JP2019192473A - 導電体、発光モジュール及び照明装置 - Google Patents

導電体、発光モジュール及び照明装置 Download PDF

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将広 佐藤
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Abstract

【課題】適用性の高い導電体及び当該導電体を備える光源モジュール等を提供する。【解決手段】導電体51,53は、複数の導電体51,53に2個以上の発光体7が表面実装されてなる発光モジュール1用の導電体であり、1個以上の第1発光体7の端子と接続する第1接続予定部33,53と、1個以上の第2発光体7の端子と接続する第2接続予定部35,55と、第1接続予定部33,53と第2接続予定部35,55とを連結する連結部37,57とを有し、連結部37,57は、第1接続予定部33,53に対して第2接続予定部35,55の位置関係を変更可能に構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の導電体に発光体が実装されてなる発光モジュール用の導電体に関する。
近年、光源である発光素子を備える光源モジュールとして、隣接する2つの導電片を1組として、複数組の導電片に跨るように複数個の発光素子を実装したものが提案されている(例えば特許文献1)。
国際公開第2017/115862号公報
しかしながら、特許文献1に記載の光源モジュールでは、平板状から円筒状に屈曲させて、その形状を変化させているものの、他のタイプの照明装置への適用を考慮すると、その適用性は十分ではない。
本発明は、適用性の高い導電体並びに当該導電体を備える光源モジュール及び照明装置を提供することを目的とする。
本発明に係る導電体は、複数の導電体に2個以上の発光体が表面実装されてなる発光モジュール用の導電体であって、1個以上の第1発光体の端子と接続する第1接続予定部と、1個以上の第2発光体の端子と接続する第2接続予定部と、前記第1接続予定部と前記第2接続予定部とを連結する連結部とを有し、前記連結部は、前記第1接続予定部に対して前記第2接続予定部の位置関係を変更可能に構成されている。
本発明に係る発光モジュールは、複数の導電体に2個以上の発光体が実装されてなる発光モジュールであって、前記導電体は、上記の導電体を備える。
本発明に係る照明装置は、複数の導電体に2個以上の発光体が実装されてなる発光モジュールを備える照明装置であって、前記発光モジュールは、上記の発光モジュールである。
本発明に係る照明装置は、複数の導電体に2個以上の発光体が実装されてなる発光モジュールをベースに備える照明装置において、前記ベースは樹脂材料により構成され、前記発光モジュールは、上記の発光モジュールであり、導電体が前記ベースと一体成形品となっている。
本発明に係る導電体は、連結部で第1接続予定部に対して第2接続予定部の位置関係を変更できるため、種々の光源モジュールに適用できる。
第1実施形態1に係る発光モジュールの平面図である。 第1実施形態1に係る配線体の平面図である。 第1実施形態2に係る発光モジュールの平面図である。 第1実施形態3に係る発光モジュールの平面図である。 第1実施形態4に係る発光モジュールの平面図である。 第2実施形態1に係る発光モジュールの斜視図である。 (a)は第2実施形態1に係る発光モジュールの平面図であり、(b)は第2実施形態1に係る発光モジュールの正面図である。 (a)は第2実施形態2に係る発光モジュールの平面図であり、(b)は第2実施形態2に係る発光モジュールの正面図である。 第2実施形態2に係る発光モジュールの連結部を湾曲させた発光モジュールの平面図である。 第2実施形態3に係る発光モジュールの平面図である。 第3実施形態1に係る照明装置を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は横断面拡大図である。 第3実施形態2に係るランプを示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は横断面拡大図である。
<概要>
実施形態の一態様に係る導電体は、複数の導電体に2個以上の発光体が表面実装されてなる発光モジュール用の導電体であって、1個以上の第1発光体の端子と接続する第1接続予定部と、1個以上の第2発光体の端子と接続する第2接続予定部と、前記第1接続予定部と前記第2接続予定部とを連結する連結部とを有し、前記連結部は、前記第1接続予定部に対して前記第2接続予定部の位置関係を変更可能に構成されている。
実施形態の別態様に係る導電体において、前記連結部は、切り欠きを有し、当該切り欠きにより、位置関係を変更可能としている。これにより、容易に実施できる。
実施形態の別態様に係る導電体において、前記第1接続予定部と前記第2接続予定部とは第1方向に延伸し、前記連結部は、前記第1方向と交差する第2方向に延伸して、前記第1接続予定部と前記第2接続予定部との一端同士を連結し、前記切り欠きは、前記連結部における前記第1方向の寸法が小さくなるように、設けられている。これにより、第1接続予定部に対して第2接続予定部の位置関係を容易に変更できる。
実施形態の別態様に係る導電体において、前記切り欠きは、前記連結部における前記第2方向の両端側に設けられている。これにより、位置関係の変更の自由度を向上させることができる。
実施形態の別態様に係る導電体において、前記第1接続予定部と前記第2接続予定部と前記連結部とが同一部材として構成されている。これにより、安価に実施できる。
実施形態の別態様に係る導電体において、前記第1接続予定部と前記第2接続予定部と前記連結部とが1本の弾性変形可能な線条体により構成されている。これにより、容易に実施できる。
