JP2019192400A - 蓄電装置 - Google Patents

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幹也 栗田
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Abstract

【課題】蓄電セルの積層方向に体格を大きくすることなく、集電板と拘束部材との短絡を防止することができる蓄電装置を提供する。【解決手段】蓄電装置1は、複数のバイポーラ電極11を含んで構成される蓄電セル8が正極集電板16及び負極集電板17を介して積層されてなるセルスタック3と、蓄電セル8を積層方向に拘束する1対の金属製のエンドプレート4と、セルスタック3とエンドプレート4との間に配置された絶縁プレート20と、セルスタック3の上面側に配置されると共に、正極集電板16及び負極集電板17と電気的に接続された正極バスバー5及び負極バスバー6とを備え、エンドプレート4の上端4aの高さ位置は、絶縁プレート20の上端20aの高さ位置よりも低い。【選択図】図2

Description

本発明は、蓄電装置に関する。
従来の蓄電装置としては、例えば特許文献1に記載されている技術が知られている。特許文献1に記載の蓄電装置は、複数の蓄電池が水平方向に積層される蓄電池群と、蓄電池群の積層方向両端に、断熱機能及び絶縁機能を有するインシュレータプレートを介装して配置された1対のエンドプレートと、互いに隣接する一方の蓄電池の電極端子と他方の蓄電池の電極端子とを電気的に接続する複数のバスバーを有するバスバーユニットとを備えている。
特開2016−143554号公報
ところで、複数の蓄電セルが集電板を介して積層されていると共に、バスバーが集電板と電気的に接続された蓄電装置がある。そのような蓄電装置では、蓄電セルの積層方向の最も外側に位置する集電板が金属製のエンドプレート(拘束部材)と短絡するという懸念がある。当該集電板とエンドプレートとの短絡を防止するためには、積層方向の最も外側に位置する蓄電セルとエンドプレートとの間に配置された絶縁プレートの厚みを大きくすることが考えられる。しかし、この場合には、蓄電装置の体格が蓄電セルの積層方向に大きくなってしまう。
本発明の目的は、蓄電セルの積層方向に体格を大きくすることなく、集電板と拘束部材との短絡を防止することができる蓄電装置を提供することである。
本発明の一態様に係る蓄電装置は、複数の電極を含んで構成される蓄電セルが集電板を介して積層されてなるセルスタックと、セルスタックの積層方向の両側に配置され、蓄電セルを積層方向に拘束する1対の金属製の拘束部材と、セルスタックと拘束部材との間に配置された絶縁部材と、セルスタックに対して積層方向に垂直な高さ方向の一方側に積層方向に延在するように配置されると共に、集電板と電気的に接続されたバスバーとを備え、拘束部材のバスバー側の端の高さ位置は、絶縁部材のバスバー側の端の高さ位置よりもバスバーの反対側である。
このような蓄電装置においては、拘束部材のバスバー側の端の高さ位置を、絶縁部材のバスバー側の端の高さ位置よりもバスバーの反対側とすることにより、絶縁部材の厚みを大きくしなくても、セルスタックの積層方向の最も外側に位置する集電板と拘束部材との絶縁距離が長くなる。これにより、蓄電装置の体格を蓄電セルの積層方向に大きくすることなく、集電板と拘束部材との短絡を防止することができる。
拘束部材のバスバー側の端の高さ位置は、電極のバスバー側の端の高さ位置と同等であるか或いは電極のバスバー側の端の高さ位置よりもバスバー側であってもよい。このような構成では、1対の拘束部材によって蓄電セルの電極に全体的に積層方向の拘束荷重が付加される。
集電板は、バスバーと溶接により接合されるタブを有し、タブの先端側には、バスバーと蓄電セルまたは絶縁部材とに挟まれるように屈曲された屈曲部が設けられていてもよい。このような構成では、バスバーと屈曲部とが溶接されることになるため、タブの溶接面積を大きくすることができる。従って、バスバーとタブとの接合強度を高くすることができる。
