JP2019180112A - 診断装置、駆動システム、診断方法及びプログラム - Google Patents

診断装置、駆動システム、診断方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】より簡便に、三相モータの異常状態の判別、及び、その深刻度を評価可能とする診断装置を提供する。【解決手段】三相モータMTの異常を検知する診断装置1は、各相のモータ電流の計測値を取得するモータ電流取得部と、各相のモータ電流の計測値に基づいて、少なくとも、三相モータMTについての欠相の発生、地絡の発生、及び、レイヤショートの発生のそれぞれを検知する異常検知部と、欠相の発生が検知された場合には当該欠相の程度を推定し、地絡の発生が検知された場合には当該地絡の程度を推定し、レイヤショートの発生が検知された場合には当該レイヤショートの程度を推定する異常程度推定部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、診断装置、駆動システム、診断方法及びプログラムに関する。
誘導電動機(三相モータ)や誘導電動機に接続する回転機器の異常を検知する方法として、誘導電動機の電流データまたは電圧データを用いた異常検知技術が知られている。例えば、特許文献1には電流データと電圧データを用いて誘導電動機の巻線異常を検知する技術が開示されている。
特許第5875734号公報
誘導電動機には、例えば、固定子の巻線に関し、欠相、地絡、レイヤショート等の複数種類の異常状態が存在する。誘導電動機に異常が発生した場合に、単なる正常/異常の診断のみならず、発生した異常状態の判別と、その深刻度までを評価したいというニーズがある。
また、異常状態の判別、及び、その深刻度を把握することは、誘導電動機の内外に新たなセンサ等を追設すれば実現し得るが、そのようなセンサ等を追設することには手間やコストがかかる。
本発明の目的は、より簡便に、三相モータの異常状態の判別、及び、その深刻度を評価可能とする診断装置、駆動システム、診断方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の第1の態様によれば、診断装置は、三相モータの異常を検知する診断装置であって、各相のモータ電流の計測値を取得するモータ電流取得部と、前記各相のモータ電流の計測値に基づいて、少なくとも、前記三相モータについての欠相の発生、地絡の発生、及び、レイヤショートの発生のそれぞれを検知する異常検知部と、前記欠相の発生が検知された場合には当該欠相の程度を推定し、前記地絡の発生が検知された場合には当該地絡の程度を推定し、前記レイヤショートの発生が検知された場合には当該レイヤショートの程度を推定する異常程度推定部と、を備える。
また、本発明の第2の態様によれば、前記異常程度推定部は、前記欠相の発生が検知された場合には、当該欠相の程度として、前記三相モータの一つの巻線に対する直列抵抗成分の大きさを推定する。
また、本発明の第3の態様によれば、前記異常程度推定部は、前記地絡の発生が検知された場合には、当該地絡の程度として、前記三相モータの一つの巻線に対する地絡経路の抵抗成分の大きさを推定する。
また、本発明の第4の態様によれば、前記異常程度推定部は、前記レイヤショートの発生が検知された場合には、当該レイヤショートの程度として、前記三相モータの一つの巻線に発生したレイヤショートの割合を推定する。
また、本発明の第5の態様によれば、駆動システムは、上述の診断装置と、前記三相モータと、当該三相モータに三相交流電力を供給する電源と、を備える。
また、本発明の第6の態様によれば、診断方法は、三相モータの異常を検知する方法であって、各相のモータ電流の計測値を取得するステップと、前記各相のモータ電流の計測値に基づいて、少なくとも、前記三相モータについての欠相の発生、地絡の発生、及び、レイヤショートの発生のそれぞれを検知するステップと、前記欠相の発生が検知された場合には当該欠相の程度を推定し、前記地絡の発生が検知された場合には当該地絡の程度を推定し、前記レイヤショートの発生が検知された場合には当該レイヤショートの程度を推定するステップと、を備える。
