JP2019179807A - 水路装置、水冷冷却器及び電力変換装置 - Google Patents

水路装置、水冷冷却器及び電力変換装置 Download PDF

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Abstract

【課題】液漏れの予兆を検知することができる水路装置、当該水路装置を備える水冷冷却器、及び当該水冷冷却器を備える電力変換装置を提供する。【解決手段】電力変換装置100の水路装置120において、第1の構造体140及び第2の構造体142は、それぞれ第1の接合面150及び第2の接合面152を有する。第1の接合面150は、第2の接合面152に接合される。第1の構造体150と第2の構造体152とで水路が構成される。第1の導電体線132a、絶縁体層及び第2の導電体層132bは、第1の接合面150と第2の接合面152との間に配置される。第2の導電体層132bは、絶縁体層を介して第1の導電体層132aに接触する。絶縁体層は、厚さ方向に貫通する水の通過経路を有する。電気回路は、第1の導電体線132aと第2の導電体線132bとの間の導通を検知する。【選択図】図1

Description

本発明は、水路装置、当該水路装置を備える水冷冷却器、及び当該水冷冷却器を備える電力変換装置に関する。
特開2015−159159号公報に記載された半導体液冷モジュールにおいては、筐体が下側に配置される(段落0017)。また、放熱板が筐体の上に配設される(段落0017)。筐体の中央部には、冷却液用通路及び溝部が形成される(段落0018)。溝部は、冷却液用通路の外周縁に沿って形成される(段落0018)。溝部には、環状のゴムシールが嵌合される(段落0018)。ゴムシール本体の上端は、放熱板の下面に当接する(段落0030)。これにより、冷却液用通路内の冷却液は、ゴムシールよりも内周側に封止される(段落0030)。
また、特開2015−159159号公報に記載された半導体液冷モジュールにおいては、液漏れ検知センサの検知部が設けられる(段落0033)。検知部は、冷却液が接触した場合に、液漏れを検知する(段落0033)。
特開2015−159159号公報
特開2015−159159号公報に記載された半導体液冷モジュールにおいては、ゴムシールが大きなスペースを占める。ゴムシールが大きなスペースを占めることは、半導体液冷モジュールを小型化することの障害となる。
また、特開2015−159159号公報に記載された半導体液冷モジュールにおいては、液漏れが実際に発生しなければ液漏れを検知することができない。
上記問題に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、液漏れの予兆を検知することができる水路装置、当該水路装置を備える水冷冷却器、及び当該水冷冷却器を備える電力変換装置を提供することである。
本発明の例示的な第1の態様は、水路装置に向けられる。
本発明の例示的な第1の態様においては、水路装置は、接合体、第1の導電体線、絶縁体層、第2の導電体線及び第1の電気回路を備える。
接合体は、第1の構造体及び第2の構造体を備える。第1の構造体及び第2の構造体は、それぞれ第1の接合面及び第2の接合面を有する。第1の接合面は、第2の接合面に接合される。第1の構造体と第2の構造体とで水路が構成される。
第1の導電体線、絶縁体層及び第2の導電体層は、第1の接合面と第2の接合面との間に配置される。
第2の導電体層は、絶縁体層を介して第1の導電体層に接触する。絶縁体層は、厚さ方向に貫通する水の通過経路を有する。
第1の電気回路は、第1の導電体線と第2の導電体線との間の導通を検知する。
本発明の例示的な第2の態様は、水路装置に向けられる。
本発明の例示的な第2の態様においては、水路装置は、接合体、絶縁体層、導電体線及び第1の電気回路を備える。
接合体は、第1の構造体及び第2の構造体を備える。第1の構造体及び第2の構造体は、それぞれ第1の接合面及び第2の接合面を有する。第1の接合面は、第2の接合面に接合される。第1の構造体と第2の構造体とで水路が構成される。第1の構造体は、導電体からなる。
絶縁体層及び導電体線は、第1の接合面と第2の接合面との間に配置される。
導電体線は、絶縁体層を介して第1の構造体に接触する。絶縁体層は、厚さ方向に貫通する水の通過経路を有する。
第1の電気回路は、第1の構造体と導電体線との間の導通を検知する。
本発明の例示的な第3の態様は、本発明の例示的な第1又は第2の態様の水路装置を備える水冷冷却器に向けられる。
本発明の例示的な第4の態様は、本発明の例示的な第3の態様の水冷冷却器を備える電力変換装置に向けられる。
本発明の例示的な第1及び第2の態様においては、第1の接合面と第2の接合面との間に水が染み出したことを検知することができるので、水漏れの予兆を検知することができる。
また、本発明の例示的な第3の態様においては、水漏れの予兆を検知することができる水路装置を水冷冷却器が備えるので、水漏れの予兆を検知することができる水冷冷却器を提供することができる。
