JP2019187046A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遮断用信号線が正常か否かの診断を行なえるようにする。【解決手段】第1制御部は、リレーの接続指令または遮断指令を出力し、第2制御部は、遮断用信号線にリレーの強制遮断指令を出力可能であり、ドライバ回路は、遮断用信号線に強制遮断指令が出力されていないときには、第1制御部からの接続指令または遮断指令に基づいてリレーを接続状態または遮断状態にし、遮断用信号線に強制遮断指令が出力されているときには、リレーを遮断状態にする。さらに、第1制御部または第2制御部は、第2制御部から遮断用信号線に強制遮断指令を出力し且つ第1制御部から接続指令を出力したときの、遮断用信号線の電位またはリレーの状態に基づいて遮断用信号線が正常か否かを診断する。【選択図】図2

Description

本発明は、電源装置に関する。
従来、この種の電源装置としては、蓄電装置と、蓄電装置に電力線を介して接続されると共に充電ケーブルを介して外部電源に接続される充電インレットと、電力線に設けられる充電器と、電力線における充電器よりも蓄電装置側に設けられるリレーと、充電器とリレーとを制御する制御装置と、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2013/042216号
上述の電源装置では、リレーを制御する第1制御装置に異常が生じると、リレーを遮断できなくなる可能性がある。このため、第1制御装置に異常が生じたときに対処できるように、第1制御装置とは異なる第2制御装置から第1制御装置を介さずに遮断用信号線を介してリレーを強制的に遮断できるようにすることが考えられる。この場合、遮断用信号線が正常か否かの診断をどのように行なうかが課題となる。
本発明の電源装置は、遮断用信号線が正常か否かの診断を行なえるようにすることを主目的とする。
本発明の電源装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の電源装置は、
蓄電装置と、
前記蓄電装置に電力ラインを介して接続されると共に外部電源に接続される接続部と、
前記電力ラインに設けられたリレーと、
前記リレーを接続状態または遮断状態にするドライバ回路と、
第1制御部および第2制御部と、
を備える電源装置であって、
前記第1制御部は、前記リレーの接続指令または遮断指令を出力し、
前記第2制御部は、遮断用信号線に前記リレーの強制遮断指令を出力可能であり、
前記ドライバ回路は、前記遮断用信号線に前記強制遮断指令が出力されていないときには、前記第1制御部からの前記接続指令または前記遮断指令に基づいて前記リレーを接続状態または遮断状態にし、前記遮断用信号線に前記強制遮断指令が出力されているときには、前記リレーを遮断状態にし、
更に、前記第1制御部または前記第2制御部は、前記第2制御部から前記遮断用信号線に強制遮断指令を出力し且つ前記第1制御部から前記接続指令を出力したときの、前記遮断用信号線の電位または前記リレーの状態に基づいて前記遮断用信号線が正常か否かを診断する、
ことを要旨とする。
この本発明の電源装置では、第1制御部は、リレーの接続指令または遮断指令を出力し、第2制御部は、遮断用信号線にリレーの強制遮断指令を出力可能であり、ドライバ回路は、遮断用信号線に強制遮断指令が出力されていないときには、第1制御部からの接続指令または遮断指令に基づいてリレーを接続状態または遮断状態にし、遮断用信号線に強制遮断指令が出力されているときには、リレーを遮断状態にする。さらに、第1制御部または第2制御部は、第2制御部から遮断用信号線に強制遮断指令を出力し且つ第1制御部から接続指令を出力したときの、遮断用信号線の電位またはリレーの状態に基づいて遮断用信号線が正常か否かを診断する。このようにして、遮断用信号線が正常か否かの診断を行なうことができる。
こうした本発明の電源装置において、前記遮断用信号線に前記強制遮断指令が出力されるときにオンすると共に前記遮断用信号線に前記強制遮断指令が出力されないときにオフするスイッチング素子と、前記第1制御部と前記ドライバ回路とを接続する信号線にアノードが接続されると共にカソードが前記スイッチング素子を介して接地されるダイオードと、を有するものとしてもよい。
