JP2019191837A - プログラム、情報処理装置、および制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 アミューズメント施設やテーマパーク等の施設に設置することを想定しているため、ネイルアートのデザイン作成から印刷までの1つの装置で行うため、大型となり、個人が自宅等で用いる目的には適していない。【解決手段】 情報処理装置のコンピュータに、爪に固定するシートのデザインコンテンツに関連する画像の一覧画面を表示させるステップと、前記一覧画面におけるユーザ選択に基づき、前記選択された画像に関連するデザインデータの編集を受け付ける編集画面を表示させるステップと、前記編集画面において編集されたデザインデータに基づき、印刷データを生成するステップと、ユーザ入力に応じて、前記印刷データに基づく印刷を実行させるための印刷装置の指定を受け付けるステップと、を実行させる。【選択図】 図25
Description
本発明は、プログラム、情報処理装置、および制御方法に関する。特に、爪に固定するシートのデザインを作成するための技術に関する。
従来、爪にエナメル液を塗って色をつけたり、ネイルチップ(つけ爪)を爪に貼ったりする方法があった。特許文献1では、より簡易にネイルアートを楽しむため、ネイルシールを作成するアートシール自動発売装置について開示している。
特許文献1のアートシール自動発売装置は、アミューズメント施設やテーマパーク等の施設に設置することを想定しているため、ネイルアートのデザイン作成から印刷までの1つの装置で行うため、大型となり、個人が自宅等で用いる目的には適していない。
そこで、本発明は、所有するプリンタや身近にあるプリンタを用いてネイルシール等のシートを作成するための技術を提供することを目的とする。
本発明のプログラムは、情報処理装置のコンピュータに、爪に固定するシートのデザインコンテンツに関連する画像の一覧画面を表示させるステップと、前記一覧画面におけるユーザ選択に基づき、前記選択された画像に関連するデザインデータの編集を受け付ける編集画面を表示させるステップと、前記編集画面において編集されたデザインデータに基づき、印刷データを生成するステップと、ユーザ入力に応じて、前記印刷データに基づく印刷を実行させるための印刷装置の指定を受け付けるステップと、を実行させる。
本発明により、所有プリンタや身近にあるプリンタを用いてネイルシール等のシートを作成することが可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
また、下記の実施形態では、情報処理装置としてスマートフォンを例に挙げて説明するが、印刷対象となるファイルを扱える装置であれば、情報処理装置の種類はこれに限定されない。例えば、スマートフォン以外の携帯端末、ノート型のパーソナルコンピュータ(PC)、デスクトップ型のPC、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ等、種々のものを適用可能である。また、印刷装置としては、プリンタであれば、インクジェットプリンタ、レーザービームプリンタ等を用いることができる。また、プリント機能のみでなく、原稿を読み取るスキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能を有する複合機でもよい。
[実施形態1]
<システム全体の構成>
図1は印刷処理システムの構成を示す図である。このシステムは、スマートフォン等の携帯型の端末装置200と印刷装置300とを備える。端末装置200は、アクセスポイント100が構築したネットワークを介して印刷装置300と通信する。端末装置200には、後述するネイルシール作成用のアプリケーション等のプログラムが格納される。よって、このアプリケーションを用いて作成されたデザインに基づく印刷データが、ネットワークを介して端末装置200から印刷装置300へ送信される。また、本実施形態のアクセスポイント100は無線LANルータとして機能するため、この無線LANルータを介して、端末装置200はインターネットに接続される。よって、端末装置200は、インターネット経由でコンテンツ管理サーバ400と通信することが可能である。
<システム全体の構成>
図1は印刷処理システムの構成を示す図である。このシステムは、スマートフォン等の携帯型の端末装置200と印刷装置300とを備える。端末装置200は、アクセスポイント100が構築したネットワークを介して印刷装置300と通信する。端末装置200には、後述するネイルシール作成用のアプリケーション等のプログラムが格納される。よって、このアプリケーションを用いて作成されたデザインに基づく印刷データが、ネットワークを介して端末装置200から印刷装置300へ送信される。また、本実施形態のアクセスポイント100は無線LANルータとして機能するため、この無線LANルータを介して、端末装置200はインターネットに接続される。よって、端末装置200は、インターネット経由でコンテンツ管理サーバ400と通信することが可能である。
コンテンツ管理サーバ400は、ネイルシール作成用のアプリケーションが使用するデザインデータのテンプレートおよびサムネイル画像等を管理する情報処理装置である。
<端末装置の構成>
図2は、本システムで利用する端末装置200の構成を示すブロック図である。端末装置200は、装置全体の制御を行うメインボード210、無線LANユニット202、NFCユニット201、回線接続ユニット203、プリンタの機能操作、およびプリンタの情報を表示するタッチパネルディスプレイ204からなる。ここで、NFCユニット201、無線LANユニット202、及び回線接続ユニット203は、それぞれ、NFC101、無線LAN102携帯電話回線網105を利用して通信が可能である。
図2は、本システムで利用する端末装置200の構成を示すブロック図である。端末装置200は、装置全体の制御を行うメインボード210、無線LANユニット202、NFCユニット201、回線接続ユニット203、プリンタの機能操作、およびプリンタの情報を表示するタッチパネルディスプレイ204からなる。ここで、NFCユニット201、無線LANユニット202、及び回線接続ユニット203は、それぞれ、NFC101、無線LAN102携帯電話回線網105を利用して通信が可能である。
メインボード210に配置されるマイクロプロセッサ形態のCPU211は、内部バス212を介して接続されているROM形態のプログラムメモリ213に格納されている制御プログラムと、RAM形態のデータメモリ214の内容とに従って動作する。プログラムメモリ213は、組み込みオペレーティングシステム(OS)及び、本実施形態のネイルシール作成用のアプリケーションプログラム等のプログラムを格納することができる。本実施形態では、プログラムメモリ213に格納される各アプリケーションプログラムは、OSの管理下でソフトウエア実行制御が行われる。具体的には、CPU211がプログラムメモリ213に格納されたアプリケーションプログラムをRAM形態のデータメモリ214に読み出して実行することにより実現される。
CPU211は、無線LAN制御回路215を介して無線LANユニット202を制御することで、他の通信端末装置と無線LAN102による通信を行う。なお、WLANユニット202は、例えばIEEE802.11シリーズ(IEEE 802.11a、IEEE 802.11b、IEEE 802.11g等)に準拠した通信方式によりデータ(パケット)通信が可能であるものとする。
