JP2019182655A - シート搬送方法、シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート搬送方法、シート搬送装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】シートの先端の浮き上がり及びカールを防止することでジャムの発生を抑制するとともに、把持部の開閉機構を必須とすることなく、シートをトレイ上に積載することが可能なシート搬送方法、シート搬送装置及び画像形成装置の提供。【解決手段】シートSを積載するトレイ10に向けてシートSを搬送する搬送部20と、搬送部20によって搬送されてきたシートSを把持して搬送部20がシートSを搬送する搬送方向に沿って搬送し、トレイ10上に案内する把持部30とを用い、搬送部20のシート搬送速度と把持部30のシート搬送速度との速度差を用いて、把持部30に把持されたシートSの、把持部30からの離脱を行い、離脱したシートSをトレイ10に積載させ、把持部30は、シートSを両面から挟持する挟持部材32を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、シート搬送方法、シート搬送装置及び画像形成装置に関する。
コロや搬送ベルトを用いてシートを搬送するシート搬送装置において、シート搬送装置の機能上、コロやベルトを設けることができない箇所においては、その箇所の直前のコロやベルトでシートを押し出すことによってシートを搬送する技術が知られている。
このようなシート搬送装置では、薄紙などの剛性の低いシートやサイズの大きいシートを押し出して搬送する場合、シートの先端が浮き上がったり、カールしたりして、ジャムが発生してしまうことがある。
この点、シートの先端をグリッパなどの把持部によって把持しながらシートを搬送する技術は提案されているものの(例えば特許文献1、特許文献2等参照)、このような技術においては、シートをトレイ上に積載する際に、必ず把持部を開く動作が必要となる。すなわち、把持部の開閉機構が必要となるため、高コストになってしまうという問題があった。
本発明は、シートの先端の浮き上がり及びカールを防止することでジャムの発生を抑制するとともに、把持部の開閉機構を必須とすることなく、シートをトレイ上に積載することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、シートを積載するトレイに向けてシートを搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送されてきたシートを把持して前記搬送部がシートを搬送する搬送方向に沿って搬送し、前記トレイ上に案内する把持部とを用い、前記搬送部のシート搬送速度と前記把持部のシート搬送速度との速度差を用いて、当該把持部に把持されたシートの、当該把持部からの離脱を行い、離脱した当該シートを前記トレイに積載させるシート搬送方法であって、前記把持部は、シートを両面から挟持する挟持部材を有することを特徴とするシート搬送方法にある。
本発明によれば、シートの先端の浮き上がり及びカールを防止することでジャムの発生を抑制するとともに、把持部の開閉機構を必須とすることなく、シートをトレイ上に積載することが可能となる。
本発明に係るシート搬送装置を有する画像形成装置の一例の概略図である。 本発明に係るシート搬送装置に備えられた挟持部材の一例を示す図である。 本発明に係るシート搬送装置の一例の平面図である。 本発明に係るシート搬送方法の一例を示すフローチャートである。 図3に示したシート搬送装置に備えられた搬送部と把持部とのシート搬送速度の変化の一例を示すグラフ図である。 図3に示したシート搬送装置に備えられた搬送部と把持部とのシート搬送速度の変化の他の一例を示すグラフ図である。 シート搬送装置の他の構成例の概略図である。 図7に示したシート搬送装置に備えられたガイド部材の一例を示す図である。 図7に示したシート搬送装置によるシート搬送方法の一例を示すフローチャートである。
図1に、本発明に係るシート搬送装置を有する画像形成装置の一例を示す。
図1に示すように、画像形成装置500は、用紙などの記録媒体であるシートSに画像を形成する印刷部200と、印刷部200によって画像が形成されたシートSの搬送と集積とを行うシート搬送装置100とを有している。
