JP2019186018A - 操作パネル - Google Patents

操作パネル Download PDF

Info

Publication number
JP2019186018A
JP2019186018A JP2018075193A JP2018075193A JP2019186018A JP 2019186018 A JP2019186018 A JP 2019186018A JP 2018075193 A JP2018075193 A JP 2018075193A JP 2018075193 A JP2018075193 A JP 2018075193A JP 2019186018 A JP2019186018 A JP 2019186018A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operation panel
tactile switch
tactile
pressing member
embossed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018075193A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7011518B2 (ja
Inventor
武彦 弓中
Takehiko Yuminaka
武彦 弓中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority to JP2018075193A priority Critical patent/JP7011518B2/ja
Publication of JP2019186018A publication Critical patent/JP2019186018A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7011518B2 publication Critical patent/JP7011518B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

【課題】タクティールスイッチについての表示を容易に変更可能な操作パネルを提供すること。【解決手段】操作パネル10は、タクティールスイッチ40と、押圧部材50と、意匠シール60と、表面シート80とを備えている。押圧部材50は、タクティールスイッチ40の上に配置されている。意匠シール60は、押圧部材50の上面50Uに貼りつけられている。表面シート80は、平面部82と、エンボス部86とを有している。エンボス部86は、平面部82から上方に張り出している。エンボス部86は、透明部868を有している。透明部868を上方から見たとき、意匠シール60を少なくとも部分的に視認可能である。【選択図】図13

Description

本発明は、タクティールスイッチを備えた操作パネルに関する。
例えば、特許文献1には、タクティールスイッチが開示されており、特許文献2には、タクティールスイッチを備えたパネルスイッチが開示されている。
図14を参照すると、特許文献1に開示されたタクティールスイッチ90は、2つの固定接点912と、固定接点914と、弾性変形可能な(反転可能な)ドーム状の可動接点92と、押圧操作可能な押釦93とを備えている。可動接点92は、2つの固定接点912に接続されている。押釦93が押下されていないとき、可動接点92は、固定接点914から離れており、タクティールスイッチ90は、非導通状態(OFF状態)にある。押釦93が押下されると、可動接点92が固定接点914と接触し、これにより、固定接点912及び固定接点914は、可動接点92を経由して互いに電気的に接続される。この結果、タクティールスイッチ90の状態は、非導通状態から導通状態(ON状態)に切り替わる。押釦93を押下する際、可動接点92が反転することでクリック感が得られる。
図15を参照すると、特許文献2に開示されたパネルスイッチ94は、基板95と、押圧操作に応じて動作するスイッチ96(タクティールスイッチ)と、スイッチ96に取り付けられたキートップ97と、スイッチ収容孔982が形成された板状ハウジング(ケース)98と、エンボス加工部(エンボス部)992が形成された表面シート99とを備えている。スイッチ96は、キートップ97と共にスイッチ収容孔982に収容されており、且つ、基板95に取り付けられている。エンボス部992は、キートップ97の上に位置している。エンボス部992を押圧操作すると、スイッチ92が押圧されてON状態に切り替わる。
特開平10−134667号公報 特開平9−306278号公報
一般的に、特許文献2のようなタクティールスイッチを使用する場合、表面シートに「電源ボタン」といったタクティールスイッチについての表示が印刷されている。従って、タクティールスイッチの用途を変えるような場合、表面シートを取り換える必要がある。特に、特許文献2のようなタクティールスイッチは、機械操作用の操作パネルに使用される場合がある。このような操作パネルは、複数のタクティールスイッチと、タクティールスイッチに夫々対応する複数のエンボス部が形成された1枚の表面シートとを備えている。エンボス部の夫々には、対応するタクティールスイッチについての表示が印刷されている。このため、一部のタクティールスイッチの用途を変える場合でも、表面シート全体を取り換える必要がある。即ち、タクティールスイッチについての表示を簡単に変更することができない。