また、本発明の第7の態様によれば、プログラムは、三相モータの異常を検知可能な診断装置のコンピュータに、各相のモータ電流の計測値を取得するステップと、前記各相のモータ電流の計測値に基づいて、少なくとも、前記三相モータについての欠相の発生、地絡の発生、及び、レイヤショートの発生のそれぞれを検知するステップと、前記欠相の発生が検知された場合には当該欠相の程度を推定し、前記地絡の発生が検知された場合には当該地絡の程度を推定し、前記レイヤショートの発生が検知された場合には当該レイヤショートの程度を推定するステップと、を実行させる。
上述の発明の各態様によれば、より簡便に、三相モータの異常状態の判別、及び、その深刻度を評価できる。
第1の実施形態に係る診断装置等の全体構成を示す図である。 第1の実施形態に係る診断装置の機能構成を示す図である。 第1の実施形態に係るCPUの処理フローを示す第1図である。 第1の実施形態に係るCPUの処理フローを示す第2図である。 第1の実施形態に係るCPUによる診断処理を説明するための第1図である。 第1の実施形態に係るCPUによる診断処理を説明するための第2図である。 第1の実施形態に係るCPUの処理フローを示す第3図である。 第1の実施形態に係るCPUによる診断処理を説明するための第3図である。 第1の実施形態に係るCPUによる診断処理を説明するための第4図である。 第1の実施形態に係るCPUの処理フローを示す第4図である。 第1の実施形態に係るCPUによる診断処理を説明するための第5図である。
<第1の実施形態>
以下、第1の実施形態に係る三相モータの診断装置、及び、これを備える駆動システム9について、図1〜図11を参照しながら説明する。
(全体構成)
図1は、第1の実施形態に係る診断装置等の全体構成を示す図である。
図1に示すように、駆動システム9は、電源P、三相モータMT(三相誘導電動機)及び診断装置1を備えてなる。
診断装置1は、電源Pから供給される三相交流電力に基づいて駆動する三相モータMTの異常検知を行う。駆動システム9は、例えば、発電プラント、化学プラント、ごみ処理施設等に適用される。例えば、発電プラントにおいては、電源Pは発電機であり、三相モータMTは発電プラント内に配設された補機(冷却ファンやポンプ等)を駆動する誘導電動機である。
図1に示すように、診断装置1は、例えばクランプ式の電流センサCを介して、電源Pから三相モータMTに流れるU相、V相、W相のそれぞれのモータ電流の計測値を取得可能とされている。
(診断装置の機能構成)
図2は、第1の実施形態に係る診断装置の機能構成を示す図である。
図2に示すように、診断装置1は、CPU10と、表示部11と、操作部12と、メモリ13と、ストレージ14とを備えている。
CPU10は、予め用意されたプログラムに従って動作することで種々の機能を発揮し、診断装置1の動作全体を司るプロセッサである。
表示部11は、液晶ディスプレイモニタ等の出力機器であって、駆動システム9の監視者に向けて情報を出力する。
操作部12は、マウス、キーボード、タッチセンサ等の入力機器であって、駆動システム9の監視者の操作を受け付ける。
メモリ13は、いわゆる主記憶装置であって、CPU10がプログラムに従った動作を行うための記憶領域である。
ストレージ14は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の補助記憶装置である。
CPU10は、プログラムに従って動作することで、モータ電流取得部100、異常検知部101及び異常程度推定部102としての機能を発揮する。
モータ電流取得部100は、電流センサC(図1)を介して、各相のモータ電流の計測値を取得する。
異常検知部101は、各相のモータ電流の計測値に基づいて、三相モータMTについての「欠相」の発生、「地絡」の発生、及び、「レイヤショート」の発生のそれぞれを検知する。「欠相」、「地絡」及び「レイヤショート」は、それぞれ、三相モータMTの固定子側に特に発生する異常状態である。ここで、「欠相」とは、三相交流電力の各相(U相、V相、W相)を送電するいずれかの送電線が断線する、又は、断線に近い状態となる異常状態を指す。また、「地絡」とは、三相交流電力の各相(U相、V相、W相)を送電するいずれかの送電線が接地点と短絡する、又は、短絡に近い状態となる異常状態を指す。また、「レイヤショート」とは、三相モータMTの固定子に配される巻線の少なくとも一部がショートする異常状態を指す。
