JP2019189996A - 織物製品 - Google Patents
織物製品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019189996A JP2019189996A JP2019147672A JP2019147672A JP2019189996A JP 2019189996 A JP2019189996 A JP 2019189996A JP 2019147672 A JP2019147672 A JP 2019147672A JP 2019147672 A JP2019147672 A JP 2019147672A JP 2019189996 A JP2019189996 A JP 2019189996A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fabric
- shoulder
- fibers
- fiber
- woven
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Details Of Garments (AREA)
Abstract
Description
1つの実施形態においては、上記セルロース系繊維の英式綿番手は30〜80番手である。
1つの実施形態においては、上記織地の経糸密度は50〜350本/インチ、かつ緯糸密度は50〜300本/インチである。
1つの実施形態においては、上記セルロース系繊維は架橋されている。
1つの実施形態においては、上記織地の緯糸は、セルロース繊維、ポリエステル繊維、およびポリウレタン弾性繊維からなる群より選択される少なくとも1つを含む。
1つの実施形態においては、前身頃部と後身頃部とが縫合されて上記肩縫合部が形成されている。
1つの実施形態においては、上記織地の経方向と前身頃部の縦方向とが同一の方向であり、かつ上記織地の経方向と後身頃部の縦方向とが同一の方向である。
本発明の別の局面によれば、織物製品の製造方法が提供される。この織物製品の製造方法は、セルロース繊維を20質量%以上含むセルロース系繊維を用いて製織され、かつ、セルロース繊維を20質量%以上含む織地からなる織物製品の製造方法であって、前身頃部を構成する該織地と、後身頃部またはヨーク部を構成する該織地とを縫合して肩縫合部を形成する肩縫合部形成工程を有し、該織地の緯方向の伸長率が10〜50%であり、かつ該肩縫合部の縫い目方向の伸長率が10〜50%である。
織物製品は、任意の適切な織物製品であり得る。織物製品としては、例えば、シャツが挙げられる。シャツは長袖であっても半袖であってもよい。シャツとしては、例えば、ドレスシャツ、ブラウス、およびカジュアルシャツが挙げられる。ドレスシャツとしては、例えば、ワイシャツ、およびカッターシャツが挙げられる。
織地の織組織としては、任意の適切な織組織を採用し得る。織組織としては、例えば、平織、朱子織(サテン)、綾織、ドビー織、およびこれらの組み合わせが挙げられる。これらの織組織によれば、多様なデザインを有する織物製品が得られ得る。織地は、任意の適切な織機を用いて製織され得る。
織地には架橋処理を施してもよい。架橋処理によってセルロース系繊維が架橋されるので、W&W性などの防しわ性がより向上した織物製品を実現することができる。織地には、必要に応じて、他の処理(例えば、糊抜き、精錬、漂白、洗浄、および柔軟化)を施してもよい。
セルロース系繊維は、目的に応じて任意の適切な形態であり得る。具体的には、原糸(未加工糸)、仮撚糸、染色糸等の形態が挙げられる。また、単糸、合撚糸、カバリングヤーン等の形態が挙げられる。また、当該セルロース系繊維が2種以上の繊維を含む場合、当該2種以上の繊維は、例えば、混紡糸、混撚糸等の形態であり得る。これらの形態は、単独でまたは2種以上組み合わせて採用され得る。
セルロース系繊維に含有されるセルロース繊維としては、任意の適切なセルロース繊維を採用し得る。セルロース繊維としては、例えば、天然セルロース繊維、再生セルロース繊維、半再生セルロース繊維、およびこれらの組み合わせが挙げられる。天然セルロース繊維は、植物性のセルロース繊維であってもよく、動物性のセルロース繊維であってもよい。天然セルロース繊維としては、例えば、綿、麻、竹、こうぞ、みつまた、バナナ、および被嚢類に由来する繊維が挙げられる。綿としては、例えば、短繊維綿、中繊維綿、長繊維綿、超長綿、および超・超長綿が挙げられる。再生セルロース繊維としては、例えば、レーヨン繊維(例えば、ビスコースレーヨン、および銅アンモニアレーヨン)が挙げられる。半再生セルロース繊維としては、例えば、アセテート繊維(例えば、ビスアセテート、およびトリアセテート)が挙げられる。セルロース繊維は、好ましくは、綿、麻、レーヨン繊維、およびこれらの組み合わせである。セルロース繊維として、綿、麻、レーヨン繊維、およびこれらの組み合わせを用いることにより、吸水性、風合い、および物性に優れた織物製品を実現することができる。
