - エアトラップチャンバ及び体外循環回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】吐出口より上方に液面が設定される場合に、チャンバ内周面に沿った液体の流れを、従来よりもスムーズにすることが可能なエアトラップを提供する。【解決手段】エアトラップチャンバは、チャンバ本体及び導入管21を備える。導入管21は、導入口からチャンバ本体内まで延設され、端部開口である吐出口23がチャンバ本体の内周面25Aに、周方向に向けて設けられる。チャンバ本体の内周面25Aは、吐出口23が配置された位置である吐出点P1から、吐出口23を取り囲む導入管21の外周面21Bがチャンバ本体の内周面25Aに接続される接続点P2に至るまで周方向に沿って螺旋状に延設され、吐出点P1とチャンバ本体の中心軸C1とを結ぶ第一半径R1よりも、接続点P2とチャンバ本体12の中心軸C1とを結ぶ第二半径R2が短くなるように形成される。【選択図】図9

Description

本発明は、エアトラップチャンバ及びこれを備える体外循環回路に関する。
例えば血液透析では、患者から脱血された血液が体外循環回路に送られる。体外循環回路は、脱血された血液が供給される動脈側回路と、動脈側回路から送られた血液を浄化する浄化器(ダイアライザ)と、浄化後の血液を患者に返血する静脈側回路とを備える。動脈側回路及び静脈側回路の少なくとも一方には、回路を流れる血液内の気泡を捕捉する(除泡する)ためのエアトラップチャンバが設けられる。
エアトラップチャンバには、動脈側回路に接続される上流側に導入口が設けられ、静脈側回路に接続される下流側に導出口が設けられる。さらに上流側にはエア抜き口も設けられる。例えば、エアトラップチャンバの上端に設けられた上壁に、導入口及びエア抜き口が設けられる。
例えば特許文献1では、導入口から上壁を貫通し、さらにチャンバ内に延設される導入管が設けられる。導入管の下端には吐出口が設けられる。吐出口が上壁より下方に設けられることで、上壁に滞留する気泡の、吐出口への流入が防止される。
さらに吐出口は、チャンバ内周面に設けられ、さらにその周方向に向けられる。このような配置や向きとすることで、吐出口から吐出される液体(血液、生理食塩水等)の流れは、チャンバ内周面に沿って流れる旋回流となる。チャンバ内の流れを旋回流とすることで、単純にチャンバ内に液体を滴下させる場合と比較して、チャンバ内の滞留が生じ難くなるというメリットが得られる。
米国特許出願公開第2006/0173395号明細書
ところで、エアトラップチャンバ内のいわゆるデッドスペース(デッドボリューム)を削減するために、チャンバ内の液面(液位)を、できるだけ上壁内面に近づけることが考えられる。このとき、上壁より下方に設けられた吐出口は液面下に液没される。この状態で吐出口から液体が吐出されると、図14に例示されるように、旋回流が導入管100の吐出口102の裏側(周方向に沿った後方)まで回り込み、その管壁104に衝突することで液体の流れの勢いが減殺され、滞留するおそれがある。
そこで本発明は、吐出口より上方に液面が設定される場合に、チャンバ内周面に沿った液体の流れを、従来よりもスムーズにすることの可能な、エアトラップチャンバを提供することを目的とする。
本発明はエアトラップチャンバに関する。当該エアトラップチャンバは、チャンバ本体及び導入管を備える。チャンバ本体は、略円筒形状であってその中心軸に沿った上流側端部は導入口が形成された上壁で覆われるとともに、中心軸に沿った下流側端部には導出口が設けられる。導入管は、導入口からチャンバ本体内まで延設され、端部開口である吐出口がチャンバ本体の内周面に、周方向に向けて設けられる。チャンバ本体の内周面は、吐出口が配置された位置である吐出点から、吐出口を取り囲む導入管の外周面がチャンバ本体の内周面に接続される接続点に至るまで周方向に沿って螺旋状に延設される。さらに、チャンバ本体の中心軸に垂直な平面における、吐出点とチャンバ本体の中心軸とを結ぶ第一距離よりも、上記平面における接続点とチャンバ本体の中心軸とを結ぶ第二距離が短い。