また、CPU211は、NFC制御回路216を介してNFCユニット201を制御することによって、他のNFC端末とのNFC101による接続を検知し、他のNFC端末との間でデータの送受信を行うことができる。さらに、CPU211は、回線制御回路217を介して回線接続ユニット203を制御することで、携帯電話回線網105に接続し、通話やデータ送受信を行うことができる。また、Bluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)の通信方式を行うためのユニットを備えてもよい。
CPU211は、操作部制御回路218を制御することによってタッチパネルディスプレイ204に表示を行ったり、ユーザからの操作を受け付けたりすることが可能である。CPU211は、カメラ部219を制御して画像を撮影することができ、撮影した画像を不揮発性メモリ221に格納する。そして、ネイルシール用のアプリケーションを用いて画像を取り込む場合に、データメモリ214中の画像メモリ220に格納する。また、撮影した画像以外にも、携帯電話回線網105、無線LAN102、あるいはNFC101を通じて外部から取得した画像を画像メモリ220に格納したり、逆に外部に送信したりすることも可能である。
不揮発性メモリ221は、フラッシュメモリ等のメモリで構成され、電源をオフされた後でも保存しておきたいデータを格納する。例えば、電話帳データや、各種通信接続情報や過去に接続したデバイス情報等の他、保存しておきたい画像データ等が格納される。本実施形態のネイルシール作成用のアプリケーションが管理するアプリケーション管理情報も不揮発性メモリ221内に格納される。
<印刷装置の構成>
図3は印刷装置の構成を示すブロック図である。印刷装置300は、装置全体の制御を行うメインボード310、無線LANユニット301、NFCユニット302、及び操作パネル303からなる。ここで、無線LANユニット301及びNFCユニット302は、印刷装置300の通信部として機能する。
図3は印刷装置の構成を示すブロック図である。印刷装置300は、装置全体の制御を行うメインボード310、無線LANユニット301、NFCユニット302、及び操作パネル303からなる。ここで、無線LANユニット301及びNFCユニット302は、印刷装置300の通信部として機能する。
メインボード310に配置されるマイクロプロセッサ形態のCPU311は、内部バス312を介して接続されているROM形態のプログラムメモリ313に格納されている制御プログラムと、RAM形態のデータメモリ314の内容とに従って動作する。
CPU311は、スキャナ部315を制御して原稿を読み取り、データメモリ314中の画像メモリ316に格納する。また、CPU311は、印刷部317を制御してデータメモリ314中の画像メモリ316の画像を記録媒体に印刷することができる。また、スキャンした画像データを、無線LAN制御回路318で制御された無線LANユニット301経由で端末装置に送信することも可能である。
CPU311は、無線LAN制御回路318を通じて無線LANユニット301を制御することで、他の通信端末装置と無線LAN102による通信を行う。なお、WLANユニット102は、例えばIEEE802.11シリーズ(IEEE 802.11a、IEEE 802.11b、IEEE 802.11g等)に準拠した通信方式によりデータ(パケット)通信が可能であるものとする。また、CPU311は、NFC制御回路319を介してNFCユニット302を制御することによって、他のNFC端末とのNFC101による接続を検知し、他のNFC端末との間でデータの送受信を行うことができる。
CPU311は、操作表示部制御回路320を制御することによって操作パネル303に印刷装置300の状態の表示や機能選択メニューの表示を行ったり、ユーザからの操作を受け付けたりすることが可能である。
本実施例の印刷装置は、プリンタ制御命令が付与されたJPEGファイル形式のデータを受信して印刷することができる。
なお、本実施形態の印刷装置には、ネイルシール用のシートがセットされ、端末装置200から受信した印刷データに基づき、印刷が実行される。ネイルシール用のシートは、具体的には、台紙となるシートと、その台紙となるシートに貼付された粘着面を有するシートと、が一体となったシート部材である。粘着面を有するシートには、12個の爪形状の切込みが入っており、このシートの表面側(粘着面と反対側)における爪形状の切り込みの範囲内(剥がし取り部)に印刷が実行される。印刷後、ユーザが印刷済みのシート部分を台紙から剥がし、ネイルシールとして爪に装着することができる。本実施形態のシートには、10個の爪の数よりも多い12個のネイルシールが作成できるよう、12個の剥がし取り部を設けている。具体的には、後述するデザインデータ(図12(A)参照)の12個のオブジェクトが印刷される剥がし取り部が設けられており、12個の剥がし取り部のサイズは、6種類の異なるサイズの形状がそれぞれ2つずつ設けられている。これは、個人によって爪のサイズが異なるため、ネイルシールのサイズを6パターン設け、その中からユーザ自身の爪のサイズにあったネイルシールを選べるようにするためである。なお、本発明において、爪に固定されるシートとしては、上述のようなシール状のシートに限定されない。粘着面を有していないシートでもよく、この場合は、印刷後に接着剤を用いてシートを爪に固定するとよい。また、シートの素材は、紙やプラスチックフィルム等、印刷が可能なシートであればどのような素材でもよい。
<アプリケーションの構成>
次に図4〜図25を用いて、本実施形態のネイルシール作成用のアプリケーションの表示画面とその動作について説明する。
次に図4〜図25を用いて、本実施形態のネイルシール作成用のアプリケーションの表示画面とその動作について説明する。
図4は、本実施形態におけるネイルシール作成用のアプリケーションのトップ画面を示す模式図である。本画面では、コンテンツメニュー表示ボタン400、新着タブ401、人気ランキングタブ402、デザイン一覧表示エリア403、管理情報表示エリア404が表示される。コンテンツメニュー表示ボタン400がタップされると、コンテンツメニュー表示画面に遷移する。
デザイン一覧表示エリア403には、様々なデザインのネイルシール(様々なデザインに基づく印刷が施されたシート)が実際に爪に固定された状態を示す写真が一覧表示される。つまり、デザイン一覧表示エリア403に一覧表示されている画像は、各ネイルシールを作成するためのデザインコンテンツに関連するイメージ図であり、デザインデータを用いて作成した完成作品(印刷済みのネイルシール)の見本を示す見本画像である。ユーザは、この一覧画面を見て、印刷あるいは編集可能な複数のデザインを把握することができ、一覧画面に表示された画像は、デザインコンテンツ単位で選択可能である。