セルロース系繊維に含有され得るポリエステル繊維としては、例えば、ポリトリメチレンテレフタレート(以下「PTT」と称する場合がある。)、ポリエチレンテレフタレート、およびこれらの組み合わせが挙げられる。上記ポリエステル繊維は、好ましくはPTTである。ポリエステル繊維としてPTTを用いることにより、織地の緯方向の伸長率および伸長回復率を好ましい範囲に調整することがさらに容易になり、織物製品の着用感が向上し、W&W性などの防しわ性が向上し、フィット性が向上する。
セルロース系繊維に含有され得るポリウレタン繊維としては、任意の適切なポリウレタン繊維を採用し得る。ポリウレタン繊維は、好ましくは、ポリウレタン弾性繊維である。ポリウレタン繊維は、任意の適切な繊度を有する。上記繊度は、例えば22〜154dtexである。繊度が154dtex以下であることにより、織地の厚みが適度な範囲になりやすくなり、ゴムライクになりにくくなるので、着用感が向上する。繊度が22dtex以上であることにより、加工時および使用中に繊維が断糸する等の問題をより確実に回避することができる。
本発明の織物製品の製造方法は、上述のように、前身頃部を構成する上記織地と、後身頃部またはヨーク部を構成する上記織地とを縫合して肩縫合部を形成する肩縫合部形成工程を有する。上記製造方法は、上記織地にセルロース系繊維を架橋するための処理を施す工程(架橋処理工程)をさらに有していてもよい。架橋処理工程については、上述した通りである。好ましくは、上記肩縫合部形成工程は上記架橋処理工程後に行われる。好ましくは、上記肩縫合部形成工程において、上記織地を、その緯方向が、前身頃部、および後身頃部またはヨーク部のヨコ方向となるように縫い合わせる。
上記縫合工程における縫合は、ミシンによる機械縫いまたは手縫いで行われ得、好ましくはミシンを用いて行われる。縫製に使用するミシン針は縫製する部位によって番手を選定することが好ましい。ミシン針の番手は数字が大きくなる程太い。特に脇など生地が重なる部分は、ミシン針が細いと針がぶれて目飛びの原因になってしまうため太い針を使用するのが好ましく、シームパッカリングを防ぐためにはミシン針が細い針を使用するのが好ましい。縫製に使用するミシン針は9番〜11番を使用することが好ましい。
上記縫合に用いる糸としては、目的に応じて任意の適切な糸が選択され得る。好ましい糸としては、綿糸、ポリエステル糸、ナイロン糸、ポリエステルフィラメントを芯にした綿のカバリング糸、ポリエステルフィラメントを芯、綿を鞘にしたコアスパン糸等の複合糸が挙げられる。優れた平滑性を備えた糸使用することで、よりシームパッカリングを軽減することができるため、ポリエステル複合フィラメント糸が好ましく使用され得る。ミシン糸の繊度は60〜120番手が好ましい。インターロック縫い用には100番手のポリエステルスパン糸を用い、その他の箇所には80番手のポリエステルスパン糸をミシン糸として使用するなど、縫製部位により繊度や糸の種類を変更することもできる。
上記縫合における縫い目としては、目的に応じて任意の適切な縫い目が選択され得る。好ましい縫い目としては、本縫い、環縫い(例えば、チェーンステッチ)、割縫い、オーバーロック縫い、インターロック縫い、巻き縫い、平縫い、伏せ縫い等が挙げられる。これらの縫い目は、単独でまたは2種以上組み合わせて用いられ得る。
本縫いによる縫合における運針数(30mmあたりのステッチ数)は、好ましくは12〜30/30mmであり、より好ましくは14〜25/30mmである。運針数が12/30mm以上であることにより、織物製品としての見栄えが向上する。運針数が30/30mm以下であることにより、地糸切れがより生じにくくなる。
本縫いによる縫合において糸調子(上糸と下糸の引っ張り合う強さを調節することを糸調子という)は、好ましくは下糸15gに対して上糸が70〜80gであり、より好ましくは下糸15gに対して上糸が70〜75gである。糸調子が上記範囲内であることにより、耐久性、審美性、着心地などが向上する。
上記折り返し部の幅としては、任意の適切な幅を採用し得る。上記幅としては、例えば2mm〜20mmであり、好ましくは2mm〜10mmである。上記幅が上記範囲内にあることにより、肌への不快感が抑制される。本縫いC1は、好ましくは、上記縫い合わされた端部の近傍に施される。本縫いC1が当該端部の近傍に施されることにより、縫い合わされた端部が固定される。
