JP2019180306A - 生体細胞凍結用キャニスターおよび生体細胞凍結保管用具 - Google Patents

生体細胞凍結用キャニスターおよび生体細胞凍結保管用具 Download PDF

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Abstract

【課題】キャニスターの凍結対象物の投入、取出のための作業準備を容易に行うことができ、作業後におけるキャニスターのタンク内への収納作業も速やかに行うことができる生体細胞凍結用キャニスターを提供する。【解決手段】生体細胞凍結用キャニスター1は、キャニスター1を収納可能な収納空間52と、収納空間52と連通する開口部57とを備える凍結保存用タンク50に使用される。キャニスター1は、凍結保存用タンク50の収納空間52内に収納可能である筒状収納部2と、筒状収納部2に下部が固定されたシャフト部3とを備える。シャフト部3は、凍結保存用タンクの開口部に懸架可能な上部懸架部5を備える。キャニスター1は、筒状収納部2の上部付近の側部に設けられ、凍結保存用タンクの開口部に懸架可能な下部懸架部4を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、哺乳動物の卵子、胚、精子、また、卵巣などの凍結保存用タンク内に収納することにより使用されるキャニスターに関する。
近年、生殖医療の分野では、卵子および胚の凍結保存がIVF治療の基幹技術として重要な役割を果たしている。我が国だけでも年間20万件を超える。IVF治療において近年、開発、実用化されたガラス化保存法がその標準法として普及定着している。ガラス化法は、卵巣凍結法への応用も提案されている。具体的には、ヒト哺乳動物の雌個体から少なくとも卵巣を含む生殖組織を摘出し、これを15〜0℃で保持した後にガラス化法により凍結するものである。
そして、上記のようにガラス化凍結された生体細胞は、生体細胞が保有された細胞保有具をキャニスターの収納部内に投入される。そして、細胞保有具を収納したキャニスターは、液化冷媒(具体的には、液体窒素)が注入された凍結保存用タンク内に収納され、保存される。そして、生体細胞の必要時、例えば、IVF実行時には、凍結保存用タンクより、対象個体の生体細胞を保有した生体細胞保有具を収納するキャニスターを取り出す。そして、キャニスター内には、対象個体とは、別の個体の生体細胞を保有した生体細胞保有具も収納されているので、その中より、対象個体のものを選択して、抜き出す。そして、キャニスターは、再び、凍結保存用タンク内に投入される。
特開2005−156136(特許文献1)には、精液又は受精卵を凍結保存する際に用いられる液体ガス冷媒保存容器用のキャニスターが開示されている。このキャニスターユニットは、角筒形のキャニスター本体と、該本体に嵌合可能な1個又は複数個の角筒形の中箱と、該中箱を把持するための把持具とを備えてなり、前記中箱が、仕切部材によって複数の収納部に区画され、該区画の行と列の位置を表すコードが、互いに隣接する2面の該中箱側板の上端辺部又はその近傍に形成された中箱となっている。
特開2005−156136
特許文献1の図6(A)には、凍結保存用細管出入方法を実現する具体的手段を備えた把持具30Aの一例が示されている。この把持具は、図4の把持具30と同様、幅広の把手32から伸びた幅広の金属製柄部34の先端に中箱把持構造を備えている。係合部38を中箱16のスリット22に係合させつつ、下側プレート42で中箱側板を支持することにより、中箱本体を把持する。さらに、把持具30Aは、中箱開口面64を保存容器開口面62よりも下方の首部連通空間67内で懸架保持するために、金属製柄部34に続いてさらに下方に伸びる懸垂部61を備えている。また、同時に金属製柄部34の下面側には、当該把持具を保存容器開口部辺縁65に係止可能とする係止鉤部63を備えている。前記懸垂部61と係止鉤部63とを備えることにより、中箱開口面64を保存容器開口面62よりも下方の首部連通空間67内に位置させて保持可能な構造を備えている。
そして、図6(B)には、中箱16を中箱用把持具30Aによって懸架保持する一例が示されている。中箱用把持具30Aは、先端に形成された係合部38と下側プレート42により中箱16を把持する。そして、把持具の係止鉤部63を保存容器首部辺縁65に係止すれば、把持した中箱16は懸垂部61により保存容器の首部連通空間67内に保存容器開口面62よりも中箱開口面64が下方に位置するように懸架保持される。
しかし、特許文献1のものでは、キャニスターとは別に、中箱、さらには、把持具の準備が必要であり、把持具を中箱に装着する作業も必要であった。
