JP2019193056A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信を利用してログインをする際に、情報処理装置の特定箇所から所定の距離内に対象物が検出された場合に限りログインをさせることができる情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】対象物までの距離を測定するための光学センサを設け、光学センサで閾値内に対象物を検出したか否かを判断する。そして、光学センサの閾値以内に検出した場合は、BLE通信を行い、情報処理装置にログインするためのIDとパスワードを入手する。【選択図】図5

Description

本発明は、無線通信を用いてログイン処理を行う情報処理装置に関するものである。
近年、無線通信技術の進歩により携帯端末の利便性が飛躍的に向上しており、無線通信が可能な携帯端末の普及が進んでいる。また、携帯端末の使用方法についても、個人的な連絡手段から、ビジネス用途に用いられるようになり、パーソナルコンピュータに代わる勢いで利用が拡大している。
このような携帯端末と連携することにより、文書の印刷やスキャン、各種データの転送などを行う情報処理装置も、ビジネス用途を中心に、一般的になりつつある。
現在、こうした情報処理装置に用いられる無線通信として、2.4GHz帯のバンドを使用する無線通信技術の普及が特に進んでいる。例えば、IEEE802.11規格に基づく無線LANは、すでに携帯端末をはじめとする各種装置における無線通信方式として、最も標準的に採用されている。
また、他の無線通信方式として、携帯端末などとの間での無線通信を目的とする、Bluetooth(商標登録)の採用も進んでいる。近年、Bluetoothにおいては、消費電力の低減を目的としたBluetooth Low Energy(BLE)の規格が追加され、さらに普及が進むことが期待されている。また、NFC(Near Field Communicaiton:近距離無線通信)も利用も進んできている。
これらの無線通信は、通信可能距離が多種多様であり、例えば、BLEでは数m〜数十m、NFCでは数cm程度などである。また、無線通信が普及するに伴い、無線通信を使用してログインする方法が採用されてきている。
こうした状況の中で、特許文献1には、携帯端末が画像形成装置から所定の距離内にある場合にログイン処理を行う画像形成装置が開示されている。特許文献1においては、携帯端末が画像形成装置から所定の距離内にあることを検知するために、携帯端末が発信する無線通信の電波の強度に基づいて、携帯端末までの距離を算出している。
特開2017−140750号公報
ところで、近年、ユーザの直観的な操作感の向上や、ユーザが情報処理装置の前に存在しない場合においてログイン処理を抑制することが求められている。そのために、無線通信を利用したログイン処理であっても、携帯端末が情報処理装置の特定箇所から所定距離内にあることを条件とすることがある。
例えば、携帯端末を、情報処理装置の特定箇所に接触(タッチ)させることを条件としてログイン処理を行うことが望ましい場合がある。しかし、携帯端末から発信される電波の強度を用いる方法では、発信される電波の強度が携帯端末ごとに異なるため、情報処理装置の特定箇所に対する携帯端末の位置を正確に推測することはできない。
本発明は、第1の無線通信手段と、検出手段と、判断手段と、を有する情報処理装置であって、前記検出手段が対象物を検出した場合、前記第1の無線通信手段が取得したユーザ認証情報に基づいて、前記判断手段はユーザのログインの可否の判断を行うことを特徴とする。
無線通信を利用してログインをする際に、情報処理装置の特定箇所から所定の距離内に対象物が検出された場合に限りログインをさせることができる。
情報処理装置の全体図である。 情報処理装置のタッチボックス近傍の詳細図である。 情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。 情報処理装置と携帯端末100との間でのハンドオーバーを説明する図である。 光学センサ及びタッチボックスの概略図である。 携帯端末をログインさせるまでの情報処理装置における処理を示すフローチャートである(実施例1)。 情報処理装置にログインするまでの携帯端末における処理を示すフローチャートである。 携帯端末をログインさせるまでの情報処理装置における処理を示すフローチャートである(実施例2)。
以下に、図面を参照して、本発明を実施するための形態を説明する。ただし、以下に説明する実施の形態はあくまで例示であり、本発明の範囲をそれらに限定する趣旨のものではない。
以下、本発明の各実施例について説明する。
図1Aは、情報処理装置1の外観の一例を示す図である。
情報処理装置1は、例えば、ダウンロード機能、スキャン機能、FAX機能、印刷機能などの各種の機能を備える一般的な複合機としての画像形成装置である。情報処理装置1は、操作部2、NFC R/W部5、BLEモジュール6、光学センサ7、無線LANモジュール8などを備えている。
操作部2は、ユーザによる操作・指示の入力を受け付ける。