織物製品は、織地をその緯方向が前身頃、および後身頃部またはヨーク部のヨコ方向となるように、かつ、縫製前の織地の緯方向への伸縮性を減殺しないように縫い合わせることによって得られ得る。上記のように縫い合わせることにより、各縫合部は、二度縫いを施した場合でも、縫い目方向への伸縮性を十分に維持することができる。さらに、縫合部が着用時に身生地に追随してより適度に伸長することができ、吊り干し乾燥時においても身生地に追随して収縮することが容易になる。
本発明の織物製品においては、肩縫合部を芯地等で固定してもよいし、固定しなくてもよい。肩縫合部を芯地等で固定しないことにより、肩縫合部のごろつき感がより少なくなり、体の動きにより追随しやすくなり、より軽くなり、縫合がより容易になる。さらに、上記のように縫い合わせることにより、縫合部が着用時に身生地に追随して適度に伸長し、吊り干し乾燥時においても身生地に追随して収縮することができる。その結果、より優れた防しわ性を実現することができる。一方、肩縫合部を芯地等で固定することにより、縫合部の縫い目方向の伸長回復率が向上し、肩の縫合部またはその周囲のパッカリングが特に軽減でき、より優れたW&W性を得ることができる。さらに、身生地に伸長率の高い織地を使用することにより、肩の縫合部の縫い目方向の高い伸長率と高い伸長回復率をより高い次元で両立することができる。
JIS L−1096 伸長率 定荷重法に準じて実施した。具体的には、試料の寸法を幅2.5cm、把握長を10cmとし、試料の長さ方向の伸びを定量するために、長さ方向に8cmの直線(印間8cmの意味)を引いた後、定荷重14.7N(伸長速度30cm/分で試料を伸長させ14.7Nの荷重がかかった段階で伸長状態を保持)で60秒間伸長させ、その時の直線の長さを計測し、計算より伸長率(%)(直線の長さの増分(cm)/8cm×100)を求めた。伸長率測定時の温湿度は、温度23℃、湿度70RH%とした。なお、肩の縫製部の測定試料としては、複数枚のシャツ用の生地を仕様通りに縫い合わせ、次いで、当該縫合部が幅方向の中心となり、縫い目線の延びる方向が長さ方向となるように幅2.5cm、長さ16cmの寸法で切り出したもの(把握長10cm)を用いた。
JIS L−1096 伸長回復率及び残留ひずみ率 定荷重法に準じて実施した。具体的には、定荷重14.7Nで5分間伸長させた以外は、上記伸長率の測定と同様にして試料を伸長させ印間の長さを求めた後、荷重を取り除き、30秒後に初荷重を加え、印間の長さを計り、計算より伸長回復率{(L1−L2)/(L1−8)×100}を求めた。
L1:14.7Nで5分間伸長させた後の印間の長さ(cm)
L2:荷重を取り除き、30秒後に初荷重を加えた時の印間の長さ(cm)
JIS L−1096 D法(ペンジュラム法)に準拠して測定した。具体的には、経10cm×緯6.3cmの試験片をそれぞれ3枚以上採取した。エレメンドルフ形引裂強さ試験機を用い、両つかみの中央で該試験片の長辺のほぼ中央に該辺と直角に鋭利な刃によって2cmの切れ目を入れ、残りの4.3cm分の経糸が引裂かれたときに示す荷重(cN)を測定した。平均値を生地の緯方向の引裂強力とした。上記測定方法は緯方向の引裂強力の測定方法であるが、経方向の引裂強力は、試験片の長辺を緯方向とすること以外は同様にして測定できる。経方向および緯方向の引裂強力のうち、より低い値を当該試験片の引裂強力とした。
JIS L−1096 洗濯後のしわ A法に準じて、洗濯を実施した。脱水後はタンブル乾燥を実施した。試験点数は1点とした。W&W性は、3名の判定者の平均値として、レプリカ(AATCC TEST METHOD 124にて規定)と比較して判定した。判定標準間は0.1級刻みで評価した。例えば、等級3.0から等級3.5の場合、3.1級と3.2級、3.3級、3.4級、3.5級とした。なお、一般に、W&W性が2.0級以上であれば、織物製品のしわが少なくなり、3.0級以上であればさらにしわが目立ちにくくなり、さらに3.3級以上とすると、アイロン掛けをしなくてもしわが目立ちにくいレベルになり得る。
被験者10名が各自の体型にあったシャツを1日着用し、動きやすさ、シャツのズボンからのはみだし難さ、およびシルエット感をそれぞれ以下の基準により評価し、その平均値を小数点一位で四捨五入して求めた。
(動きやすさ)
5点:かなり動きやすい
4点:相当動きやすい
3点:動きやすい
2点:動きにくい
1点:かなり動きにくい
(シャツのズボンからのはみだし難さ)
5点:全くはみださなかった
4点:はみだし難かった
3点:少しはみだしが気になった
2点:はみだしやすい
1点:ドレスシャツとして着用が困難なほどはみだす
(シルエット感)
5点:体型が全く気にならない
4点:体型が気にならない
3点:やや体型がシルエットに映る感じがする
2点:体型がシルエットに映り気になる
1点:ドレスシャツとして着用が困難なほど体型がシルエットに映った