そこで、本発明は、キャニスターの筒状収納部内への凍結対象物の投入、筒状収納部内に収納されている凍結物の取り出のための作業準備を容易に行うことができ、かつ、凍結対象物の投入、凍結物の取り出し作業後におけるキャニスターのタンク内への収納作業も速やかに行うことができる生体細胞凍結用キャニスターおよびそれを用いた生体細胞凍結保管用具を提供するものである。
上記目的を達成するものは、以下のものである。
(1) 冷媒およびキャニスターを収納可能な収納空間と、前記収納空間と連通する開口部とを備える凍結保存用タンクに使用するための生体細胞凍結用キャニスターであって、
前記キャニスターは、前記凍結保存用タンクの前記収納空間内に収納可能である筒状収納部と、下部が前記筒状収納部に固定されたシャフト部とを備え、
前記シャフト部は、前記凍結保存用タンクの前記開口部に懸架可能な上部懸架部を備え、前記キャニスターは、前記筒状収納部の上部付近の側部に設けられ、前記凍結保存用タンクの前記開口部に懸架可能な下部懸架部を備える生体細胞凍結用キャニスター。
(2) 前記下部懸架部は、前記シャフト部が備えている上記(1)に記載の生体細胞凍結用キャニスター。
(3) 前記凍結保存用タンクは、前記開口部の周縁部から上方に突出する環状突出部を備え、前記上部懸架部は、前記環状突出部の幅より長い延出部を備え、前記延出部は、前記環状突出部を部分的に収納し、かつ前記環状突出部の上面に載置可能な上部懸架本体部を備えている上記(1)または(2)に記載の生体細胞凍結用キャニスター。
(4) 前記凍結保存用タンクは、前記開口部の周縁部から上方に突出する環状突出部を備え、前記下部懸架部は、前記環状突出部の幅より長い延出部を備え、前記延出部は、前記環状突出部を部分的に収納し、かつ前記環状突出部の上面に載置可能な下部懸架本体部を備えている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の生体細胞凍結用キャニスター。
(5) 前記シャフト部は、シャフト本体を備え、前記下部懸架部は、前記シャフト本体の下部と前記筒状収納部の上部間に設けられ、前記シャフト本体の下部と前記筒状収納部の上部を所定長離間させている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の生体細胞凍結用キャニスター。
(6) 前記凍結保存用タンクは、前記開口部の周縁部から上方に突出する環状突出部を備え、前記シャフト部は、シャフト本体を備え、前記下部懸架部は、前記シャフト本体との接続部と、前記接続部より前記筒状収納部方向に延び、端部が前記筒状収納部に固定された下部懸架本体部と、前記接続部より下方に延びる下方延出部とを備え、さらに、前記下部懸架部は、前記下部懸架本体部と、前記下部懸架本体部の前記端部または前記筒状収納部の外面と前記下方延出部により形成され、前記凍結保存用タンクの前記環状突出部が進入可能な凹部を備えている上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の生体細胞凍結用キャニスター。
(7) 前記上部懸架部は、前記下部懸架部のほぼ真上に設けられている上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の生体細胞凍結用キャニスター。
また、上記目的を達成するものは、以下のものである。
(8) 冷媒およびキャニスターを収納可能な収納空間と、前記収納空間と連通する開口部とを備える凍結保存用タンクと、上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の生体細胞凍結用キャニスターとからなる生体細胞凍結保管用具。
(9) 前記凍結保存用タンクは、前記開口部の周縁部から上方に突出する環状突出部を備え、前記上部懸架部は、前記環状突出部の幅より長い延出部を備え、前記延出部は、前記環状突出部を部分的に収納し、かつ前記環状突出部の上面に載置可能な上部懸架本体部を備え、前記下部懸架部は、前記環状突出部の幅より長い延出部を備え、前記延出部は、前記環状突出部を部分的に収納し、かつ前記環状突出部の上面に載置可能な下部懸架本体部を備えている上記(8)に記載の生体細胞凍結保管用具。
本発明の生体細胞凍結用キャニスターは、冷媒およびキャニスターを収納可能な収納空間と、収納空間と連通する開口部とを備える凍結保存用タンクに使用するための生体細胞凍結用キャニスターである。キャニスターは、凍結保存用タンクの収納空間内に収納可能である筒状収納部と、下部が筒状収納部に固定されたシャフト部とを備え、シャフト部は、凍結保存用タンクの開口部に懸架可能な上部懸架部を備え、キャニスターは、筒状収納部の上部付近の側部に設けられ、凍結保存用タンクの開口部に懸架可能な下部懸架部を備えている。
