JP2019183557A - 貯留槽 - Google Patents

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征一郎 高井
Seiichiro Takai
征一郎 高井
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Abstract

【課題】自立性を有しかつ強固な外側型枠を容易に組立てることができる。【解決手段】本発明の貯留槽は、穴の底部に敷設されたコンクリート製の四角板状の底盤と、底盤上に設けられた直方体状の貯留複合体と、貯留複合体を囲んで設けられたコンクリート製の四角筒状の側壁と、側壁を四角枠状に形成するための側壁形成部材とを備える。貯留複合体は、複数段の水平連結体と、複数の筒状のスペーサと、最外層部とを有し、側壁形成部材は、複数段の内側型枠と、複数の縦鉄筋と、複数の外側型枠63とを有する。外側型枠63は、四角形板状に形成された基板66と、この基板66に隙間をあけて重ねた状態で基板66に係合して係合ユニット68を構成する化粧板67と、係合ユニット68同士を連結する連結板71,72とを有する。複数組の係合ユニット68を複数の連結板71,72により縦横に連結することにより外側型枠63が形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、雨水等を貯留するために、全て地中に埋設されるか、全て地上に設置されるか、或いは下部が地中に埋設され上部が地上に設置される貯留槽に関するものである。
従来、地中に掘られた穴の底部に敷設されたコンクリート製の底盤と、この底盤上に設けられ上記穴内に収容された貯留複合体と、底盤上に貯留複合体を囲んで設けられたコンクリート製の四角筒状の側壁と、この側壁を四角枠状に形成するための側壁形成部材とを備えた貯留槽が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。この貯留槽では、貯留複合体が、下面に少なくとも1本の円筒リブが突設されかつ上面に少なくとも1本の円筒リブが突設された正方形板状の複数の仕切板と、この仕切板の下面又は上面のいずれか一方又は双方に円筒リブに嵌合して接続される筒状のスペーサと、貯留複合体の最も外側に仕切板及びスペーサを鉛直方向に交互に配置することにより設けられた最外層部とを有する。また、側壁形成部材が、最外層部を構成しかつ鉛直方向に間隔をあけて配設された複数段の仕切板の間の各段毎に最外層部を構成する複数のスペーサのうち最外層部の外面を形成する部分に接触するように複数の第1板材を配設することにより四角筒状に形成された複数段の内側型枠と、最外層部を構成し鉛直方向に間隔をあけて配設された複数段の仕切板に複数の第1板材より外方に位置するように挿通された複数の縦鉄筋と、最外層部を構成し鉛直方向に間隔をあけて配設された複数段の仕切板より外方に配設された複数の第2板材を複数のセパレータにより縦鉄筋から所定の間隔をあけて保持することにより四角筒状に形成された単一段の外側型枠とを有する。更に、第1板材がプラスチック段ボール材であり、第2板材がラス網である。
このように構成された貯留槽では、内側型枠と外側型枠の間に生コンクリートを流込んで硬化させることにより、側壁を底盤の上面に形成することができ、貯留複合体の構築作業と、側壁形成部材の構築作業及び側壁形成作業とをほぼ同時に進行できる。この結果、コンクリート製の側壁を比較的簡便な方法で、熟練した作業者でなくても、比較的短時間に形成できる。また、貯留槽の外周面に土圧のうち比較的大きな水平方向の分圧が作用しても、構造的に強固なコンクリート製の側壁が上記分圧を受けるので、貯留複合体の損傷を防止できる。更に、コンクリート製の側壁が貯留槽内の貯留複合体により支持されるので、側壁の厚さを必要最小限に抑制できる。更に、第1板材として比較的軽量で比較的強度の高いプラスチック段ボール材を用い、第2板材として比較的軽量で比較的強度の高いラス網を用いたので、第1板材及び第2板材の搬送及び据付けを比較的容易に行うことができる。
国際公開WO2017/073546号公報(請求項1、請求項5、段落[0019]、[0023]、図1、図3〜図5)
上記従来の特許文献1に示された貯留槽では、ラス網が変形し易く自立性がないため、このラス網を垂直に立てた状態でセパレータで保持するのに多くの工数を要する不具合があった。また、上記従来の特許文献1に示された貯留槽では、この貯留槽を全て地上に設置するか、或いは貯留槽の下部を地下に埋設しかつ上部を地上に露出させると、貯留槽の外周面の見栄えを損なう問題点もあった。
一方、レンガを積んで外側型枠を形成する方法があるけれども、この方法では、積み上げられたレンガがセパレータにより支えられておらず自立構造であるため、生コンクリートを内側型枠及び外側型枠間に一度に大量に流込むと、レンガ製の外側型枠が崩れてしまう。このため、生コンクリートを内側型枠及び外側型枠間に少し流込んでは硬化させ再び少し流込んでは硬化させるという作業を繰り返さなければならない問題点があった。