拘束部材のバスバー側の端部には、バスバー側に突出した凸部が設けられており、集電板は、積層方向及び高さ方向に垂直な幅方向において凸部の両側部分に対応する位置に配置され、バスバーと溶接により接合されるタブを有し、凸部の両側部分における拘束部材のバスバー側の端の高さ位置は、絶縁部材のバスバー側の端の高さ位置よりもバスバーの反対側であってもよい。このような構成では、例えば拘束部材におけるタブに対応する部分を切り欠くことで、拘束部材におけるタブに対応する部分のバスバー側の端の高さ位置を設定することができる。
凸部の両側部分における拘束部材のバスバー側の端の高さ位置は、電極のバスバー側の端の高さ位置と同等であるか或いは電極のバスバー側の端の高さ位置よりもバスバー側であってもよい。このような構成では、1対の拘束部材によって蓄電セルの電極に全体的に積層方向の拘束荷重が付加される。
セルスタックに対して高さ方向の一方側には、積層方向に延在するカバー部材が配置されており、カバー部材の積層方向の端部は、凸部に当接した状態で拘束部材に固定されていてもよい。このような構成では、カバー部材によって蓄電セルを高さ方向に拘束することができる。
本発明によれば、蓄電セルの積層方向に体格を大きくすることなく、集電板と拘束部材との短絡を防止することができる。
本発明の一実施形態に係る蓄電装置を示す概略斜視図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 図1に示された蓄電セルを正極集電板及び負極集電板と共に示す斜視図である。 図4に示された蓄電セルの断面図である。 図1に示されたエンドプレートの正面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る蓄電装置を示す概略斜視図である。図2は、図1のII−II線断面図である。図3は、図1のIII−III線断面図である。図1〜図3において、本実施形態の蓄電装置1は、例えばフォークリフト、ハイブリッド自動車または電気自動車等の各種車両のバッテリとして用いられる。
蓄電装置1は、複数(ここでは2つ)の蓄電モジュール2を備えている。蓄電モジュール2は、セルスタック3と、1対のエンドプレート4と、正極バスバー5と、負極バスバー6と、カバー部材7とを有している。
セルスタック3は、複数の蓄電セル8を積層することにより構成されている。セルスタック3は、例えば100体程度の蓄電セル8の集合体である。以下の説明では、蓄電セル8の積層方向をX方向とし、蓄電セル8の幅方向をY方向とし、蓄電セル8の高さ方向をZ方向とする。Y方向は、X方向に垂直な方向である。Z方向は、X方向及びY方向に垂直な方向である。2つの蓄電モジュール2は、Y方向に並んで配置されている。
蓄電セル8は、扁平な略直方体形状をなす単電池である。蓄電セル8は、例えばニッケル水素二次電池またはリチウムイオン二次電池等の二次電池であってもよく、電気二重層キャパシタであってもよい。また、蓄電セル8は、全固体電池であってもよい。本実施形態では、蓄電セル8がバイポーラ型のリチウムイオン二次電池である場合を例示する。
蓄電セル8は、図4及び図5にも示されるように、電極積層体9と、保持部材10とを有している。電極積層体9は、複数のバイポーラ電極11がセパレータ12を介して積層されてなる構造を有している。バイポーラ電極11は、集電体13と、この集電体13の一方面に形成された正極層14と、集電体13の他方面に形成された負極層15とを有している。
集電体13は、略矩形状を呈するシート状の導電部材である。集電体13は、例えば純金属箔または合金箔である。純金属箔としては、例えば銅箔、アルミニウム箔、チタン箔またはニッケル箔が挙げられる。集電体13が純金属箔である場合、機械的強度を確保する観点からアルミニウム箔を用いることが好適である。合金箔としては、例えばステンレス鋼箔または上記純金属の合金箔が挙げられる。集電体13が合金箔またはアルミニウム箔以外の純金属箔である場合、集電体13の表面にアルミニウムが被覆されていてもよい。
