JP2019189078A - 情報表示装置 - Google Patents

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Koji Hirata
浩二 平田
谷津 雅彦
Masahiko Tanitsu
雅彦 谷津
昭央 三沢
Akio Misawa
昭央 三沢
壮太 佐藤
Sota Sato
壮太 佐藤
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    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays

Abstract

【課題】視点を路面から大きく離れることなくスマートフォンのナビゲーション情報をドライバーに対して表示可能な映像表示装置を提供する。【解決手段】乗り物に映像情報を表示する情報表示装置であって、乗り物のフロントガラスと乗り物のインストルメントパネルとの間に配置されたHUD装置を備え、HUD装置は、映像情報を表示する前記HUD装置から出射された光をフロントガラスで反射させることで映像情報の虚像を乗り物の前方に表示させる虚像光学系と、情報表示装置とは別個の携帯端末装置から地図を含むナビゲーション情報を入力するナビゲーション情報入力手段と、を有し、携帯端末装置からの前記ナビゲーション情報を乗り物の前方に虚像として表示し、前記映像情報の表示領域の上部にはドライバーが視る実景の遠景に対応した映像を表示し、表示領域の下部には近景に対応した映像を表示するように構成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、自動車や電車や航空機等の人を乗せて移動する、いわゆる、乗り物のフロントガラスに画像を投影する情報表示装置に関する。
自動車のフロントガラスに映像光を投写して虚像を形成し、地図や走行ルートを含むナビゲーション情報、渋滞情報などの交通情報、さらには、燃料残量や冷却水温度等の自動車情報を表示する、いわゆる、ヘッドアップディスプレイ(HUD:Head−Up−Display)装置は、例えば、以下の特許文献1により既に知られており、HUD装置本体は運転者の座席前方のステアリングとウインドガラスの間に配置される。
この種の情報表示装置においては、運転者が情報を認識し易くすることを目的として、運転者の視認位置に応じて複数の位置に虚像を形成すること、すなわち虚像の形成する距離を運転者の視認位置に合わせることが求められている。このため、例えば以下の特許文献2にも開示されるように、運転者から遠方(遠距離)および近傍(近距離)のそれぞれに像を形成するもの(いわゆる、3D地図)がある。
特開2009−229552号公報 特開2015−34919号公報
上記の従来技術によるHUD装置では、自動車のフロントガラスに映像光を投写して虚像を形成してドライバーに対して各種の情報を提供する。しかしながら、上述した地図や走行ルートを含むナビゲーション情報を表示するナビゲーション機能は、予め車両内に搭載して使用されるHUD装置だけにとどまらず、例えば、スマートフォン(以下、単に「スマホ」とも言う)に代表される高性能の携帯端末装置にも搭載可能となっており、移動の際の利用者の位置情報や交通情報等との関連において、広く一般に利用されてきている。さらに、その一例として、当該スマホを、運転者の座席前方のステアリングとウインドガラスの間に配置して、いわゆる、ナビゲーション装置として利用する利用形態が既に知られて広く行われている。
その一方において、上述したような携帯が可能なスマホの利用形態の拡大は、スマホによる弊害の増加にもつながっている。特に、スマホの画面を見ながら行動を行う、いわゆる、「ながらスマホ(携帯)」による各種の事故が数多く報告されており、特に、自動車の運転時における「ながらスマホ(携帯)」に起因する交通事故は、運転者のみならず歩行者等を巻き込んだ重大事故にもつながり、社会的にも大きな問題となっている。