本発明の第1の目的は、自立性を有しかつ強固な外側型枠を容易に組立てることができる、貯留槽を提供することにある。本発明の第2の目的は、貯留槽を全て地上に設置するか或いは貯留槽の下部を地中に埋没させかつ上部を地上に突出するように設置する場合、貯留槽の表面の見栄えを向上できる、貯留槽を提供することにある。本発明の第3の目的は、外側型枠を構成する基板、化粧板及び連結板を容易にかつ安価に作製できる、貯留槽を提供することにある。本発明の第4の目的は、外側型枠をセパレータにより極めて容易に保持できるとともに、生コンクリートを内側型枠及び外側型枠間に一度に流込んでも、外側型枠及び内側型枠の変形を確実に防止できる、貯留槽を提供することにある。
本発明の第1の観点は、図1、図4、図5、図9及び図10に示すように、地中に掘られた穴11の底部又は地上に敷設されたコンクリート製の四角板状の底盤12と、この底盤12上に設けられた直方体状の貯留複合体20と、この貯留複合体20を囲んで設けられたコンクリート製の四角筒状の側壁13と、この側壁13を四角枠状に形成するための側壁形成部材60とを備えた貯留槽10であって、貯留複合体20が、正方形板状の複数の仕切板21を水平面内で並べて互いに連結することにより構成される複数段の水平連結体41〜44と、複数の仕切板21の下面又は上面のいずれか一方又は双方に接続される複数の筒状のスペーサ22と、貯留複合体20の最も外側に仕切板21及びスペーサ22を鉛直方向に交互に配置することにより設けられた最外層部51とを有し、側壁形成部材60が、複数段の水平連結体41〜44の各段毎に最外層部51を構成する複数のスペーサ22のうち最外層部51の外面を形成する部分に接触するように複数の内側板61aを配設することにより四角筒状に形成された複数段の内側型枠61と、複数段の水平連結体41〜44のうち最外層部51を構成する各仕切板21に内側型枠61より外方に位置するように挿通された複数の縦鉄筋62と、複数段の水平連結体41〜44より外方に配設され複数種類の板材を積層し連結することにより四角筒状に形成されかつ複数のセパレータ65により縦鉄筋62から所定の間隔をあけて保持される複数の外側型枠63とを有し、外側型枠63が、四角形板状に形成された基板66と、この基板66と略同形同大の四角形板状に形成され基板66に所定の隙間をあけて重ねた状態で基板66に係合して係合ユニット68を構成する化粧板67と、基板66及び化粧板67間の隙間に挿入され係合ユニット68同士を連結する連結板71〜73とを有し、複数組の係合ユニット68を複数の連結板71〜73により縦横に連結することにより外側型枠63が形成されたことを特徴とする。
本発明の第2の観点は、第1の観点に基づく発明であって、更に図1及び図4〜図7に示すように、基板66、化粧板67及び連結板71〜73がプラスチックにより形成され、基板66又は化粧板67のいずれか一方又は双方に上記隙間を形成するためのリブ66bが突設され、基板66に化粧板67に向って第1係合片66dが突設され、第1係合片66dに係合可能な第2係合片67bが化粧板67に突設され、第1係合片66dと第2係合片67bが互いに係合することにより係合ユニット68が形成されたことを特徴とする。
本発明の第3の観点は、第1又は第2の観点に基づく発明であって、更に図1、図12及び図13に示すように、基板66の両面のうち化粧板67とは反対側の面の外周縁又は外周縁近傍に沿って延びる枠状突起66cが突設され、セパレータ65の一端が縦鉄筋62に係止しかつ他端が枠状突起66cに形成された係止孔66gに係止するように構成されたことを特徴とする。
本発明の第4の観点は、第1又は第2の観点に基づく発明であって、更に図1及び図4に示すように、化粧板67の両面のうち基板66とは反対側の面に模様67cが凸設又は凹設されたことを特徴とする。
本発明の第1の観点の貯留槽では、複数組の係合ユニットを複数の連結板により縦横に連結することにより外側型枠を形成したので、底盤上に組立てられた貯留複合体の外周面に内側型枠を組付け、この内側型枠の外周面に間隔をあけて、複数組の係合ユニットを組立ててセパレータで支持することにより、自立性を有しかつ強固な外側型枠を容易に組立てることができる。この結果、外側型枠としてラス網やレンガを用いた場合と比較して、外側型枠の組立作業を大幅に短縮できるとともに、内側型枠及び外側型枠間に生コンクリートを一度に大量に流込んでも、外側型枠が変形せずに、所定形状のコンクリート製の側壁を形成できる。また、貯留槽を全て地上に設置するか或いは貯留槽の下部を地中に埋没させかつ上部を地上に突出するように設置する場合、外側型枠の化粧板が外面に露出するため、貯留槽の表面の見栄えを向上できる。