NFC R/W部5は、ユーザが社員証などのNFCタグが入ったIDカードをかざすと、ユーザを情報処理装置にログインさせることができる。
BLEモジュール6は、ユーザが携帯端末を用いてBLE通信を行うと、無線によりユーザをログインさせることができる。
無線LANモジュール8は、携帯端末などとダイレクト無線通信を行う。
ユーザは、NFCタグが入ったIDカードと、BLE通信機能を備えた携帯端末の両者を所持している場合、後述するように、それら両者のうち、いずれかを介して、情報処理端末にログインすることができる。また、ユーザは、BLE通信機能を備えた携帯端末の両者を所持していれば、NFCタグが入ったIDカードを所持していなくても、BLE通信により情報処理端末にログインすることができる。
また、携帯端末100をタッチする際には、cm単位での距離を検出できるセンサが必要であるが、光学センサ7がそのためのセンサとして備えられている。
ユーザにタッチを求めるNFC R/W部5と、BLEモジュール6は、タッチ箇所を集約するために、タッチボックス1001内に設けられている。さらに、タッチボックス1001にユーザがタッチしたことを検出するために、光学センサ7もタッチボックス1001内に収められている。
図1Bは、タッチボックス1001を側面からみた断面図である。
タッチボックス1001は、情報処理装置1の操作部2の近傍など、情報処理装置1の所定箇所に設置される。
光学センサ7は、ユーザが携帯端末100をタッチボックス1001へタッチしたことを検出するために、携帯端末100が接近してくる方向に向けられる。図1Bでは、タッチボックス1001の上方向に向けられる。タッチボックス1001が側面に向けられている場合であれば、光学センサ7は側面方向に向けられる。なお、光学センサによる検出方法については、図4において後述する。
図2は、図1Aで説明した情報処理装置1内部のハードウェア構成を示す図である。
BLEモジュール6は、BLEアンテナ部601、BLE-RF回路602、メモリ部603、とから構成される。
情報処理装置1は、BLEアンテナ部601を介して、携帯端末100とBLE通信610を行うことができる。
情報処理装置1は、BLE通信によって携帯端末100から、IDとパスワードを受信する。そして、コントローラ204の制御の下で、サーバ403または情報処理装置1の記憶部207に保存されているユーザ認証情報(例えば、IDとパスワード)に基づいて、ログインを要求したユーザのログインの可否を判断する。
また、情報処理装置1は、BLEのビーコンを定期的に送信することもできる。BLEビーコンの送信パケットには、情報処理装置1の属性情報、機種情報などの、各種の情報を含めて送信することができる。
CPU211を含むコントローラ204は、情報処理装置1全体の動作を制御する。
CPU211は、コントローラ204内のROMやストレージ(不図示)に記憶された制御プログラムを読み出して、読取制御や印刷制御などの各種制御を行う。
なお、後述するフローチャートに示す各処理は、1つのCPU211がメモリに展開された命令を解釈することにより、実行される。しかし、これに限られず、他の様態であってもよい。例えば、複数のプロセッサや、複数のRAM、ROM、ストレージを協働させることにより、実行させることもできる。また、ハードウェア回路を用いて、一部の処理を実行するようにしてもよい。
NFCモジュール3などの各モジュールの制御は、各モジュールのプロセッサなどと協働して実行される。
また、携帯端末100は、アクセスポイントであるネットワークIF401を介して、ネットワーク405に接続することができる。
操作部2は、LCDパネル201とキーパネル202とを備えており、それらがCPU203により制御される。CPU203はコントローラ204内のCPU211により制御される。
リーダ205とプリンタ206も、コントローラ204内のCPU211により制御される。
NFC R/W部5は、NFC IDカード511によるユーザ認証や、ログインの可否を実行する。
NFC R/W部5は、コントローラ204制御の下で、サーバ403または情報処理装置1の記憶部207に保存されているユーザ認証情報(例えば、IDとパスワード)に基づいてログインを要求してきたユーザのログイン可否を判断する。
次に、図3を用いて、情報処理装置1と携帯端末100との間で行われる、BLE通信から無線LAN通信に切り替える、ハンドオーバーについて説明する。
ここでは、情報処理装置1はログインIDとパスワードを受け取ると、携帯端末100からのログインを許可する。その後、携帯端末100は、情報処理装置1から送信されてきた無線LAN通信の接続に必要なSSID、パスワードなどの情報を取得すると、無線LAN通信に切り替える。
なお、情報処理装置と携帯端末との間では無線LANダイレクト通信が可能である。その際に、情報処理装置は無線LANダイレクト通信のアクセスポイントとして動作する。
情報処理装置1は、BLEのビーコンを定期的に送信している(301)。BLEビーコンの送信パケットには、情報処理装置1の属性情報、機種情報などの情報処理装置1に関する各種の情報を含ませることができる。
