JP3230092U - 試着画像提供システム - Google Patents

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聡一 白山
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Abstract

【課題】ユーザへ眼鏡やサングラスのより現実的な試着画像を提供することができる試着画像システムを提供する。【解決手段】試着画像提供システム10は、インタフェース部12と、アイウェア画像等を保持するデータ保持部14と、ユーザ端末30からユーザの顔画像を取得する第1の画像取得部16と、大きさが既知のスケール比較物としての硬貨とユーザの顔とが同時に写りこんだスケール画像をユーザ端末30から取得する第2の画像取得部18と、スケール画像を利用して顔画像の実寸を算出する実寸算出部20と、実寸算出部の算出結果に基づき、アイウェア画像と顔画像とのスケールを合わせた状態で、顔画像に対してアイウェア画像を重ねた試着画像を生成する画像生成部22とを含む。これにより、アイウェア画像と顔画像とのスケールを合わせた、より現実的な試着画像を提供できる。【選択図】図1

Description

本考案は、ユーザへ眼鏡或いはサングラスの試着画像を提供する試着画像提供システムに関するものである。
近年、インターネットの普及に伴い、PCやスマートフォンといったユーザの端末から、ウェブサイトを介して様々な商品が注文できるようになっており、特に眼鏡や衣服などの身に着ける商品は、仮想的に試着が行えるようになっている。例えば、特許文献1には、ユーザがウェブサイト上で選択した眼鏡を、ユーザが入力した顔画像を利用して試着した状態の画像を確認した上で注文できるシステムが開示されている。
特開2003−162659号公報
しかしながら、上述した従来のシステムは、試着画像を提供する際の顔画像と眼鏡の画像とのスケールの合わせ方が不明確であるため、ユーザへリアルな試着画像を提供できるものではなかった。
本考案は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ユーザへ眼鏡やサングラスのより現実的な試着画像を提供することにある。
(考案の態様)
以下の考案の態様は、本考案の構成を例示するものであり、本考案の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本考案の技術的範囲を限定するものではなく、考案を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本考案の技術的範囲に含まれ得るものである。
(1)眼鏡及びサングラスを含むアイウェアの試着画像をユーザへ提供するシステムであって、ユーザが利用するユーザ端末と当該システムとの間で情報の受け渡しを行うためのインタフェース部と、複数の前記アイウェアを撮影した複数のアイウェア画像及び該アイウェア画像の各々の前記アイウェアの実寸を保持するデータ保持部と、前記ユーザ端末からユーザの顔画像を取得する第1の画像取得部と、大きさが既知のスケール比較物とユーザの顔とが同時に写りこんだスケール画像を前記ユーザ端末から取得する第2の画像取得部と、前記スケール画像を利用して前記顔画像の実寸を算出する実寸算出部と、該実寸算出部の算出結果に基づき、前記アイウェア画像と前記顔画像とのスケールを合わせた状態で、前記顔画像に対して前記アイウェア画像を重ねた試着画像を生成する画像生成部と、を含み、前記第2の画像取得部は、前記スケール比較物として硬貨を用いた前記スケール画像を取得する試着画像提供システム。
本項に記載の試着画像提供システムは、眼鏡やサングラスを含むアイウェアの試着画像をユーザへ提供するものであって、インタフェース部、データ保持部、第1の画像取得部、第2の画像取得部、実寸算出部、及び画像生成部を含んでいる。インタフェース部は、インターネットなどを介して、ユーザが利用するスマートフォンなどのユーザ端末と、本システムとの間で情報のやり取りを行うものである。データ保持部は、本システムで利用する様々なデータを保持するものであって、そこには、実際の商品である複数のアイウェアを撮影した複数のアイウェア画像と、これらアイウェア画像の各々に写っているアイウェアの実寸とが含まれている。
第1の画像取得部は、ユーザが利用するユーザ端末から、そのユーザの顔が写った顔画像を試着用の画像として取得するものであり、第2の画像取得部は、同じくユーザ端末から、大きさが既知のスケール比較物とユーザの顔とが同時に写りこんだスケール画像を取得するものである。又、実寸算出部は、第2の画像取得部により取得されたスケール画像を利用して、第1の画像取得部により取得されたユーザの顔画像の実寸を算出するものである。すなわち、実寸算出部は、スケール画像に写りこんでいるスケール比較物とユーザの顔との大きさを比較し、スケール比較物の大きさは既知であることから、それを利用してユーザの顔の少なくとも一部の実寸を算出する。
そして、画像生成部は、この実寸算出部による顔画像の実寸の算出結果に基づいて、データ保持部により保持されているアイウェア画像とユーザの顔画像とのスケールを合わせた状態で、顔画像に対してアイウェア画像を重ねた試着画像を生成するものである。すなわち、画像生成部は、データ保持部により保持されているアイウェア画像のアイウェアの実寸と、算出された顔画像の実寸とを利用して、アイウェア画像と顔画像とのスケールを合わせ込み、その状態でそれらの画像を重ねた試着画像を生成する。これにより、インタフェース部を介してユーザ端末へ試着画像が送信されることで、ユーザに対して眼鏡やサングラスといったアイウェアの、より現実的な試着画像が提供されるものとなる。
