JP2019183892A - 電動弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動弁において、弁体により弁ポートが開状態から閉状態に移行する際、及び、閉状態から開状態に移行する際、弁軸の連結部の当接端、および、ばね受けの凹部相互間において、当接端が凹部の斜面に乗り上げることを防止することにより、作動の不具合を回避できること。【解決手段】雄ねじ軸14の連結部14Cとばね受け部材24の張出部24Tの凹部24Rとの相互間において、ばね受け部材24の凹部24Rにおける凹部のテーパ面が中心軸線となす角度βの値は、雄ねじ軸14の凸状の当接端部14FEのテーパ面が中心軸線となす角度αの値以下に設定されているもの。【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍サイクルなどに使用される電動弁に関する。
冷凍サイクル装置においては、膨張弁として電動弁が、凝縮器と蒸発器との間に配され冷媒等の流量制御に用いられ、電動弁において、特に弁体と弁ポートとの軸心精度を確保することが重要となる。そのような電動弁は、ステッピングモータ駆動により、ロータの回転運動を雄ねじ部材と雌ねじ部材のねじ送り機構にて直線運動に変換し、弁体を弁ポートと離接させるようにしたものであり、例えば、特許文献1に示されるように、弁室に連通する弁ポートが形成された弁座部材を有する弁本体と、弁ポートを開閉する弁体と、弁体に結合される筒状の弁体ケース(特許文献1においては弁ガイドと呼称される)と、弁体ケースに連結され弁体および弁体ケースを昇降動させる雄ねじを有する弁軸と、弁軸を回転駆動制御するステッピングモータと、弁軸の雄ねじと螺合される雌ねじ部材(特許文献1においては弁軸ホルダと呼称される)とを主な要素として備えて構成されている。上述の弁体ケース内に配される弁軸の下端の位置に形成される連結部と弁体との間には、樹脂製のばね受けと、弁体から離隔する方向にばね受けを弁軸の連結部に向けて付勢する弁ばねとが設けられている。弁体ケースの上端部は、その貫通孔および樹脂製のワッシャを介して上述の弁軸の連結部に連結されている。上述のばね受けの上部に形成された凹部は、弁ばねの付勢力により弁軸の連結部に形成された凸状の当接端を受ける受圧面として形成されている。その際、ばね受けの受圧面の中心位置と、弁軸の当接端の中心位置とが共通の中心軸線上にあるように配置されている。また、弁体ケースの上端部は、ワッシャを介して弁軸の連結部に対し弁軸の半径方向に相対的に移動可能とされる。
特開2017−161052号公報
特許文献1に示される電動弁において、弁体が弁本体の弁ポートを閉状態とする場合、
弁軸とともに弁体ケース及び弁体が、下降し、弁体の端部が弁ポート内に挿入され、弁体が弁座に当接する。弁体が弁座に当接後、弁軸はさらにばね受けを介して弁ばねの付勢力に抗して回転し下降することにより、弁体が弁座に押し付けられる。これにより、弁体が弁本体の弁ポートを確実に閉状態とする。この時、上述のばね受けの凹部は弁軸の当接端の回転を受けながら弁ばねが縮められるので、弁ばねの蛇行を起こし易く、ばね受けが弁軸の当接端に対し傾く恐れがある。さらに、弁軸と弁体ケース及びワッシャとの間における径方向の隙間や、弁軸の雄ねじと雌ねじ部材の雌ねじとの間のバックラッシュ等により、弁軸の軸心が、ばね受けの凹部の中心軸線に対しずれる場合がある。
また、弁体が弁本体の弁ポートを開状態とする場合、弁体が弁座に着座している状態から弁体が弁座から離脱する際、弁軸が回転上昇するとき、弁ばねの復元力により、ばね受けの凹部が、回転する弁軸の当接端に対し押し付けられながら、弁体が弁座から離隔される。これにより、弁本体の弁ポートが開状態とされる。この時、弁ばねが圧縮状態から伸張する際、上述の閉状態となる時と同様に、弁ばねの蛇行により、ばね受けが弁軸の当接端に対し傾く恐れが有る。さらに、弁軸と弁体ケース及びワッシャとの間における径方向の隙間や、弁軸の雄ねじと雌ねじ部材の雌ねじとの間のバックラッシュ等により、弁軸の軸心が、ばね受けの凹部の中心軸線に対しずれる場合がある。