上記発明によれば、吐出口の裏側である接続点とチャンバ本体の中心軸との距離を、吐出点とチャンバ本体の中心軸との距離と比較して短くさせているので、当該接続点に向かう液体の流量を低減可能となる。したがって、接続点周辺における液体の滞留を従来よりも抑制可能となる。
また上記発明において、接続点における、導入管の外周面の接線とチャンバ本体の内周面の接線との、導入管の外周面を跨ぐ角度である接続点角度が90°以下であってよい。
接続点角度が90°を超過する鈍角である場合に、接続点を区画する導入管の外周面及びチャンバ本体の内周面とによって、接続点周辺は袋小路構造となって、そこに入り込んだ液体が滞留し易くなる。上記発明によれば、袋小路構造を避けることで、接続点周辺の液体の滞留を防止可能となる。
また上記発明において、接続点周辺にR部が形成されてよい。
R部が形成されることで、チャンバ本体の内周面から導入管の外周面への液体移動がスムーズに行われる。
また上記発明において、エアトラップチャンバは、上流側に設けられるキャップと、下流側に設けられるハウジングとを備えてよい。この場合、キャップは、略円筒形状のキャップ本体と、キャップ本体の内周面に吐出口が周方向に向けられる導入管と、キャップ本体の下流側端部に接続されキャップ本体よりも拡径された第一接続フランジと、を備える。ハウジングは、第一接続フランジに挿入される第二接続フランジと、第二接続フランジの下流側に接続されるハウジング本体と、を備える。ハウジングの第二接続フランジの内径は、キャップ本体の内周面の第二距離より拡径される。キャップ本体の下流側端部の、少なくとも第二距離である部分に、R部または面取り部が形成される。
キャップ本体の下流側端部と第二接続フランジとの内径差に基づいて、中心軸方向に段差が形成されるが、この段差にR部が形成されることで、キャップ本体の下流側端部から第二接続フランジへの液体の移行がスムーズに行われる。
また本発明は体外循環回路に関する。当該回路では、脱血された血液が循環される。この体外循環回路の流路上に、上記発明に係るエアトラップチャンバが接続される。
本発明によれば、吐出口より上方に液面が設定される場合に、チャンバ内周面に沿った液体の流れを、従来よりもスムーズにすることが可能となる。
本実施形態に係るエアトラップチャンバが用いられる体外循環回路を例示する図である。 本実施形態に係るエアトラップチャンバを例示する斜視図である。 本実施形態に係るエアトラップチャンバを例示する斜視断面図である。 本実施形態に係るエアトラップチャンバの、キャップの構造を説明する図である。 本実施形態に係るエアトラップチャンバの使用時の様子を例示する斜視断面図である。 本実施形態に係るエアトラップチャンバ内の流れについて説明する図である。 本実施形態に係るエアトラップチャンバの、キャップの構造を説明する拡大図である。 比較例に係るキャップ(θ=150°)の構造及び当該構造に対する流体解析結果を例示する図である。 第一実施形態に係るキャップ(θ=120°)の構造及び当該構造に対する流体解析結果を例示する図である。 第二実施形態に係るキャップ(θ=90°)の構造及び当該構造に対する流体解析結果を例示する図である。 第三実施形態に係るキャップ(θ=60°)の構造及び当該構造に対する流体解析結果を例示する図である。 キャップの接続点周辺に形成されたR部を説明する図である。 キャップの下流側端部に形成されたR部を説明する図である。 従来技術に係るエアトラップチャンバの、キャップの構造を説明する図である。
図1に、本実施形態に係るエアトラップチャンバ10が接続される体外循環回路が例示される。体外循環回路は、例えば血液透析に用いられる回路であって、動脈側回路50、血液浄化器54、透析装置55、静脈側回路51、及び補液ライン60を備える。
なお、本実施形態に係るエアトラップチャンバ10は、透析治療に用いられる体外循環回路に接続されているが、この形態に限らない。例えば患者から脱血した血液を循環し、浄化治療し得る体外循環回路に、本実施形態に係るエアトラップチャンバ10が接続されてもよい。例えばアセテートフリーバイオフィルトレーション(AFBF)、持続緩徐式血液濾過療法、血液吸着療法、選択式血球成分除去療法、単純血漿交換療法、二重膜濾過血漿交換療法、血漿吸着療法等で使用される体外循環回路に、本実施形態に係るエアトラップチャンバ10を接続させてよい。