また、本発明の例示的な第4の態様においては、水漏れの予兆を検知することができる水冷冷却器を電力変換装置が備えるので、水漏れの予兆を検知することができる電力変換装置を提供することができる。
本発明の例示的な第1実施形態の電力変換装置を模式的に図示する断面図である。 本発明の例示的な第1実施形態の電力変換装置に備えられる接合部を模式的に図示する拡大断面図である。 本発明の例示的な第1実施形態の電力変換装置に備えられる第1の電気回路を図示する回路図である。 本発明の例示的な第1実施形態の電力変換装置において接合部に微細な空隙が形成された状態を模式的に図示する断面図である。 本発明の例示的な第2実施形態の電力変換装置を模式的に図示する断面図である。 本発明の例示的な第2実施形態の電力変換装置に備えられる接合部を模式的に図示する拡大断面図である。 本発明の例示的な第2実施形態の電力変換装置において接合部に微細な空隙が形成された状態を模式的に図示する断面図である。 本発明の例示的な第2実施形態の別例の電力変換装置に備えられる接合部を模式的に図示する断面図である。 本発明の例示的な第1実施形態及び第2実施形態の第1変形例の電力変換装置の平面図である。 本発明の例示的な第1実施形態及び第2実施形態の第2変形例の電力変換装置の平面図である。 本発明の例示的な第1実施形態及び第2実施形態の第2変形例の電力変換装置に備えられる第1の電気回路及び第2の電気回路を図示する回路図である。
1 第1実施形態
図1は、本発明の例示的な第1実施形態の電力変換装置を模式的に図示する断面図である。図2は、本発明の例示的な第1実施形態の電力変換装置に備えられる接合部を模式的に図示する拡大断面図である。
第1実施形態においては、図1に図示される電力変換装置100は、直流を三相交流に変換するインバータである。電力変換装置100が直流を三相交流以外の多相交流に変換してもよい。
電力変換装置100は、図1に図示されるように、水冷冷却器110及び部品112を備える。水冷冷却器110が電力変換装置100以外の装置に備えられてもよい。
部品112は、水冷冷却器110により冷却される。第1実施形態においては、部品112は、直流をスイッチングし三相交流を生成するパワーモジュールである。部品112がパワーモジュール以外の部品であってもよい。例えば、部品112が直流を平滑する平滑コンデンサであってもよい。
水冷冷却器110は、水路装置120を備える。水路装置120が水冷冷却器110以外の装置に備えられてもよい。
水路装置120は、図1及び図2に図示されるように、接合体130、第1の導電体線132a、第2の導電体線132b及び絶縁体層134を備える。
接合体130は、第1の構造体140及び第2の構造体142を備える。第1の構造体140及び第2の構造体142は、それぞれ第1の接合面150及び第2の接合面152を有する。第1の接合面150は、第2の接合面152に接合される。接合体130においては、第1の構造体140と第2の構造体142とで水路160が構成される。水路160には、水が流れる。
第1実施形態においては、第1の構造体140は、金属からなるヒートシンクである。ヒートシンクには、部品112が実装される。第1の構造体140は、ベースプレート170及びフィン172を備える。ベースプレート170は、一方の面180及び他方の面182を有する。部品112は、ベースプレート170の一方の面180上に実装される。フィン172は、ベースプレート170の他方の面182から突出する。フィン172は、水路160内に配置され、水路160を流れる水にひたされる。第1の接合面150は、他方の面182の縁部である。
また、第1実施形態においては、第2の構造体142は、箱状部品である。箱状部品は、開口部190を有する。第2の接合面152は、開口部190のヘリ部である。
また、第1実施形態においては、第1の接合面150は、接合媒体200を介して第2の接合面152に接合される。接合媒体200は、樹脂又は接着剤からなる。第1の接合面150が第2の接合面152に直接的に接合されてもよい。例えば、第1の接合面150がアンカー効果により第2の接合面152に直接的に接合されてもよい。第1の接合面150が第2の接合面152に接合されることにより、第1の構造体140は、第2の構造体142の開口部190を塞ぐ。また、水が第1の接合面150と第2の接合面152との間を通過できなくなる。また、第1の構造体140が第2の構造体142の開口部190を塞き、水が第1の接合面150と第2の接合面152との間を通過できなくなることにより、密閉された水路160が構成される。
部品112が発生した熱は、ベースプレート170及びフィン172を順次に経由して水路160を流れる水まで伝えられる。また、部品112が発生した熱が水まで伝えられることにより、部品112は、水冷冷却器110により水冷される。
第1の導電体線132a、第2の導電体線132b及び絶縁体層134は、第1の接合面150と第2の接合面152との間に配置される。第2の導電体線132bは、絶縁体層134を介して第1の導電体線132aに接触する。絶縁体層134は、厚さ方向に貫通する複数の水の通過経路210を有する。