この生体細胞凍結用キャニスターは、筒状収納部の上部付近の側部に設けられ、凍結保存用タンクの開口部に懸架可能な下部懸架部とを備えており、この下部懸架部にて、凍結保存用タンクの開口部に懸架することにより、生体細胞凍結用キャニスターの筒状収納部が、凍結保存用タンク内となり、筒状収納部の上部が、開口部付近に位置する状態となる。このため、筒状収納部内への凍結対象物の投入、筒状収納部内に収納されている凍結物の取り出し作業を容易に行うことができる。また、凍結対象物の投入、凍結物の取り出し作業後におけるキャニスターのタンク内への収納作業も速やかに行うことができる。
図1は、本発明の生体細胞凍結用キャニスターの一実施例の正面図である。 図2は、図1に示した生体細胞凍結用キャニスターの左側面図である。 図3は、図1に示した生体細胞凍結用キャニスターの平面図である。 図4は、図1に示した生体細胞凍結用キャニスターの斜視図である。 図5は、図2のA−A線断面図である。 図6は、本発明の実施例の生体細胞凍結用キャニスターを2つ用いたキャニスターセットの正面図である。 図7は、図6に示したキャニスターセットに用いられている2つのキャニスターの正面図である。 図8は、本発明の他の実施例の生体細胞凍結用キャニスターの正面図である。 図9は、本発明の他の実施例の生体細胞凍結用キャニスターの正面図である。 図10は、本発明の生体細胞凍結用キャニスターの作用を説明するための説明図である。 図11は、本発明の生体細胞凍結用キャニスターの作用を説明するための説明図である。 図12は、本発明のキャニスターセットのキャニスターにケーンが収納された状態を示す説明図である。 図13は、複数の本発明の生体細胞凍結用キャニスターを収納した状態の凍結保存用タンクの平面図である。 図14は、図13のB−B線断面図である。 図15は、本発明のキャニスターセットに使用されるケーンの構成部材を説明するための説明図である。 図16は、図15に示したケーン本体に有底筒状部材および上部筒状部材が装着された状態のケーンの正面図である。 図17は、図16に示すケーンの左側面図である。
本発明の生体細胞凍結用キャニスターおよびそれを用いた生体細胞凍結保管用具を図面に示した実施例を用いて説明する。
本発明の生体細胞凍結用キャニスター1は、冷媒(具体的には、液化ガス冷媒、例えば、液体窒素)およびキャニスター1を収納可能な収納空間52と、収納空間52と連通する開口部57とを備える凍結保存用タンク50に使用するためのものである。キャニスター1は、凍結保存用タンク50の収納空間52内に全体が収納可能である筒状収納部2と、下部が筒状収納部2に固定されたシャフト部3とを備える。シャフト部3は、上端部に設けられ、凍結保存用タンク50の開口部57に懸架可能な上部懸架部5を備える。キャニスター1は、筒状収納部2の上部付近の側部に設けられ、凍結保存用タンク50の開口部57に懸架可能な下部懸架部4を備えている。
本発明の生体細胞凍結保管用具は、液化ガス冷媒およびキャニスターを収納可能な収納空間52と、収納空間52と連通する開口部57とを備える凍結保存用タンク50と、上記の生体細胞凍結用キャニスター1とからなる。
キャニスター1は、図1ないし図5に示すように、上部懸架部5を除き、凍結保存用タンク50の収納空間52内に収納可能である。キャニスター1は、筒状収納部2と、筒状収納部2に下部が固定されたシャフト部3とを備える。
筒状収納部2は、円筒部材21と、円筒部材21の下部に固定された底板部材23とを備え、中空部22を備えている。底板部材23は、図3および図4に示すように、多数の開口を有しており、このため、底面より、筒状収納部2の内部20に液化ガス冷媒(通常、液体窒素)が流入可能である。なお、筒状収納部2の側面は、開口部を持たないものとなっている、また、この実施例では、底板部材23は、下面の周縁部に設けられたリング状部材24により、円筒部材21に固定されている。
シャフト部3は、上端部に設けられた上部懸架部5と、下部に設けられた下部懸架部4とを備える。この実施例では、下部懸架部4は、シャフト部3が備えている。なお、下部懸架部は、筒状収納部2に設けてもよい。
この実施例では、凍結保存用タンク50は、開口部57の周縁部から上方に突出する環状突出部62を備える。キャニスター1の上部懸架部5は、環状突出部62の幅より長い延出部(上部横方向延出部)32を備え、延出部32は、環状突出部62を部分的に収納し、かつ環状突出部62の上面に載置可能な上部懸架本体部32aを備えている。キャニスター1の下部懸架部4は、環状突出部62の幅より長い延出部(下部横方向延出部)33を備え、延出部33は、環状突出部62を部分的に収納し、かつ環状突出部62の上面に載置可能な下部懸架本体部33bを備えている。