本発明の第2の観点の貯留槽では、基板、化粧板及び連結板をプラスチックにより形成したので、外側型枠を構成する基板、化粧板及び連結板を容易に作製できる。また、廃プラスチックを用いて基板、化粧板及び連結板を形成すれば、外側型枠を構成する基板、化粧板及び連結板を安価に作製できる。更に、第1係合片と第2係合片を互いに係合させることにより、係合ユニットが形成されるので、係合ユニットを極めて容易に組立てることができる。
本発明の第3の観点の貯留槽では、セパレータの一端が縦鉄筋に係止しかつ他端が枠状突起の係止孔に係止するように構成したので、外側型枠をセパレータにより極めて容易に保持できるとともに、生コンクリートを内側型枠及び外側型枠間に一度に流込んでも、外側型枠の変形を確実に防止できる。
本発明の第4の観点の貯留槽では、化粧板の両面のうち基板とは反対側の面に模様を凸設又は凹設したので、貯留槽を全て地上に設置するか或いは貯留槽の下部を地中に埋没させかつ上部を地上に突出するように設置する場合、模様が凸設又は凹設された化粧板が外面に露出する。この結果、貯留槽の表面の見栄えを更に向上できる。
本発明実施形態の貯留槽の外側型枠のうち連結板により縦横に連結するための係合ユニットを組立てる前後の状態を示す斜視図である。 その貯留槽の外側型枠のうち連結板により左側コーナ部に位置する係合ユニットを組立てる前後の状態を示す斜視図である。 その貯留槽の外側型枠のうち連結板により右側コーナ部に位置する係合ユニットを組立てる前後の状態を示す斜視図である。 図1(b)のA−A線断面図である。 図4のB−B線断面図である。 その外側型枠の基板を化粧板に対向する面とは反対側から見た斜視図である。 その外側型枠の化粧を基板に対向する面から見た斜視図である。 その1段目の外側型枠のコーナ部に位置する係合ユニットを第3連結板で連結する前後の状態を示す要部斜視図である。 その貯留槽を示す図10のC部拡大図であって図11のD−D線断面図である。 地中に埋設された貯留槽を含む要部縦断面図である。 図9のE−E線断面図である。 その貯留槽の側壁形成部材を構築して側壁を形成する手順を示す図9の要部拡大断面図である。 その貯留槽の側壁形成部材を構築して側壁を形成する手順を示す図11の要部拡大断面図である。 最外層部及び内側外層部において仕切板上にスペーサを連結しかつこの仕切板の中心孔に主軸パイプを挿通する前後の状態を示す要部斜視図である。 同一水平面内で隣接する4枚の仕切板を第1結合片で連結する前後の状態を示す斜視図である。 第1結合片で連結された4枚の仕切板上に連結アダプタを介して長尺スペーサを連結する前の状態を示す要部斜視図である。
次に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。図9及び図10に示すように、貯留槽10は、地中に掘られた穴11の底部に敷設されたコンクリート製の四角板状の底盤12と、この底盤12上に設けられた直方体状の貯留複合体20と、底盤12上に貯留複合体20を囲んで設けられたコンクリート製の四角筒状の側壁13と、この側壁13を四角枠状に形成するための側壁形成部材60とを備える。貯留複合体20は、図9に示すように、正方形板状の複数の仕切板21を水平面内で並べて互いに連結することにより構成される複数段の水平連結体41〜44と、複数の仕切板21の下面又は上面のいずれか一方又は双方に接続される複数の筒状のスペーサ22と、貯留複合体20の最も外側に仕切板21及びスペーサ22を鉛直方向に交互に配置することにより設けられた最外層部51とを有する。また、仕切板21の下面には、少なくとも1本の円筒リブ21a,21bが突設されかつ上面に少なくとも1本の円筒リブ21c,21dが突設される。更に、筒状のスペーサ22は、仕切板21の下面又は上面のいずれか一方又は双方に円筒リブ21a〜21dに嵌合して接続される。
この実施の形態では、仕切板21の下面に、小径の第1円筒リブ21aと大径の第2縁等リブ21bが同心状に2本形成され、仕切板21の上面に小径の第3円筒リブ21cと大径の第4円筒リブ21dが同心状に2本形成される(図9、図11及び図13〜図16)。第1円筒リブ21aの直径と第3円筒リブ21cの直径は同一に形成され、第2円筒リブ21bの直径と第4円筒リブ21dの直径は同一に形成される。また、仕切板21の中央には、後述の主軸パイプ76を挿通可能な挿通孔21eが形成される(図9及び図11〜図14)。図11及び図13〜図16中の符号21fは、仕切板21に複数形成され雨水23(図10)が通過可能な流通孔であり、図14〜図16中の符号21gは、仕切板21の4つコーナ部にそれぞれ形成され後述の第1結合片31の第1係合突起31b又は第2結合片32の第2係合突起32bが係合可能な被係合孔である。また、上記仕切板21は、ポリオレフィン樹脂(ポリプロピレン、ポリエチレン等)、塩化ビニル樹脂等により、一辺が20cm〜40cm程度の正方形板状に形成されることが好ましい。