携帯端末100は、情報処理装置1に接近すると、BLEビーコンを受信して、情報処理装置1に関する情報を取得する。
その後、携帯端末100の操作者は、情報処理装置1との通信を要求する場合、携帯端末100を操作することにより、通信を希望する情報処理装置1に対してBLE接続要求を送信する(302)。
これにより、情報処理装置1は、BLE接続を要求した携帯端末100とBLEのGATT通信を開始する(303)。
BLEのGATT通信において、情報処理装置1は、携帯端末100から、ログインIDとパスワードを受信する。そして、前述したように、コントローラ204による制御の下で、サーバ403または情報処理装置1の記憶部207に保存されているユーザ認証情報(例えば、IDとパスワード)に基づいて、ログインしてきたユーザのログイン可否を判断する。
情報処理装置1は、ログインを許可する場合、無線LAN通信を行うための無線LAN接続情報として、SSID、パスワードなどの情報を転送する。
携帯端末100は、情報処理装置1から転送されてきた、無線LAN接続情報のSSID、パスワードなどを使用して、無線LANダイレクト通信の接続を行う。
これにより、携帯端末は情報処理装置との無線LANダイレクト通信を行うことができるようになる。
図4(a)は、光学センサ7の模式的なハードウェア構成を説明する。
光学センサ7は、例えば、近赤外のレーザーパルス光を出力すると共に、対象物で反射したレーザーパルスの反射光を受光する。
発光素子800は、ここではレーザーである。
受光素子801は、ここでは、PSD(Position Sensitive Device:位置検出デバイス)である。
制御回路802は、これらの光学素子を制御するための回路である。
投光レンズ803が発光素子800に備えられ、また、集光レンズ804が受光素子801に設けられる。
図4(a)の光学センサ7においては、発光素子800から照射され、検出対象物805で反射したレーザー光が、受光素子801上で結像した位置に基づいて、制御回路802が演算を行うことにより、対象物805までの距離を算出する。
情報処理装置1と対象物805との間の距離の計測が繰り返し行われることにより、情報処理装置1と対象物805との間の距離の遷移を確認することができる。なお、ここでは、受光素子801としてPSDを用いた距離測定方法について説明したが、対象物との距離が測定できる光学センサであれば、受光素子の種類は問わない。
図4(b)は、タッチボックス1001内の、NFC R/W部5、BLEモジュール6、光学センサ7の断面と、タッチボックス1001に携帯端末100またはNFC IDカード511が接近したときの状態を示す概略図である。
例えば、NFC ID511カードが接近してきた場合、NFCによる通信可能距離4100(例えば、10cm)以内に入ると通信が可能となる。すなわち、NFC IDカード511が接近してくることが検出可能である。
また、携帯端末100が接近してきた場合、光学センサ7が検出可能な閾値4101(例えば、3cm)以内に入ってきた場合に検出される。
前述したように、BLEの通信可能な距離が、一般的に、数m〜数十m程度であるのに対して、NFCの通信可能な距離は、一般的に、数cm程度である。したがって、BLEの通信可能距離は、NFCの通信可能距離に比べて長い。
なお、携帯端末100はNFCに対応していないため、NFC R/W部5とは通信できず、NFCによる通信可能距離4100内でも検出されない。
また、図4(b)では、NFC IDカード511の検出距離の方が、光学センサの検出距離より遠くに図示しているが、光学センサの検出距離の方が遠くでもよい(後述の、実施例2を参照)。
また、ここでは、一例として、NFCによる通信可能距離4100を10cm、光学センサ7が検出可能な閾値4101を3cm、としたが、これらの値に限られるものではない。
次に、図5のフローチャートを用いて、携帯端末100をログインさせるまでの、情報処理装置1における処理の流れを説明する。
情報処理装置1が起動すると、まず、S501において、情報処理装置1のCPU211が、BLEモジュール6の電源をONし、BLEのビーコンを送信する。
そして、S502において、CPU211は、NFC R/W部5の電源をONし、NFC通信待ちの状態とする。
次に、S503において、CPU211は、携帯端末100からBLE接続要求が来たか否かを判断する。
例えば、BLE機能を備えた携帯端末100を所持するユーザが、BLE機能をONした状態で情報処理装置1が設置された部屋内に入室してくると、CPU211はBLE接続要求を受信する。BLE機能が携帯端末100でONにされると(有効化されると)、BLE通信を用いて情報処理装置1にログインすることが可能になる。このBLE機能は、BLE通信を介して情報処理装置1へのログインに必要なユーザ認証情報(例えばIDとバスワード)を、携帯端末100が情報処理装置1に送信する機能を含む。後述するように、BLE接続要求を受け付けた情報処理装置1は、光学センサ7による閾値距離内の物体を検知した場合に、BLE通信を介して携帯端末100から受信したユーザ認証情報を用いてログイン処理を行う。
