JP2019190489A - 車両用駆動装置の制御装置 - Google Patents

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Asami Fujita
麻実 藤田
松井 康成
Yasunari Matsui
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Abstract

【課題】車両の急減速時におけるベルト式の無段変速機構のベルト戻り性能を確保できる制御装置を提供する。【解決手段】ロックアップクラッチLUの係合中における車両10の急減速時であって、且つ、油圧アクチュエータ57が作動している場合には、ロックアップクラッチLUが解放されるため、エンジン12のエンジン回転速度Neの急激な低下が抑制される。これより、オイルポンプ44から吐出される作動油の流量の減少が抑制され、無段変速機構24の変速に必要な作動油が確保されることで、無段変速機構24の変速が可能となる。よって、車両10の急減速時であっても無段変速機構24のベルト戻り性能を確保することができる。【選択図】図3

Description

本発明は、ロックアップクラッチ付の流体伝動装置とベルト式の無段変速機構とを備えた車両用駆動装置の制御装置に関するものである。
エンジンと、ベルト式無段変速機構と、それらエンジンと無段変速機構との間に設けられているロックアップクラッチ付のトルクコンバータとを、備えた車両用駆動装置がよく知られている。例えば、特許文献1に記載の車両がそれである。特許文献1には、車両の急減速時においてロックアップクラッチが係合している場合には、無段変速機構の変速を制限することが記載されている。
特開2005−315291号公報 特開平8−86353号公報
ところで、特許文献1において、車両の急減速時にロックアップクラッチが係合している場合には、無段変速機構の変速が制限されるが、その背反としてベルトが適切な位置まで移動しないことで、急減速時におけるベルトの戻り性能が確保されないという問題が発生する。また、車両の急減速時において、オイルポンプから吐出される作動油によって駆動される所定の油圧アクチュエータ(無段変速機構の変速用の油圧アクチュエータを除く)が作動している場合には、作動油の消費量がさらに増加するため、無段変速機構の変速が一層困難となり、無段変速機構のベルト戻り性能が悪化する。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、車両の急減速時におけるベルト式の無段変速機構のベルト戻り性能を確保できる制御装置を提供することにある。
第1発明の要旨とするところは、(a)エンジンと、ベルト式無段変速機構と、そのエンジンとその無段変速機構との間に設けられているロックアップクラッチ付の流体伝動装置と、前記エンジンによって駆動させられ、油圧系のアクチュエータに供給される元圧を発生させるオイルポンプとを、備える車両用駆動装置、の制御装置であって、(b)前記ロックアップクラッチの係合中における車両の急減速時において、前記油圧系のアクチュエータのうちの所定のアクチュエータが作動している場合には、前記ロックアップクラッチを解放することを特徴とする。
第1発明の車両用駆動装置の制御装置によれば、ロックアップクラッチの係合中における車両の急減速時であって、且つ、油圧系のアクチュエータのうちの所定のアクチュエータが作動している場合には、ロックアップクラッチが解放されるため、エンジンの回転速度の急激な低下が抑制される。従って、オイルポンプから吐出される作動油の流量の減少が抑制され、無段変速機構の変速に必要な作動油が確保されることで、無段変速機構の変速が可能となる。よって、車両の急減速時であってもベルト式の無段変速機構のベルト戻り性能を確保することができる。
本発明が適用される車両の概略構成を説明する図であると共に、車両における各種制御の為の制御機能および制御系統の要部を説明する図である。 図1の無段変速機構の構造、および無段変速機構を制御する油圧制御回路の構造を説明する為の図である。 図1の電子制御装置の制御作動のうち、車両の急減速時であっても無段変速機構の変速を可能にする制御作動を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも正確に描かれていない。
図1は、本発明が適用される車両10の概略構成を説明する図であると共に、車両10における各種制御の為の制御機能および制御系統の要部を説明する図である。図1において、車両10は、動力源として機能するエンジン12の動力を駆動輪14に伝達する車両用駆動装置16(以下、駆動装置16と称す)を備えている。
駆動装置16は、非回転部材としてのケース18内において、エンジン12と、エンジン12に連結された流体式伝動装置としての公知のトルクコンバータ20と、トルクコンバータ20に連結された入力軸22と、入力軸22に連結されたベルト式の無段変速機構24(以下、無段変速機構24)と、同じく入力軸22に連結された前後進切替装置26と、前後進切替装置26を介して入力軸22に連結されて無段変速機構24と並列に設けられたギヤ機構28と、無段変速機構24およびギヤ機構28の共通の出力回転部材である出力軸30と、カウンタ軸32と、出力軸30およびカウンタ軸32に各々相対回転不能に設けられて噛み合う一対のギヤから成る減速歯車装置34と、カウンタ軸32に相対回転不能に設けられたギヤ36と、ギヤ36に連結されたデファレンシャル装置38とを、備えている。また、駆動装置16は、デファレンシャル装置38に連結された左右の車軸40を備えている。入力軸22は、エンジン12の動力が伝達される入力回転部材である。出力軸30は、駆動輪14へエンジン12の動力を出力する出力回転部材である。前記動力は、特に区別しない場合にはトルクや力も同意である。
このように構成された駆動装置16において、エンジン12から出力される動力は、トルクコンバータ20、前後進切替装置26、ギヤ機構28、減速歯車装置34、デファレンシャル装置38、車軸40等を順次介して、左右の駆動輪14へ伝達される。または、駆動装置16において、エンジン12から出力される動力は、トルクコンバータ20、無段変速機構24、減速歯車装置34、デファレンシャル装置38、車軸40等を順次介して、左右の駆動輪14へ伝達される。
上述したように、駆動装置16は、エンジン12と駆動輪14との間の動力伝達経路PTに並列に設けられた、ギヤ機構28および無段変速機構24を備えている。具体的には、駆動装置16は、入力軸22と出力軸30との間の動力伝達経路PTに並列に設けられた、ギヤ機構28および無段変速機構24を備えている。駆動装置16は、入力軸22と出力軸30との間に並列に設けられた、エンジン12の動力を入力軸22から出力軸30へ各々伝達することが可能な複数の動力伝達経路を備えている。