実施形態の別態様に係る導電体において、前記第1接続予定部は、当該第1接続予定部に接続される前記1個以上の第1発光体の他の端子と接続する他の導電体の第2接続予定部と対向し且つ平行に配された状態で、前記他の導電体の第2接続予定部と共に第1補強部により補強されている。これにより、導電体が分散するのを防止できる。
実施形態の別態様に係る導電体において、前記第2配線予定部は、当該第2配線予定部に接続される前記1個以上の第2発光体の他の端子と接続する他の導電体の第1接続予定部と対向し且つ平行に配された状態で、前記他の導電体の第1接続予定部と共に第2補強部により補強されている。これにより、第1接続予定部と第2接続予定部とが離間するのを防止できる。
実施形態の別態様に係る導電体において、前記線条体の長さ方向における中間部分が前記連結部となっている。これにより、容易に実施できる。
実施形態の別態様に係る導電体において、前記第1接続予定部と前記第2接続予定部の間に前記連結部が介在する状態で、前記第1接続予定部と前記第2接続予定部と前記連結部とを複数個有し、複数個の前記第1接続予定部と前記第2接続予定部と前記連結部とが1本の弾性変形可能な線条体により構成されている。これにより、安価に実施できる。
実施形態の別態様に係る導電体において、前記複数個の第1接続予定部は、当該第1配線予定部に接続される前記1個以上の第1発光体の他の端子と接続する他の導電体の第2接続予定部と対向し且つ平行に配された状態で、前記他の導電体の第2接続予定部と共に第1補強部により補強され、前記複数個の第2接続予定部は、当該第2配線予定部に接続される前記1個以上の第2発光体の他の端子と接続する他の導電体の第1接続予定部と対向し且つ平行に配された状態で、前記他の導電体の第2接続予定部と共に第2補強部により補強されている。これにより、導電体が分散するのを防止できる。
実施形態の別態様に係る導電体において、前記他の導電体は、前記第1接続予定部と前記第2接続予定部と前記連結部とを1本の弾性変形可能な線条体に複数個有する。これにより、安価に実施できる。
実施形態の一態様に係る発光モジュールは、複数の導電体に2個以上の発光体が実装されてなる発光モジュールであって、前記導電体は、上記に記載の導電体を備える。これにより、安価な発光モジュールが得られる。
実施形態の一態様に係る照明装置において、複数の導電体に2個以上の発光体が実装されてなる発光モジュールを備える照明装置であって、前記発光モジュールは、上記の発光モジュールである。これにより、安価な照明装置が得られる。
実施形態の一態様に係る照明装置は、複数の導電体に2個以上の発光体が実装されてなる発光モジュールをベースに備える照明装置において、前記ベースは樹脂材料により構成され、前記発光モジュールは、上記の発光モジュールであり、導電体が前記ベースと一体成形品となっている。これにより、安価に実施でき、導電体の分散を防止できる。
≪第1実施形態≫
<第1実施形態1>
1.概略
第1実施形態1に係る発光モジュール用の導電体、導電体により構成される配線体及び照明装置について説明する。
図1は、発光モジュール1を示し、配線体2に複数個の発光素子7が実施されてなる。ここでの配線体2は、2つの配線体3,5が組み合わされて構成されている。配線体2の全体形状は矩形状である。配線体2の長手方向、短手方向を単に「長手方向」、「短手方向」とする。また、発光モジュール1から光が出射される側を表側とし、光の出射方向と反対側を裏側とする。
2つの配線体において、一方を第1配線体3とし、他方を第2配線体5とする。ここでは、短手方向において、第1配線体3が一方側(図1において下側)に位置し、第2配線体5が他方側(図1において上側)に位置する。
なお、本明細書内の第1及び第2の数字は、単に2つの部材、例えば配線体を区別するために用いるものであり、第1及び第2の数字の順番に意味はない。また、第1配線体3と第2配線体5とを区別して説明する必要がない場合、単に配線体3,5とする。
第1配線体3は複数個の第1導電体31により構成され、第2配線体5は複数個の第2導電体51により構成されている。なお、第1導電体31と第2導電体51とを区別して説明する必要がない場合、単に導電体31,51とする。
2.発光素子
発光体は例えば発光素子を利用している。発光素子7の一例としてLED素子を利用できる。なお、LED素子の符号も「7」とする。LED素子7は、カソード端子とアノード端子とを裏面の端部にそれぞれ備える、いわゆる表面実装タイプのLEDである。本例では、図1において、長手方向において左側がアノード端子(高電位側)で、右側がカソード端子(低電位側)である。
3.導電体
図2を用いて配線体2を説明する。
導電体31,51は、配線体3,5に発光素子が実装されてなる発光モジュール1用の配線体3,5を構成する。第1導電体31は短手方向の一方側(図2において下側)に位置し、第2導電体51が短手方向の他方側(図2において上側)に位置する。
導電体31,51は、第1接続予定部の一例である高電位側接続予定部33,53と、第2接続予定部の一例である低電位側接続予定部35,55とを有している。なお、高電位側接続予定部33,53及び低電位側接続予定部35,55を第1導電体31と第2導電体51とで区別する場合は、「第1」又は「第2」を付して表す。
高電位側接続予定部33,53は、高電位側の発光素子7のカソード端子(図1参照)と接続する予定の高電位側接続予定領域33a,53aを有する。低電位側接続予定部35,55は、低電位側の発光素子7のアノード端子(図1参照)と接続する予定の低電位側接続予定領域35a,55aを有する。ここでは、高電位側接続予定領域33a,53aと低電位側接続予定領域35a,55aとはそれぞれ短手方向に間隔をおいて3個ある(図1参照)。
ここでの高電位側接続予定部33,53と低電位側接続予定部35,55は矩形状をしている。高電位側接続予定部33,53と低電位側接続予定部35,55は、長手方向に離間する状態で短手方向に延伸する。