この一覧表示されている見本画像データは、本実施形態のアプリケーションが、コンテンツ管理サーバ400と通信を行い取得する。具体的には、コンテンツ管理サーバ400に、見本画像データを含むデザイン一覧表示エリア403の表示データが格納されており、本実施形態のアプリケーションの起動に応じて、アプリケーションはこの表示データをコンテンツ管理サーバ400から取得する。表示データは、HTML(HyperText Markup Language)形式で記述されている。アプリケーションは、このHTML形式のデータを受信すると、アプリケーションに組み込まれたWebViewプログラムを用いてHTML形式のデータを解釈し、デザイン一覧表示エリア403に見本画像の一覧を表示することができる。WebViewとは、Webページ描画の際に用いられるHTMLを解釈し、画面への表示制御を行う機能を有するソフトウエアである。アプリケーションに組み込む事によって、簡単にHTMLの制御を行うことができる。なお、本実施形態のネイルシール要のアプリケーションは、Cordova(Web技術を用いてアプリケーションを作成できるミドルウエア)を利用してもよい。この場合、トップ画面全体がHTMLのページデータとなる。
トップ画面において、新着タブ401がユーザ選択されると、デザイン一覧表示エリア403には、コンテンツ管理サーバ400に登録されて間もないデザインコンテンツである新着デザインに関連する見本画像の一覧が画面の上位に表示される。トップ画面において、人気ランキングタブ402がタップされると、デザイン一覧表示エリア403には、人気が高い人気デザインコンテンツに関連する見本画像の一覧が画面の上位に表示される。なお、通常は、アプリケーション起動時には、左側のタブである新着タブ401の表示がデフォルトとなっているため、起動直後のトップ画面には、デザイン新着一覧が表示される。ランク情報は、個々のデザインコンテンツに関連する見本画像と紐づけられており、コンテンツ管理サーバ400で管理されている。新着デザインコンテンツに関連する見本画像の一覧画面も、人気デザインコンテンツに関連する見本画像の一覧画面も、アプリケーションが、コンテンツ管理サーバ400からHTMLデータを受信することにより、デザイン一覧表示エリア403に表示する。
管理情報表示エリア404には、コンテンツ管理サーバ400のメンテナンス情報やデザイン情報の新着情報等のメッセージが表示される。
図5は、図4のトップ画面においてコンテンツメニュー表示ボタン400を選択したことにより表示されるコンテンツメニュー画面の模式図である。本画面には、アプリ設定ボタン500、新着ボタン501、人気ランキングボタン502、カテゴリ検索ボタン503、お気に入りボタン504、マイデザインボタン505、ダウンロード済みデザインボタン506、が表示される。501〜506のそれぞれのボタン選択に応じて、表示が切り替わる。それぞれのボタンがタップされた場合に遷移する画面は、図6〜図10(A)、図20を用いて説明する。
図6は、新着一覧画面の模式図である。図5のコンテンツメニュー画面で、新着ボタン501がタップされると本画面に遷移する。本画面のデザイン一覧表示エリア403には、新着デザインコンテンツが把握できるよう、新着デザインを含む複数のデザインに関連する見本画像が表示される。さらに、コンテンツ管理サーバ400に登録されて間もない新着デザインコンテンツの見本画像には、新着マーク602が付与される。戻るボタン601がタップされると遷移前の画面に戻る。なお、図6の新着一覧画面のデザイン一覧表示エリア403に表示される画像と、図4の新着タブ401の選択後のデザイン一覧表示エリア403に表示される画像と、は同じである。ただし、図6の画面のほうが、上部のタブや下部の管理情報表示エリアがないため、多くの画像が表示される。
図7は、人気ランキング画面の模式図である。図5のコンテンツメニュー画面で、人気ランキングボタン502がタップされると本画面に遷移する。本画面のデザイン一覧表示エリア403には、デザインコンテンツの人気順が把握できるよう、デザインコンテンツの人気順に対応するデザインに関連する見本画像が表示される。なお、図7の人気ランキング画面のデザイン一覧表示エリア403に表示される画像と、図4の人気ランキングタブ402の選択後のデザイン一覧表示エリア403に表示される画像と、は同じである。ただし、図7の画面のほうが、上部のタブや下部の管理情報表示エリアがないため、多くの画像が表示される。個々のデザインコンテンツの人気情報は、前述したようにコンテンツ管理サーバ400から取得可能である。つまり、人気デザイン一覧画面のHTMLデータをコンテンツ管理サーバ400から取得される。個々のデザインデータには、ランキング情報701が紐付されてコンテンツ管理サーバ400に保存されている。つまり、コンテンツ管理サーバ400側では、ダウンロード数が多いデザインコンテンツを計算しており、ダウンロード数が多い順にコンテンツを並べ、さらにランキング情報701を付与したHTMLデータを生成する。
図8(A)は、カテゴリ検索画面の模式図である。図5のコンテンツメニュー画面で、カテゴリ検索ボタン503がタップされると本画面に遷移する。本画面では、キーワード入力エリア801と、カテゴリボタン802が表示される。コンテンツ管理サーバ400に保存されている個々のデザインデータ(デザインコンテンツのデータ)には、メタ情報(データを表す属性または関連情報を記述したデータ)として、キーワード、およびカテゴリ情報が紐づけて保存される。
ユーザ操作により、キーワード入力エリア801にキーワードが入力されると、入力されたキーワードに紐づけられたデザインコンテンツに関連する見本画像が表示される。カテゴリボタン801がタップされるとサブカテゴリが表示される。例えば、「クリスマス」ボタンがタップされると、図8(B)に示す通り、「サンタ」「トナカイ」「冬」「レッド」といったサブカテゴリ902が表示される。サブカテゴリがタップされるとデザインデータに紐付いたカテゴリ情報と合致するデザインコンテンツに関連する見本画像が表示される。
図9は、お気に入りデザイン一覧表示画面の模式図である。図5のコンテンツメニュー画面で、お気に入りボタン504がタップされると本画面に遷移する。本画面のデザイン一覧表示エリア403には、お気に入りデザインに関連する見本画像が表示される。見本画像には、お気に入りを表すマーク1001が付与され、ユーザに該マークをタップされるとお気に入り情報が「有効」となる。なお、「有効」設定は、アプリケーションにより制御され、HTMLやSVG形式により記述されたUI画面において、「有効」に設定されると、お気に入りを表すマークを塗りつぶす制御を行う。お気に入り情報は、個々のデザインデータに紐付いてコンテンツ管理サーバ400に保存される。お気に入り情報は、図6の新着一覧画面、図7の人気ランキング画面、図8(A)及び図8(B)のカテゴリ検索画面を介して表示される一覧画面、のそれぞれにおいて表示される各見本画像に関連するデザインデータに対して、「有効」に設定することができる。そして、「有効」に設定されたデザインデータに関連する見本画像が、図9のお気に入りデザイン一覧表示画面に表示される。
図10(A)は、マイデザイン表示画面の模式図である。図5のコンテンツメニュー画面で、マイデザインボタン505がタップされると本画面に遷移する。図10(A)の画面は、アプリケーションが提供する画面であり、マイデザインのデータは、SVG形式で作成され保存される。図11(A)を用いて後述するが、本アプリケーションは、シートに印刷するためのデザインデータを、コンテンツ管理サーバ400からインターネットを介してダウンロードすることができる。そして、取得したデザインデータを編集せずにそのまま印刷に使用することもでき、また、個々のデザインに対してユーザが編集して保存することもできる。本画面では、マイデザイン一覧表示エリア1001に、ユーザが作成したデザインデータの一覧が表示される。なお、以降の説明において、「ユーザが作成したデザインデータ」とは、コンテンツ管理サーバ301から取得したデザインデータに対してユーザが編集を行ったデザインデータを含むものとする。なお、図10(A)のマイデザイン表示画面に一覧表示される各画像は、図4、6、7、10に示したような見本画像ではなく、実際のデザインデータを示す画像の縮小画像(サムネイル画像)である。具体的には、SVG形式で保存されたデータを小さくレンダリングした画像である。なお、SVG形式は、HTML同様に、WebViewで表示可能なフォーマットであり、WebViewを用いてレンダリングすることによりサムネイルを生成することが可能となる。
