JP2019187400A - 釣り竿の挿入式ガイドとガイドリング - Google Patents

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Abstract

【課題】天候や場所等の環境に影響されず、また、視力の低下が心配な場合でも、釣糸を簡易に短時間で導糸する事が可能な挿入式ガイドを提供する。【解決手段】ガイドリングに釣糸を挿入する数ミリの開口部を設け、ミュージックワイヤで作られたバネ性の高く高強度のスプリングバー先端に球体を取り付ける事や開口部カバーを施す事により、釣糸に傷や曲げをつけず、摩擦等を防止出来るように装備された挿入式ガイドは、リールから引き出された釣糸を指先でコントロールし押し込むだけの挿入式導糸となるため、細い釣糸でも糸切れや糸伸び、糸絡みを防ぐ事が可能となり、素早く穂先まで届き全てのガイドに対し容易に配置が出来る。【選択図】図3

Description

本発明は、釣竿の挿入式ガイドとガイドリングに関する。
今日に於ける釣糸は、化学繊維・金属繊維など非常に発展が目覚ましく、ヘラ釣りをはじめアユ等の敏感で繊細さを求められる釣糸、投げ釣りに使用される耐久性や強度が必要な釣糸等、指などで折れ曲がる様な不具合は稀である。しかしながら、釣りをする際には海藻根掛かり・ゴミや流木・岩礁摩擦・人的な障害物などのトラブルや糸の思わぬ疲労などの他、設定した釣糸に想定を超えるサイズの漁獲でない限り、糸切れが起こる可能性は少ない。一方、釣竿の穂先まで釣糸を導糸する為に付帯しているガイドは、竿体に接着するガイドと釣糸を通す孔であるガイドリングで形成されている。これらは竿の種類により様々な形状で進化しているが、リール竿では竿の長短サイズにより5箇所〜12箇所程度の複数ガイドが付帯されており、一般的には手元のリール側から穂先に向かいガイドリング孔の口径は段階的に狭くなり、穂先部分には最小のガイドが取り付けられている。また、ガイドフレームは純チタンやステンレス等、リングはセラミック等で製造され、如何にも強硬に図られたデザインと軽量化するなどの技術が種々提案されている。
しかしながら、従来からあるリール竿のガイドは、リールから引き出した釣糸を竿の先端部分である穂先に向かい下から順序良くガイドフレームと一体化されているガイドリング孔の中を潜り通すだけであるが、5箇所〜12箇所程度の何れかのガイド数でも穂先へ近づくにつれ、リング孔が段階的に小さく狭くなり、透明色が多い釣糸では見辛い上、天候や風の強さ、場所等の環境、冬期等の手袋を必要とされる状況により左右されガイドリング孔を潜り通し貫通させる方法での導糸は今日に至るも改善進化させる開発は為されず困難の場合が多い為、細く狭いガイド孔に釣糸を導糸するのは簡易ではない。
さらに、比較的大きめなガイドリング孔までは導糸されても、釣糸が柔らかく細い場合、中途のガイドから落とす事や、風等による影響で誤って釣糸が抜け落ちてしまい絡まる等で釣竿を傾斜又は寝かす等、導糸し直す事や、導糸の不便さから位置方向や場所を余儀なく変更をする状況になる。
また、強度の観点から釣竿に生じるねじり応力が、竿の折れや軸のずれ、捩れにならない様に許容値以下になる設計をしなくてはならない。それは、竿の捩れがガイド位置で負荷が感じられ、このねじれ防止一般的に装着されている中空竿(内径d、外径d、内径比)
外径dについて解くと最小径を得る。
この式は強度を基にした設計の一例であり、本発明はこれを元にスプリングで構成されたバーの先端に付帯した回転球体により滑る際にねじりを矛らげる。これは、ガイドが釣竿の軸にも影響を及ぼす重要なパーツである事の証明にもなる。
