JP2019185409A - 広告課金システム、広告課金方法及びプログラム - Google Patents

広告課金システム、広告課金方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】施設所有者と広告主の双方が、納得した上で運用を行うことを可能とする広告課金システムを提供する。【解決手段】サイネージ装置10とサーバー装置20とが、通信ネットワークNを介して接続された広告課金システム100において、表示部の前方を撮影して撮影データを取得する撮影部を備え、制御部は、撮影部12により取得された撮影データから広告効果を算出し、算出された広告効果に応じた課金金額を含むレポートを作成し、レポートの承認を示す入力情報に基づいて、レポートに対する承認レポートを作成する。【選択図】図1

Description

本発明は、広告課金システム、広告課金方法及びプログラムに関する。
従来、不特定の多数の人間の目に付くような状態で設置され、広告主の希望する広告コンテンツに係る広告情報を画面に表示させるサイネージ装置が知られている。
サイネージ装置においては、カメラを設置し、顔認識技術などを利用して画面を視聴している視聴者の測定を行う視聴者測定機能を備えたものが知られている。例えば、特許文献1には、カメラによって画面の前にいる視聴者の視線や姿勢方向を判定して、表示中の広告情報への関心度を評価し、この結果に基づいて表示する広告情報を切り替えるという技術が開示されている。
ところで、近年、Web広告の分野において、クリック数に応じて成果報酬を支払うアフィリエイトという手法が普及しているが、サイネージ装置を用いた広告掲載においても、広告効果に応じて成果報酬を支払う課金方法の実現について検討がなされている。
例えば、上記した視聴者測定を行って広告情報を視聴した視聴者数を計測し、その視聴者数に応じて、広告主が、サイネージ装置の設置された施設の所有者(以下、施設所有者という)に成果報酬を支払うなどの課金方法である。
特開2013−50945号公報
しかしながら、このような課金方法では、視聴者測定の解析結果をもとに課金金額が決まることからその解析結果には信頼性が求められるが、視聴者測定では画像解析などの技術が用いられ、その解析結果は絶対的なものではなく、誤差を含んでいるのが一般的である。
このため、例えば、視聴者数が実際より少なく計測されると、施設所有者(成果報酬を得る側)にとって成果報酬が正当な金額より少ないものとなり、反対に、視聴者数が実際より多く計測されると、広告主(成果報酬を支払う側)にとって広告費に対して効果が目減りすることになる。
そこで、施設所有者と広告主の双方が、視聴者測定の解析結果に対して納得した上で運用を行える手法が望まれていた。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、施設所有者と広告主の双方が、納得した上で運用を行える広告課金システム、広告課金方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の広告課金システムは、
広告コンテンツに係る広告情報を表示する表示部を備えた画像表示装置と、前記画像表示装置に対して前記広告コンテンツを配信するサーバー装置とが、ネットワークを介して接続された広告課金システムにおいて、
前記表示部の前方を撮影して撮影データを取得する撮影手段と、
前記撮影手段により取得された撮影データから広告効果を算出する広告効果算出手段と、
前記広告効果算出手段により算出された広告効果に応じた課金金額を含む課金情報を作成する課金情報作成手段と、
前記課金情報の承認を示す入力情報に基づいて、前記課金情報に対する承認情報を作成する承認情報作成手段と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明の広告課金方法は、
上記広告課金システムによる広告課金方法において、
前記表示部の前方を撮影して撮影データを取得する取得工程と、
前記取得工程により取得された撮影データから広告効果を算出する広告効果算出工程と、
前記広告効果算出工程により算出された広告効果に応じた課金金額を含む課金情報を作成する課金情報作成工程と、
前記課金情報の承認を示す入力情報に基づいて、前記課金情報に対する承認情報を作成する承認情報作成工程と、
を有することを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、
広告コンテンツに係る広告情報を表示する表示部を備えた画像表示装置とネットワークを介して接続され、当該画像表示装置に対して前記広告コンテンツを配信するサーバー装置のコンピューターを、