導電体31,51は、高電位側接続予定部33,53と低電位側接続予定部35,55を連結する連結部37,57を有している。なお、連結部を第1導電体31と第2導電体51とで区別する場合は、「第1」又は「第2」を付して表す。連結部37,57は、矩形状又は矩形状に近い形状をし、長手方向に延伸する。
第1連結部37は、第1高電位側接続予定部33と第1低電位側接続予定部35における短手方向の一方側端部を接続する。つまり、第1導電体31は実装面側から見ると、短手方向の他方側が開口する「コ」字状をしている。
第2連結部57は、第2高電位側接続予定部53と第2低電位側接続予定部55における短手方向の他方側端部を接続する。つまり、第2導電体51は実装面側から見ると、短手方向の一方側が開口する「コ」字状をしている。
連結部37,57は、高電位側接続予定部33,53に対する低電位側接続予定部35,55の位置関係を変更可能とする構成を有する。ここでは、切り欠きにより構成される。つまり、連結部37,57は、短手方向に延伸する(切り込む)切り欠き39,59を有している。
ここでの連結部37,57は長手方向に間隔をおいて複数個(例えば2個)の切り欠き39,59を有している。なお、切り欠きを第1導電体31と第2導電体51とで区別する場合は、「第1」又は「第2」を付して表す。
第1連結部37は、短手方向の一方側から他方側に向かって徐々に切り込み幅(長手方向の寸法である)が小さくなるように、第1切り欠き39を有している。第2連結部57は、短手方向の他方側から一方側に向かって徐々に切り込み幅(長手方向の寸法である)が小さくなるように、第2切り欠き59を有している。ここでの切り欠き39,59は切込み先端を頂点とする2等辺三角形状に構成されている。なお、切込み深さは、連結部37,57の短手方向の寸法の1/3〜2/3の範囲内である。
4.配線体
配線体3,5は、長手方向に間隔をおいて配された複数個の導電体31,51から構成される。
複数個の導電体31,51は、各導電体31,51の高電位側接続予定部33,53が高電位側に隣接する他の導電体31,51の低電位側接続予定部35,55と対向し、各導電体31,51の低電位側接続予定部35,55が低電位側に隣接する他の導電体31,51の高電位側接続予定部33,53と対向するように配される。
複数個の導電体31,51は、第1導電体31の第1高電位側接続予定部33と第1低電位側接続予定部35との間に、長手方向に隣接する第2導電体51であって互いに対向する第2高電位側接続予定部53と第2低電位側接続予定部55とが位置するように、配される。つまり、「コ」字状の第1導電体31と、「コ」字状の第2導電体51とが、互いに噛み合うように配されている。
配線体3,5は、各配線体3,5を構成する導電体31,51を補強する補強体41,43を有している。補強体41,43は、各導電体31,51同士がズレるのを規制する。なお、補強体を第1配線体3と第2配線体5とで区別する場合は、「第1」又は「第2」を付して表す。
補強体41,43は、絶縁性樹脂材料、ガラス材料等から構成されている。
第1補強体41は、隣接する第1導電体31において、対向する第1高電位側接続予定部33と第1低電位側接続予定部35のLED素子7の実装面(以下、単に実装面」ともいう)に跨るように、設けられている。つまり、第1補強体41は、対向する第1高電位側接続予定部33と第1低電位側接続予定部35との実装面であって第1高電位側接続予定領域33aと第1低電位側接続予定領域35aとを除く部分同士を連結する。第1補強体41は、短手方向に間隔をおいて設けられた第1高電位側接続予定領域33aと第1低電位側接続予定領域35aとの間を長手方向に延伸するように設けられている。
第2補強体43は、隣接する第2導電体51において、対向する第2高電位側接続予定部53と第2低電位側接続予定部55の実装面に跨るように、設けられている。つまり、第2補強体43は、対向する第2高電位側接続予定部53と第2低電位側接続予定部55との実装面であって第2高電位側接続予定領域53aと第2低電位側接続予定領域55aとを除く部分同士を連結する。第2補強体43は、短手方向に間隔をおいて設けられた第2高電位側接続予定領域53aと第2低電位側接続予定領域55aとの間を長手方向に延伸するように設けられている。
第1配線体3と第2配線体5とは補強体46,47,48,49により補強されている。補強体46,47,48,49は、絶縁性樹脂材料、ガラス材料等から構成されている。なお、補強体46,47,48,49をまとめて、便宜上補強体45とする(図示省略)。
第1−第2高電位補強体46は、第1連結部37の実装面と第2高電位側接続予定部53の実装面とに跨る。第1−第2低電位補強体47は、第1連結部37の実装面と第2低電位側接続予定部55の実装面とに跨る。第2−第1高電位補強体48は、第2連結部57の実装面と第1高電位側接続予定部33の実装面とに跨る。第2−第1低電位補強体49は、第2連結部57の実装面と第1低電位側接続予定部35の実装面とに跨る。
上記の補強体41,43,45により、離間する状態の複数の導電体31,51から配線体3,5を構成しても、導電体31,51が移動して他の導電体31,51に接触するようなことを無くすることができる。また、第1配線体3と第2配線体5とを一体に組み合せて、発光モジュール1を構成することができる。
5.発光モジュール
発光モジュール1は、図1に示すように、隣接する第1導電体31の第1高電位側接続予定部33と第1低電位側接続予定部35とに跨る状態でLED素子7が実装されてなる第1発光モジュール11と、隣接する第2導電体51の第2高電位側接続予定部53と第2低電位側接続予定部55とに跨る状態でLED素子7が実装されてなる第2発光モジュール13とを含む。
ここでの発光モジュール1は、図1に示すように、全体として長尺矩形状をしているため、例えば、天井等に設置されるベースタイプの照明装置の光源として利用できる。
発光モジュール1は2つの発光モジュール11,13を備えるため、例えば、第1発光モジュール11と第2発光モジュール13とに実装されるLED素子7のタイプを容易に変えることができる。これにより、調色可能な発光モジュールを容易に得ることができる。