しかも、第2の画像取得部は、ユーザの顔と共にスケール比較物として硬貨が写りこんだスケール画像を、ユーザ端末から取得するものである。このため、例えば免許証やクレジットカードといった、大きさが既知の別のスケール比較物が使用される場合と比較して、個人情報が洩れる虞がなくなるものとなり、更に、硬貨は身近にあるため、ユーザによって容易に準備されるものである。又、硬貨はその硬度故に変形しないことから、スケール画像に変形した状態で写ることはないため、スケール画像を利用した顔画像の実寸の算出が精度よく行われるものである。
(2)上記(1)項において、前記第1の画像取得部及び前記第2の画像取得部は、ユーザの顔が正面方向から撮影された前記顔画像及び前記スケール画像を取得し、前記データ保持部は、正面方向から撮影された前記アイウェアの前記アイウェア画像を保持する試着画像提供システム。
本項に記載の試着画像提供システムは、第1及び第2の画像取得部がユーザ端末から取得する顔画像及びスケール画像として、ユーザの顔が正面方向から撮影された画像を取得すると共に、データ保持部が保持するアイウェア画像として、正面方向から撮影されたアイウェアの画像を保持するものである。このため、画像生成部は、ユーザが正面方向を向いた状態のアイウェアの試着画像を生成することになる。これにより、様々な角度から撮影した顔画像やアイウェア画像を使用して、ユーザが様々な方向を向いた試着画像や方向が可変の3Dの試着画像などを生成する場合と比較して、材料となる画像を用意する手間やコスト、及び、それらから試着画像を生成する手間やコストが、大幅に低減されることとなる。
(3)上記(2)項において、前記画像生成部は、前記顔画像が同一で前記アイウェア画像が互いに異なる複数の試着画像を同時に生成し、前記インタフェース部は、前記ユーザ端末のスクロール機能を利用して連続的に表示されるように、前記ユーザ端末へ前記複数の試着画像を送信する試着画像提供システム。
本項に記載の試着画像提供システムは、顔画像が同一でアイウェア画像が互いに異なる複数の試着画像を、画像生成部が同時に生成するものであり、これは、上記(2)項に記載したような、正面方向から撮影されたユーザの顔画像やアイウェア画像が利用されることで、複雑な処理を行うことなく容易に実現されるものである。更に、実際の商品に紐付いた試着画像が大量に生成されるものとなる。そして、インタフェース部は、画像生成部により生成された複数の試着画像をユーザ端末へ送信し、この際、ユーザ端末のスクロール機能を利用して、複数の試着画像がユーザ端末上で連続的に表示されるように送信するものである。このため、ユーザにより、試着したいアイウェアが試着の度に選択される必要なく、大量の試着画像が一度に素早く閲覧されることになり、ストレスを感じさせることなく眼鏡やサングラスが選定されるものとなる。
(4)上記(2)(3)項において、前記第2の画像取得部は、前記硬貨をユーザの顔の上方から1本の指でユーザの額に押し当てた状態の前記スケール画像を取得する試着画像提供システム。
本項に記載の試着画像提供システムは、スケール比較物としての硬貨とユーザの顔とが同時に写ったスケール画像として、硬貨をユーザの顔の上方から1本の指でユーザの額に押し当てた状態のスケール画像を第2の画像取得部が取得するものである。ここで、ユーザの顔が正面を向いていると、ユーザの額は正面方向と直交する状態に近くなるため、その額に押し当てられた硬貨がスケール画像に正面方向から写り易くなる。これにより、スケール画像にユーザの顔と硬貨との双方が正面方向から写ることになるため、そのスケール画像を利用した顔画像の実寸の算出が、より精度よく行われるものである。しかも、硬貨はユーザの顔の上方から1本の指で額に押し当てられるため、上方から延びる指で覆われる部分を除いて、硬貨の縁の大部分が正面方向から視認される状態となり、更に、ユーザの目などが硬貨や指で隠されることなく、スケール画像に写ることになる。従って、これによっても、顔画像の実寸の算出精度が高められるものとなる。
(5)上記(2)から(4)項において、前記データ保持部は、正面方向から視た前記アイウェアの横幅を、前記アイウェア画像の前記アイウェアの実寸として保持し、前記実寸算出部は、前記顔画像のユーザの黒目間の実寸水平距離を算出する試着画像提供システム。
本項に記載の試着画像提供システムは、データ保持部が保持するアイウェア画像のアイウェアの実寸として、正面方向から視たアイウェアの横幅を保持すると共に、実寸算出部が算出する顔画像の実寸として、顔画像に写るユーザの黒目間の実寸の水平距離を算出するものである。これにより、画像生成部は、顔画像及びアイウェア画像における同一方向である横方向の実寸を使用して、それらの画像のスケールを合わせて重ねることになるため、スケールや中心位置の合わせ込みが容易になり、よりリアルな試着画像が提供されるものとなる。
(6)上記(2)から(5)項において、前記第1の画像取得部及び前記第2の画像取得部は、前記ユーザ端末の撮影機能を介して前記顔画像及び前記スケール画像を取得し、このとき、前記インタフェース部は、ユーザの顔の輪郭を合わせて撮影するための輪郭ガイド線を前記ユーザ端末に表示させる試着画像提供システム。
本項に記載の試着画像提供システムは、第1及び第2の画像取得部がユーザ端末から取得する顔画像及びスケール画像を、ユーザ端末の撮影機能を介して取得するものである。このため、ユーザは、顔画像及びスケール画像を予め準備する必要なく、ユーザ端末を用いてその場で撮影するものとなる。更に、ユーザ端末を用いた撮影の際に、インタフェース部は、ユーザの顔の輪郭を合わせて撮影するための輪郭ガイド線をユーザ端末に表示させるものである。これにより、ユーザは、輪郭ガイド線に自分の顔を合わせた状態で撮影することになるため、正面方向からの撮影が行われ易くなると共に、適切な大きさで撮影されるものとなり、試着画像に適した画像が取得されるものとなる。