英国式綿番手綿50番手(50番単糸、綿100%)を経糸とし、英国式綿番手綿50番手(50番単糸、綿100%)とPTT繊維83dtex(帝人フロンティア株式会社製、製品名「SOLOTEX」(登録商標))を1本交互で緯糸として、経糸110本/2.54cm、緯糸100本/2.54cmの織密度で平織の織地を製織した。
(架橋処理液の組成)
水 70質量部
架橋剤 16質量部
[ジメチロールジヒドロキシエチレン尿素(固形分濃度60質量%)]
触媒 3質量部
[塩化マグネシウム水溶液(固形分濃度20質量%)]
ホルマリンキャッチャー剤 3質量部
[大日本インキ化学工業(株)製、製品名「ファインテックスFC−KP」]
柔軟剤A 3質量部
[大日本インキ化学工業(株)製、製品名「ファインテックスPE−140−E」]
柔軟剤B 5質量部
[日華化学(株)製、製品名「AMC−800E」]
英国式綿番手綿50番手(50番単糸、綿100%)を経糸とし、PTT繊維83dtex(帝人フロンティア株式会社製、製品名「SOLOTEX」(登録商標))を緯糸として、経糸110本/2.54cm、緯糸100本/2.54cmの織密度で2/2綾織の織地を製織した。
英国式綿番手T/C混紡糸45番手(45番単糸、綿55%ポリエステル45%)を経糸とし、英国式綿番手T/C混紡糸45番手(45番単糸、綿55%ポリエステル45%)を緯糸として、経糸136本/2.54cm、緯糸72本/2.54cmの織密度で平織(セルロース繊維の混率は55%)の織地を製織した。
肩縫合部No.1として、図7(a)に示すような縫合部を形成した。具体的には、前身頃部10と後身頃部20とを表面同士が対面するように、かつ、縫い合わせる側の端部を揃えて重ね合わせた。次いで、インターロックミシンを用いて当該端部に沿って1本針3本糸オーバーロック縫いA1および1本針2本糸チェーンステッチB1を施した。次いで、チェーンステッチB1に沿って後身頃部20を折り返し、当該折り返し部(織地が3重になっている部分)に本縫いC1を施した。これにより、肩縫合部No.1を形成した。
本縫いC1を実施しなかった以外は、肩縫合部No.1を形成した方法と同一の方法で肩縫合部No.2を形成した。
縫い合わせを本縫い巻き伏せ(3つ巻)とした以外は、肩縫合部No.1を形成した方法と同一の方法で肩縫合部No.3を形成した。
図7(b)に示すように、前身頃部10と後身頃部20とを重ねあわせ、2本針2本糸チェーンステッチD1およびD2を施すことで肩縫合部No.4を形成した。
地縫い伏せで縫合部を形成した。具体的には、図7(c)に示すように、前身頃部10の表面とシャツの表側に配置されるヨーク部30の表面とが対面するように重ねあわせ、ヨーク部30を折り返し、当該折り返し部に本縫いC2を施した。さらに、前身頃部10とシャツの肌側に配置されるヨーク部30’とを重ねあわせ、本縫いC3を施し、本縫いC3に沿ってヨーク部30’を折り返して、肩縫合部No.5を形成した。
図7(d)に示すように、前身頃部10と2枚のヨーク部30および30’のうち、前身頃部10の表面とシャツの表側に配置されるヨーク部30’の表面同士が対面するように、かつ、縫い合わせる側の端部を揃えて重ね合わせ、インターロックミシンを用いて当該端部に沿って1本針3本糸オーバーロック縫いA2および1本針2本糸チェーンステッチB2を施した。次いで、チェーンステッチB2に沿ってヨーク部30および30’を折り返した。これにより、肩縫合部No.6を形成した。
図7(e)に示すように、前身頃部10と後身頃部20とをそれぞれ折り返した状態で重ねあわせ、さらに永久接着芯31を前身頃部10と後身頃部20とで挟み込んだ状態で接着させた。永久接着芯31としては、品番GF150(東海サーモ株式会社製)を用いた。この状態で、2本針2本糸で本縫いC4およびC5を施すことで肩縫合部No.7を形成した。
上記仕上がり織地を所定の寸法に片取りし、糸で縫い合わせることによってドレスシャツを作製した。このとき、織地の緯方向が、ドレスシャツの前身頃部、後身頃部、袖部、ポケット部、上前立て部、および、下前立て部のヨコ方向となるように縫い合わせた。襟部、およびカフス部については、生地の経方向をこれらのヨコ方向と一致させた。使用した織地の種類、肩縫合部の縫製パターン、縫合部No.および縫製条件を表1記載の条件として、実施例1〜実施例15、比較例1、および比較例2のドレスシャツを作成した。肩縫合部の縫製パターンは、図1および図2、図3、図4、ならびに図5および図6に示した縫製パターンをそれぞれ1、2、3、および4とする。すなわち、縫製パターン1〜3のドレスシャツにおいては、前身頃部と後身頃部とが縫合されて肩縫合部が形成されており、縫製パターン4のドレスシャツにおいては、前身頃部とヨーク部とが縫合されて肩縫合部が形成されている。さらに、これらのドレスシャツについて、織地の緯方向の伸長率(%)、当該方向の伸長回復率(%)、および身生地緯方向に対する肩縫合部の縫い目方向の伸長比率(%)を測定し、着用感を評価した。結果を表2に示す。