異常程度推定部102は、異常検知部101によって「欠相」の発生が検知された場合には当該欠相の程度を推定する。また、異常程度推定部102は、異常検知部101によって「地絡」の発生が検知された場合には当該地絡の程度を推定する。また、異常程度推定部102は、「レイヤショート」の発生が検知された場合には当該レイヤショートの程度を推定する。
(CPUの処理フロー)
図3は、第1の実施形態に係るCPUの処理フローを示す第1図である。
図3に示す処理フローは、駆動システム9の運転中において繰り返し実行される。
まず、CPU10のモータ電流取得部100は、電流センサCを介して、三相各相のモータ電流(U相モータ電流i、V相モータ電流i及びW相モータ電流i)の計測値を取得する(ステップS00)。モータ電流取得部100は、モータ電流を、例えば、数ミリ秒単位のサンプリング周期で取得し、メモリ13等に逐次蓄えていく。
次に、CPU10の異常検知部101及び異常程度推定部102は、ステップS00で取得されたモータ電流の計測値を参照して、欠相についての診断処理(ステップS10)、地絡についての診断処理(ステップS20)、及び、レイヤショートについての診断処理(ステップS30)を行う。
以下、それぞれの診断処理について、詳しく説明する。
(欠相についての診断処理)
図4は、第1の実施形態に係るCPUの処理フローを示す第2図である。
図5、図6は、それぞれ、第1の実施形態に係るCPUによる診断処理を説明するための第1図、第2図である。
以下、図4〜図6を参照しながら、欠相についての診断処理(図3のステップS10)について詳しく説明する。
図4に示すように、CPU10の異常検知部101は、ステップS00(図3)で取得された各相のモータ電流の計測値を参照して、欠相が発生したか否かを判定する(ステップS11)。具体的には、異常検知部101は、U相モータ電流の実効値iurms、V相モータ電流の実効値ivrms、W相モータ電流の実効値iwrmsのいずれかが予め規定された判定閾値ith以下であるか否かを判定する。U相モータ電流の実効値iurmsが判定閾値ith以下であった場合(ステップS11:NO)、異常検知部101は、U相にて欠相が発生したと判定する。また、V相モータ電流の実効値ivrmsが判定閾値ith以下であった場合(ステップS11:NO)、異常検知部101は、V相にて欠相が発生したと判定する。また、W相モータ電流の実効値iwrmsが判定閾値ith以下であった場合(ステップS11:NO)、異常検知部101は、W相にて欠相が発生したと判定する。
なお、判定閾値ithは、三相モータMTの負荷の大きさから想定されるモータ電流に対し、測定誤差よりも大きい有意な差を有する値として予め規定される。
他方、U相モータ電流の実効値iurms、V相モータ電流の実効値ivrms、W相モータ電流の実効値iwrmsのいずれもが判定閾値ithを上回っていた場合(ステップS11:YES)、異常検知部101は、欠相が発生していないと判定する。この場合、異常検知部101は、表示部11等を介して、監視者に向けて「欠相なし」との表記を出力する(ステップS12)。
次に、異常検知部101によって欠相の発生が検知された場合に、CPU10の異常程度推定部102が行う処理について詳しく説明する。
欠相の発生が検知された場合(ステップS11:NO)、異常程度推定部102は、「欠相あり」と判定された相の直列抵抗成分Rの大きさを推定する(ステップS13)。具体的には、異常程度推定部102は、欠相の発生を等価回路で示した回路モデルMD1と、三相モータMTの電気的特性を示す電圧方程式である式(1)とを用いて、直列抵抗成分Rの推定値を算出する。
Figure 2019180112
ここで、図5に示す回路モデルMD1は、例として、三相のうちU相に欠相が発生したことを示す等価回路である。回路モデルMD1は、三相モータMTの1次側(固定子)に配されるU相の巻線L、V相の巻線L及びW相の巻線Lと、U相の巻線Lに対する直列抵抗成分Rとを有してなる。回路モデルMD1は、この直列抵抗成分Rの大きさによって欠相の程度を表現する。なお、図5に示す「Va」、「Vb」、「Vc」は、それぞれ、U相の巻線L、V相の巻線L、W相の巻線Lの各々に印加される電圧値である。