また、本実施形態に係るエアトラップチャンバ10は、体外循環回路の、後述する動脈側回路50、静脈側回路51、及び補液ライン60に設けることができる。またその他にも、血栓が生じるおそれのある経路上、要するに体外循環回路における、血液または血液成分が流れる経路上に、本実施形態に係るエアトラップチャンバ10が接続可能である。また加えて、体外循環回路の、血液または血液成分が流れる経路上、生理食塩水が流れる経路上、及びこれらを含めた体外循環回路の流路上に、本実施形態に係るエアトラップチャンバ10が接続可能となっている。
図1を参照して、動脈側回路50には、患者の体内から脱血された血液が供給される。動脈側回路50は、上流側から、動脈側穿刺針52、及びローラポンプ53を備える。動脈側穿刺針52が患者の血管に穿刺されて動脈側回路50のチューブに血液が送られる(脱血)。
ローラポンプ53はチューブの外側から当該チューブをしごくことでチューブ内の血液が血液浄化器54に輸送される。なお、例えばプライミングの際に静脈側回路からプライミング液を回路内に満たす場合もあることから、ローラポンプ53は正逆回転可能であってよい。
動脈側穿刺針52からローラポンプ53の間、及び、ローラポンプ53から血液浄化器54の間に、本実施形態に係るエアトラップチャンバ10が接続されてもよい。エアトラップチャンバ10の構造や機能については後述する。なお、返血時に血液の除泡を確実に行うため、静脈側回路51におけるエアトラップチャンバ10は必須の構成であるのに対して、動脈側回路50に設けられるこれらのエアトラップチャンバ10は任意に設けることができる。
動脈側回路50の、ローラポンプ53と血液浄化器54の間に、補液ライン60が設けられる。補液ライン60には、補液バッグ57及びクランプ59が設けられる。また補液バッグ57とクランプ59の間に、エアトラップチャンバ10が設けられる。
補液バッグ57には補液である生理食塩水が収容される。例えば体外循環回路のプライミング時に、クランプ59が開放状態にされ補液バッグ57から生理食塩水が体外循環回路に流される。回路内に生理食塩水が満たされることで回路内の気泡が除去される。プライミングが完了するとクランプ59が閉止状態に切り替えられる。
また、透析治療の完了後、回路内の血液を患者体内に返血するために、再びクランプ59が開放状態にされ、回路内が補液バッグ57の生理食塩水で満たされる。言い換えると回路内の血液が生理食塩水に置換される。
血液浄化器54は動脈側回路50から送られた血液を浄化する。血液浄化器54はいわゆるダイアライザであって、例えば中空糸膜54Aを介して透析液と血液とが物質交換される。血液浄化器54は、複数本の中空糸膜54Aの束(中空糸膜束)がカラム54B内に収容される。
カラム54Bは円筒状の収容部材であって、中心軸方向の一端に導入側キャップ54Cが取り付けられ、他端に導出側キャップ54Dが取り付けられる。導入側キャップ54Cには、動脈側回路50の下流末端のコネクタ(図示せず)に接続される血液導入ポート54Eが設けられる。導出側キャップ54Dには、静脈側回路51の上流端のコネクタ(図示せず)に接続される血液導出ポート54Fが設けられる。動脈側回路50から送られる血液は、血液導入ポート54Eから中空糸膜54Aの内部に流れ込む。
カラム54Bの、導出側キャップ54D寄りの部分には、透析液導入ポート54Gが設けられる。またカラム54Bの、導入側キャップ54C寄りの部分には、透析液導出ポート54Hが設けられる。透析液導入ポート54Gを介して、透析装置55からカラム54B内に透析液が送られる。中空糸膜54Aを介して透析液と血液とが物質交換され、その結果血液が浄化される。物質交換後の透析液は透析液導出ポート54Hを介して透析装置55に戻される。また浄化後の血液は血液導出ポート54Fを介して静脈側回路51に送られる。