第1導電体31と第2導電体51とは、連結部37,57に設けられた切り欠き39,59の位置が異なる以外、同じ構成である。このため、第1導電体31の配置ピッチと、第2導電体51の配置ピッチとを1/2だけ長手方向にずらすことで、すべての発光素子7の長手方向の間隔が等しくなり、輝度ムラの少ない発光モジュール1を容易に得ることができる。
<第1実施形態2>
第1実施形態1に係る導電体31,51を用いて、第1実施形態1に係る配線体2及び発光モジュール1と異なる形態の配線体及び発光モジュールについて図3を用いて説明する。
図3は、第1実施形態2に係る発光モジュール101を示し、配線体102に複数個の発光素子7が実装されている。ここでの配線体102は2つの配線体103,105からなる。配線体102の全体形状は円環状である。配線体102の周方向、径方向を単に「周方向」、「径方向」とする。発光素子7の一例として、第1実施形態1と同様に、LED素子7を利用できる。
ここでは、内周側に位置する配線体を第1配線体103とし、外周側に位置する配線体を第2配線体105とする。また、第1配線体103と第2配線体105とを区別して説明する必要がない場合、単に配線体103,105とする。
第1配線体103は複数個の第1導電体31により構成されている。第1導電体31は、第1実施形態1で説明した第1導電体31と同じであり、第1導電体31の第1切り欠き39が存在する部分で内周側に屈曲させたものである。なお、屈曲は、円環状の配線体102の内周の直径と、周方向に配設する第1導電体31の個数により適宜決定される。
なお、屈曲させる際に、第1切り欠き39を利用するため、補強体41,46,47に過度な負荷が作用しくにい。
第2配線体105は、複数個の第2導電体51を利用して構成されている。第2配線体105は、複数個の第2導電体51と連結体152とから構成される。
第2配線体105は、第1配線体103よりも外周側に位置する。このため、第2配線体105において、第2高電位側接続予定部53と第2低電位側接続予定部55との間隔が、第2導電体51の第2高電位側接続予定部53と第2低電位側接続予定部55との間隔より大きくなる。
従って、第2配線体105は、第1実施形態1の第2導電体51を2個の切り欠き59で切断して、第2高電位側接続予定部153と、第2低電位側接続予定部155と、第2連結部157と、第2高電位側接続予定部153と第2連結部159とを機械的及び電気的に連結する連結体152と、第2低電位側接続予定部155と第2連結部159とを機械的及び電気的に連結する連結体152とで構成される。
第2高電位側接続予定部153は切断前の第2高電位側接続予定部53であり、第2低電位側接続予定部155は切断前の第2低電位側接続予定部55であり、第2連結部157は切断前の第2連結部57である。
なお、連結体152は、例えば、溶接(図3における黒丸)により、第2高電位側接続予定部153、第2低電位側接続予定部155、第2連結部157と連結される。
第2導電体51に設けられている補強体43は、第2高電位側接続予定部153と第2低電位側接続予定部155とに跨る状態で残存している。第2導電体51に設けられていた補強体48は、第2連結部157と第1高電位側接続予定部33とに跨る状態で残存している。第2導電体51に設けられていた補強体49は、第2連結部157と第1低電位側接続予定部35とに跨る状態で残存している。つまり、配線体2のほとんどを利用して、配線体102を構成できる。
発光モジュール101は、第1実施形態1で説明した第1導電体31を利用した第1配線体103と、第2導電体51を利用して構成された配線体102とに複数のLED素子7を実装してなる。発光モジュール101は、円環状をしている。
発光モジュール101は、例えば、リビング、ダイニング等の天井に設けられるシーリングタイプ、洗面所に設けられる小型シーリングタイプの照明装置の光源として利用できる。
このように、第1導電体31及び第2導電体51は、第1実施形態の長尺矩形状の発光モジュール1以外に、円環状の発光モジュール101にも適用できる。
<第1実施形態3>
第1実施形態1の配線体2及び第1実施形態2の配線体102は、第1導電体31と第2導電体51との2種類を利用している。
第1実施形態1に係る導電体31、51の一方だけを用いて、第1実施形態1や第2実施形態2の配線体2,102及び発光モジュール1,101と異なる形態の配線体及び発光モジュールについて図4を用いて説明する。
第1実施形態3に係る発光モジュール201は、配線体203に複数個のLED素子7が実装されてなる。配線体203は、第1実施形態1の第2導電体51を利用した複数個の導電体251と、複数個の導電体251を補強する補強体43とを有している。
導電体251は、第2導電体51における第2切り欠き59が存在する部分で、第2高電位側接続予定部53と第2低電位側接続予定部55との間隔を広げるように、屈曲させたものである。
このように、第1実施形態1で説明した第2導電体51を利用して、図4に示すような発光モジュール201を得ることができる。
これにより、発光モジュール1,101に使用できる第1導電体31と第2導電体51とから、2種類の発光モジュールとすることができ、複数種類の照明装置に搭載することができ、工数、コストの効率化を図ることができる。なお、ここでの2種類の発光モジュールとは、1種類が第2導電体51を利用した発光モジュール201であり、もう1種類が第1導電体31を利用した図示していない発光モジュールである。
<第1実施形態4>
第1実施形態3の導電体251は、第2導電体51の連結部57を切り欠き59で屈曲させているが、導電体は、第1導電体31又は第2導電体51の一部を利用して構成してもよい。
第1実施形態1に係る第2導電体51を用いて、第1実施形態1や第2実施形態2の配線体2,102に異なる形態の配線体、発光モジュールについて図5を用いて説明する。