そこで、本発明は、タクティールスイッチについての表示を容易に変更可能な操作パネルを提供することを目的とする。
本発明は、第1の操作パネルとして、
タクティールスイッチと、押圧部材と、意匠シールと、ケースと、表面シートとを備えた操作パネルであって、
前記押圧部材は、前記タクティールスイッチの上に配置されており、
前記押圧部材を下方に押圧すると前記タクティールスイッチの状態が切り替わり、
前記意匠シールは、前記押圧部材の上面に貼りつけられており、
前記ケースは、平板部を有しており、
前記平板部には、上下に開口した通過孔が形成されており、
前記押圧部材は、少なくとも部分的に前記通過孔の内部に位置しており、
前記表面シートは、平面部と、エンボス部とを有しており、
前記平面部は、前記平板部の上面に配置されており、
前記エンボス部は、前記平面部から上方に張り出しており、
前記エンボス部は、透明部を有しており、
前記透明部は、少なくとも部分的に前記通過孔の上に位置しており、
前記透明部を上方から見たとき、前記意匠シールを少なくとも部分的に視認可能である
操作パネルを提供する。
また、本発明は、第2の操作パネルとして、第1の操作パネルであって、
前記透明部全体が前記通過孔の上に位置している
操作パネルを提供する。
また、本発明は、第3の操作パネルとして、第1又は第2の操作パネルであって、
前記エンボス部は、立上り部と、頂面部とを有しており、
前記立上り部は、前記平面部から上方に向かって延びており、
前記頂面部は、前記立上り部に支持されて平面状に延びており、
前記透明部は、前記頂面部の一部である
操作パネルを提供する。
また、本発明は、第4の操作パネルとして、第1から第3までのいずれかの操作パネルであって、
前記タクティールスイッチは、押釦を有しており、
前記押釦を下方に押圧すると前記タクティールスイッチの前記状態が切り替わり、
前記押圧部材は、前記押釦に取り付けられたキートップであり、
前記意匠シールは、前記キートップの上面に貼りつけられている
操作パネルを提供する。
また、本発明は、第5の操作パネルとして、第4の操作パネルであって、
前記操作パネルは、基板を備えており、
前記タクティールスイッチは、前記基板上に取り付けられており、
前記ケースは、周壁部を有しており、
前記周壁部は、前記通過孔の内壁から前記基板まで下方に延びており、これにより、前記周壁部によって囲まれた被囲い領域が形成されており、
前記基板には、光源が設けられており、
前記光源は、前記被囲い領域内に位置しており、
前記キートップは、光透過性材料からなり、
前記意匠シールは、遮光部と、透光部とを有しており、
前記透光部は、前記遮光部に囲まれており、
前記透明部を上方から見たとき、前記遮光部の一部と前記透光部のみが視認可能である
操作パネルを提供する。
また、本発明は、第6の操作パネルとして、第1から第5までのいずれかの操作パネルであって、
前記操作パネルは、複数の前記タクティールスイッチと、前記タクティールスイッチに夫々対応する複数の前記押圧部材と、前記タクティールスイッチに夫々対応する複数の前記意匠シールと、1つの前記表面シートとを備えており、
前記表面シートは、1つの前記平面部と、前記タクティールスイッチに夫々対応する複数の前記エンボス部とを有しており、
前記平面部及び前記エンボス部は、互いに一体に形成されている
操作パネルを提供する。
本発明によれば、押圧部材の上面に貼りつけられた意匠シールは、エンボス部の透明部を通して視認できる。従って、タクティールスイッチについての表示は、意匠シールに印刷することで容易に視認できる。また、タクティールスイッチの用途を変えるような場合、例えば、変更対象のタクティールスイッチの押圧部材に貼りつけられた意匠シールを貼り変えることによって、タクティールスイッチについての表示を変更できる。即ち、本発明によれば、タクティールスイッチについての表示を容易に変更可能な操作パネルを提供できる。
本発明の実施の形態による操作パネルを示す斜視図である。操作パネルの一部(1点鎖線で囲んだ部分)を拡大して描画している。拡大図において、表面シートを部分的に切り欠いている。 図1の操作パネルを示す分解斜視図である。 図2の操作パネルの基板とタクティールスイッチとからなる第1構造体を示す斜視図である。タクティールスイッチは、基板に取り付けられている。第1構造体の一部(1点鎖線で囲んだ部分)を拡大して描画している。拡大図において、タクティールスイッチの押釦を押下したときの押釦の輪郭を破線で描画している。 図3の第1構造体を示す平面図である。 図3の第1構造体と図2の押圧部材とからなる第2構造体を示す斜視図である。押圧部材は、タクティールスイッチに夫々取り付けられている。押圧部材の一部(1点鎖線で囲んだ部分)を拡大して描画している。 図2の押圧部材を示す斜視図である。 