JP2019192672A - 磁気浮上装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】極低温に冷却せず、非常に強い磁場も必要とせず、磁石を回転する必要もなく、容易に磁石を浮上させる装置を提供する。【解決手段】磁気センサ2、3で磁石1の磁束密度を検出し、増幅手段5と駆動手段6により、コイル4に流れる電流を制御する。磁石1が磁気センサ2に近づくとコイル4に流れる電流は大きくなり、磁石1が遠ざかるとコイル4に流れる電流が小さくなるが、磁石1とコイル4が反発するようにコイル4に流れる電流の方向を制御することによって、疑似的な反磁性体のように働く。【選択図】図1

Description

本発明は、磁気による浮上装置に関する。
従来の磁気浮上の手段として、極低温に冷却した超伝導体の上に磁石を乗せて磁石を浮上させる。あるいは、磁石の上に超伝導体を乗せて超伝導体を浮上させる。しかし、極低温に冷却するために液体ヘリウムなどを用いるが、液体ヘリウムなどは、取り扱いを誤ると凍傷、酸欠や死の危険があり、専用の器具も必要で、容易に磁気浮上できるとは言えない。
従来の磁気浮上の手段として、非常に強い磁場で反磁性体の軽い小片を浮上させる手段がある。しかし、非常に強い磁場を作ることは容易ではない。
従来の磁気浮上の手段として、玩具の磁気浮上コマがある。磁場が中央で弱く周辺部で強い、すり鉢状の磁場分布を作り、中央でコマのように回転する磁石を浮上させる。しかし、すり鉢状の磁場分布の中央でコマのように磁石を回転させることはかなり難しく、また、回転磁石コマが浮上しても、やがて回転が遅くなると磁石コマは落下してしまう欠点があった。
解決しようとする問題点は、極低温に冷却する必要があることや、非常に強い磁場が必要があること、あるいは磁石を回転させる必要があり、容易に磁気浮上することができない点である。
本発明は、磁気センサ、コイル、電子回路などによって磁気浮上することを特徴とする。
本発明により、極低温に冷却する必要はなく、非常に強い磁場も必要なく、磁石を回転させる必要もなく、容易に磁気浮上できる。
図1は本発明の実施方法を示した説明図である。(実施例1) 図2は本発明の実施方法を示した説明図である。(実施例2) 図3は磁気浮上コマの説明図である。 図4は本発明の実施方法を示した説明図である。(実施例3) 図5は本発明の実施方法を示した説明図である。(実施例3)
磁気浮上の方法として、磁気の引力(互いに引き合う力)を利用する方法と、磁気の斥力(互いに反発する力)を利用する方法があるが、本発明は斥力によって磁気浮上させる方法である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の請求項1の実施例の説明図である。1は浮上する磁石で、ネオジム磁石などの永久磁石である。2と3は磁束密度(磁力の強さ)を検出するための磁気センサで、磁束密度に比例した電圧を出力するホール素子などのセンサを用いる。4は磁場を発生させるためのソレノイドコイルなどで、空芯でもよいし、鉄芯などを用いてもよい。
磁気センサ2はコイル4の上側にあり、磁気センサ3はコイル4の下側にある。コイル4に電流が流れて磁場が発生したとき、コイルの上側と下側の磁束密度の大きさは同じになる。磁気センサ2と3はコイルで発生した磁束密度に比例した電圧を出力するが、磁気センサ2と3の電圧の差分をとる(打ち消しあうように、逆相の接続をする)ことにより、コイルで磁場が発生しても磁気センサの電圧の差分はゼロになる。
磁気センサ2に磁石1が近づくと、磁気センサ2での磁束密度は大きく、磁気センサ3での磁束密度は小さいため、磁気センサの電圧差分はゼロにならない。つまり、磁気センサ2に磁石1が近づくと電圧差分は大きくなり、遠ざかると電圧差分は小さくなる。磁石1が存在しないとき(または、十分に離れたとき)は、電圧差分はゼロになる。
5の増幅手段は、磁気センサ2と3の電圧差分を増幅する手段で、オペアンプなどを用いた電子回路でもよいし、他の手段でもよい。6の駆動手段は、5で増幅した電圧からコイル4に流れる電流を制御する手段で、トランジスタなどを用いた電子回路でもよいし、他の手段でもよい。