図10(A)のマイデザイン表示画面には、ダウンロードボタン1004が表示される。また、個々のマイデザインの領域には、アップロードボタン1002、ごみ箱ボタン1003が表示される。アップロードボタン1002がタップされると対応するマイデザインのデータがコンテンツ管理サーバ400にアップロードされる。図10(A)において、ごみ箱ボタン1003がタップされるとマイデザインが削除される。
図10(B)は、図10(A)においてアップロードボタン1002のタップ時に表示される画面の模式図である。本画面では、ダウンロードコード表示ダイアログ1201が表示されると共に、選択したマイデザインのデータがコンテンツ管理サーバ400にアップロードされる。ダウンロードコード表示ダイアログ1201には、ダウンロード時に必要となるダウンロードコード(インポートコード)が表示される。ダウンロードコードはUUIDのように、マイデザインを一意に特定できるような識別情報である。ダウンロードコードは、コンテンツ管理サーバ301から通知され、アプリケーションにより表示される。
図10(C)は、図10(A)のダウンロードボタン1004がタップされたときに表示される画面の模式図である。本画面では、ダウンロードコード入力ダイアログ1301が表示される。ダウンロードコード入力ダイアログ1301に、ユーザ操作によりダウンロードコードが入力され、OKボタンがタップされると、コンテンツ管理サーバ400から、ダウンロードコードに紐付いたマイデザインデータがダウンロードされる。
以上が、トップ画面から遷移可能な各一覧画面の表示についての説明である。なお、図5のダウンロード済みデザインボタン506から遷移する画面については、図20を用いて後述する。
次に、デザインの詳細画面について説明する。
図11(A)は、デザイン詳細画面の模式図である。この画面もHTMLやSVGで表現される。デザイン詳細画面には、一覧画面において選択された画像のデザインデータのサムネイルが表示される。一覧画面とは、図6の新着一覧画面、図7の人気ランキング画面、図8(A)(B)のカテゴリ検索画面を介して表示される一覧画面、図9のお気に入りデザイン一覧表示画面、等を示す。
図4、6、7、10に示したような一覧画面では、デザインデータを用いて作成した作品(印刷済みのネイルシール)を指に装着した状態の写真を見本画像として表示していた。一方で、図11(A)のデザインデータのサムネイルは、実際のデザインデータを示す画像の縮小画像を示している。実際のデザインデータは、そのデザインに基づいて印刷が実行される場合の印刷レイアウトを示している。本実施形態のデザインデータは、印刷レイアウト内に12個の印刷オブジェクトのデザインが配置されており、この印刷オブジェクトのそれぞれは、シートから分離された後の個々のネイルシールに対応する。なお、本画面では、デザインデータのサムネイルを表示するだけであり、デザインデータの編集はできない。図11(A)の画面にて、ダウンロードボタン1402がタップされると、表示されているサムネイルに対応するデザインデータ(以下、「デザイン詳細構造化データ」とも呼ぶ)がダウンロードされる。デザイン詳細構造化データは、SVG(Scalable Vector Graphics)であってもよいし、Canvas形式であってもよい。ユーザは、ダウンロードされたデータに対してデザインを編集することができるが、編集後のデータはSVGとして保存される。
図11(B)は、デザイン詳細構造化データがダウンロードされた後のデザイン詳細画面を示す模式図である。この画面もHTMLやSVGにより表現される。図11(B)のデザイン詳細画面には、印刷ボタン1501、および、つくるボタン1502が表示される。印刷ボタン1501がタップされると印刷実行画面(図25参照)に遷移する。印刷実行画面については後述する。つくるボタン1502がタップされると、図12(A)のネイルのデザインを編集するための画面に遷移する。
図12(A)は、図11(B)のつくるボタン1502が選択されたことにより遷移するデザイン編集確認画面の模式図である。ユーザが選択したデザインのSVGデータがコンテンツ管理サーバ400からダウンロードされることにより、アプリケーションは、このSVGデータをWebViewを使用して表示する。デザイン編集確認画面のネイル選択エリア1601には、図11(A)におけるダウンロード指示によりダウンロードされた実際のデザインデータ(デザイン詳細構造化データ)が表示される。ネイル選択エリア1601では、選択されたネイルのデザインを編集することができ、ネイル選択エリア1601に表示されるデザインデータは、そのデザインに基づいて印刷が実行される場合の印刷レイアウトを示している。前述したとおり、本実施形態のネイルシール用のシートは、ユーザ自身の爪のサイズにあったネイルシールを選べるようにするため、10個の爪の数よりも多い12個のネイルシールが作成できる。よって、図11(A)において表示されるデザインデータも、12個の印刷オブジェクトのデザインが配置されている。この印刷オブジェクトのそれぞれが、台紙から剥がされた後の個々のネイルシールに対応する。なお、図4、6、7、10に示したような一覧画面では、デザインデータを用いて作成した完成作品(印刷済みのネイルシール)を見本画像として表示している。よって、一覧画面内の各デザインコンテンツの領域内に表示されるネイルシールの数(爪の数に対応)は10個以下としている。つまり、1つのデザインコンテンツを示す領域内に表示されるネイルシールの数は、実際にデザインデータを用いて作成可能なネイルシールの数よりも少なくしている。これは、完成作品の見本を提示する状態で、12個表示されると、ユーザによっては違和感を生じる可能性があるためである。よって、本実施形態では、デザイン詳細画面やデザイン編集画面に遷移してはじめて12個のオブジェクトが表示されたデザインが表示されるようにしている。
図12(A)のデザイン編集確認画面には、印刷ボタン1501、プレビューボタン1602、新規保存ボタン1603が表示される。印刷ボタン1501のタップ時は、図11(B)のデザイン詳細画面において同ボタンがタップされた場合と同様に動作する。プレビューボタン1602がタップされると、図24に示すプレビュー画面が表示される。なお、図12(A)のデザイン編集確認画面が初回表示された時点では、新規保存ボタン1603は選択できない状態になっており、デザインの編集が開始された時点で新規保存ボタン1603が選択可能になる。これは、ダウンロードしたままのデザイン(編集されていないデザイン)は「ダウンロード済みデザイン」として、編集した後に保存されたデザインは「マイデザイン」として管理するためである。新規保存ボタン1603がタップされると、図23に示す新規保存画面が表示される。新規保存画面に遷移すると、デザイン名入力ダイアログが表示され、ユーザからのデザイン名の入力を受け付ける。デザイン名入力エリア3201にテキストが入力された状態で、OKボタン3203がタップされると、入力されたデザイン名で、編集したデザインデータが不揮発性メモリ221に保存される。なお、保存されるデザインデータは、デザイン詳細構造化データでありSVGとして保存される。データキャンセルボタン3202がタップされると保存されず、図12(A)のデザイン編集確認画面に遷移する。