静脈側回路51では、静脈側穿刺針56を介して浄化後の血液が患者の体内に返血される。返血の際に血液中の気泡を除去する(除泡)ため、静脈側回路51にエアトラップチャンバ10が設けられる。例えばエアトラップチャンバ10には、流量が200mL/minの液体(血液、生理食塩水等)が流入される。
図2に、本実施形態に係るエアトラップチャンバ10が例示される。また図3に、エアトラップチャンバ10の斜視断面図が例示される。エアトラップチャンバ10は、チャンバ本体12及びフィルタ40を備える。
なお、透析治療中、エアトラップチャンバ10は紙面上側が上方、紙面下側が下方となる様に立設された状態で使用される。以下では特に説明のない限り、この使用時の立設配置を基準に、各構成の位置や構造を説明する。
加えて、図2〜図13において、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸が示される。Z軸はエアトラップチャンバ10の中心軸C1に沿って延設される鉛直方向軸である。X軸及びY軸は、Z軸に垂直な平面において直交する2軸である。例えばX軸は吐出口23の切断面23A(図4参照)に垂直な軸であり、Y軸は切断面23Aに平行な軸である。
チャンバ本体12は略円筒形状であって、その中心軸C1に沿った上流側端部(上端)は上壁28で覆われる。上壁28には導入口24及びエア抜き口22が設けられる。またチャンバ本体12の中心軸C1に沿った下流側端部(下端)に導出口31が設けられる。すなわち、チャンバ本体12内では、導入口24から導出口31まで液体(血液、生理食塩水等)が流下される。
なお、エアトラップチャンバ10の中心軸C1は、エアトラップチャンバ10のチャンバ容積の大部分を占める、ハウジング30の形状に基づいて定められてよい。例えばハウジング30は円筒形状、または、下流側に行くに従って僅かに縮径される円錐台形形状(後述するように、これらの形状は以下ではまとめて略円筒形状とも記載される)であって、その中心軸がエアトラップチャンバ10全体の中心軸C1となる。
上述したように、チャンバ本体12は、上流側に設けられる上部部材であるキャップ20と、下流側に設けられる下部部材であるハウジング30から構成されてよい。キャップ20及びハウジング30は例えば樹脂を射出成形することにより得られる。
ハウジング30は略円筒形状であって、中心軸C1に沿った上流側端部(上端)に、キャップ20の第一接続フランジ27に挿入される第二接続フランジ32が形成される。なお略円筒とは、中心軸C1方向に沿って内径が一定である形状を含み、さらに、中心軸C1方向に沿って内径がわずかに(例えば5%以内)変化するような、厳密には円錐台形形状であるが、内径の拡がりがわずかであるために、実質的にほぼ円筒形状とみなされるような形状も含まれる。
ハウジング30の、中心軸C1に沿った下流側端部(下端)に導出管33が形成される。導出管33の下端が導出口31となる。導出口31は静脈側回路51の下流側のチューブ(図示せず)に接続され、エアトラップチャンバ10内の液体(血液、生理食塩水等)を静脈側回路51に導出する。
導出管33の上端にはフィルタ40が設けられる。エアトラップチャンバ10から液体(血液、生理食塩水等)が導出される際に、液中の血栓等の固形物がフィルタ40に捕捉される。
また、第二接続フランジ32と導出管33との間にハウジング本体34が設けられる。ハウジング本体34は例えば略円筒形状、すなわち、導出口31に向かって僅かに縮径されるような円錐台形形状であってよい。また第二接続フランジ32は円筒形状であってよい。つまり、第一接続フランジ27と当接する第二接続フランジ32の外径は中心軸C1方向に沿って一定であってよい。
図3を参照し、第二接続フランジ32の内径(内周面半径)R3は、キャップ本体25の第一半径R1と等しくてよい。なお、キャップ本体25が下流側ほど拡径される断面テーパ形状、言い換えると円錐台形形状であるときには、その最大径である最下端部の第一半径R1と、第二接続フランジ32の内径R3とが等しくされる。