上記スペーサ22は、この実施の形態では、円筒状に形成され、上端が仕切板21の大径の第2円筒リブ21bに嵌合し、下端が別の仕切板21の大径の第4円筒部21dに嵌合するように構成される(図9及び図12)。またスペーサ22の外周面には、雨水23(図10)が通過可能な複数の流通孔22aが形成される。上記スペーサ22は、仕切板と同じ材質のプラスチックにより形成されることが好ましい。
一方、仕切板21の外周面には、4つの辺の各辺毎に、仕切板21の厚さ方向に2列かつ仕切板21の長手方向に4列の凹部21h及び凸部21iがそれぞれ交互に市松模様状(チェック模様状)に形成される(図13〜図16)。また、複数の仕切板21を同一水平面内に並べて互いに連結することにより水平連結体41〜44が構成される。このとき仕切板21の凹部21h及び凸部21iが隣りの仕切板21の凸部21i及び凹部21hにそれぞれ遊挿及び遊嵌される。これにより上記仕切板21及び上記隣りの仕切板21がこれらの接する面内で移動するのを阻止できる、即ち上記仕切板21及び上記隣りの仕切板21が上下方向及び左右方向に相対的に移動するのを阻止できるようになっている。
同一水平面内に位置する複数の仕切板21は、第1結合片31又は第2結合片32により結合される(図11、図13、図15及び図16)。即ち、同一水平面内で隣接する4枚の仕切板21の各コーナ部が第1結合片31により互いに結合され、同一水平面内で最外側に位置して隣接する2枚の仕切板21の各コーナ部は第2結合片32により互いに結合される。第1結合片31は、正方形板状に形成された第1結合本体31aと、第1結合本体31aの一方の面における4つのコーナ部にそれぞれ突設された第1係合突起31bとを有する(図13)。一方、第2結合片32は、長方形板状の第2結合本体32aと、第2結合本体32aの一方の面における2つのコーナ部にそれぞれ突設された第2係合突起32bとを有する。また、上記第1及び第2結合片31,32は、仕切板と同じ材質のプラスチックにより形成されることが好ましい。
上記水平連結体41〜44は、この実施の形態では、4段設けられ、最下段の第1水平連結体41と、下から2段目の第2水平連結体42と、下から3段目の第3水平連結体43と、下から4段目(最上段)の水平連結体44とからなる(図9及び図10)。第1、第3及び第4水平連結体41,43,44は四角板状に形成され、第2水平連結体42は四角枠状に形成される。また、この実施の形態では、貯留複合体20の最も外側に最外層部51が設けられ、この最外層部51の内側に隣接して内側外層部52が設けられる。上記最外層部51及び内側外層部52は、仕切板21及びスペーサ22を鉛直方向に交互に配置して構成される。即ち、最外層部51及び内側外層部52は、最下段の第1水平連結体41を構成する仕切板21と最上段の第4水平連結体44を構成する仕切板21との間に鉛直方向に積み重ねられた仕切板21及びスペーサ22のみならず、第1水平連結体41を構成する仕切板21と最上段の第4水平連結体44を構成する仕切板21とを含む。そして内側外層部52より内側の仕切板21は鉛直方向に1段あけて配置される。これにより第2水平連結体42は、内側外層部52より内側に仕切板21が配設されずに、最外層部51及び内側外層部52を構成する仕切板21のみからなる四角枠状に形成される。
一方、側壁形成部材60は、複数の内側板61aを配設することにより四角筒状に形成された複数段の内側型枠61と、最外層部51を構成しかつ第1〜第4水平連結体41〜44の各仕切板21に内側型枠61より外方に位置するように挿通された複数の縦鉄筋62と、最外層部51を構成し第1〜第4水平連結体41〜44より外方に配設され複数種類の板材を積層し連結することにより四角筒状に形成されかつ複数のセパレータ65により縦鉄筋62から所定の間隔をあけて保持される複数の外側型枠63とを有する(図9及び図11〜図13)。この実施の形態では、複数段の内側型枠61は3段設けられ(図9)、これらの内側型枠61は、最外層部51を構成しかつ鉛直方向に間隔をあけて配設された第1〜第4水平連結体41〜44の各段毎に、最外層部51を構成する複数のスペーサ22のうち最外層部51の外面を形成する部分に接触するように、即ち最外層部51を構成する複数のスペーサ22の全てを囲んだ状態でそれらの外面に線接触するように、内側板61aを配設することにより四角筒状に形成される(図9及び図11〜図13)。上記内側板61aは、比較的軽量で比較的強度の高いポリプロピレン製のプラスチック段ボールにより形成されることが好ましく、互いに隣接する内側板61aは、図11及び図13に示すように、一部がオーバラップして配設される。ここで、最外層部51を構成するスペーサ22とともに内側型枠63を受ける複数の補助受け部材61bが、最外層部51を構成する仕切板21に挿通されることが好ましい(図13)。この補助受け部材61bは塩化ビニル製の管により形成されることが好ましい。また、セパレータ65は、針金等の金属線を施工現場で折曲げて形成されるか、或いは予め所定の形状に折曲げられた炭素鋼等の金属棒により形成されることが好ましい。
