JP2019182500A - ロール体及びその認識部材取付装置 - Google Patents

ロール体及びその認識部材取付装置 Download PDF

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【課題】ユーザによる製造元の特定を困難にして製品に優劣が付けられるのを防止し、製造時の作業員に過度の負担を強いるのを防ぐことのできるロール体及びその認識部材取付装置を提供する。【解決手段】円筒形の巻芯2に積層して巻回される食品包装用の樹脂フィルム3と、この樹脂フィルム3の最外層3aに取り付けられて樹脂フィルム3の先端部の把握を容易にする口取紙4とを備え、この口取紙4に、製造元特定模様10を口取紙取付装置の模様形成部によりエンボス加工する。口取紙4に製造元特定模様10をエンボス加工するので、例えロール体1に不具合があり、不具合品を回収する場合にも、どの巻替機により不具合品が巻き替えられ、製造されたのか、不具合品の製造元を追跡して特定できる。【選択図】図1

Description

本発明は、シートで包装したり、結束等するロール体及びその認識部材取付装置に関するものである。
従来、食品の乾燥や酸化を防いだり、食品の香りが他の食品に移るのを防止する場合には、ロール体が使用されるが、この種のロール体1は、図8に示すように、筒形の巻芯2に積層して巻回される透明の樹脂フィルム(ラップフィルムともいう)3と、この樹脂フィルム3の先端部の把握を容易にする口取紙4とを備えて構成されている(特許文献1、2、3参照)。
樹脂フィルム3は、例えば密着性等に優れるポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン等により柔軟な薄膜に成形され、ロール体1の巻芯2から所定の長さ分引き出された後、切断されて食品の包装に利用される。また、口取紙4は、所定の用紙により細長い帯形に形成され、巻芯2に巻回された樹脂フィルム3の最外層3aとその内側の外層との間に挿入された後、ロール体1の使用開始時に引っ張られることにより、ロール体1の使用開始時に視認が困難な樹脂フィルム3の先端部の認識・把握を容易にする。
このようなロール体1は、巻替機により原反から巻芯2に樹脂フィルム3が所定の長さ分小巻に巻き替えられ、その後、巻き替えられた樹脂フィルム3の最外層3aとその内側の外層との間に口取紙4が挿入されることで製造される。係る巻き替え作業の際、巻替機は、ロール体1を迅速、かつ大量に製造する観点から、一機ではなく、複数機が使用されるのが一般的である。
ところで、ロール体1は、樹脂フィルム3に皺が存在したり、樹脂フィルム3が斜めに巻かれていたり、装置に不具合がある場合には、不具合品として回収されるが、この回収作業の後、複数の巻替機のうち、どの巻替機により不具合品が巻き替えられ、製造されたのか、不具合品の製造元を特定することは製造条件の最適化、効率の改善、品質向上の観点から、非常に有益である。
例えば、1号機から4号機の巻替機によりロール体1を小巻に巻き替えて製造している場合、ロール体1に不具合が発生したとき、不具合品の製造元が2号機の巻替機であると特定できれば、2号機の巻替機の製造条件を最適化することにより、ロール体1の品質や安全性を向上させることができる。
係る製造元の特定のため、従来においては、(1)ロール体1の巻芯2や口取紙4に製造元を数字等で印刷したり、刻印する方法、(2)巻替機毎に巻芯2や口取紙4の材質・色彩を変更する方法が提案され、実用化されている。
実登3212926号公報 特開2017‐206307号公報 特開2002‐284259号公報
しかしながら、(1)の方法の場合には、メーカの製造者による製造元の特定が可能となり、トレーサビリティを担保することができるものの、一般のユーザによる特定も可能となるので、ユーザに製品の優劣を付けられ、その結果、販売に支障を来すおそれが生じる。
また、(2)の方法の場合には、巻替機毎に異なる巻芯2や口取紙4を供給しなければならないので、巻芯2や口取紙4を取り扱う作業員に過度の負担を強いることとなる。さらに、巻芯2や口取紙4がOEM契約で納入されている場合、納入規格の変更は容易ではなく、納入規格を変更できないときには、製造元の特定がきわめて困難になる。
本発明は上記に鑑みなされたもので、ユーザによる製造元の特定を困難にして製品に優劣が付けられるのを防止し、製造時の作業員に過度の負担を強いるのを防ぐことのできるロール体及びその認識部材取付装置を提供することを目的としている。