図4にはキャップ20単体の斜視断面図が例示される。図4では、キャップ20を下斜めから見上げるような構図となっている。また導入管21を図示するために、キャップ本体25及び第一接続フランジ27が周方向に一部切り取られている。
キャップ20は、その上流側端部(上端)に導入口24(図3参照)及びエア抜き口22が設けられた断面コ字状の部材である。キャップ20は上壁28、キャップ本体25、第一接続フランジ27、及び導入管21を備える。
キャップ本体25は、その内面が液体に触れる接液部であって、チャンバ本体12の中心軸C1に沿った上流側端部(上端)が上壁28により閉じられた略円筒形状に形成される。上壁28には、導入口24(図3参照)及びエア抜き口22が形成される。また、キャップ本体25の下端が第一接続フランジ27に接続される。第一接続フランジ27はキャップ20の、中心軸C1方向の下端部となる。
第一接続フランジ27は例えば中心軸C1に沿って延設された円筒形状の部材であって、その内径はキャップ本体25の内径よりも大きく形成される(拡径される)。したがって図7に例示されるように、キャップ本体25と第一接続フランジ27との切り替え部分が段差形状となり、キャップ本体25の下端面25B(図7参照)がチャンバ内に露出される。
図4に戻り、また上壁28に形成された導入口24から、キャップ本体25の内部、つまりチャンバ本体12の内部まで、導入管21が延設される。エアトラップチャンバ10が静脈側回路51に設けられている場合に、導入管21の上端の導入口24は、静脈側回路51の上流側のチューブに接続される。また導入管21の下端には、チャンバ本体12内に液体を吐出する端部開口である吐出口23が形成される。このように、吐出口23が上壁28の内面28Aよりも下方に設けられることで、上壁28の内面28Aに滞留する気体の、吐出口23への進入が防止される。
また、導入管21の吐出口23は、キャップ本体25の内周面25Aに沿って設けられ、その上、内周面25Aの周方向にその開口が向けられている。例えば導入管21の下端には下壁21Aが形成され、その側方が切り欠かれて吐出口23となっている。例えば吐出口23は、内周面25Aの接線方向に平行に向けられる。また吐出口23の切断面23Aは、内周面25Aの径方向に平行となる様に形成される。
吐出口23が、キャップ本体25の内周面25Aに、周方向に向けて設けられることで、吐出口23から流れ出る液体(血液、生理食塩水等)の流れは、内周面25Aに沿って流れる旋回流となる。エアトラップチャンバ10内の液体流れが旋回流となることで、特定の流れが形成されない場合と比較して、エアトラップチャンバ10内の液体の滞留が抑制される。
また、吐出口23が中心軸C1の軸外に設けられ、その一方で導出口31が中心軸C1の軸上に設けられるので、吐出口23と導出口31とは互いに軸外配置される。言い換えると吐出口23と導出口31とは、中心軸C1に直交する軸方向(X軸方向、Y軸方向)に沿って離間するように設けられる。
このように吐出口23と導出口31との軸をずらして配置することで、導出口31から逆流した気泡の、吐出口23への進入が抑制される。すなわち、静脈側回路51の下流側からエアトラップチャンバ10の導出口31に気泡が進入する逆流が生じると、浮力によって気泡が上昇する。このとき、吐出口23が導出口31の開口軸からずれた位置に配置されるので、上昇する気泡の吐出口23への進入が抑制される。
図5には、本実施形態に係るエアトラップチャンバ10の、使用時の例が示される。使用時とはプライミング時及び血液透析時(治療時)が含まれる。本実施形態に係るエアトラップチャンバ10はいわゆるエアレス型のチャンバであって、キャップ20の上壁28の内面28A近傍に液面が設定される。
上壁28の内面28A近傍に液面が設定されることで、内面28Aより下方の吐出口23は、液面下に液没される。この状態で、吐出口23から液体が吐出されると、上述したようにキャップ本体25の内周面25Aに沿って図6に例示されるような旋回流が生じる。
吐出口23から生じた旋回流は旋回しながら下方に流れ、導出口31に向かう。この間に液体中の気泡が浮力により上昇する。さらに上昇した気泡はエア抜き口22から除去される。