(7)上記(6)項において、前記インタフェース部は、前記ユーザ端末により撮影された前記スケール画像を、拡大縮小及び移動操作可能に前記ユーザ端末に表示させると共に、前記スケール画像内の前記硬貨の縁を合わせるための硬貨ガイド線を、前記スケール画像に重ねて前記ユーザ端末に表示させ、前記実寸算出部は、前記ユーザ端末において前記硬貨ガイド線に前記硬貨の縁が合わせられたときの前記スケール画像の拡大倍率を利用して、前記顔画像の実寸を算出する試着画像提供システム。
本項に記載の試着画像提供システムは、インタフェース部が、ユーザ端末の撮影機能を介して撮影されたスケール画像を、拡大縮小操作及び移動操作が可能にユーザ端末に表示させる。更に、インタフェース部は、その表示させたスケール画像に重ねて、スケール画像内の硬貨の縁を合わせるための硬貨ガイド線をユーザ端末に表示させる。このため、ユーザは、ユーザ端末に表示されたスケール画像を拡大縮小操作及び移動操作して、硬貨ガイド線にスケール画像内の硬貨の縁が合うように、スケール画像の表示倍率及び位置を調整する。そして、実寸算出部は、ユーザ端末においてユーザの操作により硬貨ガイド線に硬貨の縁が合わせられたときのスケール画像の拡大倍率を、インタフェース部を介して取得し、それを利用して顔画像の実寸を算出するものである。これにより、スケール画像のみを利用して顔画像の実寸を算出する場合と比較して、より高精度に顔画像の実寸が算出されるものとなる。
(8)上記(1)から(7)項において、前記データ保持部は、前記アイウェアの販売店舗から、前記アイウェア画像及びその実寸データを取得して保持する試着画像提供システム。
本項に記載の試着画像提供システムは、眼鏡やサングラスを含むアイウェアの販売店舗から取得したアイウェア画像及びその実寸データを、データ保持部が保持するものである。これにより、アイウェアの販売店舗で取り扱っている商品に紐付いた試着画像がユーザへ提供されるため、その販売店舗の売り上げに貢献するものとなる。
(9)上記(8)項において、前記インタフェース部は、前記販売店舗で利用される店舗端末と当該システムとの間で情報の受け渡しを行い、前記データ保持部は、前記店舗端末の撮影機能を介して前記アイウェア画像を取得する試着画像提供システム。
本項に記載の試着画像提供システムは、インタフェース部が、ユーザ端末と本システムとの間に加えて、アイウェアの販売店舗で利用される店舗端末と本システムとの間においても情報の受け渡しを行うものである。そして、データ保持部は、アイウェアの販売店舗から取得するアイウェア画像を、その販売店舗で利用される店舗端末の撮影機能を介して取得するものである。これにより、アイウェアの販売店舗は、その店舗で利用している店舗端末を利用して、容易にアイウェア画像を撮影するものとなり、それをインタフェース部を介してデータ保持部に保持させることで、自店舗の商品の販売を促進させるものとなる。
(10)上記(1)から(9)項において、前記インタフェース部は、前記顔画像の肌の色を加工するための選択メニューを前記ユーザ端末に表示させ、前記第1の画像取得部は、前記選択メニューの選択結果に応じて前記顔画像の肌の色を加工する試着画像提供システム。
本項に記載の試着画像提供システムは、ユーザ端末から取得するユーザの顔画像の肌の色を加工するための選択メニューを、インタフェース部によりユーザ端末に表示させる。そして、ユーザの操作によって選択された選択メニューの選択結果に応じて、第1の画像取得部により顔画像の肌の色を加工するものである。これにより、ユーザは、自分の好みの肌の色に加工された画像を使用した、アイウェアの試着画像を確認することになるため、様々なシーンを想定してアイウェアを選定するものとなり、本システムの付加価値が向上されるものである。
本考案は上記のような構成であるため、ユーザへ眼鏡やサングラスのより現実的な試着画像を提供することが可能となる。
本考案の実施の形態に係る試着画像提供システムの構成の一例を示すブロック図である。 図1の試着画像提供システムにより提供される試着画像のイメージを示すイメージ図である。 図1の試着画像提供システムにより試着画像を提供する際の、試着画像提供システムによってユーザ端末に表示させる表示画面の例を示すイメージ図である。 図3に引き続き、試着画像提供システムによってユーザ端末に表示させる表示画面の例を示すイメージ図である。 試着画像提供システムによってユーザ端末に表示させるスクロール画面の例を示すイメージ図である。
以下、本考案を実施するための形態を、添付図面に基づき説明する。なお、図面の全体にわたって、同一部分又は対応する部分は、同一符号で示している。
図1は、本考案の実施の形態に係る試着画像提供システム10の構成の一例を示している。この試着画像提供システム10は、眼鏡及びサングラスを含むアイウェアの購買意欲があるユーザに対して、図2に示すように、ユーザの顔画像40とアイウェア画像42とを使用したアイウェアの試着画像44を提供するものである。図1に示すように、本考案の実施の形態に係る試着画像提供システム10は、インタフェース部12、データ保持部14、第1の画像取得部16、第2の画像取得部18、実寸算出部20、及び画像生成部22を含んでいる。又、試着画像提供システム10には、各ユーザが使用するユーザ端末30や、アイウェアの各販売店舗で利用される店舗端末32が、ネットワークNを介して接続されている。
インタフェース部12は、ユーザ端末30及び店舗端末32と、試着画像提供システム10との間で情報の受け渡しを行うためのものであり、ユーザ端末30及び店舗端末32に様々な画面を表示するための情報や、そのような画面を通じて入力された種々の情報等の送受信を行う。すなわち、インタフェース部12は、例えば、ユーザ端末30及び店舗端末32にインストールされたウェブブラウザや専用アプリケーションを介して、情報の受け渡しを行う。