ところが、釣りの道具は様々な形態で高性能・高額商品化が進み、それらにより釣竿の軽量化や製造材料の発展は見受けられるが、簡易導糸に関するガイド、ガイドリングの開発はされていない問題があった。
本発明の課題は、以上のような問題点に鑑み、天候や場所等の環境に影響されず、また、視力の心配や視界不良でも、釣竿に付帯しているガイドに釣糸を簡易に短時間で導糸する事が可能な挿入式ガイドフレーム、ガイドリングを提供することにある。従来からのガイドリングを使用の際、特に冬期等、氷点下の様な悪天候の場合は、手袋を装着したままの導糸が困難になる。後述の挿入式ガイドリング孔の球体付スプリングバー可動部が氷結する可能性もあるが、凍結防止剤を利用する事で氷結は解決する。
そこで本発明の釣竿に付帯させるガイドリングは、穴開き球体を貫通装着したスプリング機能を持つU字型または直線状ミュージックワイヤで開口部を形成し、押し込む形状でリールから伸ばした釣糸の両端を指で摘み、挿入口へコントロールしながらワンタッチで挿入させる事により、ガイドリング孔の大小に限定せず簡易に導糸が出来る効果の有効性があるガイドリング孔形状を提供する。また、ガイド孔とガイドリング部分の比率を変え、狭くしたガイド孔に巻きミニバネを利用したミュージックワイヤへ付帯した球体を挿入口の開閉に利用する事で口径の狭いガイドでもワンタッチで釣糸を導糸する事を可能とした前記挿入式ガイドは、使用する釣糸を1号以下および極細釣糸にも適合する。また、手袋やグローブ等を装着したままでも可能である上、冬期に於いて問題となる球体付スプリングバー貫通箇所の凍結を防止する必要も考慮するが、金属腐食性の少ない凍結防止剤を使用する事により僅か数秒で効果を得られる。勿論、センサー等の電動化による事の開発は現在進行中で完成も待たれる。
上記課題を解決するため、本発明は釣竿に装着されたリールから伸ばされた釣糸を通すガイドを簡易に導糸できる挿入式ガイド、ガイドリングであって、概円形をしたリングに開口部を設け、挿入用バーである保護材を施したスプリング機能を持つU字型または直線状ミュージックワイヤを嵌合し、開口部の受入れ口を確保する。前記挿入用バーは先端に回転球体を装着する事により、導糸時の滑らかな挿入と、挿入後の釣糸がリングから放出をさせない形状となる上、一瞬の引っ掛かりや擦れ等が発生しない構造となる。また、ガイド内側には糸切れ・横連れ等からの釣糸保護の為、数ミリの釣糸挿入口を含め環状溝を施し、魚種により考慮した強靭剛性、柔軟性に優れたカーボン・セラミック等を環状溝から外れないよう深絞りする事で、ガイド内面の剛性も強くなり摩擦を抑え滑らかに形成する。
さらに、釣竿の穂先に比重がかかり、糸撓みが起こった時点と開放れた時点共に、ガイドリング孔に於ける擦れによる釣糸の位置は変わる事は無く垂れた状態でも瞬時に戻る物理的現象は、錘や漁獲等により一直線上に張る釣糸が、ガイドリング孔の上部で左右に擦る動きが起こすが、本発明のスプリング機能を持つU字型または直線ミュージックワイヤ線の先端に球体を設け、シリコン皮膜を塗布するシリコナイズ等の被覆により、開口部から釣糸が外れる事を防止する新規性の一体型挿入式ガイドと回転球体付スプリングバーである。
また、穂先等のガイド孔の狭い箇所に対し、より簡単な操作を必要とするため、ガイドリング部を広くし、ガイド孔は釣糸を保持出来る範囲とする事で、ガイド部に巻きミニバネやプレートを配置し、球体による挿入口の開閉、プレートが左右に回転する事と、材料の軽量化で強度も加わりそれを可能とした。