そこで、本発明は、ドライバーの視点移動を考慮して、その視点移動を観視対象である路面上から大きく離れることなく、スマートフォンのナビゲーション情報をドライバーに対して表示することが可能な映像表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、その一例を挙げるならば、乗り物に映像情報を表示する情報表示装置であって、前記乗り物のフロントガラスと前記乗り物のインストルメントパネルとの間に配置されたHUD装置を備え、前記HUD装置は、前記映像情報を表示する前記HUD装置から出射された光を前記フロントガラスで反射させることで前記映像情報の虚像を前記乗り物の前方に表示させる虚像光学系と、前記情報表示装置とは別個の携帯端末装置から地図を含むナビゲーション情報を入力するナビゲーション情報入力手段と、を有し、前記携帯端末装置からの前記ナビゲーション情報を前記乗り物の前方に虚像として表示し、前記前記映像情報の表示領域の上部にはドライバーが視る実景の遠景に対応した映像を表示し、前記表示領域の下部には近景に対応した映像を表示するように構成されている、情報表示装置が提供される。
本発明によれば、スマートフォンのナビゲーション情報が、ドライバーの視点を路面上から大きく離れて移動させることなく、ドライバーに対して表示可能な映像表示装置を提供するという実用的にも優れた効果を達成することが可能となる。
本発明の一実施の形態である情報表示装置を搭載した自動車の上面およびそのフロントガラスを示す図である。 本発明の情報表示装置においてナビゲーション情報を提供する手段であるスマートフォンの一例を示す図である。 本発明の情報表示装置を搭載した自動車の運転席からフロントガラスを見た場合の概略図である。 本発明の一実施の形態である情報表示装置とその周辺機器構成を示すブロックと概略構成図である。 本発明におけるナビゲーション情報の表示形態の変形例を示す図である。 情報表示装置の容量と大型化するHUDの画像表示領域(エリア)との関係について説明する図である。 小型化に適した情報表示装置であるHUD装置の構成と配置(レイアウト)の一例を示す図である。 小型化に適した情報表示装置であるHUD装置の構成と配置(レイアウト)の一例を示す図である。
以下、図面等を用いて、本発明の一実施の形態および他の実施の形態について説明する。なお、以下の説明は本発明の内容の具体例を示すものであり、本発明がこれらの説明に限定されるものではなく、本明細書に開示される技術的思想の範囲内において当業者による様々な変更および修正が可能である。
また、本発明を説明するための全図において、同一の機能を有するものは、同一の符号を付け、その繰り返しの説明は省略する場合がある。なお、以下には、本発明の実施の形態の説明に先立ち、本発明の特徴であるナビゲーション情報の表示位置について述べる。また、ナビゲーション機能を搭載した高性能の携帯端末装置としては、上述したスマホを代表として説明する。
図1(a)は、本発明の情報表示装置を搭載した自動車(乗り物)の上面図であり、自動車本体101の運転席前部には、被投影部材6としてのフロントガラスが存在する。なお、このフロントガラスは、自動車のタイプによって、車体に対する傾斜角度が異なる。さらに、発明者らは、最適な虚像光学系を実現するため、この曲率半径についても調査した。その結果、フロントガラスは、図1(b)に示すように、自動車の接地面に対して平行な水平方向の曲率半径Rhと、水平軸に対して直交する垂直方向の曲率半径Rvとで異なり、RhとRvは一般的には下記の関係がある。
Rh>Rv
また、この曲率半径の違い、すなわち、Rvに対するRhは、1.5倍から2.5倍の範囲にあるものが多いことも判明した。
次に、発明者等はフロントガラスの傾斜角度についても市販品を調査した。その結果、車体タイプによっても異なるが、軽自動車や1Boxタイプでは20度〜30度、セダンタイプでは30度〜40度、スポーツタイプでは40度以上であった。
<高性能の携帯端末装置>
図2は、本発明の情報表示装置においてナビゲーション情報を提供する手段、すなわち、ナビゲーション機能を搭載した高性能の携帯端末装置であるスマホ200の一例を示しており、その表示画面210には、地図やルートを含むナビゲーション情報が表示可能となっている。なお、図2の符号220は、当該装置の起動などを行うためのプッシュボタンを示している。
なお、この高性能の携帯端末装置であるスマホ200は、後にも述べるが、ナビゲーション機能を搭載(可能)すると共に、その表示画像信号を、有線の接続端子を介して、または、Bluetooth(登録商標)やWifi等の無線によって外部(以下に述べる情報表示装置(HUD装置)へ出力することが可能となっている。