データ保持部14は、試着画像提供システム10で利用する複数の情報を保持するためのものであり、それらの情報には、ユーザ端末30から入力される情報、店舗端末32から入力される情報、予め入力された情報といった、様々な情報が含まれる。特に、本実施形態のデータ保持部14は、店舗端末32から入力される情報として、その店舗端末32を利用しているアイウェアの販売店舗で取り扱っている、実際の商品である眼鏡やサングラスを撮影した複数のアイウェア画像42(図2(b)参照)と、それらのアイウェア画像42の各々に写っているアイウェアの実寸とを保持している。又、本実施形態のデータ保持部14は、図2(b)に示すように、アイウェア画像42として、正面方向から撮影されたアイウェアの画像を保持すると共に、アイウェアの実寸として、正面方向から視たアイウェアの横幅Wを保持している。それらのアイウェア画像42は、店舗端末32の撮影機能を利用して撮影されたものであってもよい。
図1に戻り、第1の画像取得部16は、ユーザ端末30から試着に用いるユーザの画像を取得するものであり、本実施形態では、図2(a)に示すような、ユーザの顔が正面方向から撮影された顔画像40を取得する。このような顔画像40は、例えばユーザ端末30の撮影機能を利用して撮影される。第2の画像取得部18は、詳しくは後述するが、例えば図3(c)に示されるような、大きさが既知のスケール比較物60とユーザの顔とが同時に写りこんだスケール画像66を、ユーザ端末30から取得するものである。このとき、第2の画像取得部18は、スケール比較物60として硬貨62を使用したスケール画像66を取得し、そのようなスケール画像66は、ユーザ端末30の撮影機能を利用して撮影されたものであってもよい。
実寸算出部20は、上述したスケール画像66を利用して顔画像40の実寸を算出するものであり、詳しくは後述するが、本実施形態では、図2(a)に示すような、顔画像40のユーザの黒目間の実寸水平距離Dを算出する。そして、画像生成部22は、実寸算出部20の算出結果に基づいて、アイウェア画像42と顔画像40とのスケールを合わせた状態で、図2(c)に示すような、顔画像40に対してアイウェア画像42を重ねた試着画像44を生成する。すなわち、本実施形態の画像生成部22は、顔画像40のユーザの黒目間の実寸水平距離Dと、アイウェア画像42のアイウェアの横幅Wとを利用して、それらの画像のスケールの合わせ込みを行った上で、試着画像44を生成する。
ここで、図1に示すユーザ端末30及び店舗端末32は、ネットワークNを介して試着画像提供システム10と接続可能なものであれば任意の端末であってよく、例えば、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、パーソナルコンピュータ、専用の端末、携帯電話等であってよい。ネットワークNには、インターネット、イントラネット、専用に構築されたネットワーク等、任意のネットワークが含まれてよく、それらが有線及び/又は無線で実現されてよい。又、図1での図示は控えているが、試着画像提供システム10には、試着画像提供システム10の管理者等が使用する管理者端末が、直接的或いはネットワークN等を介して間接的に接続され、様々な設定や入力が行われるようになっている。
なお、図1に示した試着画像提供システム10の構成は一例であって、本考案の実施の形態に係る試着画像提供システム10を限定するものではなく、図示された構成要素の一部が置換、削除、或いは新たな構成要素が追加されてもよい。更に、各構成要素は、機能的な単位で分けられたものであり、実際に使用されるコンピュータ等のハードウェア単位で分けたものではない。すなわち、複数の構成要素のうちの2つ以上が、1つのハードウェアにより構成されてもよく、1つの構成要素が複数のハードウェアにより構成されてもよい。更に、各ハードウェアには任意のソフトウェアを適用することができ、各ハードウェアの設置位置や構成機器も任意である。又、ハードウェア間の接続には、ハードウェア同士の位置関係に応じた任意の接続方法を用いることができ、その方法にはインターネット等のネットワーク接続も含まれる。
次に、図3及び図4を参照して、図1に示した試着画像提供システム10により、ユーザへアイウェアの試着画像44を提供する手順の一例について説明する。試着画像提供システム10の構成については、適宜、図1を参照のこと。なお、試着画像44を提供する手順は、ここで説明する内容に限定されるものではなく、例えば、試着画像提供システム10の構成や状況等に応じて、ここで説明する処理の一部が削除、変更、ないし適宜追加された手順であってもよいものである。
まず、データ保持部14は、図2(b)に示したようなアイウェア画像42と、そのアイウェアの実寸としてアイウェアの横幅Wとを、アイウェアを販売する複数の販売店舗の店舗端末32から取得して、予め保持しているものとする。
試着画像提供システム10は、ユーザの顔画像40を利用した試着画像44の提供を受けたい旨の操作を、ユーザ端末30を介してユーザから受けると、インタフェース部12により、図3(a)に示すような画面をユーザ端末30に表示させる。すなわち、ユーザの顔の輪郭を合わせるための輪郭ガイド線50と、ユーザ端末30の撮影機能を利用してユーザの顔を撮影するための撮影ボタン52とを、ユーザ端末30に表示させる。なお、図3(a)及び後述する図4(a)の画面には、図示は省略しているが、ユーザ端末30の内蔵カメラを通して撮影されたユーザの顔が写りこむことになる。又、図3及び図4に示す各画面には、各々の画面で必要な操作を説明する説明表示や、そのような操作を促す案内表示などを表示してもよい。更に、図3(a)の画面に先立ち、顔画像40の例を示す画像や、顔画像40を撮影する上での注意点などを表示させてもよい。図3(a)に示したような画面を受けて、ユーザは、ユーザ端末30を操作して自身の顔画像40を撮影するため、その撮影された顔画像40を、第1の画像取得部16により取得する。