正極層14は、正極活物質と電解質とを含んでいる。正極活物質は、例えば複合酸化物、金属リチウムまたは硫黄等である。複合酸化物の組成には、例えばマンガン、チタン、ニッケル、コバルト及びアルミニウムの少なくとも1つとリチウムとが含まれる。電解質は、例えば固体電解質、固体高分子電解質またはゲル状電解質である。固体電解質は、ジルコニアまたはβアルミナを含む。固体高分子電解質は、例えばポリエチレンオキシド(PEO)、ポリプロピレンオキシド(PPO)等のアルキレンオキシド系高分子化合物、若しくはこれらの共重合体を含む。ゲル状電解質は、流動性を完全に若しくはほぼ完全に示さない電解質である。例えば20℃におけるゲル状電解質の粘度は、0.1Pa・S以上である。
正極層14が固体高分子電解質を含む場合、正極層14は、例えばイオン伝導性を高めるための支持塩、電子伝導性を高めるための導電助剤、粘度調整溶媒及び重合開始剤の少なくとも何れかを含む。支持塩は、アルキレンオキシド系高分子化合物に容易に溶解可能な観点から、例えばリチウム塩である。リチウム塩は、例えばLiBF、LiPF、LiN(SOCF、LiN(SO、若しくはこれらの混合物である。導電助剤は、例えばアセチレンブラック、カーボンブラックまたはグラファイト等である。粘度調整溶媒は、例えばN−メチル−2−ピロリドン(NMP)等である。重合開始剤は、例えばアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)等である。
負極層15は、負極活物質と電解質とを含んでいる。負極活物質は、例えば黒鉛、高配向性グラファイト、メソカーボンマイクロビーズ、ハードカーボンまたはソフトカーボン等のカーボン、リチウム、ナトリウム等のアルカリ金属、金属化合物、リチウムと合金化可能な元素であるシリコン、スズまたはその化合物、或いはホウ素添加炭素等である。負極層15の電解質は、例えば正極層14に含まれる電解質と同様である。
セパレータ12は、隣り合うバイポーラ電極11同士を隔てる層状部材であり、略矩形状を呈している。セパレータ12は、正極層14及び負極層15に含まれる電解質によって構成されている。また、セパレータ12は、電解質を充填可能な多孔質膜であってもよい。セパレータ12が固体電解質によって構成される場合、セパレータ12は、略矩形の板状を呈していてもよい。
電極積層体9の積層方向の両端には、集電体13がそれぞれ設けられている。電極積層体9の一端(図5の紙面右側の端)に位置する集電体13には、正極層14のみが形成されている。電極積層体9の他端(図5の紙面左側の端)に位置する集電体13には、負極層15のみが形成されている。
保持部材10は、電極積層体9を保持する部材である。保持部材10は、電極積層体9の幅方向の両側面、上面(頂面)及び下面(底面)を囲む矩形枠状を呈している。保持部材10は、例えば絶縁性及び耐熱性を有する樹脂により形成されている。保持部材10を形成する樹脂としては、例えばポリイミド、ポリプロピレン(PP)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ナイロン66(PA66)等が挙げられる。保持部材10は、バイポーラ電極11を封止し、バイポーラ電極11同士の短絡を防止する機能を合わせ持っている。
蓄電セル8同士は、正極集電板16及び負極集電板17を介して積層されている。正極集電板16及び負極集電板17は、蓄電セル8の主面と略同形の長方形状を呈する金属板である。蓄電セル8の主面は、電極積層体9の積層方向に交差する1対の面であり、具体的には、電極積層体9の積層方向の両端に位置する集電体13の外側面である。正極集電板16及び負極集電板17は、例えば集電体13と同じ金属材料で形成されている。正極集電板16及び負極集電板17は、蓄電セル8を積層方向に挟むように配置されている。正極集電板16は、正極層14のみが形成された集電体13の外側面に接触している。負極集電板17は、負極層15のみが形成された集電体13の外側面に接触している。セルスタック3の積層方向の両端には、正極集電板16が配置されている。