本発明の一実施例としての電源装置20の構成の概略を示す構成図である。 メインECU50のメインマイコン51により実行される処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 変形例の処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての電源装置20の構成の概略を示す構成図である。電源装置20は、走行用のモータを備える電気自動車や走行用のモータに加えてエンジンも備えるハイブリッド自動車に搭載され、図示するように、蓄電装置としてのバッテリ22と、コネクタ26と、充電器30と、充電用電子制御ユニット(以下、「充電ECU」という)36と、充電用リレーCHRと、バッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)40と、メイン電子制御ユニット(以下、「メインECU」という)50と、を備える。
バッテリ22は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されており、図示しないモータと電力のやりとりを行なうと共に電力ライン24に接続されている。コネクタ26は、電力ライン24に接続されると共に交流の外部電源装置(図示省略)に接続可能となっている。
充電器30は、電力ライン24におけるバッテリ22とコネクタ26との間に設けられ、AC/DCコンバータ31やDC/DCコンバータ32、コンデンサ33を備える。AC/DCコンバータ31は、コネクタ26(外部電源)側の交流電力を直流電力に変換する。DC/DCコンバータ32は、AC/DCコンバータ31からの交流電力の電圧を変換する。コンデンサ33は、電力ライン24におけるDC/DCコンバータ32よりもバッテリ22側に取り付けられている。
充電ECU36は、マイクロコンピュータ(以下、「充電マイコン」という)37を備え、充電マイコン37は、図示しないが、CPUやROM、RAM、不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリ)、入出力ポート、通信ポートを有する。充電マイコン37には、コンデンサ33の端子間に取り付けられた電圧センサ34からのコンデンサ33(電力ライン24)の電圧などが入力ポーを介して入力される。充電マイコン37からは、AC/DCコンバータ31やDC/DCコンバータ32への制御信号などが出力ポートを介して出力される。充電マイコン37は、バッテリECU40が備えるマイクロコンピュータ(以下、「バッテリマイコン」という)41や、メインECU50が備えるマイクロコンピュータ(以下、「メインマイコン」という)51などと通信線(例えば、CAN通信用の通信線)64を介して接続されている。
充電用リレーCHRは、電力ライン24におけるバッテリ22とコンデンサ33との間に設けられている。この充電用リレーCHRは、電力ライン24の正極側ラインに設けられた正極側リレーCHRBと、電力ライン24の負極側ラインに設けられた負極側リレーCHRGと、を有する。正極側リレーCHRBおよび負極側リレーCHRGは、それぞれに対応する励磁回路が駆動状態(通電状態)になると接続状態になり、励磁回路が停止状態(非通電状態)になると解除状態になる。
バッテリECU40は、バッテリマイコン41と、ドライバ回路42,43と、スイッチング素子46と、ダイオード48,49と、を備える。ドライバ回路42は、信号線44の電位がHiレベルのときには、正極側リレーCHRBの励磁回路を駆動状態にして正極側リレーCHRBを接続状態にし、信号線44の電位がLoレベルのときには、正極側リレーCHRBの励磁回路を停止状態にして正極側リレーCHRBを遮断状態にする。ドライバ回路43は、信号線45の電位がHiレベルのときには、負極側リレーCHRGの励磁回路を駆動状態にして負極側リレーCHRGを接続状態にし、信号線45の電位がLoレベルのときには、負極側リレーCHRGの励磁回路を停止状態にして負極側リレーCHRGを遮断状態にする。
スイッチング素子46は、ベースが信号線60を介してメインECU50のメインマイコン51に接続され、コレクタがダイオード48,49を介して信号線44,45に接続され、エミッタが接地されている。ダイオード48は、アノードが信号線44に接続されると共にカソードがスイッチング素子46のコレクタに接地されている。ダイオード49は、アノードが信号線45に接続されると共にカソードがスイッチング素子46のコレクタに接地されている。