画像形成装置500は、ブラック(B)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色のインクを吐出させるインクジェットヘッドを備えたインクジェット記録装置である。
シート搬送装置100は、シートSを積載するトレイ10と、印刷部200からトレイ10に向けてシートSを搬送する搬送部20とを有している。
シート搬送装置100は、搬送部20によって搬送されてきたシートSを把持して搬送部20がシートSを搬送する搬送方向Xに沿って搬送部20のシート搬送速度よりも速い速度で搬送し、トレイ10上に案内する把持部30を有している。
シート搬送装置100は、搬送部20に配置され、シートSの先端を検出する検出部40を有している。
シート搬送装置100は、搬送部20のシート搬送速度と把持部30のシート搬送速度との速度差を用いて、把持部30に把持されたシートSの、把持部30からの離脱を行い、離脱したシートSをトレイ10に積載させる。
把持部30は、回転可能な搬送ベルト31と、搬送ベルト31に配置された挟持部材としてのクリップ32とを有している。
把持部30は、搬送部20のX方向下流側に配置され、X方向に沿って、すなわち、把持部30がシートSを搬送する搬送方向がX方向と平行になるように、シートSを把持して搬送する。
図2に示すように、クリップ32は、シートSが挿入される開口部32aと、開口部32aより挿入されたシートSを挟持する挟持部32bとを有している。
挟持部32bがシートSを挟持する力は、搬送部20とシートSとの間の摩擦力よりもわずかに小さく設定されている。このため、挟持部32bは、搬送部20のシート搬送速度と把持部30のシート搬送速度との速度差によって開口部32aより挿入されたシートSの剛性によりシートSの進入を許容し、進入したシートSを弾性で挟持する。
本実施形態では、開口部32aを広くとっているため、シートSがクリップ32に容易に挿入されるようになっている。また、開口部32aから挟持部32bまでは突起等を設けず、滑らかな形状としているため、シートSが挟持部32bに進入する際の負荷が低減される。クリップ32は、シートSのおもて面および裏面にともに当接することでシートSを両面から挟持する。シートSの一つの面をクリップ32で、他の面を他の部材たとえば搬送ベルト31で挟持する場合に比べて、公差などの影響をうけることなく確実にシートSを挟持することができる。これにより、シートSをトレイ10に確実に積載できる。また、搬送ベルト31などの他の部材の汚れがシートSに付着したり、搬送ベルト31などの他の部材にシートSが衝突して搬送されるシートSの姿勢が乱れたりすることを防止できる。クリップ32のうちシートSに当接する面は、金属や樹脂などの平滑性の高い部材で形成すると好ましい。これにより、クリップ32にシートSをスムーズに挿入することができる。
クリップ32は、検出部40によってシートSの先端が検出されるまで所定位置で待機している。そして、クリップ32によるシートSの搬送が完了すると、クリップ32は、搬送ベルト31の回転によって所定位置まで戻り、停止する。
本実施形態では、図1に示すように、クリップ32は、搬送ベルト31の回転方向に沿って複数、具体的には2つ、位相が180度異なるように配置されている。このため、クリップ32が所定位置に戻る時間が短縮され、時間のロスを抑えることが可能となる。
クリップ32は、搬送ベルト31の回転方向に沿って3つ以上配置されていてもよい。クリップ32を搬送ベルト31に複数配置するときは、位相を等分するように配置するとよい。
図3に示すように、搬送ベルト31は、X方向に交わるシートSの幅方向Yに複数、具体的には4本備えられており、クリップ32は、複数の搬送ベルト31のそれぞれに配置されている。このため、クリップ32の小型化が可能となり、慣性負荷を低減することが可能となる。また、複数のクリップ32によってシートSを挟持することで、シートSの姿勢が安定する。
複数の搬送ベルト31は、Y方向における各端側に位置する端部側ベルト31aと、Y方向において端部側ベルト31aの間に位置する中央側ベルト31bとを有している。
クリップ32は、端部側ベルト31aと中央側ベルト31bとで、X方向における配置が異なっている。すなわち、中央側ベルト31bに配置されたクリップ32は、端部側ベルト31aに配置されたクリップ32よりも、把持部30がシートSを搬送する搬送方向において上流側に位置している。