複数の動力伝達経路は、ギヤ機構28を介した第1動力伝達経路PT1、および無段変速機構24を介した第2動力伝達経路PT2である。すなわち、駆動装置16は、第1動力伝達経路PT1と第2動力伝達経路PT2との複数の動力伝達経路を、入力軸22と出力軸30との間に並列に備えている。第1動力伝達経路PT1は、エンジン12の動力を入力軸22からギヤ機構28を介して駆動輪14へ伝達する動力伝達経路である。第2動力伝達経路PT2は、エンジン12の動力を入力軸22から無段変速機構24を介して駆動輪14へ伝達する動力伝達経路である。
駆動装置16では、エンジン12の動力を駆動輪14へ伝達する動力伝達経路が、車両10の走行状態に応じて、第1動力伝達経路PT1と第2動力伝達経路PT2との間で切り替えられる。駆動装置16は、第1動力伝達経路PT1と第2動力伝達経路PT2とを選択的に形成する複数の係合装置を備えている。複数の係合装置は、第1クラッチC1、第1ブレーキB1、および第2クラッチC2を含んでいる。第1クラッチC1は、第1動力伝達経路PT1に設けられており、第1動力伝達経路PT1を選択的に接続したり、切断したりする係合装置(断接装置)であって、前進時に、係合されることで第1動力伝達経路PT1を形成する係合装置である。第1ブレーキB1は、第1動力伝達経路PT1に設けられており、第1動力伝達経路PT1を選択的に接続したり、切断したりする係合装置(断接装置)であって、後進時に、係合されることで第1動力伝達経路PT1を形成する係合装置である。第1動力伝達経路PT1は、第1クラッチC1または第1ブレーキB1の係合によって形成される。第2クラッチC2は、第2動力伝達経路PT2に設けられており、第2動力伝達経路PT2を選択的に接続したり、切断したりする係合装置(断接装置)であって、係合されることで第2動力伝達経路PT2を形成する係合装置である。第2動力伝達経路PT2は、第2クラッチC2の係合によって形成される。第1クラッチC1、第1ブレーキB1、および第2クラッチC2は何れも、各々が有する油圧アクチュエータC1a、B1a、C2a(図2参照)によって摩擦係合させられる公知の油圧式の湿式摩擦係合装置である。
エンジン12は、電子スロットル装置や燃料噴射装置や点火装置などのエンジン12の出力制御に必要な種々の機器を有するエンジン制御装置42を備えている。エンジン12は、後述する電子制御装置100によって、運転者による車両10に対する駆動要求量に対応するアクセルペダルの操作量であるアクセル操作量θaccに応じてエンジン制御装置42が制御されることで、エンジン12の出力トルクであるエンジントルクTeが制御される。
トルクコンバータ20は、エンジン12と無段変速機構24との間に設けられ、エンジン12に連結されたポンプ翼車20p、および入力軸22に連結されたタービン翼車20tを備えている。トルクコンバータ20は、エンジン12の動力を入力軸22へ伝達する流体伝動装置である。トルクコンバータ20は、ポンプ翼車20pとタービン翼車20tとの間すなわちトルクコンバータ20の入出力回転部材間を直結可能な公知のロックアップクラッチLUを備えている。ロックアップクラッチLUは、車両の走行状態に応じてポンプ翼車20pとタービン翼車20tとの間(すなわちエンジン12と入力軸22との間)を直結する。例えば、比較的高車速領域において、ロックアップクラッチLUによってエンジン12と入力軸12とが直結される。
駆動装置16は、ポンプ翼車20pに連結された機械式のオイルポンプ44を備えている。オイルポンプ44は、エンジン12により回転駆動されることにより、無段変速機構24を変速制御したり、無段変速機構24におけるベルト挟圧力を発生させたり、前記複数の係合装置の各々の係合や解放などの作動状態を切り替えたり、ロックアップクラッチLUの作動状態を切り替えたりする為の作動油圧の元圧を、車両10に備えられた油圧制御回路46へ供給する。すなわち、オイルポンプ44は、後述する複数のソレノイドバルブSLおよび複数の油圧アクチュエータに供給される元圧を発生させ、油圧制御回路46へ供給する。
前後進切替装置26は、ダブルピニオン型の遊星歯車装置26p、第1クラッチC1、および第1ブレーキB1を備えている。遊星歯車装置26pは、入力要素としてのキャリア26cと、出力要素としてのサンギヤ26sと、反力要素としてのリングギヤ26rとの3つの回転要素を有する差動機構である。キャリア26cは、入力軸22に連結されている。リングギヤ26rは、第1ブレーキB1を介してケース18に選択的に連結される。サンギヤ26sは、入力軸22回りにその入力軸22に対して同軸心に相対回転可能に設けられた小径ギヤ48に連結されている。キャリア26cとサンギヤ26sとは、第1クラッチC1を介して選択的に連結される。
ギヤ機構28は、小径ギヤ48と、ギヤ機構カウンタ軸50と、ギヤ機構カウンタ軸50回りにそのギヤ機構カウンタ軸50に対して同軸心に相対回転不能に設けられて小径ギヤ48と噛み合う大径ギヤ52とを備えている。大径ギヤ52は、小径ギヤ48よりも大径である。また、ギヤ機構28は、ギヤ機構カウンタ軸50回りにそのギヤ機構カウンタ軸50に対して同軸心に相対回転可能に設けられたアイドラギヤ54と、出力軸30回りにその出力軸30に対して同軸心に相対回転不能に設けられてアイドラギヤ54と噛み合う出力ギヤ56とを備えている。出力ギヤ56は、アイドラギヤ54よりも大径である。従って、ギヤ機構28は、入力軸22と出力軸30との間の動力伝達経路PTにおいて、1つのギヤ段を形成する。
ギヤ機構28は、ギヤ段を有するギヤ機構である。ギヤ機構28は、更に、ギヤ機構カウンタ軸50回りに、大径ギヤ52とアイドラギヤ54との間に設けられて、これらの間の動力伝達経路を選択的に接続したり、切断したりする噛合式クラッチD1を備えている。噛合式クラッチD1は、第1動力伝達経路PT1を選択的に接続したり、切断したりする係合装置であって、係合されることで第1動力伝達経路PT1を形成する係合装置(断接装置)である。噛合式クラッチD1は、第1クラッチC1または第1ブレーキB1と共に係合されることで第1動力伝達経路PT1を形成する係合装置であり、前記複数の係合装置に含まれる。噛合式クラッチD1は、係合する際に回転を同期させる同期機構としての公知のシンクロメッシュ機構S1を備えている。噛合式クラッチD1は、動力伝達装置16に備えられた油圧アクチュエータ57の作動によって作動状態が切り替えられる。