図5の第2構造体を示す平面図である。押圧部材のうちの4つには、意匠シールが夫々貼りつけられている。意匠シールのうちの1つを拡大して描画している。タクティールスイッチのうちの1つについて、意匠シールによって隠された輪郭を破線で描画している。 図2の操作パネルのケースを示す斜視図である。 図6の第2構造体と図8のケースとからなる第3構造体を示す斜視図である。ケースは、基板に取り付けられている。押圧部材には、意匠シールが夫々貼りつけられている。 図9の第3構造体を示す平面図である。 図2の操作パネルの表面シートを示す平面図である。 図11の表面シートをXII−XII線に沿って示す断面図である。表面シートの一部(1点鎖線で囲んだ部分)を拡大して描画している。 図1の操作パネルを示す平面図である。表面シートの一部を拡大して描画している。拡大図において、隠れたタクティールスイッチ、押圧部材及び意匠シールの輪郭を破線で描画している。 特許文献1のタクティールスイッチを示す断面図である。 特許文献2のパネルスイッチを示す断面図である。
図1を参照すると、本発明の実施の形態による操作パネル10は、工場内に設置された機械(図示せず)を操作するための機器である。但し、本発明は、これに限られず、様々な操作パネルに適用可能である。
図1及び図2を参照すると、本実施の形態による操作パネル10は、基板20と、複数のタクティールスイッチ40と、タクティールスイッチ40に夫々対応する複数の押圧部材(キートップ)50と、タクティールスイッチ40に夫々対応する複数の意匠シール60と、1つのケース70と、1つの表面シート80とを備えている。本実施の形態におけるタクティールスイッチ40の数は5である。但し、本発明は、これに限られない。タクティールスイッチ40の数は5でなくてもよく、例えば1であってもよい。また、操作パネル10は、上述した部材に加えて、更に別の部材を備えていてもよい。
図3及び図4に示されるように、基板20は、上下方向(Z方向)と直交する平板形状を有している。基板20は、上面20Uを有している。上面20Uは、基板20の+Z側の面であり、Z方向と直交する水平面(XY平面)上を延びている。
本実施の形態において、タクティールスイッチ40は、互いに同じ形状を有しており且つ同じサイズを有している。タクティールスイッチ40の夫々は、金属製の基部42と、絶縁体からなる押釦46と、導電体からなる可動接点(図示せず)とを有している。基部42は、基板20の上面20Uに半田付け等によって固定されている。可動接点は、例えば、従来のタクティールスイッチ(図14参照)と同様に、弾性変形可能な(反転可能な)ドーム形状を有しており、可動接点が反転する際にクリック感が得られる。押釦46は、可動接点によってZ方向に移動可能に支持されている。但し、本発明は、これに限られない。例えば、押釦46は、可動接点と異なる弾性部材(図示せず)によって支持されていてもよい。この場合、可動接点は、押釦46の下端(−Z側の端)に設けられていてもよい。また、タクティールスイッチ40は、互いに多少異なる形状や多少異なるサイズを有していてもよい。
タクティールスイッチ40の夫々は、基板20上に取り付けられており、これにより、基板20とタクティールスイッチ40とからなる第1構造体12が形成されている。本実施の形態によれば、2つのタクティールスイッチ40からなる左側の列と3つのタクティールスイッチ40からなる右側の列とが横方向(X方向)に並んでいる。各列のタクティールスイッチ40は、縦方向(Y方向)において等間隔に並んでいる。但し、本発明は、これに限られず、タクティールスイッチ40は、基板20の上面20Uに、どのように配置されていてもよい。
基板20の上面20Uには、タクティールスイッチ40に夫々対応する複数の固定接点群(図示せず)が設けられている。固定接点群は、例えば、従来のタクティールスイッチ(図14参照)と同様に、互いに離れた複数の固定接点(導電体:図示せず)から構成されており、基板20に設けられた信号線(図示せず)を経由して制御装置(図示せず)に接続されている。
図3を参照すると、タクティールスイッチ40の夫々において、押釦46が下方(−Z方向)に向かう力を受けていないとき、タクティールスイッチ40の可動接点(図示せず)は、対応する所定の固定接点(図示せず)から離れて上方(+Z側)に位置している。このとき、タクティールスイッチ40は、非導通状態(OFF状態)にある。一方、押釦46が押下されると、可動接点が所定の固定接点と接触し、これにより、固定接点群は、可動接点を経由して互いに電気的に接続される。この結果、タクティールスイッチ40の状態は、非導通状態から導通状態(ON状態)に切り替わる。即ち、押釦46を下方に押圧するとタクティールスイッチ40の状態が切り替わり、制御装置(図示せず)に対して、押釦46が押下されたことを示す信号が信号線(図示せず)を経由して送られる。
上述したように、本実施の形態によれば、押釦46の押下によってタクティールスイッチ40の状態が切り替わる。但し、本発明は、これに限られず、可動接点(図示せず)が所定の固定接点(図示せず)と接触することでタクティールスイッチ40の状態が切り替わる限り、タクティールスイッチ40の構造は特に限定されない。
