JP2019180189A - 開閉装置、電力変換装置、電力変換システム及び接続箱 - Google Patents

開閉装置、電力変換装置、電力変換システム及び接続箱 Download PDF

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智哉 合田
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Abstract

【課題】分散型電源の電極にかかるストレスを低減する。【解決手段】開閉装置20は、分散型電源1とインバータ回路3との間に電気的に接続可能で、第1端子21、第2端子22、開閉素子SW20及びダイオードD20を備える。第1端子21は、分散型電源1の少なくとも一方の電極11,12に電気的に接続される。第2端子22は、第1端子21に対応する、インバータ回路3の入力端子に電気的に接続される。開閉素子SW20は、第1及び第2端子21,22間に電気的に接続される。ダイオードD20は、カソード及びアノードがそれぞれ第1端子21及び第2端子22に電気的に接続された状態で開閉素子SW20と電気的に並列接続される。ダイオードD20は、カソードからアノードに漏洩電流を流す。【選択図】図1

Description

本開示は、一般に、開閉装置、電力変換装置、電力変換システム及び接続箱に関する。より詳細には、本開示は、分散型電源とこの分散型電源から出力される直流電圧を交流電圧に変換するインバータ回路との間に電気的に接続可能な開閉装置、及び開閉装置を含む電力変換装置、電力変換システム及び接続箱に関する。
例えば、特許文献1は、太陽電池の直流出力を使って電機製品に電力を供給する太陽光発電システムを開示する。この太陽光発電システムでは、太陽電池アレイ(分散型電源)と蓄電池がインバータ回路と並列に接続されている。インバータ回路は、太陽電池アレイ又はバッテリーからの直流電力を交流に変換して、連系スイッチを介して電力系統に出力する。
特開平9−91049号公報
特許文献1に記載の太陽光発電システムは、発電していない状態で、蓄電池からの直流電力をインバータ回路で交流電力に変換する場合に、分散型電源の電極に対地電圧を印加する可能性があった。また、分散型電源とインバータ回路との間にリレーが設けられる場合、リレーのオフ時に分散型電源の電極にストレスがかかる懸念があった。
本開示は、上記の点に鑑みてなされており、分散型電源の電極にかかるストレスを低減可能な、開閉装置、電力変換装置、電力変換システム及び接続箱を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る開閉装置は、第1電極及び第2電極を含む分散型電源と、前記分散型電源から出力される直流電圧を交流電圧に変換するインバータ回路との間に、電気的に接続可能である。前記開閉装置は、第1端子と、第2端子と、開閉素子と、ダイオードと、を備える。前記第1端子は、前記第1電極及び前記第2電極のうちの少なくとも一方に電気的に接続される。前記第2端子は、前記インバータ回路の2つの入力端子のうち前記第1端子に対応する入力端子に電気的に接続される。前記開閉素子は、前記第1端子と前記第2端子との間に電気的に接続される。前記ダイオードは、カソード及びアノードを含み、前記カソード及び前記アノードがそれぞれ前記第1端子及び前記第2端子に電気的に接続された状態で前記開閉素子と電気的に並列接続される。前記ダイオードは、前記カソードから前記アノードに漏洩電流を流す。
本開示の一態様に係る電力変換装置は、前記開閉装置と、前記DC/DCコンバータと、前記インバータ回路と、充放電回路と、を備える。前記DC/DCコンバータは、太陽電池である前記分散型電源の直流電圧を昇圧して得られる前記分散型電源からの直流電力を中間バスに供給する。前記インバータ回路は、前記直流電力を交流電力に変換して前記交流電力を電力系統に供給する。前記充放電回路は、蓄電池の電力を前記中間バスに放電し、かつ前記直流電力で前記蓄電池を充電する。
本開示の一態様に係る電力変換システムは、前記電力変換装置と、前記太陽電池と、前記蓄電池と、を備える。
本開示の一態様に係る接続箱は、前記開閉装置を備える。
以上説明したように、本開示では、分散型電源の電極にかかるストレスを低減することができるという効果がある。
図1は、本開示の一実施形態に係る電力変換システムを示す概略回路図である。 図2は、比較例の電力変換装置の動作の説明図である。 図3は、本開示の一実施形態に係る電力変換システムの動作の説明図である。 図4は、本開示の一実施形態の第1変形例に係る電力変換システムを示す概略回路図である。 図5は、本開示の一実施形態の第1変形例に係る別の電力変換システムを示す概略回路図である。 図6は、本開示の一実施形態の第2変形例に係る電力変換システムを示す概略回路図である。 図7は、上記電力変換システムの動作説明図である。
(1)概要
本実施形態の電力変換システム200は、図1に示すように、分散型電源1を単相3線式の電力系統6に系統連系させる。電力変換システム200は、分散型電源1と、電力変換装置100と、蓄電池5とを備える。本開示でいう「電力系統」は、電力会社等の電気事業者が需要家の受電設備に電力を供給するためのシステム全体を意味する。本実施形態では、一例として、このような電力変換システム200が、オフィスビル、病院、商業施設及び学校等の、非住宅施設に導入される場合を想定して説明する。
電力変換システム200の電力変換装置100は、図1に示すように、インバータ回路3を備えている。インバータ回路3は、分散型電源1と電力系統6との間に接続され、分散型電源1からの直流電力を交流電力に変換する。分散型電源1は、第1電極及び第2電極を含む。図1の例では、第1電極及び第2電極は、それぞれ、正極11及び負極12である。本開示でいう「接続する」は、端子、電子部品、又は電線等の要素同士を機械的に接続することの他、要素同士を電気的に接続することを含む。電力変換装置100は、分散型電源1の出力する直流電力をインバータ回路3にて交流電力に変換し、変換した交流電力を電力系統6に出力する。また、電力変換装置100は、電力系統6の停電等の異常時には、解列器を開放し、電力系統6から解列された状態で交流電力を出力する自立運転を行うように構成されている。