第1動力伝達経路PT1は、噛合式クラッチD1と、噛合式クラッチD1よりも入力軸22側に設けられた第1クラッチC1とが共に係合されることで形成される。第1動力伝達経路PT1は、第1クラッチC1に替えて、噛合式クラッチD1よりも入力軸22側に設けられた第1ブレーキB1、および噛合式クラッチD1の係合によっても形成される。第1クラッチC1の係合により前進用の動力伝達経路が形成される一方で、第1ブレーキB1の係合により後進用の動力伝達経路が形成される。第1クラッチC1および噛合式クラッチD1の係合によって形成される第1動力伝達経路PT1は、前進走行用第1動力伝達経路である。第1ブレーキB1および噛合式クラッチD1の係合によって形成される第1動力伝達経路PT1は、後進走行用第1動力伝達経路である。駆動装置16では、第1動力伝達経路PT1が形成されると、エンジン12の動力を入力軸22からギヤ機構28を経由して出力軸30へ伝達することができる動力伝達可能状態とされる。一方で、第1動力伝達経路PT1は、第1クラッチC1および第1ブレーキB1が共に解放されると、または、噛合式クラッチD1が解放されると、動力伝達が不能なニュートラル状態とされる。
図2は、無段変速機構24の構造および無段変速機構24を制御する油圧制御回路46の構造を説明するための図である。図1、図2において、無段変速機構24は、入力軸22と同軸心上に設けられて入力軸22と一体的に連結されたプライマリ軸58と、プライマリ軸58に連結された有効径が可変のプライマリプーリ60と、出力軸30と同軸心上に設けられたセカンダリ軸62と、セカンダリ軸62に連結された有効径が可変のセカンダリプーリ64と、それら各プーリ60,64の間に巻き掛けられた伝達要素としての伝動ベルト66とを備えている。無段変速機構24は、各プーリ60,64と伝動ベルト66との間の摩擦力を介して動力伝達が行われる公知のベルト式の無段変速機であり、エンジン12の動力を駆動輪14側へ伝達する。前記摩擦力は、挟圧力も同意であり、ベルト挟圧力ともいう。このベルト挟圧力は、無段変速機構24における伝動ベルト66のトルク容量であるベルトトルク容量Tcvtに比例する。
プライマリプーリ60は、プライマリ軸58に連結された固定シーブ60aと、固定シーブ60aに対してプライマリ軸58の軸心回りの相対回転不能且つ軸心方向の移動可能に設けられた可動シーブ60bと、可動シーブ60bに対してプライマリ推力Wpriを付与する油圧アクチュエータ60cとを備えている。プライマリ推力Wpriは、固定シーブ60aと可動シーブ60bとの間のV溝幅を変更する為のプライマリプーリ60の推力(=プライマリ圧Ppri×受圧面積)である。つまり、プライマリ推力Wpriは、油圧アクチュエータ60cによって付与される伝動ベルト66を挟圧するプライマリプーリ60の推力である。プライマリ圧Ppriは、油圧制御回路46によって油圧アクチュエータ60cへ供給される油圧であり、プライマリ推力Wpriを生じさせるプーリ油圧である。
また、セカンダリプーリ64は、セカンダリ軸62に連結された固定シーブ64aと、固定シーブ64aに対してセカンダリ軸62の軸心回りの相対回転不能且つ軸心方向の移動可能に設けられた可動シーブ64bと、可動シーブ64bに対してセカンダリ推力Wsecを付与する油圧アクチュエータ64cとを備えている。セカンダリ推力Wsecは、固定シーブ64aと可動シーブ64bとの間のV溝幅を変更する為のセカンダリプーリ64の推力(=セカンダリ圧Psec×受圧面積)である。つまり、セカンダリ推力Wsecは、油圧アクチュエータ64cによって付与される伝動ベルト66を挟圧するセカンダリプーリ64の推力である。セカンダリ圧Psecは、油圧制御回路46によって油圧アクチュエータ64cへ供給される油圧であり、セカンダリ推力Wsecを生じさせるプーリ油圧である。
無段変速機構24では、後述する電子制御装置100により駆動される油圧制御回路46によってプライマリ圧Ppriおよびセカンダリ圧Psecが各々調圧制御されることにより、プライマリ推力Wpriおよびセカンダリ推力Wsecが各々制御される。これにより、無段変速機構24では、各プーリ60,64のV溝幅が変化して伝動ベルト66の掛かり径(=有効径)が変更され、変速比γcvt(=プライマリ回転速度Npri/セカンダリ回転速度Nsec)が変化させられると共に、伝動ベルト66が滑りを生じないようにベルト挟圧力が制御される。つまり、プライマリ推力Wpriおよびセカンダリ推力Wsecが各々制御されることで、伝動ベルト66の滑りであるベルト滑りが防止されつつ無段変速機構24の変速比γcvtが目標変速比γcvttgtに向かって変速される。なお、プライマリ回転速度Npriはプライマリ軸58の回転速度であり、セカンダリ回転速度Nsecはセカンダリ軸62の回転速度である。
無段変速機構24では、プライマリ圧Ppriが高められると、プライマリプーリ60のV溝幅が狭くされて変速比γcvtが小さくされる。変速比γcvtが小さくされることは、無段変速機構24がアップシフトされることである。無段変速機構24では、プライマリプーリ60のV溝幅が最小とされるところで、最ハイ側変速比γminが形成される。この最ハイ側変速比γminは、無段変速機構24により形成できる変速比γcvtの範囲のうちの最も高車速側となる最高車速側の変速比γcvtであり、変速比γcvtが最も小さな値となる最小変速比である。
一方で、無段変速機構24では、プライマリ圧Ppriが低められると、プライマリプーリ60のV溝幅が広くされて変速比γcvtが大きくされる。変速比γcvtが大きくされることは、無段変速機構24がダウンシフトされることである。無段変速機構24では、プライマリプーリ60のV溝幅が最大とされるところで、最ロー側変速比γmaxが形成される。この最ロー側変速比γmaxは、無段変速機構24により形成できる変速比γcvtの範囲のうちの最も低車速側となる最低車速側の変速比γcvtであり、変速比γcvtが最も大きな値となる最大変速比である。
なお、無段変速機構24では、プライマリ推力Wpriとセカンダリ推力Wsecとによりベルト滑りが防止されつつ、プライマリ推力Wpriとセカンダリ推力Wsecとの相互関係にて目標変速比γcvttgtが実現されるものであり、一方の推力のみで目標の変速が実現されるものではない。プライマリ圧Ppriとセカンダリ圧Psecとの相互関係で、プライマリ推力Wpriとセカンダリ推力Wsecとの比の値である推力比τ(=Wsec/Wpri)が変更されることにより無段変速機構24の変速比γcvtが変更される。推力比τは、セカンダリ推力Wsecのプライマリ推力Wpriに対する比の値である。例えば、推力比τが大きくされる程、変速比γcvtが大きくされる、すなわち無段変速機構24はダウンシフトされる。
出力軸30は、セカンダリ軸62に対して同軸心に相対回転可能に配置されている。第2クラッチC2は、セカンダリプーリ64と出力軸30との間の動力伝達経路に設けられている。第2動力伝達経路PT2は、第2クラッチC2が係合されることで形成される。駆動装置16では、第2動力伝達経路PT2が形成されると、エンジン12の動力を入力軸22から無段変速機構24を経由して出力軸30へ伝達することができる動力伝達可能状態とされる。一方で、第2動力伝達経路PT2は、第2クラッチC2が解放されると、ニュートラル状態とされる。無段変速機構24の変速比γcvtは、第2動力伝達経路PT2における変速比に相当する。