吐出口23から生じる旋回流に伴って(引き摺られて)、吐出口23より上方の液体にも旋回流が生じる。このとき、図7に例示されるように、キャップ本体25の(つまりチャンバ本体12の)内周面25Aに沿って流れる液体が、導入管21の外周面21Bに衝突し、その流れが停滞するおそれがある。
そこで本実施形態に係るエアトラップチャンバ10では、キャップ本体25の内周面25Aについて、吐出口23が配置された位置である吐出点P1から、吐出口23を取り囲む導入管21の外周面21Bが内周面25Aに接続される接続点P2に至るまで、周方向に沿って螺旋状(螺旋一巻き状)に延設するように当該内周面25Aが形成される。このとき、キャップ本体25の(つまりチャンバ本体12の)中心軸C1に垂直な平面(X−Y平面)における、吐出点P1とエアトラップチャンバ10の中心軸C1とを結ぶ第一距離(第一直線距離)よりも、同平面における接続点P2と中心軸C1とを結ぶ第二距離(第二直線距離)が短くなる。
例えば、内周面25Aが螺旋状に形成されている場合、中心軸C1を回転軸として、角度に応じて半径が変化される。この螺旋形状について、幾何的には、極座標表示でr=aθで表されるアルキメデスの螺旋や、同じく極座標表示でr=aebθで表される対数螺旋等が含まれる。この場合、吐出点P1とエアトラップチャンバ10の中心軸C1とを結ぶ第一半径R1よりも、接続点P2と中心軸C1とを結ぶ第二半径R2が短くなる。
接続点P2における第二半径R2を相対的に小径とする(第二距離を相対的に短くする)ことで、導入管21の外周面21Bに衝突する液体の流量が低減される。その結果、当該領域における滞留が抑制される。
なお、「内周面25Aが螺旋状に形成される」とは、内周面25Aが全周に亘って、上述した幾何的な螺旋状曲面となるように形成される形態に限られない。例えば、内周面25Aの曲面が、2種類の円弧を繋げることで形成されてもよい。すなわち、吐出点P1を含む内周面25Aの一部を、中心軸C1を原点とする半径R1の円弧に基づいて形成する。さらに、中心軸C1よりも吐出点P1から離間される位置に原点を持つ半径R1の円弧に基づいて内周面25Aの残りの一部を形成して、導入管21との交点を接続点P2とする。このとき、中心軸C1に垂直な平面における、吐出点P1と中心軸C1とを結ぶ第一距離(第一直線距離)よりも、同平面における、接続点P2と中心軸C1とを結ぶ第二距離(第二直線距離)が短くなる。なお、中心軸C1を原点に取る半径R1の円弧と、中心軸C1よりも吐出点P1から離間される位置に原点を持つ半径R1の円弧との接続箇所について、いわゆるR加工(曲面加工)を施して、内周面25Aが全周に亘って実質的に曲面となるように形成されることが好適である。
本実施形態に係るキャップ本体25の内周面25Aが、螺旋形状を備えたことによる、滞留の抑制作用について、図8〜図11を参照して説明する。図8〜図11の上段には、キャップ20を下方から鉛直上方を見たときの例が示されている。言い換えると、キャップ20の下方から、中心軸C1に沿って上方に当該キャップ20を見たときの例が図8〜図11に示されている。
また、図8〜図11下段には、図8〜図11の上段に示された各形状における、キャップ本体25の内周面25A内の流体解析の結果が例示されている。当該解析結果において、相対的に流量[m/s]の多い領域を短ピッチ(短間隔)のハッチングで示し、相対的に流量の少ない領域を長ピッチのハッチングで示す。また特に、図中、最低流量の領域については破線のハッチングが施されている。
図8上段と図7とを参照して、図8のアングルによれば、径方向外側から、第一接続フランジ27の下端面27A、キャップ本体25の下端面25B、及び上壁28の内面28Aが露出される。さらに導入管21の段差面21C、導入管21の下壁21Aが露出される。
図8には、比較例としてのキャップ20が例示される。このキャップ20の内周面25Aは真円形であって、吐出点P1における中心軸C1からの半径R1と、接続点P2における中心軸C1からの半径R2とが等しく(R1=R2)なるように形成される。