正方形板状の各仕切板21には、その4辺に沿いかつ間隔をあけて複数の透孔21jが形成される(図13)。上記縦鉄筋64は、最外層部51を構成する仕切板21の最外層部51外面を形成する一辺に沿う複数の透孔21jにそれぞれ挿通される。1本の縦鉄筋62は、最外層部51を構成し鉛直方向に間隔をあけて配設された4枚の仕切板21の透孔21jに挿通される(図9)。これにより複数の内側板61aは、最外層部51を構成するスペーサ22及び補助受け部材61bと縦鉄筋62とにより挟持される(図9及び図11〜図13)。ここで、図9及び図12中の符号64は、鉛直方向に間隔をあけかつ水平方向に延び更に複数の縦鉄筋62に交差して設けられた複数の横鉄筋である。これらの横鉄筋64は縦鉄筋62との交差部において結束線(図示せず)で固定される。
また、外側型枠63は、この実施の形態では、正方形板状に形成された基板66と、この基板66と略同形同大の正方形板状に形成され基板66に所定の隙間をあけて重ねた状態で基板66に係合して係合ユニット68を構成する化粧板67と、基板66及び化粧板67間の隙間に挿入され係合ユニット68同士を連結する複数種類の連結板71〜73とを有する(図1及び図4)。複数組の係合ユニット68を複数の連結板71〜73により縦横に連結することにより外側型枠が形成される(図8、図9及び図11)。基板66は、正方形板状に形成された基板本体66aと、この基板本体66aの両面のうち化粧板67に向って突設された複数のリブ66bと、基板本体66aの両面のうち化粧板67に対向する面とは反対側に突設されかつ基板本体66aの外周縁に沿って延びる四角枠状に形成された枠状突起66cと、基板本体66aの両面のうち化粧板67に向って突設された第1係合片66dとを有する(図1、図6及び図7)。
また、基板66の外周面、即ち枠状突起66cの外面には、4つの辺の各辺毎に、基板66の厚さ方向に2列かつ基板66の長手方向に4列の凹部66e及び凸部66fがそれぞれ交互に市松模様状(チェック模様状)に形成される(図1〜図3)。複数組の係合ユニット68を複数の連結板71〜73により縦横に連結したときに、複数の基板66が同一鉛直面内に並んで互いに連結される。このとき基板66の枠状突起66cの外面に形成された凹部66e及び凸部66fが、隣りの基板66の枠状突起66cの外面に形成された凸部66f及び凹部66eにそれぞれ遊挿及び遊嵌される。これにより上記基板66及び上記隣りの基板66がこれらの接する面内で移動するのを阻止できる、即ち上記基板66及び上記隣りの基板66がそれらの長手方向及び厚さ方向に相対的に移動するのを阻止できるようになっている。また、基板66の枠状突起66cの外面に形成された凹部66e及び凸部66fが、上側又は下側の基板66の枠状突起66cの外面に形成された凸部66f及び凹部66eにそれぞれ遊挿及び遊嵌される。この場合も、上記基板66及び上記上側又は下側の基板66がこれらの接する面内で移動するのを阻止できるようになっている。
複数のリブ66bは、この実施の形態では、水平方向に延びて形成され、基板本体66aの幅方向に2列かつ基板本体66aの高さ方向に4段形成される(図1、図4及び図5)。また、第1係合片66dは、この実施の形態では、複数のリブ66bの間に位置するように水平方向に延びて4本形成される。更に、基板66の枠状突起66cの4辺のうち上下2辺には、所定の間隔をあけて複数の係止孔66gが形成され、セパレータ65の一端が縦鉄筋62に係止しかつ他端が上記係止孔66gに係止するように構成される。なお、図4及び図6中の符号66hは、枠状突起66c内に水平方向に延びて設けられた補強リブである。また、上記基板66は、ポリオレフィン樹脂(ポリプロピレン、ポリエチレン等)、塩化ビニル樹脂等により、一辺が20cm〜40cm程度の正方形板状に形成されることが好ましい。
化粧板67は、正方形板状に形成された化粧板本体67aと、化粧板本体67aの両面のうち基板66に向って突設された複数の第2係合片67bと、化粧板本体67aの両面のうち基板66に対向する面とは反対側の面に凸設された富士山及び太陽からなる模様67cとを有する(図1及び図4)。第2係合片67bは、化粧板67を基板66に厚さ方向から接近させ第1及び第2係合片66d,67bを弾性変形させて重ねることにより、或いは化粧板67を基板66に沿うように水平方向に移動させて基板66に重ねることにより、第1係合片66dに係止可能に構成される。そして、第1係合片66dと第2係合片67bが互いに係合することにより係合ユニット68が形成される。なお、化粧板67は、基板66と同じ材質のプラスチックにより形成されることが好ましい。