BLE接続要求が来ていない場合(S503:NO)、S516において、CPU211は、NFC接続要求が来たかを判断する。
NFC接続要求が来た場合(S516:YES)、S517において、CPU211は、BLEビーコンを停止させる(S517)。
そして、S518において、CPU211は、NFC通信でIDとパスワードを入手する。
次に、S519において、CPU211は、入手したIDとパスワードに基づいて、ログインを要求してきたユーザのログイン可否を判断する。
ここで、ログイン可否を判断する際に、CPU211は、入手したIDとパスワードを、コントローラ204制御の下サーバ403または情報処理装置1の記憶部207に保存されているユーザ認証情報(例えば、IDとパスワード)と対比する。
ログイン可能な場合(S519:YES)、S520において、CPU211は、ログインを要求してきたユーザをNFCログインさせる。
CPU211は、NFCログインさせると、S524において、NFCログイン中の旨を操作部2に表示する。
ログインが許可されると、ユーザは、予め設定された機能を使用したり、アドレス帳などの情報を読み出したりすることができる。
CPU211は、ログインを拒否した場合(S519:NO)、S521において、ログインできない旨を操作部2に表示することにより、ユーザに対して通知する。
一方、BLE接続要求が来た場合(S503:YES)、S504において、CPU211は、携帯端末100とのBLE通信を開始する。
次に、S505において、CPU211は、光学センサ7の閾値(例えば、3cm)以内に対象物(携帯端末100)を検出したか否かを判断する。
例えば、BLE機能を備えた携帯端末100を所持するユーザが、BLE機能をONした状態で情報処理装置1のタッチボックス1001に携帯端末100をタッチさせると、光学センサ7は携帯端末100を検出する。
光学センサ7の閾値以内に携帯端末100を検出した場合(S505:YES)、S506において、CPU211は、BLE通信によりIDとパスワードを入手する。
なお、BLE通信によるIDとパスワードを入手は、S505で光学センサ7による携帯端末100の検出がなされる前の工程において行われてもよい。
そして、S507において、CPU211は、入手したIDとパスワードに基づいて、ログインを要求してきたユーザのログイン可否を判断する。
ここで、ログイン可否を判断する際に、CPU211は、入手したIDとパスワードを、コントローラ204制御の下サーバ403または情報処理装置1の記憶部207に保存されているユーザ認証情報(例えば、IDとパスワード)と対比する。
ログイン可能な場合(S507:YES)、S508において、CPU211は、ログインを要求してきたユーザをBLEログインさせる。
そして、CPU211は、BLEログインさせると、S522において、BLEログイン中の旨を操作部2に表示して、ユーザに通知する。
ログインできない場合(S507:NO)、S509において、ログインできない旨を操作部2に表示することにより、ユーザに対して通知する。
また、光学センサ7の閾値(例えば、3cm)以内に対象物(携帯端末100)を検出していない場合(S505:NO)、S510において、CPU211は、NFC接続要求が来たか否かを判断する。
例えば、BLE機能を備えた携帯端末100を所持するユーザが、携帯端末100を光学センサ7の閾値以内に近づける前にNFC IDカード511を情報処理装置1のタッチボックス1001にタッチさせると、CPU211は、NFC接続要求を受信する。
以降の処理は、前述したS517以降の処理と同じであるため、説明を省略する。
次に、図6のフローチャートを用いて、情報処理装置1にログインをするまでの、携帯端末100における処理の流れを説明する。
まず、S601において、ユーザが、携帯端末100上で、BLEログインをするためのアプリケーションソフトウェアである、BLEログインアプリを起動する。
次に、S602において、ユーザは、携帯端装置末100上で、BLE接続したい情報処理装置1を選択する。
すると、S603において、携帯端末100は、選択された情報処理装置1に対して、BLE接続要求を送信する。
また、S604において、携帯端末100は、BLE通信により、情報処理装置に対してIDとパスワードを送信する。
以上、実施例1では、情報処理装置1が、携帯端末100がタッチされるべき箇所へのタッチを検出するための光学センサ7を有する。そして、光学センサ7が対象物の存在を検出すると、情報処理装置1と携帯端末100との間で無線通信によるログイン処理を行う。
このような処理により、携帯端末100が情報処理装置1の特定箇所から所定距離内にあればログイン処理を行うことができ、タッチ操作による安定したログイン処理を提供することができる。
実施例1においては、図4(b)に示したように、NFC IDカード511の検出距離(例えば、10cm)が、光学センサの検出距離(例えば、3cm)より、遠くに設定されていた。