このように、弁体が弁本体の弁ポートを閉状態または開状態にする際に、ばね受けの弁軸の当接端に対する傾きや、弁軸のばね受けの凹部に対する軸心ずれが生じるとき、弁軸の連結部の凸状の当接端がばね受けの凹部のテーパ面に乗り上がった状態となる場合がある。
これによって、ばね受けの姿勢が弁軸の連結部に対し傾いた状態となり、ばね荷重、及び、弁軸のねじの推力が、中心軸線方向に正規の荷重で伝達されない虞がある。また、弁体が弁座に対し正常な着座状態にならなかったり、弁軸とばね受けとの間、弁体と弁座との間、弁体ケースとワッシャとの間の摺動抵抗、ならびに、弁体ケースの外周と雌ねじ部材の内周などの相互間の摺動抵抗が増大し電動弁の作動に不具合を発生する虞がある。
このような問題を解決するために、例えば、弁軸の連結部の凸状の当接端の形状を半球状の形状とすることも考えられる。しかしながら、半球状の当接端がばね受けの受圧面に対し点接触となるので樹脂製のばね受けの受圧面の磨耗量が比較的大きくなる虞があるので得策ではない。
以上の問題点を考慮し、本発明は、電動弁であって、弁体により弁ポートが開状態から閉状態に移行する際、及び、閉状態から開状態に移行する際、弁軸の連結部の当接端、および、ばね受けの凹部相互間において、当接端が凹部の斜面に乗り上げることを防止することにより、作動の不具合を回避できる電動弁を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係る電動弁は、第1の通路に接続される第1のポートと、第2の通路に接続される第2のポートとを有し、第1のポートおよび該第2のポートに連通し、第2のポートを開閉制御する弁体を含んでなる弁体ユニットを移動可能に収容する収容部を備える弁本体部と、弁体ユニットに、弁体の先端部と第2のポートの周縁との間を通過する流体の流量を調整するように、第2のポートを開閉制御する動作を行わせる弁体ユニット駆動機構と、を備え、弁体ユニット駆動機構は、ロータの回転運動を、雄ねじ軸と雌ねじ部材とにより直線運動に変換する機構であり、弁体ユニットは、弁体ユニット駆動機構における雄ねじ軸の連結端にワッシャを介して移動可能に連結され弁体を保持する弁体ケースと、弁体ケース内に配されるばね受け部材、および、ばね受け部材を弁体から離隔する方向に付勢するばね部材と、をさらに含み、雄ねじ軸の連結部とこれに対向するばね受け部材の当接部のうちのいずれか一方に凸状の当接端が形成され、他方に当接端を受ける受圧面として凹部が形成され、凸状の当接端におけるテーパ面が中心軸線となす角度αの値と受圧面として形成された凹部のテーパ面が中心軸線となす角度βの値との関係が、α≧βに設定されることを特徴とする。
角度βは、45°以下に設定されてもよい。凸状の当接端が、雄ねじ軸の連結部に形成され、雄ねじ軸の当接端を受ける受圧面として凹部が、ばね受け部材の上部に形成されてもよく、または、凸状の当接端が、ばね受け部材の上部に形成され、ばね受け部材の当接端を受ける受圧面として凹部が、雄ねじ軸の連結部に形成されてもよい。
また、凸状の当接端の縦断面形状は、略円錐台であってもよく、さらに、受圧面としての凹部の深さは、凸状の当接端の最小径部の角の丸みの半径の値よりも大に設定されてもよい。
本発明に係る電動弁によれば、凸状の当接端における頂角が中心軸線で二等分された角度αの値と受圧面として形成された凹部のテーパ角が中心軸線で二等分された角度βの値との関係が、α≧βに設定されるので雄ねじ軸の連結部とばね受け部材との間での中心軸線から径方向への移動が、凸状の当接端のテーパ面が凹部の受圧面を形成する凹部のテーパ面の周縁部に当接することで規制される。これにより、弁体により弁ポートが開状態から閉状態に移行する際、及び、閉状態から開状態に移行する際、弁体と弁座が当接している間において、弁ばねの蛇行によるばね受けの傾きや、弁体ユニット各部と弁軸のクリアランスによるばね受けの中心位置が弁軸の連結部に対し相対的に径方向にずれることに起因した凸状の当接端がこれを受ける受圧面を形成する凹部のテーパ面に乗り上げることを抑制できる。従って、弁軸、及び、弁体の作動において不所望な摺動抵抗の発生を抑えて、弁体と弁座との正常な着座を確保できるとともに、電動弁の作動に不具合が発生する事態を回避できる。