第1実施形態3に係る発光モジュール301は、配線体303に複数個のLED素子7が実装されてなる。配線体303は、第1実施形態1の第2導電体51の第2高電位側接続予定部53と、第2低電位側接続予定部55とを利用している。つまり、配線体303は、第2高電位側接続予定部53に相当する複数個の高電位側接続予定部353と、第2低電位側接続予定部55に相当する複数個の低電位側接続予定部355と、隣接する高電位側接続予定部353と低電位側接続予定部355とを連結する連結体357とを有する。
配線体303は、隣接する高電位側接続予定部353と低電位側接続予定部355とに跨って接続予定部353,355を補強する補強体343を備える。
連結体357は、高電位側接続予定部353と低電位側接続予定部355とにおける径方向の一方端(内側端)で連結する。連結体357として、例えば、ピンを利用することができる。なお、連結体357は、高電位側接続予定部353と低電位側接続予定部355とを連結できればよく、例えば半田、溶接等で連結してもよい。
このような配線体303においても、第2導電体51の一部を利用することができる。
≪第2実施形態≫
<第2実施形態1>
図6及び図7を用いて説明する。
発光モジュール501は配線体502に複数個の発光素子7が実施されてなる。ここでの配線体502は、複数の導電体を有している。発光素子7は第1実施形態と同様にLED素子7を利用できる。
1.配線体
配線体502は長尺状をしている。ここで、長尺状の配線体において、長尺方向を長手方向とし、長手方向と直交する方向を短手方向とする。
配線体502は1種類の導電体を2本一組として複数組備えている。一方の導電体を第1導電体531とし、他方の導電体を第2導電体551とする。第1導電体531と第2導電体551とを区別する必要がない場合は、導電体531,551として説明する。
導電体531,551は、1個以上の発光素子のアノード端子と接続する高電位側接続予定部533,553と、1個以上の第2発光素子のカソード端子と接続する低電位側接続予定部535,555と、高電位側接続予定部533,553と低電位側接続予定部535,555とを連結する連結部537,557とを有している。なお、高電位側接続予定部は第1接続予定部の一例に相当し、低電位側接続予定部は第2接続予定部の一例に相当する。
高電位側接続予定部533,553と低電位側接続予定部535,555は長手方向に延伸し、連結部537,557は長手方向に延伸する。なお、高電位側接続予定部533,553と低電位側接続予定部535,555との間には、後述のクランク部539,559と連結部537,557とが存在している。
第1導電体531において、第1高電位側接続予定部533が第2導電体551の第2低電位側接続予定部555と短手方向に対向し、第1低電位側接続予定部535が他の第2導電体551の第2高電位側接続予定部553と短手方向に対向する。
導電体531,551は、図7の(a)に示すように、クランク状をしている。つまり、導電体531,551は、第1方向(例えば短手方向である)に間隔をおいて且つ第1方向と交差する(直交する)第2方向(例えば長手方向である)であって逆向きに延伸する第1延伸部及び第2延伸部と、第1延伸部における第2延伸部側端部と第2延伸部における第1延伸部側端部とを第1方向に連結する連結部とを有する形状をし、第1延伸部に高電位側接続予定部533,553が存在し、第2延伸部に低電位側接続予定部535,555が存在する。導電体531,551において、クランク形状を構成する連結部を、導電体531,551の連結部537,557と区別するためにクランク部539,559とする(図7参照)。
短手方向の一方側、ここでは図6において手前側には、第1導電体531の高電位側接続予定部533と第2導電体551の高電位側接続予定部553とが長手方向に交互に位置する。短手方向の他方側、ここでは図6において奥側には、第1導電体531の低電位側接続予定部535と第2導電体551の低電位側接続予定部555とが長手方向に交互に位置する。
つまり、2本の第1導電体531と第2導電体551とは、全長の約半分が長手方向にズレた状態で、平行に配されている。
ここで、第1高電位側接続予定部533と第2低電位側接続予定部555とが対向する部分、第1低電位側接続予定部535と第2高電位側接続予定部553とが対向する部分を、図7に示すように、それぞれ実装予定部504とする。つまり、1本の第1導電体531と1本の第2導電体551とで1個の実装予定部504を形成し、2本の導電体531と1本の導電体551とで長手方向に2個の実装予定部504を形成する。
配線体502は、第1高電位側接続予定部533と第2低電位側接続予定部555とを補強する補強部570を有している。補強部570は長手方向に間隔をおいて複数個設けられている。ここでの補強部570は1個の実装予定部504内に4個ある。1個の実装予定部504において、補強部570は、長手方向の両端に位置する端補強部571,577と、端補強部571,577間に位置する中間補強部573,575とを含む。なお、補強部570は絶縁性樹脂材料により構成されている。
第1導電体531において、クランク部559が内部に収容する端補強部を外側端補強部577とし、反対側の端補強部を内側端補強部571とする。
内側端補強部571、中間補強部573,575は、図6に示すように、導電体531,551と直交する板状に構成されている。ここでの板状は、導電体531,551が延伸する方向から見たときに、短手方向に長い矩形状をしている。導電体531,551は、導電体531,551が延伸する方向から見たときに、補強部570における、LED素子7が実装される側の角部に近い位置を通過する。換言すると、導電体531,551は、補強部570における短手方向の両端部を通過する。