前記表示部の前方を撮影した撮影データから、広告効果を算出する広告効果算出手段、
前記広告効果算出手段により算出された広告効果に応じた課金金額を含む課金情報を作成する課金情報作成手段、
前記課金情報の承認を示す入力情報に基づいて、前記課金情報に対する承認情報を作成する承認情報作成手段、
として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、施設所有者と広告主の双方が、納得した上で運用を行うことができる広告課金システム、広告課金方法及びプログラムを提供することができる。
広告課金システム構成図である。 サイネージ装置の機能的構成を示すブロック図である。 サーバー装置の機能的構成を示すブロック図である。 加算値設定テーブルの構成を示す図である。 端末装置の機能的構成を示すブロック図である。 サイネージ装置が設置された状態を示す図である。 サイネージ装置の処理を示すフローチャートである。 サーバー装置の処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[広告課金システムの構成]
まず、本実施の形態における広告課金システム100の構成について説明する。
図1は、広告課金システム100の全体構成の一例を示す図である。
図1に示すように、広告課金システム100は、サイネージ装置10、サーバー装置20、端末装置A1及び端末装置A2を備えて構成されている。
サイネージ装置10、端末装置A1及び端末装置A2は、それぞれ通信ネットワークNを介してサーバー装置20に通信接続可能である。
通信ネットワークNは、有線LAN(Local Area Network)、無線LAN、移動体通信網、インターネット等を含む通信ネットワークである。
[サイネージ装置]
サイネージ装置10の詳細な構成について説明する。
サイネージ装置10は、サーバー装置20を保有するプロバイダーと提携された各種施設(店舗等)に設置することの可能な、デジタルサイネージ(電子看板)装置である。
サイネージ装置10は、プロバイダーから施設所有者に貸与されて、当該施設において不特定の多数の人間の目に付くような状態で設置される。
設置状態において、サイネージ装置10は、サーバー装置20から配信された広告コンテンツに係る広告情報(動画、静止画等)を、その表示部11(図2参照)に表示する。
図2は、サイネージ装置10の主制御構成を示すブロック図である。
図2に示すように、サイネージ装置10は、例えば、表示部11と、撮影部12と、制御部13と、記憶部14と、通信部15と、を備えて構成されている。
表示部11は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(ElectroLuminescent)ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)等を備え、制御部13の制御の下、サーバー装置20から配信された広告コンテンツのデータに基づいて広告情報を表示する。
なお、表示部11としては、プロジェクターのように画像を投影するものを使用することも可能である。
撮影部12は、例えば、動画を撮影可能なデジタルビデオカメラを備え、表示部11の前方の所定範囲を撮影可能な位置に設置されている。
撮影部12は、制御部13の制御の下、当該所定範囲を動画撮影することで、表示部11に表示された広告情報を視聴している視聴者を撮影することができる。
制御部13は、サイネージ装置10の動作を中央制御する。具体的には、制御部13は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random access memory)などを備えて構成され、RAMの作業領域に展開されたROMや記憶部24に記憶されたプログラムデータとCPUとの協働により、サイネージ装置10の各部を統括制御する。
例えば、制御部13は、表示部11に、記憶部14のコンテンツデータ記憶部141に記憶された広告コンテンツのデータに基づく広告情報の表示を実行させる。また、制御部13は、撮影部12に、表示部11の前方の所定範囲の撮影を実行させる。
記憶部14は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、半導体メモリーなどにより構成され、プログラムデータや各種設定データ等のデータを制御部13から読み書き可能に記憶する。
また、記憶部14には、コンテンツデータ記憶部141と、撮影データ記憶部142と、が設けられている。