本発明に係る電動弁の一例に用いられる雄ねじ軸の連結端部、ばね受け部材、および、ワッシャの一部を部分的に拡大して示す断面図である。 本発明に係る電動弁の一例に用いられる他の一例としての雄ねじ軸の連結端部、ばね受け部材、および、ワッシャの一部を部分的に拡大して示す断面図である。 本発明に係る電動弁の一例の全体構成を概略的に示す断面図である。 図3に示される例における雄ねじ軸の連結端部、ばね受け部材、および、ワッシャの動作説明に供される部分断面図である。
図3は、本発明に係る電動弁の一例の構成を、配管用パイプとともに示す。
図3において、電動弁は、例えば、空調装置における凝縮器と蒸発器との間に膨張弁として配されている。電動弁は、円筒状のローターケース20内に配され後述する弁体ユニットを駆動する弁駆動部と、ローターケース20の端部に連結され弁体26の先端部で開閉される弁座30Vを有する弁本体部30と、弁本体部30内に配され弁座30Vを開閉する弁体26を含んでなる弁体ユニットと、を含んで構成されている。
弁駆動部は、弁体ユニットを昇降動させる雄ねじ軸14と、雄ねじ軸14と嵌め合わされる雌ねじ12FMSが形成された雌ねじ部12Bを有する案内支持部(雌ねじ部材)12であって、弁本体部30に固定され弁体ユニットを昇降動可能に案内する案内支持部12と、雄ねじ軸14のガイド軸部14Aに固定され回転可能に支持され着磁されたロータ10と、ローターケース20の外周部に配されロータ10を回転させるステータコイル(不図示)と、を主な要素として含んで構成されている。
案内支持部12は、弁体ユニットの円筒状の弁体ケース18を回転させながら昇降動可能に案内する案内面を内周部に有している。
雄ねじ軸14は、雌ねじ部12Bの雌ねじ12FMSに嵌め合わされる雄ねじ部14Bと、雄ねじ部14Bの下端に形成され弁体ケース18の貫通孔18a周縁にワッシャ16を介して係合される連結部14Cと、雄ねじ部14Bの上端に形成されるガイド軸部14Aとから構成される。ガイド軸部14Aは、ローターケース20内の頂部から中心軸線に沿って案内支持部12に向けて突出する円筒部20C内に回動可能に支持される。
円筒部20Cの外周部には、可動ストッパ片13を回転させながら円筒部20Cの中心軸線方向に移動するように案内する螺旋ガイド部11が形成されている。可動ストッパ片13の一端は、ロータ10の突起部に係止されている。また、円筒部20Cの最上端部および最下端部には、それぞれ、可動ストッパ片13の回転止め20USおよび20LSが設けられている。これにより、可動ストッパ片13が、回転止め20USおよび20LSに当接されるとき、可動ストッパ片13が、後述する弁体26の所定の弁閉位置、および、所定の弁開(全開)位置に対応した所定の回転角度で停止される。
上述の弁駆動部は、ステータコイルへ図示が省略される駆動制御部により供給される駆動パルス信号に基づいて制御される。
弁体ユニットは、後述する弁座30Vの弁ポート30Vaを開閉するニードル状の弁体26と、雄ねじ軸14の連結部14Cの張出部14Fを、樹脂製のワッシャ16と協働して弁体ケース18の開口端部18Tの内周縁に係合させる円柱状の樹脂製のばね受け部材24と、ばね受け部材24の張出部24Tと弁体26の一端26EAのばね受け用環状平坦部との間に配され、双方を互いに離隔する方向に付勢するコイルスプリング22と、ばね受け部材24、コイルスプリング22、および、弁体26の一端26EAを収容する円筒状の弁体ケース18と、を主な要素として含んで構成されている。
円筒状の弁体ケース18の弁座30Vに近い一端は、弁体26の一端26EAの外周部を固着することにより、閉塞されている。円筒状の弁体ケース18の他方は、図4に部分的に拡大されて示されるように、雄ねじ軸14の連結部14Cにおけるワッシャ16を位置決めする縮径部14Cdが通過する孔18aを有する開口端部18Tとなっている。従って、ワッシャ16は、弁体ケース18の開口端部18Tの内周縁と張出部14Fの一方の端面との間に配されることとなる。