さらに、図3は、本発明の情報表示装置を搭載した自動車の運転席からフロントガラス6を見た場合の概略図であり、図3(a)には、米国に代表される左ハンドルの場合の例を、図3(b)には、日本に代表される右ハンドルの場合の例を示している。
これらの図から明らかなように、ステアリング43の前面のフロントガラス6の左端の近辺(または、右端の近辺)には、HUDの画像表示領域(エリア)が設けられている。
そして、ナビゲーション機能を搭載した高性能の携帯端末装置であるスマホ200をナビゲーション装置として利用するユーザ(ドライバー)は、通常、左ハンドルの場合には、図3(a)にも示すように当該スマホ200を左側ステアリング43の近辺(左側、または、右側:一方を破線で示す)に、他方、右ハンドルの場合には、図3(b)にも示すように、当該スマホ200を右側ステアリング43の近辺(右側、または、左側:一方を破線で示す)に配置した状態で運転を行う。なお、ここでは図示しないが、具体例として、スマホ200を収容するためのスタンド等などの固定手段を設けることが好ましいであろう。
本発明では、図に矢印でも示すように、HUD装置は、スマホ200の表示画面210上に表示されるナビゲーション情報を、各種の情報をドライバーの前方に虚像として表示させるHUDの画像表示領域(エリア)の一部を利用して表示させるものである。より具体的には、HUD装置は、左ハンドルの場合には、スマホ200の表示画面210上に表示されるナビゲーション情報の虚像をHUDの画像表示領域(エリア)の左側に寄せて表示し、他方、右ハンドルの場合には、スマホ200の表示画面210上に表示されるナビゲーション情報の虚像をHUDの画像表示領域(エリア)の右側に寄せて表示する。
このことによれば、ドライバーは、運転の際に必要なナビゲーション情報を、スマホ200の画面210上ではなく、比較的に大きな表示領域を有するHUDの画像表示領域(エリア)上において確認することができる。すなわち、意識を路上からスマホの表示画面に集中してしまう「ながらスマホ(携帯)」を解消すると共に、路上からナビゲーション情報への視点移動を小さくスムーズなものとすることが可能となる。
さらに、上述したように携帯端末の設置をステアリングの左右位置に対して配置することで、例えば左ハンドルでは左側を走行する対向車に対する視界を邪魔することがなく、右側からの歩行者の飛出しについても視界を遮ることがない。同様に、右ハンドルでは右側を走行する対向車に対する視界を邪魔することがなく、左側からの歩行者の飛出しについても視界を遮ることがない。
また、ドライバーは、運転の際に必要なナビゲーション情報を、表示領域の比較的狭小なスマホ200上に比較して大きなHUDの画像表示領域(エリア)上において確認することから、スマホ200の画面へ意識を集中させることなく、必要な情報を容易に把握することができることとなり、ドライバーの負担を大幅に軽減することが可能となる。すなわち、スマホ200のナビゲーション情報を、HUDの画像表示領域(エリア)を利用して遠景の情報を上部に近景の情報を画面下部に表示することによって、ドライバーが運転中に見ている実景に重ねることも可能となるため、スマホ200のナビゲーション機能を利用しながらも、より安全な運転を可能とするものである。
また、上記図3における符号60は、ステアリング43の一部に取り付けられた、例えば、赤外線カメラを含むカメラを示しており、ここではドライバーの視点を検出する手段を構成する。ドライバーの視点移動を検知した結果を用いて映像表示位置を上下または左右および上下左右に移動させることでより視認性を向上することが可能となる。なお、このドライバーの視点検出手段である視点監視カメラ60は、必ずしも、上述したようにステアリングの一部に取り付けられる必要はなく、運転者の視点を検出が可能であればよく、例えば、ダッシュボードの一部、または、ウィンドシールド6の一部に取り付けられてもよい。
<情報表示装置(HUD装置)>
図4は、本発明の一実施の形態である情報表示装置とその周辺機器構成を示すブロックと概略構成図であり、ここでは、その一例として、特に、自動車のフロントガラスに画像を投影するHUD装置について説明する。