コンテンツデータ記憶部141は、サーバー装置20から送信された広告コンテンツのデータを記憶する。広告コンテンツのデータは、動画データ、静止画データのいずれであっても良く、また、音声データを含んでも良い。
撮影データ記憶部142は、撮影部12により撮影された動画データを、撮影データとして一時保存する。撮影データ記憶部142に記憶された撮影データは、所定の送信タイミングでサーバー装置20に送信される。
通信部15は、モデム、ルータ、ネットワークカード等により構成され、通信ネットワークNに接続された外部機器との通信を行う。
なお、上記各部以外にも、サイネージ装置10は、例えば、表示部11に表示する広告情報のサイズや色味等を調整する調整ボタンや、出力する音声の大きさ等を調整する調整ボタンなどを有する操作部等を備える構成であっても良い。
また、ここでは、記憶部14に撮影データを一時保存し、所定の送信タイミングでサーバー装置20に送信しているが、取得した撮影データを直ちに(保存することなく)サーバー装置20に送信しても良い。
[サーバー装置]
次に、サーバー装置20の詳細な構成について説明する。
サーバー装置20は、プロバイダーが保有するPC、WS等の情報機器である。
サーバー装置20は、広告主が管理する広告配信サーバー(図示省略)から通信ネットワークNを介して取得した広告コンテンツを、サイネージ装置10に配信する。
また、サーバー装置20は、サイネージ装置10で表示した広告情報による効果(広告効果)の算出や、広告効果に応じた報酬額(課金金額)を記載したレポート(課金情報)の作成などの処理を行う。
なお、サーバー装置20は1台で構成されるものとするが、これに限定されるものではなく、複数台の装置から構成されるものとしてもよい。
図3は、サーバー装置20の主制御構成を示すブロック図である。
図3に示すように、サーバー装置20は、例えば、制御部(広告効果算出手段、課金情報作成手段、承認情報作成手段)21と、操作部22と、表示部23と、記憶部24と、通信部25と、を備えて構成されている。
制御部21は、サーバー装置20の動作を中央制御する。具体的には、制御部21は、CPU、ROM、RAMなどを備えて構成され、RAMの作業領域に展開されたROMや記憶部24に記憶されたプログラムデータとCPUとの協働により、サーバー装置20の各部を統括制御する。
例えば、制御部21は、サイネージ装置10から送信されてきた撮影データに基づいて広告効果を算出する広告効果算出処理や、この広告効果に応じて決定された報酬額を記載したレポートを作成するレポート作成処理等を実行する。
操作部22は、例えば、文字入力キー、数字入力キー、その他各種機能に対応付けられたキーなどを有するキーボード、マウス等のポインティングデバイスなどを備え、ユーザーからの操作入力を受け付けて、操作入力に応じた操作信号を制御部21へと出力する。
表示部23は、例えば、LCD等を備え、制御部21から出力された表示制御信号に従って、各種画面を表示する。
記憶部24は、例えば、HDD、半導体メモリーなどにより構成され、プログラムデータや各種設定データ等のデータを制御部21から読み書き可能に記憶する。
例えば、記憶部24には、広告効果算出処理において用いられる加算値設定テーブルTが記憶されている。
図4は、加算値設定テーブルTの一例を示す図である。
加算値設定テーブルTには、所定の条件(性別と年代)に対し、合致度を示す値が設定されており、広告作成時に予め設定されたターゲット条件に近い程、合致度を示す値が大きく設定されている。
図4の例では、ターゲット条件は「40代の男性」であり、この条件に対する合致度が「100」となっている。
また、記憶部24には、撮影データ記憶部241、レポート記憶部242が設けられている。
撮影データ記憶部241は、所定の送信タイミングでサイネージ装置10から送信されてきた撮影データや、その撮影データから算出された広告効果の値を記憶する。
レポート記憶部242は、レポート作成処理により作成されたレポートを記憶する。
通信部25は、モデム、ルータ、ネットワークカード等により構成され、通信ネットワークNに接続された外部機器との通信を行う。
[端末装置A1、A2]
次に、端末装置A1、A2の詳細な構成について説明する。
端末装置A1は、施設所有者が所有しているPC、スマートフォン、携帯電話機等の情報機器であり、端末装置A2は、広告主が所有しているPC、スマートフォン、携帯電話機等の情報機器である。これら2つの機器の基本構成は同一であるため、纏めて説明する。
端末装置A1、A2はいずれもサーバー装置20にアクセス可能であって、サーバー装置20の記憶部24に記憶されているレポートを閲覧する機能を有する。