この場合、接続点P2における、導入管21の外周面21Bの接線L1と、キャップ本体25の内周面25Aの接線L2の、導入管21の外周面21Bを跨ぐ角度である接続点角度θは、例えば導入管21の直径がキャップ本体25の内径(内周半径)未満である場合に、鈍角となる。このとき、接続点P2では、導入管21の外周面21Bと、キャップ本体25の内周面25Aとによって袋小路の構造(図8上段にハッチングで示す)が形成され、当該構造に流入した液体が滞留する。
図9には、本実施形態(第一実施形態)に係るキャップ20が例示される。このキャップ20の内周面25Aは螺旋形状であって、接続点P2における中心軸C1からの半径R2が、吐出点P1における中心軸C1からの半径R1よりも短くなるように形成される。
この場合においても、接続点P2における、導入管21の外周面21Bの接線L1と、キャップ本体25の内周面25Aの接線L2の、導入管21の外周面21Bを跨ぐ角度である接続点角度θは鈍角となる。しかしながら、R2<R1により、そもそも接続点P2に流れこむ流量が低減されるので、特に接続点P2における最低流量領域(破線ハッチングで示す領域)を比較例である図8と比較すると、滞留が抑制されていることが理解される。
図10には、本実施形態(第二実施形態)に係るキャップ20が例示される。このキャップ20の内周面25Aも螺旋形状であって、接続点P2における中心軸C1からの半径R2が、吐出点P1における中心軸C1からの半径R1よりも短くなるように形成される。
この場合、接続点P2における、導入管21の外周面21Bの接線L1と、キャップ本体25の内周面25Aの接線L2の、導入管21の外周面21Bを跨ぐ角度である接続点角度θは直角(90°)となる。したがって、接続点P2における、導入管21の外周面21Bと、キャップ本体25の内周面25Aとの袋小路構造が解消される。その結果、図9の例よりもさらに滞留が抑制される。この、袋小路構造の解消との観点から、接続点角度θを90°以下にすることが好適である。
図11には、本実施形態(第二実施形態)に係るキャップ20が例示される。このキャップ20の内周面25Aも螺旋形状であって、接続点P2における中心軸C1からの半径R2が、吐出点P1における中心軸C1からの半径R1よりも短くなるように形成される。
この場合、接続点P2における、導入管21の外周面21Bの接線L1と、キャップ本体25の内周面25Aの接線L2の、導入管21の外周面21Bを跨ぐ角度である接続点角度θは鋭角(60°)となる。したがって、接続点P2における、導入管21の外周面21Bと、キャップ本体25の内周面25Aとが図10の例よりもさらに開き、中心軸C1側への流入が容易な構造となっている。
以上、図8〜図11の流体解析結果に示されているように、本実施形態に係るキャップ本体25の内周面25Aを螺旋構造とすることで、従来例(図8)と比較して、接続点P2における滞留が抑制される。
なお、接続点P2における滞留を更に効果的に抑制させるために、図12に例示されるように、接続点P2の周辺にR部29(曲面加工部)を形成してもよい。このR部29は、中心軸と平行な軸周りに曲面が形成される。
キャップ本体25の内周面25Aから導入管21の外周面21Bに移行する接続点P2の周辺をR部29とすることで、内周面25Aから外周面21Bへの流れの移行がスムーズに行われる。
なお、図13に例示されるように、キャップ本体25の内周面25Aの内径がR1からR2に移行するのに対して、第二接続フランジ32の内周面32Aは一定の内径R1(=R3)とされる。つまり第二接続フランジの内径R3は、キャップ本体の内周面25Aの第二半径R2より拡径される。したがって、キャップ本体25の内周面25Aの、内径がR2の部分は、第二接続フランジ32の内周面32Aよりも中心軸C1方向にせり出す構造となる。
そこで、図13に例示されるように、キャップ本体25の下端面25B(下流側端部)の、少なくとも第二半径R2である部分に、R部25B1が形成されてよい。このようにすることで、キャップ本体25から第二接続フランジ32への液体の移動がスムーズに行われる。