バッテリマイコン41は、図示しないが、CPUやROM、RAM、不揮発性メモリ、入出力ポート、通信ポートを有する。バッテリマイコン41には、各種信号が入力ポートを介して入力されている。バッテリマイコン41に入力される信号としては、例えば、バッテリ22の端子間に取り付けられた電圧センサ22aからのバッテリ22の電圧Vbや、バッテリ22の出力端子に取り付けられた電流センサ22bからのバッテリ22の電流Ibを挙げることができる。また、信号線60の電位(信号レベル)や、正極側リレーCHRBおよび負極側リレーCHRGの励磁回路の状態(駆動状態、停止状態)も挙げることができる。バッテリマイコン41は、信号線44,45を介してドライバ回路42,43に接続されており、信号線44,45に正極側リレーCHRBおよび負極側リレーCHRGの接続指令や遮断指令を出力ポートを介して出力する。正極側リレーCHRBおよび負極側リレーCHRGの接続指令や遮断指令は、論理レベルにおけるHiレベルまたはLoレベルの信号であり、実施例では、接続指令をHiレベルの信号、遮断指令をLoレベルの信号とした。バッテリマイコン41は、電流センサ22bからのバッテリ22の電流Ibに基づいてバッテリ22の蓄電割合SOCを演算する。バッテリマイコン41は、充電ECU36が備える充電マイコン37やメインECU50が備えるメインマイコン51などと通信線64を介して接続されている。
メインECU50は、メインマイコン51を備え、メインマイコン51は、図示しないが、CPUやROM、RAM、不揮発性メモリ、入出力ポート、通信ポートを有する。メインマイコン51は、信号線60を介してバッテリECU40のスイッチング素子46のベースに接続されており、信号線60に正極側リレーCHRBおよび負極側リレーCHRGの接続許可指令や強制遮断指令を出力する。正極側リレーCHRBおよび負極側リレーCHRGの接続許可指令および強制遮断指令は、論理レベルにおけるHiレベルまたはLoレベルの信号であり、実施例では、接続許可指令をLoレベルの信号、強制遮断指令をHiレベルの信号とした。メインマイコン51は、充電ECU36が備える充電マイコン37やバッテリECU40が備えるバッテリマイコン41などと通信線64を介して接続されている。
こうして構成された電源装置20では、バッテリECU40は、信号線60の電位がLoレベルのとき(メインマイコン51から接続許可指令が出力されるとき)には、スイッチング素子46がオフとなり、ダイオード48,49がオフとなり、信号線44,45の電位(信号レベル)がバッテリマイコン41からの正極側リレーCHRBおよび負極側リレーCHRGの接続指令や遮断指令に応じた電位となる。したがって、ドライバ回路42,43は、バッテリマイコン41からの正極側リレーCHRBおよび負極側リレーCHRGの接続指令や遮断指令に応じて正極側リレーCHRBおよび負極側リレーCHRGの励磁回路を駆動状態や停止状態にし、正極側リレーCHRBおよび負極側リレーCHRGを接続状態や遮断状態にする。
また、バッテリECU40は、信号線60の電位がHiレベルのとき(メインマイコン51から強制遮断指令が出力されるとき)には、スイッチング素子46がオンとなり、信号線44,45の電位がLoレベルの場合にはダイオード48,49がオフとなり、信号線44,45の電位がHiレベルになろうとするとダイオード48,49がオンとなって信号線44,45の電位(信号レベル)がLoレベルになる。したがって、ドライバ回路42,43は、バッテリマイコン41からの正極側リレーCHRBおよび負極側リレーCHRGの接続指令や遮断指令に拘わらずに正極側リレーCHRBおよび負極側リレーCHRGの励磁回路を停止状態にし(停止状態で保持し)、正極側リレーCHRBおよび負極側リレーCHRGを遮断状態にする(遮断状態で保持する)。
次に、こうして構成された実施例の電源装置20の動作、特に、信号線60が正常か否かを診断する際の動作について説明する。図2は、メインECU50のメインマイコン51により実行される処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、コネクタ26が交流の外部電源装置に接続され、外部電電源装置に設けられた充電スイッチが操作されるなどして、外部電源装置からの電力を用いてバッテリ22を充電する外部充電が指示されたときに実行される。
図2の処理ルーチンが実行されると、メインマイコン51は、信号線60に強制遮断指令を出力する、即ち、信号線60をHiレベルにすると共に、バッテリマイコン41に通信線64を介して正極側リレーCHRBの接続指令を送信する(ステップS100)。バッテリマイコン41は、正極側リレーCHRBの接続指令を受信すると、その接続指令を信号線44に出力する、即ち、信号線44をHiレベルにしようとする。しかし、信号線60が正常にHiレベルのときには、信号線44の電位(信号レベル)がLoレベルとなり(Loレベルで保持され)、ドライバ回路42により正極側リレーCHRBの励磁回路が停止状態で保持される。