正極集電板16は、正極バスバー5と接合される正極タブ18を有している。正極タブ18は、正極集電板16の幅方向の一方側において電極積層体9に対して高さ方向に突出している。具体的には、正極タブ18は、セルスタック3の上面側に突出している。正極タブ18の先端側には、屈曲部18aが設けられている。屈曲部18aは、蓄電セル8の外側に直角に屈曲されている。各正極集電板16の正極タブ18の屈曲部18aは、積層方向の一方側を向いて揃っている。なお、正極タブ18の幅は、正極集電板16の幅の半分よりも小さい。また、各正極集電板16の正極タブ18の幅は、互いに等しい。
負極集電板17は、負極バスバー6と接合される負極タブ19を有している。負極タブ19は、正極集電板16の幅方向の他方側において電極積層体9に対して高さ方向に突出している。具体的には、負極タブ19は、セルスタック3の上面側に突出している。負極タブ19の先端側には、屈曲部19aが設けられている。屈曲部19aは、蓄電セル8の外側に直角に屈曲されている。屈曲部19aの屈曲方向は、屈曲部18aの屈曲方向と逆向きとなっている。各負極集電板17の負極タブ19の屈曲部19aは、積層方向の他方側を向いて揃っている。なお、負極タブ19の幅は、負極集電板17の幅の半分よりも小さい。また、各負極集電板17の負極タブ19の幅は、互いに等しい。負極タブ19は、幅方向において正極タブ18から離間している。
エンドプレート4は、蓄電セル8を積層方向に拘束することにより、蓄電セル8の積層方向への位置ずれを規制する拘束部材である。エンドプレート4は、セルスタック3の積層方向の両側に配置されている。エンドプレート4は、例えば側面視でL字状を呈している。エンドプレート4は、金属により形成されている。エンドプレート4の形成材料は、例えば鉄、銅、アルミニウム、チタンまたはニッケル等の純金属であってもよく、ステンレス鋼または上記純金属の合金であってもよい。
1対のエンドプレート4同士は、ボルト及びナット等の締結部材(図示せず)により連結されている。これにより、締結部材の締め付け力によってエンドプレート4を介して積層方向の拘束荷重が蓄電セル8に付加される。なお、エンドプレート4については、後で詳述する。
セルスタック3とエンドプレート4との間には、絶縁プレート20(絶縁部材)が配置されている。絶縁プレート20は、蓄電セル8の膨張を吸収する機能を有している。絶縁プレート20は、例えば蓄電セル8の主面と同程度の面積を有する直方体形状を呈している。絶縁プレート20の形成材料としては、例えばPP、PPSまたはPA66等が挙げられる。
絶縁プレート20の上端20a及び下端20bの高さ位置は、蓄電セル8の上端8a及び下端8bの高さ位置と同等である。つまり、絶縁プレート20の高さ方向の両端の高さ位置は、蓄電セル8の高さ方向の両端の高さ位置と同等である。
正極バスバー5及び負極バスバー6は、セルスタック3に対して高さ方向の一方側において幅方向に並んで配置されている。具体的には、正極バスバー5及び負極バスバー6は、セルスタック3の上面側において所定の間隔をもって配置されている。正極バスバー5及び負極バスバー6は、平面視で矩形の板状を呈している。正極バスバー5及び負極バスバー6の形成材料は、例えば銅、アルミニウム、チタンまたはニッケル等の純金属であってもよく、ステンレス鋼または上記純金属の合金等であってもよい。
正極バスバー5は、積層方向に延在し、各正極集電板16と電気的に接続されている(図2参照)。正極バスバー5は、各正極集電板16の正極タブ18の屈曲部18aに溶接により接合されている。セルスタック3の積層方向の一端に位置する正極集電板16の正極タブ18の屈曲部18aは、正極バスバー5と絶縁プレート20とに挟まれるように屈曲されている。他の正極集電板16の正極タブ18の屈曲部18aは、正極バスバー5と蓄電セル8とに挟まれるように屈曲されている。正極バスバー5と屈曲部18aとの接触部分には、溶接部W1が設けられている。溶接部W1は、例えばレーザ溶接等により形成されている。