外側端補強部577は、図7に示すように、導電体531,551におけるクランク部539を内部に収容している。換言すると、外側端補強部577は、内部にクランク部539,559が存在するように一体に成形されている。外側端補強部577は、図6に示すように、導電体531,551と直交するブロック状をしている。
配線体502は、各補強部570を連結する補強連結部580を有している。補強連結部580は、1個の実装予定部504において、長手方向に隣接する補強部570を連結する。ここでの補強連結部580は、長手方向に隣接する補強部570において、補強部570における短手方向の両端部を連結する。補強連結部580は絶縁性樹脂材料により構成されている。ここでは、補強部570を構成する樹脂材料と同じであり、補強部570と補強連結部580とが一体(同時)で成形されている。
補強連結部580は、内側端補強部571と中間補強部573とを連結する内側補強連結部581と、中間補強部573と中間補強部575とを連結する中側補強連結部583と、中間補強部575と外側端補強部577とを連結する外側補強連結部585とを含む。
ここでの補強連結部580は、長手方向の両側に位置する内側端補強部571と外側端補強部577との間に存在する第1導電体531と第2導電体551を裏側から支持する。具体的には、補強連結部580は、1個の実装予定部504において、長手方向の両側に位置する内側端補強部571と外側端補強部577との間に存在する第1導電体531と第2導電体551との裏側に接触している(一体化されている)。
補強連結部580は、長手方向に延伸する板状をしている。補強連結部580の厚み(配線体の短手方向の寸法)は導電体531,551の幅(配線体の短手方向の寸法)と略同じである。これにより、導電体531,551との結合力を高めることができる。
補強連結部580において、LED素子7を実装する側と反対側の裏面は、補強連結部580におけるLED素子7を実装する側と反対側の面と略一致する。これにより、配線体502を発光モジュール501の載置面に安定した状態で載置できる。
高電位側接続予定部533,553及び低電位側接続予定部535,555は、第1導電体531及び第2導電体551において、内側端補強部571と外側端補強部577との間の露出部分により構成されている。なお、LED素子7は、複数の補強部570間で露出する部分に実装される。
連結部537,557は隣接する実装予定部504間に存在する。つまり、連結部537,557は長手方向に隣接する実装予定部504を連結する。連結部537,557は、導電体531,551において、高電位側接続予定部533,553が存在しない部分であって内側端補強部571と外側端補強部577との間に存在する。
第1導電体531,551は、線条体、例えば金属線(金属棒)により構成されている。このため、連結部537,557で弾性変形可能となり、隣接する実装予定部504においてその位置関係が変更可能に構成される。
2.発光モジュール
LED素子7は、短手方向に間隔をおいて配された高電位側接続予定部533,553と低電位側接続予定部535,555とに跨るように実装される。
なお、実装には、高電位側接続予定部533,553と低電位側接続予定部535,555とに塗布された半田により行われる。これにより、発光モジュール501が構成される。
連結部537,557を長手方向に沿って変形させない場合、発光モジュール501は、図7の(a)に示すように、長尺矩形状となる。このような発光モジュール501は直管状のランプの光源や、会社等の天井等に埋設されるベースタイプの光源に利用できる。
また、連結部537,557で湾曲させて、全体として環状にした発光モジュールとすることができる。環状の発光モジュールは、例えば、シーリングタイプやペンダントタイプ(吊り下げ式)の照明装置の光源や、環状の蛍光灯の代替ランプの光源として利用できる。
このように、導電体531,551の連結部537,557を自在に湾曲(屈曲)させることで、形態の異なる発光モジュールが得られ、その汎用性が高い。
<第2実施形態2>
第2実施形態1では、導電体531,551はクランク状をしていたが、直線状であってもよい。直線状の導電体631,651を用いた配線体603と、当該配線体を利用した発光モジュール601について、図8を用いて説明する。
発光モジュール601は、配線体603に複数個のLED素子7を実装してなる。
配線体603は、2本の導電体を一組として複数組備える。2本の内、短手方向の一方側(図8の(a)における下側)の導電体を第1導電体631とし、他方側(図8における上側)の導電体を第2導電体651としている。
導電体631,651は、第2実施形態1と同様に、高電位側接続予定部633,653と、低電位側接続予定部635,655と、連結部637,657とを備えている。但し、導電体631,651はこれらを略一直線上に備える。
導電体631,651は、長手方向に全長の略半分がずれた状態で配されている。つまり、1本の第1導電体631が長手方向に2本の第2導電体651と対向し、1本の第2導電体651が長手方向に2本の第1導電体631と対向する。
第2実施形態1の電流は短手方向の一方向に流れているが、ここでの電流は短手方向の第一方向に流れた後、第1方向の逆方向である第二方向に流れ、交互に電流の向きを変えている。
配線体603は、導電体631,651を補強する補強部670を有している。補強部670は、端補強部671、中間補強部673,675、端補強部677を有している。補強部670は、導電体631,651と直交する板状に構成されている。
端補強部671は第1導電体631が貫通し、端補強部677は第2導電体651が貫通する。なお、端補強部671と端補強部677とは、貫通する導電体631,651が異なるが、それ以外の構成(例えば寸法)は同じである。
配線体603は、図8の(b)に示すように、補強部670を連結する補強連結部680を有する。補強連結部680は第2実施形態1と同様の構成を有する。補強連結部680は、端側補強連結部681と中側補強連結部683と端側補強連結部685とを含む。ここでの補強連結部680も、第1導電体631と第2導電体651とを裏側から支持する。
