JP2019184194A - 水熱交換器及びそれを備えたヒートポンプシステム - Google Patents

水熱交換器及びそれを備えたヒートポンプシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2019184194A
JP2019184194A JP2018077904A JP2018077904A JP2019184194A JP 2019184194 A JP2019184194 A JP 2019184194A JP 2018077904 A JP2018077904 A JP 2018077904A JP 2018077904 A JP2018077904 A JP 2018077904A JP 2019184194 A JP2019184194 A JP 2019184194A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
inlet
flow path
heat exchanger
channel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018077904A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7089166B2 (ja
Inventor
航 寺井
Ko Terai
航 寺井
柴田 豊
Yutaka Shibata
豊 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2018077904A priority Critical patent/JP7089166B2/ja
Publication of JP2019184194A publication Critical patent/JP2019184194A/ja
Priority to JP2022093626A priority patent/JP7364954B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7089166B2 publication Critical patent/JP7089166B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

【課題】水と熱交換媒体とが熱交換を行う水熱交換器及びそれを備えたヒートポンプシステムにおいて、水が流れる流路内に異物が詰まることを抑える。【解決手段】水熱交換器(12)は、水が流れる複数の第1流路(51)と、水と熱交換を行う熱交換媒体が流れる第2流路(61)と、水の第1入口(12c)に接続されており、第1入口(12c)から流入する水を第1流路(51)に分岐させる第1入口ヘッダ(13c)と、を有している。第1流路(51)のうち第1入口ヘッダ(13c)からの水の入口部分を第1流路入口部(51a)とし、第1流路(51)のうち第1流路入口部(51a)よりも下流側の部分を第1流路主部(51b)とすると、第1流路入口部(51a)における流路断面積が第1流路主部(51b)における流路断面積よりも小さくなるように形成された第1流路(51)を有している。【選択図】図6

Description

水と熱交換媒体とが熱交換を行う水熱交換器及びそれを備えたヒートポンプシステム
従来より、温水暖房機等のヒートポンプシステムにおいて、水と冷媒等の熱交換媒体とが熱交換を行う水熱交換器が使用されている。このような水熱交換器として、特許文献1(特開2010−117102号公報)に示すように、水が流れる複数の第1流路と、水と熱交換を行う熱交換媒体が流れる第2流路と、を有している。
上記従来の水熱交換器では、第1流路や第2流路の流路断面積を小さくすること(マイクロ流路化)によって高性能化を図ることができる。
しかし、第1流路を流れる水には、配管のサビ等の異物が混入していることがあり、このような異物が第1流路内に詰まってしまい、水熱交換器の熱交換能力を低下させたり、排水性を低下させるおそれがある。
第1の観点にかかる水熱交換器は、水が流れる複数の第1流路と、水と熱交換を行う熱交換媒体が流れる第2流路と、水の第1入口に接続されており第1入口から流入する水を第1流路に分岐させる第1入口ヘッダと、を有している。そして、ここでは、第1流路のうち第1入口ヘッダからの水の入口部分を第1流路入口部とし、第1流路のうち第1流路入口部よりも下流側の部分を第1流路主部とすると、第1流路入口部における流路断面積が第1流路主部における流路断面積よりも小さくなるように形成された第1流路を有している。
ここでは、第1流路内に詰まる可能性のあるサイズの異物が第1入口ヘッダから流入することを第1流路入口部でせき止めることができるため、異物による第1流路内の詰まりの発生を抑えることができる。
第2の観点にかかる水熱交換器は、第1の観点にかかる水熱交換器において、第1流路入口部が、第1流路のうち第1流路の流路長の10%以内の部分である。
ここでは、第1流路への異物の流入を第1入口ヘッダからの分岐位置付近で確実にせき止めることができる。
第3の観点にかかる水熱交換器は、第1又は第2の観点にかかる水熱交換器において、第1流路入口部における流路断面積が第1流路主部における流路断面積よりも小さくなるように形成された第1流路の数が、すべての第1流路の数の60%以上である。
ここでは、水熱交換器全体として、異物による第1流路内の詰まりの発生を抑えることができる。
第4の観点にかかる水熱交換器は、第1〜第3の観点のいずれかにかかる水熱交換器において、第1流路入口部が、第1入口ヘッダから流入する水の流れ方向に沿って細くなるテーパ形状を有している。
ここでは、水熱交換器の運転時において、第1流路入口部を水が通過する際の流れ抵抗の増大を抑えることができる。
第5の観点にかかる水熱交換器は、第1〜第4の観点のいずれかにかかる水熱交換器において、第1流路入口部のうち最も流路断面積が小さい部分における流路断面積が、第1流路主部における流路断面積の70%以下である。
ここでは、第1流路内に詰まる可能性のあるサイズの異物を第1流路入口部で確実にせき止めることができる。