負極バスバー6は、積層方向に延在し、各負極集電板17と電気的に接続されている(図3参照)。負極バスバー6は、各負極集電板17の負極タブ19の屈曲部19aに溶接により接合されている。各負極集電板17の負極タブ19の屈曲部19aは、負極バスバー6と蓄電セル8とに挟まれるように屈曲されている。負極バスバー6と屈曲部19aとの接触部分には、溶接部W2が設けられている。溶接部W2は、例えばレーザ溶接等により形成されている。
なお、蓄電セル8の保持部材10及び絶縁プレート20は、溶接部W1,W2を形成する際に台座として機能することとなる。
カバー部材7は、セルスタック3に対して正極バスバー5及び負極バスバー6と高さ方向の同じ側に配置されている。具体的には、カバー部材7は、セルスタック3の上面側において正極バスバー5と負極バスバー6との間に配置されている。カバー部材7は、蓄電セル8を高さ方向に拘束することにより、蓄電セル8の高さ方向への位置ずれを規制するバンド状の拘束部材である。カバー部材7は、積層方向に延在するカバー本体部21と、このカバー本体部21の積層方向の両端部にそれぞれ設けられ、複数のボルト22によりエンドプレート4に固定される1対の固定部23とを有している。
エンドプレート4は、図6に示されるように、正面視で凸形状を呈している。エンドプレート4の幅方向の中央部の上端部(正極バスバー5及び負極バスバー6側の端部)には、上側(正極バスバー5及び負極バスバー6側)に突出する凸部24が設けられている。凸部24の幅方向の長さは、カバー部材7の幅方向の長さと同等であるか或いはカバー部材7の幅方向の長さよりも短い。凸部24には、カバー部材7の固定部23が当接している。
正極タブ18は、エンドプレート4の幅方向の一方側部分に対応する位置に配置されている。負極タブ19は、エンドプレート4の幅方向の他方側部分に対応する位置に配置されている。つまり、正極タブ18及び負極タブ19は、エンドプレート4の幅方向において凸部24の両側部分に対応する位置に配置されている。エンドプレート4における凸部24の両側部分は、切り欠き部4cを形成している。
ここで、正極タブ18及び負極タブ19が凸部24の両側部分に対応する位置に配置されるとは、セルスタック3を積層方向から見たときに、正極タブ18とエンドプレート4の一方側の切り欠き部4cとが互いに重なる位置に配置され、負極タブ19とエンドプレート4の他方側の切り欠き部4cとが互いに重なる位置に配置されることである。エンドプレート4の一方側の切り欠き部4cの幅方向の長さは、正極タブ18の幅方向の長さと同等であるか或いは正極タブ18の幅方向の長さよりも大きい。エンドプレート4の他方側の切り欠き部4cの幅方向の長さは、負極タブ19の幅方向の長さと同等であるか或いは負極タブ19の幅方向の長さよりも大きい。
エンドプレート4の下端4bの高さ位置は、絶縁プレート20の下端20bの高さ位置と同等である。つまり、エンドプレート4における正極バスバー5及び負極バスバー6とは反対側の端の高さ位置は、絶縁プレート20における正極バスバー5及び負極バスバー6とは反対側の端の高さ位置と同等である。
エンドプレート4の凸部24の幅方向の両側部分(切り欠き部4c)におけるエンドプレート4の上端4aの高さ位置は、絶縁プレート20の上端20aの高さ位置よりも低く、且つ蓄電セル8のバイポーラ電極11の上端11aの高さ位置と同等であるか或いはバイポーラ電極11の上端11aの高さ位置よりも高い。
つまり、エンドプレート4の幅方向の一方側部分におけるエンドプレート4の正極バスバー5側の端の高さ位置は、絶縁プレート20の正極バスバー5側の端の高さ位置よりも正極バスバー5の反対側であり、且つバイポーラ電極11の正極バスバー5側の端の高さ位置と同等であるか或いはバイポーラ電極11の正極バスバー5側の端の高さ位置よりも正極バスバー5側である。また、エンドプレート4の幅方向の他方側部分におけるエンドプレート4の負極バスバー6側の端の高さ位置は、絶縁プレート20の負極バスバー6側の端の高さ位置よりも負極バスバー6の反対側であり、且つバイポーラ電極11の負極バスバー6側の端の高さ位置と同等であるか或いはバイポーラ電極11の負極バスバー6側の端の高さ位置よりも負極バスバー6側である。