このような配置とすることで、端部側ベルト31aに配置されたクリップ32と中央側ベルト31bに配置されたクリップ32とで、シートSが挿入されるタイミングをずらすことができ、シートSがクリップ32に進入する際の負荷が低減される。また、シートSがクリップ32から離脱するタイミングもずれるため、シートSを安定した姿勢に保つことが可能となる。
本実施形態では、搬送ベルト31はY方向に4本備えられているが、3本であってもよいし、5本以上であってもよい。また、搬送ベルト31が5本以上備えられる場合は、各端側に位置する端部側ベルト31aをそれぞれ複数本ずつ有していてもよい。
中央側ベルト31bを設けない場合は、搬送ベルト31は2本であってもよい。
図3に示すように、搬送部20は、コロ21を有している。
搬送部20は、シート搬送速度を容易に制御することが可能な構成であればよく、ベルトによってシートSを搬送する構成にしてもよいし、コロ21とベルトとを組み合わせてシートSを搬送する構成にしてもよい。
図4にシート搬送装置100によるシート搬送方法の一例を、図5に搬送部20のシート搬送速度を基準とした把持部30のシート搬送速度の変化の一例を示す。図5において、縦軸はシート搬送速度Vを、横軸は時間Tを示しており、搬送部20のシート搬送速度vの変化を一点鎖線で、把持部30のシート搬送速度vの変化を実線で示している。
図4に示すように、ステップS1において、シート搬送装置100は、使用するシートSのシート長データをあらかじめ印刷部200から取得しておく。
ステップS2において、印刷部200の駆動の開始に伴って搬送部20の駆動が開始され、搬送部20によって印刷部200から進入してきたシートSの搬送が開始される。
ステップS3において、検出部40がシートSの先端を検出したかどうかを判定する。検出部40がシートSの先端を検出するまでステップS3が繰り返される。
ステップS3においてシートSの先端を検出したと判定された場合、ステップS4において、シートSの先端の検出時点(図5に示すT1)を起点とした経過時間である所定時間がカウントされる。
所定時間経過時(図5に示すT2)に、ステップS5において、把持部30の駆動が開始され、所定位置で停止していたクリップ32が加速を始める。このとき、クリップ32の速度よりも搬送部20によって搬送されてきたシートSの速度の方が速いため、シートSがクリップ32に進入する。把持部30の速度は、クリップ32へのシートSの挿入完了時(図5に示すT3)にシートSの速度とクリップ32の速度とが等速になっているように制御される。
このように、クリップ32の速度が搬送部20のシート搬送速度と同じ速度になるまでの速度差によって、クリップ32へシートSが挿入される。
把持部30がシートSを把持したとき(図5に示すT3)に、ステップS6において、把持部30のシート搬送速度の第1の加速すなわち把持時加速が行われ、あらかじめ取得したシート長データに応じた所定時間がカウントされる。第1の加速によって生じた搬送部20のシート搬送速度と把持部30のシート搬送速度との速度差を用いて、搬送部20と把持部30とによるシートSの搬送が行われる。すなわち、把持部30のシート搬送速度が搬送部20のシート搬送速度よりも速くなり、シートSの先端を引っ張りながら搬送するため、等速の場合よりもよりシートSのたわみを防止することが可能となる。
このとき、クリップ32がシートSを把持する力は、搬送部20とシートSとの間の摩擦力よりもわずかに小さいため、シートSは徐々にクリップ32から抜けるが、シートSを把持した位置からシートSを離脱させる位置まではシートSを把持した状態が保たれる。
把持部30がシートSを把持してから所定時間経過時(図5に示すT4)に、ステップS7において、把持部30のシート搬送速度の第2の加速すなわち離脱時加速が行われる。第2の加速によって把持部30のシート搬送速度が搬送部20のシート搬送速度よりもさらに速くなり、クリップ32からシートSが離脱する(図5に示すT5)。なお、クリップ32からシートSが離脱する前に搬送部20からシートSが抜けてしまったとしても、シートSの慣性力によってシートSの離脱が行われる。
このように、第2の加速によって生じた搬送部20のシート搬送速度と把持部30のシート搬送速度との速度差によって、把持部30に把持されたシートSの、把持部30からの離脱が行われる。把持部30から離脱し、搬送部20から抜けたシートSは、トレイ10に向けて落下し、トレイ10上に積載される。