第1の導電体線132a及び第2の導電体線132bは、よりあわされていてもよいし、並行に配置されていてもよい。
第1のベースプレート170の他方の面182に溝部が形成されてもよい。また、形成された溝部に第1の導電体線132a及び第2の導電体線132bが収容されてもよい。溝部は、例えばU字状の断面形状を有する。
第1の導電体線132a、第2の導電体線132b及び絶縁体層134は、漏水センサを構成する。
第1の接合面150と第2の接合面152との間に水が染み込んでいない場合は、第1の導電体線132a及び第2の導電体線132bが絶縁体層134により互いに隔てられているため、第1の導電体線132aと第2の導電体線132bとの間の導通は生じない。
一方、第1の接合面150と第2の接合面152との間に水が染み込んだ場合は、染み込んだ水が複数の水の通過経路210に侵入する。また、染み込んだ水が複数の水の通過経路210に侵入することにより、第1の導電体線132aから複数の水の通過経路210を経由して第2の導電体線132bまで連続する水が存在するようになる。また、第1の導電体線132aから複数の水の通過経路210を経由して第2の導電体線132bまで連続する水が存在するようになることにより、第1の導電体線132aと第2の導電体線132bとの間の導通が生じる。
第1の導電体線132aと第2の導電体線132bとの間の導通は、水漏れが発生した状態だけでなく、水漏れが発生する前に第1の接合面150と第2の接合面152との間に水が染み込んだ状態でも生じる。そのため、第1の導電体線132aと第2の導電体線132bとの間の導通は、水漏れだけでなく、水漏れの予兆の検知に利用することができる。
第1実施形態においては、第1の導電体線132a、第2の導電体線132b及び絶縁体層134は、接合媒体200に埋設される。
また、第1実施形態においては、第1の導電体線132a及び第2の導電体線132bは、それぞれ第1の外周面220a及び第2の外周面220bを有する。また、絶縁体層134は、第1の外周面220a及び第2の外周面220b上にそれぞれ配置される第1の被膜230a及び第2の被膜230bを備える。複数の水の通過経路210は、第1の被膜230a及び第2の被膜230bがそれぞれ有する第1のピンホール240a及び第2のピンホール240bを含む。第1のピンホール240a及び第2のピンホール240bは、それぞれ第1の被膜230a及び第2の被膜230b中に散在する。第1の被膜230a及び第2の被膜230bの片方が省略されてもよい。第1の被膜230a及び第2の被膜230bの材質が互いに異なってもよい。
また、第1実施形態においては、第1の導電体線132aは、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる。また、第1の被膜230aは、アルマイト被膜である。また、第2の導電体線132bは、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる。また、第2の被膜230bは、アルマイト被膜である。
絶縁体層134が、樹脂からなり格子状の平面形状を有してもよい。絶縁体層134が格子状の平面形状を有する場合は、複数の水の通過経路210は、絶縁体層134の開口部である。樹脂からなり格子状の平面形状を有する絶縁体層134は、例えば、レジスト材のような流動性を有する樹脂材料を格子状に塗布し、塗布した樹脂材料を硬化させることにより形成することができる。樹脂からなり格子状の平面形状を有する絶縁体層134が設けられた場合は、第1の導電体線132a及び第2の導電体線132bが互いに接触せず、第1の導電体線132a及び第2の導電体線132bの間の微小距離が保たれる。絶縁体層134が、ドッド状の平面形状を有してもよい。
部品112であるパワーモジュールは、半導体素子250、第1のはんだ部252、絶縁基板254、第2のはんだ部256及び封止樹脂258を備える。半導体素子250は、第1のはんだ部252により絶縁基板254に接続される。絶縁基板254は、第2のはんだ部256により第1の構造体140に接合される。封止樹脂258は、半導体素子250を封止する。
図3は、本発明の例示的な第1実施形態の電力変換装置に備えられる第1の電気回路を図示する回路図である。
電力変換装置100は、図3に図示される第1の電気回路260をさらに備える。
第1の電気回路260は、第1の導電体線132aと第2の導電体線132bとの間の導通を検知する。第1実施形態においては、第1の電気回路260が第1の導電体線132aと第2の導電体線132bとの間の導通の発生を検知することにより、水漏れ及び水漏れの予兆が検知される。
第1実施形態においては、第1の電気回路260は、直列接続部270、第1の端子272及び第2の端子274を備える。直列接続部270は、直流電源280及び電流検知回路282を備える。
直列接続部270の一端及び他端は、それぞれ第1の端子272及び第2の端子274に電気的に接続される。直列接続部270においては、直流電源280及び電流検知回路282が電気的に直列接続される。第1の端子272及び第2の端子274は、それぞれ第1の導電体線132a及び第2の導電体線132bに電気的に接続される。