駆動装置16では、第1動力伝達経路PT1における変速比γgear(=入力軸回転速度Nin/出力軸回転速度Nout)であるギヤ機構28の変速比ELは、第2動力伝達経路PT2における最大変速比である無段変速機構24の最ロー側変速比γmaxよりも大きな値に設定されている。すなわち、変速比ELは、最ロー側変速比γmaxよりもロー側の変速比に設定されている。ギヤ機構28の変速比ELは、駆動装置16における第1速変速比γ1に相当し、無段変速機構24の最ロー側変速比γmaxは、駆動装置16における第2速変速比γ2に相当する。このように、第2動力伝達経路PT2は、第1動力伝達経路PT1よりもハイ側の変速比が形成される。なお、入力軸回転速度Ninは入力軸22の回転速度であり、出力軸回転速度Noutは出力軸30の回転速度である。
車両10では、第1走行モードとしてのギヤ走行モードでの走行と第2走行モードとしてのベルト走行モードでの走行とを選択的に行うことが可能である。ギヤ走行モードは、第1動力伝達経路PT1を用いて走行することが可能な走行モードであって、駆動装置16において第1動力伝達経路PT1が形成された状態とする走行モードである。ベルト走行モードは、第2動力伝達経路PT2を用いて走行することが可能な走行モードであって、駆動装置16において第2動力伝達経路PT2が形成された状態とする走行モードである。
ギヤ走行モードにおいて前進走行を可能とする場合、第1クラッチC1および噛合式クラッチD1が係合され、且つ、第2クラッチC2および第1ブレーキB1が解放される。ギヤ走行モードにおいて後進走行を可能とする場合、第1ブレーキB1および噛合式クラッチD1が係合され、且つ、第2クラッチC2および第1クラッチC1が解放される。ベルト走行モードでは、第2クラッチC2が係合され、且つ、第1クラッチC1および第1ブレーキB1が解放される。このベルト走行モードでは前進走行が可能となる。
ギヤ走行モードは、車両停止中を含む比較的低車速領域において選択される。ベルト走行モードは、中車速領域を含む比較的高車速領域において選択される。ベルト走行モードのうちの中車速領域でのベルト走行モードでは噛合式クラッチD1が係合される一方で、ベルト走行モードのうちの高車速領域でのベルト走行モードでは噛合式クラッチD1が解放される。高車速領域でのベルト走行モードにて噛合式クラッチD1が解放されるのは、例えばベルト走行モードでの走行中のギヤ機構28等の引き摺りをなくすと共に、高車速においてギヤ機構28や遊星歯車装置26pの構成部材である例えばピニオン等が高回転化するのを防止する為である。
車両10は、車両10の制御装置を含むコントローラとしての電子制御装置100を備えている。電子制御装置100は、例えばCPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えた所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、CPUはRAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより車両10の各種制御を実行する。電子制御装置100は、エンジン12の出力制御、無段変速機構24の変速制御やベルト挟圧力制御、前記複数の係合装置(C1、B1、C2、D1)の各々の作動状態を切り替える油圧制御、ロックアップクラッチLUのロックアップ制御等を実行する。電子制御装置100は、必要に応じてエンジン制御用、油圧制御用等に分けて構成される。
電子制御装置100には、車両10に備えられた各種センサ等(例えば各種回転速度センサ70、72,74,76、アクセル操作量センサ78、スロットル開度センサ80、シフトポジションセンサ82、油温センサ84など)による各種検出信号等(例えばエンジン回転速度Ne、入力軸回転速度Ninと同値となるプライマリ回転速度Npri、セカンダリ回転速度Nsecおよび車速Vに対応する出力軸回転速度Nout、運転者の加速操作の大きさを表すアクセル操作量θacc、スロットル開度tap、車両10に備えられたシフト切替装置としてのシフトレバー85の操作ポジションPOSsh、油圧制御回路46内の作動油の温度である作動油温THoilなど)が、それぞれ供給される。
電子制御装置100からは、車両10に備えられた各装置(例えばエンジン制御装置42、油圧制御回路46など)に各種指令信号(例えばエンジン12を制御する為のエンジン制御指令信号Se、無段変速機構24の変速やベルト挟圧力等を制御する為の油圧制御指令信号Scvt、前記複数の係合装置の各々の作動状態を制御する為の油圧制御指令信号Scbd、ロックアップクラッチLUの作動状態を制御する為の油圧制御指令信号Sluなど)が、それぞれ出力される。なお、入力軸回転速度Nin(=プライマリ回転速度Npri)は、タービン回転速度でもあり、プライマリ回転速度Npriはプライマリプーリ60の回転速度でもある。セカンダリ回転速度Nsecは、セカンダリプーリ64の回転速度でもある。また、電子制御装置100は、プライマリ回転速度Npriとセカンダリ回転速度Nsecとに基づいて無段変速機構24の実際の変速比γcvtである実変速比γcvt(=Npri/Nsec)を算出する。
シフトレバー85の操作ポジションPOSshは、例えばP,R,N,D操作ポジションである。P操作ポジションは、駆動装置16がニュートラル状態とされ且つ出力軸30が回転不能に機械的に固定された駆動装置16のPポジションを選択するパーキング操作ポジションである。駆動装置16のニュートラル状態は、例えば第1クラッチC1、第1ブレーキB1、および第2クラッチC2が共に解放されることで実現される。つまり、駆動装置16のニュートラル状態は、第1動力伝達経路PT1および第2動力伝達経路PT2が何れも形成されていない状態である。R操作ポジションは、ギヤ走行モードにて後進走行を可能とする駆動装置16のRポジションを選択する後進走行操作ポジションである。N操作ポジションは、駆動装置16がニュートラル状態とされた駆動装置16のNポジションを選択するニュートラル操作ポジションである。D操作ポジションは、ギヤ走行モードにて前進走行を可能とするか、または、ベルト走行モードにて無段変速機構24の自動変速制御を実行して前進走行を可能とする駆動装置16のDポジションを選択する前進走行操作ポジションである。
油圧制御回路46は、図2に示すように、複数のソレノイドバルブSL、マニュアルバルブ86、プライマリ圧コントロールバルブ88、セカンダリ圧コントロールバルブ90、シーケンスバルブ92、C1コントロールバルブ94、S1B1コントロールバルブ96、LU圧コントロールバルブ97、およびアキュムレータ98などを備えている。