ユーザの操作によってユーザの顔画像40が撮影されたら、図3(b)に示すように、インタフェース部12により、ユーザから確認を受けることを目的として、撮影された顔画像40をユーザ端末30に表示させる。このとき、顔画像40の肌の色を加工するための選択メニュー54を表示させてもよく、この場合は、肌の色加工の各々が反映された縮小版の顔画像を同時に表示させてもよい。そして、ユーザの操作により選択メニュー54から肌の色が選択されたら、第1の画像取得部16により、顔画像40の肌の色を選択された肌の色へと加工し、その顔画像40を新たな試着用の画像としてユーザ端末30に表示させる。又、図3(b)の画面には、処理を戻したり進めたりするための操作メニュー欄56が表示されており、ここでは、図3(a)に示した画面に戻って顔画像40の撮り直しを行うための「撮り直し」と、表示された顔画像40を試着に使用することに承諾する旨の「OK」とが表示されている。
図3(b)の画面で「OK」が操作されたら、インタフェース部12により、図3(c)に示すように、硬貨62とユーザの顔とが同時に写りこんだスケール画像66の例を示す画像58を、そのスケール画像66でユーザがとるべきポーズの説明と共にユーザ端末30に表示させる。すなわち、本実施形態では、第2の画像取得部18により、ユーザの顔が正面を向きつつ、硬貨62がユーザの顔の上方から1本の指でユーザの額に押し当てられた状態のスケール画像66を取得する。操作メニュー欄56には、図3(b)の画面に戻るための「戻る」と、次の処理へ進むための「次へ」とが表示されている。なお、例えば「次へ」が操作されたら、スケール画像66のNG例を示す画像やその説明などを表示させてもよい。
図3(c)の画面やそれに続く画面で次の処理へ進むための操作がされたら、インタフェース部12により、図3(d)に示すように、撮影に使用する硬貨62の種類を選択するための硬貨選択メニュー64をユーザ端末30に表示させる。本実施形態では、使用する硬貨62として、「10円玉」、「100円玉」、「500円玉」の3種類から選択されるようになっている。すなわち、ユーザは、この3種類の硬貨62から使用する硬貨62を選択して、選択した結果を硬貨選択メニュー64に入力すると共に、選択した硬貨62を手元に用意する。更に、操作メニュー欄56には、図3(c)などの画面に戻るための「戻る」と、次の処理へ進むための「次へ」とが表示されている。なお、試着画像提供システム10で使用する硬貨62は、上述した3種に限定されるものではなく、大きさが既知で社会で流通しているものであれば任意の硬貨62でよい。
図3(d)の画面で「次へ」が操作されたら、そのときに選択されていた硬貨62の情報を実寸算出部20により取得する。その後、インタフェース部12により、図4(a)に示すように、ユーザの顔の輪郭を合わせるための輪郭ガイド線50と、ユーザ端末30の撮影機能を利用してユーザの顔を撮影するための撮影ボタン52とを、ユーザ端末30に表示させる。このとき、図3(c)に示したようなスケール画像66の例を示す画像58を、画面の隅などに表示させてもよい。図4(a)に示したような画面を受けて、ユーザは、ユーザ端末30を操作して、指定されたポーズで自身の顔と硬貨62とを撮影するため、その撮影されたスケール画像66を、第2の画像取得部18により取得する。
ユーザの操作によってユーザのスケール画像66が撮影されたら、図4(b)に示すように、インタフェース部12により、撮影されたスケール画像66と硬貨62の縁を合わせるための硬貨ガイド線68とを、ユーザ端末30に表示させる。このとき、スケール画像66は、ユーザによって拡大縮小操作と移動操作とが可能に表示させ、硬貨ガイド線68は、スケール画像66に重ねて表示させる。図4(b)に示したような画面を受けて、ユーザは、スケール画像66を拡大縮小操作及び移動操作して、スケール画像66に写った硬貨62の縁が硬貨ガイド線68に重なるように調整する。操作メニュー欄56には、図4(a)に示した画面に戻ってスケール画像66の撮り直しを行うための「戻る」と、次の処理へ進むための「次へ」とが表示されている。
図4(b)の画面で「次へ」が操作されたら、そのときの図4(b)の画面でのスケール画像66の拡大倍率を実寸算出部20により取得する。そして、図3(d)の画面で選択された硬貨62の情報と、第2の画像取得部18により取得したスケール画像66と、図4(b)の画面でのスケール画像66の拡大倍率とを使用して、実寸算出部20により、第1の画像取得部16により取得した顔画像40の実寸を算出する。図2(a)に示したように、本実施形態では、顔画像40の実寸として、顔画像40のユーザの黒目間の実寸水平距離Dを算出する。
その後、画像生成部22により、顔画像40のユーザの黒目間の実寸水平距離Dと、データ保持部14により保持されている複数のアイウェア画像42のうち、ここでは調整用のアイウェア画像42のアイウェアの横幅Wとを利用して、顔画像40と調整用のアイウェア画像42とのスケールを一致させる。そして、スケールを一致させた状態で、顔画像40に調整用のアイウェア画像42を重ねた、図4(c)に示すような調整用試着画像70を生成して、ユーザ端末30に表示させる。この調整用試着画像70は、ユーザの顔に対するアイウェアの上下位置を調整するためのものであり、これと同時に、調整が必要な例を示す画像72、74を表示させてもよい。図4(c)の操作メニュー欄56には、アイウェアの上下位置の調整を行うための「上下を調整する」と、上下位置の調整を行わずに、現在の調整用試着画像70に示されているアイウェアの位置で、試着画像44の生成を行うことに承諾する旨の「このままでOK」とが表示されている。