第1の導電体線132aと第2の導電体線132bとの間の導通が生じた場合は、電流検知回路282に電流が流れる。第1の電気回路260は、電流検知回路282に流れる電流を検知することにより、第1の導電体線132aと第2の導電体線132bとの間の導通を検知する。
第1実施形態においては、電流検知回路282は、抵抗、及び当該抵抗における電圧降下を検知する回路を備える。
図4は、本発明の例示的な第1実施形態の電力変換装置において接合部に微細な空隙が形成された状態を模式的に図示する断面図である。
図4に図示される状態においては、第1の構造体140と接合媒体200との界面に沿って内周側の始点から外周側の終点に向かって微細な空隙290が形成されている。また、絶縁体層134と接合媒体200との界面に沿って微細な空隙292が形成されている。微細な空隙290及び微細な空隙292は、クラック、はがれ等である。
接合部300が図4に図示される状態となった場合は、形成された微細な空隙290及び微細な空隙292に水が侵入する。微細な空隙290及び微細な空隙292への水の侵入は毛細管現象により行われるので、水は、微細な空隙290及び微細な空隙292の先端まで侵入する。また、水は、第1の被膜230aと接合媒体200との界面に沿って形成された微細な空隙310aを第1の導電体線132aが伸びる方向に進み、第2の被膜230bと接合媒体200との界面に沿って形成された微細な空隙310bを第2の導電体線132bが伸びる方向に進む。また、水が、微細な空隙290及び微細な空隙292の先端まで侵入し、微細な空隙310aを第1の導電体線132aが伸びる方向に進み、微細な空隙310bを第2の導電体線132bが伸びる方向に進むため、第1のピンホール240a及び第2のピンホール240bが互いに直接的に接触していない場合においても、第1の導電体線132aから微細な空隙290及び微細な空隙292を経由して第2の導電体線132bまで連続する水が存在するようになる。また、第1の導電体線132aから微細な空隙290及び微細な空隙292を経由して第2の導電体線132bまで連続する水が存在するようになるため、第1の導電体線132aと第2の導電体線132bとの間の導通が生じる。
第1実施形態においては、第1の接合面150が第2の接合面152に接合されるため、第1の接合面150と第2の接合面152との間にOリング等の大きなスペースを占める部材を設ける必要がない。また、第1の接合面150と第2の接合面152との間にOリング等の大きなスペースを占める部材を設ける必要がないため、水路装置120を小型化することができる。
また、第1実施形態においては、第1の接合面150と第2の接合面152との間に水が染み出したことを検知することができるので、わずかな水漏れ及び水漏れの予兆を検知することができる。また、わずかな水漏れ及び水漏れの予兆を検知することができるので、水漏れに起因する電力変換装置100の故障又は誤動作を確実に防止することができる。
また、第1実施形態においては、第1の接合面150と第2の接合面152との間に配置される第1の導電体線132a及び第2の導電体線132bは細線であってもよいため、第1の導電体線132a及び第2の導電体線132bが第1の接合面150の第2の接合面152への接合に悪影響を与えにくい。また、接合媒体200を薄くすることができる。第1のベースプレート170の他方の面182に形成された溝部に第1の導電体線132a及び第2の導電体線132bが収容された場合は、第1の導電体線132a及び第2の導電体線132bが第1の接合面150の第2の接合面152への接合に悪影響を与える可能性がさらに低くなる。
また、第1実施形態においては、漏水センサを構成する第1の導電体線132a、第2の導電体線132b及び絶縁体層134を一般的な部材から作製することができるので、漏水センサを低コスト化することができる。
2 第2実施形態
図5は、本発明の例示的な第2実施形態の電力変換装置を模式的に図示する断面図である。図6は、本発明の例示的な第2実施形態の電力変換装置に備えられる接合部を模式的に図示する拡大断面図である。
第2実施形態においても、図5に図示される電力変換装置100は、直流を三相交流に変換するインバータである。
電力変換装置100は、水冷冷却器110及び部品112を備える。
部品112は、水冷冷却器110により冷却される。部品112は、第1実施形態の電力変換装置100に備えられる部品112と同様の部品である。
水路装置120は、図5及び図6に図示されるように、接合体130、導電体線132及び絶縁体層134を備える。
接合体130は、第1の構造体140及び第2の構造体142を備える。第1の構造体140及び第2の構造体142は、それぞれ第1の接合面150及び第2の接合面152を有する。第1の接合面150は、第2の接合面152に接合される。接合体130においては、第1の構造体140と第2の構造体142とで水路160が構成される。接合体130は、第1実施形態の電力変換装置100に備えられる接合体130と同様の接合体である。ただし、第2実施形態においては、第1の構造体140は、導電体からなる。