コイルに流れる電流に比例して発生する磁場も強くなる。磁石1が磁気センサ2に近づくと、磁気センサ2と3の電圧差分が5の増幅手段で増幅されて、コイルに流れる電流が大きくなる。磁石1が磁気センサ2から遠ざかると、コイルに流れる電流は小さくなり、磁石1が存在しないとき(または、十分に離れたとき)は、コイルに電流は流れない。
5の増幅手段にオペアンプなどを用いて、増幅率やオフセットなどを可変にする手段を設け、コイルに流れる電流を調整できるようにしてもよい。増幅率やオフセットなどを可変にする手段は、可変抵抗器などを用いてもよいし、他の手段でもよい。
磁気センサ2に近づく磁石1の極性に対して、コイルに流れる電流の方向を変えることにより、磁石とコイルに斥力(反発力)が働くようにする。 例えば、磁石1のN極が磁気センサ2に近づいたときは、コイル上側がN極になるようにコイル電流の方向を変えることによって、磁石とコイル上側が反発する。逆に、磁石のS極が磁気センサ2に近づいたときは、コイル上側がS極になるようにコイル電流の方向を変えることにより、磁石とコイル上側が反発する。
磁石1の磁力線に着目すれば、磁石1が磁気センサ2に近づくとコイルに電流が流れて、コイル内部で磁石1の磁力線が排斥させることと同じである。つまり、疑似的な反磁性体のような働きをすることになる。
上述のように、磁石1の下側(磁気センサ側)がN極またはS極によって、コイルに流れる電流の向きを変える必要がある。この手段として、例えば、2つの直流電源を用い、PNP型とNPN型トランジスタなどを用いて、コイルに流れる電流の向きを変えてもよいし、他の手段を用いてもよい。
磁石1の下側(磁気センサ側)の極が決まっていて、コイルに流れる電流の向きを変える必要がない場合も請求項1の範囲である。例えば、磁石1の下側(磁気センサ側)がN極に決まっているときは、磁石のN極とコイルの上側に斥力が働く方向だけに電流を流してもよい。ただし、磁石1の下側がS極だったときには、コイルに電流が流れないことに注意が必要である。
逆に、磁石1の下側がS極に決まっているときも、磁石のS極とコイルの上側に斥力が働く方向だけに電流を流してもよいが、磁石1の下側がN極だったときには、コイルに電流が流れないことに注意が必要である。
上述のように、磁石1の下側の極が決まっている場合に、誤って、磁石1の下側の極性を逆にしたときは、ランプの点灯や点滅、アラーム音などで警告する手段を設けてもよい。あるいは、スイッチなどを用いて、手動でコイルに流れる電流の方向を切り替えられるようにしてもよい。
図1の磁石1を除いたものを装置(ユニット)として、1個の本装置(本ユニット)だけを使用した場合も、複数個の本装置を使用した場合も、請求項1の範囲である。例えば、1個の本装置は、疑似的な反磁性体として、教材や玩具として使用してもよい。複数個の本装置を用いて、磁石を浮上させてもよい。あるいは、沢山の本装置を並べて、その上を磁石が浮上して移動するようにしてもよい。
本装置の上下を逆にした場合も、請求項1の範囲である。例えば、複数の磁石を敷き詰めて、その上を本装置が浮上してもよいし、浮上して移動するようにしてもよい。
以上は、本発明の請求項1の説明である。
図2は、本発明の請求項2の実施例の説明図であり、図1から磁気センサ3を省略した簡易型である。磁気センサ2は磁石1の磁束密度とコイル4で発生する磁束密度の両方を検出するが、磁石1の磁束密度に対して、コイル4で発生する磁束密度が小さく、コイルで発生する磁束密度の影響が小さい場合に適している。磁石1、磁気センサ2、コイル4、増幅手段5、駆動手段6は、図1の説明と同じである。ただし、増幅手段5には、磁気センサ2の電圧が入力される。
図2の磁石1を除いたものを装置(ユニット)として、1個の本装置(本ユニット)だけを使用した場合も、複数個の本装置を使用した場合も、請求項2の範囲である。
本装置の上下を逆にした場合も、請求項2の範囲である。例えば、複数の磁石を敷き詰めて、その上を本装置が浮上してもよいし、浮上して移動するようにしてもよい。
以上は、本発明の請求項2の説明である。
図3は、従来の磁気浮上コマの正面図であり、7は回転する磁石コマで、8は磁石である。磁石8はリング型の磁石、または円形に並べた複数の磁石である。磁石8によって、磁場が中央で弱く周辺で強い、すり鉢状の磁場分布を作る。磁石8の上側の極と回転する磁石コマ7の下側の極との斥力により、回転磁石コマが浮上する。