図5は、端末装置A1、A2の主制御構成を示すブロック図である。
図5に示すように、端末装置A1,A2は、例えば、制御部31、操作部32、表示部33、記憶部34、通信部35等を備えて構成されている。
制御部31は、端末装置A1又は端末装置A2の動作を中央制御する。具体的には、制御部31は、CPU、ROM、RAMなどを備えて構成され、RAMの作業領域に展開されたROMや記憶部24に記憶されたプログラムデータとCPUとの協働により、端末装置A1又は端末装置A2の各部を統括制御する。
操作部32は、各種機能キー、シャッターキーを備え、ユーザーによる各キーの押下入力を受け付けてその操作情報を制御部31へと出力する。
また、操作部32は、表示部33の表面を覆うように透明電極を格子状に配置したタッチパネル等を有し、手指やタッチペン等で押下された位置を検出し、その位置情報を操作情報として制御部31に出力する。
例えば、操作部32は、ユーザーが、サーバー装置20にアクセスし、レポートの閲覧画面を表示部33に表示させる指示を行う際に使用される。
また、操作部32は、ユーザーが、当該閲覧画面に表示されたレポートの内容に対して承認又は非承認の操作を行う際に使用される。
表示部33は、例えば、LCD等を備え、制御部21から出力された表示制御信号に従って、各種画面を表示する。
例えば、表示部33には、操作部32を介したユーザー操作に従い、レポートの閲覧画面を表示させることができる。
記憶部34は、不揮発性の半導体メモリー等により構成される。記憶部34には、制御部31で実行されるシステムプログラムや各種処理を実行するための処理プログラム、Webを閲覧するためのWebブラウザ、これらのプログラムの実行に必要なデータ等が記憶されている。
通信部35は、無線により通信ネットワークNに接続し、通信ネットワークNに接続された外部機器との通信を行う。
[広告課金方法]
次に、本実施の形態の広告課金システム100による、広告掲載に際しての課金方法(広告課金方法)について説明する。
なお、前提として、広告主がプロバイダーに対して広告掲載の依頼及び広告料の支払いを行い、サーバー装置20は、広告配信サーバー(図示省略)から掲載する広告コンテンツを取得して、サイネージ装置10に配信可能となっている。
また、図6に示すように、サイネージ装置10は、所定の施設において、不特定の多数の人間の目に付くような状態で設置されている。図6では、4人の視聴者A1〜A4が、広告情報を見ている状態を示している。
図7は、サイネージ装置10の処理を示すフローチャートである。
図7に示すように、サイネージ装置10の制御部13は、通信部15を介して、サーバー装置20から、広告コンテンツ及び当該広告コンテンツの表示指示情報を受信する(ステップS11)。
表示指示情報には、広告情報の表示期間、表示開始時刻及び表示停止時刻、その広告情報の表示中に撮影した撮影データのサーバー装置20への送信タイミングなどを指定する情報が含まれる。
次いで、制御部13は、現在が表示期間中であるか否かを判断し(ステップS12)、表示期間中でない場合(ステップS12:NO)、本処理を終了する。
また、表示期間中である場合(ステップS12:YES)、制御部13は、表示開始時刻に達しているか否かを判断し(ステップS13)、達していない場合(ステップS13:NO)、かかるステップS13の処理を繰り返す。
一方、表示開始時刻に達している場合(ステップS13:YES)、制御部13は、表示部11により広告情報の表示を開始し(ステップS14)、次いで、撮影部12により表示部11の前方の所定範囲の撮影を開始する(ステップS15)。
撮影データは、撮影データ記憶部142に記憶される。
次いで、制御部13は、撮影データの送信タイミングに達したか否かを判断し(ステップS16)、送信タイミングに達していない場合(ステップS16:NO)、かかるステップS16の処理を繰り返す。
一方、送信タイミングに達した場合(ステップS16:YES)、制御部13は、通信部15を介して、撮影データ記憶部142に記憶された撮影データを、サーバー装置20に送信する(ステップS17)。
次いで、制御部13は、表示停止時刻に達したか否かを判断し(ステップS18)、達していない場合(ステップS18:NO)、かかるステップS18の処理を繰り返す。
一方、表示停止時刻に達した場合(ステップS18:YES)、制御部13は、表示部11による広告情報の表示及び撮影部12による撮影を停止し(ステップS19)、上記ステップS12に戻って以降の処理を繰り返す。
以上より、サイネージ装置10により広告情報を表示中、サイネージ装置10の前方の所定範囲が撮影され、その所定範囲において広告情報を視聴している視聴者が撮影された撮影データが、サーバー装置20に送信されることとなる。