導電体線132及び絶縁体層134は、第1の接合面150と第2の接合面152との間に配置される。導電体線132は、絶縁体層134を介して第1の構造体140に接触する。絶縁体層134は、厚さ方向に貫通する複数の水の通過経路210を有する。
第1のベースプレート170の他方の面182に溝部が形成されてもよい。また、形成された溝部に導電体線132が収容されてもよい。
第1の構造体140、導電体線132及び絶縁体層134は、漏水センサを構成する。
第1の接合面150と第2の接合面152との間に水が染み込んでいない場合は、第1の構造体140及び導電体線132が絶縁体層134により互いに隔てられているため、第1の構造体140と導電体線132との間の導通は生じない。
一方、第1の接合面150と第2の接合面152との間に水が染み込んだ場合は、染み込んだ水が複数の水の通過経路210に侵入する。また、染み込んだ水が複数の水の通過経路210に侵入することにより、第1の構造体140から複数の水の通過経路210を経由して導電体線132まで連続する水が存在するようになる。また、第1の構造体140から複数の水の通過経路210を経由して導電体線132まで連続する水が存在するようになることにより、第1の構造体140と導電体線132との間の導通が生じる。
第1の構造体140と導電体線132との間の導通は、水漏れが発生した状態だけでなく、水漏れが発生する前に第1の接合面150と第2の接合面152との間に水が染み込んだ状態でも発生する。このため、第1の構造体140と導電体線132との間の導通は、水漏れだけでなく、水漏れの予兆の検知に利用することができる。
第2実施形態においては、導電体線132及び絶縁体層134は、接合媒体200に埋設される。
また、第2実施形態においては、導電体線132は、外周面220を有する。また、絶縁体層134は、外周面220上に配置される被膜230を備える。複数の水の通過経路210は、被膜230が有するピンホール240を含む。ピンホール240は、被膜230中に散在する。
また、第2実施形態においては、導電体線132は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる。また、被膜230は、アルマイト被膜である。
絶縁体層134が、樹脂からなり格子状の平面形状を有してもよい。絶縁体層134が格子状の平面形状を有する場合は、複数の水の通過経路210は、絶縁体層134の開口部である。樹脂からなり格子状の平面形状を有する絶縁体層134は、例えば、レジスト材のような流動性を有する樹脂材料を格子状に塗布し、塗布した樹脂材料を硬化させることにより形成することができる。樹脂からなり格子状の平面形状を有する絶縁体層134が設けられた場合は、第1の構造体140及び導電体線132が互いに接触せず、第1の構造体140及び導電体線132の間の微小距離が保たれる。絶縁体層134が、ドッド状の形状を有してもよい。
図3は、本発明の例示的な第1実施形態の電力変換装置に備えられる第1の電気回路を図示する回路図でもある。
電力変換装置100は、図3に図示される第1の電気回路260をさらに備える。第1の電気回路260は、第1実施形態の電力変換装置100に備えられる第1の電気回路260と同様の電気回路である。ただし、第1の端子272及び第2の端子274は、それぞれ第1の構造体140及び導電体線132に電気的に接続される。また、第1の電気回路260は、第1の構造体140と導電体線132との間の導通を検知する。第2実施形態においては、第1の電気回路260が第1の構造体140と導電体線132との間の導通の発生を検知することにより、水漏れ及び水漏れの予兆が検知される。
図7は、本発明の例示的な第2実施形態の電力変換装置において接合部に微細な空隙が形成された状態を模式的に図示する断面図である。
図7に示される状態においては、第1の構造体140と接合媒体200との界面に沿って内周側の始点から外周側の終点に向かって微細な空隙320が形成されている。また、絶縁体層134と接合媒体200との界面に沿って微細な空隙322が形成されている。微細な空隙320及び微細な空隙322は、クラック、はがれ等である。
接合部300が図7に示される状態となった場合は、形成された微細な空隙320及び微細な空隙322に水が侵入する。微細な空隙320及び微細な空隙322への水の侵入は毛細管現象により行われるので、水は、微細な空隙320及び微細な空隙322の先端まで侵入する。また、水は、微細な空隙322を導電体線132が伸びる方向に進む。また、水が、微細な空隙320及び微細な空隙322の先端まで侵入し、微細な空隙322が伸びる方向に進むため、第1の構造体140から微細な空隙320及び微細な空隙322を経由して導電体線132まで連続する水が存在するようになる。また、第1の構造体140から微細な空隙320及び微細な空隙322を経由して導電体線132まで連続する水が存在するようになるため、第1の構造体140と導電体線132との間の導通が生じる。