マニュアルバルブ86は、運転者によるシフトレバー85の切替操作に連動して機械的に油路が切り替えられる。マニュアルバルブ86は、シフトレバー85がD操作ポジションにあるときには、入力されたモジュレータ圧PMをドライブ圧PDとして出力し、シフトレバー85がR操作ポジションにあるときには、入力されたモジュレータ圧PMをリバース圧PRとして出力する。また、マニュアルバルブ86は、シフトレバー85がN操作ポジション或いはP操作ポジションにあるときには、油圧の出力を遮断し、ドライブ圧PDおよびリバース圧PRを排出側へ導く。ドライブ圧PDは、Dレンジ圧または前進油圧ともいう。リバース圧PRは、Rレンジ圧または後進油圧ともいう。モジュレータ圧PMは、ライン圧PLを元圧として、不図示のモジュレータバルブにより一定値に調圧された油圧である。ライン圧PLは、オイルポンプ44によって発生させられた油圧を元圧として、不図示のプライマリレギュレータバルブにより例えばスロットル開度tap等で表されるエンジン負荷に応じて調圧された油圧である。
複数のソレノイドバルブSLは、各々、電子制御装置100により電流制御が為されることで、オイルポンプ44により油圧制御回路46へ供給された作動油を用いて各々調圧した油圧を出力する。複数のソレノイドバルブSLは、C1用ソレノイドバルブSL1、C2用ソレノイドバルブSL2、D1用ソレノイドバルブSLG、プライマリ用ソレノイドバルブSLP、セカンダリ用ソレノイドバルブSLS、およびLU用ソレノイドバルブSLUである。C1用ソレノイドバルブSL1、C2用ソレノイドバルブSL2、D1用ソレノイドバルブSLG、およびLU用ソレノイドバルブSLUは、ノーマリークローズ式の電磁弁である。プライマリ用ソレノイドバルブSLPおよびセカンダリ用ソレノイドバルブSLSは、ノーマリーオープン式の電磁弁である。ノーマリークローズ式の電磁弁は、例えば電子制御装置100からの駆動電流が途絶える断線時には油圧を出力しないオフフェール状態とされる一方で、ノーマリーオープン式の電磁弁は、断線時には最大油圧を出力するオンフェール状態とされる。
C1用ソレノイドバルブSL1は、ドライブ圧PDを元圧として、第1クラッチC1の油圧アクチュエータC1aへ供給される油圧であるC1制御圧Pc1となり得るSL1圧Psl1を出力する。すなわち、C1用ソレノイドバルブSL1は、第1クラッチC1を作動させるC1制御圧Pc1を調圧する。C2用ソレノイドバルブSL2は、ドライブ圧PDを元圧として、第2クラッチC2の油圧アクチュエータC2aへ供給される油圧であるC2制御圧Pc2となり得るSL2圧Psl2を出力する。すなわち、C2用ソレノイドバルブSL2は、第2クラッチC2を作動させるC2制御圧Pc2を調圧する。
D1用ソレノイドバルブSLGは、モジュレータ圧PMを元圧として、噛合式クラッチD1の作動状態を切り替える為の油圧アクチュエータ57へ供給される油圧であるシンクロ制御圧Ps1となり得るSLG圧Pslgを出力する。すなわち、D1用ソレノイドバルブSLGは、噛合式クラッチD1を作動させるシンクロ制御圧Ps1を調圧する。なお、このSLG圧Pslgは、シフトレバー85がR操作ポジションとされてマニュアルバルブ86からリバース圧PRが出力される後進走行時には、第1ブレーキB1の油圧アクチュエータB1aへ供給される油圧であるB1制御圧Pb1となり得る。すなわち、D1用ソレノイドバルブSLGは、後進走行時には、第1ブレーキB1を作動させるB1制御圧Pb1を調圧する。
プライマリ用ソレノイドバルブSLPは、モジュレータ圧PMを元圧として、プライマリプーリ60の油圧アクチュエータ60cへ供給される油圧であるプライマリ圧Ppriを制御する為のSLP圧Pslpを出力する。すなわち、プライマリ用ソレノイドバルブSLPは、プライマリプーリ60を作動させるプライマリ圧Ppriを調圧する。セカンダリ用ソレノイドバルブSLSは、モジュレータ圧PMを元圧として、セカンダリプーリ64の油圧アクチュエータ64cへ供給される油圧であるセカンダリ圧Psecを制御する為のSLS圧Pslsを出力する。すなわち、セカンダリ用ソレノイドバルブSLSは、セカンダリプーリ64を作動させるセカンダリ圧Psecを調圧する。
LU用ソレノイドバルブSLUは、モジュレータ圧PMを元圧として、ロックアップクラッチLUの油圧アクチュエータLUaへ供給される油圧であるLU制御圧Pluを制御する為のSLU圧Psluを出力する。すなわち、LU用ソレノイドバルブSLUは、ロックアップクラッチLUを作動させるLU制御圧Pluを調圧する。油圧アクチュエータLUaは、例えばトルクコンバータ20内の係合側油室20onおよび解放側油室20offなどで構成される(図1参照)。LU制御圧Pluは、係合側油室20on内の油圧と解放側油室20off内の油圧との差圧である。
プライマリ圧コントロールバルブ88は、ライン圧PLを元圧として、SLP圧Pslpに基づいて作動させられることでプライマリ圧Ppriを調圧する。セカンダリ圧コントロールバルブ90は、ライン圧PLを元圧として、SLS圧Pslsに基づいて作動させられることでセカンダリ圧Psecを調圧する。
シーケンスバルブ92は、SLP圧Pslpに基づいて、SL2圧Psl2を第2クラッチC2へ供給する油路を形成する正常位置と、ドライブ圧PDを第2クラッチC2へ供給する油路を形成するフェール位置とに、弁位置が択一的に切り替えられる。シーケンスバルブ92は、モジュレータ圧PMや不図示のスプリングによる付勢力によって正常位置に保持される。シーケンスバルブ92は、SLP圧Pslpの作用によってフェール位置へ切り替えられる。例えば、シーケンスバルブ92は、断線等によってC2用ソレノイドバルブSL2がオフフェール状態となったときに所定圧以上のSLP圧Pslpが出力されると、フェール位置へ切り替えられる。この際、シフトレバー85がD操作ポジションにあるときには、第2クラッチC2へ強制的にドライブ圧PDが供給されてその第2クラッチC2が係合される。SL2圧Psl2やドライブ圧PDは、シーケンスバルブ92を介してC2制御圧Pc2として第2クラッチC2へ供給される。
シーケンスバルブ92は、フェール位置では、SLG圧Pslgをプライマリ圧コントロールバルブ88の油室へ供給する油路も形成される。このプライマリ圧コントロールバルブ88の油室は、プライマリ圧コントロールバルブ88においてSLP圧Pslpによる推力に対向する推力が発生させられるようにSLG圧Pslgを受け入れる油室である。シーケンスバルブ92がSLP圧Pslpの作用によってフェール位置へ切り替えられた際には、SLG圧Pslgがプライマリ圧コントロールバルブ88の油室へ供給され得る。SLP圧Pslpが大きくされるとプライマリ圧コントロールバルブ88ではプライマリ圧Ppriが大きくされる為、無段変速機構24がアップシフトされてしまう。これに対して、プライマリ圧コントロールバルブ88の油室へSLG圧Pslgが供給されるとプライマリ圧Ppriが小さくされて、無段変速機構24をダウンシフト側に変速することが可能となる。