例えばR部25B1は、キャップ本体25の内周面25A下端と、下端面25Bの径方向内側端部とで形成される角構造に対して、内周面25Aの周方向に沿った線を中心として曲面加工が施されることで形成される。
なお、キャップ本体25から第二接続フランジ32への液体の移動がスムーズに行われればよいことから、R部25B1に代えて、面取り部を設けてもよい。
10 エアトラップチャンバ、12 チャンバ本体、20 キャップ、21 導入管、21B 導入管の外周面、22 エア抜き口、23 吐出口、24 導入口、25 キャップ本体、25A キャップ本体の内周面、25B キャップ本体の下端面、25B1 下端面のR部、27 第一接続フランジ、28 上壁、28A 上壁の内面、29 接続点周辺のR部、30 ハウジング、31 導出口、32 第二接続フランジ、32A 第二接続フランジの内周面、33 導出管、34 ハウジング本体、50 動脈側回路、51 静脈側回路、54 血液浄化器、55 透析装置。
吐出口23から生じる旋回流に伴って(引き摺られて)、吐出口23より上方の液体にも旋回流が生じる。このとき、図に例示されるように、キャップ本体25の(つまりチャンバ本体12の)内周面25Aに沿って流れる液体が、導入管21の外周面21Bに衝突し、その流れが停滞するおそれがある。

Claims (5)

  1. 略円筒形状であってその中心軸に沿った上流側端部は導入口が形成された上壁で覆われるとともに、前記中心軸に沿った下流側端部には導出口が設けられるチャンバ本体と、
    前記導入口から前記チャンバ本体内まで延設され、端部開口である吐出口が前記チャンバ本体の内周面に、周方向に向けて設けられる導入管と、
    を備えるエアトラップチャンバであって、
    前記チャンバ本体の内周面は、前記吐出口が配置された位置である吐出点から、前記吐出口を取り囲む前記導入管の外周面が前記チャンバ本体の内周面に接続される接続点に至るまで周方向に沿って螺旋状に延設され、前記チャンバ本体の中心軸に垂直な平面における、前記吐出点と前記チャンバ本体の前記中心軸とを結ぶ第一距離よりも、前記平面における前記接続点と前記チャンバ本体の前記中心軸とを結ぶ第二距離が短い、
    エアトラップチャンバ。
  2. 請求項1に記載のエアトラップチャンバであって、
    前記接続点における、前記導入管の外周面の接線と前記チャンバ本体の内周面の接線との、前記導入管の外周面を跨ぐ角度である接続点角度が90°以下である、エアトラップチャンバ。
  3. 請求項1または2に記載のエアトラップチャンバであって、
    前記接続点周辺にR部が形成される、エアトラップチャンバ。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のエアトラップチャンバであって、
    前記エアトラップチャンバは、上流側に設けられるキャップと、下流側に設けられるハウジングとを備え、
    前記キャップは、
    略円筒形状のキャップ本体と、
    前記キャップ本体の内周面に前記吐出口が周方向に向けられる前記導入管と、
    前記キャップ本体の下流側端部に接続され前記キャップ本体よりも拡径された第一接続フランジと、
    を備え、
    前記ハウジングは、
    前記第一接続フランジに挿入される第二接続フランジと、
    前記第二接続フランジの下流側に接続されるハウジング本体と、
    を備え、
    前記ハウジングの前記第二接続フランジの内径は、前記キャップ本体の内周面の前記第二距離より拡径され、
    前記キャップ本体の下流側端部の、少なくとも前記第二距離である部分に、R部または面取り部が形成される、
    エアトラップチャンバ。
  5. 脱血された血液が循環される体外循環回路の流路上に、請求項1〜3のいずれか一項に記載のエアトラップチャンバが接続される、
    体外循環回路。
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