一方、悪天候により挿入式ガイドリングのスプリングバーに装着した球体貫通孔接合部を含む可動部分の凍結防止として、塩化ナトリウム系・尿素系・カルシウム、マグネシウム、アセテート酢酸のCMA系・酢酸カリウムのKAC等、種類が多い凍結防止剤の中で、防錆剤が添加され金属腐食性の可能性のある物を除き、生シリコンとアルカリ樹脂を特殊技術で融合させた凍結防止剤スプレーが最も適し、使用する事によりガイドリング孔の可動は可能で安定する効果が得られた。特に冬期での導糸には釣糸をガイド孔におさめる事が非常に簡易となる。
本発明挿入式ガイドによれば、釣竿の重量を増す事や糸切れや糸伸びも無く、ガイドリングに開口部を設け、球体やカバープレートで釣糸の挿入口を開閉する事により糸通しを素早く容易に行われる。
また、挿入式ガイドに使用する材質は図 に示すように軽量・比強度・高耐食性・生体適合性・非磁性の特性と、白金に並ぶ卓越した耐海水性があるβチタンとし、これはチタン素材に於いて、純チタンの比ではない上、特性のある軽量化や強い剛性を得られ、加工技術やメッキ技術も発展している事から錆び難い。また、釣糸を挿入するスプリングバーは[0010]にも記した通り、クロムメッキを施し錆びの防止と併せ、研磨技術の高い今日では、釣糸との摩擦が無く接触は滑らかで糸に傷や折れ曲がりを防ぐ効果もある。その上、開口部スプリングバーの先端には貫通孔を通した球体を施した事の新規性は類例が無く、それらには耐摩耗性と滑らかな表面仕上げのシリコン皮膜材が施される。
また、穂先等の小さいガイドに対しては、指先で簡易に導糸する挿入式を前提とした狭い口径ガイド孔にする事で、ガイド部に配置するスプリングによって左右にスライドするプレートを装着出来る事や、巻きミニバネを利用した挿入口への球体の押し込みにより、開閉が可能になり糸ずれが無く、簡単で素早く導糸する事が出来る。当然、穂先用に使用する事を限定した形状ではなく、様々な箇所で使用するガイドにも該当させる事も可能とする高い技術は確立され、その価値は高い。
さらに、開口部スプリングバーや球体にはジメチルポリシロキサン溶剤で優れた揮発性耐磨耗性膜を作り、糸傷がつかず滑りやすい特性があるシリコン皮膜材を使用し、耐摩耗性と滑らかな表面仕上げを形成する。
さらに、釣糸に装着した錘等が穂先用挿入式ガイドやガイドリングに衝突しても強固なβチタンと、挿入口の回転球体付、直線のスプリングバーは1mあたり120kgの金属最大の引っ張り強度を示し反復力が大きい炭素繊維からなるミュージックワイヤでバネ性が高く、釣糸を通すための開閉口であるため、衝突を防ぐ外側に配置されている事からそれらが侵入する事を防止出来る。但し、これにおいては、2箇所同時の挿入箇所がある為、1箇所と同様の導糸手順が可能となる。
また、挿入式ガイドは全てのガイドに、釣糸を直線的に張った状態で指先によりコントロールしながら押し込むだけの挿入式導糸であるため、通常1号糸と呼称されている細い糸や更に細い釣糸でも素早く穂先まで届き全てのガイドに対し容易に配置が出来る。但し、大型の釣竿に付帯されたガイドは形状も大きく導糸する事も簡易である為、本発明挿入式ガイドリングはその有効性の範囲とする。