このHUD装置1は、運転者の視線8において自車両の前方に虚像を形成するが、この虚像は予め設定された単数の位置に形成してもよいが、本実施の形態では、虚像を立体的に表示するため、虚像V1〜V3を複数の位置それぞれに形成する。そのため、被投影部材6(本実施の形態ではフロントガラス)にて反射された各種情報を虚像VI(Virtual Image)として表示する装置(いわゆる3D表示のHUDである。なお、被投影部材6は、情報が投影される部材であればよく、前述したフロントガラスだけではなく、その他、コンバイナであってもよい。すなわち、本実施の形態の情報装置1では、運転者の視線8において自車両の前方における複数の位置それぞれに虚像を形成して運転者に視認させるものであり、虚像として表示する情報としては、例えば、車両前方の歩行者や先行する車両の存在を警告するアラート表示(情報)であり、さらには、車両情報や監視カメラやアラウンドビュアーなどのカメラ(図示せず)で撮影した前景情報を含んでもよい。
また、HUD装置1は、情報を表示する映像光を投射する映像投写装置11と、当該映像投写装置11からの光を結像させる中間像結像部4と、当該中間像結像部4において結像した映像情報(映像光)を収束または発散させる光学部品5と、そして、上記映像投写装置11を制御する制御装置30とを備えている。なお、上記の光学部品5は、以下に述べる虚像光学系であり、光を反射させる凹面形状のミラーを含んでいる。また、この光学部品5において反射した光は、被投影部材6にて反射されて運転者の視線8(EyeBox)へと向かう。
上記の中間像結像部(または、中間像表示部)4は、映像投写装置11からの光を結像する機能を有しており、例えば、マイクロレンズを2次元状に配置したマイクロレンズアレイにより構成される。本実施の形態においては、中間像結像部4と、接眼光学系を形成する上記凹面反射ミラーから成る光学部品5との間には、光学素子21および光学素子22が配置されている。これら光学素子21および光学素子22の配置は、第一の目的として、虚像の形成位置を自車両の前方の複数個所(図4においては3箇所)とするためである。さらに第二の目的として、中間像結像部4と接眼光学系を形成する光学部品5との間において、当該中間像結像部4からの映像光が分離する位置において、それぞれ、収差補正を行うためである。なお、これらの光学素子による収差補正によれば、虚像が異なる位置に形成されても、同一の虚像光学系を用いることにより、複数の虚像を異なる倍率で表示することが可能となる。
より具体的には、最も近傍に位置する虚像V1を形成する光束の収差改善は、光学素子21により行い、同時に、中間に位置する虚像V2の収差補正は、光学素子22により行う。また、最も遠方に形成される虚像V3は、本来の虚像光学系で収差が最適設計されているため、ここでは光学素子を設けていないが、さらに収差補正能力を向上させるたに最適設計された光学素子を設けても、本発明の技術的思想または範囲を逸脱するものではないことは言うまでもない。なお、ここでは、一例として、虚像V1は車両前方の14mまたはそれ以上の距離に、虚像V2は52mまたはそれ以上の距離に、そして、虚像V3は93mまたはそれ以上の距離に表示する。
また、本実施の形態では、説明の都合上、虚像の発生位置を遠方虚像V3、中間虚像V2、近接虚像V1に分割し、それぞれ、個別に光学素子21および光学素子22を設けた例について説明したが、これに限定されることはない。例えば、虚像の表示位置を遠方から近接位置まで、連続的に変化させるためには、空間的な光学距離を変化させ、より具体的には光学素子の画面垂直方向の厚さを変化させることで連続的に虚像が発生する位置を変化させ光学素子の両面のレンズ形状を偏心非球面形状または自由曲面形状とすることで十分な収差補正能力を持たせる。この結果、光学素子を1枚として対応しても、やはり、本発明の技術的思想または範囲を逸脱するものではないことは言うまでもない。
以上の説明においては映像表示素子として、中間像結像(または、中間像表示)部4を用いる方式について説明したが、映像表示素子としてLCD(Liquid Crystal Display)を用いても本発明の技術的思想または範囲を逸脱するものではないことは言うまでもない。
一方、制御装置30は、記憶装置31と、マイクロコンピュータ(以下「マイコン」と記す)32とを備えている。記憶装置31は、記憶内容を書き換え可能な不揮発性の記憶装置からなる。マイコン32は、電源が切断されても記憶内容を保持する必要がある処理プログラムやデータを格納するROM34と、処理プログラムやデータを一時的に収納するRAM33と、上記ROM34やRAM33に記憶された処理プログラムに従って各種処理を実行するCPU35とを有したコンピュータとを中心にして構成されている。