エンドプレート4における凸部24の先端24aの高さ位置は、絶縁プレート20の上端20aの高さ位置と同等である。
また、蓄電装置1は、各蓄電モジュール2の正極バスバー5同士を接続する正極接続バスバー25と、各蓄電モジュール2の負極バスバー6同士を接続する負極接続バスバー26とを備えている。正極接続バスバー25及び負極接続バスバー26は、平面視で矩形の板状を呈している。正極接続バスバー25には、正極取出端子(図示せず)が接続されている。負極接続バスバー26には、負極取出端子(図示せず)が接続されている。
正極バスバー5は、セルスタック3の積層方向の一端側においてエンドプレート4から積層方向の外側(セルスタック3の反対側)に突出している。正極接続バスバー25は、正極バスバー5の突出部に接合されている。負極バスバー6は、セルスタック3の積層方向の他端側においてエンドプレート4から積層方向の外側に突出している。負極接続バスバー26は、負極バスバー6の突出部に接合されている。
以上のように本実施形態にあっては、エンドプレート4の上端4aの高さ位置を、絶縁プレート20の上端20aの高さ位置よりも低くすることにより、絶縁プレート20の厚みを大きくしなくても、セルスタック3の積層方向の最も外側に位置する正極集電板16とエンドプレート4との絶縁距離が長くなる。これにより、蓄電装置1の体格を蓄電セル8の積層方向に大きくすることなく、正極集電板16とエンドプレート4との短絡を防止することができる。また、正極バスバー5及び負極バスバー6とエンドプレート4との絶縁距離が長くなるため、正極バスバー5及び負極バスバー6とエンドプレート4との短絡を防止することができる。
また、本実施形態では、エンドプレート4の上端4aの高さ位置を、蓄電セル8のバイポーラ電極11の上端11aの高さ位置と同等であるか或いはバイポーラ電極11の上端11aの高さ位置よりも高くすることにより、1対のエンドプレート4によって蓄電セル8のバイポーラ電極11に全体的に積層方向の拘束荷重が付加される。
また、本実施形態では、正極集電板16の正極タブ18は、正極バスバー5と蓄電セル8または絶縁プレート20とに挟まれるように屈曲されており、負極集電板17の負極タブ19は、負極バスバー6と蓄電セル8とに挟まれるように屈曲されている。このような構成では、正極バスバー5と屈曲部18aとが溶接されることになるため、正極タブ18の溶接面積を大きくすることができる。このとき、上述したように、エンドプレート4の上端4aの高さ位置を絶縁プレート20の上端20aの高さ位置よりも低くすることで、正極集電板16とエンドプレート4との絶縁距離が長くなるため、屈曲部18aの積層方向の長さを大きくしても、正極集電板16とエンドプレート4との短絡を防止することができる。このため、屈曲部18aの積層方向の長さを大きくすることにより、正極タブ18の溶接面積を十分に大きくすることができる。従って、正極バスバー5と正極タブ18との接合強度を高くすることができる。また、負極バスバー6と屈曲部19aとが溶接されることになるため、負極タブ19の溶接面積を大きくすることができる。従って、負極バスバー6と負極タブ19との接合強度を高くすることができる。
また、本実施形態では、エンドプレート4の幅方向において凸部24の両側部分におけるエンドプレート4の上端4aの高さ位置は、絶縁プレート20の上端20aの高さ位置よりも低く、且つ蓄電セル8のバイポーラ電極11の上端11aの高さ位置と同等であるか或いはバイポーラ電極11の上端11aの高さ位置よりも高い。このような構成では、エンドプレート4における正極タブ18及び負極タブ19に対応する部分を切り欠くことで、エンドプレート4における正極タブ18及び負極タブ19に対応する部分の上端4aの高さ位置を設定することができる。