本発明は、上述のすり鉢状の磁場分布と、図1または図2の装置(磁石1を除く)を用いて、磁石を浮上させる。図1または図2の装置(磁石1を除く)が、疑似的な反磁性体の働きをすることにより、すり鉢状の磁場分布が変化して磁石が浮上するため、浮上する磁石はコマのように回転する必要はない。
図4と図5は本発明を説明するための図である。図1または図2の装置(磁石1を除く)を使用する個数は何個でもよいが、説明を簡単にするために、3個の場合で説明する。
図4は、本発明の実施例の上面図である。9は、図1または図2の装置(磁石1を除く)である。装置9の中心を10の円周上に12の角度θごと配置する。装置9が3個のときの角度は、θ=360°/3=120°である。装置9がM個のときの角度は、θ=360°/Mである。
図4の8は、磁石である。3個の磁石8を用いて、磁場が中央で弱く周辺で強い、すり鉢状の磁気分布を作る。磁石8の中心を11の円周上に13の角度φごとに配置する。磁石8が3個のときの角度は、φ=360°/3=120°である。磁石8がN個のときの角度は、φ=360°/Nである。
装置9の個数Mと磁石8の個数Nは同じ個数でもよいし、同じ個数でなくてもよい。あるいは、磁石8はリング型の磁石を用いてもよい。また、磁石8は永久磁石でもよいし、電磁石でもよい。
図5は、本発明の実施例の正面図である。図5の15は装置9の上部で、図4の円10と円11の中心の位置である。この位置15において、円形に配置された磁石8による磁束密度がほぼゼロになるように、図4の円11の大きさと図5の装置9の高さhを決める。例えば、装置9の高さh=11.5mm、円11の直径は55〜60mmで、磁石8の大きさは直径12〜20mmぐらいである。
図5の磁石1は、薄い円形で軽いネオジム磁石などの磁力の強い磁石である。磁石1の直径は、図4の円10の直径と同じか、少し大きいものを使用する。例えば、円10の直径が20mmならば、磁石1の直径は20〜23mmぐらいの大きさである。
図5の磁石8によって磁場が中央で弱く周辺で強い、すり鉢状の磁場分布を作るが、磁石8と磁石1の極性は、例えば、磁石8の上側がN極、下側がS極のときは、浮上する磁石1の極性は上側がN極、下側がS極である。逆に、磁石8の上側がS極、下側がN極のときは、浮上する磁石1の極性は上側がS極、下側がN極である。
前述(段落番号0014)のように、図1または図2の増幅手段5に増幅率やオフセットなどを可変する手段を設けて、コイルに流れる電流を調整できるようにした場合には、各装置9の増幅手段の増幅率やオフセットなどを変えて、浮上した磁石が水平に調整できるようにしてもよい。
極低温に冷却する必要はなく、非常に強い磁場も必要なく、磁石を回転させる必要もなく、容易に磁石を浮上できる。
1 浮上する磁石
2 コイルの上側の磁気センサ
3 コイルの下側の磁気センサ
4 コイル
5 増幅手段
6 駆動手段
7 回転する磁石コマ
8 すり鉢状の磁場分布をつくるための磁石
9 図1または図2から磁石1を除いた装置
10 9の装置を配置する円周
11 8の磁石を配置する円周
12 9の装置を円周上に配置する角度
13 8の磁石を円周上に配置する角度
14 9の装置(2のコイル)の高さ
15 9の装置(2のコイル)の上面の近傍で、円10と円11の中心の位置

Claims (3)

  1. 磁気センサ、増幅手段、駆動手段、コイルからなり、2個の磁気センサによりコイルで発生する磁場の強さが打ち消し合うようにして、浮上させる磁石の磁場の強さを検出し、検出した磁石の磁場の強さに応じた電流をコイルに流し、磁石とコイルに斥力が働らく方向にコイルの電流を流すことによって、磁石とコイルに反発力が作用して疑似的な反磁性体の働きをする装置。
  2. 請求項1において、2個の磁気センサを1個に減らして、1個の磁気センサで浮上させる磁石の磁場の強さを検出して、磁石とコイルに反発力が作用して疑似的な反磁性体の働きをする装置。
  3. 磁場が中央で弱く周辺で強いすり鉢状の磁場分布を作り、請求項1または請求項2の装置を用いて、磁石を浮上させる装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114811712A (zh) * 2022-04-12 2022-07-29 中国航空国际建设投资有限公司 磁悬浮游阀散热器及其温控装置

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