図3及び図4を参照すると、本実施の形態において、基板20には、1以上の光源30が設けられている。即ち、操作パネル10は、1以上の光源30を備えている。光源30の夫々は、電源(図示せず)に接続されており、これにより発光している。本実施の形態による光源30は、LED(light emitting diode)である。但し、光源30は、LEDに限られず、どのような発光体であってもよい。また、光源30は、常に発光していてもよいし、タクティールスイッチ40がON状態にあるときにのみ発光してもよい。また、光源30は、異なる色で夫々発光する2種類の光源30を含んでいてもよい。この場合、タクティールスイッチ40のON/OFF状態に応じて、2種類の光源30のうちの一方を選択的に発光させてもよい。更に、光源30は、異なる色で夫々発光する3種類以上の光源30を含んでいてもよい。
本実施の形態によれば、3つのタクティールスイッチ40の夫々に対応して、4つの光源30が設けられている。光源30は、対応するタクティールスイッチ40をXY平面において囲んでいる。詳しくは、光源30のうちの2つは、対応するタクティールスイッチ40をX方向に挟んでおり、光源30のうちの他の2つは、対応するタクティールスイッチ40をY方向に挟んでいる。本実施の形態によれば、2つのタクティールスイッチ40に対しては、光源30が設けられていない。但し、本発明は、これに限られない。例えば、タクティールスイッチ40の全てに対して、1以上の光源30が設けられていてもよく、タクティールスイッチ40のいずれに対しても光源30が設けられていなくてもよい。
図5及び図6を参照すると、本実施の形態において、押圧部材50は、互いに同じ形状を有しており且つ同じサイズを有している。本実施の形態による押圧部材50の夫々は、樹脂等の絶縁体からなる成型体であり、上面50Uと、上板部52と、4つの側板部54と、押圧部56と、2つの取付部58とを有している。上板部52は、押圧部材50の上端(+Z側の端)に位置しており、XY平面において矩形形状を有している。上板部52のXY平面における中間部は、下方に向かって僅かに凹んでおり、これにより上面50U(+Z側の面)が形成されている。側板部54は、上板部52の4辺から下方に向かって夫々延びている。押圧部56は、上板部52の下端に設けられている。2つの取付部58は、Y方向において対向しつつ、押圧部56から下方に向かって延びている。但し、本発明は、これに限られない。例えば、上板部52は、XY平面において円形状を有していてもよい。
図5及び図7を参照すると、本実施の形態において、押圧部材50の夫々は、対応するタクティールスイッチ40に取り付けられており、これにより、第1構造体12(図3参照)と押圧部材50とからなる第2構造体14が形成されている。
図3、図5及び図6を参照すると、押圧部材50の夫々は、対応するタクティールスイッチ40の上に配置されている。本実施の形態によれば、押圧部材50の夫々において、2つの取付部58は、対応する押釦46をY方向に挟み込んでおり、押圧部56は、対応する押釦46の上に位置している。このように配置された押圧部材50を下方に押圧すると、押圧部56が対応する押釦46を下方に移動させ(図3の拡大図における破線参照)、これによりタクティールスイッチ40の状態が切り替わる。本実施の形態において、押圧部材50の夫々は、対応する押釦46に取り付けられたキートップ50である。但し、本発明は、これに限られない。例えば、押圧部材50の夫々は、取付部58を有しておらず、押圧部56は、上板部52と別体のスイッチスペーサであってもよい。この場合、押圧部56は、押釦46に取り付けられることなく、対応する押釦46と上板部52との間に置かれていてもよい。更に、別の変形例によれば、キートップ50が設けられておらず、可動接点(図示せず)又は可動接点と異なる弾性部材(図示せず)によって支持された押釦自体が押圧部材(キートップ)として機能してもよい。
図7を参照すると、本実施の形態における意匠シール60の夫々は、薄い矩形シールである。意匠シール60の夫々には、対応するタクティールスイッチ40についての「POWER1」といった表示が印刷されている。
詳しくは、意匠シール60の夫々は、透明度の高いシール基材層(図示せず)と、透明度の高い保護膜(図示せず)と、粘着剤層(図示せず)とを有している。シール基材層の下面(−Z側の面)には、「POWER1」といった透明な表示部を囲むようにして、黒色等の明度及び透明度の低い背景色が印刷されている。保護膜は、シール基材層の下面全体を覆っている。粘着剤層は、保護膜の下面のうちシール基材層に印刷された背景色に対応する部分を覆っていてもよいし、透明度の高い粘着剤からなる粘着剤層によって保護膜の下面全体を覆っていてもよい。以上のように形成された意匠シール60の夫々は、遮光部62と、透光部66とを有している。本実施の形態において、遮光部62は、背景色が印刷された部位であり、透光部66は、「POWER1」といった表示部である。但し、本発明は、これに限られず、意匠シール60の構造は、表示部が識別できる限り、様々に変形可能である。