第2実施形態においては、第1の接合面150が第2の接合面152に接合されるため、第1の接合面150と第2の接合面152との間にOリング等の大きなスペースを占める部材を設ける必要がない。また、第1の接合面150と第2の接合面152との間にOリング等の大きなスペースを占める部材を設ける必要がないため、水路装置120を小型化することができる。
また、第2実施形態においては、第1の接合面150と第2の接合面152との間に水が染み出したことを検知することができるので、わずかな水漏れ及び水漏れの予兆を検知することができる。また、わずかな水漏れ及び水漏れの予兆を検知することができるので、水漏れに起因する電力変換装置100の故障又は誤動作を確実に防止することができる。
また、第2実施形態においては、第1の接合面150と第2の接合面152との間に配置される導電体線132は細線であってもよいため、導電体線132が第1の接合面150の第2の接合面152への接合に悪影響を与えにくい。また、接合媒体200を薄くすることができる。第1のベースプレート170の他方の面182に形成された溝部に導電体線132が収容された場合は、導電体線132が第1の接合面150の第2の接合面152への接合に悪影響を与える可能性がさらに低くなる。
また、1本の導電体線132が第1の接合面150の第2の接合面152への接合に与える影響は、2本の導電体線132a及び132bが第1の接合面150の第2の接合面152への接合に与える悪影響より小さい。したがって、第2実施形態においては、第1実施形態と比較された場合に、第1の接合面150の第2の接合面152への接合に与える影響を小さくすることができる。
また、1本の導電体線132に要するコストは、2本の導電体線132a及び132bに要するコストより小さい。したがって、第2実施形態においては、第1実施形態と比較された場合に、導電体線132に要するコストを減らすことができる。
また、1本の導電体線132が第1の構造体140に近接するように1本の導電体線132を設置する作業は、2本の導電体線132a及び132bが互いに近接するように2本の導電体線132a及び132bを設置する作業より容易である。なぜならば、1本の導電体線132が第1の構造体140に近接するように1本の導電体線132を設置するためには、接合媒体200中に導電体線132を配置してから第1の構造体140を第2の構造体142に対して押すだけで足りるからである。このため、第2実施形態においては、第1実施形態と比較された場合に、導電体線132の全長に渡る近接配置を実現することが容易である。
3 第2実施形態の別例
図8は、本発明の例示的な第2実施形態の別例の電力変換装置に備えられる接合部を模式的に図示する断面図である。
別例においては、絶縁体層134は、第1の接合面150上に配置される被膜350を備える。また、絶縁体層134は、第2の接合面152上に配置される被膜352を備える。第2の構造体142が樹脂等の絶縁体からなる場合は、被膜352が省略されてもよい。
また、別例においては、第1の構造体140は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる。また、被膜350は、アルマイト被膜である。
絶縁体層134が、樹脂からなり格子状の平面形状を有してもよい。絶縁体層134が格子状の平面形状を有する場合は、複数の水の通過経路210は、絶縁体層134の開口部である。樹脂からなり格子状の平面形状を有する絶縁体層134は、例えば、レジスト材のような流動性を有する樹脂材料を格子状に塗布し、塗布した樹脂材料を硬化させることにより形成することができる。樹脂からなり格子状の平面形状を有する絶縁体層134が設けられた場合は、第1の構造体140及び導電体線132が互いに接触せず、第1の構造体140及び第2の導電体線132の間の微小距離が保たれる。絶縁体層134が、ドッド状の形状を有してもよい。
また、別例においては、導電体線132の外周面220上に被膜が配置されない。
第1の接合面150上に被膜を配置することは、導電体線132の外周面220上に被膜を配置することよりも容易である。また、外周面220上に被膜が配置されない導電体線132を作製することは、外周面220上に被膜が配置される導電体線132を作製することよりも容易である。また、別例においては、第1の接合面150上に被膜350を配置すること、及び外周面220上に被膜が配置されない導電体線132を作製することが容易であることにより、漏水センサを容易に作製することができる。
4 第1実施形態及び第2実施形態の第1変形例
図9は、本発明の例示的な第1実施形態及び第2実施形態の第1変形例の電力変換装置の平面図である。
第1変形例においては、電力変換装置100は、ケース400を備える。また、電力変換装置100は、平滑コンデンサ、パワーモジュール、バスバ電極等の部品を備える。また、電力変換装置100は、基板402を備える。平滑コンデンサ、パワーモジュール、バスバ電極等の部品は、ケース400に収容される。基板402も、ケース400に収容される。平滑コンデンサは、バスバ電極を介してパワーモジュールに接続される。基板402は、第1の電気回路260を備える。