この実施例では、シャフト部3は、図1ないし図5に示すように、所定長上方に延びるシャフト本体31と、シャフト本体31の上端に接続された上部懸架部5と、シャフト本体31の下端に接続された下部懸架部4とを備えている。この実施例では、シャフト本体31は、中空体が用いられている。具体的には、上部懸架部5は、後端部が、中空シャフト本体31の先端部内に挿入され固定されており、下部懸架部4は、先端部が、中空シャフト本体31の後端部内に挿入され固定されている。なお、上部懸架部、下部懸架部およびシャフト本体は、一体に形成されたものであってもよい。また、中空シャフト本体を用いる場合には、形成材料として、熱伝導性の低いもの(例えば、セラミックス)を用いることが好ましい。さらには、塑性変形しにくいものが好ましい。
この実施例では、下部懸架部4は、シャフト本体31との接続部33aと、接続部33aより、筒状収納部2方向に延び、端部が筒状収納部2に固定された下部懸架本体部33bと、接続部33aより下方に延びる下方延出部34bとを備える。さらに、下部懸架部4は、下部懸架本体部33bと、下部懸架本体部33bの端部または筒状収納部2の外面と、下方延出部34bにより形成され、凍結保存用タンク50の環状突出部62が進入可能な凹部14を備えている。そして、下部懸架部4は、シャフト本体31の下部と筒状収納部2の上部間に設けられており、シャフト本体31の下部と筒状収納部2の上部を所定長離間させている。
この実施例の下部懸架部4は、シャフト本体31の後端部内に先端が進入し、固定された接続部(第1の直線部)33aと、接続部(第1の直線部)33aの下端より、略90度屈曲する第1の屈曲部と、第1の屈曲部よりほぼ水平方向に延びる下部懸架本体部(第2の直線部)33bと、下部懸架本体部(第2の直線部)33bの端部にて、略90度下方に屈曲する第2の屈曲部と、第2の屈曲部よりほぼ垂直方向下方に延びる固定部(第3の直線部)33cを備えている。固定部(第3の直線部)33cは、筒状収納部2の側面に固定されている。さらに、下部懸架部4は、接続部(第1の直線部)33aに固定された線状体34を備える。線状体34は、接続部33aとの固定部34aと、固定部34aより下方に延びる下方延出部(第4の直線部)34bとを備えている。
下部懸架部4は、下方より、凍結保存用タンク50の環状突出部62が進入可能な凹部14を備えている。言い換えれば、下部懸架部4は、上方より、凍結保存用タンク50の環状突出部62に懸架可能な凹部14を備えている。
この実施例では、凹部14は、下部懸架本体部(第2の直線部)33bと、固定部(第3の直線部)33cと、下方延出部(第4の直線部)34bにより形成されている。そして、固定部(第3の直線部)33cと下方延出部(第4の直線部)34bの離間距離は、凍結保存用タンク50の環状突出部62の幅より長いものとなっている。
また、凹部14の高さは、図10および図11に示すように、環状突出部62の高さより、高いものであることが好ましい。具体的には、下部懸架本体部(第2の直線部)33bと下方延出部(第4の直線部)34bの下端間の距離が、環状突出部62の高さより、高いものとなっている。下方延出部(第4の直線部)34bの下端は、平坦面となっていることが好ましい。
なお、凹部14としては、環状突出部62の高さより、低いものであってもよい。この場合には、下部懸架部4は、凍結保存用タンク50の開口部に懸架したとき、下部懸架本体部(第2の直線部)33bの下面が、環状突出部62の上面に載置された状態となり、下部懸架本体部(第2の直線部)33bの下端は、環状突出部62の外側の円盤状本体部61の平板部には当接しないものとなる。
この実施例では、シャフト部3は、シャフト本体31を備え、下部懸架部4は、シャフト本体31の下部と筒状収納部2の上部間に設けられ、シャフト本体31の下部と筒状収納部2の上部を所定長離間させている。そして、図1に示すように、この実施例では、上部懸架部5は、下部懸架部4のほぼ真上に設けられている。
上部懸架部5は、シャフト部3の上端部に設けられた屈曲部により形成されている。そして、後述するキャニスター1aの懸架部5aと、この懸架部5とは、屈曲部の形態が異なり、両者を容易に識別可能なものとなっている。
この実施例のキャニスター1の懸架部5は、中空シャフト本体31の先端部内に挿入され、固定され、所定長中空シャフト本体31の上端より上方に延びる第1の直線部と、略90度屈曲する第1の屈曲部と、第1の屈曲部より、ほぼ水平かつ筒状収納部2方向(筒状収納部側)に延びる上部懸架本体部(第2の直線部)32aと、上部懸架本体部(第2の直線部)32aより、屈曲して、斜め下方に延びる傾斜線状部(第3の直線部)と、傾斜線状部より屈曲し、ほぼ水平かつ筒状収納部2方向に延びる第4の直線部32bと、第4の直線部32bより延び、折り返し部を有する屈曲部32cと、屈曲部32cの端部に固定されたキャップ35とを備えている。屈曲部32cとキャップ35により、把持部が形成されている。