意匠シール60の夫々は、意匠シール60の粘着剤層(図示せず)によって、対応する押圧部材(キートップ)50の上面50Uに貼りつけられている。本実施の形態において、押圧部材(キートップ)50の夫々は、光透過性材料からなる。このため、意匠シール60を貼りつける前の押圧部材50を見ると、ある程度、タクティールスイッチ40を視認できる(図7の右上の押圧部材50参照)。一方、意匠シール60を貼りつけた後の押圧部材50を見ると、タクティールスイッチ40は、意匠シール60の遮光部62に覆われており、殆ど視認できない(図7の右下の押圧部材50参照)。
図8を参照すると、本実施の形態によるケース70は、樹脂等の絶縁体からなる成型体であり、連続した1つの平板部72と、タクティールスイッチ40(図3参照)に夫々対応する複数の周壁部78と、様々な形状の被固定部79とを有している。平板部72は、ケース70の上端に位置しており、XY平面と平行に延びる平板形状を有している。平板部72は、上面72Uを有している。上面72Uは、平板部72の+Z側の面であり、XY平面上を延びている。周壁部78の夫々は、平板部72の下端から下方に向かって延びている。被固定部79の夫々は、平板部72の下端に設けられている。
平板部72には、上下に開口した複数の通過孔76が形成されている。本実施の形態において、通過孔76は、周壁部78に夫々対応している。詳しくは、通過孔76の夫々は、XY平面において内壁74によって囲まれている。周壁部78の夫々は、対応する通過孔76の内壁74から隙間なく連続して下方に延びている。但し、本発明は、これに限られず、ケース70の構造は、様々に変形可能である。例えば、ケース70は、周壁部78を有していなくてもよい。
図9を参照すると、本実施の形態において、ケース70は、第2構造体14(図5参照)に取り付けられており、これにより、第2構造体14とケース70とからなる第3構造体16が形成されている。本実施の形態において、ケース70は、被固定部79によって基板20の上面20Uに直接的に固定されている。但し、基板20へのケース70の取付方法は、これに限られず、様々に変形可能である。例えば、ケース70は、板金から形成してもよい。この場合、ケース70は、絶縁体からなるシート(図示せず)を介して上面20Uに対して間接的に取り付けてもよい。
ケース70の周壁部78の夫々は、対応する通過孔76の内壁74から基板20の上面20Uまで、対応するタクティールスイッチ40(図3参照)及び押圧部材50をXY平面において囲みつつ下方に延びており、これにより、内壁74及び周壁部78によって囲まれた被囲い領域78Rが形成されている。即ち、被囲い領域78Rの夫々は、対応する通過孔76を含む空間である。押圧部材50の夫々は、対応する被囲い領域78Rの内部に位置している。特に、押圧部材50の夫々は、少なくとも部分的に、対応する通過孔76の内部に位置している。詳しくは、本実施の形態において、押圧部材50の夫々の上面50Uは、ケース70の上面72Uよりも僅かに下方に位置しており、対応する通過孔76の内部に位置している。但し、本発明は、これに限られない。例えば、押圧部材50の夫々の上面50Uは、ケース70の上面72Uよりも多少上方に位置していてもよい。
本実施の形態において、ケース70は、光を殆ど透過しない材料から形成されている。一方、押圧部材50の夫々は、前述したように透明度の高い材料から形成されている。また、図10に示されるように、タクティールスイッチ40(図3参照)の夫々について、対応する4つの光源30は、被囲い領域78R内に位置しており、且つ、対応する押圧部材50をXY平面において囲んでいる。このため、光源30の光は、通過孔76を通過して上方に放射される。特に、光源30の光の一部は、押圧部材50の上面50U及び意匠シール60の透光部66を通過して上方に放射される。
本実施の形態において、周壁部78の夫々の下端は、基板20の上面20Uと接触している。即ち、被囲い領域78Rの夫々は、XY平面において隙間なく囲まれている。このため、光源30の光は、上方にのみ放射される。但し、本発明は、これに限られない。例えば、周壁部78の夫々の下端と基板20の上面20Uとの間には、多少の隙間が形成されていてもよい。
図11及び図12を参照すると、本実施の形態による表面シート80は、PET(polyethylene terephthalate)等の絶縁体からなり、連続した1つの平面部82と、タクティールスイッチ40(図3参照)に夫々対応する複数のエンボス部86とを有している。平面部82は、XY平面上を連続して延びている。エンボス部86の夫々は、平面部82から上方に張り出している。即ち、表面シート80は、エンボス部86の夫々において上方に凹んでいる。エンボス部86の夫々は、切れ目なく平面部82に繋がっており、表面シート80を破損しない限り、平面部82から分離できない。即ち、平面部82及び全てのエンボス部86は、互いに一体に形成されている。