本発明においては上記課題を解決するため、巻芯に積層して巻かれるシートと、このシートの最外層に取り付けられてシートの端部の把握を容易にする認識部材とを含み、この認識部材に、製造元特定模様が形成されることを特徴としている。
なお、シートを長尺の樹脂フィルムとすることができる。
また、認識部材を口取紙とすることができる。
また、本発明においては上記課題を解決するため、請求項1、2、又は3に記載したロール体の認識部材取付装置であって、
認識部材の巻かれた原反と、この原反から繰り出された認識部材をロール体のシートの最外層に供給する複数のロールとを含み、この複数のロールのうち、少なくとも一のロールの周面に、認識部材に製造元特定模様を形成する模様形成部が設けられることを特徴としている。
なお、製造元特定模様の形成された認識部材を所定の長さに切断する切断手段を含むことが好ましい。
また、製造元特定模様付きの認識部材を複数のロールから切断手段に案内するガイド部材と、この切断手段に切断された認識部材をロール体のシートの最外層に繰り出す繰り出しローラとを含むことが好ましい。
また、シートを食品包装用の樹脂フィルムとすることができる。
また、少なくとも一のロールの認識部材に接触する周面に複数の模様形成部が形成され、この複数の模様形成部がそれぞれ異なる大きさに形成されるようにすることができる。
また、少なくとも一のロールの認識部材に接触する周面に、模様形成部として、凹部と凸部の少なくともいずれか一方が形成されると良い。
また、複数のロールは、原反から繰り出された認識部材に巻きかけられるテンションガイドロールと、このテンションガイドロールから繰り出された認識部材に巻きかけられる金属送りロールと、この金属送りロールとの間に認識部材を挟む対向ピンチロールとを含み、金属送りロールの認識部材に接触する周面に模様形成部が形成されるようにすることができる。
ここで、特許請求の範囲における巻芯は、中空構造でも良いし、中実構造でも良い。また、シートは、各種樹脂シートの他、包装用、結束用、梱包用の樹脂フィルムが含まれ、透明、不透明、半透明、家庭用や業務用を特に問うものではない。製造元特定模様には、メーカの製造者による製造元の特定を容易にするが、一般のユーザによる製造元の特定を困難にする各種の図形や記号等が含まれる。この製造元特定模様や模様形成部は、単数でも良いし、複数(2個、4個、6個、8個等)でも良い。これら製造元特定模様や模様形成部は、複数の場合、同一の大きさ・形でも良いし、異なる大きさ・形でも良い。
本発明によれば、認識部材に製造元特定模様が形成されるので、例えロール体に不具合があり、不具合品を回収する場合にも、不具合品の製造元を特定することができる。また、巻芯や認識部材に製造元を文字や数字等で印刷したり、刻印する必要がないので、一般ユーザによる製造元の特定を難しくすることができる。また、巻替機毎に巻芯や認識部材の材質・色彩を変更する必要がないので、作業員が多品種の巻芯や認識部材を取り扱う必要が少ない。
本発明によれば、認識部材に製造元特定模様が形成されるので、ユーザによる製造元の特定を困難にし、製品に優劣が付けられるのを防止することができるという効果がある。また、製造時の作業員に過度の負担を強いるのを阻止することができるという効果がある。
請求項2記載の発明によれば、シートが長尺の樹脂フィルムなので、食品を包装してその乾燥や酸化を防止したり、資源ゴミや不燃ゴミを結束したり、あるいは各種商品や機材等を梱包することができる。
請求項3記載の発明によれば、認識部材が口取紙なので、ロール体の使用開始時にユーザが口取紙を摘まんで引っ張れば、樹脂フィルムの端部の視認が困難な場合にも、樹脂フィルムの端部を簡単に認識・把握することができる。
請求項5記載の発明によれば、切断手段が連続した認識部材を所定の長さに切断するので、この切断により、ロール体の最外層に所定の長さの口取紙を取り付けることが可能になる。
請求項6記載の発明によれば、シートが食品包装用の樹脂フィルムなので、各種食材の鮮度の維持、汚れ付着、臭い漏れ等を抑制することが可能になる。
請求項8記載の発明によれば、硬い金属送りロールの周面に模様形成部を形成するので、模様形成部が認識部材との接触に伴い、短期間で変形したり、損傷するのを防止することができる。