第6の観点にかかる水熱交換器は、第1〜第5の観点のいずれかにかかる水熱交換器において、第1流路がマイクロ流路である。
ここでは、第1流路を流路断面積が非常に小さいマイクロ流路にすると異物の詰まりが発生しやすくなるが、上記のように、第1流路入口部における流路断面積を小さくすることによって、異物による第1流路内の詰まりの発生を抑えることができる。
第7の観点にかかる水熱交換器は、第1〜第6の観点のいずれかにかかる水熱交換器において、第1流路が、水が第1入口ヘッダから第1流路入口部に上方向に流入するように配置されている。
ここでは、重力によって異物が第1入口ヘッダから第1流路の第1流路入口部に到達しにくくすることができる。
第8の観点にかかる水熱交換器は、第1〜第7の観点のいずれかにかかる水熱交換器において、第1入口ヘッダが、水が第1入口から第1入口ヘッダに上方向に流入するように配置されている。
ここでは、重力によって異物が第1入口から第1入口ヘッダに到達しにくくすることができる。
第9の観点にかかる水熱交換器は、第8の観点にかかる水熱交換器において、第1入口ヘッダが、第1入口に向かって細くなるテーパ形状の空間を有している。
ここでは、水熱交換器の運転停止時に、重力によって第1入口ヘッダ内の異物が第1入口に向かって排出されることを促進することができる。
第10の観点にかかるヒートポンプシステムは、熱交換媒体としての冷媒を圧縮する圧縮機と、水によって圧縮機において圧縮された冷媒を冷却する放熱器としての第1〜第9の観点のいずれかにかかる水熱交換器と、水熱交換器において冷却された冷媒を減圧する膨張機構と、膨張機構において減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器と、を有している。また、ここでは、水熱交換器を冷媒の放熱器として機能させる場合とは逆に、水熱交換器に対して、第1流路、第1入口ヘッダ、第1入口の順に水を流す逆洗機構をさらに有している。
ここでは、水熱交換器の運転によって第1流路入口部でせき止められた異物を、逆洗機構を用いた洗浄運転によって排出することができる。
第11の観点にかかるヒートポンプシステムは、第10の観点にかかるヒートポンプシステムにおいて、第1流路入口部が、第1流路、第1入口ヘッダ、第1入口の順に水を流す場合に、第1流路主部から流入する水の流れ方向に沿って細くなるテーパ形状を有している。
ここでは、水熱交換器の洗浄運転時において、第1流路入口部を水が通過する際の流れ抵抗の増大を抑えることができる。
本開示の一実施形態にかかる水熱交換器としての放熱器及びそれを備えたヒートポンプシステムの概略構成図である。 放熱器の外観を示す斜視図である。 放熱器の第1流路を前方向から見た図である。 放熱器の第2流路を前方向から見た図である。 放熱器の熱交換部の要部を示す斜視図である。 図3の第1流路入口部付近を拡大した図である。 第1流路入口部において異物をせき止める様子を示す図である。 変形例Aにかかる放熱器を示す図であって、図6に対応する図である。 変形例Bにかかる放熱器を示す図であって、図3に対応する図である。 変形例Cにかかる水熱交換器としての放熱器及びそれを備えたヒートポンプシステムの概略構成図(放熱器の洗浄運転時の水の流れを図示)である。 変形例Cにかかる放熱器を示す図であって、図6に対応する図である。
以下、水熱交換器及びそれを備えたヒートポンプシステムについて、図面に基づいて説明する。
(1)ヒートポンプシステム
<構成>
図1は、本開示の一実施形態にかかる水熱交換器としての放熱器12及びそれを備えたヒートポンプシステム1の概略構成図である。ヒートポンプシステム1は、主として、熱交換媒体としての冷媒が循環する冷媒回路10と、被加熱流体としての水が循環する水回路30と、を有しており、冷媒回路10における冷媒圧縮式のヒートポンプサイクルを利用して水を加熱し、加熱された水によって室内を暖房する装置である。
冷媒回路10は、主として、圧縮機11と、放熱器12と、膨張機構13と、蒸発器14と、を有している。そして、冷媒回路10には、冷媒として、HFC系冷媒やHFO系冷媒、自然冷媒が封入されている。
圧縮機11は、冷媒を圧縮する機器である。圧縮機11は、例えば、ロータリ型やスクロール型等の冷媒圧縮要素をモータ等の駆動機構によって駆動する圧縮機である。
放熱器12は、水回路30を循環する水によって圧縮機11において圧縮された冷媒を冷却する機器である。尚、放熱器12の詳細については後述する。また、圧縮機11の吐出口11bと放熱器12の冷媒側の入口(第2入口12a)とは、吐出冷媒管16によって接続されている。
膨張機構13は、放熱器12において冷却された冷媒を減圧する機器である。膨張機構13は、例えば、膨張弁やキャピラリーチューブである。また、放熱器12の冷媒側の出口(第2出口12b)と膨張機構13とは、高温冷媒管17によって接続されている。
蒸発器14は、膨張機構13において減圧された冷媒を蒸発させる機器である。蒸発器14は、例えば、空気によって冷媒を加熱するフィンアンドチューブ式の熱交換器である。そして、ここでは、冷媒の加熱源となる空気の流れを得るために送風ファン15が設けられている。送風ファン15は、プロペラ型等の送風要素をモータ等の駆動機構によって駆動するファンである。また、膨張機構13と蒸発器14の冷媒の入口14aとは、低温冷媒管18によって接続されており、蒸発器14の冷媒の出口14bと圧縮機11の吸入口11aとは、吸入冷媒管19によって接続されている。
水回路30は、主として、放熱器12と、ポンプ31と、利用側機器32と、を有している。そして、水回路30には、水が封入されている。
放熱器12は、上記のように、水回路30を循環する水によって圧縮機11において圧縮された冷媒を冷却する機器である。言い換えれば、放熱器12は、冷媒回路10を循環する冷媒によって水を加熱する機器である。尚、放熱器12の詳細については後述する。
ポンプ31は、水を昇圧する機器である。ポンプ31は、例えば、遠心型や容積型のポンプ要素をモータ等の駆動機構によって駆動するポンプである。ここで、放熱器12の水側の出口(第1出口12d)とポンプ31の吸込口31aとは、出口水管33によって接続されている。