複数種類の連結板71〜73は、この実施の形態では、略I字型の板状の基部71aの両側縁中央に一対の腕部71b,71cが突設された第1連結板71と、略伏せI字型の板状の基部72aの上縁中央に腕部72bが突設された第2連結板72と、略I字型の板状の基部73aの一方の側縁中央に腕部73bが突設され他方の側縁に凹凸部73cが形成された第3連結板73とを有する(図1、図2及び図4)。第1連結板71により係合ユニット68と隣の係合ユニット68が連結される。このとき第1連結板71の基部の左半分が係合ユニット68の基板66及び化粧板67間の隙間に挿入されかつ一対の腕部72b,72cのうち一方の腕部72bが係合ユニット68の複数のリブ66bの間に挿入され、第1連結板71の基部の右半分が隣りの係合ユニット68の基板66及び化粧板67間の隙間に挿入されかつ他方の腕部71cが隣りの係合ユニット68の複数のリブ66bの間に挿入されて、隣り合う係合ユニット68,68の上下方向への相対的な移動が阻止される。また、第2連結板72により係合ユニット68と上側の係合ユニット68が連結される。このとき第2連結板72の基部の下半分が係合ユニット68の隙間に挿入、第2連結板72の基部の上半分が上側の係合ユニット68の隙間に挿入されかつ第2連結板72の腕部72bが上側の係合ユニット68の複数のリブ66bの間に挿入されて、上下の係合ユニット68,68の左右方向への相対的な移動が阻止される。更に、第3連結板73は、複数の係合ユニット68を用いて四角筒状の外側型枠63を形成するとき、そのコーナ部に位置する係合ユニット68,68同士を連結するために用いられる。具体的には、コーナ部の左側に位置する係合ユニット68の隙間に第3連結板73を挿入するとき、凹凸部67cが上から凹凸の順になるように挿入し、コーナ部の右側に位置する係合ユニット68の隙間に第3連結板73を挿入するとき、凹凸部73cが上から凸凹の順になるように挿入する。これによりコーナ部の左右に位置する一対の第3連結板73,73の凹凸部73c,73cが噛合するようになっている。
なお、図2、図3及び図8中の符号74は、第3連結板73が係合ユニット68から離脱するのを阻止するために、化粧板67の通孔67d及び第3連結板73の通孔73dに挿入される抜止ピンである。また、第1〜第3連結板71〜73及び抜止ピン74は、基板66と同じ材質のプラスチックにより形成されることが好ましい。また、一対の第3連結板73,73の凹凸部73c,73cが噛合するコーナ部(図8(b))を湾曲板(図示せず)で覆うと、より見栄えを向上できる。更に、内側型枠61と外側型枠63の間の底盤12上には水膨張性のある止水材(図示せず)が四角枠状に配設される。そして、内側型枠61と外側型枠63の間に生コンクリートを流込んで硬化させたときに、側壁13が止水材を介して底盤12の上面に密着するようになっている。
一方、鉛直方向に延びる主軸パイプ76が、最外層部51及び内側外層部52を構成する仕切板21及びスペーサ22を貫通して設けられる(図9及び図11〜図14)。また、主軸パイプ76の外周面には所定の間隔をあけて主軸パイプ76の長手方向に延びる複数の長孔76aが空気溜まりの発生を防止するために形成される(図9、図12及び図14)。更に、主軸パイプ76の長さは、貯留槽10の底面から上面まで延びて設けられる(図9)。なお、貯留槽が比較的小型であり、比較的小さい強度しか要求されない場合には、主軸パイプを省略してもよい。
内側外層部52より内側に位置しかつ第1〜第4水平連結体41〜44のうち最下段の第1水平連結体41及び下から3段目の第3水平連結体43を構成する仕切板21は、スペーサ22より長く形成されかつ鉛直方向に延びる長尺スペーサ77及び連結アダプタ78により連結される(図9〜図11及び図16)。また連結アダプタ78は、4つの仕切板21を同一平面上で1つに結束する結束部材79と、この結束部材79と長尺スペーサ77とを連結させる漏斗状の漏斗部材81とを有する。
最下段の第1水平連結体41の下面には正方形板状の底板82が敷き詰められ、最上段の第4水平連結体44の上面には正方形板状の天板83が被せられる(図9及び図10)。底板82の下面は平坦に形成され、底板82の上面には仕切板21の円筒リブ21b,21dに係合可能な係合リブ82aが突設される。また天板83の上面は平坦に形成され、天板83の下面には仕切板21の円筒リブ21b,21dに係合可能な係合リブ83aが突設される。これらの底板82及び天板83は同一形状に形成される。また1枚の底板82及び1枚の天板83は、正方形状に結合した4つの仕切板21と略同一の大きさにそれぞれ形成される。更に天板83の上面は遮水シート85で覆われる。これにより貯水槽10内に泥水の浸入が阻止される。