電力変換装置100は、開閉装置20を更に備えている。開閉装置20は、分散型電源1とインバータ回路3との間に、電気的に接続可能である。開閉装置20は、第1端子21と、第2端子22と、開閉素子SW20と、ダイオードD20と、を備える。第1端子21は、正極11及び負極12のうちの少なくとも一方に接続される。第2端子22は、インバータ回路3の2つの入力端子のうち第1端子21に対応する入力端子に電気的に接続される。開閉素子SW20は、第1端子21と第2端子22との間に電気的に接続される。換言すると、開閉素子SW20は、第1端、第2端及び制御端を有し、第1端及び第2端がそれぞれ第1端子21及び第2端子22に接続されている。ダイオードD20は、カソード及びアノードを含み、カソード及びアノードがそれぞれ第1端子21及び第2端子22に電気的に接続された状態で開閉素子SW20と並列接続される。ダイオードD20は、カソードからアノードに漏洩電流を流す。なお、図1におけるCe1とCe2との各々は対地容量を表す。
上述のように、本実施形態では、開閉装置20が、分散型電源1の電極にかかるストレスを低減することができる。また、開閉装置20は電力変換装置100から分散型電源1の電極への対地容量Ce1,Ce2に流れる漏洩電流を低減することができる。このため、本実施形態では、分散型電源1の電極(正極11又は負極12)と基準電位Vb1との間に存在する対地容量Ce1又は対地容量Ce2が漏洩電流により充電され難い。したがって、本実施形態では、分散型電源1の電極に、対地容量の充電電圧(言い換えれば、対地電圧)が印加され難い、という利点がある。なお、本開示でいう「基準電位Vb1」は、電力系統6の中性線が大地に接続されている状態における、大地の電位をいう。
(2)詳細
本実施形態に係る電力変換装置100は、図1に示すように、昇圧回路2と、インバータ回路3と、充放電回路50と、開閉装置20と、を備えている。また、電力変換装置100は、入力キャパシタC0及び出力キャパシタC1と、フィルタ回路4と、検出回路9と、制御回路10と、を更に備えている。入力キャパシタC0及び出力キャパシタC1、昇圧回路2、インバータ回路3、フィルタ回路4、及び制御回路10は、1つの筐体(以下、「第1筐体」ともいう)7に収納されている。なお、開閉装置20及び検出回路9も、図1に示すように、第1筐体7に収納されてもよい。
電力変換装置100には、分散型電源1が接続されている。本実施形態では、分散型電源1は、太陽電池を含む太陽光発電装置である。更に、電力変換装置100の充放電回路50には蓄電池5が接続されている。蓄電池5及び充放電回路50は、電力変換装置100の出力キャパシタC1に対して、分散型電源1と並列に接続されている。
入力キャパシタC0は、分散型電源1と昇圧回路2との間に接続されている。入力キャパシタC0の第1電極13は、分散型電源1の正極11、及び昇圧回路2の高電位の入力端に接続されている。入力キャパシタC0の第2電極14は、分散型電源1の負極12、及び昇圧回路2の低電位の入力端に接続されている。入力キャパシタC0は、分散型電源1の出力する直流電圧を安定化する機能を有している。
出力キャパシタC1は、昇圧回路2とインバータ回路3との間に接続されている。出力キャパシタC1の第1電極15は、昇圧回路2の高電位の出力端、及びインバータ回路3の高電位の入力端に接続されている。出力キャパシタC1の第2電極16は、昇圧回路2の低電位の出力端、及びインバータ回路3の低電位の入力端に接続されている。出力キャパシタC1は、昇圧回路2の出力する直流電圧を安定化する機能を有している。
昇圧回路2は、非絶縁方式の昇圧型のDC/DCコンバータであり、インダクタL0と、ダイオードD0と、スイッチング素子Q0と、を有している。インダクタL0の第1端は、昇圧回路2の高電位の入力端に接続され、入力キャパシタC0の第1電極13に接続されている。インダクタL0の第2端は、ダイオードD0のアノードに接続されている。ダイオードD0のカソードは、昇圧回路2の高電位の出力端に接続され、出力キャパシタC1の第1電極15に接続されている。
スイッチング素子Q0は、エンハンスメント型のnチャネルMOSFET(Metal-Oxide-SemiconductorField-Effect Transistor)からなる。スイッチング素子Q0のソースは、昇圧回路2の低電位の入力端及び出力端に接続され、入力キャパシタC0の第2電極14に接続されている。スイッチング素子Q0のドレインは、インダクタL0の第2端及びダイオードD0のアノードの接続点に接続されている。スイッチング素子Q0は、制御回路10(後述する)から与えられる制御信号S0によりオン/オフする。スイッチング素子Q0はMOSFETに限定されず、例えば、IGBT(Insulated Gate BipolarTransistor:絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)、又はバイポーラトランジスタ等の他の半導体スイッチ素子であってもよい。
昇圧回路2は、スイッチング素子Q0が制御回路10によりPWM(Pulse Width Modulation)制御されることで、入力キャパシタC0の両端電圧を昇圧する。そして、昇圧回路2は、昇圧した直流電圧を中間バスMBに接続された出力キャパシタC1及びインバータ回路3に出力する。言い換えれば、昇圧回路2は、分散型電源1とインバータ回路3との間に接続され、分散型電源1の出力する直流電圧を所定の大きさの直流電圧に変換する。
インバータ回路3は、フルブリッジ接続された4つのスイッチング素子Q1〜Q4を有している。インバータ回路3では、スイッチング素子Q1及びスイッチング素子Q3の直列回路と、スイッチング素子Q2及びスイッチング素子Q4の直列回路とが、出力キャパシタC1の両端間に対して並列に接続されている。スイッチング素子Q1,Q2のドレインは、昇圧回路2の高電位の出力端、及び出力キャパシタC1の第1電極15に接続されている。スイッチング素子Q3,Q4のソースは、いずれも昇圧回路2の低電位の出力端、および出力キャパシタC1の第2電極16に接続されている。
スイッチング素子Q1〜Q4は、いずれもデプレッション形のnチャネルMOSFETからなる。スイッチング素子Q1〜Q4は、MOSFETに限定されず、例えば、IGBT、又はバイポーラトランジスタ等の他の半導体スイッチ素子であってもよい。
インバータ回路3は、スイッチング素子Q1〜Q4が制御回路10によりPWM制御されることで、出力キャパシタC1とフィルタ回路4との間において、直流電圧から交流電圧、又は交流電圧から直流電圧への変換を行う双方向のDC/ACコンバータである。つまり、インバータ回路3は、出力キャパシタC1からの直流電力(中間バスMBからの直流電力)を交流電力に変換して電力系統6へ出力する機能と、電力系統6からの交流電力を直流電力に変換して出力キャパシタC1(中間バスMB)へ出力する機能と、を有する。