上部懸架部5は、凍結保存用タンク50の環状突出部62が進入可能な凹部15を備えている。凹部15は、第1の直線部と、略90度屈曲する第1の屈曲部と、第1の屈曲部よりほぼ水平かつ筒状収納部2方向に延びる上部懸架本体部(第2の直線部)32aと、上部懸架本体部(第2の直線部)32aより、屈曲して、斜め下方に延びる傾斜線状部により形成されている。そして、第1の直線部と傾斜線状部との離間距離は、凍結保存用タンク50の環状突出部62の幅より、若干長いものとなっている。
この実施例では、凍結保存用タンク50は、開口部57の周縁部から上方に突出する環状突出部62を備え、上部懸架部5は、環状突出部62の幅より長い延出部32を備え、延出部32は、環状突出部62を部分的に収納し、かつ環状突出部62の上面に載置可能(懸架可能)な上部懸架本体部32aを備え、下部懸架部4は、環状突出部62の幅より長い延出部33を備え、延出部33は、環状突出部62を部分的に収納し、かつ環状突出部62の上面に載置可能な下部懸架本体部33bを備えている。
また、この実施例では、把持部は、第5の直線部にキャップ35を被嵌することにより、上部懸架部5の他の部分より大径のものとなっている。キャップ状部材としては、熱伝導性の低い物(例えば、セラミックス)を用いることが好ましい。そして、この実施例では、上部懸架部5の把持部は、図3に示すように、筒状収納部2のほぼ真上に位置するものとなっている。このため、把持部を認識することにより、その下方に筒状収納部があることを容易に推測できる。
下部懸架部の形態は、上述したタイプのものに限定されず、例えば、図8に示すキャニスター1bが備えるような形態であってもよい。
この実施例のキャニスター1bでは、図8に示す形態の下部懸架部4bを備えている。下部懸架部4bは、シャフト本体31との接続部43aと、接続部43aより、下方に延び端部が筒状収納部2に固定された固定部43cとを備える。さらに、下部懸架部4は、接続部43aに固定された屈曲線状体44を備える。屈曲線状体44は、接続部43aとの固定部(第1の直線部)44aと、固定部44aの下端より、略90度屈曲する第1の屈曲部と、第1の屈曲部よりほぼ水平方向かつ筒状収納部2と反対方向に延びる下部懸架本体部(第2の直線部)43bと、下部懸架本体部(第2の直線部)43bの端部にて、略90度下方に屈曲する第2の屈曲部と、第2の屈曲部よりほぼ垂直方向下方に延びる直線部(第3の直線部)44bを備えている。
下部懸架部4bは、下方より、凍結保存用タンク50の環状突出部62が進入可能な凹部14bを備えている。言い換えれば、下部懸架部4bは、上方より、凍結保存用タンク50の環状突出部62に懸架可能な凹部14bを備えている。凹部14bは、固定部43cと、下部懸架本体部(第2の直線部)43bと、第2の屈曲部と、第2の屈曲部よりほぼ垂直方向下方に延びる第3の直線部44bにより形成されている。そして、固定部43cと第3の直線部44bの離間距離は、凍結保存用タンク50の環状突出部62の幅より、若干長いものとなっている。
さらに、下部懸架部の形態は、例えば、図9に示すキャニスター1cが備えるような形態であってもよい。
この実施例のキャニスター1cでは、図9に示す形態の下部懸架部4cを備えている。下部懸架部4cは、シャフト本体31との接続部45aと、接続部45aの下端より、略90度屈曲する第1の屈曲部と、第1の屈曲部よりほぼ水平方向かつ筒状収納部方向に延びる線状部45bと、直線部45bの端部にて、略90度下方に屈曲する第2の屈曲部と、第2の屈曲部よりほぼ垂直方向下方に延びる固定部(第3の直線部)45cを備えている。固定部(第3の直線部)45cは、筒状収納部2の側面に固定されている。さらに、下部懸架部4cは、接続部(第1の直線部)45aに固定された屈曲線状体46を備える。屈曲線状体46は、接続部45aとの固定部46aと、固定部46aの下端より、略90度屈曲する第1の屈曲部と、第1の屈曲部よりほぼ水平方向かつ筒状収納部と反対方向に延びる線状部46bと、線状部46bの端部にて、略90度下方に屈曲する第2の屈曲部と、第2の屈曲部よりほぼ垂直方向下方に延びる直線部46cを備えている。この実施例では、線状部45bと線状部46bにより、下部懸架本体部が形成されている。
下部懸架部4cは、下方より、凍結保存用タンク50の環状突出部62が進入可能な凹部14cを備えている。言い換えれば、下部懸架部4cは、上方より、凍結保存用タンク50の環状突出部62に懸架可能な凹部14cを備えている。凹部14cは、固定部(第3の直線部)45cと、第2の屈曲部と、下部懸架本体部(第2の直線部)45bと、屈曲線状体46の線状部46bと、屈曲線状体46の第2の屈曲部と、直線部46cとにより形成されている。そして、固定部45cと、屈曲線状体46の直線部46cとの離間距離は、凍結保存用タンク50の環状突出部62の幅より、若干長いものとなっている。