また、式(1)は、三相モータMTの各相に印加される電圧と、当該三相モータMTの各相に流れる電流との関係を示す式であって、三相モータMTのモータ定数を含んでなる電圧方程式である。各モータ定数は、例えば、メーカから提供される試験成績書等に示される電圧と電流との関係から導出する。式(1)において、「Va」、「Vb」、「Vc」は、それぞれ、1次側(固定子)に配されるU相、V相、W相の各巻線に印加される電圧値である(図5参照)。また、「L1」、「L2」は、それぞれ、1次側漏れインダクタンス、2次側漏れインダクタンスである。また、「M」は、3/2・Lmであり、「Lm」は励磁インダクタンスである。また、「R1」、「R2」は、それぞれ、1次抵抗、2次抵抗である。また、「θa」は「ωt」(角周波数ωと時刻tの積)であり、「θb」、「θc」は、それぞれ、「θa+2/3π」、「θa+4/3π」である。更に、「Isa」、「Isb」、「Isc」は、1次側(固定子)に流れる各相(U相、V相、W相)の電流であり、「Ira」、「Irb」、「Irc」は、1次側の各相の電流に対応して2次側(回転子)に流れる電流である。
回路モデルMD1のU相、V相、W相の各入力端子には、電源Pから、既知の振幅、周波数の交流電圧が印加される。この場合において、図5に示すように、三相モータMTの巻線Lに印加される電圧値Vaは、当該巻線Lに直列接続される直列抵抗成分Rの大きさによって決定される。電源Pから直列抵抗成分Rを介して印加される電圧値Vaと、電源Pから正常に(直列抵抗成分を介さずに)印加される電圧値Vb、Vcとが三相モータMTに印加された場合における、U相モータ電流の実効値iurmsは、当該電圧値Va、Vb、Vcを式(1)に代入することにより求めることができる。これにより、図6に示すように、U相モータ電流の実効値iurmsと、直列抵抗成分Rとの関係を示す関数F1が求められる。
異常程度推定部102は、判定閾値ith以下となって計測されたU相モータ電流の実効値iurmsを関数F1に当てはめることで直列抵抗成分Rの大きさを推定する。
図4に戻り、続いて、異常程度推定部102は、ステップS13で推定した直列抵抗成分Rが許容範囲内か否かを判定する(ステップS14)。ステップS14において異常程度推定部102は、欠相の程度が許容範囲内か否かを、直列抵抗成分Rの大きさに基づいて判定する。即ち、異常程度推定部102は、ステップS13で推定した直列抵抗成分Rと予め規定された欠相許容判定閾値Rto1とを対比する。直列抵抗成分Rが欠相許容判定閾値Rto1以下であった場合、異常程度推定部102は、直列抵抗成分Rが許容範囲内であると判定する(ステップS14:YES)。この場合、異常程度推定部102は、「欠相あり(許容範囲内)」との表記、及び、欠相の発生による抵抗の増加率R/Rを、監視者に向けて出力する(ステップS15)。ここで、「R」は、正常時における抵抗値である。
他方、直列抵抗成分Rが欠相許容判定閾値Rto1を上回っていた場合、異常程度推定部102は、直列抵抗成分Rが許容範囲外であると判定する(ステップS14:NO)。この場合、異常程度推定部102は、「欠相あり(許容範囲外)」との表記、及び、欠相の発生による抵抗の増加率R/Rを、監視者に向けて出力する(ステップS16)。
(地絡についての診断処理)
図7は、第1の実施形態に係るCPUの処理フローを示す第3図である。
図8、図9は、それぞれ、第1の実施形態に係るCPUによる診断処理を説明するための第3図、第4図である。
以下、図7〜図9を参照しながら、地絡についての診断処理(図3のステップS20)について詳しく説明する。
図7に示すように、CPU10の異常検知部101は、ステップS00(図3)で取得された各相のモータ電流の計測値を参照して、地絡が発生したか否かを判定する(ステップS21)。具体的には、異常検知部101は、零相電流i(=i+i+i)のピーク値i0pが、所定の判定閾値ith0を下回っているか否かを判定する。零相電流のピーク値i0pが判定閾値ith0以上であった場合(ステップS21:NO)、異常検知部101は、地絡が発生したと判定する。
他方、零相電流のピーク値i0pが判定閾値ith0を下回っていた場合(ステップS21:YES)、異常検知部101は、地絡が発生していないと判定する。この場合、異常検知部101は、表示部11等を介して、監視者に向けて「地絡なし」との表記を出力する(ステップS22)。
次に、異常検知部101によって地絡の発生が検知された場合に、CPU10の異常程度推定部102が行う処理について詳しく説明する。