図4(c)の画面で「上下を調整する」が操作されたら、図4(d)に示すように、インタフェース部12により、調整用試着画像70と上方向調整ボタン76及び下方向調整ボタン78とを、ユーザ端末30に表示させる。ここでの調整用試着画像70は、ユーザにより上方向調整ボタン76や下方向調整ボタン78が操作されると、それに応じて調整用試着画像70内のアイウェアの位置が上下に移動して表示されるものである。操作メニュー欄56には「調整完了」が表示されており、これが操作されたときの調整用試着画像70内のアイウェアの上下位置が、試着画像44を生成する際に反映されるものとなる。
図4(c)の画面で「このままでOK」が操作されるか、或いは、図4(d)の画面で「調整完了」が操作されると、例えば図2(c)に示したような試着画像44が、画像生成部22により、図3(a)の画面で撮影したユーザの顔画像40を利用して生成される。この試着画像44には、図4(c)に示した調整用試着画像70のような顔画像40とアイウェア画像42とのスケールの合わせ込みと、図4(d)に示した調整用試着画像70のようなユーザの顔に対するアイウェアの上下位置とが反映されている。又、試着画像44に使用されるアイウェア画像42は、データ保持部14により保持されている複数のアイウェア画像42のうち、ユーザが選択したものであってもよく、推奨される任意のアイウェア画像42であってもよい。
更に、本実施形態の試着画像提供システム10は、画像生成部22により、顔画像40が同一でアイウェア画像42が互いに異なる複数の試着画像44を同時に生成するものである。そして、図5に示すように、ユーザ端末30のスクロール機能を利用して複数の試着画像44が縦方向に連続的に表示されるように、インタフェース部12によりユーザ端末30へ複数の試着画像44を送信する。試着画像44の各々は、各試着画像44に表示されているアイウェアを説明するテキスト情報(価格、メーカ、型番など)80や、そのアイウェアを購入する意思を入力するためのボタン82などと併せて表示させてもよい。
なお、図3〜図5に示した画面の構成は一例であって、インタフェース部12によりユーザ端末30に表示させる画面は、必要なデータをやり取りするための任意の画面構成であってよい。
さて、上記構成をなす本考案の実施の形態によれば、次のような作用効果を得ることが可能である。すなわち、本考案の実施の形態に係る試着画像提供システム10は、図2(c)に示すような眼鏡やサングラスを含むアイウェアの試着画像44をユーザへ提供するものであって、図1に示すように、インタフェース部12、データ保持部14、第1の画像取得部16、第2の画像取得部18、実寸算出部20、及び画像生成部22を含んでいる。インタフェース部12は、インターネットなどのネットワークNを介して、ユーザが利用するスマートフォンなどのユーザ端末30と、本システム10との間で情報のやり取りを行うものである。データ保持部14は、本システム10で利用する様々なデータを保持するものであって、そこには、実際の商品である複数のアイウェアを撮影した複数のアイウェア画像42(図2(b)参照)と、これらアイウェア画像42の各々に写っているアイウェアの実寸とが含まれている。
第1の画像取得部16は、ユーザが利用するユーザ端末30から、そのユーザの顔が写った顔画像40(図2(a)参照)を試着用の画像として取得するものであり、第2の画像取得部18は、同じくユーザ端末30から、大きさが既知のスケール比較物60とユーザの顔とが同時に写りこんだスケール画像66(図3(c)参照)を取得するものである。又、実寸算出部20は、第2の画像取得部18により取得されたスケール画像66を利用して、第1の画像取得部16により取得されたユーザの顔画像40の実寸を算出するものである。すなわち、実寸算出部20は、スケール画像66に写りこんでいるスケール比較物60とユーザの顔との大きさを比較し、スケール比較物60の大きさは既知であることから、それを利用してユーザの顔の少なくとも一部の実寸を算出する。
そして、画像生成部22は、この実寸算出部20による顔画像40の実寸の算出結果に基づいて、データ保持部14により保持されているアイウェア画像42とユーザの顔画像40とのスケールを合わせた状態で、顔画像40に対してアイウェア画像42を重ねた試着画像44を生成するものである。すなわち、画像生成部22は、データ保持部14により保持されているアイウェア画像42のアイウェアの実寸と、算出された顔画像40の実寸とを利用して、アイウェア画像42と顔画像40とのスケールを合わせ込み、その状態でそれらの画像を重ねた試着画像44を生成する。このような試着画像44をインタフェース部12を介してユーザ端末30へ送信することで、ユーザに対して眼鏡やサングラスといったアイウェアの、より現実的な試着画像44を提供することができる。
しかも、第2の画像取得部18は、ユーザの顔と共にスケール比較物60として硬貨62が写りこんだスケール画像66を、ユーザ端末30から取得するものである。このため、例えば免許証やクレジットカードといった、大きさが既知の別のスケール比較物60が使用される場合と比較して、個人情報が洩れる虞をなくすことができ、更に、硬貨62は身近にあるため、ユーザによって容易に準備することができる。又、硬貨62はその硬度故に変形しないことから、スケール画像66に変形した状態で写ることはないため、スケール画像66を利用した顔画像40の実寸の算出を精度よく行うことが可能となる。
又、本考案の実施の形態に係る試着画像提供システム10は、第1及び第2の画像取得部16、18がユーザ端末30から取得する顔画像40及びスケール画像66として、図2(a)、図3(b)、及び図3(c)に示すような、ユーザの顔が正面方向から撮影された画像を取得すると共に、データ保持部14が保持するアイウェア画像42として、図2(b)に示すような正面方向から撮影されたアイウェアの画像を保持するものである。このため、画像生成部22は、図2(c)に示すような、ユーザが正面方向を向いた状態のアイウェアの試着画像44を生成することができる。これにより、様々な角度から撮影した顔画像やアイウェア画像を使用して、ユーザが様々な方向を向いた試着画像や方向が可変の3Dの試着画像などを生成する場合と比較して、材料となる画像を用意する手間やコスト、及び、それらから試着画像を生成する手間やコストを、大幅に低減することが可能となる。