エンボス部86の夫々は、立上り部862と、頂面部866と、透明部868とを有している。透明部868は、頂面部866の一部である。本実施の形態によれば、表面シート80は、高い透明度を有する絶縁体からなり、且つ、表面シート80のうち透明部868を除く部位の下面には、遮光性の高い印刷が施されている。一方、透明部868の下面には、このような印刷が施されていない。従って、平面部82、立上り部862、及び、頂面部866のうち透明部868を除く部位は、光を殆ど透過させない一方、透明部868は、光を良好に透過させる。但し、本発明は、これに限られず、表面シート80は、エンボス部86の夫々において透光性が高い透明部868が形成されている限り、どのように形成してもよい。
立上り部862は、平面部82から上方に向かって、XY平面において窄みつつ延びている。頂面部866は、立上り部862に支持されてXY平面と平行に平面状に延びている。本実施の形態において、透明部868は、頂面部866のXY平面における内側部である。但し、本発明は、これに限られない。例えば、エンボス部86(透明部868)は、全体としてドーム形状を有していてもよい。
図1及び図13を参照すると、表面シート80の平面部82は、ケース70の平板部72の上面72Uに配置されており、これにより、第3構造体16(図11参照)と表面シート80とからなる操作パネル10が形成されている。
表面シート80のエンボス部86は、ケース70の通過孔76に夫々対応する位置に形成されている。表面シート80をケース70に取り付けると、エンボス部86の夫々において、頂面部866は、対応する通過孔76内部の押圧部材50の上に位置する。本実施の形態の表面シート80は、破損し難く且つ十分な可撓性を有している。加えて、エンボス部86と押圧部材50との間には、エンボス部86の変形を阻む部材が設けられていない。このため、頂面部866を下方に押圧すると、頂面部866は、エンボス部86の変形に伴って下方に向かって必要な移動距離を移動し、押圧部材50の上面50Uを下方に押圧する。この結果、タクティールスイッチ40の状態がON状態に切り替わる。また、頂面部866を下方に押圧した際、エンボス部86の変形及びタクティールスイッチ40の可動接点(図示せず)の反転によって、しっかりしたクリック感が得られる。
本実施の形態によれば、頂面部866は、押圧されていないとき、押圧部材50の上面50Uに貼りつけられた意匠シール60から僅かに間隔をあけて上方に位置している。但し、頂面部866は、押圧されていないとき、押圧部材50や意匠シール60と接触していてもよい。上述のいずれの場合にも、意匠シール60は、頂面部866の押圧操作を邪魔せず、且つ、押圧操作の際のクリック感を損なわない。
本実施の形態の表面シート80は、可撓性を有する一方伸縮し難い材料から形成されている。加えて、本実施の形態によれば、平面部82は、上面72Uに貼りつけられて固定されており、これにより、通過孔76への異物の侵入が防止されている。即ち、表面シート80は、異物の侵入を防止する保護シートとして機能する。但し、本発明は、これに限られない。例えば、平面部82を固定具(図示せず)によって平板部72に固定してもよい。
エンボス部86の夫々は、対応する通過孔76の上に位置している。特に、エンボス部86の透明部868は、少なくとも部分的に通過孔76の上に位置している。透明部868を上方から見たとき、意匠シール60を少なくとも部分的に視認可能である。即ち、押圧部材50の上面50Uに貼りつけられた意匠シール60は、エンボス部86の透明部868を通して視認できる。従って、タクティールスイッチ40についての「POWER1」といった表示は、意匠シール60に印刷することで容易に視認できる。
本実施の形態によれば、エンボス部86の透明部868全体が通過孔76の上に位置している。このため、意匠シール60の視認が容易である。但し、本発明は、これに限られず、透明部868は、通過孔76の上に部分的に位置していてもよい。
本実施の形態によれば、タクティールスイッチ40に対して光源30(図3参照)が設けられている場合、光源30の光は、意匠シール60の透光部66及びエンボス部86の透明部868を通過して上方に放射される。このため、意匠シール60に印刷されたタクティールスイッチ40についての表示を鮮明に視認できる。但し、前述したように、タクティールスイッチ40に対して光源30を設けなくてもよい。この場合、押圧部材50は、光を殆ど透過しない材料から形成してもよい。また、タクティールスイッチ40についての表示は、白等の明度が高く且つ透明度が低い色によって意匠シール60に印刷してもよい。即ち、意匠シール60は、必要に応じて透光部66を有していればよい。
本実施の形態によれば、透明部868を上方から見たとき、意匠シール60の遮光部62の一部と透光部66のみが視認可能である。特に、透明部868を上方から見たとき、意匠シール60の透光部66全体が視認可能である。このため、意匠シール60に印刷された表示の視認が容易である。但し、本発明は、これに限られない。例えば、透明部868を上方から見たとき、意匠シール60以外の部材が僅かに視認できてもよい。また、透明部868を上方から見たとき、透光部66の一部が視認できなくてもよい。