ステップS8において、あらかじめ取得したシート長データに応じた所定時間がカウントされる。
所定時間経過時(図5に示すT6)に、ステップS9において、把持部30の減速が開始され、ステップS10において、把持部30が停止する(図5に示すT7)。
ステップS11において、印刷部200における印刷ジョブが完了したかどうかを判定する。
ステップS11において印刷ジョブが完了していないと判定された場合、ステップS3に戻り、検出部40が次のシートSの先端を検出したかどうかを判定する。印刷ジョブが完了するまでステップS3〜S10の動作が繰り返される。
ステップS11において印刷ジョブが完了したと判定された場合、ステップS12において、搬送部20が停止する。
このように、搬送部20のシート搬送速度と把持部30のシート搬送速度との速度差を用いて、クリップ32へのシートSの挿入とクリップ32からのシートSの離脱とが行われる。このため、クリップ32の開閉機構を必須とすることなく、シートSをトレイ10上に積載することが可能となる。
図6に示すように、搬送部20のシート搬送速度の減速によって生じた搬送部20のシート搬送速度と把持部30のシート搬送速度との速度差を用いて把持部30によるシートSの搬送を行うようにしてもよい。この場合であっても、把持部30のシート搬送速度が搬送部20のシート搬送速度よりも速くなり、シートSの先端を引っ張りながら搬送するため、等速の場合よりもよりシートSのたわみを防止することが可能となる。
次に、シート搬送装置100の他の構成例について図7を参照して説明する。なお、既に説明した構成と同様の構成には同じ符号を付して、説明を適宜省略する。図7に示す構成例は、上述の例における把持部30をガイド部30’に置き換えたものである。
ガイド部30’は、回転可能な搬送ベルト31と、搬送ベルト31に配置され、シートSの先端が進入するガイド部材32’とを有している。ガイド部30’は、搬送部20によって搬送されてきたシートSを、シートSの先端が進入した状態を維持しながらX方向に沿って搬送し、トレイ10上に案内する。
図8に示すように、ガイド部材32’は、開口部32’aと、中間部32’bと、奥部32’cとを有している。搬送部20のシート搬送速度とガイド部30’のシート搬送速度との速度差によって開口部32’aから進入したシートSの先端は、中間部32’bを通過した後、奥部32’cまで到達する。
ガイド部材32’には、搬送部20によって搬送されるシートSの厚みtよりも大きな隙間hが形成されている。隙間hは、X方向におけるどの位置においてもシートSの厚みtよりも大きい。すなわち、ガイド部材32’のなかで隙間hが最も狭い箇所である中間部32’bにおける最小間隙h1は、シートSの厚みtよりも大きい。つまり、本実施形態におけるガイド部材32’は、シートSを搬送する際にシートSに当接はするものの、シートSを挟持しない態様で保持する構成である。最小間隙h1>シートSの厚みtとすることによって、シートSの挟持によるシートSへの傷が防止される。
本実施形態では、開口部32’aにおける隙間を中間部32’b及び奥部32’cにおける隙間よりも広くすることで、シートSが奥部32’cまで進入しやすくしている。また、開口部32’aから中間部32’bまでは突起等を設けず、滑らかな形状としているため、シートSが奥部32’cに進入する際の負荷が低減される。
本実施形態では、奥部32’cにおける隙間が中間部32’bにおける隙間h1よりも広い構成としているが、両者の隙間は同じ幅であってもよいし、奥部32’cにおける隙間が中間部32’bにおける隙間h1よりも狭い構成としてもよい。いずれの場合であっても、中間部32’bにおける隙間h1>シートSの厚みt、かつ、奥部32’cにおける隙間>シートSの厚みtとすることが好ましい。これにより、シートSの挟持によるシートSへの傷が防止される。
なお、シートSの先端がガイド部材32’の奥側の端面(図8において左側の端面)に当接しないように、ガイド部材32’を移動させることが好ましい。これにより、シートSの先端が折れることを抑制できる。
ガイド部材32’のうちシートSに当接する面は、金属や樹脂などの平滑性の高い部材で形成すると好ましい。これにより、ガイド部材32’の開口部32’aから中間部32’bへ向けてシートSをスムーズに挿入することができる。