11 ポケット部
12 上前立て部
13 下前立て部
20 後身頃部
30 肩縫合部
31 永久接着芯
40 襟部
50 肩稜線
60 ヨーク部
62 ヨーク後部縫合部
70 袖部
100,101,102,103 織物製品
Claims (1)
- 前身頃部と、後身頃部またはヨーク部とが縫合されて形成される肩縫合部を有し、
セルロース繊維を20質量%以上含むセルロース系繊維を用いて製織され、かつ、セルロース繊維を20質量%以上含む織地からなり、
該織地の緯方向の伸長率が10〜50%であり、かつ該肩縫合部の縫い目方向の伸長率が10〜50%である、
織物製品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019147672A JP2019189996A (ja) | 2019-08-09 | 2019-08-09 | 織物製品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019147672A JP2019189996A (ja) | 2019-08-09 | 2019-08-09 | 織物製品 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015051591A Division JP6771270B2 (ja) | 2015-03-16 | 2015-03-16 | 織物製品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019189996A true JP2019189996A (ja) | 2019-10-31 |
Family
ID=68389304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019147672A Pending JP2019189996A (ja) | 2019-08-09 | 2019-08-09 | 織物製品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019189996A (ja) |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0225521U (ja) * | 1988-08-03 | 1990-02-20 | ||
WO2000073553A1 (fr) * | 1999-05-27 | 2000-12-07 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Fil pour machine a coudre |
WO2001057297A1 (fr) * | 2000-02-04 | 2001-08-09 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Tissu elastique |
JP2001254212A (ja) * | 2000-03-06 | 2001-09-21 | Kozo Nakamura | スポーツに適したストレッチ性を有するシャツ |
JP2002061050A (ja) * | 2000-08-18 | 2002-02-28 | Toyobo Co Ltd | セルロース系繊維含有ストレッチ性布帛 |
JP3665706B2 (ja) * | 1998-09-29 | 2005-06-29 | 株式会社ワコール | 伸縮性の異なる布地の縫製方法 |
JP2006077338A (ja) * | 2004-09-08 | 2006-03-23 | Opelontex Co Ltd | ストレッチシャツ地織物 |
JP2006176916A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-07-06 | Asahi Kasei Fibers Corp | セルロース系交織織物 |
-
2019
- 2019-08-09 JP JP2019147672A patent/JP2019189996A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0225521U (ja) * | 1988-08-03 | 1990-02-20 | ||
JP3665706B2 (ja) * | 1998-09-29 | 2005-06-29 | 株式会社ワコール | 伸縮性の異なる布地の縫製方法 |
WO2000073553A1 (fr) * | 1999-05-27 | 2000-12-07 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Fil pour machine a coudre |