又、本考案の実施の形態に係る試着画像提供システム10は、顔画像40が同一でアイウェア画像42が互いに異なる複数の試着画像44を、画像生成部22が同時に生成するものであり、これは、図2に示したような、正面方向から撮影されたユーザの顔画像40やアイウェア画像42を利用することで、複雑な処理を行うことなく容易に実現することができる。更に、実際の商品に紐付いた試着画像44を大量に生成することができる。そして、インタフェース部12は、画像生成部22により生成された複数の試着画像44をユーザ端末30へ送信し、この際、図5に示すように、ユーザ端末30のスクロール機能を利用して、複数の試着画像44がユーザ端末30上で連続的に表示されるように送信するものである。このため、ユーザは、試着したいアイウェアを試着の度に選択する必要なく、大量の試着画像44を一度に素早く閲覧することができ、ストレスを感じることなく眼鏡やサングラスを選定することができる。
更に、本考案の実施の形態に係る試着画像提供システム10は、スケール比較物60としての硬貨62とユーザの顔とが同時に写ったスケール画像66として、図3(c)に示すような、硬貨62をユーザの顔の上方から1本の指でユーザの額に押し当てた状態のスケール画像66を第2の画像取得部18が取得するものである。ここで、ユーザの顔が正面を向いていると、ユーザの額は正面方向と直交する状態に近くなるため、その額に押し当てられた硬貨62がスケール画像66に正面方向から写り易くなる。これにより、スケール画像66にユーザの顔と硬貨62との双方を正面方向から写すことができるため、そのスケール画像66を利用した顔画像40の実寸の算出を、より精度よく行うことができる。しかも、硬貨62はユーザの顔の上方から1本の指で額に押し当てられるため、上方から延びる指で覆われる部分を除いて、硬貨62の縁の大部分を正面方向から視認可能な状態となり、更に、ユーザの目などを硬貨62や指で隠すことなく、スケール画像66に写すことができる。従って、これによっても、顔画像40の実寸の算出精度を高めることが可能となる。
又、本考案の実施の形態に係る試着画像提供システム10は、図2に示すように、データ保持部14が保持するアイウェア画像42のアイウェアの実寸として、正面方向から視たアイウェアの横幅Wを保持すると共に、実寸算出部20が算出する顔画像40の実寸として、顔画像40に写るユーザの黒目間の実寸の水平距離Dを算出するものである。これにより、画像生成部22は、顔画像40及びアイウェア画像42における同一方向である横方向の実寸を使用して、それらの画像のスケールを合わせて重ねることができるため、スケールや中心位置の合わせ込みを容易に行うことができ、よりリアルな試着画像44を提供することが可能となる。
又、本考案の実施の形態に係る試着画像提供システム10は、第1及び第2の画像取得部16、18がユーザ端末30から取得する顔画像40及びスケール画像66を、例えば図3(a)や図4(a)に示すような画面を介して、ユーザ端末30の撮影機能を利用して取得するものである。このため、ユーザは、顔画像40及びスケール画像66を予め準備する必要なく、ユーザ端末30を用いてその場で撮影することができる。更に、ユーザ端末30を用いた撮影の際に、インタフェース部12は、ユーザの顔の輪郭を合わせて撮影するための輪郭ガイド線50をユーザ端末30に表示させるものである。これにより、ユーザは、輪郭ガイド線50に自分の顔を合わせた状態で撮影することができるため、正面方向からの撮影が行われ易くなると共に、適切な大きさで撮影することができ、試着画像44に適した画像を取得することが可能となる。
加えて、本考案の実施の形態に係る試着画像提供システム10は、図4(b)に示すように、インタフェース部12が、ユーザ端末30の撮影機能を介して撮影されたスケール画像66を、拡大縮小操作及び移動操作が可能にユーザ端末30に表示させる。更に、インタフェース部12は、その表示させたスケール画像66に重ねて、スケール画像66内の硬貨62の縁を合わせるための硬貨ガイド線68をユーザ端末30に表示させる。このため、ユーザは、ユーザ端末30に表示されたスケール画像66を拡大縮小操作及び移動操作して、硬貨ガイド線68にスケール画像66内の硬貨62の縁が合うように、スケール画像66の表示倍率及び位置を調整する。そして、実寸算出部20は、ユーザ端末30においてユーザの操作により硬貨ガイド線68に硬貨62の縁が合わせられたときのスケール画像66の拡大倍率を、インタフェース部12を介して取得し、それを利用して顔画像40の実寸を算出するものである。これにより、スケール画像66のみを利用して顔画像40の実寸を算出する場合と比較して、より高精度に顔画像40の実寸を算出することができる。
又、本考案の実施の形態に係る試着画像提供システム10は、眼鏡やサングラスを含むアイウェアの販売店舗から取得したアイウェア画像42及びその実寸データを、データ保持部14が保持するものである。これにより、アイウェアの販売店舗で取り扱っている商品に紐付いた試着画像44をユーザへ提供することができるため、その販売店舗の売り上げに貢献することが可能となる。更に、図1に示すように、インタフェース部12が、ユーザ端末30と本システム10との間に加えて、アイウェアの販売店舗で利用される店舗端末32と本システム10との間においても情報の受け渡しを行うものである。そして、データ保持部14は、アイウェアの販売店舗から取得するアイウェア画像42を、その販売店舗で利用される店舗端末32の撮影機能を介して取得するものである。これにより、アイウェアの販売店舗は、その店舗で利用している店舗端末32を利用して、容易にアイウェア画像42を撮影することができ、それをインタフェース部12を介してデータ保持部14に保持させることで、自店舗の商品の販売を促進させることが可能となる。