そして、本発明のキャニスター1,1aは、図10および図11に示すように、凍結保存用タンク50の開口部57の環状突出部62に、下部懸架部4を用いて懸架することができる。そして、図10および図11に示すように、懸架状態において安定している。具体的には、キャニスター1,1aの下部懸架部4の線状体44の下端が、環状突出部62の外側の円盤状本体部61の平板部に載り(当接し)、下部懸架部4の凹部が環状突出部62を部分的に収納することにより、安定した状態となっている。
そして、この状態において、キャニスター1,1aの筒状収納部2、2a内への凍結対象物の投入および筒状収納部2、2a内からの凍結物の取り出し作業を容易に行うことができる。さらに、凍結対象物の投入、筒状収納部2、2a内からの凍結物の取り出しなどの必要な作業の終了後には、キャニスター1,1aの上部懸架部5,5aを把持(正確には、それそれの把持部)し、持ち上げることにより、下部懸架部4の凍結保存用タンク50への懸架状態は解消する。そして、下部懸架部4を筒状収納部2、2aとともに、凍結保存用タンク50の収納空間52内に挿入することにより、容易かつ迅速に、下部懸架部4および筒状収納部2、2aをタンク50内に挿入させることができる。
そして、本発明の生体細胞凍結保管用具では、複数の生体細胞凍結用キャニスターが用いられている。特に、図6に示すように、上下に配置可能な上層用キャニスター1と、下層用キャニスター1aとを備えている。なお、下層用キャニスター1aも上述したキャニスター1と同様に、上部懸架部5aおよび下部懸架部4aを備えている。上述したキャニスター1は、この実施例では、上層用キャニスターとして使用されている。
下層用キャニスター1aは、凍結保存用タンク50の収納空間52に筒状収納部2aが収納され、かつ、上部懸架部5aが凍結保存用タンク50の開口部57の環状突出部62に懸架された状態において、筒状収納部2aの上端部が、上層用キャニスター1の筒状収納部2の下部に位置可能なものとなっている。上層用キャニスター1と下層用キャニスター1aとにより、キャニスターセット10が構成される。
下層用キャニスター1aは、凍結保存用タンク50の収納空間52に筒状収納部2aが収納され、かつ、上部懸架部5aが凍結保存用タンク50の開口部57の環状突出部62に懸架された状態において、筒状収納部2aの下端部は、収納空間57の底部付近に位置する。
下層用キャニスター1aの基本構成は、上述したキャニスター1と同じである。相違点は、図7に示すように、シャフト本体1aが上述したキャニスター1のシャフト本体1より、所定長長いものとなっていること、および図13に示すように、上部懸架部に設けたれ把持部の形態、筒状収納部の上部の形態のみである。
上層用キャニスター1は、凍結保存用タンク50の収納空間52に筒状収納部2が収納され、かつ、上部懸架部5が凍結保存用タンク50の開口部57の環状突出部62に懸架された状態において、筒状収納部2の下端部は、下層用キャニスター1aの筒状収納部2aの上部に位置可能なものとなっている。そして、上層用キャニスター1のシャフト部3は、下層用キャニスター1aの懸架用シャフト部3aより短いものとなっている。さらに、この実施例では、上層用キャニスター1の上部懸架部5と、下層用キャニスター1aの上部懸架部5aは、識別可能な異なる形態を有している。
このキャニスターセット10によれば、下方に下層用キャニスターの筒状収納部が位置し、上部に上層用キャニスターの筒状収納部を位置するように、凍結保存用タンク50の収納空間内に収納可能である。このため、縦に二段の筒状収納部が収納空間に収納されるため、多くの数のキャニスターを1つの凍結保存用タンク50に収納可能である。また、各キャニスターの筒状収納部は、過剰な長さを持たないものとなり、内部に収納される生体細胞保有具の取り出しが容易である。さらに、上層用キャニスターの懸架部と、下層用キャニスターの懸架部は、識別可能な異なる形態を有しているため、下段に筒状収納部が位置するキャニスターと上段に筒状収納部が位置するキャニスターを懸架部の形態により識別できる。このため、取り出し対象であるキャニスターの選択が容易である。
