JP2019180639A - 加熱送風装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】乾燥性能を高めるとともに乾燥後の髪の仕上がりを高めることが可能な加熱送風装置を提供する。【解決手段】加熱送風装置100は、吸入口112と、吐出口113と、吸入口112から吐出口113まで至る送風流路111とを有するハウジング110と、送風流路111内に配置された送風部121と、送風流路111内における送風部121よりも吐出口113側に配置された加熱部118と、髪(乾燥対象物)の乾燥状態に関する乾燥情報を取得する計時部126(乾燥情報取得部)と、送風部121及び加熱部118を制御する制御部150とを備え、制御部150は、複数の送風パターンを有しており、計時部126が取得した乾燥情報を基に複数の送風パターンから一つの送風パターンを選択し、当該一つの送風パターンに基づいて送風部121を制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、加熱送風装置に関する。
従来より、ヘアドライヤー等の加熱送風装置においては、ユーザがスイッチに対して切替操作を行うことで、風量を切り替えて送風を行う加熱送風装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2014−46092号公報
近年においては、乾燥性能を高めるとともに乾燥後の髪の仕上がりを高めることが望まれている。
本発明の目的は、乾燥性能を高めるとともに乾燥後の髪の仕上がりを高めることが可能な加熱送風装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る加熱送風装置は、吸入口と、吐出口と、前記吸入口から前記吐出口まで至る送風流路とを有するハウジングと、送風流路内に配置された送風部と、送風流路内における送風部よりも吐出口側に配置された加熱部と、乾燥対象物の乾燥状態に関する乾燥情報を取得する乾燥情報取得部と、送風部及び加熱部を制御する制御部とを備え、制御部は、複数の送風パターンを有しており、乾燥情報取得部が取得した乾燥情報を基に複数の送風パターンから一つの送風パターンを選択し、当該一つの送風パターンに基づいて送風部を制御する。
本発明に係る加熱乾燥装置によれば、乾燥性能を高めるとともに乾燥後の髪の仕上がりを高めることができる。
図1は、実施の形態に係る加熱送風装置の基本構成を示す図である。 図2は、実施の形態に係る加熱送風装置の制御構成を示すブロック図である。 図3は、実施の形態に係る加熱送風装置の加熱部及び送風部の駆動状態、風量、風温を示すタイミングチャートである。 図4は、髪を乾かす際の毛束重量の変化をイメージ化したグラフである。 図5は、本実施の形態に係る加熱送風装置と、比較例1と、比較例2とで被験者が髪の乾燥時間を評価した評価結果をまとめたグラフである。 図6は、変形例1に係る加熱送風装置の制御構成を示すブロック図である。 図7は、変形例1に係る加熱送風装置による風温、風量の変化を示すタイミングチャートである。 図8は、変形例2に係る加熱送風装置の制御構成を示すブロック図である。 図9は、変形例3に係る加熱送風装置の制御構成を示すブロック図である。 図10は、変形例4に係る加熱送風装置の制御構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態及びその変形例を説明する。なお、以下で説明する実施の形態及び変形例は、いずれも本発明の包括的又は具体的な一例を示すものである。以下の実施の形態及び変形例で示される数値、形状、構成要素、構成要素の配置、動作の内容、動作の順序等は、一例であって本発明を限定するものではない。また、以下の実施の形態及び変形例における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意に付加可能な構成要素である。また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態)
以下、実施の形態に係る加熱送風装置について図面を用いて説明する。図1は、実施の形態に係る加熱送風装置100の基本構成を示す図である。本実施の形態に係る加熱送風装置100は、ヘアケア装置の一例であり、本実施の形態では、ヘアドライヤーである。
図1に示すように、加熱送風装置100は、本体部101及び把持部102を備える。本体部101は、外郭を構成するハウジング110を有している。ハウジング110には、空気を吸入するための吸入口112と、空気を吐出するための吐出口113とが設けられている。吸入口112は、ハウジング110における長手方向(図1の左右方向)の一方側(図1の右側)に配置されており、吐出口113は他方側(図1の左側)に配置されている。吸入口112から吐出口113に至る空間は、吸入口112から吸入された空気を吐出口113まで案内する送風流路111である。また、ハウジング110内には、各種電気部品が収容されている。