雄ねじ軸14の連結部14Cの縮径部14Cdは、張出部14Fの一方の端面と一体に形成されている。縮径部14Cdの直径は、孔18aの内径よりも小に設定されている。ワッシャ16の孔16aの内周面と縮径部14Cdの外周面との間には、所定の隙間が形成されている。張出部14Fの他方の端面には、図1に部分的に拡大されて示されるように、略円錐台状の縦断面形状を有する当接端部14FEが一体に形成されている。当接端部14FEは、ばね受け部材24の張出部24Tに、略逆円錐台状の凹部24Rによって形成された受圧面に当接されている。
当接端部14FEの最小径φDEは、例えば、約1.8mmに設定されている。当接端部14FEのテーパ面が中心軸線Cとなす角度α(当接端部の頂角の1/2)は、例えば、ばね受け部材24の張出部24Tの凹部24Rにおける受圧面のテーパ面が、中心軸線Cとなす角度β(受圧面のテーパ角の1/2)以上75°以下の値に設定されている。凹部24Rの底部を形成する受圧面の直径φBEは、例えば、約2.0mmに設定されている。角度βは、例えば、45°以下の所定の値に設定されている。凹部24Rの深さDpは、例えば、当接端部14FEの最小径部の角の丸みRaの半径の値よりも大に設定されることが好ましい。
円筒状の弁体ケース18の外周部は、上述の案内支持部12の案内面に摺接され昇降動可能に支持されている。これにより、弁体26の他端26EBの最先端(ニードル部)が、弁座30Vの弁ポート30Vaに挿入されるとともに、弁体26のニードル部の外周面が弁ポート30Vaの開口部周縁に当接した後、引き続き雄ねじ軸14が下降せしめられるとき、コイルスプリング22が所定量、圧縮される。それによって、図3に示されるように、コイルスプリング22のばね力により弁体26のニードル部の外周面が弁ポート30Vaの開口部周縁に押し付けられる。これにより、弁座30Vの弁ポート30Vaが、閉塞される。
弁本体部30は、金属材料、例えば、真鍮、ステンレス鋼、アルミニウム合金、または、樹脂材料等により作られ、雌ねじ部12Bの下方となる案内支持部12の下端、弁体26の他端26EBおよび円筒状の弁体ケース18を収容する弁体収容部30Aを内側に有している。弁体収容部30Aには、弁体26の他端26EBが弁ポート30Vaに向けて突出している。また、弁体収容部30Aには、弁体26の中心軸線に対し略直交する軸線上に第1の通路としての接続用パイプ32の一端が接続される第1のポート32Pと、弁体26の中心軸線と共通の軸線上に第2の通路としての接続用パイプ34の一端が接続される、第2のポート34Pに隣接した弁座30Vとが形成されている。
斯かる構成において、弁駆動部のステータコイルが駆動制御部からの駆動パルス信号により制御され、弁体26が昇降動せしめられることにより、接続用パイプ32または接続用パイプ34を通じて供給される流体としての冷媒が、矢印Fまたは矢印Rの示す方向に沿って弁座30Vの弁ポート30Vaを形成する内周面と弁体26の他端26EBのニードル部との間に形成される隙間流路を通じて所定の流量で通過することとなる。
弁体26の他端26EBのニードル部により、上述の弁ポート30Vaが開放状態から閉塞状態に移行する場合、ニードル部の外周面が弁ポート30Vaの開口縁に当接するまでは、雄ねじ軸14の回転と同期してワッシャ16、弁体ケース18及び弁体26は、回転しながら下降する。その後、ニードル部の外周面が弁ポート30Vaの開口部周縁に当接するので、雄ねじ軸14が引き続きさらに下降せしめられるとき、弁体26及び弁体ケース18の回転が抑制され、図4に部分的に拡大されて示されるように、回転する雄ねじ軸14の連結部14Cがコイルスプリング22の付勢力に抗してばね受け部材24とともに所定量、下降せしめられる。この時、ばね受け部材24の凹部24Rは、雄ねじの当接端14FEの回転力を受ける。