図12(B)は、デザイン編集開始画面を示す模式図である。図12(B)は、図12(A)のネイル選択エリア1601において1つのネイルに対応する印刷オブジェクトが選択されることにより遷移し、表示される画面である。なお、以降の説明において、各ネイルに対応する印刷オブジェクトのそれぞれを、形式的に単に「ネイル」又は「ネイルオブジェクト」と表現することがある。本画面では、デザインするボタン1701、別のネイルにコピーボタン1703、ダウンロード済みデザインアイテムボタン1702が表示される。デザインするボタン1701がタップされると、図13のデザイン編集画面に遷移する。別のネイルにコピーボタン1703がタップされると選択された特定のネイルオブジェクトのデザインを、他のネイルオブジェクトにコピーすることができる。ダウンロード済みデザインアイテムボタン1702がタップされると、図20のダウンロード済みDLデザイン一覧表示画面が表示される。
図13は、デザイン編集画面を示す模式図であり、図12のデザイン編集開始画面において1つのネイルオブジェクトが選択された後、デザインするボタン1701がタップされると遷移する。つまり、1つのネイルオブジェクトについての個別編集が可能な個別編集画面である。ネイルデザイン編集結果確認エリア1801には、ユーザが編集した結果が反映される。本エリアには、ネイルのどの位置にデザインされるかの目安を確認するためのガイド情報が印刷オブジェクト上(ネイルオブジェクト上)に重ねて表示される。ガイド切替ボタン1802がタップされる毎に、ガイドの表示・非表示が切り替わる。レイヤ調整ボタン1803がタップされると、デザインを編集する際に配置する描画オブジェクト(描画アイテムとも呼ぶ)のレイヤの層方向の上下を調整するためのレイヤ調整画面(図18(A)参照)に遷移する。本アプリにおける描画アイテムとは、後述する、画像やスタンプ、文字等である。カメラ起動ボタン1805がタップされると、端末装置に設けられたカメラが起動される。そして、撮影された画像をデザイン編集画面のネイルオブジェクト上に表示することが可能である。フォトアルバム起動ボタン1806がタップされると端末装置内に格納される画像一覧が表示され、選択された画像が、ネイルオブジェクト上に表示される。スタンプ選択ボタン1807がタップされると、本アプリが提供するスタンプ一覧が表示され、選択されたスタンプが、ネイルオブジェクト上に表示される。文字追加ボタン1808がタップされると、ユーザが入力した文字列が、ネイルオブジェクト上に表示される。背景色選択ボタン1809がタップされると、カラーパレットが表示され、ユーザが選択した色がネイルオブジェクトの背景色となる。決定ボタン1810がタップされると、ユーザ操作により生成されたデザイン編集結果がSVGに反映され、図12(B)のデザイン編集確認画面に遷移する。キャンセルボタン1804がタップされると、ユーザよって操作されたデザイン編集結果をSVGに反映することなく、図12(B)のデザイン編集確認画面に遷移する。
図14(A)は、背景色選択画面を示す模式図である。OKボタン1903がタップされると、カラーパレット1902で選択された色が背景色としてネイルデザイン編集結果確認エリア1801に反映される。キャンセルボタン1901がタップされると、選択された色が反映されず、カラーパレット1902が非表示となる。
図14(B)は、文字追加画面を示す模式図であり、ソフトウエアキーボード2005で入力された文字が、文字表示エリア2002に表示される。フォント選択タブ2003でフォントを選択することが可能である。また、カラーパレット2004にて、文字の色を切り替えことができる。OKボタン2006がタップされると、図15に示すように、入力した文字がオブジェクトとして、ネイルオブジェクト上に表示される。回転ボタン2101をタッチしたままタッチした指を移動させると、描画アイテムを回転して表示される。削除ボタン2102がタップされると、描画アイテムが削除される。拡大・縮小ボタン2103をタッチしたままタッチした指を移動させると、移動方向に応じて、拡大・縮小表示される。キャンセルボタン2001がタップされると入力した文字が破棄され、ネイルオブジェクト上には表示されない。
図16(A)は、スタンプ追加画面を示す模式図である。スタンプ一覧表示エリア2203で指定したスタンプを選択された状態で、OKボタン2202がタップされると、ネイルオブジェクト上にスタンプが表示される。図16(B)は、選択されたスタンプがネイルオブジェクト上に配置されたことを示す模式図である。スタンプの描画アイテムには、文字同様に、回転ボタン2101、削除ボタン2102、拡大・縮小ボタン2103が表示され、文字の描画アイテムと同様の操作が可能である。キャンセルボタン2201がタップされると、選択されたスタンプは破棄され、ネイルオブジェクト上には表示されない。
図17(A)は、画像追加画面を示す模式図である。カメラ起動ボタン1805がタップされ、写真が撮影された後、または、フォトアルバム起動ボタン1806がタップされ端末装置内の画像が選択された後、図17(A)の画像追加画面に遷移する。選択された画像は、画像表示エリア2401に表示される。さらに本画面では、トリミング枠選択メニュー2403があり、トリミングの形状を選択することができる。本実施例では、△、○、□、トリミング枠なしが選択可能である。OKボタン2404がタップされると、選択されたトリミング枠に従い、図17(B)に示すように、画像の描画アイテムがネイルオブジェクト上に表示される。文字、スタンプ、同様に回転、削除、拡大・縮小することが可能である。
図18(A)は、レイヤ調整画面を示す模式図である。ネイルオブジェクト上に表示された描画アイテムの層方向の上下関係を調整することができる。図18(A)は、最上位の層に文字、その下の層にスタンプ、さらにその下の層に画像、の順で描画アイテムが表示されている状態を表している。最上位アイテム操作エリア2062には、↓ボタン、削除ボタンが表示される、中間アイテム操作エリア2603、最下位アイテム2604には、↑ボタン、↓ボタン、削除ボタンが表示される。中間アイテム操作エリア2603の↑ボタンをタップすると、図18(B)に示すように、中間に位置していた、スタンプの描画アイテムが最上位に移動され表示される。
図19は、ネイルデザインコピー画面を示す模式図である。ユーザが作成したネイルオブジェクトのデザインを、他のネイルオブジェクト上にコピーすることができる。図12(B)のデザイン編集確認画面において、コピー元のネイルオブジェクトの選択後、別のネイルにコピーボタン1703がタップされると、図19の画面に遷移する。本画面にて、コピー先のネイルオブジェクトを選択すると、コピー元のネイルオブジェクトのデザインがコピー先のネイルオブジェクトへコピーされる。コピー終了ボタン2801をタップすると、ネイルデザインコピー画面から、図12(B)のデザイン編集確認画面に遷移する。