ハウジング110の下部には、ユーザが手で握る部分としての把持部102が、本体部101の長手方向と交差する方向に結合されている。加熱送風装置100の使用時には本体部101と把持部102とで略T字状あるいは略L字状(本実施の形態では略T字状)、または略I字状(ブラシ付きヘアドライヤーの形状)の外観を呈するように構成されている。
把持部102は、本体部101側の根元部102bと先端部102aとを有している。把持部102の側面には、スライド式の電源スイッチ122が設けられており、把持部102の突出端部(先端部102a)からは、電源コード124が引き出されている。また、根元部102bにおいて、連結部125を介して回動可能に本体部101と連結されている。これにより、加熱送風装置100を、先端部102aが本体部101に沿う位置まで折り畳まれた姿勢にすることができる。
また、本体部101における送風流路111内の上流側(吸入口112に近い側)には、送風部121が設けられている。送風部121は、送風機の一例であり、ファン119及びモータ120を備えている。送風部121は、モータ120の駆動に基づくファン119の回転によって、送風流路111内に空気の流れを形成する。
ファン119の下流側(ファン119よりも吐出口113に近い側)には、ファン119から送られた空気を加熱する加熱部118が配置されている。加熱部118は、例えば、帯状かつ波板状の電気抵抗体を、送風流路111の内周に沿って巻回して配置することで形成されたヒータである。
本実施の形態では、送風部121及び加熱部118等の、電力により動作する構成要素への電力供給及び動作制御を行う制御部150が、把持部102もしくは本体部101の内部に配置されている。なお、各構成要素への電力供給及び動作制御を行うための電気回路は、1つの基板に集約されてもよく、複数の基板に分散されてもよい。
図2は、本実施の形態に係る加熱送風装置100の制御構成を示すブロック図である。図2に示すように、加熱送風装置100の制御部150は、電源スイッチ122と、送風部121と、加熱部118と、計時部126とに電気的に接続されており、電源スイッチ122がONされたことにより、送風部121と、加熱部118と、計時部126とを制御する。
計時部126は、電源スイッチ122がONされてからの時間を計時するタイマーである。具体的には、計時部126は、電源スイッチ122がONされて送風部121及び加熱部118が駆動開始してからの時間を計時する。つまり、計時部126が計時した計時時間は、髪が温風に晒された時間であるとも言える。このため、計時時間が長ければ、髪の乾燥が進むこととなる。計時時間は、乾燥対象物である髪の乾燥状態を間接的に示している。このように、計時時間は、乾燥対象物の乾燥状態に関する乾燥情報の一例である。また、計時部126は、乾燥情報を取得する乾燥情報取得部の一例である。
制御部150は、CPU、ROM、RAMなどを備えており、ROMに格納されたプログラムがCPUに読み込まれ、RAMに展開されることで、送風部121と、加熱部118とを制御する。ROMには、複数の送風パターンが記憶されている。制御部150は、計時部126が計時した時間(乾燥情報)を基に複数の送風パターンから一つの送風パターンを選択し、当該一つの送風パターンに基づいて送風部121を制御する。
複数の送風パターンには、例えば定量パターンと、漸減パターンとが含まれている。定量パターンは、送風部121の風量が一定の送風パターンである。漸減パターンは、送風部121の風量が漸減する送風パターンである。定量パターンは、漸減パターンの最大の風量よりも大きな風量となっている。
制御部150は、計時時間が所定時間よりも短い場合には、複数の送風パターンから定量パターンを選択して、この定量パターンに基づいて送風部121を制御する。また、制御部150は、計時時間が所定間以上となって場合には、複数の送風パターンから漸減パターンを選択して、この漸減パターンに基づいて送風部121を制御する。
以上のように構成された加熱送風装置100の基本的な動作を説明する。図3は、実施の形態に係る加熱送風装置100の加熱部118及び送風部121の駆動状態、風量、風温を示すタイミングチャートである。