また、上述の弁ポート30Vaが閉塞状態から開放状態に移行する場合、弁体26の他端26EBのニードル部の外周面が弁ポート30Vaの開口部周縁に当接している間は、弁体26及び弁体ケース18の回転が抑制される。雄ねじ軸14が回転され上昇せしめられるとき、コイルスプリング22の復元力により、ばね受け部材24の凹部24Rは、雄ねじ軸14の当接端14FEの回転力を受けながら、コイルスプリング22は、伸長する。その後、ニードル部の外周面が弁ポート30Vaの開口部周縁から離隔するとき、雄ねじ軸14の回転と同期してワッシャ16、弁体ケース18及び弁体26は回転しながら上昇し、これにより、弁ポート30Vaが開放状態になる。
このように、上述の弁ポート30Vaが開放状態から閉塞状態、及び、閉塞状態から解放状態への移行するとき、ニードル部の外周面が弁ポート30Vaの開口部周縁に当接している間、雄ねじ軸14が作動するとき、ばね受け部材24の凹部24Rは、コイルスプリング22の復元力を受けながら雄ねじ14の当接端14Fの回転力をうけるので、コイルスプリング22の収縮、および、伸長の際、蛇行を起こし易い。
これにより、雄ねじ14の当接端14Fに対しばね受け部材24の凹部24Rの傾きを生じ、さらに弁体ユニット各部相互間(雄ねじ軸14と弁体ケース18との間、雄ねじ軸14とびワッシャ16との間、ワッシャ16と弁体ケース18との間)における径方向の隙間により、回転する雄ねじ軸14の連結部14Cの中心軸線Cが、ばね受け部材24の中心軸線に対し半径方向にずれることがある。
このような場合であっても、ばね受け部材24の凹部24Rの角度βを雄ねじ軸14の凸状の当接端の角度α以下に設定したことにより、図1、および、図4に示すように、雄ねじ軸14の当接端14FEの外周のテーパ面が、ばね受け部材24の凹部24Rのテーパ面の周縁に当接し、さらに径方向外方に偏倚するような力が雄ねじ軸14に作用しても、図1および図4に示されるように、連結部14Cにおける円錐台状の当接端部14FEが、ばね受け部材24の張出部24Tに形成された受圧面の凹部24Rにおける当接部TPで当接し、矢印Fが示す半径方向の反作用力が当接端部14FEに作用することとなる。
これにより、円錐台状の当接端部14FEがばね受け部材24の凹部24Rの斜面(テーパ面)に乗り上がる事態が回避される。従って、上述の弁座30Vの弁ポート30Vaが閉塞状態から開放状態に移行する場合、雄ねじ軸14の連結部14Cにおける当接端部14FEが、凹部24Rのテーパ面に乗り上がることによって、当接端部14FEと凹部24Rのテーパ面との干渉、雄ねじ軸14の連結部14Cの縮径部14Cdの外周とワッシャ16の内周との干渉、ワッシャ16の外周と弁体ケース18の内周との干渉や、あるいは、弁体ケース18の外周面と案内支持部12の内周面との干渉等による不所望な摩擦抵抗の増大および摩耗量の増大を招く事態が回避される。また、弁体ケース18に結合される弁体26の中心軸線が、弁座30Vの弁ポート30Vaの中心軸線に対し偏倚し、流量精度が悪化すること、ならびに、弁体26の他端26EBのニードル部が弁ポート30Vaの内周部に対し偏って当接することによって弁体26の他端26EBのニードル部が磨耗する事態も回避される。
図2は、図3に示される電動弁の一例に用いられる弁体ユニットを昇降動させる雄ねじ軸の他の一例としての雄ねじ軸15と、ばね受け部材の他の一例としてのばね受け部材25と、ワッシャ16とを部分的に拡大して示す。図1および図3に示される例において、雄ねじ軸14は、張出部14Fの他方の端面に略円錐台状の縦断面形状を有する当接端部14FEが一体に形成され、ばね受け部材24の張出部24Tは、当接端部14FEが当接される受圧面が形成された凹部24Rを有しているが、その代わりに、図2において、雄ねじ軸15の連結部15Cの張出部15Fは、ばね受け部材25の張出部25Tに形成される円錐台状の当接端部25Cに当接される受圧面を有する凹部15Rを有するものとされる。なお、図3に示される例と同様に、雄ねじ軸15は、雄ねじ軸15と嵌め合わされる雌ねじ12FMSが形成された雌ねじ部12Bを有する案内支持部12(不図示)により支持されている。雄ねじ軸15の縮径部15Cdに位置決めされたワッシャ16は、図示が省略される弁体ケース18の開口端部18Tの内周縁と張出部15Fの一方の端面との間に配されている。ばね受け部材25の張出部25Tに形成される円錐台状の当接端部25Cは、コイルスプリング22(不図示)により、凹部15Rに向けて付勢されている。