このうち、ROM34には、車両情報や前景情報などの各種情報が被投影部材6に投影されるように映像投写装置11を制御する情報表示処理をマイコン32が実行するための処理プログラムが格納されている。そして、制御装置30には、車両情報や前景情報の取得元として、少なくとも、ナビゲーション機能を備えた高性能の携帯端末装置であるスマホ200と共に、運転支援電子制御装置(以下、「運転支援ECU(Electronic Control Unit)と記載)42と、さらには、上述した視点監視カメラ60が、有線や無線により互いに接続されている。
なお、ここでナビゲーションシステムを構成するスマホ200は、内蔵した位置検出装置にて検出した現在位置を基に、地図データ記憶部に記憶されている地図データに照合した結果に従って、設定された目的地までの経路を案内する装置である。なお、この地図データには、道路の制限速度や車線数、交差点に関する情報などの各種の情報(いわゆる、地図やルート情報を含むナビゲーション情報)が含まれている。
制御装置30は、このようなスマホ200から、自車両が走行している現在位置に対応する道路の制限速度や車線数、ナビゲーションシステムに設定された自車両の移動予定経路などの情報を前景情報(すなわち、上記虚像により自車両の前方に表示する情報)として取得する。
運転支援ECU62は、周辺監視装置63での監視の結果として検出された障害物に従って駆動系や制御系を制御することで、運転支援制御を実現する制御装置であり、運転支援制御としはクルーズコントロール、アダプティブクルーズコントロール、プリクラッシュセーフティ、レーンキーピングアシストなどの周知技術を含む。
周辺監視装置63は、自車両の周辺の状況を監視する装置であり、一例としては、自車両の周辺を撮影した画像に基づいて自車両の周辺に存在する物体を検出するカメラや、探査波を送受信した結果に基づいて自車両の周辺に存在する物体を検出する探査装置などである。また、周辺監視装置63は、上述したカメラにより外光を検知(センシング)して昼または夜の区別を行ってもよい。
制御装置30は、このような運転支援ECU62からの情報(例えば、先行車両までの距離および先行車両の方位、障害物や標識が存在する位置など)を前景情報として取得する。さらに、制御装置30には、イグニッション(IG)信号、および、自車状態情報が入力される。これらの情報の内、自車状態情報とは、車両情報として取得される情報であり、例えば、内燃機関の燃料の残量や冷却水の温度など予め規定された異常状態となったことを表す警告情報を含んでいる。また、方向指示器の操作結果や自車両の走行速度、シフトポジションなどの情報も含まれている。以上述べた制御装置30はイグニッション信号が入力されると起動する。以上が本発明の一実施の形態である情報表示装置の全体システムの説明である。
上述したように、本発明の情報表示装置では、ユーザ(ドライバー)が携帯して使用するナビゲーション機能を搭載したスマホ200を、ナビゲーション情報の情報源として利用する。かかる形態によれば、ユーザは、自己のスマホ200のナビゲーション情報の設定(例えば、目的地や走行ルートの設定等)を、自車両に搭乗している以外の時間や場所においても行うことができるため、その利便性がさらに向上する。また、スマホ200からのナビゲーション情報の伝送方法として上述したBluetoothやWifi等の無線LANを利用することによれば、スマホ200を車内の所定の位置に配置するだけでよく、利用者の利便性に優れたものとなる。他方、有線の接続端子を利用して伝送することも可能であり、その場合には、接続端子をスマホ200の充電端子と共用可能とすることによれば、ナビゲーション情報使用と同時に、スマホ200の充電が可能となるという利便性が可能となろう。
<ナビゲーション情報の表示形態>
続いて、上述した情報表示装置により生成された虚像のHUD画像表示領域における表示の形態について、以下に詳細に説明する。
本発明の情報表示装置では、基本的には、上述したように、スマホ200の表示画面210上に表示される地図を含むナビゲーション情報を、HUD装置1を利用することにより、自車両の前方に虚像として表示する(図3、図4を参照)。その際、ナビゲーション情報の表示方向を自車両の進行方向と一致させて表示することによりドライバーにとってより自然なナビゲーション情報の表示が可能となろう。