ユーザがスライド式の電源スイッチ122をONにすることで、電源コード124を通じて、制御部150に電力が供給されると、制御部150は、送風部121と加熱部118とを駆動させるとともに、計時部126によって計時を開始する(図3中、起動タイミングT1)。このとき、制御部150は、計時時間が所定時間となるまでは、送風部121を定量パターンに基づいて制御する。これにより、送風部121の風量は所定時間までは一定となる。
制御部150は、計時時間が所定時間以上となると、漸減パターンを選択し、当該漸減パターンに基づいて送風部121を制御する。具体的には、制御部150は送風部121に対する電力供給を段階的に減らすことで、漸減パターンを実現する。これにより、所定時間経過後においては、送風部121の風量も段階的に漸減することになる。
また、制御部150は、起動タイミングT1以降においては、加熱部118に対して一定の電力を供給することで、加熱部118の温度(出力)を一定にしている。所定時間までにおいては、風量が一定であるので、吐出口113から吐出される空気の温度(風温)も一定である。所定時間内に電源スイッチ122がOFFにされると、制御部150は、送風パターンを定量パターンから変更することなく、送風部121及び加熱部118を停止する。
一方、電源スイッチ122がOFFされることなく所定時間が経過すると、制御部150は、漸減パターンに基づいて送風部121を制御するので、風量が段階的に漸減されながら、空気が加熱部118によってより加熱される。したがって、吐出口113から吐出される空気の温度は、漸減パターンに反するように段階的に高温化する。その後、電源スイッチ122がOFFにされると、制御部150は送風部121及び加熱部118を停止する。
送風部121及び加熱部118の駆動時において、吐出口113から吐出された空気は、ユーザの髪にあたって当該髪を乾燥させる。図4は、髪を乾かす際の毛束重量の変化をイメージ化したグラフである。毛束重量とは、所定の毛束と、当該毛束に含まれる水分量との合計値である。このため毛束重量は髪の乾燥が進めば減少する。
乾燥当初においては多量の水分が髪に含まれているために単に温風で水分を蒸発させるよりも、髪の毛から水分を吹き飛ばす方が効率的である。このため、当初期間においては、制御部150が定量パターンを選択することで、風量を大きくして髪から水分を吹き飛ばす効果を高めている。
一方、髪のクセを伸ばして、つややかに髪をまとめるためには、高温の風を髪にあてることが望まれる。図4に示す変移領域では、髪表面に水膜と水滴とが混在している。髪から水滴が少なくなると、毛束重量の減少も鈍化し、髪表面の水膜の蒸発に移行する。水膜が蒸発する時間が短いほど、髪の熱変性を抑えることができ、つややかに髪をまとめることができる。このため、本実施の形態では、髪の水分量がある程度減少した所定時間後においては、制御部150が漸減パターンを選択することで、風量を徐々に弱めつつも、徐々に高温となる風を髪にあてる。これにより、髪の水膜を短時間で乾燥させることができ、髪をつややかに伸ばしてまとめることが可能である。
以上説明したように、本実施の形態に係る加熱送風装置100は、吸入口112と、吐出口113と、吸入口112から吐出口113まで至る送風流路111とを有するハウジング110と、送風流路111内に配置された送風部121と、送風流路111内における送風部121よりも吐出口113側に配置された加熱部118と、髪(乾燥対象物)の乾燥状態に関する乾燥情報を取得する計時部126(乾燥情報取得部)と、送風部121及び加熱部118を制御する制御部150とを備え、制御部150は、複数の送風パターンを有しており、計時部126が取得した乾燥情報を基に複数の送風パターンから一つの送風パターンを選択し、当該一つの送風パターンに基づいて送風部121を制御する。
これによれば、制御部150は、乾燥情報を基に選択された送風パターンに基づいて送風部121を制御する。乾燥情報は、髪の乾燥状態に関する情報であるので、髪の乾燥状態に応じた送風パターンで送風部121からの風量が決定される。つまり、髪の乾燥状態に対して適切な風量で髪の乾燥が行われるので、乾燥性能を高めるとともに乾燥後の髪の仕上がりを高めることが可能である。
また、乾燥情報取得部は、送風部121及び加熱部118の駆動開始からの計時時間を乾燥情報として計時する計時部126を含む。
これによれば、計時部126が計時した計時時間を乾燥情報としているので、簡易な構成で乾燥情報を取得することができる。
また、複数の送風パターンは、送風部121の風量が漸減する送風パターンを含む。
これによれば、送風部121の風量が漸減する送風パターンが使用される際には、加熱部118の温度が一定であっても、風温を徐々に増加させることが可能である。これにより、髪表面の水膜の蒸発が促進されるので、乾燥時間を短縮することが可能である。