ばね受け部材25の当接端部25Cの最小径φDEは、例えば、約1.8mmに設定されている。ばね受け部材25の当接端部25Cのテーパ面が中心軸線Cとなす角度α(当接端部の頂角の1/2)は、例えば、雄ねじ軸15の連結部15Cの張出部15Fの凹部15Rにおける受圧面のテーパ面が中心軸線Cとなす角度β(受圧面のテーパ角の1/2)以上75°以下の値に設定されている。張出部15Fの凹部15Rの底部を形成する受圧面の直径φBEは、例えば、約2.0mmに設定されている。角度βは、例えば、45°以下の所定の値に設定されている。張出部15Fの凹部15Rの深さDpは、例えば、当接端部25Cの最小径部の角の丸みRaの半径の値よりも大に設定されることが好ましい。
図2に示される例においても、このように角度αおよび角度βが設定されることにより、上述した図1に示される例と同様な作用効果が得られる。
12 案内支持部12B 雌ねじ部
12FMS 雌ねじ
14 雄ねじ軸
14C 連結端部
14F 張出部
14FE 当接端部
16 ワッシャ
18 弁体ケース
22 コイルスプリング
24 ばね受け部材
24R 凹部
24T 張出部
26 弁体
30 弁本体部
30V 弁座
30Va 弁ポート

Claims (6)

  1. 第1の通路に接続される第1のポートと、第2の通路に接続される第2のポートとを有し、該第1のポートおよび該第2のポートに連通し、該第2のポートを開閉制御する弁体を含んでなる弁体ユニットを移動可能に収容する収容部を備える弁本体部と、
    前記弁体ユニットに、前記弁体の先端部と前記第2のポートの周縁との間を通過する流体の流量を調整するように、前記第2のポートを開閉制御する動作を行わせる弁体ユニット駆動機構と、を備え、
    前記弁体ユニット駆動機構は、ロータの回転運動を、雄ねじ軸と雌ねじ部材とにより直線運動に変換する機構であり、
    前記弁体ユニットは、前記弁体ユニット駆動機構における雄ねじ軸の連結端にワッシャを介して移動可能に連結され前記弁体を保持する弁体ケースと、該弁体ケース内に配されるばね受け部材、および、該ばね受け部材を前記弁体から離隔する方向に付勢するばね部材と、をさらに含み、
    前記雄ねじ軸の連結部とこれに対向する前記ばね受け部材の当接部のうちのいずれか一方に凸状の当接端が形成され、他方に前記当接端を受ける受圧面として凹部が形成され、前記凸状の当接端におけるテーパ面が中心軸線となす角度αの値と前記受圧面として形成された凹部のテーパ面が中心軸線となす角度βの値との関係が、
    α≧β
    に設定されることを特徴とする電動弁。
  2. 前記角度βが、45°以下に設定されることを特徴とする請求項1記載の電動弁。
  3. 前記凸状の当接端が、前記雄ねじ軸の連結部に形成され、前記雄ねじ軸の当接端を受ける受圧面として凹部が、前記ばね受け部材の上部に形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電動弁。
  4. 前記凸状の当接端が、前記ばね受け部材の上部に形成され、前記ばね受け部材の当接端を受ける受圧面として凹部が、前記雄ねじ軸の連結部に形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電動弁。
  5. 前記凸状の当接端の縦断面形状は、略円錐台であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちのいずれか一項に記載の電動弁。
  6. 前記受圧面としての凹部の深さは、前記凸状の当接端の最小径部の角の丸みの半径の値よりも大に設定されることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちのいずれか一項に記載の電動弁。
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