本発明に係るロール体の実施形態を模式的に示す斜視説明図である。 本発明に係るロール体の認識部材取付装置の実施形態を模式的に示す斜視説明図である。 本発明に係るロール体の認識部材取付装置の実施形態における金属送りロールと対向ピンチロールとを模式的に示す要部斜視図である。 本発明に係るロール体の認識部材取付装置の実施形態における金属送りロールと模様形成部とを模式的に示す説明図である。 本発明に係るロール体の認識部材取付装置の第2の実施形態における金属送りロールと模様形成部とを模式的に示す説明図である。 本発明に係るロール体の認識部材取付装置の第3の実施形態における金属送りロールと模様形成部とを模式的に示す説明図である。 本発明に係るロール体の認識部材取付装置の第4の実施形態における金属送りロールと模様形成部とを模式的に示す説明図である。 従来におけるロール体を示す斜視説明図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態を説明すると、本実施形態におけるロール体1は、図1ないし図4に示すように、筒形の巻芯2に積層して巻回される食品包装用の樹脂フィルム3と、この樹脂フィルム3の最外層3aに取り付けられて樹脂フィルム3の先端部の把握を容易にする口取紙4とを備え、この口取紙4に、製造元特定模様10が口取紙取付装置20の模様形成部28により形成される。
ロール体1の巻芯2は、図1に示すように、例えば円筒形の紙管からなり、この紙管の外周面に透明帯形の樹脂フィルム3が20m〜50m程度、あるいは50m〜110m程度積層して巻回される。巻芯2が紙管の場合、紙管は、再生紙がスパイラル巻きされたり、平巻きされることで形成される。
樹脂フィルム3は、図1に示すように、例えば密着性、耐熱性、耐水性等に優れるポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン等により柔軟な薄膜に成形され、ロール体1の巻芯2から所定の長さ分引き出された後、図示しない包装箱の切断歯により切断され、食品を被覆保護する。
口取紙4は、同図に示すように、着色された所定の用紙により細長い帯形に形成され、巻芯2に巻回された樹脂フィルム3の最外層3a中央部とその内側の外層中央部との間に挿入された後、使用開始時にユーザに摘まんで引っ張られることにより、使用開始時に視認が困難な樹脂フィルム3の先端部の認識・把握を容易にするよう機能する。この口取紙4は、例えば白色、黄色、ピンク色に着色されたフォーム用紙やケント紙等が用いられる。
このようなロール体1は、巻替機により原反から巻芯2に樹脂フィルム3が所定の長さ分小巻に巻き替えられ、巻替機から口取紙取付装置20に搬送された後、巻き替えられた樹脂フィルム3の最外層3aとその内側の外層との間に口取紙4が口取紙取付装置20により挿入されることで製造される。
製造元特定模様10は、同図に示すように、メーカの製造者による製造元の巻替機の特定を容易にするが、一般のユーザによる製造元の巻替機の特定を難しくする各種の図形や記号等からなり、口取紙4の表面、裏面、あるいは表裏面に形成される。この製造元特定模様10は、図1に示すように、例えばきわめて簡単でありふれた必要数の直線、斜線、点線、破線、ドット、刻印等からなり、一般的な識別力に乏しい模様とされる。
口取紙取付装置20は、図2ないし図4に示すように、長尺で帯形の口取紙4が多層に巻回された原反21と、この原反21から繰り出された口取紙4をロール体1の樹脂フィルム3の最外層3aに供給する多数のロール22と、この多数のロール22によりロール体1の樹脂フィルム3の最外層3aに供給される口取紙4を切断するカッタ31とを備え、多数のロール22のうち、少なくとも金属送りロール26に、口取紙4に製造元特定模様10を形成する模様形成部28が設けられる。
原反21、多数のロール22、及びカッタ31は、装置の上部上流から下部下流にかけて配設され、カッタ31が下部下流に設置されており、このカッタ31の下方にロール体1が搬送して位置決めされる。原反21は、専用の透明ホルダ内に交換可能に嵌合され、装置の上部上流に回転可能に軸支されており、ブレーキにより制動される。
多数のロール22は、斜め上方の原反21から繰り出された口取紙4に巻回される拡径の第一テンションガイドロール23と、近接した斜め上方の第一テンションガイドロール23から繰り出された口取紙4に巻回される縮径の第二テンションガイドロール24と、近接した斜め上方の第二テンションガイドロール24から繰り出された口取紙4に巻回される拡径の第三テンションガイドロール25と、斜め直上の第三テンションガイドロール25から繰り出された口取紙4に巻回される金属送りロール26と、この金属送りロール26との間に口取紙4を挟持する対向ピンチロール29とを備え、これらが装置の中流にそれぞれ回転可能に軸支される。