図8は、サーバー装置20の処理を示すフローチャートである。
図8に示すように、サーバー装置20の制御部21は、通信部25を介して、サイネージ装置10に対して、広告コンテンツ及び当該広告コンテンツの表示指示情報を送信する(ステップS21)。
次いで、制御部21は、通信部25を介して、上記表示指示情報にて指定した送信タイミングでサイネージ装置10から送信されてくる撮影データを受信する(ステップS22)。受信した撮影データは、撮影データ記憶部241に格納される。
次いで、制御部21は、受信した撮影データから広告効果を算出する広告効果算出処理を実行する(ステップS23)。
広告効果算出処理は、以下のとおりである。
先ず、制御部21は、撮影データから人の顔、目、姿勢の検出を行う。
この撮影データ内の人の顔、目、姿勢の検出は、例えば、予め大量のサンプルデータを使用した機械学習によりパラメータが定められた顔や目、姿勢についてのパターン認識用の識別器を用いて実施することができる。
また、制御部21は、撮影範囲に何人の視聴者がいるかの検出を行う。
具体的に、制御部21は、検出した人の顔及び目、姿勢をトラッキングして表示部11を見ていること(視聴者であること)を判断し、その見ている人の数を視聴者数として取得する。
また、制御部21は、各視聴者が表示部11を見ている視聴時間を取得する。
具体的に、制御部21は、例えば、顔が動作しない時間を計測することで各視聴者の視聴時間を取得する。
また、制御部21は、各視聴者の表示部11からの距離を取得する。
具体的に、制御部21は、例えば、撮影部12の撮影範囲に対して予め設定された空間座標内の位置により、視聴者のサイネージ装置10からの距離を決定する。視聴者が移動した場合、その平均距離が求められる。
また、制御部21は、各視聴者の性別、年齢(又は年代)を含む属性情報を検出する。
属性情報の検出は、例えば、性別、年齢(又は年代)の属性情報についてのパターン認識用の識別器を用いることで実施することができる。
例えば、性別については、男性の識別器を備え、男性と識別された場合には男性と判定し、それ以外は女性と判定する(女性の識別器を備える構成としてもよい)。
年齢(又は年代)については、一定範囲年齢の帯域ごとの識別器を用意して判定が行われる。
次いで、制御部21は、各視聴者が表示部11を見ている時間、各視聴者の表示部11からの距離、各視聴者の属性情報に応じて、下記(1)により、各視聴者の広告効果eを算出する。
広告効果e=T/Ts+Ds/D+P・・・(1)
ここで、Tは、視聴者が見ている時間であり、Tsは、予め設定された時間係数である。
Dは、視聴者の表示部11からの平均距離であり、Dsは、予め設定された距離係数である。
Pは、各視聴者の属性情報に応じて、加算値設定テーブルTにより決定される加算値(合致度を示す値)である。
上記(1)によれば、各視聴者の視聴時間及び各視聴者の表示部11からの距離の値が大きい程、広告効果が大きく算出される。また、各視聴者の属性が、予め設定されたターゲット条件に近い程、広告効果が大きく算出される。また、視聴者の数が多い程、広告効果が大きく算出される。
次いで、制御部21は、各視聴者に対して算出した広告効果eを足し合わせ、下記(2)により、全視聴者による総合広告効果Eを算出する。
総合広告効果E=e1+e2+…+en・・・(2)
なお、n人の視聴者のそれぞれの広告効果を、広告効果e1〜enと示している。
なお、撮影データ内の人の顔、目、姿勢の検出、視聴者数、視聴時間、距離、属性情報の取得に用いられる手法は、上記のものに限定されず、如何なる手法を用いても良い。
また、広告効果の算出にあたっては、上記以外にも、例えば、視聴者の表情を検出して、その表情に応じた値を広告効果に加えることもできる。例えば、視聴者の笑顔を検出し、視聴者が笑顔となっていた時間に応じた値を加えるなどの処理が可能である。
その後、制御部21は、算出した広告効果(e及びE)を、記憶部24の撮影データ記憶部241に撮影データとともに記憶する。
次いで、制御部21は、上記ステップS23により算出した広告効果の値に応じて報酬額を決定し、当該報酬額を記載したレポートを作成するレポート作成処理を実行する(ステップS24)。
このレポートは、例えば、撮影データの取得日、その撮影データから取得された各種結果(視聴者数、各視聴者の視聴時間、各視聴者の平均距離、各視聴者の属性など)、算出された広告効果の値、広告効果の値に対する報酬額などが、所定期間分(例えば、一週間分、一ヶ月分など)纏められた一覧表などである。