図9は、図7に示したシート搬送装置100によるシート搬送処理のうち、ガイド部30’の駆動に関する部分のみを抜き出して示している。図9におけるステップS5’〜S10’は図4におけるステップS5〜S10に相当し、前後の処理は図4に示す例と同様であるため省略する。
図9に示すように、ステップS5’において、ガイド部30’の駆動が開始され、所定位置で停止していたガイド部材32’が加速を始める。このとき、ガイド部材32’の速度よりも搬送部20によって搬送されてきたシートSの速度の方が速いため、シートSがガイド部材32’に進入する。ガイド部30’の速度は、ガイド部材32’へのシートSの挿入完了時、すなわち奥部32’cへのシートSの到達時に、シートSの速度とガイド部材32’の速度とが等速になっているように制御される。
このように、ガイド部材32’の速度が搬送部20のシート搬送速度と同じ速度になるまでの速度差によって、ガイド部材32’へシートSが挿入される。
ガイド部材32’へのシートSの挿入完了時に、ステップS6’において、ガイド部30’のシート搬送速度の第1の加速が行われ、あらかじめ取得したシート長データに応じた所定時間がカウントされる。第1の加速によって生じた搬送部20のシート搬送速度とガイド部30’のシート搬送速度との速度差を用いて、搬送部20とガイド部30’とによるシートSの搬送が行われる。すなわち、ガイド部30’のシート搬送速度が搬送部20のシート搬送速度よりも速くなるため、シートSを搬送する際のシートSのたわみを防止することが可能となる。
このとき、ガイド部材32’はシートSを挟持しておらず、搬送部20のシート搬送速度よりもガイド部30’のシート搬送速度の方が速いため、シートSの自重やシートSとガイド部材32’との間の摩擦力を考慮しても、シートSは徐々にガイド部材32’から抜ける。しかしながら、本実施形態では、ガイド部材32’のX方向における長さを十分に長く設定している。また、ガイド部材32’の動作タイミングを制御することで、ガイド部材32’へのシートSの先端の挿入量を制御することが可能であり、十分な挿入量を確保することが可能である。このように、速度差により徐々にガイド部材32’へのシートSの挿入量が減るが、シートSを離脱させる位置まではシートSの先端がガイド部材32’に進入した状態が維持されるように、ガイド部材32’の長さ及びシートSの挿入量が設定されている。
ガイド部材32’へのシートSの挿入完了から所定時間経過時に、ステップS7’において、ガイド部30’のシート搬送速度の第2の加速が行われる。第2の加速によってガイド部30’のシート搬送速度が搬送部20のシート搬送速度よりもさらに速くなり、ガイド部材32’からシートSが離脱する。
このように、第2の加速によって生じた搬送部20のシート搬送速度とガイド部30’のシート搬送速度との速度差によって、ガイド部30’に進入したシートSの、ガイド部30’からの離脱が行われる。ガイド部30’から離脱し、搬送部20から抜けたシートSは、トレイ10に向けて落下し、トレイ10上に積載される。
ステップS8’において、あらかじめ取得したシート長データに応じた所定時間がカウントされる。
所定時間経過時に、ステップS9’において、ガイド部30’の減速が開始され、ステップS10’において、ガイド部30’が停止する。
このように、搬送部20のシート搬送速度とガイド部30’のシート搬送速度との速度差を用いて、ガイド部材32’へのシートSの挿入とガイド部材32’からのシートSの離脱とが行われる。このため、ガイド部材32’の開閉機構を必須とすることなく、シートSをトレイ10上に積載することが可能となる。
本実施形態では、搬送部20とガイド部30’とによってシートSの搬送を行う際、ガイド部30’のシート搬送速度が搬送部20のシート搬送速度よりも速い構成としているが、両者の速度は等速であってもよい。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、本発明は、インクジェット方式による画像形成装置だけでなく、トナーによって画像を形成する画像形成装置に適用することも可能である。画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、プロッタ等の単体であってもよいし、これらのうちの複数の機能を備えた複合機であってもよい。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