これに対して、実施例2は、NFC IDカード511の検出距離(例えば、10cm)より、光学センサの検出距離(例えば、13cm)の方が、遠くに設定される場合の例である。
図7のフローチャートを用いて、実施例2における、携帯端末100をログインさせるまでの、情報処理装置1における処理の流れを説明する。
情報処理装置1が起動すると、まず、S701において、情報処理装置のCPU211が、BLEモジュール6の電源をONし、BLEのビーコンを送信する。
そして、S702において、CPU211は、NFC R/W部5の電源をONし、NFC通信待ちの状態とする。
次に、S703において、CPU211は、携帯端末100からBLE接続要求が来たかを判断する。
例えば、BLE機能を備えた携帯端末100を所持するユーザが、BLE機能をONした状態で情報処理装置1が設置された部屋内に入室してくると、CPU211はBLE接続要求を受信する。
BLE接続要求が来た場合(S703:Y)、S704において、CPU211は、携帯端末100とのBLE通信を開始する。
次に、S705において、CPU211は、光学センサ7の閾値(13cm)以内に対象物(携帯端末100またはNFC IDカード511)を検出したか否かを判断する。
例えば、BLE機能がON(有効化)されている携帯端末100と、NFC IDカード511を所持するユーザが、タッチボックス1001に携帯端末100、もしくは、NFC IDカード511を接近させた場合、光学センサ7は対象物を検出する。
光学センサ7の閾値以内に対象物(携帯端末100またはNFC IDカード511)を検出した場合(S705:YES)、S706において、CPU211は、検出してから設定時間以内(例えば、3秒以内)にNFC接続要求が来たか否かを判断する。
設定時間以内にNFC接続要求が来た場合(S706:YES)、S707において、CPU211は、BLEビーコンを停止する。
そして、S708において、CPU211は、NFC通信によりNFC IDカード511からIDとパスワードを入手する。
次に、S709において、CPU211は、入手したIDとパスワードに基づいて、ログインを要求してきたユーザのログイン可否を判断する。
ここで、ログイン可否を判断する際に、CPU211は、入手したIDとパスワードを、コントローラ204制御の下サーバ403または情報処理装置1の記憶部207に保存されているユーザ認証情報(例えば、IDとパスワード)と対比する。
ログイン可能な場合(S709:YES)、S710において、CPU211は、ログインを要求してきたユーザをNFCログインさせる。
そして、CPU211は、NFCログインさせると、S723において、NFCログイン中の旨を操作部2に表示して、ユーザに通知する。
ログインできない場合(S709:NO)、S711において、CPU211は、ログインできない旨を操作部2に表示することにより、ユーザに対して通知する。
光学センサ7で対象物(携帯端末100またはNFC IDカード511)を検出してから設定時間(例えば、3秒)以内にNFC接続要求が来なかった場合(S706:NO)、フローはS712に進む。そして、S712において、CPU211は、BLE通信により携帯端末100からIDとパスワードを入手する。
そして、S713において、CPU211は、入手したIDとパスワードに基づいて、ログインを要求してきたユーザのログイン可否を判断する。
ここで、ログイン可否を判断する際に、CPU211は、入手したIDとパスワードを、コントローラ204制御の下サーバ403または情報処理装置1の記憶部207に保存されているユーザ認証情報(例えば、IDとパスワード)と対比する。
ログイン可能な場合(S713:YES)、S714において、CPU211は、ログインを要求してきたユーザをBLEログインさせる。
そして、CPU211は、BLEログインさせると、S714において、BLEログイン中の旨を操作部2に表示して、ユーザに通知する。
ログインできない場合は(S713:NO)、S715において、CPU211は、ログインできない旨を操作部2に表示することにより、ユーザに対して通知する。
一方、携帯端末100からBLE接続要求が来ない場合(S703:NO)、S716において、CPU211は、光学センサ7の閾値(例えば、13cm)以内に対象物(携帯端末100またはNFC IDカード511)を検出したかを判断する。
対象物を検出しない場合(S716:NO)、BLE接続要求が来たかを判断する処理(S703)に戻る。
対象物を検出した場合は(S716:YES)、S718において、CPU211は、BLEビーコンを停止する。
以降の処理は、S709以降の処理と同じであるため、説明を省略する。
なお、実施例2において、光学センサ7で対象物(携帯端末100またはNFC IDカード511)を検出してから、NFC接続要求が来たか判断する時間を3秒としているが(S706)、この値は適宜変更することができる。
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。すなわち、上述した各実施例及びその変形例を組み合わせた構成もすべて本発明に含まれるものである。