利用側機器32は、放熱器12によって加熱された水によって室内を暖房する機器である。利用側機器32は、例えば、ラジエータや床暖房機である。また、ポンプ31の吐出口31bと利用側機器32の水の入口32aとは、吐出水管34によって接続されており、利用側機器32の水の出口32bと放熱器12の水側の入口(第1入口12c)とは、入口水管35によって接続されている。
上記のヒートポンプシステム1の構成機器は、制御装置2によって制御されるようになっている。制御装置2は、マイクロコンピュータやメモリ等が実装された制御基板等によって構成されている。
<動作>
次に、ヒートポンプシステム1の動作について、図1を用いて説明する。ヒートポンプシステム1は、上記のように、冷媒回路10における冷媒圧縮式のヒートポンプサイクルを利用して水を加熱し、加熱された水によって室内を暖房すること(暖房運転)が可能である。尚、暖房運転は、制御装置2によって行われる。
冷媒回路10において、圧縮機11において圧縮されて吐出された冷媒は、放熱器12に送られる。放熱器12に送られた冷媒は、水回路30を循環する水と熱交換を行って冷却されて凝縮する。放熱器12において放熱した冷媒は、膨張機構13によって減圧された後に、蒸発器14に送られる。蒸発器14に送られた冷媒は、送風ファン15によって蒸発器14を通過する空気と熱交換を行って加熱されることによって蒸発する。蒸発器14において蒸発した冷媒は、圧縮機11に吸入されて、再び、圧縮機11において圧縮されて吐出される。
一方、水回路30においては、放熱器12における冷媒の放熱によって水が加熱される。放熱器12において加熱された水は、ポンプ31によって昇圧されて吐出される。ポンプ31から吐出された水は、利用側機器32に送られる。利用側機器32に送られた水は、室内を暖房することによって冷却される。利用側機器32において冷却された水は、放熱器12に送られて、再び、放熱器12において加熱される。
(2)放熱器の詳細
次に、水熱交換器としての放熱器12の詳細について、図1〜図6を用いて説明する。ここで、図2は、放熱器12の外観を示す斜視図である。図3は、放熱器12の第1流路51を前方向から見た図である。図4は、放熱器12の第2流路61を前方向から見た図である。図5は、放熱器12の熱交換部3の要部を示す斜視図である。図6は、図3の第1流路入口部51a付近を拡大した図である。また、以下の説明では、方向や位置関係を説明するために、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」といった表現を用いる場合があるが、これらの表現が示す方向は、特にことわりのない限り、図面中に示された矢印の方向に従うものとする。
放熱器12は、主として、水と熱交換媒体としての冷媒との熱交換を行う熱交換部41と、熱交換部41が設けられるケーシング42と、を有している。
熱交換部41は、水が流れる第1流路51が複数列形成された第1層50と、冷媒が流れる第2流路61が複数列形成された第2層60と、が積層されることによって構成されている。ここで、第1層50と第2層60とが積層される方向(ここでは、図2及び図5の前後方向)を積層方向とする。また、第1流路51が並ぶ方向(ここでは、左右方向)を第1流路51の配列方向とし、第2流路61が並ぶ方向(ここでは、上下方向)を第2流路61の配列方向とする。そして、第1及び第2流路51、61は、流路断面積が非常に小さいマイクロ流路(相当直径で1.5mm以下の流路)である。すなわち、放熱器12は、マイクロ流路熱交換器と呼ばれるものである。そして、第1流路51は、第1及び第2層50、60の積層方向(前後方向)に沿って第1層50を見た際に、第1流路51の配列方向(左右方向)に交差する方向(ここでは、上下方向)に沿って第1層50の下端部付近から上端部付近まで延びている。しかも、ここでは、第1流路51は、積層方向(前後方向)に沿って第1層50を見た際に、第1流路51の配列方向(左右方向)に蛇行した形状を有しており、これにより、伝熱促進を図るようにしている。また、第2流路61は、第1及び第2層50、60の積層方向(前後方向)に沿って第2層60を見た際に、第2流路61の配列方向(上下方向)に交差する方向(ここでは、左右方向)に沿って第2層60の左端部付近から右端部付近まで延びている。しかも、ここでは、第2流路61は、上下方向に並ぶ複数(ここでは、4つ)の流路群に分かれており、左下端部に位置する流路群から左上端部に位置する流路群に向かって左右方向に折り返すように延びている。このように、ここでは、第1流路51と第2流路61とが直交対向流をなすように配置されている。
そして、ここでは、第1層50及び第2層60の積層構造を有する熱交換部41は、第1流路51をなす溝が片面に形成された第1板材52と、第2流路61をなす溝が片面に形成された第2板材62と、が交互に積層されることによって構成されている。第1及び第2板材52、62は、金属製の素材で形成されている。第1流路51や第2流路61をなす溝は、例えば、第1及び第2板材52、62に機械加工やエッチング加工を施すことによって形成されている。そして、このような溝加工がなされた第1及び第2板材52、62を所定数積層した後に、真空ロウ付け又は拡散接合の接合処理によって第1及び第2板材52、62間を接合することによって、第1層50及び第2層60の積層構造を有する熱交換部41が得られている。尚、ここでは、第1及び第2板材52、62の両方の片面に流路51、61をなす溝が形成されているが、これに限定されるものではなく、第1及び第2板材52、62のいずれか一方の両面に流路51、61をなす溝が形成されていてもよいし、第1及び第2板材52、62の両方の両面に流路51、61をなす溝が形成されていてもよい。