また、本実施形態では、エンドプレート4の上端部には凸部24が設けられており、カバー部材7の積層方向の端部は、凸部24に当接した状態でエンドプレート4に固定されているので、カバー部材7によって蓄電セル8を高さ方向に拘束することができる。
なお、本発明は、上記実施形態には限定されない。例えば上記実施形態では、セルスタック3の積層方向の両端に正極集電板16が設けられているが、特にその形態には限られず、セルスタック3の積層方向の両端に負極集電板17が設けられていてもよい。この場合には、セルスタック3の積層方向の一端に位置する負極集電板17の負極タブ19の屈曲部19aが負極バスバー6と絶縁プレート20とに挟まれることになる。
また、上記実施形態では、蓄電セル8の積層数が偶数であるため、セルスタック3の積層方向の両端に正極集電板16が設けられているが、蓄電セル8の積層数が奇数である場合には、セルスタック3の積層方向の一端に正極集電板16が設けられ、セルスタック3の積層方向の他端に負極集電板17が設けられる。この場合には、セルスタック3の積層方向の一端に位置する正極集電板16の正極タブ18の屈曲部18aが正極バスバー5と一方の絶縁プレート20とに挟まれ、セルスタック3の積層方向の他端に位置する負極集電板17の負極タブ19の屈曲部19aが負極バスバー6と他方の絶縁プレート20とに挟まれることになる。
また、上記実施形態では、1対のエンドプレート4において、エンドプレート4の上端4aの高さ位置は、絶縁プレート20の上端20aの高さ位置よりも低く、且つ蓄電セル8のバイポーラ電極11の上端11aの高さ位置と同等であるか或いはバイポーラ電極11の上端11aの高さ位置よりも高くなっているが、特にその形態には限られない。正極集電板16の正極タブ18が載っている絶縁プレート20側のエンドプレート4についてのみ、上端4aの高さ位置がそのように構成されており、正極集電板16の正極タブ18が載っていない絶縁プレート20側のエンドプレート4については、上端4aの高さ位置が絶縁プレート20の上端20aと同等であってもよい。同様に、セルスタック3の積層方向の両端に負極集電板17が設けられている場合には、負極集電板17の負極タブ19が載っている絶縁プレート20側のエンドプレート4についてのみ、上端4aの高さ位置がそのように構成されており、負極集電板17の負極タブ19が載っていない絶縁プレート20側のエンドプレート4については、上端4aの高さ位置が絶縁プレート20の上端20aと同等であってもよい。
また、上記実施形態では、エンドプレート4が正面視で凸形状を呈しているが、エンドプレート4の形状としては、特にその形態には限られず、正極タブ18に対応する部分にだけ切り欠き部が設けられたL字形状であってもよい。また、セルスタック3の積層方向の両端に負極集電板17が設けられている場合には、エンドプレート4の形状は、負極タブ19に対応する部分にだけ切り欠き部が設けられたL字形状であってもよい。さらに、セルスタック3の積層方向の一端に正極集電板16が設けられ、セルスタック3の積層方向の他端に負極集電板17が設けられている場合には、一方のエンドプレート4の形状は、正極タブ18に対応する部分にだけ切り欠き部が設けられたL字形状であり、他方のエンドプレート4の形状は、負極タブ19に対応する部分にだけ切り欠き部が設けられたL字形状であってもよい。
また、エンドプレート4は、正面視で矩形状を呈していてもよい。この場合には、エンドプレート4の上端4aの高さ位置は、全体的に絶縁プレート20の上端20aの高さ位置よりも低く、且つ全体的に蓄電セル8のバイポーラ電極11の上端11aの高さ位置と同等であるか或いはバイポーラ電極11の上端11aの高さ位置よりも高くなる。
また、上記実施形態では、エンドプレート4の上端4aの高さ位置は、蓄電セル8のバイポーラ電極11の上端11aの高さ位置と同等であるか或いはバイポーラ電極11の上端11aの高さ位置よりも高くなっているが、特にその形態には限られない。エンドプレート4の上端4aの高さ位置は、絶縁プレート20の上端20aの高さ位置よりも低ければ、蓄電セル8のバイポーラ電極11の上端11aの高さ位置よりも低くてもよい。