一方、貯留槽10には雨水導入管84の先端が挿入される(図10)。この雨水導入管84の基端は貯留槽10より高い位置の地中に埋設された除塵管理枡86に接続され、この除塵管理枡86は雨水流入管87を介して横断面略U字状の側溝88に接続される。上記除塵管理枡86は、上部側面が雨水流入管87を介して側溝88に接続された第1枡91と、第1枡91に隣接して設けられた第2枡92と有する。第1枡91の鉛直方向の中央には、上面が次第に下る方向に傾斜する中底壁91aが設けられる。また、第1枡91の底部中央には、直立管91bが中底壁91aを貫通して立設され、この直立管91bの上端は中底壁91aの上面と略同じ方向に傾斜して形成される。更に、直立管91bの下部側面には雨水導入管84の基端が接続される。一方、第1枡91及び第2枡92の互いに接する側面には、小雨時に中底壁91a上を流下する少量の雨水23(図10)を第2枡92内に導く比較的小さい流出孔91c及び流入孔92aがそれぞれ形成される。
このように構成された貯留槽10の組立手順を説明する。先ず、地中に底盤12より広い底部を有する穴11を掘り、この穴11の底部にコンクリート製の底盤12を敷設する(底盤敷設工程)。次に、正方形板状の複数の仕切板21、筒状のスペーサ22、第1結合片31、第2結合片32、主軸パイプ76等を用意し、底盤12上に貯留複合体20を構築して、この貯留複合体20を上記穴11内に収容する(貯留複合体構築工程)。このとき、底盤12上に貯留複合体20の最外層部51を先ず構築し、その後、貯留複合体20の内部を構築するが、この貯留複合体20の内部の構築と同時に、側壁形成部材60を構築する(側壁形成部材構築工程)。
上記側壁形成部材60の構築手順を図12及び図13に基づいて説明する。先ず、最外層部51を構成する仕切板21の最外層部51の外面に沿う流通孔21fに補助受け部材61bを挿通する(図13(a))。次いで、4段の仕切板21の間の各段毎に最外層部51を構成する複数のスペーサ22のうち最外層部51の外面を形成する部分に接触するように複数の内側板61aを配設することにより3段の内側型枠63をそれぞれ四角筒状に形成する(内側型枠形成工程、図12(b)及び図13(b))。そして、最外層部51を構成し鉛直方向に間隔をあけて配設された複数段の仕切板21の最外層部51の外面に沿う透孔21jに複数の縦鉄筋62を複数の内側板61aより外方に位置するように鉛直方向に延びて挿通した後(縦鉄筋挿通工程、図12(b)及び図13(b))、水平方向に延びる横鉄筋64を縦鉄筋62と交差させてその交差部で結束線(図示せず)で固定する。次に、内側型枠61と外側型枠63の間の底盤12上に水膨張性のある止水材(図示せず)を配設した後に(止水材配設工程)、縦横に延びる鉄筋を溶接した格子状の補強用鉄筋(図示せず)により貯留複合体20の外周面及と複数の縦鉄筋62と複数の横鉄筋を覆う。
更に、基板66の第1係合片66fと化粧板67の第2係合片67bを係合させて複数組の係合ユニット68を作製し、これらの係合ユニット68を第1〜第3連結板71〜73にて連結することにより組立てて(図1〜図3)、底盤12上に1段目の外側型枠63を縦鉄筋64から所定の間隔をあけて四角枠状に形成する(図8(b)及び図11)。このとき、補強用鉄筋(図示せず)を縦鉄筋62と外側型枠63の間に位置させる。そして、セパレータ65の一端を縦鉄筋62に係止し他端を基板66の係止孔66gに係止する(図12(c)及び図13(c))。1段目の外側型枠の上に、上記と同様にして、2段目、3段目及び4段目の外側型枠63を順次四角枠状に形成する。これにより自立性を有しかつ強固な外側型枠63を容易に組立てることができる。この結果、外側型枠63としてラス網やレンガを用いた場合と比較して、外側型枠63の組立作業を大幅に短縮できる。
その後、側壁形成部材60の内側型枠61と外側型枠63の間に生コンクリートを流込んで硬化させて側壁13を形成する(側壁形成工程、図12(d)及び図13(d))。このとき、最外層部51を構成する複数のスペーサ22とともに補助受け部材61bが内側型枠61を受けるので、内側型枠61に作用する生コンクリートの圧力をスペーサ22及び補助受け部材61bが受ける。この結果、内側型枠61と外側型枠63の間への生コンクリートの流込み時における貯留複合体20の変形を確実に防止できる。また、内側型枠61及び外側型枠63間に生コンクリートを一度に大量に流込んでも、外側型枠63が変形せずに、所定形状のコンクリート製の側壁13を形成できる。
なお、上記実施の形態では、底盤を穴の底部に敷設し、貯留槽を全て地中に埋設したが、底盤を地上に敷設し、貯留槽の全てを地上に設置してもよく、或いは穴を上記実施の形態の穴より浅く掘って底盤をこの穴の底部に敷設し、貯留槽の下部を地中に埋没させかつ上部を地上に突出させるように設置してもよい。この場合、外側型枠の化粧板が外面に露出するため、貯留槽の表面の見栄えを向上できる。また、化粧板の外面に模様を凸設又は応接することにより、貯留槽の表面の見栄えを更に向上できる。また、上記実施の形態では、化粧板の両面のうち基板とは反対側の面に富士山及び太陽からなる模様を凸設したが、化粧板の両面のうち基板とは反対側の面に鳩、桜又はその他の模様を凸設又は凹設してもよい。