また、ここでは、第1板材52の下端部及び上端部に、切り欠き部53、54が形成されており、切り欠き部53、54はそれぞれ、第1流路51の下端部(水の入口部分)及び上端部(水の出口部分)に連通している。第2板材62の下端部及び上端部にも、切り欠き部53、54と重なるように切り欠き部63、64が形成されている。そして、第1及び第2板材52、62間が接合されることによって、切り欠き部53、63が第1流路51の下端部と連通する空間である第1入口ヘッダ13cを形成し、切り欠き部54、64が第1流路51の上端部と連通する空間である第1出口ヘッダ13dを形成している。また、第2板材62の左上端部及び左下端部に切り欠き部65、66が形成されており、切り欠き部65、66はそれぞれ、第2流路61の左上端部(冷媒の入口部分)及び左下端部(冷媒の出口部分)に連通している。第1板材52の左上端部及び左下端部にも、切り欠き部65、66と重なるように切り欠き部55、56が形成されている。そして、第1及び第2板材52、62間が接合されることによって、切り欠き部55、65が第2流路61の左上端部と連通する空間である第2入口ヘッダ13aを形成し、切り欠き部56、66が第2流路61の左下端部と連通する空間である第2出口ヘッダ13bを形成している。
ケーシング42は、熱交換部41が設けられる部材である。ここでは、ケーシング42は、略直方体形状を有している。そして、ケーシング42の下面部には、水の入口となる第1入口12cが形成されており、第1入口ヘッダ13cに連通している。第1入口12cには、入口水管35が接続されている。ケーシング42の上面部には、水の出口となる第1出口12dが形成されており、第1出口ヘッダ13dに連通している。第1出口12dには、出口水管33が接続されている。ケーシング42の左側面部の上部には、冷媒の入口となる第2入口12aが形成されており、第2入口ヘッダ13aに連通している。第2入口12aには、吐出冷媒管16が接続されている。ケーシング42の左側面部の下部には、冷媒の出口となる第2出口12bが形成されており、第2出口ヘッダ13bに連通している。第2出口12bには、高温冷媒管17が接続されている。ここでは、ケーシング42の各面部は、金属製の板状の部材によって構成されている。
そして、ここでは、ケーシング42の各面部は、熱交換部41を覆うように配置されて、熱交換部41と接合されている。ここで、熱交換部41とケーシング42との接合は、第1及び第2板材52、62を所定数積層したものをケーシング42の各面部で覆った後に、真空ロウ付け又は拡散接合の接合処理を行うことによって、熱交換部41の形成とともに行われている。
このような構成を有する放熱器12では、ヒートポンプシステム1の運転時(放熱器12の運転時)において、水は、第1入口12cから第1入口ヘッダ13cに流入し、第1入口ヘッダ13cから第1流路51の入口部分に分岐されて第1流路51内を下から上に向かって流れて冷媒との熱交換によって加熱され、第1流路51の出口部分から第1出口ヘッダ13dで合流して第1出口12dから流出する。また、冷媒は、第2入口12aから第2入口ヘッダ13aに流入し、第2入口ヘッダ13aから第2流路61の入口部分に分岐されて第2流路61内を左右に折り返しながら上から下に向かって流れて水との熱交換によって放熱し、第2流路61の出口部分から第2出口ヘッダ13bで合流して第2出口12bから流出する。
そして、ここでは、第1流路51において、第1流路入口部51aにおける流路断面積Saが第1流路主部51bにおける流路断面積Sbよりも小さくなるように形成している。ここで、第1流路入口部51aとは、第1流路51のうち第1入口ヘッダ13cからの水の入口部分であり、ここでは、第1流路51のうち第1流路51の流路長Lの10%以内の部分である。流路長Lは、第1流路51の第1入口ヘッダ13cからの分岐位置から第1出口ヘッダ13dの合流位置までの間における水の流れ方向に沿った流路長さである。すなわち、第1流路入口部51aとは、第1流路51のうち第1入口ヘッダ13cから第1流路51に分岐された位置から流路長Lの10%以内の部分である。また、第1流路主部51bとは、第1流路51のうち第1流路入口部51aよりも下流側の部分であり、主として、第1流路51の熱交換に寄与する部分である。ここでは、例えば、第1流路入口部51aにおける流路幅Waを第1流路主部51bにおける流路幅Wbよりも狭くなるように形成することによって、流路断面積Saが流路断面積Sbよりも小さくなるようにしている。特に、ここでは、第1流路入口部51aの流路断面積Saが第1流路主部51bにおける流路断面積Sbの70%以下になるように、第1流路入口部51aにおける流路幅Waを第1流路主部51bにおける流路幅Wbよりも狭くしている。
また、ここでは、第1流路入口部51aにおける流路断面積Saが第1流路主部51bにおける流路断面積Sbよりも小さくなるように形成された第1流路51の数を、すべての第1流路51の数の60%以上にしている。特に、ここでは、すべての第1流路51について、第1流路入口部51aにおける流路断面積Saが第1流路主部51bにおける流路断面積Sbよりも小さくなるように形成している。
(3)特徴
次に、水熱交換器としての放熱器12及びそれを備えたヒートポンプシステム1の特徴について説明する。
<A>
ここでは、上記のように、放熱器12(水熱交換器)が、水が流れる複数の第1流路51と、水と熱交換を行う冷媒(熱交換媒体)が流れる第2流路61と、水の第1入口12cに接続されており第1入口12cから流入する水を第1流路51に分岐させる第1入口ヘッダ13cと、を有している。
ここで、第1流路51を流れる水には、配管のサビ等の異物が混入していることがあり、このような異物が第1流路51内に詰まってしまい、水熱交換器12の熱交換能力を低下させたり、排水性を低下させるおそれがある。特に、ここでは、第1流路51や第2流路61をマイクロ流路化することによって高性能化を図っていることもあり、流路断面積が非常に小さい第1流路51においては、異物の詰まりが発生しやすくなっている。また、ここでは、伝熱促進を図るために、第1流路51を配列方向(左右方向)に蛇行した形状にしているため、第1流路51においては、異物の詰まりが発生しやすくなっている。
そこで、ここでは、上記のように、第1流路入口部51aにおける流路断面積Saが第1流路主部51bにおける流路断面積Sbよりも小さくなるように形成された第1流路51を有するものとしている。ここで、第1流路入口部51aとは、第1流路51のうち第1入口ヘッダ13cからの水の入口部分であり、第1流路主部51bとは、第1流路51のうち第1流路入口部51bよりも下流側の部分である。