地絡の発生が検知された場合(ステップS21:NO)、異常程度推定部102は、零相電流iをフーリエ変換して、電源周波数成分のピーク値Pfmを算出する(ステップS23)。ここで、U相、V相、W相各相の送電線がいずれも正常に絶縁されている場合、三相モータMTの零相電流i(U相モータ電流i、V相モータ電流i及びW相モータ電流iの合計)は常にゼロとなる。しかし、三相のうちのいずれかの相で地絡が発生すると、三相モータMTを介さないで接地点に流れる電流が発生するため、零相電流iがゼロとはならず、電源周波数で発振する交流成分が含まれることとなる。そこで、異常程度推定部102は、零相電流iをフーリエ変換して電源周波数成分のピーク値Pfmを算出することで、地絡経路を通じて、どの程度の電流が流れているかを把握することができる。
続いて、異常程度推定部102は、算出した零相電流iの電源周波数成分のピーク値Pfmに基づいて、地絡経路の抵抗成分R(即ち、送電線と接地点との間の絶縁抵抗)を推定する(ステップS24)。具体的には、異常程度推定部102は、地絡の発生を等価回路で示した回路モデルMD2と、三相モータMTの電気的特性を示す電圧方程式である式(1)とを用いて、地絡経路の抵抗成分Rの推定値を算出する。
ここで、図8に示す回路モデルMD2は、例として、三相のうちU相に地絡が発生したことを示す等価回路である。回路モデルMD2は、三相モータMTの1次側(固定子)に配されるU相の巻線L、V相の巻線L及びW相の巻線Lと、U相の巻線Lに対して発生した地絡経路の抵抗成分Rとを有してなる。回路モデルMD2は、この地絡経路の抵抗成分Rの大きさによって地絡の程度を表現する。なお、図8に示す「Va」、「Vb」、「Vc」は、図5と同様、それぞれ、U相の巻線L、V相の巻線L、W相の巻線Lの各々に印加される電圧値である。
回路モデルMD2のU相、V相、W相の各入力端子には、電源Pから、既知の振幅、周波数の交流電圧が印加される。この場合において、三相モータMTの巻線L、L、Lのそれぞれに印加される電圧値Va、Vb、Vcは、図8に示すように、電源PからU相、V相、W相の各入力端子に正常に印加される電圧値となる。しかし、回路モデルMD2によれば、U相に流れる電流は、三相モータMTの巻線Lに流れる電流と、地絡経路の抵抗成分Rに流れる電流との合計値となる。ここで、ステップS23で求めたピーク値Pfm(零相電流iの電源周波数成分)の大きさは、地絡経路の抵抗成分Rに流れる電流値に比例した大きさとなる。これにより、図9に示すように、オームの法則(V=IR)から、ピーク値Pfmと地絡経路の抵抗成分Rとの関係(反比例の関係)を示す関数F2が求められる。
異常程度推定部102は、ステップS23で算出したピーク値Pfmを関数F2に当てはめることで地絡経路の抵抗成分Rの大きさを推定する。
図7に戻り、続いて、異常程度推定部102は、ステップS24で推定した地絡経路の抵抗成分Rが許容範囲内か否かを判定する(ステップS25)。ステップS25において異常程度推定部102は、地絡の程度が許容範囲内か否かを、地絡経路の抵抗成分Rの大きさに基づいて判定する。即ち、異常程度推定部102は、ステップS24で推定した地絡経路の抵抗成分Rと予め規定された地絡許容判定閾値Rto2とを対比する。地絡経路の抵抗成分Rが地絡許容判定閾値Rto2以上であった場合(ステップS25:YES)、異常程度推定部102は、地絡経路の抵抗成分Rが許容範囲内であると判定する(ステップS25:YES)。この場合、異常程度推定部102は、「地絡あり(許容範囲内)」との表記、及び、地絡経路の抵抗成分Rを、監視者に向けて出力する(ステップS26)。
他方、地絡経路の抵抗成分Rが地絡許容判定閾値Rto2を下回っていた場合、異常程度推定部102は、地絡経路の抵抗成分Rが許容範囲外であると判定する(ステップS25:NO)。この場合、異常程度推定部102は、「地絡あり(許容範囲外)」との表記、及び、地絡経路の抵抗成分Rを、監視者に向けて出力する(ステップS27)。
(レイヤショートについての診断処理)
図10は、第1の実施形態に係るCPUの処理フローを示す第4図である。
図11は、第1の実施形態に係るCPUによる診断処理を説明するための第5図である。
以下、図10〜図11を参照しながら、レイヤショートについての診断処理(図3のステップS30)について詳しく説明する。