このように、本実施形態では、インバータ回路3は、蓄電池5の充電及び放電の両方に対応できるように、出力キャパシタC1と電力系統6との間で、双方向に電力の変換を行うように構成されている。これにより、電力変換装置100は、蓄電池5を電力系統6に系統連系させ、電力系統6から供給される電力により蓄電池5を充電したり、蓄電池5が出力する電力を電力系統6に接続されている負荷に供給したりすることが可能である。
フィルタ回路4は、2つのインダクタL1,L2と、キャパシタC2と、を有している。インダクタL1の第1端は、スイッチング素子Q1のソース及びスイッチング素子Q3のドレインの接続点に接続されている。インダクタL1の第2端は、電力系統6に接続されている。インダクタL2の第1端は、スイッチング素子Q2のソース及びスイッチング素子Q4のドレインの接続点に接続されている。インダクタL2の第2端は、電力系統6に接続されている。また、インダクタL1の第2端とインダクタL2の第2端との間には、キャパシタC2が接続されている。フィルタ回路4は、インバータ回路3の出力する交流電圧の高周波成分を除去し正弦波状の電圧を生成する機能を有している。
充放電回路50は、双方向のDC/DCコンバータであって、蓄電池5と出力キャパシタC1との間の中間バスMBに接続されている。充放電回路50は、蓄電池5の出力する直流電力を所定の大きさの直流電力に変換し、変換した直流電力を出力キャパシタC1に出力する機能を有している。また、充放電回路50は、出力キャパシタC1の出力する直流電力を所定の大きさの直流電力に変換し、変換した直流電力を蓄電池5に出力する機能を有している。
本実施形態では、開閉装置20は、上記第1端子21として、正極11及び負極12にそれぞれ接続される第1端子211及び第1端子212を含む。また、開閉装置20は、第2端子22として、インバータ回路3の高電位側の入力端子及び低電位側の入力端子にそれぞれ接続される第2端子221及び第2端子222を含む。開閉素子SW20としては、開閉素子SW21,SW22が具備される一方、ダイオードD20としてはダイオードD21,D22が具備される。開閉素子SW21は、第1端子211と第2端子221との間に接続され、開閉素子SW22は、第1端子212と第2端子222との間に接続される。ダイオードD21は、カソード及びアノードを含み、カソード及びアノードがそれぞれ第1端子211及び第2端子221に接続された状態で開閉素子SW21と並列接続される。ダイオードD22は、カソード及びアノードを含み、カソード及びアノードがそれぞれ第1端子212及び第2端子222に接続された状態で開閉素子SW22と並列接続される。換言すると、第1端子21及び第2端子22は、分散型電源1と昇圧回路2との間に設けられ、昇圧回路2は、分散型電源1とインバータ回路3との間に設けられる。つまり、第1端子21及び第2端子22は、分散型電源1と昇圧回路2との間に設けられる。各開閉素子SW20は、メカニカルリレー(の接点)であってもよいし、MOSFET、IGBT又はバイポーラトランジスタ等の半導体スイッチ素子であってもよい。図1の例では、各開閉素子SW20は、エンハンスメント型のpチャネルMOSFETであり、この第1端としてのドレイン及び第2端としてのソースがそれぞれ第1端子21及び第2端子22に接続されている。
検出回路9は、入力キャパシタC0と並列に接続されている。検出回路9は、分散型電源1と開閉装置20との間に配置され、分散型電源1の出力に関連する値である関連値を取得する。ここで、検出回路9の例として、電圧検出回路、電流検出回路及び電力検出回路を挙げることができ、この場合、関連値の例として電圧値、電流値及び電力値をそれぞれ挙げることができる。なお、本実施形態はこれらの例に限らず、検出回路9の例として照度計及び計時装置を更に挙げることができ、この場合、関連値の例として照度計から得られる値及び計時装置から得られる時刻を更に挙げることができる。時刻は、例えば昼間と夜間で区別されることで、関連値として利用可能である。ここで、昼間は日の出から日没までの期間(daytime)をいい、夜間は日没から日の出までの期間(nighttime)をいう。以下、電圧値、電流値、電力値及び照度測定値(照度計から得られる値)の各々を「第1関連値」といい、計時装置から得られる時刻を「第2関連値」という。
制御回路10は、例えば、1以上のプロセッサ及びメモリを有するマイクロコンピュータにて構成されている。言い換えれば、制御回路10は、1以上のプロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムにて実現されており、1以上のプロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが制御回路10として機能する。プログラムは、ここでは制御回路10のメモリに予め記録されているが、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。制御回路10は、例えば、FPGA(Field-ProgrammableGate Array)、又はASIC(Application SpecificIntegrated Circuit)等で構成されてもよい。
制御回路10は、昇圧回路2及びインバータ回路3の5つのスイッチング素子Q0〜Q4を制御するための制御信号S0〜S4と開閉装置20の各開閉素子SW20を制御するための制御信号S5を出力する。制御信号S0〜S4は、直接的に、又は駆動回路を介して、スイッチング素子Q0〜Q4のゲートに印加され、スイッチング素子Q0〜Q4を個別にオン/オフする。制御回路10は、デューティ比を調節可能なPWM方式によって、スイッチング素子Q0〜Q4を制御する。また、制御信号S5は、直接的に、又は駆動回路を介して、各開閉素子SW20に印加される。制御回路10は、例えば、電力系統6及び蓄電池5の少なくとも一方から図示しない電源回路を介して動作電力を受けて動作する。なお、この構成に限らず、開閉装置20用の制御回路が制御回路10とは別に設けられ、開閉装置20内に具備されてもよい。この場合の開閉装置20内の制御回路も制御回路10と同様にマイクロコンピュータなどで構成され、分散型電源1から図示しない電源回路を介して動作電力を受けて動作してもよい。