本発明による、挿入式ガイドリングの1例である回転球体付スプリングバーガイドをガイドフレームに装着し、釣竿へ設置している斜視図である。 挿入式ガイドリングの1例である回転球体付スプリングバーガイドの右側面図である。 挿入式ガイドリングの1例である回転球体付スプリングバーガイドに指先で釣糸を挿入する実施図である。 挿入式ガイドリングの1例である回転球体付スプリングバーガイドで(A)直線的に張った釣糸を回転球体付スプリングバーの挿入口に押し当て(B)回転球体付スプリングバーが押し下がり釣糸を挿入(C)釣糸の挿入が完了した図である。 釣竿にリールを装着し糸を1箇所の挿入式ガイドへ挿入後の図及び釣竿全体図である。 挿入式ガイドリングの1例であるミニバネ水平スライド式穂先用ガイドの正面図である。 挿入式ガイドリングの1例であるミニバネ回転ガイドカバー手押し開閉式の正面図である。 挿入式ガイドリングの1例である(A)ガイドリング孔内概半円状式正面図(B)挿入口変形受口およびガイドリング孔内、概半円状式正面図(C)ガイド極小孔円形状式正面図である。 挿入式ガイドリングの1例である(A)カバースライドミニバネ内蔵式の正面図(B)カバースライドを可動し釣糸を挿入口より挿入(C)釣糸の挿入が完了した図である。 チタン及びチタン合金の一覧表である。 塩化物の耐食性の表である。 チタンの製造工程の図である。 ミュージックワイヤの種類と引張強度の図である。
本発明の挿入式ガイド、ガイドリングは釣糸が絡む事無く一定方向へ導くために、竿体の先端まで従来通り付帯させ、それらに釣糸を指先で押し入れ、竿の穂先から出した後に錘と針を装着し竿体の振り上げ振り降ろしにより目的位置まで飛ばす事が出来る。
従来からの導糸方法は、リールから引き出された釣糸を、竿上に付帯された穂先まであるガイドリング環状孔の1箇所毎に指で潜らせるが、今日に至るまでこの不便な方法は変化をしていない。本発明の挿入式ガイドは、狭小のガイド間の幅での配置であれば、釣糸を複数個所へ同時に指先で押し込み導糸する事が可能となる。
一方、従来から使用されているスプリングバーは、取り付け穴が右・左側で上下にずらし、双方を長短にした形状でU字状にバーを作り、この擦れによるバネ性のある金属線でバネの特性が有効になるように活用されている。この原理を元に、本発明では挿入式のガイドリングに利用するため、金属最大の引っ張り強度と剛性を持つバネ性の高い強固な直線状のミュージックワイヤを使用し、貫通孔を施した回転可能なチタン球体を装着、ガイドリング開口部を完全に密閉後、耐摩耗性と滑らかな表面仕上げのシリコン皮膜材を塗布する。さらに、ガイド孔内の釣糸を保護する為に樹脂等ラバーで被覆する。スプリングバーの先端に付帯された球体は釣糸外れや擦れによる糸切れを防ぐ事が出来る新規性のスプリングバーで形成されている。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例について説明する。図1で示す様に、ガイド開口部7は、一般的に流通されている釣糸の最大幅が最大口径であり、それを基準として可能な限り狭くする事が第一であり、それによりスプリングバー8の導糸挿入口9を補完する。併せて、ガイド部外形や脚部フレーム4の強度を保持することも可能となる。
図3ではリール2から引き出された釣糸3を指先で持ち、挿入式ガイドに釣糸3を直線的に張った状態で押し入れ、挿入するが、従来からある全てのガイドに釣糸3を潜らせる事より、押し込むだけの挿入式導糸であるが、釣糸3の目覚ましい発展開発により、釣糸は強く細い糸になり、切れる事や、曲がる、傷をつけるなどは殆んど無く、素早く穂先まで全てのガイドに対し容易に導糸が出来る。
図4では、釣糸が挿入式リング5に直線的に張った状態で挿入される図を示しているが、釣糸の発展により現在は糸切れや糸伸びも殆んど無く、挿入する際にそれらの問題が起こる事は無く、全ての挿入式ガイドへ容易に利用出来る。