図20は、DLデザイン一覧表示画面であり、ダウンロード済のデザインコンテンツに関連する見本画像が一覧表示される。図12(B)のデザイン編集確認画面にてダウンロード済みデザインアイテムボタン1702をタップすると本画面に遷移する。なお本画面は、図5のダウンロード済みデザインボタン506から遷移することもできる。
図21は、デザイン選択画面を示す模式図である。図20のDLデザイン一覧表示画面において、1つのデザインコンテンツの見本画像がタップされることにより、選択された見本画像に対応するデザインコンテンツのデータ(デザインデータ)が図21の画面内に表示される。図21の画面内に表示されたデザインデータから所望のデザインのネイルオブジェクトを選択すると、選択したネイルオブジェクトのデザインがコピーされる。そして、図12(B)のデザイン編集確認画面に遷移し、図12(B)において、コピー先として指定されたネイルオブジェクトにコピーが反映される。
図22は、ユーザによりデザインが編集され、新規保存された後に表示されるデザイン編集確認画面を示す模式図である。図22の画面では、印刷ボタン1501、プレビューボタン1602に加え、上書き保存ボタン3102、別名保存3102が表示される。上書き保存ボタン3102がタップされると、不揮発性メモリ221のデザイン詳細構造化データが更新される。別名保存3102がタップされると、別名で不揮発性メモリ221に、詳細構造化データが保存される。
図25は、印刷実行画面を示す模式図である。プリンタ表示リスト3401には、端末装置が属するネットワークに接続された複数のプリンタを示す情報が一覧表示される。具体的には、プリンタ表示リスト3401に表示される情報としては、プリンタ名やプリンタの種類を示す名称等、プリンタが識別可能な情報である。ユーザにより、プリンタ表示リスト3401の中から選択されたプリンタが、印刷を実行させるプリンタとして指定される。
印刷対象選択ボタン3402は、印刷を実行するネイルオブジェクト(印刷オブジェクト)を選択するためのボタンである。左の印刷対象選択ボタン3402が選択されると、2段に配置されたネイルオブジェクトの12個全てを印刷することが指定される。中央の印刷対象選択ボタン3402が選択されると、上段の行の6個のネイルオブジェクトのみを印刷することが指定される。右の印刷対象選択ボタン3402が選択されると、下段の行の6個のネイルオブジェクトを印刷することが選択される。位置調整ボタン3403は、プリンタでの印刷実行時に発生する印刷誤差を調整するためボタンである。上下・左右方向に印刷位置をずらすような数値を入力することができる。実行ボタン3404がタップされると、印刷を実行させるための処理が行われる。この処理については、図26及び図27を用いて説明する。
なお、上述の例では、端末装置200が属するネットワークに接続されたプリンタを探索し、発見された複数のプリンタの中から、ユーザ入力により1つのプリンタが選択された。そして、アプリケーションは、その選択されたプリンタを、印刷を実行するプリンタとして指定した。しかしながら、本実施形態はこの例に限定されない。例えば、端末装置200が属するネットワークに一台のプリンタしか接続されていない場合は、ユーザがそのプリンタを指定することで、アプリケーションは、その接続された一台のプリンタを印刷実行プリンタとして指定してもよい。さらに、アプリケーションは、端末装置200が属するネットワークに現在接続されたプリンタを探索する処理とは別に、端末装置200と接続可能なプリンタを検索(スキャン)してもよい。例えば、外部に設けられたアクセスポイントを介さずにダイレクトに無線LAN接続可能なプリンタは、SSID等を含む識別情報を発信している。このSSID等を含む識別情報を端末装置200の無線LANユニット102が受信し、アプリケーションは、この識別情報を用いて、端末装置200と接続可能なプリンタを認識することが可能となる。そして、アプリケーションは、端末装置200と接続可能なプリンタのSSID等の識別情報を一覧表示する。この一覧表示の中には、現在、端末装置200が属するネットワークに接続されたプリンタのSSID等の識別情報も表示するとよい。そして、その一覧の中からユーザに所望なプリンタ選択を促せてもよい。
また、その選択されたプリンタをアプリケーションに登録することも可能である。アプリケーションは、プリンタを登録すると、以降はそのプリンタを印刷実行プリンタとして指定する。そして、印刷実行のタイミングにおいて、その登録されたプリンタが、実際に、端末装置200と接続できるかを判定するとよい。つまり、登録されたプリンタが、端末装置200と同じネットワークに属していると判定されれば、そのままそのプリンタに印刷データを送信することができる。
<処理フロー>
次に、本実施形態の処理フローを説明する。図26〜図28で示すフローチャートは、例えば、CPU211がプログラムメモリ213や不揮発性メモリ221等に格納されたアプリケーションプログラム等を、RAMであるデータメモリ214に読み出して実行することにより実現される。なお、全ての処理は必ずしも一つのプロセス上で逐次的に実行されるものではなく、一度OS側に処理が移り、再度OSから呼び出されるようなケースもあり得る。あくまでアプリケーションの主要な処理を、便宜的にわかりやすく示したフローである。
次に、本実施形態の処理フローを説明する。図26〜図28で示すフローチャートは、例えば、CPU211がプログラムメモリ213や不揮発性メモリ221等に格納されたアプリケーションプログラム等を、RAMであるデータメモリ214に読み出して実行することにより実現される。なお、全ての処理は必ずしも一つのプロセス上で逐次的に実行されるものではなく、一度OS側に処理が移り、再度OSから呼び出されるようなケースもあり得る。あくまでアプリケーションの主要な処理を、便宜的にわかりやすく示したフローである。
まず、図26のフローチャート図を使用して本実施形態の基本的な処理フローを説明する。最初に、ユーザによる端末装置200のタッチパネルディスプレイが操作され、CPU211は、アプリケーションを起動する。アプリケーション起動後、CPU211は、アプリケーションの図4のトップ画面を表示する(S3501)。CPU211は、トップ画面にて、コンテンツメニュー表示ボタン400が指定され、図5のコンテンツメニュー画面の中から選択されたメニューを判定する(S3502)。そして、選択されたメニューを判定すると(S3502でYES)、選択されたメニューに対応するデザイン一覧画面を表示する(S3503)。例えば、図5のコンテンツメニュー画面において、新着ボタン501がタップされると、CPU211は、図6の新着一覧画面に遷移する。
次に、CPU211は、表示されたデザイン一覧画面の中から、所望のデザインコンテンツの画像が選択されたか判定する(S3504)。所望のデザインコンテンツの画像が選択されたと判定されると(S3504でYES)、CPU211は、選択されたデザインコンテンツの詳細を表す図11(A)のデザイン詳細画面を表示する(S3505)。
図11(A)のデザイン詳細画面にて、ダウンロードボタン1402がタップされると、CPU211は、選択したデザインに対応したデザイン詳細構造化データ(デザインデータ)をダウンロードする(S3506)。ダウンロードが完了すると、CPU211は、図11(B)に示すように、選択したデザインを印刷するための印刷ボタン1501、デザインを編集するためのつくるボタン1502を表示する。つくるボタン1502がタップされると画面が遷移し、CPU211は、図12(A)のデザイン編集確認画面を表示する(S3507)。