また、制御回路10は、上記関連値が所定値よりも小さいか又は所定範囲内にある場合に各開閉素子SW20をオンし、関連値が所定値よりも大きいか又は所定範囲内にない場合に開閉素子SW20をオフする。分散型電源1が太陽光発電装置である場合、第1関連値に対する所定値の例として、第1関連値が日没時に取り得る値、第1関連値が日没時に取り得る値のうち中央値と最大値との間の値、最大値、及び最大値と所定マージンとの合計値などを挙げることができる。第2関連値に対する所定範囲の例として、夜間、又は夜間の開始及び終了時刻の一方又は両方に所定のマージン時間を加えて得られる期間を挙げることができる。
(3)動作
まず、本実施形態の電力変換装置100の基本的な動作について図1を用いて説明する。日の出を迎えると、昼間の間、上記関連値が第1関連値である場合、第1関連値は所定値より大きくなるので、制御回路10は各開閉素子SW20をオンする。また、上記関連値が第2関連値である場合、第2関連値は所定範囲内にないので、制御回路10は各開閉素子SW20をオンする。したがって、日中など、分散型電源1が十分な太陽光を受けて発電している場合、分散型電源1は、昇圧回路2を介して、インバータ回路3に直流電力を出力する。インバータ回路3は、入力された直流電力を交流電力に変換し、変換した交流電力を電力系統6に出力する。これにより、分散型電源1の発電する電力が、電力系統6に接続されている負荷に供給される。また、分散型電源1の発電電力に余剰電力がある場合、分散型電源1は、昇圧回路2及び充放電回路50を介して余剰電力を蓄電池5に出力することで、蓄電池5を充電する。その他、電力系統6がインバータ回路3及び充放電回路50を介して蓄電池5に直流電力を出力することで、蓄電池5を充電してもよい。
一方、天気が曇り又は雨など、分散型電源1が十分な太陽光を受けることができず発電していない場合、蓄電池5は、充放電回路50を介して、インバータ回路3に直流電力を出力する。インバータ回路3は、入力された直流電力を交流電力に変換し、変換した交流電力を電力系統6に出力する。これにより、蓄電池5が放電する電力が、電力系統6に接続されている負荷に供給される。
また、日没を迎えると、夜間の間、上記関連値が第1関連値である場合、第1関連値は所定値より小さくなるので、制御回路10は各開閉素子SW20をオフする。また、上記関連値が第2関連値である場合、第2関連値は所定範囲内にあるので、制御回路10は各開閉素子SW20をオフする。この場合、各ダイオードD20のカソードからアノードに漏洩電流が流れる状態で、分散型電源1が電力変換装置100から切り離される。なお、夜間の場合、天気が曇り又は雨などの場合と同様に、蓄電池5は、充放電回路50を介して、インバータ回路3に直流電力を出力し、インバータ回路3は、入力された直流電力を交流電力に変換し、変換した交流電力を電力系統6に出力する。
ここで、図2に示すように、開閉装置20が具備されていない電力変換装置(以下、「比較例」ともいう)の動作について説明する。比較例は、開閉装置20が具備されていない他は、本実施形態の電力変換装置100と同様に構成される。
上述のように、夜間など、分散型電源1が発電していない場合でも、蓄電池5から電力系統6へ電力を供給するときにインバータ回路3が動作する場合がある。この場合、出力キャパシタC1の第1電極15と基準電位Vb1との間には、第1電極15を高電位とする対地電圧V1が発生する。また、出力キャパシタC1の第2電極16と基準電位Vb1との間には、基準電位Vb1を高電位とする対地電圧V2が発生する。
なお、本実施形態では、分散型電源1としての太陽電池と、蓄電池5とを用いた電力変換装置100について説明しているため、分散型電源1が発電していない場合にインバータ回路3が動作する一例として夜間を挙げているが、これに限定する趣旨ではない。例えば、分散型電源1、又は蓄電池5の代わりの他の直流電源によっては、夜間以外の状況であっても、分散型電源1が発電していない場合にインバータ回路3が動作する可能性がある。
ここで、分散型電源1の正極11及び負極12は、いずれも比較的大きい電極である。このため、分散型電源1の正極11と基準電位Vb1との間、及び分散型電源1の負極12と基準電位Vb1との間には、それぞれ無視できない程度の大きさの第1対地容量Ce1及び第2対地容量Ce2が生じる。そして、対地電圧V1を電圧発生源として、昇圧回路2の高電位、第1対地容量Ce1、基準電位Vb1の順に漏洩電流が流れる電流経路(以下、「第1経路P1」ともいう)が形成され得る。同様に、対地電圧V2を電圧発生源として、基準電位Vb1、第2対地容量Ce2、昇圧回路2の低電位、の順に漏洩電流が流れる電流経路(以下、「第2経路P2」ともいう)が形成され得る。これらの電流経路は、いずれもインバータ回路3から見て分散型電源1側の回路の少なくとも一部を含む。また、これらの電流経路は、昇圧回路2の高電位及び低電位の少なくとも一方を含む。本実施形態では、電流経路のうち第1経路P1は、昇圧回路2の高電位側の電路を含んでおり、第2経路P2は、昇圧回路2の低電位側の電路を含む。
まず、第1経路P1及び第2経路P2のうち後者について説明すると、第2経路P2には、第2経路P2を通して基準電位Vb1に漏洩電流が流れ得る。このため、対地容量Ce2が漏洩電流により充電され、分散型電源1の負極12には対地電圧(つまり、負極12と基準電位Vb1との間の電圧)が印加され得る。一方、第1経路P1では、昇圧回路2のダイオードD0が逆流阻止ダイオードとして機能することで、基準電位Vb1に流れる漏洩電流が抑制される。
しかし、電力変換装置には、検出回路9が設けられる。この検出回路9が例えば少なくとも電圧検出回路を含む場合、対地容量Ce1も漏洩電流により充電され得る。詳しくは、昇圧回路2の高電位の出力端はダイオードD0によって出力キャパシタC1の第1電極15から電気的に遮断されている。このため、対地電圧V2を電圧発生源として、基準電位Vb1、対地容量Ce1、検出回路9における電圧検出回路の抵抗成分、の順に漏洩電流が流れる電流経路(以下、「第3経路P3」ともいう)が形成され得る。これにより、対地容量Ce1が漏洩電流により充電され、分散型電源1の正極11にも対地電圧が印加され得る。
このように分散型電源1の正極11及び負極12のうち少なくとも一方の電極に、対地電圧が印加されることで、分散型電源1に悪影響を及ぼす可能性がある。例えば、分散型電源1が太陽光発電装置である場合、PID(Potential InducedDegradation)現象が発生することで、太陽光発電装置が劣化し、分散型電源1の発電量が低下する可能性がある。