また、スプリングバー8は図13で示したミュージックワイヤ13とする。このミュージックワイヤ13はピアノ線に0.9%の炭素を含有させる事で高炭素鋼となり、引張強度が金属界1番の数値を示し、特徴としてはバネ性が高く1mmあたり120kg前後の反復力を受けても十分な強度を示すため、スプリングバーのバネ性は強く、釣糸が挿入式ガイドから突出する事や糸外れを防ぐことが出来る。
さらに、挿入式ガイドの形状は概円形状であり、釣糸の挿入前後の糸切れや糸伸び、糸絡みも殆んど無いが、最大限の防止をするためガイドリング内側に環状溝を施し魚種によりセラミック・カーボン等を嵌合する。また、ガイド開口部にラバーの接触は無いため違和感も無く1箇所の導糸にかかる数秒の時間も変わらない。
ただし、ガイドの形状については完全な円形にする事が理想で、開口部や挿入口となるスプリングバーを短くする設定が可能となる。それによりスプリングバーの下げ幅が小さくなり導糸作業がより簡素化される他、ガイドでスプリングバーを保全包括する形状となる為、外部との接触における破損トラブルを防ぐ事も出来る。
さらに、スプリングバーを短くする事により、スプリング効果も大きくなる。それは、ねじれが強くなりバネ効果を生み出すからである。
また、ガイド内側に数ミリの環状溝を施し、魚種により強靭剛性、柔軟性を考慮したカーボン・セラミック等を嵌合する事で、剛性が強くなり重い錘を使用して遠投も可能となる。
また、釣糸を挿入式ガイドのリング孔から抜き取る事は、従来と同様の方法となり簡易である。
その上、スプリングバー先端の回転球体10により、バネ機能は軽いタッチで上下動をし、導糸の際は360度回転可能な球体10が稼動する為、釣糸が金属同士で挟まる事は無く、さらに耐摩耗性と滑らかな表面仕上げのシリコン皮膜材を塗布する。それらにより、釣糸が挿入しやすい概楕円状または直線である挿入口9となる為、素早く挿入され、釣糸ガイド孔23の外部に引っ掛かりや外れる事を防止出来る。
図6は、釣竿穂先部22に近いガイドに極小ガイドに装着させる事もあり、ガイドリング5を太く厚くし、開口部7の挿入口9にはミュージックワイヤ13に貫通された球体10を接触させ釣糸挿入口9塞ぎ、そのミュージックワイヤ13は球体10に対し水平に施されたミニバネ内蔵の環状溝11を通じ、ガイドリング5の外側に設けられた手押し部19に装着され押し下げる事により、球体10を環状溝11に移動させる。これは、環状溝11に内蔵されたミニバネ12による収縮で球体10が可動するため、手押し部19から手を離した瞬間に、球体10は元の挿入口9に戻る。
図7に示すように、開口部7を中心に外周へそれぞれβチタン・その他チタン合金の手押部付ガイドカバー20、左右のガイドストッパー15及び16を施し、15の庫内へミニバネ12を付帯させ、手押部19を利用しガイドカバー20を15側へ回転させる事により挿入口9が開き釣糸3を導糸する。導糸後は手指を離すと、ミニバネ12によりガイドカバー20がストッパー16へ弾き返され、元の位置に戻る。この可動により、ガイドカバー20が挿入口9を完全に塞ぐ為、釣糸3が外部に外れる等は無い。
図9は、従来からあるガイドの形状には無いガイド孔とガイドリングの比率で形成されている。従来のガイド孔は広く、リングをより細くし軽量化を図っているが、本発明はワンタッチ式の簡易押し込みを目的としている為、ガイド孔は狭くし、釣糸の横擦れを含む摩擦による糸切れを保護する必要最小限の口径となる。広くしたリング部○には挿入口の左右に4分の1円状の環状溝○を施し、その一方の底部○にミニバネを装着する。その環状溝○内にβチタン・その他チタン合金の手押し部付カバースライドプレートを嵌合させ、導糸する場合はスプリング側にプレートに設けた手押し部で押し、挿入口を開放する。手を離すとスプリングにより自動的にプレートは元の位置に戻り挿入口は閉鎖される事から、簡単で釣糸も外れる事はない。更に穂先などの小さいガイドに対しては、ガイド縁側にこれらを配置する事で有効となるが、設置位置やプレート長さ等は限定させない。また、広くしたリング部はβチタン等を使用するので、軽量化も可能となる。