これにより、ここでは、第1流路51内に詰まる可能性のあるサイズの異物が第1入口ヘッダ13cから流入することを第1流路入口部51aでせき止めることができるため(図7参照)、異物による第1流路51内の詰まりの発生を抑えることができる。また、第1流路51内における異物の詰まりの発生を抑えることで、第1流路51の第1流路主部51bにおける流路断面積Sbをさらに小さくすることができるようになるため、さらに水熱交換器12の高性能化を図ることができる。また、ヒートポンプシステム1全体としても、性能低下を抑えることができ、信頼性を向上させることができる。
<B>
また、ここでは、第1流路入口部51aが、第1流路51のうち第1流路51の流路長Lの10%以内の部分である。
これにより、ここでは、第1流路51への異物の流入を第1入口ヘッダ13cからの分岐位置付近で確実にせき止めることができる。
<C>
また、ここでは、第1流路入口部51aにおける流路断面積Saが第1流路主部51bにおける流路断面積Sbよりも小さくなるように形成された第1流路51の数が、すべての第1流路51の数の60%以上である。
これにより、ここでは、水熱交換器12全体として、異物による第1流路51内の詰まりの発生を抑えることができる。特に、ここでは、すべての第1流路51について、第1流路入口部51aにおける流路断面積Saが第1流路主部51bにおける流路断面積Sbよりも小さくなるように形成しているため、異物による第1流路51内の詰まりの発生を確実に抑えることができる。
<D>
また、ここでは、第1流路入口部51aのうち最も流路断面積が小さい部分における流路断面積Saが、第1流路主部51bにおける流路断面積Sbの70%以下である。尚、ここでは、第1流路入口部51aが水の流れ方向に対して一定の流路断面積を有しているため、第1流路入口部51aのどの部分も「最も流路断面積が小さい部分」となっているが、第1流路入口部51aの流路幅が変化する等によって水の流れ方向に対して流路断面積が一定でない場合には、第1流路入口部51aのうち最も流路断面積が小さい部分が流路断面積Saとなる。
これにより、ここでは、第1流路51内に詰まる可能性のあるサイズの異物を第1流路入口部51aで確実にせき止めることができる。
<E>
また、ここでは、第1流路51が、水が第1入口ヘッダ13cから第1流路入口部51aに上方向に流入するように配置されている。
これにより、ここでは、重力によって異物が第1入口ヘッダ13cから第1流路51の第1流路入口部51aに到達しにくくすることができる。また、ヒートポンプシステム1の運転停止時(水熱交換器12の運転停止時)には、第1流路入口部51aにせき止められた異物を第1入口ヘッダ13c内に落下させて、第1流路51から異物を遠ざけることもできる。
<F>
また、ここでは、第1入口ヘッダ13cが、水が第1入口12cから第1入口ヘッダ13cに上方向に流入するように配置されている。
ここでは、重力によって異物が第1入口12cから第1入口ヘッダ13cに到達しにくくすることができる。また、ヒートポンプシステム1の運転停止時(水熱交換器12の運転停止時)には、第1入口ヘッダ13c内に存在する異物を第1入口12cまで落下させて、第1流路51から異物を遠ざけることもできる。
(4)変形例
<A>
上記実施形態では、第1流路入口部51aが、第1入口ヘッダ13cから流入する水の流れ方向に沿って流路断面積が一定の形状をしている(図6参照)。しかし、この第1流路入口部51aの形状では、放熱器12(水熱交換器)の運転時において、第1流路入口部51aを水が通過する際の流れ抵抗が大きくなる。
そこで、ここでは、図8に示すように、第1流路入口部51aを、第1入口ヘッダ13cから流入する水の流れ方向に沿って細くなるテーパ形状を有するものとしている。
これにより、ここでは、水熱交換器12の運転時において、第1流路入口部51aを水が通過する際の流れ抵抗の増大を抑えることができる。
<B>
上記実施形態では、第1入口ヘッダ13cが、第1入口12cに連通する略長方形状の空間を有している(図3参照)。しかし、この第1入口ヘッダ13cの形状では、放熱器12(水熱交換器)の運転停止時において、第1入口ヘッダ13c内の異物がそのまま第1入口ヘッダ13c内に留まりやすい。
そこで、ここでは、図9に示すように、第1入口ヘッダ13cを、第1入口12cに向かって細くなるテーパ形状の空間を有するものとしている。
これにより、ここでは、水熱交換器12の運転停止時に、重力によって第1入口ヘッダ13c内の異物が第1入口12cに向かって排出されることを促進することができる。
<C>
上記実施形態では、放熱器12(水熱交換器)の運転によって第1流路入口部51aで異物をせき止めることで第1流路51内に異物が詰まることを抑えることができるが、第1流路入口部51aでせき止められた異物は、水熱交換器12の第1入口ヘッダ13c内や水回路30内に留まることになる。
そこで、ここでは、図10に示すように、水熱交換器12を冷媒の放熱器として機能させる場合とは逆に、水熱交換器12に対して、第1流路51、第1入口ヘッダ13c、第1入口12cの順に水を流す逆洗機構36をさらに有するものとしている。
逆洗機構36は、主として、第1弁36bを有する第1バイパス水管36aと、第2弁36dを有する第2バイパス水管36cと、第3弁36eと、第4弁36fと、第5弁36gと、第6弁36i及び排水ポンプ36jを有する排水管36hと、を有している。ここで、第1〜第6弁36b、36d、36e、36f、36g、36iは、制御装置2によって開閉制御可能な電磁弁であってもよいし、手動弁であってもよい。また、排水ポンプ36jも、制御装置2によって駆動制御可能なポンプであってもよいし、また、使用時(水熱交換器12の洗浄運転時)だけ一時的に排水管36hに接続されて手動で駆動するポンプであってもよい。
第1バイパス水管36aは、その一端が入口水管35の途中部分に接続され、他端が出口水管33の途中部分に接続される水管である。第1弁36bは、第1バイパス水管36aに設けられている。