これに対して、本実施形態では、図3に示すように、開閉装置20が設けられる。夜間では開閉装置20の各開閉素子SW20がオフであるから、各ダイオードD20のカソードからアノードに漏洩電流が流れる状態で、分散型電源1が電力変換装置100から電気的に切り離される。このため、第2経路P2を通して基準電位Vb1に流れる漏洩電流を抑制することが可能であり、また第3経路P3を通して基準電位Vb1に流れる漏洩電流を抑制することが可能である。このように、本実施形態では、開閉装置20により、分散型電源1の正極11及び負極12のいずれにも対地電圧が印加され難く、結果として分散型電源1に悪影響が及ぶ可能性を低減することができる。
このため、本実施形態では、第1経路P1から第3経路P3のいずれにも漏洩電流が流れ難くなるので、分散型電源1の正極11及び負極12のいずれにおいても対地電圧が発生し難くなる、という利点がある。
なお、図3の構成では、検出回路9が分散型電源1と開閉装置20の間に設けられているので、開閉装置20が開閉素子SW22のみを含んでも、対地容量Ce1及び対地容量Ce2の充電経路を遮断可能である。しかし、開閉装置20が後付けされる場合、既存の電圧検出回路が開閉装置20と昇圧回路2との間に介在することがある。この場合、開閉装置20が更に開閉素子SW21を含むことにより、第3経路P3を通して基準電位Vb1に流れる漏洩電流を抑制することが可能となる。
ここで、対地容量Ce1及び対地容量Ce2の充電経路を遮断する態様としては、例えば、分散型電源1と昇圧回路2との間にメカニカルリレーを設けることが考えられる。ただし、メカニカルリレーの各接点には、本実施形態のようにダイオードが並列に接続されない。この態様でも、分散型電源1が発電していないときに、メカニカルリレーにより分散型電源1と昇圧回路2との間を遮断することで、対地容量Ce1及び対地容量Ce2の充電経路を遮断することが可能である。
しかしながら、メカニカルリレーの各接点を急激にオフすると、分散型電源1の各電極側のインダクタンス成分による電流が行き場を失って分散型電源1の電極にストレスがかかる懸念がある。
本実施形態では、具体例として、開閉装置20は、ダイオードD20としてのダイオード(ディスクリート部品)又はボディダイオードと並列に接続される開閉素子SW20としての半導体スイッチ素子を備えることができる。代わりに、開閉装置20は、ダイオードD20としてのダイオード(ディスクリート部品)と並列に接続される開閉素子SW20としての接点を含むメカニカルリレーを備えることができる。これにより、PID現象発生の抑制に加えて、開閉装置20が急激にオフされても、ダイオードD20がカソードからアノードに漏洩電流を流すので、分散型電源1の電極にかかるストレスを低減することができる。
(4)変形例
上述の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上述の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下、上述の実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
(4.1)第1変形例
第1変形例の電力変換装置100では、電力変換装置100が複数(ここでは、2つ)の分散型電源1に接続されている点で、上述の実施形態の電力変換装置100と相違する。具体的には、本変形例では、図4及び図5に示すように、1つの分散型電源1(つまり、各分散型電源1の正極11及び負極12)に対して、1つの入力キャパシタC0と、1つの昇圧回路2とが接続されている。そして、本変形例の電力変換装置100には、2つの分散型電源1が接続されている。したがって、本変形例の電力変換装置100は、2つの入力キャパシタC0と、2つの昇圧回路2とを備えている点で、上述の実施形態の電力変換装置100と相違する。
図4及び図5に示す例では、分散型電源1、制御回路10、インバータ回路3、フィルタ回路4、蓄電池5、充放電回路50、及び電力系統6の図示を省略している。以下、図6及び図7においても同様である。
本変形例では、1つの入力キャパシタC0及び1つの昇圧回路2で各機能部A1を構成して、2つの機能部A1が出力キャパシタC1に対して並列に接続されている。そして、各分散型電源1とインバータ回路3との間に電気的に接続可能な開閉装置20が具備されている。
図4に示す例では、2つの開閉装置20が2つの分散型電源1と2つの機能部A1との間にそれぞれ設けられている。つまり、開閉装置20は、第1端子21として、正極11及び負極12にそれぞれ接続される第1端子211及び第1端子212を含む。また、開閉装置20は、第2端子22として、入力キャパシタC0の第1電極13及び第2電極14にそれぞれ接続される第2端子221及び第2端子222を含む。検出回路9は、開閉装置20と、対応する分散型電源1との間に設けられる。
図5に示す例では、1つの開閉装置20が2つの機能部A1の両出力と出力キャパシタC1との間に設けられている。開閉装置20は、第1端子21として、両昇圧回路2の各高電位の出力端と各低電位の出力端とそれぞれ接続される第1端子211及び第1端子212を含む。また、開閉装置20は、第2端子22として、出力キャパシタC1の第1電極15及び第2電極16にそれぞれ接続される第2端子221及び第2端子222を含む。
本変形例では、複数の分散型電源1の各々について、開閉装置20により、分散型電源1の正極11及び負極12のいずれにも対地電圧が印加され難く、結果として分散型電源1に悪影響が及ぶ可能性を低減することができる。また、開閉素子SW20が急激にオフされても、分散型電源1の電極にかかるストレスを低減することができる。
より詳しく説明すると、図4の例では、開閉素子SW21,SW22は、いずれも制御回路10により制御されることでオン/オフを切り替える。具体的には、開閉素子SW21,SW22は、分散型電源1が電力系統6と系統連系するときにオンとなり、それ以外のときにオフとなるように、制御回路10により制御される。以下、制御回路10による開閉素子SW21,SW22の制御の一例について説明する。
各開閉素子SW20は半導体スイッチ素子であり、図4の例では、エンハンスメント型のpチャネルMOSFETである。開閉素子SW21のドレインは分散型電源1の正極11に接続され、開閉素子SW21のソースは入力キャパシタC0の第1電極13に接続されている。ダイオードD21のカソード及びアノードは、それぞれ、開閉素子SW21のドレイン及びソースに接続されている。開閉素子SW22のドレインは分散型電源1の負極12に接続され、開閉素子SW22のソースは入力キャパシタC0の第2電極14に接続されている。ダイオードD22のカソード及びアノードは、それぞれ、開閉素子SW22のドレイン及びソースに接続されている。検出回路9は、分散型電源1と開閉装置20との間に設けられる。