図5は、本実施の形態に係る加熱送風装置100と、比較例1と、比較例2とで被験者が髪の乾燥時間を評価した評価結果をまとめたグラフである。比較例1は、単位面積あたりの風圧が75gとなる風量を定量パターンで吐出する加熱送風装置である。比較例2は、単位面積あたりの風圧が100gとなる風量を定量パターンで吐出する加熱送風装置である。本実施の形態に係る加熱送風装置100は、単位面積あたりの風圧が100gから75gまで段階的に漸減する漸減パターンで吐出するものとする。複数人(10人)の被験者は、それぞれ本実施の形態に係る加熱送風装置100と、比較例1と、比較例2とを使用して、髪の乾燥度合いを5段階評価で評価した。1段階目が最も悪い評価であり、5段階目が最も良い評価である。被験者は、乾燥時の前半部分と後半部分とこれらを合わせた総合評価を行った。図5では、複数の被験者の評価結果を平均して示している。図5に示すように、いずれの場合においても、本実施の形態に係る加熱送風装置100が最も良い評価、つまり、最も早く髪を乾かしたことが分かる。
なお、加熱送風装置の構成は、上記実施の形態で説明された構成に限定されない。そこで、以下に、加熱送風装置についての変形例を上記実施の形態との差分を中心に説明する。以降の説明では、上記実施の形態と同一部分については同一の符号を付してその説明を省略する場合がある。
(変形例1)
変形例1では、周囲の環境情報を取得する環境情報取得部を備えた加熱送風装置100Aについて説明する。図6は、変形例1に係る加熱送風装置100Aの制御構成を示すブロック図である。図6に示すように、加熱送風装置100Aは、環境情報取得部の一例である気温計131を備えている。気温計131は、加熱送風装置100Aの周囲の気温を計測する温度センサである。気温計131は、ハウジング110に設けられている。具体的には、気温計131は、ハウジング110において、送風流路111を通過する空気の温度、吐出口113から吐出された空気の温度、把持部102を握ったユーザの体温及び加熱部118の温度などの影響を受けにくい箇所に配置されている。気温計131は、制御部150に電気的に接続されており、計測した気温を制御部150に出力する。
制御部150は、計時部126が取得した計時時間と、気温計131が取得した周囲の気温とを基に複数の送風パターンから一つの送風パターンを選択し、当該一つの送風パターンに基づいて送風部121を制御する。
図7は、変形例1に係る加熱送風装置100Aによる風温、風量の変化を示すタイミングチャートである。ここでは、計時時間が同一である場合に設定された、気温が高温時の送風パターンP1と、気温が低温時の送風パターンP2とを示している。いずれの送風パターンP1、P2も漸減パターンである。気温が高い場合においては、気温が低い場合と比べると空気や髪の温度も高い。このため、気温が高い場合における送風パターンP1は、気温が低い送風パターンP2よりも風量が大きく設定されている。このため、送風パターンP1での風温(図7において実線)は、送風パターンP2での風温(図7において破線)よりも低くなる。なお、計時時間を2つ以上に分類し、その分類ごとに送風パターンを2つ以上登録してもよいし、計時時間の分類ごとに異なる数の送風パターンを登録してもよい。
以上のように、変形例1に係る加熱送風装置100Aは、周囲の気温(環境情報)を取得する気温計131(環境情報取得部)を備え、制御部150は、計時部126が取得した計時時間と、気温計131が取得した気温とを基に複数の送風パターンP1、P2から一つの送風パターンを選択し、当該一つの送風パターンP1に基づいて送風部121を制御する。
これによれば、周囲の環境に応じた送風パターンが選択されるので、周囲の環境に対して適切な送風パターンで髪を乾燥させることができる。
また、その他の環境情報取得部としては例えば湿度計が挙げられる。この場合、湿度計で測定された湿度が周囲の環境情報となる。その他、周囲の環境情報を取得できるセンサを環境情報取得部として用いることが可能である。
(変形例2)
変形例2では、ユーザの個人情報を取得する個人情報取得部を備えた加熱送風装置100Bについて説明する。図8は、変形例2に係る加熱送風装置100Bの制御構成を示すブロック図である。図8に示すように、加熱送風装置100Bは、個人情報取得部の一例である入力部141を備えている。入力部141は、ハウジング110に設けられており、制御部150に対して電気的に接続されている。入力部141は、個人情報が入力される、例えばタッチパネル、機械式のボタン群などである。個人情報は、例えばユーザの髪の長さ、毛量などの髪の特性である。