第2バイパス水管36cは、第1バイパス水管36aと同様に、その一端が入口水管35の途中部分に接続され、他端が出口水管33の途中部分に接続される水管である。但し、第2バイパス水管36cの一端は、第1バイパス水管36aの一端が入口水管35に接続される部分よりも水熱交換器12の第1入口12c寄りの部分に接続されている。また、第1バイパス水管36aの他端は、第2バイパス水管36cの他端が入口水管35に接続される部分よりも水熱交換器12の第1出口12d寄りの部分に接続されている。第2弁36dは、第2バイパス水管36cに設けられている。
第3弁36eは、入口水管35のうち第1バイパス水管36aが接続される部分と第2バイパス水管36cが接続される部分との間の部分に設けられている。
第4弁36fは、出口水管33のうち第1バイパス水管36aが接続される部分と第2バイパス水管36cが接続される部分との間の部分に設けられている。
第5弁36gは、出口水管33のうち第2バイパス水管36cが接続される部分と水ポンプ31の吸込口31aとの間の部分に設けられている。
排水管36hは、その一端が出口水管33のうち第2バイパス水管36cが接続される部分と第5弁36gとの間の部分に接続され、他端が開放されている水管である。第6弁36iは、排水管36hに設けられている。排水ポンプ36jは、排水管36hのうち第6弁36iが設けられる部分よりも他端側に設けられている。
このような逆洗機構36は、ヒートポンプシステム1の運転時(水熱交換器12の運転時)においては、第1弁36b、第2弁36d及び第6弁36iを閉止し、かつ、第3弁36e、第4弁36f及び第5弁36gを開けた状態に設定される。これにより、上記実施形態と同様の運転(暖房運転)が行われる。
このような水熱交換器12の運転を長時間行うと、第1流路入口部51aでせき止められた異物が水熱交換器12の第1入口ヘッダ13c内や水回路30内に留まることになる。
そこで、ここでは、逆洗機構36を用いて、水熱交換器12の洗浄運転が行われる。
水熱交換器12の洗浄運転時において、逆洗機構36は、水熱交換器12の運転時とは逆に、第3弁36e、第4弁36f及び第5弁36gを閉止し、かつ、第1弁36b、第2弁36d及び第6弁36iを開けた状態に設定される。そして、この水回路30の状態において排水ポンプ36jを駆動すると、図10の水の流れを示す矢印のように、水回路30内の水が、入口水管35、第1バイパス水管36a、出口水管33の水熱交換器12寄りの部分を通じて、水熱交換器12の第1出口12dまで流れる。次に、この水は、水熱交換器12の運転時とは逆に、第1出口ヘッダ13d、第1流路51の第1流路主部51b、第1流路51の第1流路主部51b、第1流路51の第1流路入口部51a、第1入口ヘッダ13cを通じて、水熱交換器12の第1入口12cの順に流れる(図3及び図6参照)。次に、この水は、入口水管35の水熱交換器12寄りの部分、第2バイパス水管36c、出口水管33のポンプ31寄りの部分を通じて、排水管36hまで流れて、排水ポンプ36jによって水回路30の外部に排出される。
これにより、ここでは、水熱交換器12の運転によって第1流路入口部51aでせき止められた異物を、逆洗機構36を用いた洗浄運転によって排出することができる。また、水熱交換器12の第1流路51を使用初期に近い状態に戻すことができる。そして、このような水熱交換器12の洗浄運転を定期的に行うことによって、ヒートポンプシステム1の運転(水熱交換器12の運転)を長時間行っても、異物の詰まりによる水熱交換器12の熱交換性能の低下を抑え、ひいてはヒートポンプシステム1全体としての性能低下も抑えることができる。
また、ここでは、図3及び図9に示すように、水熱交換器12の運転時において、第1流路51を、水が第1入口ヘッダ13cから第1流路入口部51aに上方向に流入するように配置した構成を採用している。このため、水熱交換器12の洗浄運転においては、第1流路入口部51aに付着した異物を、第1入口ヘッダ13c内に落下させて、水熱交換器12からの排出を促進することができる。
また、ここでは、図3及び図9に示すように、水熱交換器12の運転時において、第1入口ヘッダ13cを、水が第1入口12cから第1入口ヘッダ13cに上方向に流入するように配置した構成を採用している。このため、水熱交換器12の洗浄運転においては、第1入口ヘッダ13c内の異物を、第1入口ヘッダ13c内の異物が第1入口12cに向かって排出されることを促進することができる。しかも、図9に示すように、水熱交換器12の運転時において、第1入口ヘッダ13cを、第1入口12cに向かって細くなるテーパ形状の空間を有するものを採用すれば、水熱交換器12の洗浄運転において、第1入口ヘッダ13c内の異物が第1入口12cに向かって排出されることをさらに促進することができる。
また、ここでは、第1流路入口部51aが、第1入口ヘッダ13cから流入する水の流れ方向に沿って流路断面積が一定の形状(図6参照)、又は、第1流路入口部51aが、第1入口ヘッダ13cから流入する水の流れ方向に沿って細くなるテーパ形状(図8参照)にしている。しかし、この第1流路入口部51aの形状では、放熱器12(水熱交換器)の洗浄運転時において、第1流路入口部51aを水が通過する際の流れ抵抗が大きくなる。
そこで、ここでは、図11に示すように、第1流路入口部51aを、第1流路51、第1入口ヘッダ13c、第1入口12cの順に水を流す場合(水熱交換器12の洗浄運転時)に、第1流路主部51bから流入する水の流れ方向に沿って細くなるテーパ形状を有するものとしている。具体的には、第1流路入口部51aを、第1入口ヘッダ13c側から見て、まずは、流路が細くなるテーパ形状を有しており、最小の流路断面積Saを得た後、今度は、第1流路主部51bに向かって流路が大きくなるテーパ形状を有するものとしている。
これにより、ここでは、水熱交換器12の洗浄運転時において、第1流路入口部51aを水が通過する際の流れ抵抗の増大を抑えることができる。
<D>
上記実施形態では、冷媒圧縮式のヒートポンプサイクルを利用したヒートポンプシステム1を例に挙げて説明したため、放熱器12(水熱交換器)において、水と熱交換を行う熱交換媒体が冷媒であったが、これに限定されず、熱交換媒体として水を使用する水熱交換器であってもよい。
<E>