図5の例では、開閉素子SW21のドレインは昇圧回路2の高電位側の出力端に接続され、開閉素子SW21のソースは出力キャパシタC0の第1電極15に接続されている。ダイオードD21のカソード及びアノードは、それぞれ、開閉素子SW21のドレイン及びソースに接続されている。開閉素子SW22のドレインは昇圧回路2の低電位側の出力端に接続され、開閉素子SW22のソースは出力キャパシタC0の第2電極16に接続されている。ダイオードD22のカソード及びアノードは、それぞれ、開閉素子SW22のドレイン及びソースに接続されている。
図4及び5の各例において、制御回路10は、検出回路9を用いて、検出電圧が上記所定値としての電圧値を上回るとき、つまり分散型電源1が電力系統6と系統連系するときに、各開閉素子SW20をオンする。また、制御回路10は、検出電圧が上記所定値としての電圧値を下回るとき、各開閉素子SW20をオフする。これにより、分散型電源1が電力系統6と系統連系することができる。
なお、各開閉素子SW20は、MOSFETに限定されず、例えば、IGBT等の他の半導体スイッチ素子であってもよい。
また、各開閉素子SW20は、メカニカルリレーの接点でもよく、この場合、各ダイオードD20として、上記MOSFETのボディダイオードとは異なるディスクレートダイオードが設けられる。
上述のように、本変形例では、分散型電源1が電力系統6と系統連系するときに、分散型電源1と電力系統6との間を流れる電流により、各ダイオードD20にて損失が発生するのを抑制することができる、という利点がある。また、開閉素子SW20が急激にオフされても、分散型電源1の電極にかかるストレスを低減することができる。
(4.2)第2変形例
第2変形例の電力変換装置100では、開閉装置20を備える接続箱8が具備される。本変形例では、図6に示すように、複数の開閉装置20が、第1筐体7とは異なる第2筐体80に収納され、開閉装置20及び第2筐体80が接続箱8を構成している点で、第1変形例の電力変換装置100と相違する。また、接続箱8は複数の検出回路9を更に含む。
図6の例では、接続箱8は、2つの開閉装置20及び2つの検出回路9を含み、複数(ここでは、2つ)の分散型電源1の正極11及び負極12と、第1筐体7との間に接続されている。そして、接続箱8が上記のように接続されることで、複数の分散型電源1の各々について、開閉装置20が正極11及び負極12と入力キャパシタC0との間に接続される。
本変形例では、第1変形例と同様に、複数の分散型電源1の各々について、正極11及び負極12のいずれにも対地電圧が印加され難く、結果として複数の分散型電源1に悪影響が及ぶ可能性を低減することができる。また、開閉装置20が急激にオフされても、分散型電源1の電極にかかるストレスを低減することができる。更に、本変形例では、開閉装置20が第1筐体7に内蔵されておらず、開閉装置20を外付けすることが可能である。つまり、本変形例では、第1筐体7に接続箱8を外付けすることにより、既存のインバータ回路3に開閉装置20を容易に接続することが可能である、という利点がある。
より詳しく説明すると、図7に示すように、各開閉素子SW20は、例えば制御回路10に制御されてオン/オフを切り替えることにより、分散型電源1の正極11及び負極12と機能部A1の高電位の入力端及び低電位の入力端との間の経路を開閉する。開閉素子SW20は、メカニカルリレーであってもよいし、MOSFET等の半導体スイッチ素子であってもよい。
検出回路9は、入力キャパシタC0の両端間電圧、つまり分散型電源1の出力電圧を検出する回路である。検出回路9は、例えば複数の抵抗の直列回路を有する。本変形例では、制御回路10は、検出回路9の検出電圧を監視しており、検出電圧に応じて昇圧回路2及びインバータ回路3を動作させる。具体的には、制御回路10は、検出電圧が上記所定値とは異なる所定の電圧値を上回ると、分散型電源1の発電量が十分にあるとして、昇圧回路2及びインバータ回路3を動作させる。一方、制御回路10は、検出電圧が所定の電圧値を下回ると、分散型電源1の発電量が不足しているとして、昇圧回路2及びインバータ回路3を停止させる。なお、制御回路10は、蓄電池5が放電する場合には、インバータ回路3を動作させる。
検出回路9、及び制御回路10による検出回路9の検出電圧に応じた制御は、上述の実施形態、第1変形例にも適用し得る。
ここで、接続箱8が開閉素子SW20を有していない態様では、以下のような問題が生じ得る。すなわち、既に述べたように、分散型電源1が発電しておらず、蓄電池5から電力系統6への電力供給のためにインバータ回路3が動作している場合、対地電圧V1,V2が発生する。このとき、対地電圧V2を電圧発生源として、基準電位Vb1、対地容量Ce2、昇圧回路2の低電位、の順に漏洩電流が流れる第2経路P2が形成され得る。また、対地電圧V2を電圧発生源として、基準電位Vb1、対地容量Ce1、検出回路9の抵抗成分の順に漏洩電流が流れる第3経路P3が形成され得る。このため、第2経路P2を漏洩電流が流れることで対地容量Ce2が充電され、分散型電源1の負極12に対地電圧が印加され得る。また、第3経路P3を漏洩電流が流れることで対地容量Ce1が充電され、分散型電源1の正極11に対地電圧が印加され得る。
そこで、本変形例では、接続箱8に開閉装置20を設けることで、上記の問題を解決している。すなわち、制御回路10は、検出回路9の検出電圧が上記所定値としての電圧値を下回るとき、つまり分散型電源1が発電していないときに、各開閉素子SW20をオフにする。これにより、第2経路P2を介した対地容量Ce2の充電経路を遮断し、分散型電源1の負極12に対地電圧が印加され難くすることが可能である。また第3経路P3を介した対地容量Ce1の充電経路を遮断し、分散型電源1の正極11に対地電圧が印加され難くすることが可能である。
本変形例では、分散型電源1が電力系統6と系統連系するときには開閉素子各SW20を閉じ、それ以外のときには開閉素子SW1を開くという制御が実現可能である。そして、この制御により、分散型電源1と電力系統6との間を流れる電流を阻害することなく、分散型電源1の電極に対地電圧が印加されるのを防ぎ易い、という利点がある。また、開閉装置20が急激にオフされても、分散型電源1の電極にかかるストレスを低減することができる。
(5)その他の変形例
以下、その他の変形例について列挙する。以下に説明する変形例は、「(4)変形例」に列挙した変形例を含めて、適宜組み合わせて適用可能である。
上述の実施形態では、入力キャパシタC0及び出力キャパシタC1、昇圧回路2、インバータ回路3、フィルタ回路4、及び制御回路10は、1つの筐体(第1筐体)7に収納されているが、複数の筐体に分散して収納されていてもよい。