更に、本考案の実施の形態に係る試着画像提供システム10は、図3(b)に示すように、ユーザ端末30から取得するユーザの顔画像40の肌の色を加工するための選択メニュー54を、インタフェース部12によりユーザ端末30に表示させる。そして、ユーザの操作によって選択された選択メニュー54の選択結果に応じて、第1の画像取得部16により顔画像40の肌の色を加工するものである。これにより、ユーザは、自分の好みの肌の色に加工された画像を使用した、アイウェアの試着画像44を確認することができるため、様々なシーンを想定してアイウェアを選定することができ、本システム10の付加価値を向上することが可能となる。
10:試着画像提供システム、12:インタフェース部、14:データ保持部、16:第1の画像取得部、18:第2の画像取得部、20:実寸算出部、22:画像生成部、30:ユーザ端末、32:店舗端末、40:顔画像、42:アイウェア画像、44:試着画像、50:輪郭ガイド線、54:肌の色加工の選択メニュー、60:スケール比較物、62:硬貨、66:スケール画像、68:硬貨ガイド線、W:アイウェアの横幅、D:黒目間の実寸水平距離

Claims (10)

  1. 眼鏡及びサングラスを含むアイウェアの試着画像をユーザへ提供するシステムであって、
    ユーザが利用するユーザ端末と当該システムとの間で情報の受け渡しを行うためのインタフェース部と、
    複数の前記アイウェアを撮影した複数のアイウェア画像及び該アイウェア画像の各々の前記アイウェアの実寸を保持するデータ保持部と、
    前記ユーザ端末からユーザの顔画像を取得する第1の画像取得部と、
    大きさが既知のスケール比較物とユーザの顔とが同時に写りこんだスケール画像を前記ユーザ端末から取得する第2の画像取得部と、
    前記スケール画像を利用して前記顔画像の実寸を算出する実寸算出部と、
    該実寸算出部の算出結果に基づき、前記アイウェア画像と前記顔画像とのスケールを合わせた状態で、前記顔画像に対して前記アイウェア画像を重ねた試着画像を生成する画像生成部と、を含み、
    前記第2の画像取得部は、前記スケール比較物として硬貨を用いた前記スケール画像を取得することを特徴とする試着画像提供システム。
  2. 前記第1の画像取得部及び前記第2の画像取得部は、ユーザの顔が正面方向から撮影された前記顔画像及び前記スケール画像を取得し、
    前記データ保持部は、正面方向から撮影された前記アイウェアの前記アイウェア画像を保持することを特徴とする請求項1記載の試着画像提供システム。
  3. 前記画像生成部は、前記顔画像が同一で前記アイウェア画像が互いに異なる複数の試着画像を同時に生成し、
    前記インタフェース部は、前記ユーザ端末のスクロール機能を利用して連続的に表示されるように、前記ユーザ端末へ前記複数の試着画像を送信することを特徴とする請求項2記載の試着画像提供システム。
  4. 前記第2の画像取得部は、前記硬貨をユーザの顔の上方から1本の指でユーザの額に押し当てた状態の前記スケール画像を取得することを特徴とする請求項2又は3記載の試着画像提供システム。
  5. 前記データ保持部は、正面方向から視た前記アイウェアの横幅を、前記アイウェア画像の前記アイウェアの実寸として保持し、
    前記実寸算出部は、前記顔画像のユーザの黒目間の実寸水平距離を算出することを特徴とする請求項2から4のいずれか1項記載の試着画像提供システム。
  6. 前記第1の画像取得部及び前記第2の画像取得部は、前記ユーザ端末の撮影機能を介して前記顔画像及び前記スケール画像を取得し、このとき、前記インタフェース部は、ユーザの顔の輪郭を合わせて撮影するための輪郭ガイド線を前記ユーザ端末に表示させることを特徴とする請求項2から5のいずれか1項記載の試着画像提供システム。
  7. 前記インタフェース部は、前記ユーザ端末により撮影された前記スケール画像を、拡大縮小及び移動操作可能に前記ユーザ端末に表示させると共に、前記スケール画像内の前記硬貨の縁を合わせるための硬貨ガイド線を、前記スケール画像に重ねて前記ユーザ端末に表示させ、
    前記実寸算出部は、前記ユーザ端末において前記硬貨ガイド線に前記硬貨の縁が合わせられたときの前記スケール画像の拡大倍率を利用して、前記顔画像の実寸を算出することを特徴とする請求項6記載の試着画像提供システム。
  8. 前記データ保持部は、前記アイウェアの販売店舗から、前記アイウェア画像及びその実寸データを取得して保持することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の試着画像提供システム。
  9. 前記インタフェース部は、前記販売店舗で利用される店舗端末と当該システムとの間で情報の受け渡しを行い、
    前記データ保持部は、前記店舗端末の撮影機能を介して前記アイウェア画像を取得することを特徴とする請求項8記載の試着画像提供システム。
  10. 前記インタフェース部は、前記顔画像の肌の色を加工するための選択メニューを前記ユーザ端末に表示させ、
    前記第1の画像取得部は、前記選択メニューの選択結果に応じて前記顔画像の肌の色を加工することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項記載の試着画像提供システム。
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