図10に示すように、CPU10の異常検知部101は、ステップS00(図3)で取得された各相のモータ電流の計測値を参照して、レイヤショートが発生したか否かを判定する(ステップS31)。具体的には、異常検知部101は、まず、式(2)に基づいて、d軸電流iとq軸電流iとの合成ベクトルの大きさidqを算出する。
Figure 2019180112
ここで、U相の巻線L、V相の巻線L及びW相の巻線Lのインダクタンス値がいずれも等しい場合、三相が平衡している状態であるから、d軸電流iとq軸電流iとの合成ベクトルは、電源周波数と同期してdq座標平面上で円軌道を描くので、その大きさidqは常に一定となる。そのため、d軸電流iとq軸電流iとの合成ベクトルの大きさidqをフーリエ変換した場合、直流成分のピークのみが現れる。しかし、U相の巻線L、V相の巻線L及びW相の巻線Lの何れか一つにレイヤショートが発生した場合、当該レイヤショートが発生した巻線のインダクタンス値が低下して三相不平衡となる。そうすると、d軸電流iとq軸電流iとの合成ベクトルは、電源周波数と同期してdq座標平面上で楕円軌道を描く。したがって、レイヤショートが発生した状態において、d軸電流iとq軸電流iとの合成ベクトルの大きさidqをフーリエ変換した場合、直流成分のピークだけでなく、電源周波数の2倍の周波数でピークが生じる。以下、電源周波数の2倍の周波数を「電源周波数二倍成分」とも記載する。
異常検知部101は、d軸電流iとq軸電流iとの合成ベクトルの大きさidqの電源周波数二倍成分のピーク値P2fmを算出し、当該ピーク値P2fmが所定の判定閾値Pthを下回っているか否かを判定する。合成ベクトルの大きさidqの電源周波数二倍成分のピーク値P2fmが判定閾値Pth以上であった場合(ステップS31:NO)、異常検知部101は、レイヤショートが発生したと判定する。
他方、合成ベクトルの大きさidqの電源周波数二倍成分のピーク値P2fmが判定閾値Pthを下回っていた場合(ステップS31:YES)、異常検知部101は、レイヤショートが発生していないと判定する。この場合、異常検知部101は、表示部11等を介して、監視者に向けて「レイヤショートなし」との表記を出力する(ステップS32)。
次に、異常検知部101によってレイヤショートの発生が検知された場合に、CPU10の異常程度推定部102が行う処理について詳しく説明する。
レイヤショートの発生が検知された場合(ステップS31:NO)、異常程度推定部102は、合成ベクトルの大きさidqの電源周波数二倍成分のピーク値P2fmに基づいて、三相モータMTの巻線に発生したレイヤショートの割合を推定する(ステップS33)。具体的には、異常程度推定部102は、レイヤショートの発生を等価回路で示した回路モデルMD3と、レイヤショートが発生した三相モータMTの電気的特性を示す電圧方程式である式(3)とを用いて、レイヤショートの割合を算出する。
Figure 2019180112
ここで、図11に示す回路モデルMD3は、例として、三相のうちU相の巻線Lにレイヤショートが発生したことを示す等価回路である。回路モデルMD3は、三相モータMTの1次側(固定子)に配されるU相の巻線L、V相の巻線L及びW相の巻線Lを有してなる。回路モデルMD3によれば、U相の巻線Lは、ショートしておらず三相モータMTの駆動に寄与するインダクタンス成分LU1と、ショートしたインダクタンス成分LU2とに分離される。この場合において、レイヤショートの割合とは、U相の巻線L全体のインダクタンス(LU1+LU2)に対する、ショートしたインダクタンス成分L2の割合である。
式(3)は、U相の巻線Lにレイヤショートが発生した三相モータMTの各相に印加される電圧と、当該三相モータMTの各相に流れる電流との関係を示す式であって、三相モータMTのモータ定数を含んでなる電圧方程式である。ただし、式(3)における「Isa」は、回路モデルMD3のインダクタンス成分LU1に流れる電流であり、「Isd」は、回路モデルMD3のインダクタンス成分LU2に流れる電流である。更に、式(3)の「k11〜k77」及び「m11〜m77」は、発生したレイヤショートの割合に応じて一意に特定される係数である。