図12(A)のデザイン編集確認画面において、ネイルオブジェクトがタップされると、CPU211は、図12(B)のデザイン編集開始画面に遷移させる。図12(B)のデザイン編集開始画面を介して、図13〜図21の編集用画面において、各ネイルオブジェクトのデザインが編集される。CPU211は、デザイン編集が一度でも行われると、図12(A)のデザイン編集確認画面に、新規保存ボタン1603をアクティブな状態で表示する。また、CPU211は、新規保存処理を実行した後には、図22に示すように、上書き保存ボタン3101、別名保存ボタン3102を表示する。印刷ボタン1501、プレビューボタン1602は、常に表示される。
図12(A)又は図22のデザイン編集確認画面において印刷ボタン1501がタップされると、CPU211は、印刷のための処理を実行する(S3510)。印刷のための処理は、図27を用いて詳細に説明する。この処理の終了後、CPU211は、図22のデザイン編集確認画面に表示を戻す。図22において、プレビューボタン1602がタップされると、CPU211は、図24のプレビュー画面を表示する(S3514)。このプレビュー画面において、編集したデザインの印刷完成後のイメージを確認することができる。新規保存ボタン1603、上書き保存ボタン3101、別名保存ボタン3102がそれぞれタップされると、各々の保存に応じた保存処理が実行される(S3515)。CPU211は、各保存処理の終了後、図22のデザイン編集確認画面に戻る。この画面において、表示されたいずれかのネイルオブジェクトがタッチされると、デザイン編集画面に遷移し、ネイルオブジェクトのデザインを編集することができる(S3516)。ネイルオブジェクトのデザイン編集処理については図28を用いて詳細に説明する。編集終了後、図22のデザイン編集確認画面に戻る。そして、図示はしないが端末装置200においてアプリ終了操作が行われると、CPU211は、アプリケーションの処理を終了する。
次に、図27のフローチャートを使用して印刷処理フローを説明する。CPU211は、印刷ボタン1501のユーザ指示に応じて、図25の印刷実行画面を表示する。本画面への遷移に応じて、CPU211は、端末装置200が属するネットワークに接続されているプリンタを探索する処理を実行する。そして、CPU211は、探索処理により複数発見されたプリンタの一覧をプリンタ表示リスト3401に表示する。そして、ユーザは該リストの中から所望するプリンタを選択することが可能となる。
図25において実行ボタン3404がタップされると、CPU211は、SVG形式のデザイン詳細構造化データ(デザインデータ)に基づきレンダリング処理を実行し、RGBデータを生成する(S3602)。レンダリング処理時は、印刷対象選択ボタン3402により、選択されたネイルオブジェクト(印刷オブジェクト)のみレンダリングを実行する。例えば、印刷オブジェクトとして、ネイルオブジェクトの上段のみ印刷するように選択された場合は、デザイン詳細構造化データから、下段の部分を削除し、レンダリングを行う。さらに、位置調整ボタン3403により上下・左右への調整量が入力された場合は、CPU211は、レンダリング時に該調整量を考慮したRGBデータを生成する。次いで、CPU211は、RGBデータを、プリンタで印刷可能なJPEGデータに変換する。そして、そのJPEGデータに印刷制御命令を付与し、印刷データを生成する。
以上の処理により、ユーザからの印刷指示に応じて、プリンタへ送信する印刷データを生成することが可能となる。なお、S3601のプリンタ選択処理では、端末装置200が属するネットワークに接続されたプリンタを探索し、発見された複数のプリンタの中から、ユーザ入力により1つのプリンタが選択された。そして、CPU211は、その選択されたプリンタを、印刷を実行するプリンタとして指定した。しかしながら、本実施形態はこの例に限定されない。例えば、端末装置200が属するネットワークに一台のプリンタしか接続されていない場合は、ユーザがそのプリンタを指定することで、CPU211は、その接続された一台のプリンタを印刷実行プリンタとして指定してもよい。さらに、CPU211は、端末装置200が属するネットワークに接続されたプリンタの探索処理とは別に、端末装置200と接続可能なプリンタを検索(スキャン)してもよい。例えば、外部に設けられたアクセスポイントを介さずにダイレクトに無線LAN接続可能なプリンタは、SSID等を含む識別情報を発信している。CPU211は、このSSID等を含む識別情報を端末装置200の無線LANユニット102に受信させてもよい。そして、CPU211は、スキャンにより得られた接続可能プリンタのSSID等の識別情報を一覧表示する。この一覧表示の中には、現在、端末装置200が属するネットワークに接続されたプリンタのSSID等の識別情報も表示するとよい。そして、その一覧の中からユーザに所望なプリンタ選択を促せてもよい。また、その選択されたプリンタをアプリケーションに登録することも可能である。CPU211は、プリンタをアプリケーションに登録すると、以降はそのプリンタを印刷実行プリンタとして指定する。そして、印刷実行のタイミングにおいて、その登録されたプリンタが、実際に、端末装置200と接続できるかを判定するとよい。つまり、登録されたプリンタが、端末装置200と同じネットワークに属していると判定されれば、そのままそのプリンタに印刷データを送信することができる。
次に、図28のフローチャート図を使用してデザイン編集処理を説明する。図26のS3516において、デザイン編集処理が開始されると、CPU211は、図12(B)のデザイン編集開始画面を表示する(S3701)。CPU211は、図12(B)のデザイン編集開始画面において、デザインするボタン1701がタップされたかを判定し(S3702)、タップされたと判定されると、デザインの編集が可能となる。前述したように、文字、スタンプ、画像の追加、および背景色を変更するといった編集作業が行なわれる(S3703)。CPU211は、図12(B)のデザイン編集開始画面において、別のネイルにコピーボタン1703がタップされたかを判定し(S3704)、タップされたと判定されると、前述したように、あるネイルオブジェクトのデザインが他のネイルオブジェクトにコピーされる(S3705)。CPU211は、図12(B)のデザイン編集開始画面において、ダウンロード済みデザインアイテムボタン1702がタップされたか判定し(S3706)、タップされたと判定されると、前述したように、ダウンロード済の他のデザインが、ネイルオブジェクトに反映される(S3707)。