上記実施形態では、暖房運転を行うヒートポンプシステム1を例に挙げて説明したため、放熱器12(水熱交換器)において、水と熱交換媒体としての冷媒との熱交換によって水が加熱される構成であったが、これに限定されず、水と熱交換媒体との熱交換によって水が冷却される構成の水熱交換器であってもよい。
<F>
上記実施形態では、第1流路51が蛇行した形状を有しているが、これに限定されず、真っ直ぐな形状等のような別の形状であってもよい。
<G>
上記実施形態では、第2流路61が左右に3箇所折り返す形状を有しているが、これに限定されるものではなく、折り返し箇所が2箇所や4箇所でもよく、また、折り返し箇所がない形状であってもよい。また、第2流路61が第1流路と同様に蛇行した形状であってもよい。
<H>
上記実施形態では、放熱器12(水熱交換器)のヘッダ13a〜13dが、熱交換部41を構成する第1及び第2板材52、62の切り欠き部53〜56、63〜66によって形成されているが、これに限定されるものではなく、ヘッダ13a〜13dがケーシング40を構成する部材に形成されていてもよい。
<I>
放熱器12(水熱交換器)の出入口12a〜12dの配置は、上記実施形態に限定されず、流路構成等に応じて適宜配置される。
<J>
上記実施形態では、水回路30に設けられたポンプ31が放熱器12(水熱交換器)の水出口12d側に接続されているが、水入口12c側に接続されていてもよい。
以上、本開示の実施形態を説明したが、請求の範囲に記載された本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能であることが理解されるであろう。
本開示は、水と熱交換媒体とが熱交換を行う水熱交換器及びそれを備えたヒートポンプシステムに対して、広く適用可能である。
1 ヒートポンプシステム
11 圧縮機
12 放熱器(水熱交換器)
13 膨張機構
14 蒸発器
51 第1流路
61 第2流路
12c 第1入口
13c 第1入口ヘッダ
36 逆洗機構
51a 第1流路入口部
51b 第1流路主部
特開2010−117102号公報

Claims (11)

  1. 水が流れる複数の第1流路(51)と、
    前記水と熱交換を行う熱交換媒体が流れる第2流路(61)と、
    前記水の第1入口(12c)に接続されており、前記第1入口から流入する前記水を前記第1流路に分岐させる第1入口ヘッダ(13c)と、
    を備えており、
    前記第1流路のうち前記第1入口ヘッダからの前記水の入口部分を第1流路入口部(51a)とし、前記第1流路のうち前記第1流路入口部よりも下流側の部分を第1流路主部(51b)とすると、前記第1流路入口部における流路断面積が前記第1流路主部における流路断面積よりも小さくなるように形成された前記第1流路を有している、
    水熱交換器(12)。
  2. 前記第1流路入口部は、前記第1流路のうち前記第1流路の流路長の10%以内の部分である、
    請求項1に記載の水熱交換器。
  3. 前記第1流路入口部における流路断面積が前記第1流路主部における流路断面積よりも小さくなるように形成された前記第1流路の数は、すべての前記第1流路の数の60%以上である、
    請求項1又は2に記載の水熱交換器。
  4. 前記第1流路入口部は、前記第1入口ヘッダから流入する前記水の流れ方向に沿って細くなるテーパ形状を有している、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の水熱交換器。
  5. 前記第1流路入口部のうち最も流路断面積が小さい部分における流路断面積は、前記第1流路主部における流路断面積の70%以下である、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の水熱交換器。
  6. 前記第1流路がマイクロ流路である、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の水熱交換器。
  7. 前記第1流路は、前記水が前記第1入口ヘッダから前記第1流路入口部に上方向に流入するように配置されている、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の水熱交換器。
  8. 前記第1入口ヘッダは、前記水が前記第1入口から前記第1入口ヘッダに上方向に流入するように配置されている、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の水熱交換器。
  9. 前記第1入口ヘッダは、前記第1入口に向かって細くなるテーパ形状の空間を有している、
    請求項8に記載の水熱交換器。
  10. 熱交換媒体としての冷媒を圧縮する圧縮機(11)と、
    水によって前記圧縮機において圧縮された前記冷媒を冷却する放熱器としての請求項1〜9のいずれか1項に記載の水熱交換器と、
    前記水熱交換器において冷却された前記冷媒を減圧する膨張機構(13)と、
    前記膨張機構において減圧された前記冷媒を蒸発させる蒸発器(14)と、
    前記水熱交換器を前記冷媒の放熱器として機能させる場合とは逆に、前記水熱交換器に対して、前記第1流路、前記第1入口ヘッダ、前記第1入口の順に前記水を流す逆洗機構(36)と、
    を備えている、
    ヒートポンプシステム(1)。
  11. 前記第1流路入口部は、前記第1流路、前記第1入口ヘッダ、前記第1入口の順に前記水を流す場合に、前記第1流路主部から流入する前記水の流れ方向に沿って細くなるテーパ形状を有している、
    請求項10に記載のヒートポンプシステム。
JP2018077904A 2018-04-13 2018-04-13 水熱交換器及びそれを備えたヒートポンプシステム Active JP7089166B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018077904A JP7089166B2 (ja) 2018-04-13 2018-04-13 水熱交換器及びそれを備えたヒートポンプシステム