また、第1変形例においては、ケース400は、金属からなり、第1の構造体140又は第2の構造体142と一体化されている。第1の構造体140及び第2の構造体142は、ケース400の底部に配置される。第1の構造体140は、ケース400の内側に配置される。第1の構造体140がケース400の内側に配置されるため、第1の構造体140に実装されるパワーモジュールは、ケース400の内側に配置され、ケース400に収容される。基板402は、パワーモジュールの上方に配置される。
また、第1変形例においては、第1の導電体線132a及び第2の導電体線132b、又は導電体線132は、第1の接合面150と第2の接合面152との間から、電力変換装置100の内部の、第1の接合面150と第2の接合面152との間以外の場所まで延びる。この場合は、ケース400が第1の端子272に電気的に接続される。第1の導電体線132a及び第2の導電体線132b、又は導電体線132が、第1の接合面150と第2の接合面152との間以外の場所まで延びることにより、第1の接合面150と第2の接合面152との間以外からの水漏れを検出することが可能になる。例えば、水が流れる配管、水冷冷却器110と外部からの配管との接続部からの水漏れを検出することが可能になる。また、第1の接合面150と第2の接合面152との間以外の場所まで第1の導電体線132a及び第2の導電体線132b、又は導電体線132を延ばすことは、低コストで行うことができる。
第1変形例においては、第1の導電体線132a及び第2の導電体線132b、又は導電体線132の主要な部分が、ケース400の底面上に配置される。また、第1の導電体線132a及び第2の導電体線132b、又は導電体線132が、ケース400に収容される平滑コンデンサ、パワーモジュール、バスバ電極等の部品まで延びる。第1の導電体線132a及び第2の導電体線132b、又は導電体線132は、第1の接合面150と第2の接合面152との間からの引き出し部分410から、平滑コンデンサ、パワーモジュール、バスバ電極等の部品を経由して、基板402への接続部分412まで延びる。
5 第1実施形態及び第2実施形態の第2変形例
図10は、本発明の例示的な第1実施形態及び第2実施形態の第2変形例の電力変換装置の平面図である。図11は、本発明の例示的な第1実施形態及び第2実施形態の第2変形例の電力変換装置に備えられる第1の電気回路及び第2の電気回路を図示する回路図である。
第2変形例は、第1の導電体線132a及び第2の導電体線132b、又は導電体線132が、ケース400の内側面に沿って配置される点で、第1変形例と相違する。
また、第2変形例は、基板402が、電力変換装置100に備えられる第2の電気回路420を備える点で、第1変形例と相違する。
図11に図示される第2の電気回路420は、第1の導電体線132a及び第2の導電体線132bの少なくとも一方、又は導電体線132の断線を検知する。
第2変形例においては、第2の電気回路420は、直列接続部430、第1の端子432及び第2の端子434を備える。直列接続部430は、直流電流源440及び無電流検知回路442を備える。第2の電気回路420は、第1の電気回路260から電気的に絶縁されている。
直列接続部430の一端及び他端は、それぞれ第1の端子432及び第2の端子434に電気的に接続される。直列接続部430においては、直流電流源440及び無電流検知回路442が電気的に直列接続される。第1の端子432及び第2の端子434は、それぞれ第1の導電体線132a及び第2の導電体線132bの少なくとも一方、又は導電体線132の始点及び終点の付近に電気的に接続される。
第1の導電体線132a及び第2の導電体線132bの少なくとも一方、又は導電体線132が断線した場合は、無電流検知回路442に電流が流れなくなる。第2の電気回路420は、無電流検知回路442に電流が流れなくなることを検知することにより、第1の導電体線132a及び第2の導電体線132bの少なくとも一方、又は導電体線132の断線を検知する。
第2変形例においては、第1の導電体線132a及び第2の導電体線132bの少なくとも一方、又は導電体線132が断線したことを検知することにより、ケース400に強い外力が加わってケース400が変形又は破壊したことを検知することができる。
また、第2変形例においては、第1の導電体線132a及び第2の導電体線132bの少なくとも一方、又は導電体線132が断線したことを検知することができることを利用して、電力変換装置100からの高電圧の出力を遮断することができる。
したがって、第2変形例においては、ケース400に強い外力が加わってケース400が変形又は破壊した場合に電力変換装置100からの高電圧の出力を遮断することができる。そのため、ケース400が変形又は破壊しているにもかかわらず電力変換装置100からの高電圧の出力が継続されつづける時間をほぼゼロにすることができる。そのため、電力変換装置100が自動車に搭載された場合に、衝突等により自動車に強い外力が加わったときに電力変換装置100からの高電圧の出力が継続されつづける時間をほぼゼロにすることができる。したがって、エアバッグセンサー等からの信号に従って電力変換装置100からの高電圧の出力を遮断する場合よりも高速で確実に電力変換装置100からの高電圧の出力を遮断することができる。