そして、上記のキャニスターセットでは、上層用キャニスター1の上部懸架部5から筒状収納部2の下端までの距離H1は、下層用キャニスター1aの上部懸架部5aから筒状収納部2aの上端までの距離H2より、短いものとなっている。H1とH2の差は、5〜25mmであることが好ましく、特に、7〜20mmが好ましい。また、H1は、360〜430mmであることが好ましく、H2は、370〜440mmであることが好ましい。また、下層用キャニスター1aおよび上層用キャニスター1の筒状収納部の高さは、130mm〜170mmであることが好ましい。なお、下層用キャニスター1aおよび上層用キャニスター1の筒状収納部の高さは、ほぼ同じであることが好ましい。また、下層用キャニスター1aの上部懸架部5aから筒状収納部2aの下端までの距離H3は、500mm〜600mmであることが好ましい。また、筒状収納部2、2aの外径は、50mm〜90mmであることが好ましく、60〜80mmが特に好ましい。
そして、この実施例のキャニスターでは、図12および図14に示すように、上層用キャニスター1、下層用キャニスター1aの筒状収納部2、2aに、完全に収納可能および筒状収納部2、2aの開口部に懸架可能な複数の略半筒状のケーン7を備えている。
ケーン7は、図15ないし図17に示すように、筒状部材保持部73を有するケーン本体71と、保持部73に保持された有底筒状部材8を備える。ケーン本体71は、略半筒状に形成されており、かつ、液化ガス流通用開口部74を複数備えている。また、図15に示す実施例のケーン7では、筒状部材保持部73を2つ備えており、その一方は、ケーン本体の下部に位置し、他方は、ケーン本体の軸方向中央部より若干上方に位置している。筒状部材保持部73は、所定長ケーン本体の軸方向に延びかつケーン本体の中心方向に湾曲した向かい合う2つの湾曲部により形成されている。また、2つの向かい合う湾曲部の端部は、離間している。ケーン本体の下端には、ケーン本体の中心方向に屈曲した底部75を備えている。ケーン本体の上端には、ケーン本体の外側に屈曲した懸架部72を備えている。
ケーン7は、図15ないし図17に示すように、ケーン本体71と、有底筒状部材8と上部筒状部材9からなる生体細胞保有具(図示せず)の収納部材を備えている。なお、図12および図14では、上部筒状部材9を装着していない状態のものを図示している。
有底筒状部材8は、所定長軸方向に延びる筒状部(円筒部)81と、底部85と、斜めに開口する上端開口部83を備え、内部に、生体細胞を保有した生体細胞保有具(図示せず)を収納可能なものとなっている。上部筒状部材9は、所定長軸方向に延びる筒状部(円筒部)82と、上部閉塞部86と、斜めに開口する下端開口部84を備えている。そして、上部筒状部材9の下端開口部84は、有底筒状部材8の開口部83に装着可能である。
そして、図15ないし図17に示すように、有底筒状部材8は、ケーン7の2つの筒状部材保持部73により保持されており、上部筒状部材9は、ケーン7への装着時に、ケーン7の上部側の筒状部材保持部73により保持される。また、図16および図17に示すように、有底筒状部材8と上部筒状部材9の両者をケーン7に装着したとき、両者の開口部は、かなり小さいものとなるが、完全には閉塞せず、若干の開口部を維持するものとなっている。
そして、図12および図14に示すように、ケーン7の全長は、キャニスター1、1aの筒状収納部2、2a(具体的には、中空部22)の全長より短いものとなっている。このため、ケーン7が、その底部75が筒状収納部2の底板部材23に当接する状態に筒状収納部2、2aに収納されたとき、ケーン7の上端(懸架部72)が露出しない。また、図12に示すように、ケーン7の懸架部72が、筒状収納部2、2aの開口縁部に懸架するように、筒状収納部2、2aに収納である。この場合、ケーン7の底部75は、筒状収納部2の底板部材23に当接しない。ケーン7の全長は、12mm〜15mmであることが好ましい。また、ケーンの全長は、キャニスター1、1aの筒状収納部2、2aの深さより、2〜10mm短いことが好ましい。
そして、本発明のキャニスター1,1aは、上述したように、作業時は、図10および図11に示すように、下部懸架部4を用いて懸架される。そして、作業終了後、図13および図14に示すように、凍結保存用タンク50内に収納される。図示する凍結保存用タンク50は、内部に収納空間52を有する容器本体51と、容器本体51の開口部に取り付けられた開口部形成部材60を備えている。そして、開口部形成部材60は、円盤状本体部61と、円盤状本体部61の内縁部(開口部の周縁部)が上方に突出した環状突出部62を備えており、この環状突出部62に、上述したキャニスター1、1aの上部懸架部5,5a、下部懸架部4が懸架可能となっている。そして、この凍結保存用タンク50では、収納空間52の開口部より所定ほぼ同一内径にて延びる小径部と、小径部の下部には、内径が広がった拡径部が設けられている。この拡径部が、上層用キャニスター1および下層用キャニスター1aの筒状収納部2、2aを収納する部分となっている。また、凍結保存用タンク50は、収納空間52の底面より突出する膨出部55を備えている。