本実施の形態によれば、タクティールスイッチ40の用途を変えるような場合、例えば、変更対象のタクティールスイッチ40の押圧部材50に貼りつけられた意匠シール60を貼り変えることによって、タクティールスイッチ40についての表示を変更できる。加えて、変更対象のタクティールスイッチ40の押圧部材50を取り換えることによっても、タクティールスイッチ40についての表示を変更できる。また、操作パネル10を作製する際、タクティールスイッチ40の用途に応じた意匠シール60を貼りつけることにより、操作対象の様々な機械に対して共通の表面シート80を使用できる。即ち、本実施の形態によれば、タクティールスイッチ40についての表示を容易に変更可能な操作パネル10を提供できる。
10 操作パネル
12 第1構造体
14 第2構造体
16 第3構造体
20 基板
20U 上面
30 光源
40 タクティールスイッチ
42 基部
46 押釦
50 押圧部材(キートップ)
50U 上面
52 上板部
54 側板部
56 押圧部
58 取付部
60 意匠シール
62 遮光部
66 透光部
70 ケース
72 平板部
72U 上面
74 内壁
76 通過孔
78 周壁部
78R 被囲い領域
79 被固定部
80 表面シート
82 平面部
86 エンボス部
862 立上り部
866 頂面部
868 透明部

Claims (6)

  1. タクティールスイッチと、押圧部材と、意匠シールと、ケースと、表面シートとを備えた操作パネルであって、
    前記押圧部材は、前記タクティールスイッチの上に配置されており、
    前記押圧部材を下方に押圧すると前記タクティールスイッチの状態が切り替わり、
    前記意匠シールは、前記押圧部材の上面に貼りつけられており、
    前記ケースは、平板部を有しており、
    前記平板部には、上下に開口した通過孔が形成されており、
    前記押圧部材は、少なくとも部分的に前記通過孔の内部に位置しており、
    前記表面シートは、平面部と、エンボス部とを有しており、
    前記平面部は、前記平板部の上面に配置されており、
    前記エンボス部は、前記平面部から上方に張り出しており、
    前記エンボス部は、透明部を有しており、
    前記透明部は、少なくとも部分的に前記通過孔の上に位置しており、
    前記透明部を上方から見たとき、前記意匠シールを少なくとも部分的に視認可能である
    操作パネル。
  2. 請求項1記載の操作パネルであって、
    前記透明部全体が前記通過孔の上に位置している
    操作パネル。
  3. 請求項1又は請求項2記載の操作パネルであって、
    前記エンボス部は、立上り部と、頂面部とを有しており、
    前記立上り部は、前記平面部から上方に向かって延びており、
    前記頂面部は、前記立上り部に支持されて平面状に延びており、
    前記透明部は、前記頂面部の一部である
    操作パネル。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の操作パネルであって、
    前記タクティールスイッチは、押釦を有しており、
    前記押釦を下方に押圧すると前記タクティールスイッチの前記状態が切り替わり、
    前記押圧部材は、前記押釦に取り付けられたキートップであり、
    前記意匠シールは、前記キートップの上面に貼りつけられている
    操作パネル。
  5. 請求項4記載の操作パネルであって、
    前記操作パネルは、基板を備えており、
    前記タクティールスイッチは、前記基板上に取り付けられており、
    前記ケースは、周壁部を有しており、
    前記周壁部は、前記通過孔の内壁から前記基板まで下方に延びており、これにより、前記周壁部によって囲まれた被囲い領域が形成されており、
    前記基板には、光源が設けられており、
    前記光源は、前記被囲い領域内に位置しており、
    前記キートップは、光透過性材料からなり、
    前記意匠シールは、遮光部と、透光部とを有しており、
    前記透光部は、前記遮光部に囲まれており、
    前記透明部を上方から見たとき、前記遮光部の一部と前記透光部のみが視認可能である
    操作パネル。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の操作パネルであって、
    前記操作パネルは、複数の前記タクティールスイッチと、前記タクティールスイッチに夫々対応する複数の前記押圧部材と、前記タクティールスイッチに夫々対応する複数の前記意匠シールと、1つの前記表面シートとを備えており、
    前記表面シートは、1つの前記平面部と、前記タクティールスイッチに夫々対応する複数の前記エンボス部とを有しており、
    前記平面部及び前記エンボス部は、互いに一体に形成されている
    操作パネル。
JP2018075193A 2018-04-10 2018-04-10 操作パネル Active JP7011518B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018075193A JP7011518B2 (ja) 2018-04-10 2018-04-10 操作パネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018075193A JP7011518B2 (ja) 2018-04-10 2018-04-10 操作パネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019186018A true JP2019186018A (ja) 2019-10-24