続いて、正極側リレーCHRBの励磁回路が駆動状態になった履歴の有無を判定し(ステップS110,S112)、その履歴がないときには、ステップS100の処理から仮異常判定時間T1が経過したか否かを判定し(ステップS120)、仮異常判定時間T1が経過していないときには、ステップS110に戻る。正極側リレーCHRBの励磁回路が駆動状態になった履歴の有無は、バッテリマイコン41によりモニタされるドライバ回路42の出力(電位)の挙動をバッテリマイコン41から通信線64を介して通信により入力して判定することができる。仮異常判定時間T1としては、例えば、100msecや200msec、300msecなどが用いられる。
ステップS110,S112で正極側リレーCHRBの励磁回路が駆動状態になった履歴があると判定したときには、異常確定時間T2が経過するのを待って(ステップS130)、信号線60の電位が正常か否かを判定すると共に(ステップS140)、正極側リレーCHRB結線関連が正常か否かを判定する(ステップS150)。ここで、異常確定時間T2としては、1secや2sec、3secなどが用いられる。
ステップS140の処理は、例えば、メインマイコン51から信号線60への出力(強制遮断指令、即ち、Hiレベル)と、バッテリマイコン41によりモニタされて通信線64を介して通信により入力された信号線60の電位と、を比較することにより行なわれる。両者が不整合のときには、信号線60やバッテリECU40、メインECU50などの異常により、信号線60の電位に異常が生じていると考えることができる。
ステップS150の処理は、例えば、バッテリマイコン41によりモニタされた信号線60の電位と、バッテリマイコン41から信号線44への出力と、バッテリマイコン41によりモニタされたドライバ回路42の出力(正極側リレーSMRBの励磁回路の状態)と、をバッテリマイコン41から通信線64を介して入力して比較することにより行なわれる。3つの組み合わせが正しくないときには、正極側リレーCHRB結線関連、具体的には、信号線44や正極側リレーCHRBの励磁回路、正極側リレーCHRB、スイッチング素子46、ダイオード48に異常が生じていると考えることができる。
ステップS140で信号線60の電位に異常が生じていると判定したときや、ステップS150で正極側リレーCHRB結線関連に異常が生じていると判定したときには、警告灯の点灯やディスプレイへの表示、音声出力などにより異常の旨を報知して(ステップS160)、本ルーチンを終了する。この場合、信号線60の電位の異常か正極側リレーCHRB結線関連の異常かの区分も含めてメインマイコン51の不揮発性メモリに記憶しておくのが好ましい。
ステップS140で信号線60の電位が正常であると判定し、且つ、ステップS150で正極側リレーCHRB結線関連が正常であると判定したときには、ステップS110,S112でノイズ等により一時的に正極側リレーCHRBの励磁回路が駆動状態になっただけであると判断する。また、ステップS110〜S120の処理を繰り返し実行してステップS120で仮異常判定時間T1が経過したと判定したときには、正極側リレーCHRBの励磁回路が駆動状態になった履歴がないと判断し、信号線60の電位および正極側リレーCHRB結線関連が正常であると判断する。
これらのときには、バッテリマイコン41に通信線64を介して正極側リレーCHRBの遮断指令を送信し(ステップS170)、その後に、バッテリマイコン41に通信線64を介して正極側リレーCHRBの接続指令を送信する(ステップS180)。バッテリマイコン41は、正極側リレーCHRBの遮断指令を受信すると、その遮断指令を信号線44に出力する、即ち、信号線44をLoレベルにする。また、バッテリマイコン41は、負極側リレーCHRGの接続指令を受信すると、その接続指令を信号線45に出力する、即ち、信号線45をHiレベルにしようとする。しかし、信号線60が正常にHiレベルのときには、信号線45の電位(信号レベル)がLoレベルとなり(Loレベルで保持され)、ドライバ回路43により負極側リレーCHRGの励磁回路が停止状態で保持される。
続いて、負極側リレーCHRGの励磁回路が駆動状態になった履歴の有無を判定し(ステップS190,S192)、その履歴がないときには、ステップS180の処理から上述の仮異常判定時間T1が経過したか否かを判定し(ステップS200)、仮異常判定時間T1が経過していないときには、ステップS190に戻る。負極側リレーCHRGの励磁回路が駆動状態になった履歴の有無は、バッテリマイコン41によりモニタされるドライバ回路43の出力(電位)の挙動をバッテリマイコン41から通信線64を介して通信により入力して判定することができる。