制御部150には、予め髪の長い場合と短い場合、或いは毛量が多い場合と少ない場合とのそれぞれに対して効率的に髪を乾燥できる送風パターンが、計時時間の分類ごとに記録されている。制御部150は、計時部126が取得した計時時間と、入力部141に入力された個人情報とを基に複数の送風パターンから一つの送風パターンを選択し、当該一つの送風パターンに基づいて送風部121を制御する。
以上のように、変形例2に係る加熱送風装置100Bは、個人情報を取得する入力部141(個人情報取得部)を備え、制御部150は、計時部126が取得した計時時間と、入力部141が取得した個人情報とを基に複数の送風パターンから一つの送風パターンを選択し、当該一つの送風パターンに基づいて送風部121を制御する。
これによれば、個人情報に応じた送風パターンが選択されるので、個人の髪の特性に対して適切な送風パターンで髪を乾燥させることができる。
なお、個人情報取得部は、外部機器と通信可能な通信部であってもよい。この場合、例えば個人が所有する携帯端末(外部機器)上で入力された個人情報を、通信部によって取得することが可能である。
(変形例3)
変形例3では、乾燥情報取得部として水分量センサを備えた加熱送風装置100Cについて説明する。図9は、変形例3に係る加熱送風装置100Cの制御構成を示すブロック図である。図9に示すように、加熱送風装置100Cは、乾燥情報取得部の一例である水分量センサ127を備えている。水分量センサ127は、例えば近赤外線を用いた光学式の水分量センサである。水分量センサ127は、ハウジング110において、髪に対して赤外線を照射できる箇所に配置されており、髪の水分量を髪の乾燥情報として検出する。水分量センサ127は、制御部150に対して電気的に接続されており、検出した髪の水分量を制御部150に出力する。
制御部150には、髪の水分量に応じて複数の送風パターンが記録されている。制御部150は、水分量センサ127が取得した水分量を基に複数の送風パターンから一つの送風パターンを選択し、当該一つの送風パターンに基づいて送風部121を制御する。
以上のように、変形例3によれば、乾燥情報取得部は、髪の水分量を乾燥情報として検出する水分量センサ127を含む。
これによれば、髪の水分量に応じた送風パターンが選択されるので、髪の水分量に対して適切な送風パターンで髪を乾燥させることができる。なお、水分量センサ127としては、接触式の水分量センサを用いることも可能である。
(変形例4)
変形例4では、乾燥情報取得部として撮像部を備えた加熱送風装置100Dについて説明する。図10は、変形例4に係る加熱送風装置100Dの制御構成を示すブロック図である。図10に示すように、加熱送風装置100Dは、乾燥情報取得部の一例である撮像部128を備えている。撮像部128は、例えば光学カメラである。撮像部128は、ハウジング110において、髪を撮像可能な箇所に配置されており、髪の画像を乾燥情報として取得する。撮像部128は、制御部150に対して電気的に接続されており、取得した髪の画像を制御部150に出力する。
制御部150は、髪の画像を解析することで髪の乾燥度合いを判断する。具体的には、画像中の髪の色から髪の乾燥度合いを判断したり、髪のばらけ方を解析することで乾燥度合いを推定する。制御部150には、髪の乾燥度合いに応じて複数の送風パターンが記録されている。制御部150は、推定した髪の乾燥度合いを基に複数の送風パターンから一つの送風パターンを選択し、当該一つの送風パターンに基づいて送風部121を制御する。
以上のように、変形例4によれば、乾燥情報取得部は、髪を撮像して髪の画像を乾燥情報として取得する撮像部128を含む。
これによれば、撮像部128が取得した髪の画像から髪の乾燥度合いが推定され、この髪の乾燥度合いに応じた送風パターンが選択されるので、髪の乾燥度合いに対して適切な送風パターンで髪を乾燥させることができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本発明の技術の例示として、上記実施の形態及びその変形例を説明した。しかしながら、本発明は、これらに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行うことも可能である。
例えば、上記実施の形態では、計時部126が計時した計時時間を乾燥情報とする場合を例示した。しかしながら、制御部150は、計時時間に基づいて髪の乾燥状態を推定し、その推定した結果を乾燥情報として用いることも可能である。ここで、乾燥状態は、風温及び風量の少なくとも一方を計時時間に加えて推定することも可能である。風温は、風温計を加熱送風装置に設けることで測定することが可能である。風量は、風量計を加熱送風装置に設けることで測定することが可能である。また、風温及び風量は、加熱部118の温度、加熱時間、送風部121に対する供給電力、送風時間などに基づいて推定することも可能である。