また、上記の説明では、スマホ200上のナビゲーション情報をそのまま(すなわち、1:1の比率で)HUDの画像表示領域(エリア)上に表示するものとして説明したが、本発明はそれに限定されることなく、その表示領域の全体または一部を、拡大または縮小して表示することも可能である。なお、その際には、挿入補間や間引き等の技術を利用することによって表示する画素を調整することにより、必要なナビゲーション情報を選択し、所望の解像度で表示することが可能であることは当業者であれば自明であろう。
加えて、次世代の技術であるビッグデータ(高精度3D地図情報)やAI情報(予測危険情報等)を利用したナビゲーション情報を考慮した場合には、上述した虚像の表示位置を遠方から近接した位置に変化させることにより、立体感のあるよりリアルなナビゲーション情報の表示が可能となる。その一例として、図5(a)には、近距離のナビゲーション情報に予測危険情報(周辺監視装置63での監視の結果として検出された歩行者や先行する車両等をアラート表示する)を加えて表示した例を、また、図5(b)には、高精度3D地図情報を表示した例を示している。
このように、スマホ200上のナビゲーション情報をHUDの画像表示領域(エリア)を利用して表示することによれば、特に、高さ情報や奥行情報を含んだ3次元高精度地図情報を含むナビゲーション情報を、スマホ200の表示画面210に比較してより大きく、かつ、3D表示機能を含んだHUDの表示領域に表示することができることから、よりリアルな3次元地図情報の表示が可能となる。
<情報表示装置の容積等>
続いて、上述した情報表示装置の容積と大型化するHUDの画像表示領域(エリア)との関係について図6を参照して説明する。すなわち、情報表示装置の容積は、HUD画像表示領域(エリア)の視野角(横(H)、縦(V))の増大に伴って増加している。具体的には、(視野角[10×7]、虚像距離(20m)では、凹面ミラーを含む光学系の大型化によってHUDのセット容積が18Lを越えてしまい、当該装置の搭載場所であるフロントガラスとステアリングとの間の空間内に収納することができないという問題が指摘される。そこで、以下では、HUD画像表示領域(エリア)の視野角の増大に伴う装置容量の増大を解決するための情報表示装置の構造についても述べる。
図7および図8には、小型化に適した情報表示装置であるHUD装置1の構成と配置(レイアウト)が示されている。これらの図において、下流側から順に、フロントガラス6を介して虚像を形成する映像光を投射する凹面(自由曲面)ミラー5a、その際に発生する歪や収差を補正するための補正用のレンズ群2、映像表示装置11、バックライトを構成する発光ダイオードを光源としたバックライト光源10が設けられている。
また、符号7は筐体である。さらに、HUD装置1の内部に侵入する太陽光のP波成分を抑制するため、その一例として、レンズ群2と映像表示装置11の間には、P波成分を抑制するための光学手段3が設けられている。そして、筐体7の上面には、映像光が自動車のフロントガラスに向かって投射される開口部が形成されており、当該開口部は防眩板(グレアトラップ)41によって覆われている。また、ここでは図示しないが、上記凹面ミラー5aの位置を調整するための電動モータ等により構成される凹面ミラー駆動部が凹面ミラー5aと一体に設けられている。そして、LCDと凹面ミラーとの間の距離を最小限に確保しながら、これら構成部品はモジュール化されてコンパクトに形成されている。
かかる構成・配置において、視野角を拡大するためには、例えば、凹面ミラー5aを回転駆動することにより、また、虚像距離の遠方化を実現するためには、光学手段3を適切に設定することなどによって所望の特性を実現することができる。または、レーザ光をMEMS素子でフロントガラスにスキャンして実像を得る第2の情報表示装置を加えてHUD画像表示領域(エリア)を拡大することも可能であろう。
すなわち、上述した構成・配置のHUD装置100を採用することによれば、上述したHUD画像表示領域(エリア)の視野角の増大に伴う装置容量の増大を解決して、HUD装置をその搭載場所であるフロントガラスとステアリングの間の空間内に収納することが可能となる。