JP2022093626A JP7364954B2 (ja) 2018-04-13 2022-06-09 水熱交換器及びそれを備えたヒートポンプシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018077904A JP7089166B2 (ja) 2018-04-13 2018-04-13 水熱交換器及びそれを備えたヒートポンプシステム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022093626A Division JP7364954B2 (ja) 2018-04-13 2022-06-09 水熱交換器及びそれを備えたヒートポンプシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019184194A true JP2019184194A (ja) 2019-10-24
JP7089166B2 JP7089166B2 (ja) 2022-06-22

Family

ID=68340629

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018077904A Active JP7089166B2 (ja) 2018-04-13 2018-04-13 水熱交換器及びそれを備えたヒートポンプシステム
JP2022093626A Active JP7364954B2 (ja) 2018-04-13 2022-06-09 水熱交換器及びそれを備えたヒートポンプシステム

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022093626A Active JP7364954B2 (ja) 2018-04-13 2022-06-09 水熱交換器及びそれを備えたヒートポンプシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP7089166B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113758315A (zh) * 2021-09-02 2021-12-07 常州秉瑞换热器科技有限公司 废气换热用板翅换热器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5324959U (ja) * 1976-08-11 1978-03-02
JP2010156473A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Fujitsu General Ltd ヒートポンプ式温水暖房システム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03177791A (ja) * 1989-12-05 1991-08-01 Matsushita Refrig Co Ltd 積層型熱交換器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5324959U (ja) * 1976-08-11 1978-03-02
JP2010156473A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Fujitsu General Ltd ヒートポンプ式温水暖房システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113758315A (zh) * 2021-09-02 2021-12-07 常州秉瑞换热器科技有限公司 废气换热用板翅换热器
CN113758315B (zh) * 2021-09-02 2023-08-29 常州秉瑞换热器科技有限公司 废气换热用板翅换热器

Also Published As

Publication number Publication date
JP7364954B2 (ja) 2023-10-19
JP2022116347A (ja) 2022-08-09
JP7089166B2 (ja) 2022-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5796564B2 (ja) 熱交換器
US9791213B2 (en) Heat exchanger
WO2014132602A1 (ja) 積層型熱交換器
CN111819415B (zh) 板式热交换器、具备其的热泵装置、及具备热泵装置的热泵式供冷供暖供热水系统
JP6778851B2 (ja) 熱交換器およびそれを用いた冷凍システム
JP6138264B2 (ja) 積層型ヘッダー、熱交換器、及び、空気調和装置
JP6120978B2 (ja) 熱交換器及びそれを用いた空気調和機
JP7364954B2 (ja) 水熱交換器及びそれを備えたヒートポンプシステム
JP5957538B2 (ja) 空気調和機
JP2016114282A (ja) 熱交換器
KR101511838B1 (ko) 유체­유체 열교환기 및 그 열교환기를 이용한 열교환 방법
JP6073002B1 (ja) プレート型熱交換器および冷凍サイクル装置
WO2017195588A1 (ja) 積層型熱交換器
JP6477306B2 (ja) 冷媒蒸発器
JP6897635B2 (ja) 水熱交換器
JP6354868B1 (ja) 水熱交換器
JP7092997B2 (ja) ヒートポンプシステム
JP6450596B2 (ja) プレート式熱交換器及び冷凍サイクル装置
JP6432613B2 (ja) 水熱交換器
KR101441198B1 (ko) 히트 펌프 장치
JP2019163865A (ja) 熱交換器及びそれを用いた冷凍システム
JP6601380B2 (ja) 熱交換器および空気調和装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220523

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7089166

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151