発光モジュール601は、配線体603の実装予定部604に1個又は複数個のLED素子7を実装してなる。長手方向に複数個ある実装予定部604に実装される複数個のLED素子7は、長手方向に等間隔で実装されている。
発光モジュール601は、第2実施形態1と同様に、連結部637,657の湾曲・屈曲度合いで、直線状、円弧状、環状の光源として利用できる。
また、図9に示すように、連結部637,657を折り返すことで、全体として長尺矩形状であって、短手方向に3個のLED素子7を備える発光部を長手方向に複数個有する発光モジュール601Aにできる。
<第2実施形態3>
第2実施形態1の導電体531,551及び第2実施形態2の導電体631,651は複数本あったが、導電体は合計2本であってもよい。2本の導電体731,751を用いた発光モジュール701について図10を用いて説明する。
配線体703は、2本の直線状の導電体731,751を短手方向に間隔をおいて平行に備える。
導電体731,751は、長手方向(線条体の延伸する方向)にそって、第1接続予定部733,753と第2接続予定部735,755とを連結部737,757を介しながら複数個有している。
つまり、導電体731,751は、第1接続予定部733,753と連結部737,757と第2接続予定部735,755とをこの順で備える接続予定部を連結部737,757により複数個連結した構造をしている。
一例としての発光モジュール701は、複数個のLED素子7が並列接続で配線体703に実装される。図10において、下側に位置する導電体を第1導電体731とし、上側に位置する導電体を第2導電体751とすると、第1導電体731のすべての第1接続予定部733とすべての第2接続予定部735とがLED素子7のアノード端子に接続し、第2導電体751のすべての第1接続予定部753とすべての第2接続予定部755とがLED素子7のカソード端子に接続する。
この場合、第1導電体731の第1接続予定部733と第2接続予定部735とは、高電位側接続部として機能し、第2導電体751の第1接続予定部753と第2接続予定部755とは低電位側接続部として機能する。
このように、第1接続予定部と第2接続予定部とはLED素子7の同じ極性の端子に接続するようにしてもよい。
配線体703は、2本の導電体731,751を補強する補強部770を有している。補強部770は、端補強部771,777と中間補強部773,775とを有する。2本の導電体731,751は、補強部770を貫通する状態で補強されている。なお、2本の導電体731,751において、隣接する実装予定部704間に位置する部分が連結部737,757となる。連結部737,757は、湾曲・屈曲させることで、長手方向に隣接する実装予定部704の位置関係を変更できる。
発光モジュール701は、2本の導電体731,751から構成される配線体703にLED素子7を実装することで、長手方向に配された複数個のLED素子7を並列接続できる。
この際、連結部737,757を湾曲・屈曲させない場合は、直線状に発光モジュール701が得られる。また、連結部737,757を湾曲・屈曲させた場合は、円弧状、環状の発光モジュールが得られる。
配線体703において、隣接する実装予定部704間の導電体731,751の連結部737,757の一方を交互に切断すると、第2実施形態2の配線体603と同じ機能を有することとなる。
≪第3実施形態≫
<第3実施形態1>
第1実施形態2に係る発光モジュール101(図3参照)を光源として備える照明装置について説明する。
照明装置801は、図11に示すように、天井等の設置面に設けられたローゼット等に取り付けられる、所謂シーリングライトである。
照明装置801は、発光モジュール101と、発光モジュール101を搭載するベース803と、発光モジュール101に電力を供給する電源ユニット805と、発光モジュール101を覆う透光性カバー807とを備える。なお、ここでは、径の異なる2個の発光モジュール101A,101Bを同心円上に備える。
照明装置801は、発光モジュール101A,101Bと透光性カバー807との間で発光モジュール101を保護する保護カバー809を備える。
ベース803は樹脂材料により構成され、発光モジュール101を構成する導電体31,151とベース803とが一体成形された一体品となっている。
<第3実施形態2>
第2実施形態1に係る発光モジュール701を環状に構成して、光源として備えるランプについて説明する。なお、環状に湾曲させた発光モジュールも「701」の符号を用いる。
ランプ901は、従来の円環状の蛍光ランプ用の照明装置に蛍光ランプの代替として取り付け可能である
ランプ901は、図12に示すように、発光モジュール701と、発光モジュール701を収容するバルブ体903とを備える。なお、ここでのバルブ体903は環状(例えば円環状)をしている。
バルブ体903は、発光モジュール701の光の出射方向側に位置する表バルブ905と、裏側に位置する裏バルブ907との2部材により構成されている。
ランプ901は、発光モジュール701へ給電するためのケーブル用の貫通孔903aをバルブ体903に有し、電気接続部分を覆うカバー909をバルブ体903に備える。
裏バルブ907は熱可塑性樹脂により構成され、発光モジュール701は、裏バルブ907の内面の溶融を利用して、熱融着されている。なお、発光モジュール701は、ねじ、リベット等により裏バルブ907に固定してもよいし、モジュール専用の固定部材により固定するようにしてもよい。
以上、実施形態を説明したが、この実施形態に限られるものではなく、例えば、以下のような変形例であってもよい。また、実施形態と変形例、変形例同士を組み合わせたものであってよい。
また、実施形態や変形例に記載していていない例や、要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。
<変形例>
1.発光体