JP7011518B2 JP7011518B2 (ja) 2022-01-26

Family

ID=68341709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018075193A Active JP7011518B2 (ja) 2018-04-10 2018-04-10 操作パネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7011518B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62149113U (ja) * 1986-03-13 1987-09-21
JPH0575927U (ja) * 1992-03-19 1993-10-15 沖電気工業株式会社 大型キーの構造
JP2003077359A (ja) * 2001-08-31 2003-03-14 Nippon Seiki Co Ltd スイッチ構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62149113U (ja) * 1986-03-13 1987-09-21
JPH0575927U (ja) * 1992-03-19 1993-10-15 沖電気工業株式会社 大型キーの構造
JP2003077359A (ja) * 2001-08-31 2003-03-14 Nippon Seiki Co Ltd スイッチ構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP7011518B2 (ja) 2022-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10879019B2 (en) Light-emitting assembly for keyboard
JP4926762B2 (ja) 発光シートモジュール
JP4845701B2 (ja) シートスイッチモジュール
TWI409842B (zh) 片狀開關模組
RU2341032C1 (ru) Кнопочный узел и мобильный терминал с этим узлом
US7994445B2 (en) Sheet switch, sheet switch module and panel switch
WO2012153587A1 (ja) 2段式スイッチ
US7884296B2 (en) Side-surface light-emitting unit and illuminated panel using the same
US8388157B2 (en) Light guide sheet and movable contact assembly including the same
US7718910B2 (en) Movable contact assembly and switch using the same
US8025435B2 (en) Light guide sheet and movable contact element using the same
JP2009099298A (ja) スイッチ
JP5211168B2 (ja) 入力装置
JP7011518B2 (ja) 操作パネル
JP2007157384A (ja) シートスイッチ
JP2007194092A (ja) メンブレンシート及びスイッチ装置
JP2008243655A (ja) 可動接点体およびそれを用いて構成した照光式パネルスイッチ
JP2007305469A (ja) 照光式入力装置
JP5619369B2 (ja) シートスイッチ
JPH02265123A (ja) キーボード
JP2010192275A (ja) 導光シートスイッチ
US8164015B2 (en) Movable contact unit and switch using the same
JP2009070717A (ja) シートスイッチ
JP2009093813A (ja) キースイッチパネル
CN112951640A (zh) 键盘

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210825

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211015

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7011518

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150