上述の実施形態では、昇圧回路2は、昇圧型のDC/DCコンバータであるが、これに限定する趣旨ではない。例えば、昇圧回路2は、降圧型のDC/DCコンバータであってもよいし、昇圧及び降圧の両方が可能なDC/DCコンバータであってもよい。
上述の実施形態では、インバータ回路3は、双方向に電力を変換する構成であるが、これに限定する趣旨ではない。例えば、インバータ回路3は、昇圧回路2からフィルタ回路4への一方向(単方向)にのみ電力を変換する構成であってもよい。この場合、蓄電池5は、電力系統6から供給される電力によっては充電されず、分散型電源1の発電電力のうちの余剰電力によって充電される。
上述の実施形態では、分散型電源1に蓄電池5が並列に接続されているが、これに限定する趣旨ではない。例えば、分散型電源1には、蓄電池5の代わりに他の分散型電源が接続されていてもよい。この態様においても、分散型電源1が発電しておらず、他の分散型電源が電力を出力している場合に、分散型電源1の正極11及び負極12のいずれにも対地電圧が印加され難くすることが可能である。
上述の実施形態では、電力変換装置100は、入力キャパシタC0、昇圧回路2、出力キャパシタC1、及びフィルタ回路4を備えているが、これらの一部又は全部を備えていなくてもよい。例えば、電力変換装置100において、分散型電源1とインバータ回路3との間に昇圧回路2が接続されていなくてもよい。
上述の実施形態において、分散型電源1は太陽光発電装置であるが、これに限定する趣旨ではない。例えば、分散型電源1は、蓄電池(電気自動車用の蓄電池を含む)、又は燃料電池などの発電装置であってもよい。
上述の実施形態では、電力変換装置100は、電力系統6の異常時に解列器を開放して自立運転を行うように構成されているが、これに限定する趣旨ではない。例えば、電力変換装置100は、電力系統6の異常時に自立運転を行わない構成であってもよい。
上述の実施形態において、電力変換装置100は、非住宅施設に導入されているが、これに限定する趣旨ではない。例えば、電力変換装置100は、住宅に導入されてもよいし、電気自動車等、施設以外に適用されてもよい。
第1及び第2変形例においては、電力変換装置100には、複数の分散型電源1が接続されているが、1つの分散型電源1のみが接続されていてもよい。
(まとめ)
以上述べたように、第1の態様に係る開閉装置(20)は、第1電極(11)及び第2電極(12)を含む分散型電源(1)と、分散型電源(1)から出力される直流電圧を交流電圧に変換するインバータ回路(3)との間に、電気的に接続可能である。開閉装置(20)は、第1端子(21)と、第2端子(22)と、開閉素子(SW20)と、ダイオード(D20)と、を備える。第1端子(21)は、第1電極(11)及び第2電極(12)のうちの少なくとも一方に電気的に接続される。第2端子(22)は、インバータ回路(3)の2つの入力端子のうち第1端子(21)に対応する入力端子に電気的に接続される。開閉素子(SW20)は、第1端子(21)と第2端子(22)との間に電気的に接続される。ダイオード(D20)は、カソード及びアノードを含み、カソード及びアノードがそれぞれ第1端子(21)及び第2端子(22)に電気的に接続された状態で開閉素子(SW20)と電気的に並列接続される。ダイオード(D20)は、カソードからアノードに漏洩電流を流す。
この態様によれば、分散型電源(1)の電極への対地電圧の低減が可能であるほか、開閉素子(SW20)が急激にオフされても、分散型電源(1)の電極にかかるストレスを低減することができる、という利点がある。
第2の態様に係る開閉装置(20)は、第1の態様において、開閉素子(SW20)は、半導体スイッチ素子である。
第3の態様に係る開閉装置(20)は、第1の態様において、開閉素子(SW20)はメカニカルスイッチの接点である。
これら第2及び第3の態様によれば、開閉素子(SW20)をオフすることで、分散型電源(1)の電極への対地電圧の低減が可能である。また、開閉素子(SW20)をオンすることで、ダイオード(D20)を回路的に第1端子(21)と第2端子(22)とから切り離すことができ、分散型電源(1)及びインバータ回路(3)への開閉装置(20)、特にダイオード(D20)の影響を排除することができる、という利点がある。また、開閉素子(SW20)が急激にオフされても、分散型電源(1)の電極にかかるストレスを低減することができる、という利点がある。
第4の態様に係る開閉装置(20)は、第1から第3の態様の何れかにおいて、分散型電源(1)の出力に関連する値である関連値が所定値よりも小さいか又は所定範囲内にある場合に開閉素子(SW20)をオンし、関連値が所定値よりも大きいか又は所定範囲内にない場合に開閉素子(SW20)をオフする制御回路(10)を更に備える。
この態様によれば、例えば、分散型電源(1)が出力を低減又は停止している場合に第1端子(21)と第2端子(22)との間のダイオード(D20)を有効にし、それ以外の場合にダイオード(D20)を無効にすることができる、という利点がある。特に、ダイオード(D20)を有効にすることで、分散型電源(1)の電極への対地電圧の低減が可能であるほか、開閉素子(SW20)が急激にオフされても、分散型電源(1)の電極にかかるストレスを低減することができる、という利点がある。
第5の態様に係る開閉装置(20)は、第1から第4の態様の何れかにおいて、第1端子(21)及び第2端子(22)は、分散型電源(1)とDC/DCコンバータ(2)との間に設けられ、DC/DCコンバータ(2)は、分散型電源(1)とインバータ回路(3)との間に設けられる。
この態様によれば、分散型電源(1)の出力を増大する機能を有しながらも、分散型電源(1)の電極への対地電圧の低減が可能であるほか、開閉素子(SW20)が急激にオフされても、分散型電源(1)の電極にかかるストレスを低減することができる、という利点がある。
第2〜第5の態様に係る構成については、開閉装置(20)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
第6の態様に係る電力変換装置(100)は、第5の態様の開閉装置と、DC/DCコンバータ(2)と、インバータ回路(3)と、充放電回路(50)と、を備える。DC/DCコンバータ(2)は、太陽電池である分散型電源(1)の直流電圧を昇圧して直流電力を中間バス(MB)に供給する。インバータ回路(3)は、直流電力を交流電力に変換して交流電力を電力系統(6)に供給する。充放電回路(50)は、蓄電池(5)の電力を中間バス(MB)に放電し、かつ直流電力で蓄電池(5)を充電する。