ステップS190,S192で負極側リレーCHRGの励磁回路が駆動状態になった履歴があると判定したときには、上述の異常確定時間T2が経過するのを待って(ステップS210)、信号線60の電位が正常か否かを判定すると共に(ステップS220)、負極側リレーCHRG結線関連が正常か否かを判定する(ステップS230)。ステップS220の処理は、上述のステップS130の処理と同様に行なわれる。
ステップS230の処理は、例えば、バッテリマイコン41によりモニタされた信号線60の電位と、バッテリマイコン41から信号線45への出力と、バッテリマイコン41によりモニタされたドライバ回路43の出力(負極側リレーSMRGの励磁回路の状態)と、をバッテリマイコン41から通信線64を介して入力して比較することにより行なわれる。3つの組み合わせが正しくないときには、負極側リレーCHRG結線関連、具体的には、信号線45や負極側リレーCHRGの励磁回路、負極側リレーCHRG、スイッチング素子46、ダイオード48に異常が生じていると考えることができる。
ステップS220で信号線60の電位に異常が生じていると判定したときや、ステップS230で負極側リレーCHRG結線関連に異常が生じていると判定したときには、警告灯の点灯やディスプレイへの表示、音声出力などにより異常の旨を報知して(ステップS240)、本ルーチンを終了する。この場合、信号線60の電位の異常か負極側リレーCHRG結線関連の異常かの区分も含めてメインマイコン51の不揮発性メモリに記憶しておくのが好ましい。
ステップS220で信号線60の電位が正常であると判定し、且つ、ステップS230で負極側リレーCHRG結線関連が正常であると判定したときには、ステップS190,S192でノイズ等により一時的に負極側リレーCHRGの励磁回路が駆動状態になっただけであると判断する。また、ステップS190〜S200の処理を繰り返し実行してステップS200で仮異常判定時間T1が経過したと判定したときには、負極側リレーCHRGの励磁回路が駆動状態になった履歴がないと判断し、信号線60の電位および負極側リレーCHRG結線関連が正常であると判断する。
これらのときには、バッテリマイコン41に通信線64を介して負極側リレーCHRGの遮断指令を送信する(ステップS250)。バッテリマイコン41は、負極側リレーCHRGの遮断指令を受信すると、その遮断指令を信号線45に出力する、即ち、信号線45をLoレベルにする。
続いて、信号線60に接続許可指令を出力し、即ち、信号線60をLoレベルにし(ステップS260)、充電用リレーCHRの接続シーケンスを実行して(ステップS270)、本ルーチンを終了する。充電用リレーCHRの接続シーケンスでは、メインマイコン51から通信線64を介してバッテリマイコン41に正極側リレーCHRBおよび負極側リレーCHRGの接続指令を送信し、バッテリマイコン41は、正極側リレーCHRBおよび負極側リレーCHRGの接続指令を受信すると、その接続指令を信号線44,45に出力する、即ち、信号線44,45をHiレベルにする。すると、ドライバ回路42,43により正極側リレーCHRBおよび負極側リレーCHRGの励磁回路が駆動状態になって正極側リレーCHRBおよび負極側リレーCHRGが接続状態になる。その後に、外部電源装置からの電力を用いてバッテリ22を充電する外部充電が行なわれる。
以上説明した実施例の電源装置20では、メインマイコン51は、メインマイコン51から信号線60に強制遮断指令を出力し且つバッテリマイコン41から信号線44に正極側リレーCHRBの接続指令を出力したときの、メインマイコン51から信号線60への出力と、バッテリマイコン41によりモニタした信号線60の電位と、を比較することにより信号線60(の電位)が正常か否かを診断することができる。
実施例の電源装置20では、メインマイコン51は、メインマイコン51から信号線60に強制遮断指令を出力し且つバッテリマイコン41から信号線44(信号線45)に正極側リレーCHRB(負極側リレーCHRG)の接続指令を出力したときの、メインマイコン51から信号線60への出力と、バッテリマイコン41によりモニタした信号線60の電位と、を比較することにより信号線60の電位が正常か否かを判定するものとした。しかし、このときの、メインマイコン51から信号線60への出力と、正極側リレーSMRB(負極側リレーSMRG)の励磁回路の状態や正極側リレーSMRB(負極側リレーSMRG)の状態と、を比較することにより信号線60の電位が正常か否かを判定するものとしてもよい。
実施例の電源装置20では、メインマイコン51が信号線60の電位が正常か否かを判定するものとしたが、バッテリマイコン41が信号線60の電位が正常か否かを判定するものとしてもよい。