また、上記実施形態では、正極集電板16の正極タブ18は、正極バスバー5と蓄電セル8または絶縁プレート20とに挟まれるように屈曲され、負極集電板17の負極タブ19は、負極バスバー6と蓄電セル8とに挟まれるように屈曲されているが、特にその形態には限られない。正極集電板16の正極タブ18は、屈曲されずに高さ方向に真っ直ぐに延びた状態で正極バスバー5と溶接され、負極集電板17の負極タブ19は、屈曲されずに高さ方向に真っ直ぐに延びた状態で負極バスバー6と溶接されていてもよい。
また、上記実施形態では、蓄電セル8を高さ方向に拘束するカバー部材7が備えられているが、そのようなカバー部材7は、特に無くてもよい。
また、上記実施形態では、蓄電装置1は複数の蓄電モジュール2を備えているが、特にその形態には限られず、蓄電モジュール2の数としては、1つであってもよい。この場合には、正極接続バスバー25及び負極接続バスバー26は不要となる。従って、正極バスバー5及び負極バスバー6は、必ずしもエンドプレート4まで延びていなくてもよく、例えば絶縁プレート20まで延びていればよい。
1…蓄電装置、3…セルスタック、4…エンドプレート(拘束部材)、4a…上端、5…正極バスバー(バスバー)、6…負極バスバー(バスバー)、7…カバー部材、8…蓄電セル、11…バイポーラ電極(電極)、11a…上端、16…正極集電板(集電板)、17…負極集電板(集電板)、18…正極タブ、18a…屈曲部、19…負極タブ、19a…屈曲部、20…絶縁プレート(絶縁部材)、20a…上端、24…凸部。

Claims (6)

  1. 複数の電極を含んで構成される蓄電セルが集電板を介して積層されてなるセルスタックと、
    前記セルスタックの積層方向の両側に配置され、前記蓄電セルを前記積層方向に拘束する1対の金属製の拘束部材と、
    前記セルスタックと前記拘束部材との間に配置された絶縁部材と、
    前記セルスタックに対して前記積層方向に垂直な高さ方向の一方側に前記積層方向に延在するように配置されると共に、前記集電板と電気的に接続されたバスバーとを備え、
    前記拘束部材の前記バスバー側の端の高さ位置は、前記絶縁部材の前記バスバー側の端の高さ位置よりも前記バスバーの反対側である蓄電装置。
  2. 前記拘束部材の前記バスバー側の端の高さ位置は、前記電極の前記バスバー側の端の高さ位置と同等であるか或いは前記電極の前記バスバー側の端の高さ位置よりも前記バスバー側である請求項1記載の蓄電装置。
  3. 前記集電板は、前記バスバーと溶接により接合されるタブを有し、
    前記タブの先端側には、前記バスバーと前記蓄電セルまたは前記絶縁部材とに挟まれるように屈曲された屈曲部が設けられている請求項1または2記載の蓄電装置。
  4. 前記拘束部材の前記バスバー側の端部には、前記バスバー側に突出した凸部が設けられており、
    前記集電板は、前記積層方向及び前記高さ方向に垂直な幅方向において前記凸部の両側部分に対応する位置に配置され、前記バスバーと溶接により接合されるタブを有し、
    前記凸部の両側部分における前記拘束部材の前記バスバー側の端の高さ位置は、前記絶縁部材の前記バスバー側の端の高さ位置よりも前記バスバーの反対側である請求項1または3記載の蓄電装置。
  5. 前記凸部の両側部分における前記拘束部材の前記バスバー側の端の高さ位置は、前記電極の前記バスバー側の端の高さ位置と同等であるか或いは前記電極の前記バスバー側の端の高さ位置よりも前記バスバー側である請求項4記載の蓄電装置。
  6. 前記セルスタックに対して前記高さ方向の一方側には、前記積層方向に延在するカバー部材が配置されており、
    前記カバー部材の前記積層方向の端部は、前記凸部に当接した状態で前記拘束部材に固定されている請求項4または5記載の蓄電装置。
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