C1コントロールバルブ94は、SL1圧Psl1およびC2制御圧Pc2に基づいて、SL1圧Psl1を第1クラッチC1へ供給する油路を形成する通常状態としての正常位置と、C1制御圧Pc1を排出する油路を形成するタイアップ防止状態としてのフェール位置とに、弁位置が択一的に切り替えられる。C1コントロールバルブ94は、SL1圧Psl1およびC2制御圧Pc2が共に付与されることでフェール位置に切り替えられる。SL1圧Psl1は、C1コントロールバルブ94を介してC1制御圧Pc1として第1クラッチC1へ供給される。C1コントロールバルブ94は、C1制御圧Pc1としてSL1圧Psl1を第1クラッチC1へ供給する油路を遮断することで第1クラッチC1と第2クラッチC2との同時係合によるタイアップを防止するフェールセーフバルブとして機能する。
S1B1コントロールバルブ96は、リバース圧PRに基づいて、SLG圧Pslgを油圧アクチュエータ57へ供給する油路を形成し、且つ、B1制御圧Pb1を排出する油路を形成する非R位置と、モジュレータ圧PMを油圧アクチュエータ57へ供給する油路を形成し、且つ、SLG圧Pslgを第1ブレーキB1へ供給する油路を形成するR位置とに、弁位置が択一的に切り替えられる。S1B1コントロールバルブ96は、リバース圧PRが付与されることでR位置に切り替えられる。SLG圧Pslgは、シフトレバー85がR操作ポジション以外にあるときには、S1B1コントロールバルブ96を介してシンクロ制御圧Ps1として油圧アクチュエータ57へ供給される。一方で、SLG圧Pslgは、シフトレバー85がR操作ポジションにあるときには、すなわち後進走行時には、S1B1コントロールバルブ96を介してB1制御圧Pb1として第1ブレーキB1へ供給される。モジュレータ圧PMは、シフトレバー85がR操作ポジションにあるときには、S1B1コントロールバルブ96を介してシンクロ制御圧Ps1として油圧アクチュエータ57へ供給される。噛合式クラッチD1は、後進走行時には、プライマリ用ソレノイドバルブSLPおよびセカンダリ用ソレノイドバルブSLSに各々入力される元圧であるモジュレータ圧PMが供給されて係合させられる。
LU圧コントロールバルブ97は、SLU圧Psluに基づいて、第2ライン圧PL2を係合側油室20onへ供給する油路を形成し、且つ、解放側油室20offを不図示の排出油路と接続する油路を形成するオン位置と、第2ライン圧PL2を解放側油室20offへ供給する油路を形成し、且つ、係合側油室20onを不図示の排出油路と接続する油路を形成するオフ位置との間で作動させられる。これにより、係合側油室20on内の油圧と解放側油室20off内の油圧との差圧であるLU制御圧Pluが制御されて、ロックアップクラッチLUの作動状態が切り替えられる。LU圧コントロールバルブ97は、SLU圧Psluが付与されることで、オン位置側へ切り替えられる。ロックアップクラッチLUは、所定圧以上のSLU圧Psluが付与されることで、解放状態から係合状態であるロックアップオンへ切り替えられる。第2ライン圧PL2は、ライン圧PLが調圧される際に不図示のプライマリレギュレータバルブから排出された油圧を元圧として、不図示のセカンダリレギュレータバルブにより調圧された油圧である。
アキュムレータ98は、ドライブ圧PDが流通するドライブ圧油路99に接続されている。アキュムレータ98は、スプリングや作動油の漏れを抑制するシール部材などを備え、油圧の蓄圧と蓄圧した油圧の供給とが可能な公知の蓄圧器である。アキュムレータ98内の油圧よりもドライブ圧油路99の油圧が高い場合には、ドライブ圧油路99からアキュムレータ98に油圧が供給され、アキュムレータ98内の油圧がドライブ圧油路99の油圧よりも高い場合には、アキュムレータ98からドライブ圧油路99に油圧が供給される。
第1クラッチC1は、C1制御圧Pc1に応じてトルク容量が変化させられることで作動状態が切り替えられる。第2クラッチC2は、C2制御圧Pc2に応じてトルク容量が変化させられることで作動状態が切り替えられる。このように、油圧制御回路46は、電子制御装置100が出力する油圧制御指令信号Scbdである油圧指示値に基づいて各制御圧Pc1,Pc2を供給する。C1制御圧Pc1に対応する油圧指示値はC1指示圧であり、C2制御圧Pc2に対応する油圧指示値はC2指示圧である。
電子制御装置100は、車両10における各種制御を実現する為に、エンジン制御手段すなわちエンジン制御部102、変速制御手段すなわち変速制御部104、およびロックアップ制御手段すなわちロックアップ制御部105を機能的に備えている。
エンジン制御部102は、予め実験的に或いは設計的に求められて記憶された関係すなわち予め定められた関係である例えば駆動力マップにアクセル操作量θaccおよび車速Vを適用することで要求駆動力Fdemを算出する。エンジン制御部102は、その要求駆動力Fdemが得られる目標エンジントルクTetを設定し、その目標エンジントルクTetが得られるようにエンジン12を制御するエンジン制御指令信号Seをエンジン制御装置42へ出力する。
変速制御部104は、車両停止中に、操作ポジションPOSshがP操作ポジションまたはN操作ポジションである場合には、ギヤ走行モードへの移行に備えて、噛合式クラッチD1を係合する油圧制御指令信号Scbdを油圧制御回路46へ出力する。変速制御部104は、車両停止中に、操作ポジションPOSshがP操作ポジションまたはN操作ポジションからD操作ポジションとされた場合、第1クラッチC1を係合する油圧制御指令信号Scbdを油圧制御回路46へ出力する。これにより、走行モードが前進走行を可能とするギヤ走行モードへ移行させられる。変速制御部104は、車両停止中に、操作ポジションPOSshがP操作ポジションまたはN操作ポジションからR操作ポジションとされた場合、第1ブレーキB1を係合する油圧制御指令信号Scbdを油圧制御回路46へ出力する。これにより、走行モードが後進走行を可能とするギヤ走行モードへ移行させられる。
変速制御部104は、操作ポジションPOSshがD操作ポジションである場合、ギヤ走行モードとベルト走行モードとを切り替える切替制御を実行する。具体的には、変速制御部104は、ギヤ走行モードにおけるギヤ機構28の変速比ELに対応する第1速変速段と、ベルト走行モードにおける無段変速機構24の最ロー側変速比γmaxに対応する第2速変速段とを切り替える為の所定のヒステリシスを有した、予め定められた関係である有段変速マップとしてのアップシフト線およびダウンシフト線に、車速Vおよびアクセル操作量θaccを適用することで変速の要否を判断し、その判断結果に基づいて走行モードを切り替える。