そして、キャニスター1,1aの上部懸架部5,5aは、図14に示すように、凍結保存用タンク50の収納空間52より露出し、上述したように、開口部形成部材60の環状突出部62に懸架されている。具体的には、下層用キャニスター1aの筒状収納部2aは、凍結保存用タンク50の収納空間52の底面に当接しない状態に懸架されており、上層用キャニスター1は、下層用キャニスター1aの筒状収納部2a上となるように、懸架されている。また、図13および図14に示すものでは、凍結保存用タンク50に、4つの上層用キャニスター1と、4つの上層用キャニスター1aが収納されており、通常のキャニスターを用いる場合に比べて、2倍のキャニスターを収納することができる。
なお、図示する凍結保存用タンク50では、容器本体51は、外層部54と、収納空間52を形成する内層部56と、外層部54と内層部56間に充填された断熱層53とを有している。そして、保管時には、生体細胞凍結凍結保存用タンク50の開口部には、蓋部材(図示せす)が、被嵌され、開口部が閉塞されるとともに、上部懸架部5,5aも外部に露出しないものとなる。
1 キャニスター
2 筒状収納部
3 シャフト部
4 下部懸架部
5 上部懸架部

Claims (9)

  1. 冷媒およびキャニスターを収納可能な収納空間と、前記収納空間と連通する開口部とを備える凍結保存用タンクに使用するための生体細胞凍結用キャニスターであって、
    前記キャニスターは、前記凍結保存用タンクの前記収納空間内に収納可能である筒状収納部と、下部が前記筒状収納部に固定されたシャフト部とを備え、
    前記シャフト部は、前記凍結保存用タンクの前記開口部に懸架可能な上部懸架部を備え、前記キャニスターは、前記筒状収納部の上部付近の側部に設けられ、前記凍結保存用タンクの前記開口部に懸架可能な下部懸架部を備えることを特徴とする生体細胞凍結用キャニスター。
  2. 前記下部懸架部は、前記シャフト部が備えている請求項1に記載の生体細胞凍結用キャニスター。
  3. 前記凍結保存用タンクは、前記開口部の周縁部から上方に突出する環状突出部を備え、前記上部懸架部は、前記環状突出部の幅より長い延出部を備え、前記延出部は、前記環状突出部を部分的に収納し、かつ前記環状突出部の上面に載置可能な上部懸架本体部を備えている請求項1または2に記載の生体細胞凍結用キャニスター。
  4. 前記凍結保存用タンクは、前記開口部の周縁部から上方に突出する環状突出部を備え、前記下部懸架部は、前記環状突出部の幅より長い延出部を備え、前記延出部は、前記環状突出部を部分的に収納し、かつ前記環状突出部の上面に載置可能な下部懸架本体部を備えている請求項1ないし3のいずれかに記載の生体細胞凍結用キャニスター。
  5. 前記シャフト部は、シャフト本体を備え、前記下部懸架部は、前記シャフト本体の下部と前記筒状収納部の上部間に設けられ、前記シャフト本体の下部と前記筒状収納部の上部を所定長離間させている請求項1ないし4のいずれかに記載の生体細胞凍結用キャニスター。
  6. 前記凍結保存用タンクは、前記開口部の周縁部から上方に突出する環状突出部を備え、前記シャフト部は、シャフト本体を備え、前記下部懸架部は、前記シャフト本体との接続部と、前記接続部より前記筒状収納部方向に延び、端部が前記筒状収納部に固定された下部懸架本体部と、前記接続部より下方に延びる下方延出部とを備え、さらに、前記下部懸架部は、前記下部懸架本体部と、前記下部懸架本体部の前記端部または前記筒状収納部の外面と前記下方延出部により形成され、前記凍結保存用タンクの前記環状突出部が進入可能な凹部を備えている請求項1ないし5のいずれかに記載の生体細胞凍結用キャニスター。
  7. 前記上部懸架部は、前記下部懸架部のほぼ真上に設けられている請求項1ないし6のいずれかに記載の生体細胞凍結用キャニスター。
  8. 冷媒およびキャニスターを収納可能な収納空間と、前記収納空間と連通する開口部とを備える凍結保存用タンクと、請求項1ないし7のいずれかに記載の生体細胞凍結用キャニスターとからなる生体細胞凍結保管用具。
  9. 前記凍結保存用タンクは、前記開口部の周縁部から上方に突出する環状突出部を備え、前記上部懸架部は、前記環状突出部の幅より長い延出部を備え、前記延出部は、前記環状突出部を部分的に収納し、かつ前記環状突出部の上面に載置可能な上部懸架本体部を備え、前記下部懸架部は、前記環状突出部の幅より長い延出部を備え、前記延出部は、前記環状突出部を部分的に収納し、かつ前記環状突出部の上面に載置可能な下部懸架本体部を備えている請求項8に記載の生体細胞凍結保管用具。
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