1 情報処理装置
2 操作部
5 NFC R/W部
6 BLEモジュール部
7 光学センサ
100 携帯端末
511 NFC IDカード

Claims (18)

  1. 第1の無線通信手段と、
    検出手段と、
    判断手段と、を有する情報処理装置であって、
    前記検出手段が対象物を検出した場合、前記第1の無線通信手段が取得したユーザ認証情報に基づいて、前記判断手段はユーザのログインの可否の判断を行う
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1の無線通信手段に加えて、第2の無線通信手段をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記検出手段の検出距離は、前記第2の無線通信手段の検出距離より近い
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記検出手段の検出距離は、前記第2の無線通信手段の検出距離より長い
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1の無線通信手段が接続要求を受けない場合、前記第2の無線通信手段が取得したユーザ認証情報に基づいて、前記判断手段はユーザのログインの可否の判断を行う
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項記載の情報処理装置。
  6. 前記検出手段が対象物を検出した場合、前記第2の無線通信手段が取得したユーザ認証情報に基づいて、前記判断手段はユーザのログインの可否の判断を行う
    ことを特徴とする請求項5のいずれか1項記載の情報処理装置。
  7. 前記検出手段が対象物を検出しない場合、前記第2の無線通信手段が取得したユーザ認証情報に基づいて、前記判断手段は、ユーザのログインの可否の判断を行う
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の情報処理装置。
  8. 前記第2の無線通信手段が接続要求を受けない場合、前記第1の無線通信手段が取得したユーザ認証情報に基づいて、前記判断手段はユーザのログインの可否の判断を行う
    ことを特徴とする請求項2または4に記載の情報処理装置。
  9. 前記第2の無線通信手段が設定時間以内に接続要求を受けない場合、前記第1の無線通信手段が取得したユーザ認証情報に基づいて、前記判断手段はユーザのログインの可否の判断を行う
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記第2の無線通信手段が接続要求を受けた場合、前記第2の無線通信手段が取得したユーザ認証情報に基づいて、前記判断手段はユーザのログインの可否の判断を行う
    ことを特徴とする請求項2または4に記載の情報処理装置。
  11. 前記第2の無線通信手段が設定時間以内に接続要求を受けた場合、前記第2の無線通信手段が取得したユーザ認証情報に基づいて、前記判断手段はユーザのログインの可否の判断を行う
    ことを特徴とする請求項10記載の情報処理装置。
  12. 前記検出手段が光学センサである
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  13. 前記第1の無線通信手段の通信可能な距離は、前記第2の無線通信手段の通信可能な距離に比べて、長い
    ことを特徴とする請求項2〜12のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  14. 前記検出手段と、前記第1の無線通信手段とが、情報処理装置の所定箇所に集約して設けられる
    ことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  15. 前記検出手段と、前記第1の無線通信手段と、前記第2の無線通信手段とが、情報処理装置の所定箇所に集約して設けられる
    ことを特徴とする請求項2〜13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  16. 前記情報処理装置が画像形成装置である
    ことを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  17. 第1の無線通信手段と、
    検出手段と、
    判断手段と、を有する情報処理装置の制御方法であって、
    前記検出手段が対象物を検出した場合、前記第1の無線通信手段が取得したユーザ認証情報に基づいて、前記判断手段はユーザのログインの可否の判断を行う
    ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  18. 請求項17に記載の情報処理装置の制御方法をコンピュータにより実行させるためのプログラム。
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