10 トレイ
20 搬送部
21 コロ
30 把持部
30’ ガイド部
31 搬送ベルト
31a 端部側ベルト
31b 中央側ベルト
32 挟持部材、クリップ
32a 開口部
32b 挟持部
32’ ガイド部材
32’a 開口部
32’b 中間部
32’c 奥部
40 検出部
100 シート搬送装置
200 印刷部
500 画像形成装置
h 隙間
S シート
t シートの厚み
X 搬送方向
Y 幅方向
特開2014−162601号公報 特開2001−163497号公報

Claims (23)

  1. シートを積載するトレイに向けてシートを搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって搬送されてきたシートを把持して前記搬送部がシートを搬送する搬送方向に沿って搬送し、前記トレイ上に案内する把持部とを用い、
    前記搬送部のシート搬送速度と前記把持部のシート搬送速度との速度差を用いて、当該把持部に把持されたシートの、当該把持部からの離脱を行い、離脱した当該シートを前記トレイに積載させるシート搬送方法であって、
    前記把持部は、シートを両面から挟持する挟持部材を有することを特徴とするシート搬送方法。
  2. 請求項1記載のシート搬送方法において、
    前記把持部は、回転可能な搬送ベルトを有し、前記挟持部材は前記搬送ベルトに配置されることを特徴とするシート搬送方法。
  3. 請求項2記載のシート搬送方法において、
    前記挟持部材は、シートが挿入される開口部と、前記速度差によって当該開口部より挿入されたシートの剛性により当該シートの進入を許容し、進入した当該シートを弾性で挟持する挟持部とを有することを特徴とするシート搬送方法。
  4. 請求項2または3に記載のシート搬送方法において、
    前記挟持部材は、前記搬送ベルトの回転方向に沿って複数配置されることを特徴とするシート搬送方法。
  5. 請求項2ないし4のいずれか1つに記載のシート搬送方法において、
    前記把持部は、前記搬送方向に交わるシートの幅方向に前記搬送ベルトを複数有することを特徴とするシート搬送方法。
  6. 請求項5記載のシート搬送方法において、
    前記挟持部材は、複数の前記搬送ベルトのそれぞれに配置されることを特徴とするシート搬送方法。
  7. 請求項6記載のシート搬送方法において、
    複数の前記搬送ベルトは、前記幅方向における各端側に位置する端部側ベルトと、前記幅方向において前記端部側ベルトの間に位置する中央側ベルトとを有し、
    前記端部側ベルトと前記中央側ベルトとで、前記搬送方向における前記挟持部材の配置を異ならせることを特徴とするシート搬送方法。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1つに記載のシート搬送方法において、
    前記搬送部に配置され、シートの先端を検出する検出部を用い、
    前記把持部は、前記検出部によってシートの先端が検出された後に駆動され、
    前記把持部のシート搬送速度が前記搬送部のシート搬送速度と同じ速度になるまでの前記速度差によって、前記把持部へシートを挿入することを特徴とするシート搬送方法。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1つに記載のシート搬送方法において、
    前記把持部がシートを把持したときに当該把持部のシート搬送速度の加速が行われ、
    当該加速によって生じた前記速度差を用いて前記把持部によるシートの搬送が行われることを特徴とするシート搬送方法。
  10. 請求項1ないし8のいずれか1つに記載のシート搬送方法において、
    前記搬送部のシート搬送速度の減速によって生じた前記速度差を用いて前記把持部によるシートの搬送が行われることを特徴とするシート搬送方法。
  11. シートを積載するトレイに向けてシートを搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって搬送されてきたシートを、当該シートの先端が進入した状態を維持しながら前記搬送部がシートを搬送する搬送方向に沿って搬送し、前記トレイ上に案内するガイド部とを用い、