金属送りロール26と対向ピンチロール29とは、図3に示すように、口取紙4を挟持して下部下流のガイドに繰り出すよう機能する。金属送りロール26の口取紙4に摺接する滑らかな周面には図4に示すように、巻替機の数に応じて複数の凹部27が所定の角度で浅く凹み加工され、この複数の凹部27が模様形成部28として口取紙4に製造元特定模様10をエンボス加工する。複数の凹部27は、製造元の巻替機が複数ある場合、巻替機を確実に特定する観点から、それぞれ異なる大きさに形成されることが好ましい。
対向ピンチロール29は、その周面に弾性のエラストマーリング30が嵌着され、このエラストマーリング30が口取紙4を対向する金属送りロール26の周面に弾発的に押圧する。エラストマーリング30は、例えば硬度50Hs〜95Hsのウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム等により成形される。
カッタ31は、図2や図3に示すように、例えば工業用ナイフ等からなり、金属送りロール26と対向ピンチロール29の下方、具体的にはガイドの下方に設置され、ロール体1の上方に位置する。このカッタ31は、ガイドに案内されて来た製造元特定模様10付きの口取紙4を所定の長さに切断し、切断された口取紙4がロール体1の樹脂フィルム3の最外層3aとその内側の外層との間に繰り出しローラで繰り出され、最外層3aとその内側の外層との間に挿入される。
上記構成において、ロール体1に口取紙4を取り付ける場合には、巻替機により小巻に巻き替えられたロール体1を口取紙取付装置20に搬送し、口取紙取付装置20を起動すれば良い。すると、口取紙4は、原反21から第一テンションガイドロール23、第二テンションガイドロール24、及び第三テンションガイドロール25を順次経由して相対向する金属送りロール26と対向ピンチロール29との間に挟持され、回転する金属送りロール26の模様形成部28に製造元特定模様10が簡単な模様にエンボス加工される。
こうして製造元特定模様10をエンボス加工された口取紙4は、ガイドに案内されて下流のカッタ31に所定の長さに切断され、ロール体1の樹脂フィルム3の最外層3aに繰り出しローラで繰り出され、この繰り出しローラで最外層3aとその内側の外層との間に挿入される。この挿入により、ロール体1の最外層3aに口取紙4を取り付けることができ、以下、上記作業が繰り返される。
上記によれば、口取紙4に製造元特定模様10がエンボス加工されるので、例えロール体1に不具合があり、不具合品を回収する場合にも、どの巻替機により不具合品が巻き替えられ、製造されたのか、不具合品の製造元を追跡して確実に特定することができる。この製造元の特定により、ロール体1に関する製造条件の最適化、効率の改善、ロール体1の品質向上を図ることができる。この際、巻替機の数に応じ、金属送りロール26の周面に複数の凹部27がそれぞれ異なる大きさで加工されれば、複数の巻替機中、どの巻替機により不具合品が巻き替えられ、製造されたのか、製造元特定模様10による不具合品の製造元の特定が実に容易となる。
また、巻芯2や口取紙4に製造元を識別力に優れる複雑な数字等で印刷したり、刻印する必要が全くないので、一般のユーザによる製造元の特定が非常に困難になる。したがって、ユーザに製品の優劣を付けられ、販売に支障を来すおそれを有効に排除することができる。
また、巻替機毎に巻芯2や口取紙4の材質・色彩を変更する必要がないので、巻芯2や口取紙4を取り扱う作業員に過度の負担を強いることがない。また、例え巻芯2や口取紙4がOEM契約されている場合でも、納入規格を何ら変更する必要がない。さらに、硬質の金属送りロール26の周面に模様形成部28が切削等で凹み形成されるので、模様形成部28が口取紙4との摺接に伴い、短期間で変形するのを防止することが可能になる。
次に、図5は本発明の第2の実施形態を示すもので、この場合には、金属送りロール26の口取紙4に摺接する滑らかな周面に、単一の凹部27が深く凹み加工され、この深い凹部27が模様形成部28とされる。その他の部分については、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、模様形成部28の形状の多様化を図ることができるのは明らかである。