異常程度推定部102は、異常程度推定部102は、式(3)の各係数k11〜k77、m11〜m77を変更しながら、ステップS00で取得されたU相モータ電流i、V相モータ電流i及びW相モータ電流iの計測値と同一の電流波形を得られる各係数k11〜k77、m11〜m77の組み合わせを特定する。異常程度推定部102は、特定した各係数k11〜k77、m11〜m77の組み合わせからU相の巻線Lで発生したレイヤショートの割合を推定することができる。
図10に戻り、続いて、異常程度推定部102は、ステップS33で推定したレイヤショートの割合が許容範囲内か否かを判定する(ステップS34)。ステップS34において異常程度推定部102は、レイヤショートの程度が許容範囲内か否かを、レイヤショートの割合に基づいて判定する。即ち、異常程度推定部102は、ステップS33で推定したレイヤショートの割合と予め規定されたレイヤショート許容判定閾値とを対比する。レイヤショートの割合がレイヤショート許容判定閾値以下であった場合(ステップS34:YES)、異常程度推定部102は、レイヤショートの割合が許容範囲内であると判定する(ステップS34:YES)。この場合、異常程度推定部102は、「レイヤショートあり(許容範囲内)」との表記、及び、レイヤショートの割合を、監視者に向けて出力する(ステップS35)。
他方、レイヤショートの割合がレイヤショート許容判定閾値を上回っていた場合、異常程度推定部102は、レイヤショートの割合が許容範囲外であると判定する(ステップS34:NO)。この場合、異常程度推定部102は、「レイヤショートあり(許容範囲外)」との表記、及び、レイヤショートの割合を、監視者に向けて出力する(ステップS36)。
なお、上述の説明に用いた式(3)は、あくまでU相の巻線Lにレイヤショートが発生した三相モータMTの各相に印加される電圧と、当該三相モータMTの各相に流れる電流との関係を示す電圧方程式である。
V相の巻線Lにレイヤショートが発生した三相モータMTの各相に印加される電圧と、当該三相モータMTの各相に流れる電流との関係を示す電圧方程式は、式(3)右辺1項目の7×7の行列要素のうち、7行目の4〜6列目における各行列要素「Mcosθa×k74」、「Mcosθb×k75」、「Mcosθc×k76」を、それぞれ、「Mcosθc×k74」、「Mcosθa×k75」、「Mcosθb×k76」に変更し、4〜6行目の7列目における各行列要素「Mcosθa×k47」、「Mcosθb×k57」、「Mcosθc×k67」を、それぞれ、「Mcosθc×k47」、「Mcosθa×k57」、「Mcosθb×k67」に変更することで得られる。
また、W相の巻線Lにレイヤショートが発生した三相モータMTの各相に印加される電圧と、当該三相モータMTの各相に流れる電流との関係を示す電圧方程式は、式(3)右辺1項目の7×7の行列要素のうち、7行目の4〜6列目における各行列要素「Mcosθa×k74」、「Mcosθb×k75」、「Mcosθc×k76」を、それぞれ、「Mcosθb×k74」、「Mcosθc×k75」、「Mcosθa×k76」に変更し、4〜6行目の7列目における各行列要素「Mcosθa×k47」、「Mcosθb×k57」、「Mcosθc×k67」を、それぞれ、「Mcosθb×k47」、「Mcosθc×k57」、「Mcosθa×k67」に変更することで得られる。
(作用、効果)
以上のとおり、第1の実施形態に係る診断装置1は、三相各相のモータ電流の計測値に基づいて、少なくとも、三相モータMTについての欠相の発生、地絡の発生、及び、レイヤショートの発生のそれぞれを検知する。そして、診断装置1は、欠相の発生が検知された場合には当該欠相の程度を推定し、地絡の発生が検知された場合には当該地絡の程度を推定し、レイヤショートの発生が検知された場合には当該レイヤショートの程度を推定する。
このようにすることで、発生した異常状態の判別と、その深刻度までを評価することができる。これにより、駆動システム9の設備保有者は、当該駆動システム9で何らかの異常が検知されたとしても、異常の深刻度が比較的小さい場合はコストの観点から運転を継続する、などといった柔軟な対応を取ることができる。また、複数の定期点検の結果を用いることで、症状の進行度合いを把握することができるので、適切なメンテナンス計画を立てることができる。
また、第1の実施形態に係る診断装置1は、電源Pと三相モータMTとの間を流れる三相各相のモータ電流の計測値のみに基づいて上述の診断を行うので、新たなセンサ等の追設を要することなく、簡便に実現することができる。