WO2001057297A1 (fr) * | 2000-02-04 | 2001-08-09 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Tissu elastique |
JP2001254212A (ja) * | 2000-03-06 | 2001-09-21 | Kozo Nakamura | スポーツに適したストレッチ性を有するシャツ |
JP2002061050A (ja) * | 2000-08-18 | 2002-02-28 | Toyobo Co Ltd | セルロース系繊維含有ストレッチ性布帛 |
JP2006077338A (ja) * | 2004-09-08 | 2006-03-23 | Opelontex Co Ltd | ストレッチシャツ地織物 |
JP2006176916A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-07-06 | Asahi Kasei Fibers Corp | セルロース系交織織物 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2747298C1 (ru) | Одежда из шелкоподобной ткани, содержащей лиоцелловые волокна или состоящей из них | |
JP5480225B2 (ja) | ニットドレスシャツ | |
JP4193070B2 (ja) | 熱融着ポリウレタン弾性繊維混用緯編地及び該緯編地を使用した衣類、並びに該緯編地の製造方法 | |
Patra et al. | Novel varieties of denim fabrics | |
EP1373632B1 (en) | Dyeing of Lyocell garments | |
CN109736085A (zh) | 一种防皱棉布及其加工工艺 | |
JP6771270B2 (ja) | 織物製品 | |
JP7084694B2 (ja) | 衣料製品 | |
JP2019189996A (ja) | 織物製品 | |
Matthews | Encyclopaedic Dictionary of Textile Terms: Volume 2 | |
JP5936741B2 (ja) | 衣料製品 | |
JP3815594B2 (ja) | セルロース系繊維含有ストレッチ性布帛 | |
JP2024515339A (ja) | フリーカット性経編地及びその用途 | |
JP4195689B2 (ja) | 綿と再生セルロース繊維とからなる複合繊維製品の製造方法 | |
JP4366644B2 (ja) | 形態安定性に優れたストレッチスパン繊維布帛及び繊維製品 | |
CN215455663U (zh) | 吸湿排汗洗手衣套装 | |
US3357849A (en) | Selectively finished textile web | |
US3498737A (en) | Process of producing sculptured lace from flat lace | |
JP2013227696A (ja) | 織物製品 | |
Hunter et al. | Textiles: Some technocal information and data IV: sewability, sewing needles, threads and seams. | |
JP2001336014A (ja) | 被服及び被服の製造方法 | |
JP3611120B2 (ja) | 木綿繊維含有繊維製品及びその製造方法 | |
JPH0482960A (ja) | 梳毛外衣製品およびその製法 | |
JPH01260030A (ja) | 伸縮性縫製品 | |
JPS61152888A (ja) | 布レ−スの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190809 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200617 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200623 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200819 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20210224 |