また、第1の接合面150と第2の接合面152との間以外の場所まで第1の導電体線132a及び第2の導電体線132b、又は導電体線132を延ばすことは、低コストで行うことができる。
この発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
100 電力変換装置
110 水冷冷却器
112 部品
120 水路装置
130 接合体
132 導電体線
132a 第1の導電体線
132b 第2の導電体線
134 絶縁体層
140 第1の構造体
142 第2の構造体
150 第1の接合面
152 第2の接合面
160 水路
200 接合媒体
210 複数の水の通過経路
260 第1の電気回路
420 第2の電気回路

Claims (14)

  1. 第1の接合面を有する第1の構造体、及び第2の接合面を有する第2の構造体を備え、前記第1の接合面が前記第2の接合面に接合され、第1の構造体と第2の構造体とで水路を構成する接合体と、
    前記第1の接合面と前記第2の接合面との間に配置される第1の導電体線と、
    前記第1の接合面と前記第2の接合面との間に配置され、厚さ方向に貫通する複数の水の通過経路を有する絶縁体層と、
    前記第1の接合面と前記第2の接合面との間に配置され、前記絶縁体層を介して前記第1の導電体線に接触する第2の導電体線と、
    前記第1の導電体線と前記第2の導電体線との間の導通を検知する第1の電気回路と、
    を備える水路装置。
  2. 前記第1の導電体線及び前記第2の導電体線の少なくとも一方の断線を検知する第2の電気回路
    をさらに備える請求項1の水路装置。
  3. 前記第1の導電体線は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなり、第1の外周面を有し、
    前記絶縁体層は、前記第1の外周面上に配置される第1のアルマイト被膜を備える
    請求項1又は2の水路装置。
  4. 前記第2の導電体線は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなり、第2の外周面を有し、
    前記絶縁体層は、前記第2の外周面上に配置される第2のアルマイト被膜を備える
    請求項1から3までのいずれかの水路装置。
  5. 前記絶縁体層は、樹脂からなり、格子状の平面形状を有する
    請求項1又は2の水路装置。
  6. 請求項1から5までのいずれかの水路装置を備える水冷冷却器。
  7. 請求項6の水冷冷却器と、
    前記水冷冷却器により冷却される部品と、
    を備える電力変換装置であって、
    前記第1の導電体線及び前記第2の導電体線は、前記第1の接合面と前記第2の接合面との間から、前記電力変換装置の内部の、前記第1の接合面と前記第2の接合面との間以外の場所まで延びる
    電力変換装置。
  8. 導電体からなり第1の接合面を有する第1の構造体、及び第2の接合面を有する第2の構造体を備え、前記第1の接合面が前記第2の接合面に接合され、第1の構造体と第2の構造体とで水路を構成する接合体と、
    前記第1の接合面と前記第2の接合面との間に配置され、厚さ方向に貫通する複数の水の通過経路を有する絶縁体層と、
    前記第1の接合面と前記第2の接合面との間に配置され、前記絶縁体層を介して前記第1の構造体に接触する導電体線と、
    前記第1の構造体と前記導電体線との間の導通を検知する第1の電気回路と、
    を備える水路装置。
  9. 前記導電体線の断線を検知する第2の電気回路
    をさらに備える請求項8の水路装置。
  10. 前記第1の構造体は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなり、
    前記絶縁体層は、前記第1の接合面上に配置されるアルマイト被膜を備える
    請求項8又は9の水路装置。
  11. 前記導電体線は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなり、外周面を有し、
    前記絶縁体層は、前記外周面上に配置されるアルマイト被膜を備える
    請求項8から10までのいずれかの水路装置。
  12. 前記絶縁体層は、樹脂からなり、格子状の平面形状を有する
    請求項8又は9の水路装置。
  13. 請求項8から12までのいずれかの水路装置を備える水冷冷却器。
  14. 請求項13の水冷冷却器と、
    前記水冷冷却器により冷却される部品と、
    を備える電力変換装置であって、
    前記導電体線は、前記第1の接合面と前記第2の接合面との間から、前記電力変換装置の内部の、前記第1の接合面と前記第2の接合面との間以外の場所まで延びる
    電力変換装置。
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