実施例の電源装置20では、メインマイコン51は、図2の処理ルーチンを実行するものとしたが、これに代えて、図3の処理ルーチンを実行するものとしてもよい。図3の処理ルーチンは、ステップS140,S150,S220,S230の処理に代えて、ステップS140b,S220bの処理を実行する点を除いて、図2の処理ルーチンと同一である。したがって、同一の処理については同一のステップ番号を付し、その詳細な説明を省略する。
図3の処理ルーチンでは、ステップS110,S112で正極側リレーCHRBの励磁回路が駆動状態になった履歴があると判定したときには、異常確定時間T2が経過するのを待って(ステップS130)、信号線60の機能が正常か否かを判定する(ステップS140b)。ステップS140bの処理は、メインマイコン51から信号線60への出力(強制遮断指令、即ち、Hiレベル)と、通信線64を介して入力されたバッテリマイコン41から信号線44への出力と、バッテリマイコン41によりモニタされて通信線64を介して入力されたドライバ回路42の出力(正極側リレーSMRBの励磁回路の状態)と、を比較することにより行なわれる。3つの組み合わせが正しくないときには、信号線60や、バッテリマイコン41、メインマイコン51、信号線44や正極側リレーCHRBの励磁回路、正極側リレーCHRB、スイッチング素子46、ダイオード48の異常により、信号線60の機能異常が生じていると考えることができる。
ステップS140bで信号線60に機能異常が生じていると判定したときには、ステップS160に進み、信号線60の機能が正常であると判定したときには、ステップS170に進む。
ステップS190,S192で負極側リレーCHRGの励磁回路が駆動状態になった履歴があると判定したときには、上述の異常確定時間T2が経過するのを待って(ステップS210)、ステップS130と同様に、信号線60の機能が正常か否かを判定する(ステップS220b)。そして、信号線60に機能異常が生じていると判定したときには、ステップS240に進み、信号線60の機能が正常であると判定したときには、ステップS250に進む。この場合でも、信号線60が正常か否かの診断を行なうことができる。
実施例の電源装置20では、蓄電装置として、バッテリ22を用いるものとしたが、これに代えて、キャパシタを用いるものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、バッテリ22が「蓄電装置」に相当し、コネクタ26が「接続部」に相当し、正極側リレーCHRBおよび負極側リレーCHRGを有する充電用リレーCHRが「リレー」に相当し、ドライバ回路42,43が「ドライバ回路」に相当し、バッテリマイコン41が「第1制御部」に相当し、メインマイコン51が「第2制御部」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、電源装置の製造産業などに利用可能である。
20 電源装置、22 バッテリ、22a 電圧センサ、22b 電流センサ、24 電力ライン、26 コネクタ、30 充電器、31 AC/DCコンバータ、32 DC/DCコンバータ、33 コンデンサ、34 電圧センサ、36 充電ECU、37 充電マイコン、40 バッテリECU、41 バッテリマイコン、42,43 ドライバ回路、44,45,60 信号線、46 スイッチング素子、48,49 ダイオード、50 メインECU、51 メインマイコン、64 通信線。

Claims (1)

  1. 蓄電装置と、
    前記蓄電装置に電力ラインを介して接続されると共に外部電源に接続される接続部と、
    前記電力ラインに設けられたリレーと、
    前記リレーを接続状態または遮断状態にするドライバ回路と、
    第1制御部および第2制御部と、
    を備える電源装置であって、
    前記第1制御部は、前記リレーの接続指令または遮断指令を出力し、
    前記第2制御部は、遮断用信号線に前記リレーの強制遮断指令を出力可能であり、
    前記ドライバ回路は、前記遮断用信号線に前記強制遮断指令が出力されていないときには、前記第1制御部からの前記接続指令または前記遮断指令に基づいて前記リレーを接続状態または遮断状態にし、前記遮断用信号線に前記強制遮断指令が出力されているときには、前記リレーを遮断状態にし、
    更に、前記第1制御部または前記第2制御部は、前記第2制御部から前記遮断用信号線に強制遮断指令を出力し且つ前記第1制御部から前記接続指令を出力したときの、前記遮断用信号線の電位または前記リレーの状態に基づいて前記遮断用信号線が正常か否かを診断する、
    電源装置。
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