以上より、第1の実施形態に係る診断装置1によれば、より簡便に、三相モータの異常状態の判別、及び、その深刻度を評価することができる。
なお、上述の各実施形態においては、上述した診断装置1の各種処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって上記各種処理が行われる。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。更に、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、他の実施形態においては、上述の各実施形態で説明した診断装置1が有する各機能の一部を、ネットワークで接続された他のコンピュータが具備する態様であってもよい。
以上のとおり、本発明に係るいくつかの実施形態を説明したが、これら全ての実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態及びその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 診断装置
10 CPU
100 モータ電流取得部
101 異常検知部
102 異常程度推定部
11 表示部
12 操作部
13 メモリ
14 ストレージ
P 電源
MT 三相モータ
C 電流センサ

Claims (7)

  1. 三相モータの異常を検知する診断装置であって、
    各相のモータ電流の計測値を取得するモータ電流取得部と、
    前記各相のモータ電流の計測値に基づいて、少なくとも、前記三相モータについての欠相の発生、地絡の発生、及び、レイヤショートの発生のそれぞれを検知する異常検知部と、
    前記欠相の発生が検知された場合には当該欠相の程度を推定し、前記地絡の発生が検知された場合には当該地絡の程度を推定し、前記レイヤショートの発生が検知された場合には当該レイヤショートの程度を推定する異常程度推定部と、
    を備える診断装置。
  2. 前記異常程度推定部は、前記欠相の発生が検知された場合には、当該欠相の程度として、前記三相モータの一つの巻線に対する直列抵抗成分の大きさを推定する
    請求項1に記載の診断装置。
  3. 前記異常程度推定部は、前記地絡の発生が検知された場合には、当該地絡の程度として、前記三相モータの一つの巻線に対する地絡経路の抵抗成分の大きさを推定する
    請求項1に記載の診断装置。
  4. 前記異常程度推定部は、前記レイヤショートの発生が検知された場合には、当該レイヤショートの程度として、前記三相モータの一つの巻線に発生したレイヤショートの割合を推定する
    請求項1に記載の診断装置。
  5. 請求項1から請求項4の何れか一項に記載の診断装置と、
    前記三相モータと、
    当該三相モータに三相交流電力を供給する電源と、
    を備える駆動システム。
  6. 三相モータの異常を検知する方法であって、
    各相のモータ電流の計測値を取得するステップと、
    前記各相のモータ電流の計測値に基づいて、少なくとも、前記三相モータについての欠相の発生、地絡の発生、及び、レイヤショートの発生のそれぞれを検知するステップと、
    前記欠相の発生が検知された場合には当該欠相の程度を推定し、前記地絡の発生が検知された場合には当該地絡の程度を推定し、前記レイヤショートの発生が検知された場合には当該レイヤショートの程度を推定するステップと、
    を備える診断方法。
  7. 三相モータの異常を検知可能な診断装置のコンピュータに、
    各相のモータ電流の計測値を取得するステップと、
    前記各相のモータ電流の計測値に基づいて、少なくとも、前記三相モータについての欠相の発生、地絡の発生、及び、レイヤショートの発生のそれぞれを検知するステップと、
    前記欠相の発生が検知された場合には当該欠相の程度を推定し、前記地絡の発生が検知された場合には当該地絡の程度を推定し、前記レイヤショートの発生が検知された場合には当該レイヤショートの程度を推定するステップと、
    を実行させるプログラム。
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