以上、本発明の種々の実施の形態からなる情報表示装置について述べた。しかしながら、本発明は、上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するためにシステム全体を詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…HUD装置、2…レンズ群、3…光学手段、4…映像表示装置、5…光学部品、5a…凹面ミラー、6…被投影部材(フロントガラス)、7…筐体、8…運転者の視線、10…バックライト光源、11…映像投写装置、41…防眩板(グレアトラップ)、43…ステアリング、60…ドライバーの視点監視カメラ、62…運転支援電子制御装置(運転支援ECU)、63…周辺監視装置、101…自動車、200…スマホ(スマートフォン)、210…表示画面、220…プッシュボタン。

Claims (11)

  1. 乗り物に映像情報を表示する情報表示装置であって、
    前記乗り物のフロントガラスと前記乗り物のインストルメントパネルとの間に配置されたHUD装置を備え、
    前記HUD装置は、前記映像情報を表示する前記HUD装置から出射された光を前記フロントガラスで反射させることで前記映像情報の虚像を前記乗り物の前方に表示させる虚像光学系と、
    前記情報表示装置とは別個の携帯端末装置から地図を含むナビゲーション情報を入力するナビゲーション情報入力手段と、を有し、
    前記携帯端末装置からの前記ナビゲーション情報を前記乗り物の前方に虚像として表示し、前記前記映像情報の表示領域の上部にはドライバーが視る実景の遠景に対応した映像を表示し、前記表示領域の下部には近景に対応した映像を表示するように構成されている、情報表示装置。
  2. 請求項1に記載の情報表示装置において、
    前記乗り物のステアリングの近傍には、前記携帯端末装置を配置するための固定手段が設けられている、情報表示装置。
  3. 請求項1に記載の情報表示装置において、
    前記HUD装置の前記ナビゲーション情報入力手段は、無線LANにより構成されている、情報表示装置。
  4. 請求項3に記載の情報表示装置において、
    前記ナビゲーション情報入力手段を構成する無線LANは、Bluetoothである、情報表示装置。
  5. 請求項3に記載の情報表示装置において、
    前記ナビゲーション情報入力手段を構成する無線LANは、Wifiである、情報表示装置。
  6. 請求項1に記載の情報表示装置において、
    前記HUD装置の前記携帯端末装置からの前記ナビゲーション情報を入力するための手段は、充電用の端子を含む有線端子により構成されている、情報表示装置。
  7. 請求項1に記載の情報表示装置において、
    前記ナビゲーション情報は、3次元地図情報を含んでいる、情報表示装置。
  8. 請求項1に記載の情報表示装置において、
    前記HUD装置は、前記携帯端末装置からの前記ナビゲーション情報を、左ハンドルの場合には、前記表示領域の左側に寄せて表示する、情報表示装置。
  9. 請求項1に記載の情報表示装置において、
    前記HUD装置は、前記携帯端末装置からの前記ナビゲーション情報を、右ハンドルの場合には、前記表示領域の右側に寄せて表示する、情報表示装置。
  10. 請求項1に記載の情報表示装置において、
    前記HUD装置は、前記映像表示装置から出射された光を反射して前記フロントガラスへ向けて投射する凹面ミラーを備えている、情報表示装置。
  11. 乗り物に映像情報を表示する情報表示装置であって、
    前記乗り物のフロントガラスと前記乗り物のインストルメントパネルとの間に配置されたHUD装置を備え、
    前記HUD装置は、前記映像情報を表示する前記HUD装置から出射された光を前記フロントガラスで反射させることで前記映像情報の虚像を前記乗り物の前方に表示させる虚像光学系と、
    前記情報表示装置とは別個の携帯端末装置から地図を含むナビゲーション情報を入力するナビゲーション情報入力手段と、を有し、
    前記携帯端末装置からの前記ナビゲーション情報を前記乗り物の前方に虚像として表示し、前記ナビゲーション情報は、前記HUD装置が表示する虚像の一部に表示され、表示領域のアスペクト比において、水平方向の寸法が、垂直方向に比べて小さくなるように規定されている、情報表示装置。
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