また、上記実施の形態では、加熱時における加熱部118の温度が一定である場合を例示した。しかし、加熱部118の温度は可変であっても構わない。
また、加熱送風装置は、乾燥情報取得部として計時部126、水分量センサ127及び撮像部128のうち、複数を備えていてもよい。また、加熱送風装置は、個人情報取得部と環境情報取得部とを備えていてもよい。これらの場合、送風パターンも細分化して制御部に登録されることになるので、より多様な条件に応じて髪を効率的に乾燥させることが可能である。
また、上記実施の形態では、段階的に減少する漸減パターンを例示したが、直線的或いは曲線的になめらかに漸減する漸減パターンであってもよい。この場合、風温も直線的或いは曲線的になめらかに変化することになる。
以上、本発明に係る加熱送風装置について、実施の形態及び変形例に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態及び変形例に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を実施の形態または変形例に施したものや、実施の形態及び変形例における一部の構成要素を組み合わせて構築される別の形態も、本発明の範囲内に含まれる。
本発明に係る加熱送風装置は、例えば、ヘアドライヤーなどの電気機器に適用できる。
100、100A、100B、100C、100D 加熱送風装置
101 本体部
102 把持部
102a 先端部
102b 根元部
110 ハウジング
111 送風流路
112 吸入口
113 吐出口
118 加熱部
119 ファン
120 モータ
121 送風部
122 電源スイッチ
124 電源コード
125 連結部
126 計時部(乾燥情報取得部)
127 水分量センサ(乾燥情報取得部)
128 撮像部(乾燥情報取得部)
131 気温計(環境情報取得部)
141 入力部(個人情報取得部)
150 制御部
P1、P2 送風パターン
T1 起動タイミング

Claims (7)

  1. 吸入口と、吐出口と、前記吸入口から前記吐出口まで至る送風流路とを有するハウジングと、
    前記送風流路内に配置された送風部と、
    前記送風流路内における前記送風部よりも前記吐出口側に配置された加熱部と、
    乾燥対象物の乾燥状態に関する乾燥情報を取得する乾燥情報取得部と、
    前記送風部及び前記加熱部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、複数の送風パターンを有しており、前記乾燥情報取得部が取得した前記乾燥情報を基に複数の送風パターンから一つの送風パターンを選択し、当該一つの送風パターンに基づいて前記送風部を制御する
    加熱送風装置。
  2. 前記乾燥情報取得部は、前記送風部及び前記加熱部の駆動開始からの計時時間を前記乾燥情報として計時する計時部を含む
    請求項1に記載の加熱送風装置。
  3. 前記乾燥情報取得部は、前記乾燥対象物の水分量を前記乾燥情報として検出する水分量センサを含む
    請求項1または2に記載の加熱送風装置。
  4. 前記乾燥情報取得部は、前記乾燥対象物を撮像して前記乾燥対象物の画像を前記乾燥情報として取得する撮像部を含む
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の加熱送風装置。
  5. ユーザの個人情報を取得する個人情報取得部を備え、
    前記制御部は、前記乾燥情報取得部が取得した前記乾燥情報と、前記個人情報取得部が取得した前記個人情報とを基に複数の送風パターンから一つの送風パターンを選択し、当該一つの送風パターンに基づいて前記送風部を制御する
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の加熱送風装置。
  6. 周囲の環境情報を取得する環境情報取得部を備え、
    前記制御部は、前記乾燥情報取得部が取得した前記乾燥情報と、前記環境情報取得部が取得した前記環境情報とを基に複数の送風パターンから一つの送風パターンを選択し、当該一つの送風パターンに基づいて前記送風部を制御する
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の加熱送風装置。
  7. 前記複数の送風パターンは、前記送風部の風量が漸減する送風パターンを含む
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の加熱送風装置。
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