なお、撮影データが送信されるたびに広告効果が算出されてレポートが更新されても良いし、ある期間分撮影データが溜まったら、一括で広告効果を算出してレポートを作成しても良い。作成されたレポートは、記憶部24のレポート記憶部242に記憶される。
次いで、制御部21は、レポートが作成(更新)されたことを、施設所有者の端末装置A1に通知する(ステップS25)。
次いで、制御部21は、端末装置A1からのアクセスに応じて、端末装置A1の表示部33にレポートを表示させ(ステップS26)、端末装置A1により当該レポートに対する承認操作がなされたか否かを判断する(ステップS27)。
このとき、端末装置A1においては、事前に発行されたログインID、パスワードなどを用いて、表示部33にレポート表示画面を表示させることが可能となっている。
施設所有者は、端末装置A1の表示部33にレポート表示画面を表示させてその内容を確認し、不満がなければ、操作部32を介して、その内容を承認する指示を実行する。
即ち、施設所有者は、自らの施設のサイネージ装置10において表示した広告情報の効果と、それに対して支払われる報酬額(プロバイダーから受け取る報酬額)との妥当性を確認した後、承認することができる。
そして、承認操作がなされた(レポートの承認を示す入力情報があった)と判断した場合(ステップS27:YES)、制御部21は、承認データが付与された承認レポート(承認情報)を作成する(ステップS28)。
なお、これ以後の任意のタイミングで、プロバイダーから施設所有者に報酬の支払いが行われる。
一方、承認操作がなされないと判断した場合(ステップS27:NO)、制御部21は、承認がなされない旨のメッセージを表示部23に表示させ(ステップS29)、本処理を終了する。
この場合、施設所有者が報酬額又は算出された広告効果に不満があるものとみなされるため、これ以後の任意のタイミングで、施設所有者及びプロバイダーによる協議が実施されることとなる。
次いで、制御部21は、承認レポートが作成されたことを、広告主の端末装置A2に通知する(ステップS30)。
次いで、制御部21は、端末装置A2からのアクセスに応じて、端末装置A2の表示部33に承認レポートを表示させる(ステップS31)。
次いで、制御部21は、端末装置A2により広告配信の更新を指示する操作がなされたか否かを判断し(ステップS32)、更新を指示する操作がなされた場合(ステップS32:YES)、上記ステップS21に戻って以降の処理を繰り返す。
一方、更新を指示する操作がなされない場合(ステップS32:NO)、制御部21は、本処理を終了する。
以上より、撮影データに基づく広告効果が算出され報酬額が決定した後、端末装置A1(施設所有者)は、サーバー装置20にアクセスしてその内容を確認することができる。
また、その内容が承認されたことを示す承認レポートが作成され、端末装置A2(広告主)は、サーバー装置20にアクセスしてその内容を確認することができる。
[本実施の形態の技術的効果]
以上のように、本実施の形態によれば、サイネージ装置10とサーバー装置20とが、通信ネットワークNを介して接続された広告課金システム100において、表示部11の前方を撮影して撮影データを取得する撮影部12を備え、制御部21は、撮影部12により取得された撮影データから広告効果を算出し、算出された広告効果に応じた課金金額を含むレポートを作成し、レポートの承認を示す入力情報に基づいて、レポートに対する承認レポートを作成する。
このため、成果報酬を得る施設所有者はレポートを承認し、その後、広告主は承認済みのレポートを確認できるので、相互チェックが行われた状態で運用できる。
よって、撮影データの測定精度に関わらず、施設所有者と広告主の双方が、納得した上で運用を行うことができる。
また、本実施の形態によれば、サーバー装置20の制御部21は、撮影データから人の顔を検出して、表示部11に表示中の広告情報を視聴している視聴者の数、各視聴者の視聴時間及び各視聴者の表示部11からの距離を取得し、取得した視聴者の数、各視聴者の視聴時間及び各視聴者の表示部11からの距離を示す値が大きい程、広告効果を大きく算出する。
このため、測定精度を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、サーバー装置20の制御部21は、各視聴者の属性を取得し、各視聴者の属性が、予め設定された広告コンテンツに対するターゲット条件に近い程、広告効果を大きく算出する。
このため、測定精度をより向上させることができる。