変速制御部104は、ギヤ走行モードでの走行中にアップシフトを判断してベルト走行モードへ切り替える場合、第1クラッチC1を解放して第2クラッチC2を係合するようにクラッチを掴み替えるクラッチツゥクラッチ変速を行う油圧制御指令信号Scbdを油圧制御回路46へ出力する。これにより、動力伝達装置16における動力伝達経路PTは、第1動力伝達経路PT1から第2動力伝達経路PT2へ切り替えられる。このように、変速制御部104は、第1クラッチC1の解放と第2クラッチC2の係合とによる有段変速制御によって、第1動力伝達経路PT1が形成された状態であるギヤ走行モードから第2動力伝達経路PT2が形成された状態であるベルト走行モードへ切り替える動力伝達装置16のアップシフトを実行する。本実施例では、ギヤ走行モードからベルト走行モードへ切り替える駆動装置16のアップシフトを有段アップシフトと称する。
変速制御部104は、ベルト走行モードでの走行中にダウンシフトを判断してギヤ走行モードへ切り替える場合、第2クラッチC2を解放して第1クラッチC1を係合するようにクラッチを掴み替えるクラッチツゥクラッチ変速を行う油圧制御指令信号Scbdを油圧制御回路46へ出力する。これにより、動力伝達装置16における動力伝達経路PTは、第2動力伝達経路PT2から第1動力伝達経路PT1へ切り替えられる。このように、変速制御部104は、第2クラッチC2の解放と第1クラッチC1の係合とによる有段変速制御によって、第2動力伝達経路PT2が形成された状態であるベルト走行モードから第1動力伝達経路PT1が形成された状態であるギヤ走行モードへ切り替える動力伝達装置16のダウンシフトを実行する。本実施例では、ベルト走行モードからギヤ走行モードへ切り替える駆動装置16のダウンシフトを有段ダウンシフトと称する。
ギヤ走行モードとベルト走行モードとを切り替える切替制御では、噛合式クラッチD1が係合された中車速領域でのベルト走行モードの状態を経由することで、上記クラッチツゥクラッチ変速によるトルクの受け渡しを行うだけで第1動力伝達経路PT1と第2動力伝達経路PT2とが切り替えられるので、切替えショックが抑制される。
変速制御部104は、ベルト走行モードにおいては、無段変速機構24のベルト滑りが発生しないようにしつつ無段変速機構24の目標変速比γcvttgtを達成するように、プライマリ圧Ppriとセカンダリ圧Psecとを制御する油圧制御指令信号Scvtを油圧制御回路46へ出力して、無段変速機構24の変速を実行する。
ロックアップ制御部105は、ロックアップクラッチLUの係合状態を制御する。ロックアップ制御部105は、例えば車速Vおよびアクセル操作量θaccから構成されるロックアップクラッチLUの係合領域マップを記憶しており、その係合領域マップに基づいてロックアップクラッチLUを係合またはスリップ係合すべきであるかを判定する。例えば、車両の走行状態が、前記係合領域マップにおいてロックアップ係合領域にある場合、ロックアップクラッチLUを係合するよう判定される。このとき、ロックアップ制御部105は、ロックアップクラッチLUを係合または所定のスリップ量でスリップ係合させる油圧制御指令信号Sluを油圧制御回路46に出力する。
ところで、無段変速機構24によるベルト走行モードでの走行中であって、且つ、ロックアップクラッチLUが係合される走行領域で走行中に、ブレーキペダルが踏み込まれることで車両10が急減速(または急停止)される場合には、ロックアップクラッチLUが解放されている場合に比べてエンジン回転速度Neが低下する。これに伴って、エンジン12によって駆動されるオイルポンプ44から吐出され、油圧制御回路46の元圧として供給される作動油の作動油量(流量)が減少する。また、車両10の急減速過渡期には、無段変速機構24の変速比γcvtが低車速側(変速比γcvtの増加側)に向かって変速されるため、プライマリプーリ60の油圧アクチュエータ60cおよびセカンダリプーリ64の油圧アクチュエータ64cにおいて、オイルポンプ44から吐出される作動油が消費される。ここで、この車両10の急減速の過渡期において、さらに噛合式クラッチD1の作動状態を切り替える油圧アクチュエータ57が作動している場合には、この油圧アクチュエータ57においても作動油が消費されることとなり、無段変速機構24の変速に必要となる作動油の流量確保が困難となる場合がある。
これに対して、変速制御部104は、ロックアップクラッチLUが係合状態であって、作動油の作動油量の確保が困難とされる場合には、無段変速機構24の変速を停止する変速停止制御部106(変速停止制御手段)を機能的に備えている。変速停止制御部106は、例えばエンジン回転速度Ne、エンジン回転速度Neの変化率、無段変速機構24の目標変速比γcvttgtと変速比γcvtとの偏差(γcvttgt−γcvt)、作動油の油温THoil、油圧アクチュエータ57の作動の有無、ロックアップクラッチLUの作動の有無等の各種諸元に基づいて、オイルポンプ44から吐出される作動油の作動油量(流量)と各油圧アクチュエータ(油圧アクチュエータ57、油圧アクチュエータ60c、油圧アクチュエータ64c等)において消費される作動油の作動油量との流量収支を算出し、オイルポンプ44から吐出される作動油量に対して各油圧アクチュエータで消費される作動油量の方が多い場合には、無段変速機構24の変速を停止するよう判断する。変速停止制御部106は、無段変速機構24の変速を停止するよう判断すると、無段変速機構24の変速を停止する油圧制御指令信号Scvtを油圧制御回路46に出力する。よって、無段変速機構24の変速に必要な作動油の確保が困難とされる場合には、無段変速機構24の変速が停止される。なお、前記各油圧アクチュエータ(油圧アクチュエータ57、油圧アクチュエータ60c、油圧アクチュエータ64c等)が、本発明の油圧系のアクチュエータに対応している。
一方、無段変速機構24の変速が停止されると、無段変速機構24の伝動ベルト66が目標変速比γcvttgtに対応する位置に移動しないことで、無段変速機構24のベルト戻り性能が悪くなる。これに起因して、車両10の急減速後の加速時、或いは急停止後の車両発進時には、運転者が要求する加速に対して車両10にもたつきが発生し、運転者に違和感を与える虞がある。従って、車両10の急減速時であっても無段変速機構24が変速されることが好ましい。そこで、車両10の急減速時において、以下に説明する制御を実行することで、車両10の急減速時であっても無段変速機構24の変速を可能し、無段変速機構24のベルト戻り性能を向上する。
ロックアップクラッチLUの係合中における車両10の急減速時において無段変速機構24の変速を可能にするため、電子制御装置100は、急減速判断部108(急減速判断手段)およびアクチュエータ作動判断部110(アクチュエータ作動判断手段)を機能的に備えている。