実施形態では、発光体の一例としてLED素子を利用したが、例えば、裏面に両端子を有するレーザ素子であってもよい。
発光体として、複数個のLED素子が実装されているSMDタイプであってもよいし、基板に複数個のLED素子が実装したものであってよい。基板を利用する場合、裏面に配線体(導電体)と接続するための端子を有する必要がある。
2.発光モジュールとベースとの一体化
第3実施形態1では、発光モジュール101を構成する導電体31,151とベース803とが一体成形されていたが、他の実施形態の発光モジュールもベースやバルブと一体化されてもよいし、発光モジュールと樹脂板とを一体化して、当該一体品をベースやバルブに搭載するようにしてもよい。
第2実施形態において、線条体を導電体として使用する場合、ベースやバルブに形成されている線条体(導電体)用の溝に、実装部分が露出するように篏合させて、配線体を構成してもよい。この場合、補強部等が不要となる。また、ベースやバルブと線条体(導電体)とを一体成形してもよい。
3.照明装置
第3実施形態1の照明装置801は、径の異なる2個の発光モジュール101A,101Bを同心円上に備えているが、1個又は3個以上の発光モジュールを備えてもよい。
また、照明装置は、第1実施形態及び第2実施形態で説明した発光モジュールを1個又は複数個備えてもよい。
1 発光モジュール
2 配線体
7 発光素子(発光体)
31 第1導電体
33 高電位側接続予定部(第1接続予定部)
35 低電位側接続予定部(第2接続予定部)
37 連結部
51 第1導電体
53 高電位側接続予定部(第1接続予定部)
55 低電位側接続予定部(第2接続予定部)
57 連結部
801 照明装置
803 ベース

Claims (15)

  1. 複数の導電体に2個以上の発光体が表面実装されてなる発光モジュール用の導電体であって、
    1個以上の第1発光体の端子と接続する第1接続予定部と、
    1個以上の第2発光体の端子と接続する第2接続予定部と、
    前記第1接続予定部と前記第2接続予定部とを連結する連結部と
    を有し、
    前記連結部は、前記第1接続予定部に対して前記第2接続予定部の位置関係を変更可能に構成されている
    導電体。
  2. 前記連結部は、切り欠きを有し、当該切り欠きにより、位置関係を変更可能としている
    請求項1に記載の導電体。
  3. 前記第1接続予定部と前記第2接続予定部とは第1方向に延伸し、
    前記連結部は、前記第1方向と交差する第2方向に延伸して、前記第1接続予定部と前記第2接続予定部との一端同士を連結し、
    前記切り欠きは、前記連結部における前記第1方向の寸法が小さくなるように、設けられている
    請求項2に記載の導電体。
  4. 前記切り欠きは、前記連結部における前記第2方向の両端側に設けられている
    請求項3に記載の導電体。
  5. 前記第1接続予定部と前記第2接続予定部と前記連結部とが同一部材として構成されている
    請求項1〜4の何れか1項に記載の導電体。
  6. 前記第1接続予定部と前記第2接続予定部と前記連結部とが1本の弾性変形可能な線条体により構成されている
    請求項1に記載の導電体。
  7. 前記第1接続予定部は、当該第1接続予定部に接続される前記1個以上の第1発光体の他の端子と接続する他の導電体の第2接続予定部と対向し且つ平行に配された状態で、前記他の導電体の第2接続予定部と共に第1補強部により補強されている
    請求項6に記載の導電体。
  8. 前記第2配線予定部は、当該第2配線予定部に接続される前記1個以上の第2発光体の他の端子と接続する他の導電体の第1接続予定部と対向し且つ平行に配された状態で、前記他の導電体の第1接続予定部と共に第2補強部により補強されている
    請求項6又は7に記載の導電体。
  9. 前記線条体の長さ方向における中間部分が前記連結部となっている
    請求項6〜8の何れか1項に記載の導電体。
  10. 前記第1接続予定部と前記第2接続予定部の間に前記連結部が介在する状態で、前記第1接続予定部と前記第2接続予定部と前記連結部とを複数個有し、
    複数個の前記第1接続予定部と前記第2接続予定部と前記連結部とが1本の弾性変形可能な線条体により構成されている
    請求項1に記載の導電体。
  11. 前記複数個の第1接続予定部は、当該第1配線予定部に接続される前記1個以上の第1発光体の他の端子と接続する他の導電体の第2接続予定部と対向し且つ平行に配された状態で、前記他の導電体の第2接続予定部と共に第1補強部により補強され、
    前記複数個の第2接続予定部は、当該第2配線予定部に接続される前記1個以上の第2発光体の他の端子と接続する他の導電体の第1接続予定部と対向し且つ平行に配された状態で、前記他の導電体の第2接続予定部と共に第2補強部により補強されている
    請求項10に記載の導電体。
  12. 前記他の導電体は、前記第1接続予定部と前記第2接続予定部と前記連結部とを1本の弾性変形可能な線条体に複数個有する
    請求項11に記載の導電体。
  13. 複数の導電体に2個以上の発光体が実装されてなる発光モジュールであって、
    前記導電体は、請求項1〜12の何れか1項に記載の導電体を備える
    発光モジュール
  14. 複数の導電体に2個以上の発光体が実装されてなる発光モジュールを備える照明装置であって、
    前記発光モジュールは、請求項13に記載の発光モジュールである
    照明装置。
  15. 複数の導電体に2個以上の発光体が実装されてなる発光モジュールをベースに備える照明装置において、
    前記ベースは樹脂材料により構成され、
    前記発光モジュールは、請求項13に記載の発光モジュールであり、
    導電体が前記ベースと一体成形品となっている
    照明装置。
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