なお、本発明を適用可能な実施の形態は、上述した実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態においては、サーバー装置20の制御部21が撮影データから広告効果を算出しているが、サイネージ装置10の制御部13が、記憶部14に記憶された撮影データから広告効果を算出し、算出した広告効果をサーバー装置20に送信しても良い。
或いは、サイネージ装置10やサーバー装置20と別に、広告効果を算出する情報処理装置を設け、撮影データがこの情報処理装置に送信されて広告効果が算出され、情報処理装置からサーバー装置20に広告効果が送信されても良い。
また、上記実施の形態においては、サイネージ装置10に撮影部12が備えられた構成を例示して説明したが、撮影部12をサイネージ装置10とは別体として備える構成であっても良い。
また、上記実施の形態においては、画像表示装置としてサイネージ装置10を例示して説明したが、広告情報を表示できる表示部を備えたものであれば、画像表示装置はこれに限定されない。
100 広告課金システム
10 サイネージ装置(画像表示装置)
11 表示部
12 撮影部(撮影手段)
13 制御部
14 記憶部
141 コンテンツデータ記憶部
142 撮影データ記憶部
15 通信部
20 サーバー装置
21 制御部(広告効果算出手段、課金情報作成手段、承認情報作成手段)
22 操作部
23 表示部
24 記憶部
T 加算値設定テーブル
241 撮影データ記憶部
242 レポート記憶部
25 通信部
A1,A2 端末装置
31 制御部
32 操作部
33 表示部
34 記憶部
35 通信部
N 通信ネットワーク

Claims (6)

  1. 広告コンテンツに係る広告情報を表示する表示部を備えた画像表示装置と、前記画像表示装置に対して前記広告コンテンツを配信するサーバー装置とが、ネットワークを介して接続された広告課金システムにおいて、
    前記表示部の前方を撮影して撮影データを取得する撮影手段と、
    前記撮影手段により取得された撮影データから広告効果を算出する広告効果算出手段と、
    前記広告効果算出手段により算出された広告効果に応じた課金金額を含む課金情報を作成する課金情報作成手段と、
    前記課金情報の承認を示す入力情報に基づいて、前記課金情報に対する承認情報を作成する承認情報作成手段と、
    を備えることを特徴とする広告課金システム。
  2. 前記広告効果算出手段は、
    撮影データから人の顔を検出して、前記表示部に表示中の広告情報を視聴している視聴者の数、各視聴者の視聴時間及び各視聴者の前記表示部からの距離を取得し、
    取得した視聴者の数、各視聴者の視聴時間及び各視聴者の前記表示部からの距離を示す値が大きい程、広告効果を大きく算出することを特徴とする請求項1に記載の広告課金システム。
  3. 前記広告効果算出手段は、各視聴者の属性を取得し、
    前記各視聴者の属性が、予め設定された前記広告コンテンツに対するターゲット条件に近い程、広告効果を大きく算出することを特徴とする請求項2に記載の広告課金システム。
  4. 前記画像表示装置は、デジタルサイネージ装置であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の広告課金システム。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の広告課金システムによる広告課金方法において、
    前記表示部の前方を撮影して撮影データを取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得された撮影データから広告効果を算出する広告効果算出工程と、
    前記広告効果算出工程により算出された広告効果に応じた課金金額を含む課金情報を作成する課金情報作成工程と、
    前記課金情報の承認を示す入力情報に基づいて、前記課金情報に対する承認情報を作成する承認情報作成工程と、
    を有することを特徴とする広告課金方法。
  6. 広告コンテンツに係る広告情報を表示する表示部を備えた画像表示装置とネットワークを介して接続され、当該画像表示装置に対して前記広告コンテンツを配信するサーバー装置のコンピューターを、
    前記表示部の前方を撮影した撮影データから、広告効果を算出する広告効果算出手段、
    前記広告効果算出手段により算出された広告効果に応じた課金金額を含む課金情報を作成する課金情報作成手段、
    前記課金情報の承認を示す入力情報に基づいて、前記課金情報に対する承認情報を作成する承認情報作成手段、
    として機能させるためのプログラム。
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