急減速判断部108は、ロックアップクラッチLUの係合中において、車両10が急減速しているかを判断する。急減速判断部108は、例えば回転速度センサ76によって検出される車速Vに対応する出力軸回転速度Noutの変化率が予め設定されている閾値を超えた場合に車両10が急減速しているものと判断する。なお、車両10の急減速は、図示しない加速度センサによって検出される加速度α、ブレーキペダルのストローク量またはストローク量の変化率に基づいて判断することもできる。
急減速判断部108によって車両10が急減速しているものと判断されると、アクチュエータ作動判断部110は、オイルポンプ44から吐出される作動油によって作動させられる油圧アクチュエータのうち無段変速機構24の変速に関与する油圧アクチュエータ60cおよび油圧アクチュエータ64cを除く所定の油圧アクチュエータ、具体的には、噛合式クラッチD1の作動状態を切り替えるための油圧アクチュエータ57が作動状態にあるかを判断する。アクチュエータ作動判断部110は、例えば、油圧アクチュエータ57を制御するD1用ソレノイドバルブSLGに出力される電子制御装置100からの指令信号に基づいて油圧アクチュエータ57の作動状態を判断する。なお、油圧アクチュエータ57が、本発明の所定の油圧アクチュエータに対応している。
ロックアップクラッチLUの係合中において、急減速判断部108によって車両10が急減速していると判断されるとともに、アクチュエータ作動判断部110によって油圧アクチュエータ57が作動していると判断されると、ロックアップ制御部105は、ロックアップクラッチLUを解放する指令を油圧制御回路46に出力する。これを受けて、ロックアップ制御部105は、車両10の急減速時においてロックアップクラッチLUを解放する。ロックアップクラッチLUが解放されると、ポンプ翼車20pとタービン翼車20tとの連結が遮断され、エンジン回転速度Neが車速Vの低下に引き摺られて低下することもなくなるので、エンジン回転速度Neの大幅な低下が抑制される。よって、エンジン12によって駆動されるオイルポンプ44から吐出される作動油の作動油量が、ロックアップクラッチLUが係合されている場合に比べて増加する。また、オイルポンプ44から吐出される作動油量が増加することで、各油圧アクチュエータにおいて消費される作動油量に対して、オイルポンプ44から吐出される作動油量が多くなる。すなわち、無段変速機構24の変速に必要な作動油が確保され、変速停止制御部106による無段変速機構24の変速の停止が実行されなくなるため、無段変速機構24の変速が可能となる。変速制御部104は、ロックアップクラッチLUが解放されると、無段変速機構24の変速比γcvtを目標変速比γcvttgtに向けて変速するため、伝動ベルト66が目標変速比γcvttgtに応じた位置に移動する。従って、車両10の急減速時であっても伝動ベルト66のベルト戻り性能が確保される。
図3は、電子制御装置100の制御作動のうち車両10の急減速時であっても無段変速機構24の変速を可能にする制御作動を説明するフローチャートである。このフローチャートは、ロックアップクラッチLUの係合を伴う車両10の走行中において繰り返し実行される。
図3において、急減速判断部108の制御機能に対応するステップST1(以下、ステップを省略)において、車両10が急減速しているかが判断される。ST1が否定される場合、本ルーチンが終了させられる。ST1が肯定される場合、アクチュエータ作動判断部110の制御機能に対応するST2において、無段変速機構24の油圧アクチュエータ60c、64cを除く所定の油圧アクチュエータに対応する油圧アクチュエータ57が作動しているかが判断される。ST2が否定される場合、本ルーチンが終了させられる。ST2が肯定される場合ロックアップ制御部105の制御作動に対応するST3において、ロックアップクラッチLUが解放される。よって、エンジン回転速度Neの低下が抑制され、オイルポンプ44から吐出される作動油量が増加するため、無段変速機構24の変速が可能となる。結果として、無段変速機構24のベルト戻り性能が向上する。
上述のように、本実施例によれば、ロックアップクラッチLUの係合中における車両10の急減速時であって、且つ、油圧アクチュエータ57が作動している場合には、ロックアップクラッチLUが解放されるため、エンジン12のエンジン回転速度Neの急激な低下が抑制される。これより、オイルポンプ44から吐出される作動油の流量の減少が抑制され、無段変速機構24の変速に必要な作動油が確保されることで、無段変速機構24の変速が可能となる。よって、車両10の急減速時であっても無段変速機構24のベルト戻り性能を確保することができる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
例えば、前述の実施例では、駆動装置16は、無段変速機構24とギヤ機構28とを並列に備えて構成されていたが、本発明は必ずしもこれに限定されない。例えば、エンジン12と出力軸30との間の動力伝達経路が、無段変速機構24のみから構成される、すなわちギヤ機構28を有さない駆動装置であっても、本発明を適用することができる。この場合には、油圧アクチュエータ57を備えないため、所定の油圧アクチュエータとして、例えば前後進切替装置26の第1クラッチC1など、オイルポンプ44から吐出される作動油によって駆動される油圧アクチュエータが作動しているかが判断される。
また、前述の実施例では、車両10の急減速時に油圧クラッチ57が作動しているかに基づいてロックアップクラッチLUを解放するかが判断されていたが、オイルポンプ44から吐出される作動油によって駆動される油圧アクチュエータであれば油圧アクチュエータ57に限定されない。
なお、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10:車両
12:エンジン
20:トルクコンバータ(流体伝動装置)
24:ベルト式無段変速機構
44:オイルポンプ
57:油圧アクチュエータ(所定のアクチュエータ)
105:ロックアップ制御部
108:急減速判断部
110:アクチュエータ作動判断部
LU:ロックアップクラッチ

Claims (1)

  1. エンジンと、ベルト式の無段変速機構と、該エンジンと該無段変速機構との間に設けられているロックアップクラッチ付の流体伝動装置と、前記エンジンによって駆動させられ、油圧系のアクチュエータに供給される元圧を発生させるオイルポンプとを、備える車両用駆動装置、の制御装置であって、
    前記ロックアップクラッチの係合中における車両の急減速時において、前記油圧系のアクチュエータのうちの所定のアクチュエータが作動している場合には、前記ロックアップクラッチを解放する
    ことを特徴とする車両用駆動装置の制御装置。
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