以上説明したように、本実施形態では、ネイルシール作成用のアプリケーションを用いることにより、ユーザがスマートフォン等の端末装置を用いて容易にネイルシールのデザインを編集作成することが可能となる。また、アプリケーションは、編集作成されたデザインに基づき印刷データを生成することができ、ユーザは、その印刷データに基づく印刷を実行させるプリンタ指定することができる。よって、ユーザ所有のプリンタや近くにあるプリンタを用いて印刷を実行できるため、容易にネイルシールが作成可能となる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することとなる。プロセッサーとしては、CPU、MPU等のプロセッサーが含まれる。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することとなる。プロセッサーとしては、CPU、MPU等のプロセッサーが含まれる。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSやアプリケーションなどが実際の処理の一部または全部を行ってもよい。このOSやアプリケーションの処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。
200 端末装置
300 印刷装置
400 コンテンツ管理サーバ
300 印刷装置
400 コンテンツ管理サーバ
Claims (10)
- 情報処理装置のコンピュータに、
爪に固定するシートのデザインコンテンツに関連する画像の一覧画面を表示させるステップと、
前記一覧画面におけるユーザ選択に基づき、前記選択された画像に関連するデザインデータの編集を受け付ける編集画面を表示させるステップと、
前記編集画面において編集されたデザインデータに基づき、印刷データを生成するステップと、
ユーザ入力に応じて、前記印刷データに基づく印刷を実行させるための印刷装置の指定を受け付けるステップと、
を実行させるプログラム。 - 前記コンピュータに、
前記情報処理装置と接続可能な印刷装置をスキャンするステップをさらに実行させ、
前記スキャンにより前記情報処理装置と接続可能な印刷装置が複数発見された場合、ユーザ入力に応じて、前記発見された複数の印刷装置から印刷を実行させる印刷装置が指定されることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。 - 前記コンピュータに、
前記指定された印刷装置を登録するステップと、
ユーザ入力に応じて、前記登録された印刷装置が、前記情報処理装置が属するネットワークに接続されているか判定するステップと、
をさらに実行させることを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラム。 - 前記一覧画面では、印刷が施されたシートが爪に固定された状態を示す画像が表示され、前記編集画面では、前記選択された画像に関連するデザインコンテンツの印刷レイアウトを示す画像が表示されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のプログラム。
- 前記印刷レイアウト内に表示された複数の印刷オブジェクトのうち、印刷を実行する印刷オブジェクトを選択可能であることを特徴とする請求項4に記載のプログラム。
- 前記一覧画面内の1つのデザインコンテンツに関連する画像の領域において表示される爪に固定されたシートの数よりも、前記編集画面において表示される印刷オブジェクトの数のほうが多いことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のプログラム。
- 前記編集画面に表示された複数の印刷オブジェクトの中から選択された印刷オブジェクトのデザインを、別の印刷オブジェクトにコピーすることが可能であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のプログラム。
- 前記編集画面において選択された印刷オブジェクトについての編集を可能にするための個別編集画面が表示され、
前記個別編集画面では、前記印刷オブジェクト上にガイドが表示されることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のプログラム。 - 爪に固定するシートのデザインコンテンツに関連する画像の一覧画面を表示させる手段と、
前記一覧画面におけるユーザ選択に基づき、前記選択された画像に関連するデザインデータの編集を受け付ける編集画面を表示させる手段と、
前記編集画面において編集されたデザインデータに基づき、印刷データを生成する手段と、
ユーザ入力に応じて、前記印刷データに基づく印刷を実行させるための印刷装置の指定を受け付ける手段と、
を備える情報処理装置。 - 情報処理装置の制御方法であって、
爪に固定するシートのデザインコンテンツに関連する画像の一覧画面を表示させるステップと、
前記一覧画面におけるユーザ選択に基づき、前記選択された画像に関連するデザインデータの編集を受け付ける編集画面を表示させるステップと、
前記編集画面において編集されたデザインデータに基づき、印刷データを生成するステップと、
ユーザ入力に応じて、前記印刷データに基づく印刷を実行させるための印刷装置の指定を受け付けるステップと、
を備えることを特徴とする制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018082666A JP2019191837A (ja) | 2018-04-23 | 2018-04-23 | プログラム、情報処理装置、および制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018082666A JP2019191837A (ja) | 2018-04-23 | 2018-04-23 | プログラム、情報処理装置、および制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019191837A true JP2019191837A (ja) | 2019-10-31 |
Family
ID=68390389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018082666A Pending JP2019191837A (ja) | 2018-04-23 | 2018-04-23 | プログラム、情報処理装置、および制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019191837A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11504985B2 (en) | 2020-06-16 | 2022-11-22 | Seiko Epson Corporation | Recording apparatus |
WO2023281954A1 (ja) * | 2021-07-07 | 2023-01-12 | 株式会社ワコム | 情報処理装置、方法、プログラム及びシステム |
-
2018
- 2018-04-23 JP JP2018082666A patent/JP2019191837A/ja active Pending
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US11504985B2 (en) | 2020-06-16 | 2022-11-22 | Seiko Epson Corporation | Recording apparatus |
WO2023281954A1 (ja) * | 2021-07-07 | 2023-01-12 | 株式会社ワコム | 情報処理装置、方法、プログラム及びシステム |
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