次に、図6は本発明の第3の実施形態を示すもので、この場合には、金属送りロール26の口取紙4に摺接する滑らかな周面に、隣接する一対の凹部27が僅かな間隔をおいて深く凹み加工され、この一対の凹部27が模様形成部28とされる。その他の部分については、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、模様形成部28の形状の多様化を図ることができるのは明らかである。
次に、図7は本発明の第4の実施形態を示すもので、この場合には、金属送りロール26の口取紙4に摺接する周面に、巻替機の数に応じて複数の凸部32が所定の角度で突出形成され、この複数の凸部32が模様形成部28として口取紙4に製造元特定模様10をエンボス加工する。
複数の凸部32は、製造元の巻替機が複数ある場合、巻替機を確実に特定する観点から、それぞれ異なる大きさに形成されることが好ましい。その他の部分については、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、模様形成部28の形状の多様化を図ることができる。
なお、上記実施形態では巻芯2を紙管としたが、樹脂製の管でも良い。また、樹脂フィルム3は、食品包装用ではなく、LLDPE製の梱包用ストレッチフィルムでも良い。また、上記実施形態では口取紙4をカッタ31で所定の長さに切断した後、樹脂フィルム3の最外層3aとその内側の外層との間に、所定の長さの口取紙4を挿入したが、樹脂フィルム3の最外層3aとその内側の外層との間に口取紙4を挿入した後、この口取紙4をカッタ31で所定の長さに切断しても良い。
また、上記実施形態では金属送りロール26の周面に、巻替機の数に応じた複数の凹部27あるいは凸部32を模様形成部28として形成したが、必要数の凹凸部を模様形成部28として形成することができる。さらに、第三テンションガイドロール25や対向ピンチロール29の周面に、巻替機の数に応じた必要数の凹部27、凸部32、あるいは凹凸部を模様形成部28として形成することができる。
本発明に係るロール体及びその認識部材取付装置は、樹脂フィルム等の製造分野で使用される。
1 ロール体
2 巻芯
3 樹脂フィルム(シート)
3a 最外層
4 口取紙(認識部材)
10 製造元特定模様
20 口取紙取付装置(認識部材取付装置)
21 原反
22 ロール
23 第一テンションガイドロール(ロール)
24 第二テンションガイドロール(ロール)
25 第三テンションガイドロール(ロール)
26 金属送りロール(一のロール)
27 凹部
28 模様形成部
29 対向ピンチロール(ロール)
31 カッタ(切断手段)
32 凸部

Claims (8)

  1. 巻芯に積層して巻かれるシートと、このシートの最外層に取り付けられてシートの端部の把握を容易にする認識部材とを含み、この認識部材に、製造元特定模様が形成されることを特徴とするロール体。
  2. シートが長尺の樹脂フィルムである請求項1記載のロール体。
  3. 認識部材が口取紙である請求項1又は2記載のロール体。
  4. 請求項1、2、又は3に記載したロール体の認識部材取付装置であって、認識部材の巻かれた原反と、この原反から繰り出された認識部材をロール体のシートの最外層に供給する複数のロールとを含み、この複数のロールのうち、少なくとも一のロールの周面に、認識部材に製造元特定模様を形成する模様形成部が設けられることを特徴とするロール体の認識部材取付装置。
  5. 製造元特定模様の形成された認識部材を所定の長さに切断する切断手段を含んでなる請求項4記載のロール体の認識部材取付装置。
  6. シートが食品包装用の樹脂フィルムである請求項4又は5記載のロール体の認識部材取付装置。
  7. 少なくとも一のロールの認識部材に接触する周面に、模様形成部として、凹部と凸部の少なくともいずれか一方が形成される請求項4、5、又は6記載のロール体の認識部材取付装置。
  8. 複数のロールは、原反から繰り出された認識部材に巻きかけられるテンションガイドロールと、このテンションガイドロールから繰り出された認識部材に巻きかけられる金属送りロールと、この金属送りロールとの間に認識部材を挟む対向ピンチロールとを含み、金属送りロールの認識部材に接触する周面に模様形成部が形成される請求項4ないし7のいずれかに記載のロール体の認識部材取付装置。
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