また、上記実施の形態では、水平連結体を3段設けたが、水平連結体を2段又は4段以上設けてもよい。また、上記実施の形態では、内側外層部より内側の仕切板を鉛直方向に1段あけて配置したが、貯留槽の上面からの土圧が比較的小さい場合には、内側外層部を不要にしてもよい、即ち最外層部より内側の仕切板を鉛直方向に1段あけて配置してもよい。また、上記実施の形態では、基板本体の両面のうち化粧板に向って複数のリブを突設したが、化粧板本体の両面のうち基板に向って複数のリブを突設してもよい。また、上記実施の形態では、基板本体の外周縁に沿って四角枠状の枠状突起を突設したが、基板本体の外周縁近傍に沿って、即ち基板本体の外周縁より内側に四角枠状の枠状突起を突設してもよい。また、外側型枠を2段ずつ組立てる場合には、4組の係合ユニットを正方形状に並べて、その中央を図13の第1結合片31と同様の形状の結合片により結合して四角形状の仮組ユニットを作製しておくと、作業性を向上できる。また、上記実施の形態では、外側型枠の基板及び化粧板を正方形板状にそれぞれ形成したが、基板及び化粧板をたて及びよこの長さの異なる長方形板状に形成してもよい。
更に、上記実施の形態では、コンクリート製の底盤を敷設した後に、底盤上にコンクリート製の側壁を設けたが、コンクリート製の底盤及び側壁を同時に形成してもよい。具体的には、格子状に溶接された鉄筋を椀状に成形して椀状鉄筋を作製し、複数の椀状鉄筋を伏せた状態で穴の底部に並べて置き、これらの上に貯留複合体のうち1段目の水平連結体と最外層部を組立てて、複数の椀状鉄筋を囲むように側壁形成部材を組立てた状態で、底盤となる部分(穴の底部に並べられた複数の椀状鉄筋を含む部分)と、側壁となる部分(側壁形成部材の内部)とに、複数箇所から生コンクリートを流込むことにより、コンクリート製の底盤及び側壁を同時に形成してもよい。
10 貯留槽
11 地中に掘られた穴
12 底盤
13 側壁
20 貯留複合体
21 仕切板
22 スペーサ
41〜44 第1〜第4水平連結体
51 最外層部
60 側壁形成部材
61 内側型枠
61a 内側板
62 縦鉄筋
63 外側型枠
65 セパレータ
66 基板
66b リブ
66c 枠状突起
66d 第1係合片
67 化粧板
67b 第2係合片
67c 模様
68 係合ユニット
71〜73 第1〜第3連結板

Claims (4)

  1. 地中に掘られた穴の底部又は地上に敷設されたコンクリート製の四角板状の底盤と、前記底盤上に設けられた直方体状の貯留複合体と、前記貯留複合体を囲んで設けられたコンクリート製の四角筒状の側壁と、前記側壁を四角枠状に形成するための側壁形成部材とを備えた貯留槽であって、
    前記貯留複合体が、正方形板状の複数の仕切板を水平面内で並べて互いに連結することにより構成される複数段の水平連結体と、前記複数の仕切板の下面又は上面のいずれか一方又は双方に接続される複数の筒状のスペーサと、前記貯留複合体の最も外側に前記仕切板及び前記スペーサを鉛直方向に交互に配置することにより設けられた最外層部とを有し、
    前記側壁形成部材が、前記複数段の水平連結体の各段毎に前記最外層部を構成する複数のスペーサのうち前記最外層部の外面を形成する部分に接触するように複数の内側板を配設することにより四角筒状に形成された複数段の内側型枠と、前記複数段の水平連結体のうち前記最外層部を構成する各仕切板に前記内側型枠より外方に位置するように挿通された複数の縦鉄筋と、前記複数段の水平連結体より外方に配設され複数種類の板材を積層し連結することにより四角筒状に形成されかつ複数のセパレータにより前記縦鉄筋から所定の間隔をあけて保持される複数の外側型枠とを有し、
    前記外側型枠が、四角形板状に形成された基板と、前記基板と略同形同大の四角形板状に形成され前記基板に所定の隙間をあけて重ねた状態で前記基板に係合して係合ユニットを構成する化粧板と、前記基板及び前記化粧板間の隙間に挿入され前記係合ユニット同士を連結する連結板とを有し、
    複数組の係合ユニットを複数の連結板により縦横に連結することにより前記外側型枠が形成されたことを特徴とする貯留槽。
  2. 前記基板、前記化粧板及び前記連結板がプラスチックにより形成され、前記基板又は前記化粧板のいずれか一方又は双方に前記隙間を形成するためのリブが突設され、前記基板に前記化粧板に向って第1係合片が突設され、前記第1係合片に係合可能な第2係合片が前記化粧板に突設され、前記第1係合片と前記第2係合片が互いに係合することにより前記係合ユニットが形成された請求項1記載の貯留槽。
  3. 前記基板の両面のうち前記化粧板とは反対側の面の外周縁又は外周縁近傍に沿って延びる枠状突起が突設され、前記セパレータの一端が前記縦鉄筋に係止しかつ他端が前記枠状突起に形成された係止孔に係止するように構成された請求項1又は2記載の貯留槽。
  4. 前記化粧板の両面のうち前記基板とは反対側の面に模様が凸設又は凹設された請求項1又は2記載の貯留槽。
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