この態様によれば、分散型電源(1)の電極への対地電圧の低減が可能であるほか、開閉素子(SW20)が急激にオフされても、分散型電源(1)の電極にかかるストレスを低減することができる、という利点がある。
第7の態様に係る電力変換システム(200)は、第6の態様の電力変換装置(100)と、太陽電池(1)と、蓄電池(5)と、を備える。
この態様によれば、分散型電源(1)の電極への対地電圧の低減が可能であるほか、開閉素子(SW20)が急激にオフされても、分散型電源(1)の電極にかかるストレスを低減することができる、という利点がある。
第8の態様に係る接続箱(8)は、第5の態様の開閉装置(20)を備える。
上記態様のほか、本開示は、開閉装置(20)の制御方法、及びプログラムを含む。
開閉装置(20)の制御方法は、第4態様の開閉装置(20)における制御回路(10)の制御方法である。つまり、制御方法は、関連値が所定値よりも小さいか又は所定範囲内にある場合に制御回路(10)により開閉素子(SW20)をオンすることを含む。また、制御方法は、関連値が所定値よりも大きいか又は所定範囲内にない場合に制御回路(10)により開閉素子(SW20)をオフすることを含む。
プログラムは、コンピュータを、第4態様の開閉装置(20)の制御回路(10)として機能させるためのプログラムである。つまり、プログラムは、コンピュータを、関連値が所定値よりも小さいか又は所定範囲内にある場合に開閉素子(SW20)をオンし、また関連値が所定値よりも大きいか又は所定範囲内にない場合に開閉素子(SW20)をオフする制御回路(10)として機能させる。
本開示における装置、システム又は方法の主体は、コンピュータを備えることができる。このコンピュータがプログラムを実行することで、本開示における装置、システムまたは方法の主体の一ないし複数の機能の実現を可能とする。コンピュータは、プログラムに従って動作するプロセッサを主なハードウェア構成として備えてもよい。ただし、プロセッサは、プログラムを実行することで一ないし複数の機能を実現することができる限り、その種類は問わない。一例として、プロセッサは、一ないし複数の電子回路で構成され、その各々は、半導体集積回路(IC)又はLSI(large scaleintegration)を含んでもよい。なお、ICまたはLSIは、集積度合いに応じて、システムLSI、VLSI(very large scaleintegration)またはULSI(ultra large scaleintegration)と呼ばれる。別例として、プロセッサを構成する一ないし複数の電子回路の各々は、同じ目的で使用され、LSI製造後にプログラムされる論理デバイスを含んでもよい。論理デバイスの例としては、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、LSI内部の接合関係の再構成可能な論理デバイス、及びLSI内部の回路区画のセットアップができる再構成可能な論理デバイスを挙げることができる。複数の電子回路は、ワンチップに集積されてもよく、あるいは複数のチップに分離されてもよい。複数のチップは一つの装置に集約されてもよく、あるいは複数の装置に分けられてもよい。プログラムは、ROM、光ディスクまたはハードディスクなどの、コンピュータ読取可能な非一時的記録媒体(以下単に「記録媒体」という)に記録することができる。プログラムは、記録媒体に予め格納されてもよく、インターネットなどの広域通信網を介して記憶媒体に格納されてもよい。
1 分散型電源
2 昇圧回路(DC/DCコンバータ)
3 インバータ回路
5 蓄電池
6 電力系統
8 接続箱
80 第2筐体
10 制御回路
11 第1電極
12 第2電極
20 開閉装置
21 第1端子
22 第2端子
50 充放電回路
100 電力変換装置
200 電力変換システム
SW20 開閉素子
D20 ダイオード
MB 中間バス

Claims (8)

  1. 第1電極及び第2電極を含む分散型電源と、前記分散型電源から出力される直流電圧を交流電圧に変換するインバータ回路との間に、電気的に接続可能な開閉装置であって、
    前記第1電極及び前記第2電極のうちの少なくとも一方に電気的に接続される第1端子と、
    前記インバータ回路の2つの入力端子のうち前記第1端子に対応する入力端子に電気的に接続される第2端子と、
    前記第1端子と前記第2端子との間に電気的に接続される開閉素子と、
    カソード及びアノードを含み、前記カソード及び前記アノードがそれぞれ前記第1端子及び前記第2端子に電気的に接続された状態で前記開閉素子と電気的に並列接続されるダイオードと、を備え、
    前記ダイオードは、前記カソードから前記アノードに漏洩電流を流す
    開閉装置。
  2. 前記開閉素子は、半導体スイッチ素子である請求項1記載の開閉装置。
  3. 前記開閉素子は、メカニカルスイッチの接点である請求項1記載の開閉装置。
  4. 前記分散型電源の出力に関連する値である関連値が所定値よりも小さいか又は所定範囲内にある場合に前記開閉素子をオンし、前記関連値が前記所定値よりも大きいか又は前記所定範囲内にない場合に前記開閉素子をオフする制御回路を更に備える請求項1から3の何れか1項に記載の開閉装置。
  5. 前記第1端子及び前記第2端子は、前記分散型電源とDC/DCコンバータとの間に設けられ、前記DC/DCコンバータは、前記分散型電源と前記インバータ回路との間に設けられる請求項1から4の何れか1項に記載の開閉装置。
  6. 請求項5記載の開閉装置と、
    太陽電池である前記分散型電源の直流電圧を昇圧して得られる前記分散型電源からの直流電力を中間バスに供給する前記DC/DCコンバータと、
    前記直流電力を交流電力に変換して前記交流電力を電力系統に供給する前記インバータ回路と、
    蓄電池の電力を前記中間バスに放電し、かつ前記直流電力で前記蓄電池を充電する充放電回路と、
    を備える電力変換装置。
  7. 請求項6記載の電力変換装置と、
    前記太陽電池と、
    前記蓄電池と
    を備える電力変換システム。
  8. 請求項5記載の開閉装置を備える接続箱。
JP2018069734A 2018-03-30 2018-03-30 開閉装置、電力変換装置、電力変換システム及び接続箱 Pending JP2019180189A (ja)

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