また、図8(A)において、物体は糸で繋がる等の条件の場合、自由運動と異なり束縛を伴う運動が起こるが、これを束縛条件または束縛運動と言う。つまり、束縛された状況の確率から言えば、V字形状の頂点部より、斜面や直線、曲線上を摩擦・束縛を働かせながら動く事になる。この状態はmx”=mgsinθ、my”=N−mgcosθで求められ当然、その計算式も必要となる。したがって頂点部より釣糸が外部に放出される状態を完全に解消するには導糸した釣糸が頂点部へ接触する不確実な状況となる場合、形状記憶合金によりリング孔内部側の開口部サイズを予め狭く塞ぐ事を目的とし、それを防ぐ様にする。
さらに、これらの論理により、ガイドリング外径5mm程度で仮定すると、ガイドリング内径は2mm〜3mmの空間であれば1枚のカーボン板は3tにも耐える強度もあり、またはβチタン板でガイドを仕上げる事の方が合理的で強度・形状に無理なく、穂先等の小型ガイドに対しても精密機械構造とは違い簡易に仕上げる事の可能性も高い。
また図8(B)に示した形状を図9のガイドリング5よりガイド孔23を狭くした形状にした場合、ガイド孔23の内部はラバー6面積が広く厚さも増す為、外部に釣糸3が放出される事は無い。但し、内径が狭くなると導糸する釣糸3も細くなる事が想定され、錘を装着した場合の糸絡みに配慮する必要から釣竿1に対し傾斜させ配列する場合もある。さらに例えとして競争用自転車のタイヤリムに見られる板状形体で形成すると、釣糸3とのトラブルは防ぐ事になる。
図5で示した通り、釣竿1に配置するリール2はスピニングリールの他、電動リール等多種があり、全てにおいて対応が可能となる。
また、リール全般で利き手によりリールハンドル部の左右変更があり、竿上に取付ける挿入式ガイドリングの突起スプリングバー挿入口の位置もそれにより変更する場合もある。例えば、より最適に釣糸を挿入する場合、釣竿を右横方向に倒した場合は右側、釣竿を立てた状態では中央等それぞれ想定出来るが、取付け位置はあくまでも任意で設定すべきものである。ただし、スピニング以外のリール竿については挿入式ガイドリングの突起スプリングバー挿入口は中央位置の設定が最適で有効になる。
一方、釣竿は投げ竿だけでなく、従来から使用されている落とし込み竿上に付帯されたガイドリング孔を必要とする全ての竿に共有する。それらに使用する挿入式ガイドの形状は4種類以上あり、サイズの大・小の差はあるが、選別は任意となる。
挿入式ガイドリング5に使用する挿入式ガイド孔23は釣竿導糸環として竿上に数か所または全箇所に同種類または数種類で付帯させる事も任意である。
球体付挿入式ガイドリングは、魚等を釣り上げる竿に対し動的なエネルギー加重がかかるリールに近い位置から付帯させ、ガイド孔23にはスプリングバー8の強度をリング内の下部より支える上で回転球体10である為、支える擦れ・ねじれ防止にも効果を持ち破壊防衛を図れる。
図6については、挿入式リング5を穂先用22のガイドにセットし示したが、穂先用以外の竿体に付帯する挿入式ガイドリング5としても利用可能となる。また、穂先は柔らかく作られ、風や釣糸から伝わる動作が敏感である為、内径を狭くし軽く、より簡易に挿入するように直線スプリングバー8は先端を球体型10で設けた。また、引き出した釣糸3の取り込みによる穂先23での錘ヨリ戻しがガイドリングと衝突してもそれにより破損する事は最大120kgにも耐える強度を堅持する事で防御出来る。