    前記搬送部のシート搬送速度と前記ガイド部のシート搬送速度との速度差を用いて、当該ガイド部に進入したシートの、当該ガイド部からの離脱を行い、離脱した当該シートを前記トレイに積載させるシート搬送方法であって、
    前記ガイド部は、前記搬送部によって搬送されるシートの厚みよりも大きな隙間が形成されたガイド部材を有することを特徴とするシート搬送方法。
  12. 請求項11記載のシート搬送方法において、
    前記ガイド部は、回転可能な搬送ベルトを有し、前記ガイド部材は前記搬送ベルトに配置されることを特徴とするシート搬送方法。
  13. 請求項12記載のシート搬送方法において、
    前記隙間は、前記搬送方向におけるどの位置においてもシートの厚みよりも大きいことを特徴とするシート搬送方法。
  14. 請求項12または13に記載のシート搬送方法において、
    前記ガイド部材は、前記搬送ベルトの回転方向に沿って複数配置されることを特徴とするシート搬送方法。
  15. 請求項12ないし14のいずれか1つに記載のシート搬送方法において、
    前記ガイド部は、前記搬送方向に交わるシートの幅方向に前記搬送ベルトを複数有することを特徴とするシート搬送方法。
  16. 請求項15記載のシート搬送方法において、
    前記ガイド部材は、複数の前記搬送ベルトのそれぞれに配置されることを特徴とするシート搬送方法。
  17. 請求項16記載のシート搬送方法において、
    複数の前記搬送ベルトは、前記幅方向における各端側に位置する端部側ベルトと、前記幅方向において前記端部側ベルトの間に位置する中央側ベルトとを有し、
    前記端部側ベルトと前記中央側ベルトとで、前記搬送方向における前記ガイド部材の配置を異ならせることを特徴とするシート搬送方法。
  18. 請求項11ないし17のいずれか1つに記載のシート搬送方法において、
    前記搬送部に配置され、シートの先端を検出する検出部を用い、
    前記ガイド部は、前記検出部によってシートの先端が検出された後に駆動され、
    前記ガイド部のシート搬送速度が前記搬送部のシート搬送速度と同じ速度になるまでの前記速度差によって、前記ガイド部へシートを挿入することを特徴とするシート搬送方法。
  19. 請求項1ないし18のいずれか1つに記載のシート搬送方法において、
    前記搬送部は、コロを有することを特徴とするシート搬送方法。
  20. 請求項1ないし19のいずれか1つに記載のシート搬送方法において、
    前記搬送部は、ベルトを有することを特徴とするシート搬送方法。
  21. シートを積載するトレイに向けてシートを搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって搬送されてきたシートを把持して前記搬送部がシートを搬送する搬送方向に沿って搬送し、前記トレイ上に案内する把持部とを有し、
    前記搬送部のシート搬送速度と前記把持部のシート搬送速度との速度差を用いて、当該把持部に把持されたシートの、当該把持部からの離脱を行い、離脱した当該シートを前記トレイに積載させるシート搬送装置において、
    前記把持部は、シートを両面から挟持する挟持部材を有することを特徴とするシート搬送装置。
  22. シートを積載するトレイに向けてシートを搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって搬送されてきたシートを、当該シートの先端が進入した状態を維持しながら前記搬送部がシートを搬送する搬送方向に沿って搬送し、前記トレイ上に案内するガイド部とを有し、
    前記搬送部のシート搬送速度と前記ガイド部のシート搬送速度との速度差を用いて、当該ガイド部に進入したシートの、当該ガイド部からの離脱を行い、離脱した当該シートを前記トレイに積載させるシート搬送装置において、
    前記ガイド部は、前記搬送部によって搬送されるシートの厚みよりも大きな隙間が形成されたガイド部材を有することを特徴とするシート搬送装置。
  23. 請求項1ないし20のいずれか1つに記載のシート搬送方法を用いる、または、請求項21または22に記載のシート搬送装置を有する画像形成装置。
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