また、一般的に竿上のガイドは、穂先23から手元リール側2に向かい内径が広くなり、強風の場合は、竿上のガイド間で釣糸が吹き飛ばされ、釣糸が垂れる、糸ふけの現象が起こるため、本発明の挿入式ガイドリング5はリング孔23を狭くする事により、それらの防止にもなる。
本発明の挿入式ガイドリング5とガイド孔23の挿入口9を上部に配置している事は、釣竿1を立てながら押し入れる際にも簡易な導糸となる他、ガイドフレーム4に装着する際に、ガイドリング5はどの形状も多方向に開口部7を向け、左右の利き手やリール2方向に合わせ設置する事も可能となる。
以上、本発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることは言うまでもない。
1 釣竿
2 リール
3 釣糸
4 ガイドフレーム
5 挿入式ガイドリング
6 ガイド内保護カバー
7 ガイドリング開口部
8 ミュージックワイヤ直線状スプリングバー
9 釣糸挿入口
10 回転球体
11 水平環状溝
12 ミニバネ
13 ミュージックワイヤ
14 ガイドカバー
15 ガイドストッパーa
16 ガイドストッパーb
19 手押し部
20 ガイドカバー
21 概半円環状溝
22 穂先
23 ガイドリング孔

Claims (6)

  1. 釣り具である竿に付帯されている釣糸を導糸する為に複数あるガイドは穂先に移行するほど細く小さいリング形状であって、ガイドはβチタン・その他合金チタンの金属で形成され、その内側には数mmの環状溝を施し、釣糸保護のため樹脂等のラバーを前記環状溝に嵌合配置したガイド孔に、釣糸を挿入する数ミリの開口部が設けられた事を特徴とした釣竿用の挿入式ガイド。
  2. ガイド開口部にスプリング機能を持つU字型または直線のミュージックワイヤを使用した押し込み挿入口を設け、ミュージックワイヤは直線形状を施し、先端には回転可能な穴開き球体を付帯させ、それをガイドリングの挿入口孔へ接触させ塞ぐ。穴開き球体は中心付近に孔を貫通させ前記ミュージックワイヤの直線部より挿入後、U字に折り曲げ加工しガイドと一体化させる事で挿入口孔の開放閉鎖の導糸挿入部を形成した請求項1に記載の釣竿用ガイド。
  3. ガイド開口部の挿入口は、ガイド開口部を中心とした外周の左右にβチタン・その他の合金チタンの金属で筒状のガイドカバーをそれぞれ設け、一方の筒状底部にスプリングを内蔵し、そのカバー内と他方のカバーに手押し部付ミュージックワイヤを装着し導糸挿入部を形成した請求項1に記載の釣竿用ガイド。
  4. ガイド開口部の挿入口にはミュージックワイヤに貫通された球体を接触させ塞ぎ、そのミュージックワイヤは球体に対し水平に施されたバネ内蔵の環状溝を通じ、ガイドリングの外側に設けられた手押し部に装着し導糸挿入部を形成した請求項1に記載の釣竿用ガイド。
  5. ガイド部の形状において、ガイド孔口径を小さく、それより大きい円周でガイドを形成し、ガイド孔までの縦挿入口を設け、それらのガイド孔円周にはスプリングを内蔵させた環状溝と、その環状溝にカバースライドプレートを嵌合し可動させ、導糸挿入部を形成した請求項1に記載の釣竿用ガイド。
  6. ガイド開口部は釣糸を導糸する範囲を設け、その挿入口にラバーを付帯しガイド孔に向かう過程で挿入口が狭まり、ガイド孔内側に概半円状または円形状をした形状の導糸挿入部を形成した請求項1および請求項6に記載の釣竿用ガイド。
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